2013年11月09日

P「なんだこのノートは」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


P「・・・・・・なんで持って帰ってきちゃったんだろう」

P「これヤバイよな、これ問題になるよな、プライベートの侵害だよなぁ〜〜」

P「(ペラッ)」

P「でもすごく面白いし」

P「(ペラッ)」

P「そして誰のノートか気になる!!!」

P「・・・・・・そうだ!!」



〜翌日〜



P「(もちろん証拠隠滅のために元あった場所に朝一で置いておいた)」

P「(誰がそれを取るのかじっと見張っていたのだが・・・目を離したすきにノートは無くなっていた)」

P「(よっぽど見られたくないものだったんだろうなぁ・・・)」

P「(だけどそれは承知の上よ!!俺には次の作戦がある!!)」

P「(こうなることを予想して俺はポエムノートのポエムを暗記してきた)」

P「(その文章を日常に違和感なく織り交ぜることで)」

P「(その反応を見て誰のノートかを当てる!!!なんて完璧な作戦なんだ!!!)」

P「・・・とは言ったものの」

P「やはり雪歩なのかなぁ、いかにもポエム書いてそうなキャラだしなぁ」

P「よし、作戦決行だ」







ガチャッ

p「ただいまー」

春香「おかえりなさい!プロデューサーさん!」

真美「兄Cおかえり→」

雪歩「おかえりなさいプロデューサー、今お茶淹れてきますぅ」スタタタ・・・

真「おかりなさいプロデューサーっ!」

響「おかえりなさいだぞー」

P「あれ、小鳥さんはいないのか」

春香「あれ?今日はいませんねぇ」

響「あー!気がつかなかったぞ!」

真美「ピヨちゃんいつも仕事してないからいてもいなくてもわかんないよね→(笑)」

真「失礼だな真美・・・」

P「いや、いいんだ、こんど律子から厳しく叱ってもらうから」





P「(事務所には春香、真美、雪歩、真、響か)」

P「(よしこれでいくか、題はBLACK APPLE)」


乾いてる 満たされない 味気ない くだらない
黒く濁ったこの街で 取り残された

ただひとり 誰もいない 叫び声も 届かない
立ち上がるには手遅れで 何もできない 

リンゴ リンゴ 私はリンゴ
どうぞお食べください どうぞ採ってください
忘れられ 残された私は プライスレス
誰からも相手にされない私は
土に還るだけ 溶けて消えていくだけなの・・・


P「(この喋り口調が破壊力を2割増にしてるよな)」

P「(自分を植物に例えちゃうところとか)」

P「(悲しいヒロイン気取りなところとかも・・・)」

P「(名作だ・・・)」

P「よし、それじゃあいくぞ」




P「乾いてる」

真美「えっ兄C何が?」

真「あっほんとだこのパン乾いてますね」

P「満たされない」

春香「あっパンじゃ足りないなら私クッキー作ってきましたよ!」

響「やったぞ!自分もお腹すいてたんだ〜〜、春香のクッキーはおいしいからな〜〜」

春香「プロデューサーさんのために作ってきたんだから!まずはプロデューサーさん、どうぞ食べてください」

P「(パクッ)味気ない」

春香「!?」

響「なななな、何言ってるさプロデューサー!こんなにおいしいじゃないか!」

真「そうですよプロデューサー!うわあほんとにこれ美味しいよ春香!」

春香「・・・・・・」




P「くだらない」

春香「!?」

真「!?」

響「!?」

真美「!?」

響「いくらなんでもヒドイぞプロデューサー!!」

真「乙女の敵ですよ!!」

春香「ウワアアアアアン!!」ダッ

真美「はるるん!?」




P「黒く濁ったこの街で」

真「えっ?黒く濁った?」

響「あっ確かにこのクッキー焦げてるぞ」

真美「にしても兄Cひどすぎだよ→男なんだから細かいこと気にしちゃだめっしょ→」

P「取り残された」

真「いや焦げは取り残されていますけども」

響「プロデューサーがそんなに小さい男だとは思わなかったぞ!」

真美「たかが焦げくらいで!」

響「春香を探しに行かなくちゃ!」ダッ

真「ボクたちで見つけてきますからキチンと春香に謝ってくださいね!」ダッ

真美「うあうあ〜、兄Cのせいで仕事がひとつ増えちゃったよ〜、アイスひとつね!」ダッ

P「ただひとり 誰もいない 叫び声も 届かない」ポツン




雪歩「お茶ですぅ」コトッ

雪歩「私、聞いていましたけどあれはさすがにヒドいと思いますぅ」

雪歩「プロデューサーさんも追いかけていってください!」

P「立ち上がるには手遅れで」

雪歩「全然手遅れなんかじゃないですぅ!どうしたんですか?いつものプロデューサーだったら春香ちゃんを追いかけているはずです!」

P「何もできない」

雪歩「どうしたんですか?そんなネガティブな発言プロデューサーさんらしくありませんよぅ・・・」





ガチャッ


真「連れ戻してきましたよプロデューサー!」

響「ほら、春香」

春香「・・・・・・」

真美「あ→疲れたよ→ほんとにもう・・・」

真「ほら、春香、言いたいこと・・・あるんじゃないの?」

春香「あっ、あの、みんなから聞きました、プロデューサーさんの食べたクッキーに焦げがついていたこと」

春香「そのことも聞かずに事務所を飛び出してしまって、ほんとうにごめんなさい!」

春香「お詫びと言っては何なんですけど、もうひとつ作ってきたものがあるんです」

春香「私の庭で採れたみかんを使って作ったオレンジジュースです!」

雪歩「うわぁこれすごく美味しそうですぅ」

真「すごいね春香!自宅農園でもあるの?」

春香「う、うん、私のうち田舎にあるから庭がちょっと広くて、お父さんが果物とか野菜とか作ってるんだ、いっつも」

響「すっごくおいしそうだぞー!」

真美「やるね〜〜、はるるん、かっていてき〜〜」

春香「えへへへ・・・だからプロデューサーさん、これがさっきのお詫びです、どうぞ!」

P「リンゴ」

春香「!?」
響「!?」
真「!?」
雪歩「!?」
真美「!?」





P「リンゴ」

春香「・・・・・・」

真「ちょっ、ほら、プロデューサー、空気読んでくださいよ」

P「私はリンゴ」

響「プロデューサーが何を飲みたいかなんて聞いてないぞ!」

真美「うあうあ〜兄Cがここまで空気読めない人だと思わなかったよ〜」

雪歩「流石にありえません〜・・・」

真「プロデューサー、冷蔵庫のオレンジジュースこの前勝手に飲んで伊織叱られていたじゃないですか!好きですよね?」

響「飲まなきゃダメだぞ!プロデューサー!こんなにおいしいのに!」

春香「いや・・・みんな・・・無理に飲ませちゃ悪いよ、まずはプロデューサーさんの意見を聞こうよ、あの・・・飲みませんか?」

P「どうぞお食べください」

春香「・・・・・・」

真「プロデューサー!いくらなんでもひどすぎます!」

P「どうぞ採ってください」

真「ぐっ・・・・・・本当に怒りますよ?」






春香「やめて!真!」

真「でっ、でも・・・」

春香「そうですか・・・そうですよね、空気を読んでいなかったのは私の方でしたよね」

真「いや・・・春香・・・」

春香「疲れて帰ってきたプロデューサーさんに焦げ付きの失敗したクッキーは食べさせるし」

響「春香・・・」

春香「飲みたくないオレンジジュースは飲ませようとするし」

真美「はるるん・・・」

春香「それにいっつもいっつも転んだりドジしたり、心配ばっかりかけちゃってるし」

雪歩「春香ちゃん・・・」

春香「でも・・・でも・・・お願いです、私これをプロデューサーさんに飲んで欲しいんです」

春香「プロデューサーさん、初めてのオーディションで惨敗して泣きじゃくる私に、こう、言いましたよね」

春香「春香!お前はほn」

P「忘れられ」

春香「!?!??!??!?」
響「!?」
真「!?」
雪歩「!?」
真美「!?」




春香「わす・・・忘れ・・・うわぁぁぁぁぁぁあああん!!!!!」ダッ

真「春香!」ダッ

響「春香!待って!」ダッ

真美「うあうあはるるんマジ泣きだよ〜〜ダッ」

P「残された私は プライスレス」

雪歩「(ユラァッ)」

雪歩「残されてなんていませんよ?」ニコッ

雪歩「プロデューサにはきつ・・・ちょっとお仕置きが必要見たいですぅ」ニコッ

雪歩「(シュッ!)」

P「ガッ!?」




真「いい気味ですよ!乙女の純情を弄んだ罰です!」

響「そーだそーだ!」

雪歩「きっちり反省したら穴から出してあげますから」

真美「うあうあ〜確かに兄Cもえげつないことしたけど、人間をディグダみたいにしちゃう雪ピョンまじ怖いよ〜」

雪歩「いけない子には躾が必要だからね」ニコッ

真美「(この人だけには逆らわないようにしておこう)」

真「ちゃんと反省して、春香に謝ってくださいね」スタスタ

響「さーて春香の作ってきてくれたクッキーとジュース食べるぞ〜」スタスタ

真美「あっ、兄Cアイス忘れないでよね」スタスタ

雪歩「ニコッ」スタスタ

P「誰からも相手にされない私は」

P「土に還るだけ 溶けて消えていくだけなの・・・」






P「ってアレ?アレ!?」

P「なんでこんなことになってんの!?なんで土に埋まってんの!??!??!」




P「もう他人の黒歴史には触れないようにしよう・・・トホホ・・・」








おしり


見切り発車で適当に初めて見たんですが難しすぎて泣きそうですピヨ
長文書ける人マジリスペクトです・・・

でももう少し頑張ってみようと思います

08:05│アイマス 
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