2013年11月09日

春香「美希の首を刎ねちゃった!」

美希「春香、クッキーまだなの?」

春香「もう少しで出来るから待っててって言ったでしょ?」

美希「あふぅ。なんだかお腹空いたの」


春香「あ〜料理してるところを邪魔しに来ないでよ……」

美希「料理って言ってもお皿とか洗ってるだけなのに」

春香「だから、包丁とかも洗ってるし、転んだりしたら危ないから……!?うわわあっ!?」

美希「春香!?」

春香は包丁を持ったまま体勢を崩してしまった。
長く引き延ばされた時間の中で、春香が目にしたのは大きく目を見開いている美希の驚いた表情だった。

美希(早!?……包丁!……首に?……)

美希(……避けられる!?……無事に!?)

美希(否……死……)

スパンッ!!!

美希「ゴトッ……」

春香「え…………」

春香「嘘でしょ?……美希?」

春香「え?美希?首が?取れちゃった?」

春香「え?え?え?え?え?え?え?」

春香「…………………」

春香「み、美希……」

春香「美希が……死んじゃった?」

春香「……」

春香「美希ッー!!!!!!」

P「どうした!?春香ッ!!?」

春香「プロデューサーさん……」

春香「私……」

春香「美希の首を刎ねちゃいました……」

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P「なんだ、そんなことか……」

春香「心配して損したな」

P「それは俺のセリフだ!」

春香「ふざけてる場合じゃないです!」

春香「救急車!救急車呼んで下さい!」

P「ふざけてるのは春香だろうが!」

春香「このままだと美希が死んじゃいます!」

P「そんなわけあるか」

春香「首を切ったら人間は死んじゃうんですよ!そんなの常識です!」

美希「「まったく春香の常識はいつの時代の常識なの……」」

春香「!?」

振り返った春香が目にしたのは2人に分裂した美希だった。



春香「なんで!?」

美希「あれ、ハニー、春香に教えてなかったの?」

P「そうだっけ?」

春香「意味わかんないですよ!?」

P「美希は切ると増えるんだよ。言ってなかったっけ?」

春香「プラナリアか!」

春香「普通の人間は切ったら死にますよ!」

P「そんなこと俺に言われても……」

P「なあ?」

美希1「これも体質だから仕方ないの」

美希2「春香がよく転ぶのと同じだと思うな」
春香「もはや人間じゃないよ、それ……」

P「おいおい、そこまで言う必要はないだろ」

美希1「まあ、美希も首切られたのは始めてだから」

美希2「2人になったのは初めてだよ」

春香「どんな感じなの?」

美希1「どんな感じって言われても」

美希2「別に前と変わらないよ?」

春香「テレパシーは?テレパシーはできるの?」

美希1「そんなのできるわけないの」

美希2「春香ったらおかしいの」

春香「プラナリア人間に言われたくない」
>>4
>美希1「まあ、美希も首切られたのは始めてだから」

始めてじゃなくて初めて

駄目だな寝る
美希1「ところで、刎ねるって字を見てると……」

春香「見てると……?」

美希2「ゲシュタルト崩壊してくるの」

春香「だからなに?」

美希1「特に意味は無いの」

美希2「ただそれが言いたかっただけ」

春香「……」

美希1「ねえ、春香」

美希2「クッキーまだなの?」

春香「もうあげない!」

美希1「えー」

美希2「春香のケチ」

春香「……」

美希1「もう、いい」

美希2「向こう行くの」



春香「ブロデューサーさん!どうして教えてくれなかったんですか?」

P「純粋に忘れてただけだ」

春香「……まったく」

P「しかし、知ってはいたが本当に2人になるとはなあ」

春香「首じゃないと切っても増えないんですか?」

P「いや、かなり細かく切っても増えるらしいぞ?」

春香「なんていうか……化物ですよね」

P「無個性よりは……まだマシだけど」

春香「何か言いました?」

P「いえいえ、なにも」
春香「それにしても不思議な光景ですね」

P「美希が2人ならんでファッション雑誌読んでるからな」

春香「双子に見えないこともないですけど」

P「そういえばなんで2人とも服を着てるんだ?」

春香「もしかして服も増えたんですか!?」

P「便利だな」

春香「ブランドものを着せて首を切りましょうか」

P「そんなに切ったらかわいそうだろ」

春香「そもそも、首を切ること自体がおかしいんですけどね」

P「……」

春香「……」

P「すごいな。お互いを全く見ないで鼻をほじりあってる」

春香「やっぱりテレパシーが使えるんじゃないですか?」

P「は?そんな非科学的なことあるわけないだろ」

春香「……」
P「指だけ使って動き回ってるな」

伊織「夜中にこれ見たら失神する自信があるわ……」

春香「どう見てもホラーだよね、これ」

美希1「この子の名前はは美希3かな?」

美希2「すごいかわいいの」

春香「……これが美希じゃなかったら正気を疑っちゃうね」

〜30分後〜

P「上半身が生えてきたな」

伊織「ごめん、吐きそう……」

春香「なんで下半身無いのに生きてられるの……?」

美希3「そんなこと美希に言われても困るの……」
P「ところで、美希3の記憶はどうなってるんだ?」

美希3「?」

春香「なんで下半身無いのかわかる?」

美希3「爪から生えてきたからでしょ?」

春香「わかるんだ……やっぱりテレパシー?」

P「美希1・2はなんか送ったか?」

美希1・2「なんにも」

美希3「自分の記憶っていう実感は無いけど2人の記憶が美希の中にも入ってるの」

伊織「本当なの?それ」

美希3「うん」

P「なん……だと……」
春香「逆は?」

美希1「うん、美希3の考えたこととか分かるよ」

美希2「でも、リアルタイムでは無理かな」

伊織「どうやって記憶の共有してるのよ……」

P「個人的無意識が同一だからか?それともシンクロニシティか……」

春香「面倒臭い話はいいです」

〜1時間後〜

美希3「完成なの!」

P「本当に美希がもう1人増えたな……」

春香「しかも、爪からって……」

伊織「人類の可能性は無限なのね……」
美希3「そんなに褒められたら照れちゃうの」

伊織「褒めてません」

P「でも、これが知られたら大変なことになるな」

春香「モルモットにされちゃうかも知れませんね」

美希1「それは嫌」

美希2「おにぎり食べられなくなったら困るの……」

P「そういえば3人になったから食費も三倍だな」

春香「どうするの?」

美希1「なにも考えずに分裂してみたけど」

美希2「困ったの……」

伊織「合体できないの?」

美希3「でこちゃんバカなの?ロボットじゃないからそんなのできるわけないの」

伊織「……」
P「人口は……しかし、食料は等差数列的にしか……罪悪が発生……」

春香「なんかまたプロデューサーさんが独りでブツブツ言ってるし」

伊織「あんなの放っておけばいいわ」

美希1「ハニー大丈夫かな?」


伊織「ところで……あんた水瀬財閥に来ない?」

美希2「美希が?」

美希3「行ってどうするの?」

伊織「あんたの体質を解明できたらすごいことになるわよ」

春香「人類のためになるよね、きっと」

美希1「そうかな?」

美希2「でも、いろいろ調べられるのは嫌なの……」

美希3「ひどいことされちゃうかもしれないし……」

伊織「水瀬財閥ならVIP待遇で迎えるわよ?」

美希1「本当?」

伊織「ええ」

美希2「おにぎり食べ放題?」

伊織「もちろん」

美希3「昼寝も?」

伊織「三食昼寝付きで衣食住も保証するわ」

伊織「ついでにメイドも付けてあげる」

美希1・2・3「行く!」

P「おいおい、1人は残れよ。仕事に支障が出るからな」

美希1「3が残るべきなの!」

美希3「ここは平等にじゃんけんなの!」

美希2「なんだか眠くなってきたの……あふぅ」

P「誰でもいいから……どうせ同じなんだし」




伊織「それじゃ行きましょうか」

美希2「じゃあね美希1号」

美希3「おにぎり食べ放題の楽園へ出発なの!」

美希1「うう……」

P「行っちゃったな」

春香「一気に静かになりましたね」

美希1「昼寝するの……」

春香「寂しいのかな?」

P「羨ましいだけだろ」

P「いいよなあいつら……俺もVIP待遇で一生暮らしたい」

美希1「そうなの!」

春香「なにがそうなの?」

美希1「分身をまた作って仕事を代わりにやらせれば美希も行けるの!」

P「コピーロボットじゃないんだから、やめなさい」

春香「これ以上増えたら困りますしね」

美希1「ちぇっ」
〜1ヶ月後〜

伊織「ついに完成したわ!」

春香「なにが?」

伊織「美希を量産する技術よ!」

春香「量産……?」

P「この前は3人になったが、量産したらスペック下がったりしないのか?」

伊織「大丈夫。量産型美希はジェガンみたいなものだから」

P「なるほど。ジムカスタムより性能がいいということだな」

春香「……」


伊織「ついに髪の毛から美希の分身を作れるようになったのよ!」

P「それだと遅くないのか?」

伊織「髪の毛だけだと1日かかるかしらね」

春香「じゃあ駄目じゃないの?」

伊織「特殊な培養液を開発して、それに浸けてると一瞬で美希になるようになったわ!」

P「なるほど、それで量産できるようになったわけか」

春香「爪だと切るのに時間かかるもんね」


伊織「あんたたち、工場見学に来る?」

P「え?行っていいのか?」

春香「ちょっと美希が大量生産されてるの見てみたいかも」

伊織「じゃあ明日行きましょうか」
〜翌日〜

伊織「着いたわ!ここが星井美希生産工場よ!」

P「すごいな……」

春香「端が全然見えないよ……」

伊織「東京ドーム10個分はあるかしら」

美希1「ここで美希が増えてるって思うとなんか不思議な感じなの」

P「確かになぁ……」



伊織「それじゃ、中に入りましょうか」

春香「中はどうなってんだろ……」

P「ギロチンが並んでたりしてな……」

美希1「な、なんか怖いの……」

伊織「まったく、そんなわけないでしょうが」

美希1「中もすごい広いの!」

春香「プールみたいになってるんだね」

伊織「ええ。あれは培養液のプールよ」

P「あそこに髪の毛を浸けて増やしてるのか?」

伊織「そうよ」

春香「……なんか水族館の餌やりみたいに髪の毛を投げ込んでる」

P「しかも、それが一瞬で美希になってるからな……」

美希1「プールの中は美希でいっぱいなの」

P「全裸の美希がたくさん泳いでるのに……興奮するどころか吐きそうだ……」

春香「あんなにうじゃうじゃいたらキモいですもんね……」

美希1「2人ともひどいの」





伊織「髪の毛が美希になったらベルトコンベアーに乗せて運ぶのよ」

春香「一定の間隔で、同じ人間が流れていく……」

P「あまりにも未来的な光景で理解が追いつかないな」

美希1「ベルトコンベアーに乗ったら楽そうなの」

P「そうか?」

美希1「だって歩く必要がなくなるの!」

春香「確かにそれはそうだけど……」

P「なんか加工されて出荷されちゃうみたいじゃないか?」

伊織「良い質問ですね〜!それじゃあ、実際に美希がどんな加工をされるのか見てみましょう」

P「いや、今のは質問じゃないから」

春香(もうだめかもしれない)

美希1「美希、加工されちゃうの?」


P「この光景は……」

春香「上から生卵を落とされたりしてるよ……」

伊織「だって黄色くするには卵しかないでしょ?」

美希1「前にこんな光景見たことあるの!確かドラ」

P「おっと!そこまでだ!」

美希1「ムググ…………………」

春香「危ないところでしたね」

P「まったく……最近のゆとりは言っちゃいけない言葉を知らないから困る」

美希1「……」

伊織「それぐらいにしといたら?美希1が紫色になってるわよ」



伊織「加工はこれでおしまいね」

P「これでもう出荷できるのか?」

伊織「いいえ。まだよ」

美希1「他に何するの?」

春香「まさか改造して……悪の組織と戦わせたり」

伊織「その通り!改造するのよ!」

春香「え?本当に?」

P「マジでか……」

美希1「他の生物と融合するのはやだな……」

春香「具体的にはどんな改造するの?」

伊織「改造って言っても手術するわけじゃないから。ただの訓練ね」

美希1「なんだ。心配する必要なかったの」

P「訓練ってどんなことするんだ?」

伊織「量産型美希の良いところは教育が必要ないとこなの」

伊織「1人に教えたら他の個体も記憶を共有できるから」

伊織「その代わり身体的スペックは戦闘用としてはあまり高くないの」

伊織「だから身体を鍛えさせるのよ」

P「戦闘用!?」

春香「え?何の冗談?」

美希1「美希……まだ死にたくないの……」

伊織「あんた死なないでしょうが」

美希1「そうだったの」

P「殺せば[ピーーー]だけ増えるからな」

春香「ゴキブリも真っ青な生命力だもんね」

美希1「……」


伊織「ほら、あそこを行進してるのが先行量産型美希よ」

春香「……美希シリーズ……完成してたのね……」

P「うわ、怖すぎ……同じ顔の人間が同じ服着て歩いてるし……」

美希1「美希があんなにいっぱいいるなんて……」

P「でも、本当に戦争に送り込むのか?」

伊織「今の美希は最強の戦士よ。オビ=ワンにも勝てるわ」

春香「撃たれてちぎれても増えるの?」

伊織「増えるわ」

P「むしろどうすれば死ぬんだ?」

伊織「現代の科学力じゃ無理ね」

美希1「美希……強すぎなの」
訂正

伊織「あんた死なないでしょうが」

美希1「そうだったの」

P「殺せば殺すだけ増えるからな」

春香「ゴキブリも真っ青な生命力だもんね」

美希1「……」


伊織「ほら、あそこを行進してるのが先行量産型美希よ」

春香「……美希シリーズ……完成してたのね……」

P「うわ、怖すぎ……同じ顔の人間が同じ服着て歩いてるし……」

美希1「美希があんなにいっぱいいるなんて……」

P「でも、本当に戦争に送り込むのか?」

伊織「今の美希は最強の戦士よ。オビ=ワンにも勝てるわ」

春香「撃たれてちぎれても増えるの?」

伊織「増えるわ」

P「むしろどうすれば死ぬんだ?」

伊織「現代の科学力じゃ無理ね」

美希1「美希……強すぎなの」
P「だが美希を戦闘用として出荷するなら765プロにも金は払って貰うぞ?」

伊織「1人200万円でどうかしら?」

P「全部で何人生産するんだ?」

伊織「とりあえず1万人ね」

P「マジかよ……それでいいです」

春香「やばすぎ……」

伊織「にひひっ!交渉成立ね!

P「……これで765プロも一流企業だな」





〜2年後〜

春香「765プロの自社ビルもついに完成しましたね!」

P「これも美希のおかげだな」

伊織「世界の人口の半分は美希になったしね」

P「もう140億人か……人類もたった2年でずいぶん増えたなぁ」

春香「街も美希で溢れかえってますし」

伊織「美希の意見で流行も政治も決まるからね」

P「恐ろしい時代だな」

美希1「美希はそんなのどうでもいいの」

春香「でも、美希がその気になればクーデター起こすぐらい余裕でしょ」

P「他の国の政治を握ってるのも美希だからな」

伊織「まさに数の暴力ね」


春香「でも、一般市民からは美希は怖がられてるんだよね」

P「金色の悪魔って呼ばれてな」

美希1「それは美希のせいじゃないの」

伊織「戦争の時の、美希の大群が笑いながら突撃する映像が流れちゃったからかしら?」

P「俺はあれ見た後一週間は夜中トイレに行けなかったよ」

春香「千切れた肉から新しく美希が生まれるところもバッチリお茶の間に流れましたよね……」



伊織「というわけで、いろいろイメージアップのキャンペーンをやってみたわ!」

美希1「えー……なんか無駄っぽいの」

P「どんなことしたんだ?」

伊織「まずは新しくできた765ランドのマスコットキャラクターにしてみたわ!」

伊織「名付けて美ッ希ー!」

P「……」

春香「……」

美希1「……」

伊織「あれ?なによその反応は?美ッ希ーよ!美ッ希ー!」

P「うん……なんか、ごめん」

春香「はあ……」

美希1「でこちゃんのセンスにがっかりなの」

伊織「なっ!?わからないかもしれないけど……ミッ○ーとかけてるのよ?」

春香「いや、わかるけど……」

P「……悩み事あるなら相談乗るからな?」

伊織「ひぐっ……ううっ……」

P「つ、次は?何やったんだ?」

伊織「ぐすっ……つ、つ、次は映画よ……」

P「美希1は映画に出たのか?」

美希1「出てないよ?」

春香「ということは他の美希か……」


伊織「こ、これを見ればわかるわ」

P「あれ……これって……子供向けのアニメか?」

美希1「あ、知ってる!これアンパ」

P「言わせねえよ?」

美希1「むぐぐ……」

春香「なんか赤い全身タイツがセクシーですね」

P「あれ?美希が子供達を追いかけまわしてるぞ?」

春香「なんで子供達は逃げてるんでしょうね?」



美希パンマン『さあ、僕の顔をお食べ!』



春香「ちょっと待った!千切っちゃってるよこれ!」

P「ああアンコ……アンコが見えるわ……」

美希1「白あんなの」

春香「これは18禁どころじゃないですよ!」

P「流石にアンコにはモザイクかけろよ」


伊織「せっかく子供達を洗脳しようと思ったのに……」

春香「いや、さらっと怖いこと言わないでよ!」




小鳥「大変です!」

P「どうしたんですか?そんなに慌てて」

小鳥「テレビつけてください!!」




アナウンサー『突如発生した巨大な肉塊は加速度的に大きくなっています』

アナウンサー『近隣住民の方には避難命令が出ています』

アナウンサー『すみやかに避難してください』

アナウンサー『繰り返します……』




P「これってもしかして……」

美希1「これ美希なの」

小鳥「やっぱり……」

春香「でもなんでこんなに大きくなってるの!?」
P「周りのビルを薙ぎ倒してるぞ?」

美希1「なんか……異常な細胞ができちゃって増殖し始めたみたい」

春香「は?」

小鳥「……それって止める方法は?」

伊織「あるわけないわ……」

P「どうなんだ!美希!」

美希1「うん……ないの……」

小鳥「そんな……」

春香「それってつまりどういうこと?」

伊織「美希が地球を飲み込んでしまうでしょうね……そして地球はブラックホールになるわ……」

P「バイバインかよ……」




小鳥「世界中で始まったみたいですね……」

P「まさか地球の滅亡が本当に起こるなんて……」

伊織「結局、愚かな人間が世界を滅ぼすのね」

春香「嫌!まだ死にたくない!」

美希1「地響きが近づいてきたの!」






P「最後だから言っておくよ」

春香「え?何をですか?」

P「俺はずっと春香のことが好きだったんだ」

春香「そんな……遅いですよ!どうしてもっと早く言ってくれなかったんですか?」

P「ごめん」

春香「……」

P「……」

春香「最後に私のわがまま聞いてくれますか?」

P「ああ」

春香「キスしてください……」

P「……わかった」

春香「……ん」チュッ

P「愛してるよ、春香」

春香「私もプロデューサーさんのこと愛して」
春香「はッ!?」

春香「なんだ……夢か……」

春香「変な夢だったな……」

春香「……寝る前に[たぬき]とスターウォーズ見たせいか……」

春香「ひどい悪夢だった……」

春香「あー!夢の中ならプロデューサーさんとキスできるのに!」

春香「……」

春香「まだ3時か……」

春香「……寝よ」


終劇

17:09│星井美希 
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