2014年07月15日

モバP「もう無理です...」レナ「まだまだよ♪」

のんびりと書いていきます



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ズシャアアアアアア....









P「うわわわわっ!」



レナ「イヤッホー!」





ドボーン!!





レナ「あー、楽しいわね♪」



P「ぷはっ!はぁ...はぁ...」



レナ「ねえねえ、もう一回やりましょ?」



P「も、もう無理です...」



レナ「まだまだよ♪せっかくのリゾートなんだから!」



P「でも...」





紗南「ヤッホー!」ドカッ



P「ぐはぁっ!」





ザバーン!!





紗南「あっ、ゴメンPさん!前見てなかったよ!」



レナ「ダメよ紗南ちゃん、気を付けないとね」



紗南「うん、ゴメンゴメン」テヘッ



P「おいこら...」

レナ「けっこうすごいプールよね、ここ」



P「オープンしたばかりのリゾートホテルですからね、豪華さがウリみたいですし」



紗南「ウォータースライダーもおっきくてスリル満点だしね!」



P「だな...もう充分スリルを味わったよ...」



紗南「でもオープンしたばかりにしてはあんまり人いないね?」



P「今日は平日だからじゃないか?休日はすごい混むらしいけどな」



レナ「ちょうどいいじゃない、この豪華なプールをゆっくりと堪能できるわけだし♪」



紗南「うんうん!前乗りしてきてよかったね!」



P「まあそう言われればそうかな」



紗南「だけどあたしたち3人しかいないってのがなー」



レナ「愛結奈ちゃんたちも来れればよかったわねぇ...」



P「スケジュールの都合ですからね、しょうがないです」



紗南「じゃああたしたちは前乗り出来なかった人たちの分まで遊ばないとね!」



レナ「そうね、思いっきり楽しみましょ♪」

P「レナさんに紗南、ふたりともなにか忘れてないか?」



レナ・紗南「えっ?」



P「俺たちは遊びに来たわけじゃない、明日このプールで開催されるイベントのために来てるんです!」



P「今プールにいるのも、明日のイベントの流れを確認するためであって決して...んぐっ...」



レナ「まあまあ♪」ピトッ



紗南「もう、Pさんはいっつもマジメなんだから、そんなんじゃ疲れちゃうよ?」



P「だが気を抜いてると...」



レナ「気を張ってばっかりだと参っちゃうわ、リラックスも必要でしょ?」



P「そうですけど...」



レナ「こんな豪華な所に来る機会はめったにないもの、明日のためにも英気を養っておかないとね」



紗南「そうそう♪明日頑張る為に今日はいっぱい楽しまなくちゃってことだよ!」



P「むぅぅ...」



レナ「それに...」ススッ...







レナ「プールでのデートも、悪くないと思わない?」ボソッ







P「うっ...」



紗南「どうしたの?」



P「えっ、あっ、いやなんでも...」



レナ「フフッ♪」

プカプカ...





P「あぁー...」



レナ「ふふっ、どうしたのそんなにボーっとしちゃって♪」



P「いえ、別に...紗南は?」



レナ「あっちにいるわ、プールサイドでゲームしてるけど」



P「プールにまで来てゲームか...まったく...」



レナ「Pさんこそ泳がないの?さっきから浮き輪に乗って浮いてばっかりだけど」



P「いえ、レナの言うとおりたまにはのんびりしてみようかと思っただけですよ...」



レナ「その方がいいわ、いつもは働き過ぎなくらいなんだから」



P「そうですねぇ...こうしてるとなんだかボーっとしてくるなぁ...」



レナ「ふふっ♪」





チュッ





P「あっ...」



レナ「マジメな顔も素敵だけど、そうやってのんびりしてる顔も可愛いわよ、ダーリン♪」

P「ちょっ...誰かに見られたら...」



レナ「大丈夫、今は私たちしかいないわ♪」



P「どこでだれが見てるかもわからないのに...」



レナ「ふふっ、そうね♪ゴメンなさい、でもね...」





ギュッ





レナ「最近忙しかったし、こうしてのんびりする時間もなかったでしょう?」



P「ええ...」



レナ「だから嬉しいのよ私、お仕事とはいえPさんとこうしてのんびりプールに入れるんだもの...」



P「そうですね...」



レナ「Pさんはどう?」



P「...俺も嬉しいですよ、レナとこんな豪華なホテルに来れて...」



レナ「ウフフ♪社長から前乗りの許可が下りた時、年甲斐もなくウキウキしちゃったのよ?」



P「張り切って準備してましたもんね」



レナ「水着も新しいのを買ったんだけど...ちょっと頑張りすぎちゃったかも...」



P「は、はぁ...」



レナ「大丈夫よね、この水着...」

P「......」



レナ「どう?子供っぽくないかしら、この色...」



P「......」ジーッ



レナ「んっ?あら...ふふっ♪」





レナ「もう...どこ見てるの?」





P「あっ...」



レナ「本当にわかりやすいわね、困っちゃう♪」



P「す、すみません...」



レナ「ふふ、別に怒ってないわ」



P「はい...」



レナ「それより...私、変じゃない?」



P「変なわけないです、すごく似合ってますよ」



レナ「セクシーだと思う?」



P「とっても」



レナ「ありがと♪これで明日はいっぱい視線もらえるわよね?」



P「もちろんです、みんなメロメロになりますよ」



レナ「Pさんは?」



P「...言わなきゃダメですか?」



レナ「うん、聞きたいわ♪」



P「...もうなってます」



レナ「よかった♪」チュッ

P「んっ...明日は観客も大勢入れるそうですから、頑張ってくださいね」



レナ「もちろんよ、結構派手なゲームをやるそうじゃない?」



P「まあそこそこは...」



レナ「きっとお客さんも喜んでくれるわね♪」



P「だと思います、ただちょっと心配なのが...」



レナ「なあに?」



P「その...レナの水着、セクシーなのはいいんですけど...」



レナ「だけど?」



P「あの...かなり飛んだり跳ねたりするそうなので...」



レナ「ああ、私が観客にサービスしちゃうんじゃないかってこと?」



P「......」



レナ「ふふっ、大丈夫よ♪ちゃんと気をつけるから、見えそうで見えないような感じにしてみせるから」



P「そうなればいいんですが...」



レナ「ちゃんと気をつけるわ、それに...」







レナ「ダーリン以外の人に見せたりしないから安心してちょうだい♪」







P「っ...///」



レナ「それよりお腹空いてない?何か食べに行きましょうよ」



P「ええ、そうしましょうか」

−−−−−−





レナ「あっ、焼きそばが売ってるみたいよ」



P「うーん、泳いだ後のラーメンとか焼きそばってすごく美味しく感じるんですよね」



レナ「じゃあ決まりね、買ってくるから待ってて」



P「いえ、俺が...」



レナ「いいのよ、そこのベンチに座っててちょうだい」



P「すみません、あとでちゃんと払いますから...」



レナ「もう...気にしないでってば、ゆっくりしてて♪」パチッ





P「ふぅ...」



P「レナさんと紗南の言うとおり、こんなホテルに来る機会なんてなかなかないよなぁ...」



P「帰ったら社長にお礼を言わないと...あと、ちひろさんにもなにかお土産を買って行かないとな」



P「まあ、まずは明日のイベントを成功させるのが第一だけど...」



P「明日はまず9時に集合して、それから...」

レナ「お待たせ...あら?」



P「確かあのへんに観客を入れる手筈になってたから、そう考えると...」



レナ「ちょっと?」



P「えっ?」



レナ「買ってきたわよ」ガサッ



P「ああ、ありがとうございます」



レナ「明日のこと考えてたの?」



P「ええ、まあ...」



レナ「本当にマジメなんだから...」



P「ゴールデンタイムに放映される予定ですからね、そりゃいろいろと考えることも...」



レナ「わかってるわ、それよりこれ見て?」



P「ソフトクリーム?買ったんですか?」



レナ「店員さんがサービスしてくれたのよ、私のファンなんだって♪」



P「なるほど、レナさんも有名になったって事ですね!」



レナ「フフッ、そうね♪応援してますって言ってたわ」



P「そういう人がいると、俺も仕事にやる気が出てきますよ」



レナ「そう言うと思ったわ♪ねえPさん、これ持って、両手がふさがってたらイロイロ困るの」

P「はい、両方とも俺が持ちますよ」



レナ「ダメ、片方だけ持って」



P「片方だけ?いいですって、両方とも...」



レナ「だってそれじゃ、Pさんの両手がふさがっちゃうわ」



P「なにか問題でも...」



レナ「ダメよ、ダーメ♪それも困るの」



P「うーん、そこまで言うならその焼きそばだけ...」



レナ「ええ、お願いね、あっちのベンチで食べましょ♪」



P「でも、なんで俺の手がふさがると困るんですか?」



レナ「フフッ、だって...」





ギュッ





レナ「両手がふさがってたら、手がつなげないでしょ?」

P「ちょっ...」



レナ「なあに?」ギュウウウウ



P「誰が見てるか...」



レナ「平気よ、誰もいないもの」



P「うぅぅ...」



レナ「私とPさん、どっちかの両手がふさがってても手がつなげないわ」



レナ「だから、半分こ♪」



P「は、はぁ...」



レナ「フフッ、照れちゃって...可愛い♡」



レナ「それよりほら、お腹減ってるでしょ?一緒に食べましょう」



P「は、はい...」

P「それじゃ...」





P・レナ「いただきます」





P「やっぱり泳いだ後にはこういうメニューに限りますね」パキッ



レナ「そうね、なんだか無性に食べたくなるわよね」



P「レナさんは焼きそばとか好きなんですか?」



レナ「まあ嫌いじゃないわ、でも食べるのは結構久しぶりよ」



P「あれ、そうだったんですか?」



レナ「一人だとなかなかね...それより先にソフトクリームを食べてもいいかしら?」



P「ええ、どうぞ」



レナ「ゴメンなさいね、早く食べないと...」





ポタッ





レナ「あんっ、垂れてきちゃった...」

P「おっと、溶けちゃいましたか」



レナ「ええ、指についちゃった...」ペロッ



P「あっ...」



レナ「ちゅっ...ちゅぱ...」



P「......」ジーッ



レナ「んっ...甘くて美味しい...」



P「......」ゴクリッ



レナ「ぺろっ...あふっ...んっ?」



P「ギクッ!」



レナ「フフッ、どうしたの?そんなにジロジロ見て...」



P「い、いえ...別に何も...」



レナ「ウソ、Pさん顔にすぐ出るからバレバレよ?」



P「ぐっ...」



レナ「どこ見てたのかしら?フフッ、困っちゃう♪」

P「す、すみません...」



レナ「別に怒ってないわ、それより...私が指についたソフトクリームを舐めるのがそんなに珍しい?」



P「め、珍しいとかじゃなくてですね...その...」



レナ「その?」



P「...目の毒なんですよ、そういうレナさんを見るのって...」



レナ「あらそう?」



P「だって...なんだか...エロいし...」



レナ「今さら?もっとすごいのも見てるでしょ?」



P「それは...そうですけど...」



レナ「ふふ、Pさんもソフトクリーム食べたい?」



P「えっ?まあ...好きですし...」



レナ「そう、じゃあちょっとだけあげようかしら♪」ペタッ



P(んっ、ソフトクリームに指を突っ込んだぞ?)







レナ「はい、あーん♪」



P「っ!!」

P「あの...レナさん、これは...」



レナ「いらないの?」



P「いや、いらないとかじゃなくて...」



レナ「ほーら、早くしないと垂れてきちゃうわよ?」



P「ですが...」



レナ「遠慮しないの♪」ズイッ



P(むぅぅ...レナさんは時々こういうイタズラを仕掛けてくるなぁ...)



P(しかも心底楽しそうな笑顔で...)



P(ええい、ままよ!)



P「いただきます!」





パクッ





レナ「んっ...」

P「んむぅ...」



P(レナの指...やっぱり細くて長くて綺麗だな...)



P(それになんだかあったかくて...柔らかい...)



P(ソフトクリームも甘くて美味しい...)



レナ「ひゃう...」



P「あっ...」



レナ「んっ...美味しかった?」



P「え、ええ...」



レナ「くすぐったかったわ、夢中で舐め回すんだもの...」



P「す、すみません...」



レナ「そんなに美味しかった?」



P「は、はい...それに...レナの指は細くて...柔らかくて...」



レナ「フフッ、ありがと♪でもちょっと恥ずかしいわね...」

紗南「あー!Pさんとレナさんソフトクリーム食べてる!」



P「よ、よう紗南、どうしたんだ?」



紗南「そろそろお腹減ったし、ゲームもキリのいいところまで勧めたからなにか食べようと思ってたんだ」



レナ「じゃあいっしょに食べましょうよ、焼きそばもあるわよ」



紗南「焼きそば!?食べる食べる♪泳いだ後ってそういうのが無性に食べたくなるんだよねー♪」



レナ「ふふっ、そうなのよね♪はい、どうぞ」



紗南「うん、ありがとレナさん!」



レナ「私たちも食べましょうか、焼きそば」



P「ええ、そうしましょう」



紗南「ん〜、美味しい!やっぱこれだよね」



レナ「あんまり急いで食べると、のどに詰まるわよ」



紗南「大丈夫大丈夫...ゲホッ!ゲホッ!」



P「ほら、言わんこっちゃない、ジュースも飲め」



紗南「ケホッ、ありがと...ゴクゴク...ふぅ...」



レナ「気をつけなきゃダメよ?明日はイベントなんだから」



紗南「うん、わかってる...でもなんだか...」



P「どうした?」



紗南「こうしてると親子みたいだね、あたしたち!」



P「なっ...」



レナ「...フフッ、そうかもね♪」

−−−−−−





P(親子みたい、か...)



P(なんか紗南があんなこと言ったせいで...妙に意識しちまうな...)



P(あの場合、どう考えても紗南が子供で...俺とレナが...)



P「まあ、そういうのを考えないわけじゃないが...」



P(いかんいかん!まずは明日のイベントを成功させる事を考えなければ...)



P(気晴らしにブラブラするか...お土産も見ておきたいし...)







レナ「あら、Pさん?」



P「あっ、レナ...」



レナ「Pさんもブラブラしてるの?」



P「ええ、レナも...」



レナ「そうよ、紗南ちゃんと遊んでるの♪」

P「紗南は?」



レナ「そこのゲームコーナーよ、太鼓叩いてるわ」



P「あいつ...仕事で来てるって事忘れてるんじゃないだろうな...」



レナ「まあまあ、こんなに大きなホテルに来れて嬉しいのよ、大目に見てあげて」



P「うーん、まあ仕事をきちんとやってくれれば...」



レナ「その辺は大丈夫でしょ?紗南ちゃんだもの」



P「...ええ、そうですね」



レナ「ところで、Pさんもゲームしに来たの?」



P「いえ、そうじゃないんですけどお土産選んでおこうかなって」



レナ「ああ、なるほどね、社長やちひろさんへのお土産ってわけね」



P「そうです、前乗りを許可してもらいましたからなにかお礼を渡しておきたいなって...」



レナ「それなら、私も一緒に選んでもいいかしら?」



P「もちろんです、お願いします」

レナ「うーん、どういうのがいいかしらね?」



P「あっ、このクッキーなんかどうでしょう?」



レナ「まあ無難な選択よね、でもどうせならもっとおもしろい物を...」



「なにをお探しですか?」



P「ちょっとお土産になるような物を探してるんですけど」



「でしたらこちらのスイーツはいかがでしょう?」



P「へぇ、これはこのホテルでしか買えないんですか?」



「ええ、よくお土産に買って行かれる方が多いですよ」



レナ「いいんじゃない?これなら喜ばれそうよ」



P「ええ、それじゃコレいただけますか?」



「ありがとうございます、他になにかお探しの物はございますか?」



P「うーん、そうだなぁ...」



「なんでしたら、このワインなどいかがでしょう?」



P「ワインですか...」



「はい、味もすっきりしていて飲みやすいと思います、奥様とお二人で飲んでいただくにはぴったりかと...」



P「お、奥様って...いや、そんなんじゃ...」



レナ「あら、そうなんですか?だったらいただきましょうよ、アナタ♡」ギュッ



P「ちょっ、レナ...」



「お買い上げありがとうございます♪」

レナ「フンフ〜ン♪」



P「嬉しそうですね?」



レナ「そう見える?」



P「ええ、ニコニコしてますし」



レナ「ねえPさん、今の私たちってやっぱり夫婦に見えるのかしらね?」



P「そう...みたいですね」



レナ「そう、ふふっ♪」



P「レナ、そのワイン今夜飲むんですか?」



レナ「ええ、そのつもり♪」



P「明日のイベントに差し支えるような飲み方はしないでくださいね?」



レナ「わかってるわ、それよりPさんも今日一緒に飲んでくれるでしょ?」



P「まあ、ほどほどになら...」



レナ「ふふっ、楽しみにしてるわね」

紗南「あっ、Pさんにレナさん、何買ったの?」



P「事務所へのお土産だよ」



レナ「それとお酒♪」



紗南「むー、ズルイな二人して」



レナ「あとで紗南ちゃんも行ってみるといいわ、色々あったわよ」



紗南「うん、そうする!」



P「紗南はまたゲームか?」



紗南「まあね、こういうホテルとか旅館に来たらゲームコーナー巡りは欠かせないよ♪」



P「なるほどなぁ」



紗南「Pさんも一緒にやろうよ!ほら、タイクラ4だよ♪」



P「シューティングゲームか、こう言うのは苦手なんだけど...」



レナ「そんなこと言わずにやってみたら、おもしろそうじゃない♪」



紗南「そうそう、せっかくなんだしさ!」



P「まあ、ふたりがそういうんなら...」



紗南「んじゃ、あたしが1P側でPさん2P側ね!」

バン! バンバン!





紗南「ほらPさん、そっちの敵撃って!」



P「こ、これだな!うわ、なんか虫みたいなのが!」



紗南「それにはショットガンが効くの!武器を交換して!」



P「えっ?えっ?交換ってどうやるんだっけ?」



紗南「画面の外でトリガー引くんだってば!」



P「画面の外で...あっ!」





バシューン!





P「やられた...」



紗南「もう!全然ダメじゃん、意外と下手なんだね?」



P「だからこういうの苦手だって言ったじゃ...」



レナ「ねえ紗南ちゃん、次は私がやってみてもいい?」



紗南「いいよ、じゃあPさんと交代ね」



P「やったことあるんですか?」



レナ「ううん、見るのも初めてよ、でもなんだかおもしろそうじゃない♪」



P「レナらしいですね...」



レナ「どうやるのこれ?」



紗南「ペダルを踏んでから相手を狙って撃つの」



レナ「なるほどね、じゃあ始めましょ♪」

−−−−−−





バン バン!





紗南「レナさん、そっち!」



レナ「オッケー!」



紗南「ああもう!虫がうっとおしいなぁ!」



レナ「任せて♪えいっ!」



P「おおっ、上手い...」



紗南「もうちょい!もうライフないよ!」



レナ「これでとどめ!」



紗南「あっ、やった!エンディング!」



レナ「ホントに?やったわ!」



P「すごい、クリアしちゃった...」



紗南「イエーイ!レナさんやるね!」パンッ!



レナ「紗南ちゃんのおかげよ♪」

P「上手だなぁ、ふたりとも」



紗南「Pさんが下手すぎなんだよ」



P「ぐっ...まあそれは否定できないが...」



レナ「他になにかおもしろそうなのある?」



紗南「ちょっと待っててね、探してくるから!うーんと...」キョロキョロ...





レナ「ふぅ、楽しかった♪」



P「すごいですね、初めてには見えませんでしたよ」



レナ「そうかしら?」



P「銃を持ってるレナは、わりと絵になりますね」



レナ「そう思う?」



P「はい、なんだかとっても...」



レナ「ふふっ、Pさん?」



P「えっ?」





レナ「BANG!」





P「おっと...」



レナ「どう?Pさんのハートも、撃ちぬけた?」



P「...ええ、ど真ん中を...」



レナ「当然よ」ギュッ





レナ「狙った獲物は外さないんだから♪」チュッ



P「レナ...」





紗南「ねえねえレナさん、これなんかどうかな?」



レナ「はーい、今行くわ」

P「何を見つけたんだ紗南?」



紗南「これだよ!」



レナ「ああ、これなら知ってるわ、エアホッケーでしょ?」



紗南「そうそう、結構楽しいよ」



レナ「ふーん、それじゃPさん、一緒にやらない?」



P「オッケーです、これならできますから」



レナ「ふふっ、じゃあ負けたら罰ゲームよ?」



P「いいですよ、でも本気で行きますからね?」



レナ「もちろんよ、やるからには負けないわ♪」



紗南「おっ、なんかイイ感じだね、じゃ二人の勝負って事で!」



レナ「準備いい?」



P「大丈夫です」





紗南「それじゃ、はじめー!」

−−−−−−





レナ「はっ!」



P「くっ!」



レナ「えいっ!」





ガシャーン!





P「あっ...」



紗南「はい、またレナさんのポイント」



レナ「どうしたのPさん?本気で来るんじゃなかったの?」



P「も、もちろんですけど...」



紗南「Pさん頑張って!点差がどんどん開いてる」



レナ「そんなんじゃ負けちゃうわよ?次行くわね!」



P「は、はぁ...」





P(そりゃ本気でやってるつもりだけどさ、ただ...)





レナ「ほっ!」ブルン♪



レナ「とりゃっ!」バルン♪



レナ「ほらほら♪」ドタプーン♪





P(パックを見ようと思っても、レナさんの立派なのが右に左に揺れて...集中できないんだってば...)





ガシャーン!





レナ「よし!また私のポイントね!」

−−−夜 Pの部屋−−−





レナ「ふぅ、美味しいわ...このワイン♪」



P「そうですね、志乃さんにも買っておけばよかったかも」



レナ「ダーメ、これは私たちだけのよ♪」



P「嬉しそうですね」



レナ「まあね、勝利の美酒に酔ってるって感じかしら♪」



P「あの後は結局俺のボロ負けでしたもんね...」



レナ「ここのホテル、夕食もとっても美味しかったわね」



P「ええ、紗南も喜んでたみたいですし」



レナ「紗南ちゃん、部屋に戻ったらすぐに寝ちゃったわ、いつもならゲームするのに」



P「きっと遊び疲れですよ、今日は一日遊んでましたからね」



レナ「そうね、私もとっても楽しかったわ」



P「レナが楽しそうでなによりです」



レナ「ふふっ、ありがと♪でも...」







レナ「これからは...オトナの時間でしょ?」

P「レナ...」



レナ「ふふっ...」ギュッ



P「酔ってます?」



レナ「少しね、Pさんももっと飲んで」



P「明日の仕事に...」



レナ「ダメ、今日の勝負は私が勝ったんだから、命令よ♪」



P「ふぅ、わかりました...」



レナ「ほら、飲ませてあげる...」



P「自分で...んっ...」



レナ「ちゅっ...んんっ...ひゃう...」



P「んんっ...」



レナ「ふぅ...美味しい?」



P「ええ...」



レナ「あんっ...服にかかっちゃったわ...」



P「そうですね...」



レナ「脱いじゃうわね...」

パサッ





レナ「ふぅ...」



P「......」



レナ「んっ?どうしたのそんなのジロジロ見て」



P「...綺麗だなと思って」



レナ「見るの初めてじゃないでしょ?」



P「いえ、何度見ても綺麗です...」



レナ「フフッ♪ほら、Pさんも脱いで...」



P「あっ...」





パサッ





レナ「ちゅっ...Pさんも素敵よ...」



P「レナ...」



レナ「ねえ、キスしてくれないの?」



P「してもいいですか?」



レナ「クスッ、いちいち確認しなくてもいいわ♪」



レナ「好きな時に、好きなところにしていいのよ...」



P「じゃあ...んっ...」チュッ

ドサッ





レナ「Pさん...」



P「んむっ...なんですか...?」



レナ「今日のエアホッケーの時...ずっと私の胸...見てたでしょ?」



P「...知ってたんですか」



レナ「ふふっ...何でもお見通しよ♪」



P「参ったなぁ...」



レナ「本当にエッチなんだから...」



P「すみません...」



レナ「でも今なら...好きなだけ触ってもいいわ...」



P「好きなだけ?」



レナ「ええ...触っても吸っても...何をしてもね...」



P「レナ...」



レナ「んんっ...♡」



P「綺麗だ...それに柔らかくて...あったかくて...」



レナ「はぁ...もっと触って...」

P「ちゅっ...ちゅうううう...」



レナ「あっ...あっ...」



P「レナ...ちゅううう...」



レナ「ダーリン...聞いて...」



P「んっ...?」



レナ「今日...売店の店員さんに、夫婦と間違われたでしょ?」



P「ああ...」



レナ「あれ、どう思った?」



P「どうって...その...」



レナ「私はね...すごく嬉しかった...」



レナ「Pさんの...アナタの傍にいても...変じゃないんだって...」



レナ「ちゃんと...そういう関係に見えるんだって思ったの...」



レナ「本当なら...飛び上がって喜びたいくらいに...嬉しかったのよ?」



レナ「ディーラーだった頃...どんなに大勝負に勝った時も...あんなに嬉しいことはなかったわ...」

P「......」



レナ「Pさん?」



P「...変なわけないでしょう?」



レナ「えっ?」



P「むしろ俺の方こそ、いつも不安だったんです...」



P「レナみたいな人と一緒にいても...その...全然釣り合いが取れてないんじゃないかって...」



P「レナはこんなに綺麗でカッコいいですけど、俺はただの普通の男だし...」



P「...でも、今日の売店の店員とか...紗南が親子みたいだって言ってくれた時に...」



P「ああ、俺はこの人と一緒にいても...そう見えるんだって思って...」



P「ようするに...レナと同じですよ」



レナ「...そう、同じなの♪」

P「はい...それと...」



レナ「なあに?」



P「い、勢いに任せて言ってしまいますけど...兵藤レナさん!」



レナ「はい?」



P「その...今すぐには無理ですけど...」ギュッ



P「お、俺と...け...け...」



レナ「け?」



P「えっと...つまり...」



レナ「Pさん!」ガシッ



P「は、はい...」



レナ「勝負には...思い切りも必要よ!」



P「はい...」



レナ「イメージするの、成功を...」



P「成功...」





P「...レナ」



レナ「なあに?」







P「俺と...結婚してください、一生大事にしますから...」



レナ「....はい」

P「ふぅ...」



レナ「ふふっ♪」



P「なんですか?」



レナ「だって...あんまり緊張してるんだもの♪」



P「そ、そりゃ緊張しますよ...」



レナ「可愛いわね♡」チュッ



P「どうも...あと、具体的な時期とかは...その...」



レナ「お任せするわ、Pさんの事信じてるもの♪」



P「はい、必ず...」



レナ「ねえPさん、結婚するにあたって...条件を出してもいい?」



P「条件?」



レナ「ええ、ひとつめは...浮気はしないこと」



P「し、しませんよ!」



レナ「本当に?」



P「当たり前です、こんな素敵な人が近くにいるのに...浮気なんて...」



レナ「ふふっ、そうよね♪」



P「ふたつめは?」



レナ「そうね...毎日『愛してる』って言ってくれること」



P「わかりました...」



レナ「今からよ...」



P「愛してるよ...レナ...」



レナ「ええ、私もよ...」チュッ





ドサッ

P「んっ...」



レナ「ちゅっ...んんっ...あむっ...」



P「愛してる...」



レナ「もっと...もっと言って...」



P「好きだ...レナ...本当に愛してる...」



レナ「うん...嬉しい...♡」



P「もう...離しません...」



レナ「ええ...強く...強く抱いて...」



P「レナ...」ギュウウウウウ



レナ「あっ...最後の一つは...」



P「...なんですか?」



レナ「...ウェディングドレス...着させてね?」



P「ええ、もちろんです...」



レナ「子供のころからの...夢なんだから...」



P「可愛いです...」



レナ「あんっ...ダーリン...」









レナ「今夜は...いっぱい可愛がってね...」





−−−



−−−−−−−−

チュンチュン...





P「んっ...」パチッ



P「朝か...」



P「今何時だ...?」モゾモゾ



P「あれ...動けない...」



レナ「すぅ...すぅ...」



P「レナ、寝てるのか...」



レナ「ん〜...」ギュウウウウウ



P「レナの抱き枕になってるのか、俺...」



レナ「むにゃ...」



P「ちょっと腕をほどいて、と...」



レナ「んんっ...」ギュウウウウウ



P「あれ?ますます力が強く...」



レナ「すぅ...」ギュウウウウウ



P「おかしいな...」



レナ「ん〜...」



P「...起きてますね?」



レナ「ふふっ、気付いた?」パチッ



P「そりゃ気付きますよ、ギュッと抱きついて放してくれないんですから」



レナ「だって、離れたくないんだもの♪」チュッ

P「いつから起きてたんですか?」



レナ「ついさっきよ、ダーリンの寝顔を見てたの」



P「俺の寝顔なんて見てもおもしろくないでしょう?」



レナ「そんな事ないわ、とっても可愛いからずっと見ていたいくらいよ♪」



P「ずっとはダメですよ、今日はイベントなんですから」



レナ「わかってるわ、ところで今何時?」



P「えーっと...6時ですね...」



レナ「集合は9時だったわよね?」



P「そうです、それまでに準備しないと...」



レナ「まあまあ慌てないで、まだ時間あるじゃない」ギュッ



P「でも、余裕を持って行動しないと...」



レナ「その前に何か忘れてない?」



P「何か?」



レナ「おはようのキス、してくれないの?」



P「...おはようございます」チュッ



レナ「んっ...おはよう...」

P「レナ、昨夜は...その...」



レナ「なあに?まさか、なかった事にしてくれ、とか言うつもり?」



P「いや、そんなわけはないですけど...」



レナ「そう、よかった♪」



P「ただ...今日のイベントに備えて早く休むつもりだったのに...」



レナ「ずいぶんと夜更かししちゃったわね♪」



P「はぁ...」



レナ「見て、ワインも空よ?」



P「うーん...思いのほか酔っぱらってしまったからなぁ...」



レナ「後悔してる?」



P「いえ、そんなことは!」



レナ「ふふっ、社長にはなんて説明するの?」



P「えーっと...なんて言おう...とりあえず自分の気持ちを正直に...」



レナ「納得してくれるかしらね?」



P「ですよねぇ...うーむ...」



レナ「ふふっ、大丈夫♪私も一緒に行って、一緒に怒られてあげるわ」



P「クビになったらどうしよう...」



レナ「その時は私が養ってあげるわよ♪」



P「いえ、そういうわけにはいきません、なんとか説得してみます!」



レナ「うふふ、その意気その意気♪」

P「さっ、話はこれくらいにて、そろそろ起きましょう」



レナ「もう起きるの?まだ早いわよ」



P「いえ、シャワー浴びたり色々と...」



レナ「ふーん...」





グイッ!





P「うわっ!れ、レナ?」



レナ「9時に集合なんでしょ?」



P「え、ええ...」



レナ「なら、もうひと汗かいてから行かない?」



P「だ、ダメですよ...昨夜あんなに...」



レナ「ダメ?でもPさんのここは...したいみたいよ?」



P「こ、これは...」



レナ「これは...なあに?」



P「裸のレナに抱きつかれてたら...誰だって...」



レナ「ふふっ、元気ねぇ♪」





レナ「Pさんはそのままでいて」



レナ「私が...動くから...あんっ...」

Prrrrrr♪





紗南「うーん出ないや、まだ寝てるかな...」





ガチャッ





P『も、もしもし?』



紗南「あっ、繋がった、おはよPさん」



P『紗南か...お、おはよう...』



紗南「ゴメンね朝早くから、まだ寝てた?」



P『いや、大丈夫だ...お、起きて...うっ...たよ...』



紗南「そっか、ふわぁ...ならいいんだけどさ」



P『ど、どうしたんだ?』



紗南「あのね、7時からロビーで朝ごはんらしいから一緒に行こうかなと思って」



P『あ、ああ...いいぞ、7時からだな?一緒に行こう...』



紗南「うん、ところでレナさん知らない?部屋にいないんだ」



P『お、俺の部屋にいるよ...まだ...うあっ...寝てる...』



紗南「なーんだ、やっぱりPさんの部屋にいたんだ、昨日結構お酒飲んだの?」



P『ま、まあ...少しはな...』



紗南「じゃあさ、二日酔いで辛いかもしれないけど、お仕事がんばろうって言っといてよ、今日はいい天気だしさ」



P『わ、わかった...くっ...伝えとく...』



紗南「それじゃ7時にロビーでね、それじゃ」ガチャッ







紗南「Pさん、なんだか辛そうだったな?息切らしてたし」



紗南「やっぱり二日酔いかな?飲みすぎなんだから、まったく...」



紗南「まあいいや、シャワー浴びようっと...」スタスタ

P「ふぅ...」



レナ「紗南ちゃん?」



P「7時から...うっ..朝ごはんだから一緒に行こうって...」



レナ「そう...んっ...じゃあ私も行こうかしら...」



P「ええ...だから...早くシャワー浴びないと...」



レナ「うん...でもその前に...Pさんを負かしてから...あんっ...」



P「うあぁ...レナ...」



レナ「昨日...昼の勝負は私の勝ちだったけど...」



レナ「夜は...私の5戦全敗だったもの...」



レナ「一度くらい...勝ちたいわ...んっ...」



P「そんな...あっ、それすご...」



レナ「んんっ...Pさんのここ...とっても強い...」



レナ「私...負けっぱなし...ステキよ...」



P「も、もう無理です...」



レナ「まだまだよ...旦那様♪」



レナ「覚悟してね...」









レナ「もう...離さないんだから...」









おわり



21:30│兵藤レナ 
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