2013年11月10日
【モバマス】凛「今日から日記を始めてみる」
いっそ参加型にしたらいいかしら。
そして初SSなのでご容赦ご容赦。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1369921318
そして初SSなのでご容赦ご容赦。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1369921318
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――――
――
○月×日
私の名前は渋谷凛。えっと……今日から個人的な日記を書いていこうと思う。
まず何から書こうか。プロフィール、とか?
えっと――15歳。高校生。愛想もあまりよくないし、ピアスも付けてたりするので人から怖がられることもあるが、アイドルをやってる。
うん。そうだね。最初だからちょっととりとめもないことを書いてくね。
えっと……アイドルを始めたきっかけはある人にスカウトされて、それでまぁ……色々とあったけど、少しは退屈な日常と離れられるかなと思ったから。
実際に始めてみて私の日常は激変した。
事務所の人たちは年齢も出身もバラバラだが、すごくいい人ばかりで新しい友達も増えた。
仕事も私にとってはどれも本来ならテレビの向こうのものだったのが目の前に並べられて迷ったり、失敗したりと刺激に溢れていた。
でも、それも私にとっては日常の延長線。学校にも友達はいる、家でも仕事はある。
じゃあ、なにが――?
そう自問すれば出てくるのはあの人の顔だ。
いっつも近くにいて、ことあるごとに頭を撫でたりと私を子ども扱いして、
でも、私が悩んでる時は「どうした?」って心配してくれて、茶化すこともなく真剣に相談に乗ってくれたりもして、
ちょっと悪戯してみようかななんて思って、抱き着いたりすると真っ赤になって慌てて、
そんな彼の顔が、そんな彼の一瞬一瞬の表情が浮かんでは消えて、消えては浮かんで。
そう、私はきっと彼に恋をしているんだろう。
アイドル的にはご法度なのかもしれないけど、一度彼にそれとなく相談したら「別にいいんじゃないか?」なんて返ってきてビックリした。
「アイドルの前に女の子なんだから、恋の一つや二ついいさ。あ、でもスキャンダルとかはやめてね」
なんて、かっこいいんだか悪いんだかわかない台詞だったけど、嬉しくて泣いちゃって。
別に誰が好きなんて言ってないけど……。それでも、彼にそういう気持ちを否定されなかったことが嬉しくて。
でも、そのせいで彼、すごい慌ててたけど。ふふっ。
まだ、この気持ちは言えない。こうやって文字に書いて、心に思って持っていることしかできない。
いつになれば言えるのかもわからない。
……でも、きっといつか言える日が来る。それは確か。
その日はきっと――、
――
――――
――――――
P「なに書いてんだ?」
凛「ぷ、プロデューサー!? ちょ、だめだよ! 女の子の日記横から見たら!」バッ
P「日記だったのか。すまん」
凛「ま、まぁ事務所で書いてる私も悪いんだけどね……で、何か用事?」
P「ん? あぁ。ほら仕事終わったから飯食いに行く約束してたろ。そろっと行かないとな」
凛「え、もうそんな時間……?」チラッ
凛「ほんとだ。遅刻すると加蓮がうるさいからね」
P「ははっ。そうだな」
凛「ん。じゃぁいこっか」
P「おう。事務所前に車回すから待っててくれ」
スタスタスタ
凛「うん。っと、ねぇプロデューサー」
ガチャ
P「ん?」
凛「一つお願いしていい?」
P「なんだ? 俺にできることならいいが」
凛「今じゃなくて、ね。いつか、いつかね」
凛「私が、トップアイドルになったら――」
凛ルートEND
――――――
――――
――
△月△日
久々に日記を書いてみる。
別にサボってた訳じゃないけど、仕事が忙しくて書く暇がなかっただけ。
……なんで自分の日記に言い訳してるんだろう? ……まっ、いっか。
でも久々すぎて何を書いていいかわからない。うーむ。
ちょっと今日までの纏めでも書いてみようかな……。
えっと、まず日記を書かなくなった理由は仕事が増えた。うん、アイドルとしての。
これはきっといいことだと思う。
考えてみたら昔、日記を書いてた頃って主にベットの上だったからあの時はあの時でまったく書くことがなかったような……。
こうしてアイドルとして活動始めてみると、今度は色々目まぐるしくて何を書いていいかわかなくなるとはねー。
でもそれもこれもプロデューサーに会ったおかげ……かな。
うん。きっとそうだよね。
白い天井と壁とベットしか知らなかったアタシ。
そんな世界からやっと抜け出せてもやっぱり世間とのずれは大きくて結局1人でいることしかできなかったアタシ。
自分という存在がどこにいるのか定かじゃなかった。
誰にも必要とされず、ここにいていいのか、ダメなのか。――もちろんお母さんやお父さんは優しくしてくれたけど、そうじゃなくて。
でも、たまたま買い物に出た――ほんと、運命的なんて状況が全く似合わないような状況で、それでもそんな中プロデューサーはアタシを見つけてくれた。
状況はそうだったけど、アタシは少し運命ってものを感じたよ? ――――なに書いてるんだろう、ちょっと恥ずかしくなってきた。
ま、まぁ、それでなんやかんやでアイドルすることになったんだけど。……ほんとなんやかんやだよねー。
練習とか努力とか嫌いだー。って言ってるのに「いいんじゃね、別に」で済ませるあたり、バカなのか大物なのか……。
今思えばプロデューサーらしいって言えばらしいんだけど。
入院の話しても「ふーん」って。
アタシに興味ないのかー! なんて思ったりもしたけどさ、
話せばちゃんと聞いてくれたし、聞けば答えてくれたもんね。
アタシがちゃんと自分で、自分の言葉で言えるように待っててくれてたんだよね。
口下手すぎてアタシじゃなかったら気づかないよきっと。……あ、凛とかなら気づくかな。
奈緒なんかは「アタシに興味ないのかー!」ってそのまま言いそうだけど。
でも、それもこれもアタシがアタシ達がみんなプロデューサーの事好きだからなんだよね。
プロデューサーは気づいてないだろうけどー。鈍感。
でも、どんなに鈍感でも直接言ったらきっとわかるよね。
さすがに今すぐに、なんて無理だけど……きっとみんなもそう思ってるけどさ。
でもトップアイドルになったらその時はきっと伝えるよ。
ちゃんとアタシの言葉で。
だからその時は「ふーん」じゃなくて、ちゃんと聞いてね。
――――なんか、日記っていうよりラブレターみたいな……。ま、まぁ? 初心忘れるべからずってことで。
――
――――
――――――
加蓮「おっと。もうそろっと出ないと」チラッ
加蓮「凛とプロデューサーは一緒に来るんだっけか……。アタシも事務所行けばよかったかな」
加蓮「でも、今日は凛の日だし……くー。あそこでグーを出さなければなー」
加蓮「まぁ、ここから挽回挽回。っと日記は仕舞わないとね」
ジー……
加蓮「……見ててよねプロデューサー。ちゃんと一番輝いてみせるから!」
加蓮ルートEND
加蓮ちゃん難しい。なんか凛と……口調が似ちゃうんだよねぇ。
精進精進。
奈緒は後日。このスレ(と私)がまだ息をしていたら書きたい。
でも、誰か書いてくれてもいいのよ?チラッ
じゃぁ奈緒ちゃんはちょっと頑張っちゃおうかしら?チラッ
明日になりそうだけどもね。
よーし!>>1の許しも出たし、肇ちゃんの誕生日ssに詰まってるからお祖父ちゃん頑張っちゃうぞー!
――――――
――――
――
☆日○日
久しぶりの日記です。久しぶりすぎて何を書けばいいのか迷いますね。
凜さん達ほどではないですけど、私もそれなりに売れてきたことで忙しい日々を過ごしてます。
それまでも安定してお仕事を頂いてましたが、特に4月の桜祭りから急激に増えたので当初はてんてこ舞いでした。
最近では少し余裕ができて、以前のように趣味に時間を割いたりできてるので心配はいりませんよ、Pさん?
俺の要領が良く無いばっかりにってPさんは言いますけど、私もそんなに良く無いのでお互い様です。
なんでも頑張るのが好き。っていつか言いましたが、実はお祖父ちゃんに過程を楽しみなさいって言われるまで苦手だったんです。
でも今では言った通りに頑張るのは好きです。
だから2人でわたわたと慌てながらお仕事してたときも、とっても充実してました。
この程度じゃへこたれませんので、一番上を目指すためにこれからもご指導お願いしますね、Pさん?
……なんて、ふふふっ。日記に書くことじゃ無いと思いますけど、初心に帰るということで。
さて、改めて今日の日記ですけど、Pさんへのプレゼント用に焼いていたお茶碗と湯呑ができたので渡してきました。
湯呑はこれで3つ目ですが、一番最初のは事務所でペン立てにしているので問題無い筈。
今までもPさんに色々としプレゼントてきましたけど、今回のは実は夫婦茶碗です。
片方はもちろん私の手元に……。
アイドルでいる内は胸に秘めておくので、これくらいのお茶目は大目に見てください。
あの時に言った、来年も再来年もって言うのはそういう意味だったんですよ?
でもPさんのプロデュースでずっとステージに咲き続けたい、というのも本当です。
どちらも私の本音……でもまずは一番上に立ってから、そう思ってます。
まずはこの憧れだった世界を見せてくれたPさんに、Pさんのアイドルとして頂上からの景色をプレゼントします。
その後に、私の想いを貴方へ………。
――
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――――――
肇「―――ふぅ……。恥ずかしい、ですね」
肇「こうして、想いを言葉にして記すのは………。でも、私も覚悟を決めました」
肇「精一杯私の全てを魅せますから、しっかり最後まで見届けてくださいね、Pさん」コツン
>>31-34に出遅れたっ!?
あ、書き忘れてた!
肇編 endです
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星屑の月最果ての日
我が城にて過去を見詰めし禁断の書物が好まれているようだ、戦友の誘いに我も乗る事としよう。
過日の女帝を巡る聖戦で選ばれた事、誇りに思う。
だがしかし、我もまだまだ修業中の身故、慢心せぬよう気を払わねばな。
聖戦の時期に我の魔王就任の祝祭が開かれた事も関係しよう、全魔界の王となるその日まで油断は出来ぬ。
このように書物に記すことで戒めとしよう、我が覇道はまだまだ続くのだ。
さて、今日は我が友と共に次の戦地を視察しに向かった。
全魔界統一の為には戦地の些細な差にも意識を向けなければならない、小さな戦場とて気を抜けば死ぬ。それが戦なのだ。
此度の戦地は些か信徒共との距離が遠い、これは十分に考慮すべき点であろう。
我が友と軍議を交わした結果、幾つか策ができた。これはいくら禁断の書物といえど記すべき事ではない。
視察が終われば魔王としての責務も無く、友と我は詩人が唄を奏でる地にて遅めの贄を賜った。
王たる者常に贄には感謝を捧げねばならぬ。まこと美味であったぞ、大義である。
友との逢瀬も長く続けば戦友等に怪しまれる、ともなれば我が城は混沌の坩堝となろう。
まこと、まこと残念ながら今日はここまでであった。
次こそは友の不意を打ち、接吻を………。
――
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蘭子「(―――って、私ったら何を書いてるのっ!? こんなのダメだったら、無し無しっ!!)」ゴシゴシゴシ
蘭子「でも、いつかしてみたいなぁ……///」
蘭子「口吸ひ……」ソッ
蘭子 end
翻訳版
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星屑の月最果ての日
今プロダクションの中で日記が流行ってるそうで、皆に誘われたので私も書いてみようと思います!
先日の選挙でシンデレラガールに選ばれたこと、今でも夢のみたい。
だけど私もまだまだなので、皆さんに負けないよう努力しないと駄目ですね。
ちょうど選挙の時期に大規模ライブが行われたのも一番を取れた理由に入ってると思うの、トップアイドルはまだまだ遠いなぁ……。
こうやって日記に書くことでふわふわ気分を落ち着けよっと!
今日のお話ですけど、プロデューサーと一緒に次のライブ会場を見てきました!
トップアイドルになるには会場の小さな違いも考えないと駄目、って言われたのでしっかり観察です。
今回の会場は少しファンの皆さんとの距離が遠い気がします、プロデューサーに言うと良く気付いたなって撫でてくれました!
その後の打ち合わせで何個か案がでてきましたけど、日記には書きませんよ?
今日のお仕事はこれでおしまいだったので、プロデューサーとお洒落な喫茶店でご飯を食べました。
どれにしようか迷ったんだけど、結局2つのどっちかを決められなくて2人で交換する事に!
とっても美味しかったけど、これってプロデューサーにあーんってして貰ったからかな?
プロデューサーを独り占めすると皆が怖いので、とっても残念だけど今日はこれだけ。
今日は関節キスだったから今度は頑張ってキス、してみようかなぁ………。
翻訳版 end
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○月▼日
最近プロダクション内で日記が流行ってるそうです、なので菜々も随分とつけてないけど久しぶりに取り出してみました!!
最後につけた日を見てみると、なんとプロデューサーにスカウトされた日ですっ。
思えば随分遠くまで来ました。CDデビューもできましたし、次は声優のお仕事もやりたいなぁ……。
そういえば! 17歳(笑)を演じるの大変だし、そろそろ本当の事を……ってプロデューサーに言ったらですね。
「お前が本当にウサミン星人で17歳だなんて信じてくれるはず無いだろ?」
とか言うんです! 酷い話ですよもう、きっとファンの皆さんは信じてくれる筈なんですから!!
その今日のライブでも皆さんはちゃんと信じてるって言ってくれましたし、プロデューサーは意地悪ですっ。
でもでも、ちょーっとファンの皆さんの生暖かい視線が気になります。
だ、大丈夫! ファンを疑っちゃ駄目ですよねっ!! ウサミンは疑いませんよ?
ウサミン星に来た事があるのはプロデューサーとのあさんだけなので、今度は他のアイドルの子を誘ってみようかなぁ
次の惑星間列車はいつだったか確認しとかないとっ!
――
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菜々「――これでよしっと。周子ちゃんは凄く疑ってましたし絶対連れて行きましょう!」
菜々「後は……年少組を連れて行くと、あんまりファンシーじゃなくてがっかりしますかね?」
菜々「えっと、時刻表どこやったかなぁ……」
菜々 end
モバマス初めて書いたから難しいな、3人書いたから>>1頑張れよ!チラッチラッ
参加型になってるのに書き手増えないな……
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□月☆日
こ…交換日記の書き方が…か、硬い…って言われたので…しゃ、喋り言葉で…書きますね…?
Pさんとの…こ、交換日記も…もう…い、一週間くらい…?
あの子も…ひ、日に日に…近くなる…Pさんが嬉しいって…。
み、見えるし触れるけど…こ、声が聞こえないって…き、聞いた…もう少し…だね…。
あの子…な、名前は覚えてないから…ア、アイドルやるなら…芸名をい、一緒に考えようって…えへへ。
できたら…わ、私とあの子は…ユニットがいいな……。
Pさんも…い、一緒に…考えて…? きっと…楽しいから……えっと…ひ、ひとつ…考えたの…。
ナイトメア・コープス…って…ど、どうかな…?
明日…感想を…き、聞かせてね……。お、おやすみ……良い悪夢…み、見て…。
――
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小梅「え、えへへ…Pさんとあの子…な、仲良くて…嬉しいな…」
小梅「今…アレを…よ、読んでる頃…? ユニット名…か、考えてくれてる…よね…」
小梅「明日…聞いてみよ…っと…。お、おやすみなさい……」パチン
小梅 end
日記だしこれくらいの長さでもいいよね?
のあさん書いてくる
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☆月☆日
交換相手のいない交換日記にも大分慣れたわね。……嘘よ、まだ慣れるまでには時が必要。
私はいつか貴方に「余計な言葉で自分を飾るのは苦手」と言ったわね? 貴方は別だけれど、とも言った筈。
けど今にして思えば多く着飾るべきだったわ。言葉はうつろうモノだけど、こうして書き記せば確かな軌跡になる。
多くの頁が擦り切れてきて、そしたら交わした言葉の少なさに驚くの。
最初の頃はあまり理解されてなかったようね、この頃から心も繋がった、この時には言葉も必要なくなった。
そうやって記憶は探れてもカタチには勝てない、私の空白は貴方が埋めていたの。
早くまた私を見つけなさいP。幾星霜の月日が流れても、私を輝かせるのは貴方の仕事よ。
――
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のあ「―――。未だ縋るように綴る私を見て、Pはどう思うかしら」
のあ「ふふ、声に出して名を呼ぶのは久しぶりね、懐かしい………菜々に会いに行きましょうか」
のあ「貴方が引き出した私の煌き、曇らせはしない。貴方がまた、私を見つけるその時までは……ね」
のあ end
のんびり書き溜めしてたらありす被ったorz
>>1ですか?
ありす挙げていいすか・・・
折角かいたし他のスレに使えるネタでもないし・・・
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――
@月×日
今日からアイドル養成所に通うことになった。
先日、とある女性歌手の歌に感銘を受け、自分もそんな仕事をしてみたいと思ったからだ。
母は「ありすちゃんは可愛いから、絶対人気者になれるわ!」とか言っているが、
笑顔を振りまくだけの軽いアイドルになんてなりたいとは思わない。
あくまでも歌の練習と、業界の付き合いを学ぶためだ。
この養成所を選んだのも出来たばっかりで人員は積極的に募集していること、
それに個人の方向性を重視していると評判だったからだ。
可愛がられるだけの存在は嫌だ。両親は好きだがこの日本人離れした名前とその溺愛っぷりだけは少々恨めしく思っている。
@月□日
今日は他に通っている候補生達、それに私の担当だと言うプロデューサーと挨拶した。
皆個性豊か……というか濃すぎるんじゃないかという事務所だ。私は何か間違ったのだろうか。
それに皆私を下の名で呼ぶ。その度に苗字で呼ぶよう促しているがキリがない。
プロデューサーも当然のように名前で呼んだ。正直訂正するのも面倒になってきたがそこは譲れなかった。
反論すると怪訝な顔をしていたので私が名前を呼ばれるのを嫌う理由を説明した。
プロデューサーは笑って『似合ってると思うけど』などと言っていた。
担当を変えて欲しい。明日から大丈夫かな。
@月△日
初めてのレッスン日。やはり緊張した。
歌の声量、音程、滑舌……それにダンスやポーズの練習など一通り。
元々体を動かすのは苦手だし、あんな大きな声を出し続けたのも生まれて初めて。疲れた。
私の評価は【筋は悪くないが、歌以外への積極性が欠ける】とのこと。流石プロのトレーナーだけあってよく見ている。
プロデューサーから『歌が好きなのか?』と聞かれたので、いつも持ち歩いている女性アーティストのCDを差し出した。
するとプロデューサーも持っているという。俺も好きだよという言葉が内心嬉しかった。
何せ周りの同年代はそれこそ今時のアイドルに憧れていて、フリフリの服や明るい歌を真似している。
初めて趣味の分け合える人が出来て私はちょっと浮かれてしまったようだった。
熱くなった私は音楽には力があるだの、自分の夢だのを臆面も無く語ってしまった。不覚。
でもプロデューサーはこんな子供の話もちゃんと聞いてくれて、その道を応援すると約束してくれた。
中々話の解るプロデューサーみたいだ。少しは認めてあげようかな。
@月☆日
やっぱりあのプロデューサーは駄目だ。明日にでも担当を変えるよう申請することにした。
今日はオーディションを見据えての衣装の見繕いだった。
しかし候補に選ばれたのは私が忌み嫌う、お人形のようなふわふわした服ばかり。
その上選んだのはプロデューサーらしい。昨日の今日でこれとは、大人は嘘吐きというのは本当だったようだ。
せめてもの反抗にと出来る限りの不機嫌顔でいるようにしたが、
プロデューサーは似合ってるだの可愛いだの褒めるばかり。
よくもまあそんな白々しく言えるものだ。そういうのは嫌いって昨日教えた筈なのに。
認めてあげるなどと書いた昨日の自分を諭してやりたい。
@月◇日
朝一にプロデューサーがニコニコ顔で写真を持ってきた。昨日撮った写真だ。
客観的に見てもすっごい膨れっ面だ。正直ここまでとは思わなかった。
しかしプロデューサーはそれを気に掛ける様子も無く、どれが気に入ったかを訪ねてきた。
口答えしたい気持ちもあったが、写真の出来栄えは自分でもやり過ぎたと思ったので反省も兼ねて素直に答えた。
挙げた衣装も気に入ったと言うより一番マシ、という理由からだったがプロデューサーは納得したように仕事に戻った。
分かってくれたのだろうか?今思えば私の態度も意図的に無視していたのだろう。
仕事は仕事、明日からは意識するようにしよう。
ちなみに担当プロデューサーの変更は事務の女性に笑顔で却下された。
考える素振りも見せない辺り、諦めろという事なんだろう。
やっぱり大人ってズルい。
@月#日
少しづつ仕事が入ってきた。相変わらず笑顔を振りまくのは苦手だけどプロデューサーはそれでいいと言っている。
勿論言われた仕事はしっかりこなす。ドレスだって最近は平気になってきた。
それにちゃんとやるとプロデューサーは優しく褒めてくれる。
今まで無条件に、ただそこに居るだけで可愛いと褒められるのとは違う、認められる嬉しさがある。
でもありすって呼ぶのと頭を撫でるのはやめて欲しい。子供扱いは好きじゃない。
……実際まだ子供だけど。
@月*日
プロデューサーと休憩時間に一緒にゲームをした。他のアイドルとよくやることもあるようだ。
折角なので何か賭け事をしてみる。負けた方が勝った方の頼みを聞くという内容だ。
結果から言えば私の勝ち。ハッキリ言ってプロデューサーは弱かった。
まあ普段からゲームに触れいているかどうかの差なんだろう。
ともかく私の勝ちという事で、休日に付き合って貰う約束をした。
最近はイチゴが旬なのでイチゴ狩りに行きたいと思っていたのだ。
いつもは両親と行くが偶にはプロデューサーと行くのも悪くない。
そう、いつも世話になっているのも事実だし、何かしら恩を返しておこうと思っただけだ。
耳聡い他のアイドル達にはデートだと騒がれた。断じて違う。
@月¥日
恥ずかしい。落ち着くまでに意味の解らない文字の羅列で日記帳を何ページも無駄にしてしまった。
今日のイチゴ狩り、私は誰から見ても間違いなく上機嫌だった。
こんなにはしゃいだのは久しぶりだ。プロデューサーも私の意外な一面に驚いていたようだった。
そんな空気だったからか、いつもは言わないようなことも一杯言った。
イチゴを食べさせ合ったりもした。馬鹿か私は。
最後にプロデューサーを名前で呼んだことは他の皆には絶対秘密。
プロデューサーにも口外厳禁を誓わせておいた。
@月〆日
今日からプロデューサーのにみ名前で呼ぶことを許可した。勿論二人の時だけだが。
これからも一緒に居る訳だし、やっぱり苗字で呼び続けるのも味気ないですし。
でもプロデューサーは喜びのあまり簡単に周りに言い触らした。秘密だって言ったのに。
お陰で周りの視線がもの凄く鬱陶しかった。彼女達とプロデューサーとじゃ呼んだ時と反応が違うとも言っていた。
どこが違うんだろうか?自分じゃよく分からない。
それを聞いても皆意地悪く笑うだけで教えてくれない。何なんですか本当に。
やっぱり許可取り消そうかな。
――
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プロデューサー、何を見てるんですか?……そ、それっ!!
み、見ないでくださいっ!駄目!駄目です!
まったく、勝手に人の日記を見るなんて!……はい、そうですよ。私にもそんな時期がありました。
子供なんだから世間知らずなのは当然でしょう。
今?今は……
……認めてあげてもいいですよ?ええ、ありすって呼ぶのも許してあげます。
特別、特別ですよ?私が両親以外に許すのはあなたが初めてなんですから。
……何ですかその顔。ニヤニヤ気持ち悪いです。
駄目です。許しません。反省してください。
……な、名前呼んでも駄目ですっ!
ありす編(2nd) end
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○月×日
私の名前は渋谷凛。えっと……今日から個人的な日記を書いていこうと思う。
まず何から書こうか。プロフィール、とか?
えっと――15歳。高校生。愛想もあまりよくないし、ピアスも付けてたりするので人から怖がられることもあるが、アイドルをやってる。
うん。そうだね。最初だからちょっととりとめもないことを書いてくね。
えっと……アイドルを始めたきっかけはある人にスカウトされて、それでまぁ……色々とあったけど、少しは退屈な日常と離れられるかなと思ったから。
実際に始めてみて私の日常は激変した。
事務所の人たちは年齢も出身もバラバラだが、すごくいい人ばかりで新しい友達も増えた。
仕事も私にとってはどれも本来ならテレビの向こうのものだったのが目の前に並べられて迷ったり、失敗したりと刺激に溢れていた。
でも、それも私にとっては日常の延長線。学校にも友達はいる、家でも仕事はある。
じゃあ、なにが――?
そう自問すれば出てくるのはあの人の顔だ。
いっつも近くにいて、ことあるごとに頭を撫でたりと私を子ども扱いして、
でも、私が悩んでる時は「どうした?」って心配してくれて、茶化すこともなく真剣に相談に乗ってくれたりもして、
ちょっと悪戯してみようかななんて思って、抱き着いたりすると真っ赤になって慌てて、
そんな彼の顔が、そんな彼の一瞬一瞬の表情が浮かんでは消えて、消えては浮かんで。
そう、私はきっと彼に恋をしているんだろう。
アイドル的にはご法度なのかもしれないけど、一度彼にそれとなく相談したら「別にいいんじゃないか?」なんて返ってきてビックリした。
「アイドルの前に女の子なんだから、恋の一つや二ついいさ。あ、でもスキャンダルとかはやめてね」
なんて、かっこいいんだか悪いんだかわかない台詞だったけど、嬉しくて泣いちゃって。
別に誰が好きなんて言ってないけど……。それでも、彼にそういう気持ちを否定されなかったことが嬉しくて。
でも、そのせいで彼、すごい慌ててたけど。ふふっ。
まだ、この気持ちは言えない。こうやって文字に書いて、心に思って持っていることしかできない。
いつになれば言えるのかもわからない。
……でも、きっといつか言える日が来る。それは確か。
その日はきっと――、
――
――――
――――――
P「なに書いてんだ?」
凛「ぷ、プロデューサー!? ちょ、だめだよ! 女の子の日記横から見たら!」バッ
P「日記だったのか。すまん」
凛「ま、まぁ事務所で書いてる私も悪いんだけどね……で、何か用事?」
P「ん? あぁ。ほら仕事終わったから飯食いに行く約束してたろ。そろっと行かないとな」
凛「え、もうそんな時間……?」チラッ
凛「ほんとだ。遅刻すると加蓮がうるさいからね」
P「ははっ。そうだな」
凛「ん。じゃぁいこっか」
P「おう。事務所前に車回すから待っててくれ」
スタスタスタ
凛「うん。っと、ねぇプロデューサー」
ガチャ
P「ん?」
凛「一つお願いしていい?」
P「なんだ? 俺にできることならいいが」
凛「今じゃなくて、ね。いつか、いつかね」
凛「私が、トップアイドルになったら――」
凛ルートEND
――――――
――――
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△月△日
久々に日記を書いてみる。
別にサボってた訳じゃないけど、仕事が忙しくて書く暇がなかっただけ。
……なんで自分の日記に言い訳してるんだろう? ……まっ、いっか。
でも久々すぎて何を書いていいかわからない。うーむ。
ちょっと今日までの纏めでも書いてみようかな……。
えっと、まず日記を書かなくなった理由は仕事が増えた。うん、アイドルとしての。
これはきっといいことだと思う。
考えてみたら昔、日記を書いてた頃って主にベットの上だったからあの時はあの時でまったく書くことがなかったような……。
こうしてアイドルとして活動始めてみると、今度は色々目まぐるしくて何を書いていいかわかなくなるとはねー。
でもそれもこれもプロデューサーに会ったおかげ……かな。
うん。きっとそうだよね。
白い天井と壁とベットしか知らなかったアタシ。
そんな世界からやっと抜け出せてもやっぱり世間とのずれは大きくて結局1人でいることしかできなかったアタシ。
自分という存在がどこにいるのか定かじゃなかった。
誰にも必要とされず、ここにいていいのか、ダメなのか。――もちろんお母さんやお父さんは優しくしてくれたけど、そうじゃなくて。
でも、たまたま買い物に出た――ほんと、運命的なんて状況が全く似合わないような状況で、それでもそんな中プロデューサーはアタシを見つけてくれた。
状況はそうだったけど、アタシは少し運命ってものを感じたよ? ――――なに書いてるんだろう、ちょっと恥ずかしくなってきた。
ま、まぁ、それでなんやかんやでアイドルすることになったんだけど。……ほんとなんやかんやだよねー。
練習とか努力とか嫌いだー。って言ってるのに「いいんじゃね、別に」で済ませるあたり、バカなのか大物なのか……。
今思えばプロデューサーらしいって言えばらしいんだけど。
入院の話しても「ふーん」って。
アタシに興味ないのかー! なんて思ったりもしたけどさ、
話せばちゃんと聞いてくれたし、聞けば答えてくれたもんね。
アタシがちゃんと自分で、自分の言葉で言えるように待っててくれてたんだよね。
口下手すぎてアタシじゃなかったら気づかないよきっと。……あ、凛とかなら気づくかな。
奈緒なんかは「アタシに興味ないのかー!」ってそのまま言いそうだけど。
でも、それもこれもアタシがアタシ達がみんなプロデューサーの事好きだからなんだよね。
プロデューサーは気づいてないだろうけどー。鈍感。
でも、どんなに鈍感でも直接言ったらきっとわかるよね。
さすがに今すぐに、なんて無理だけど……きっとみんなもそう思ってるけどさ。
でもトップアイドルになったらその時はきっと伝えるよ。
ちゃんとアタシの言葉で。
だからその時は「ふーん」じゃなくて、ちゃんと聞いてね。
――――なんか、日記っていうよりラブレターみたいな……。ま、まぁ? 初心忘れるべからずってことで。
――
――――
――――――
加蓮「おっと。もうそろっと出ないと」チラッ
加蓮「凛とプロデューサーは一緒に来るんだっけか……。アタシも事務所行けばよかったかな」
加蓮「でも、今日は凛の日だし……くー。あそこでグーを出さなければなー」
加蓮「まぁ、ここから挽回挽回。っと日記は仕舞わないとね」
ジー……
加蓮「……見ててよねプロデューサー。ちゃんと一番輝いてみせるから!」
加蓮ルートEND
加蓮ちゃん難しい。なんか凛と……口調が似ちゃうんだよねぇ。
精進精進。
奈緒は後日。このスレ(と私)がまだ息をしていたら書きたい。
でも、誰か書いてくれてもいいのよ?チラッ
じゃぁ奈緒ちゃんはちょっと頑張っちゃおうかしら?チラッ
明日になりそうだけどもね。
よーし!>>1の許しも出たし、肇ちゃんの誕生日ssに詰まってるからお祖父ちゃん頑張っちゃうぞー!
――――――
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☆日○日
久しぶりの日記です。久しぶりすぎて何を書けばいいのか迷いますね。
凜さん達ほどではないですけど、私もそれなりに売れてきたことで忙しい日々を過ごしてます。
それまでも安定してお仕事を頂いてましたが、特に4月の桜祭りから急激に増えたので当初はてんてこ舞いでした。
最近では少し余裕ができて、以前のように趣味に時間を割いたりできてるので心配はいりませんよ、Pさん?
俺の要領が良く無いばっかりにってPさんは言いますけど、私もそんなに良く無いのでお互い様です。
なんでも頑張るのが好き。っていつか言いましたが、実はお祖父ちゃんに過程を楽しみなさいって言われるまで苦手だったんです。
でも今では言った通りに頑張るのは好きです。
だから2人でわたわたと慌てながらお仕事してたときも、とっても充実してました。
この程度じゃへこたれませんので、一番上を目指すためにこれからもご指導お願いしますね、Pさん?
……なんて、ふふふっ。日記に書くことじゃ無いと思いますけど、初心に帰るということで。
さて、改めて今日の日記ですけど、Pさんへのプレゼント用に焼いていたお茶碗と湯呑ができたので渡してきました。
湯呑はこれで3つ目ですが、一番最初のは事務所でペン立てにしているので問題無い筈。
今までもPさんに色々としプレゼントてきましたけど、今回のは実は夫婦茶碗です。
片方はもちろん私の手元に……。
アイドルでいる内は胸に秘めておくので、これくらいのお茶目は大目に見てください。
あの時に言った、来年も再来年もって言うのはそういう意味だったんですよ?
でもPさんのプロデュースでずっとステージに咲き続けたい、というのも本当です。
どちらも私の本音……でもまずは一番上に立ってから、そう思ってます。
まずはこの憧れだった世界を見せてくれたPさんに、Pさんのアイドルとして頂上からの景色をプレゼントします。
その後に、私の想いを貴方へ………。
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肇「―――ふぅ……。恥ずかしい、ですね」
肇「こうして、想いを言葉にして記すのは………。でも、私も覚悟を決めました」
肇「精一杯私の全てを魅せますから、しっかり最後まで見届けてくださいね、Pさん」コツン
>>31-34に出遅れたっ!?
あ、書き忘れてた!
肇編 endです
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星屑の月最果ての日
我が城にて過去を見詰めし禁断の書物が好まれているようだ、戦友の誘いに我も乗る事としよう。
過日の女帝を巡る聖戦で選ばれた事、誇りに思う。
だがしかし、我もまだまだ修業中の身故、慢心せぬよう気を払わねばな。
聖戦の時期に我の魔王就任の祝祭が開かれた事も関係しよう、全魔界の王となるその日まで油断は出来ぬ。
このように書物に記すことで戒めとしよう、我が覇道はまだまだ続くのだ。
さて、今日は我が友と共に次の戦地を視察しに向かった。
全魔界統一の為には戦地の些細な差にも意識を向けなければならない、小さな戦場とて気を抜けば死ぬ。それが戦なのだ。
此度の戦地は些か信徒共との距離が遠い、これは十分に考慮すべき点であろう。
我が友と軍議を交わした結果、幾つか策ができた。これはいくら禁断の書物といえど記すべき事ではない。
視察が終われば魔王としての責務も無く、友と我は詩人が唄を奏でる地にて遅めの贄を賜った。
王たる者常に贄には感謝を捧げねばならぬ。まこと美味であったぞ、大義である。
友との逢瀬も長く続けば戦友等に怪しまれる、ともなれば我が城は混沌の坩堝となろう。
まこと、まこと残念ながら今日はここまでであった。
次こそは友の不意を打ち、接吻を………。
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蘭子「(―――って、私ったら何を書いてるのっ!? こんなのダメだったら、無し無しっ!!)」ゴシゴシゴシ
蘭子「でも、いつかしてみたいなぁ……///」
蘭子「口吸ひ……」ソッ
蘭子 end
翻訳版
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星屑の月最果ての日
今プロダクションの中で日記が流行ってるそうで、皆に誘われたので私も書いてみようと思います!
先日の選挙でシンデレラガールに選ばれたこと、今でも夢のみたい。
だけど私もまだまだなので、皆さんに負けないよう努力しないと駄目ですね。
ちょうど選挙の時期に大規模ライブが行われたのも一番を取れた理由に入ってると思うの、トップアイドルはまだまだ遠いなぁ……。
こうやって日記に書くことでふわふわ気分を落ち着けよっと!
今日のお話ですけど、プロデューサーと一緒に次のライブ会場を見てきました!
トップアイドルになるには会場の小さな違いも考えないと駄目、って言われたのでしっかり観察です。
今回の会場は少しファンの皆さんとの距離が遠い気がします、プロデューサーに言うと良く気付いたなって撫でてくれました!
その後の打ち合わせで何個か案がでてきましたけど、日記には書きませんよ?
今日のお仕事はこれでおしまいだったので、プロデューサーとお洒落な喫茶店でご飯を食べました。
どれにしようか迷ったんだけど、結局2つのどっちかを決められなくて2人で交換する事に!
とっても美味しかったけど、これってプロデューサーにあーんってして貰ったからかな?
プロデューサーを独り占めすると皆が怖いので、とっても残念だけど今日はこれだけ。
今日は関節キスだったから今度は頑張ってキス、してみようかなぁ………。
翻訳版 end
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○月▼日
最近プロダクション内で日記が流行ってるそうです、なので菜々も随分とつけてないけど久しぶりに取り出してみました!!
最後につけた日を見てみると、なんとプロデューサーにスカウトされた日ですっ。
思えば随分遠くまで来ました。CDデビューもできましたし、次は声優のお仕事もやりたいなぁ……。
そういえば! 17歳(笑)を演じるの大変だし、そろそろ本当の事を……ってプロデューサーに言ったらですね。
「お前が本当にウサミン星人で17歳だなんて信じてくれるはず無いだろ?」
とか言うんです! 酷い話ですよもう、きっとファンの皆さんは信じてくれる筈なんですから!!
その今日のライブでも皆さんはちゃんと信じてるって言ってくれましたし、プロデューサーは意地悪ですっ。
でもでも、ちょーっとファンの皆さんの生暖かい視線が気になります。
だ、大丈夫! ファンを疑っちゃ駄目ですよねっ!! ウサミンは疑いませんよ?
ウサミン星に来た事があるのはプロデューサーとのあさんだけなので、今度は他のアイドルの子を誘ってみようかなぁ
次の惑星間列車はいつだったか確認しとかないとっ!
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菜々「――これでよしっと。周子ちゃんは凄く疑ってましたし絶対連れて行きましょう!」
菜々「後は……年少組を連れて行くと、あんまりファンシーじゃなくてがっかりしますかね?」
菜々「えっと、時刻表どこやったかなぁ……」
菜々 end
モバマス初めて書いたから難しいな、3人書いたから>>1頑張れよ!チラッチラッ
参加型になってるのに書き手増えないな……
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□月☆日
こ…交換日記の書き方が…か、硬い…って言われたので…しゃ、喋り言葉で…書きますね…?
Pさんとの…こ、交換日記も…もう…い、一週間くらい…?
あの子も…ひ、日に日に…近くなる…Pさんが嬉しいって…。
み、見えるし触れるけど…こ、声が聞こえないって…き、聞いた…もう少し…だね…。
あの子…な、名前は覚えてないから…ア、アイドルやるなら…芸名をい、一緒に考えようって…えへへ。
できたら…わ、私とあの子は…ユニットがいいな……。
Pさんも…い、一緒に…考えて…? きっと…楽しいから……えっと…ひ、ひとつ…考えたの…。
ナイトメア・コープス…って…ど、どうかな…?
明日…感想を…き、聞かせてね……。お、おやすみ……良い悪夢…み、見て…。
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小梅「え、えへへ…Pさんとあの子…な、仲良くて…嬉しいな…」
小梅「今…アレを…よ、読んでる頃…? ユニット名…か、考えてくれてる…よね…」
小梅「明日…聞いてみよ…っと…。お、おやすみなさい……」パチン
小梅 end
日記だしこれくらいの長さでもいいよね?
のあさん書いてくる
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☆月☆日
交換相手のいない交換日記にも大分慣れたわね。……嘘よ、まだ慣れるまでには時が必要。
私はいつか貴方に「余計な言葉で自分を飾るのは苦手」と言ったわね? 貴方は別だけれど、とも言った筈。
けど今にして思えば多く着飾るべきだったわ。言葉はうつろうモノだけど、こうして書き記せば確かな軌跡になる。
多くの頁が擦り切れてきて、そしたら交わした言葉の少なさに驚くの。
最初の頃はあまり理解されてなかったようね、この頃から心も繋がった、この時には言葉も必要なくなった。
そうやって記憶は探れてもカタチには勝てない、私の空白は貴方が埋めていたの。
早くまた私を見つけなさいP。幾星霜の月日が流れても、私を輝かせるのは貴方の仕事よ。
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のあ「―――。未だ縋るように綴る私を見て、Pはどう思うかしら」
のあ「ふふ、声に出して名を呼ぶのは久しぶりね、懐かしい………菜々に会いに行きましょうか」
のあ「貴方が引き出した私の煌き、曇らせはしない。貴方がまた、私を見つけるその時までは……ね」
のあ end
のんびり書き溜めしてたらありす被ったorz
>>1ですか?
ありす挙げていいすか・・・
折角かいたし他のスレに使えるネタでもないし・・・
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@月×日
今日からアイドル養成所に通うことになった。
先日、とある女性歌手の歌に感銘を受け、自分もそんな仕事をしてみたいと思ったからだ。
母は「ありすちゃんは可愛いから、絶対人気者になれるわ!」とか言っているが、
笑顔を振りまくだけの軽いアイドルになんてなりたいとは思わない。
あくまでも歌の練習と、業界の付き合いを学ぶためだ。
この養成所を選んだのも出来たばっかりで人員は積極的に募集していること、
それに個人の方向性を重視していると評判だったからだ。
可愛がられるだけの存在は嫌だ。両親は好きだがこの日本人離れした名前とその溺愛っぷりだけは少々恨めしく思っている。
@月□日
今日は他に通っている候補生達、それに私の担当だと言うプロデューサーと挨拶した。
皆個性豊か……というか濃すぎるんじゃないかという事務所だ。私は何か間違ったのだろうか。
それに皆私を下の名で呼ぶ。その度に苗字で呼ぶよう促しているがキリがない。
プロデューサーも当然のように名前で呼んだ。正直訂正するのも面倒になってきたがそこは譲れなかった。
反論すると怪訝な顔をしていたので私が名前を呼ばれるのを嫌う理由を説明した。
プロデューサーは笑って『似合ってると思うけど』などと言っていた。
担当を変えて欲しい。明日から大丈夫かな。
@月△日
初めてのレッスン日。やはり緊張した。
歌の声量、音程、滑舌……それにダンスやポーズの練習など一通り。
元々体を動かすのは苦手だし、あんな大きな声を出し続けたのも生まれて初めて。疲れた。
私の評価は【筋は悪くないが、歌以外への積極性が欠ける】とのこと。流石プロのトレーナーだけあってよく見ている。
プロデューサーから『歌が好きなのか?』と聞かれたので、いつも持ち歩いている女性アーティストのCDを差し出した。
するとプロデューサーも持っているという。俺も好きだよという言葉が内心嬉しかった。
何せ周りの同年代はそれこそ今時のアイドルに憧れていて、フリフリの服や明るい歌を真似している。
初めて趣味の分け合える人が出来て私はちょっと浮かれてしまったようだった。
熱くなった私は音楽には力があるだの、自分の夢だのを臆面も無く語ってしまった。不覚。
でもプロデューサーはこんな子供の話もちゃんと聞いてくれて、その道を応援すると約束してくれた。
中々話の解るプロデューサーみたいだ。少しは認めてあげようかな。
@月☆日
やっぱりあのプロデューサーは駄目だ。明日にでも担当を変えるよう申請することにした。
今日はオーディションを見据えての衣装の見繕いだった。
しかし候補に選ばれたのは私が忌み嫌う、お人形のようなふわふわした服ばかり。
その上選んだのはプロデューサーらしい。昨日の今日でこれとは、大人は嘘吐きというのは本当だったようだ。
せめてもの反抗にと出来る限りの不機嫌顔でいるようにしたが、
プロデューサーは似合ってるだの可愛いだの褒めるばかり。
よくもまあそんな白々しく言えるものだ。そういうのは嫌いって昨日教えた筈なのに。
認めてあげるなどと書いた昨日の自分を諭してやりたい。
@月◇日
朝一にプロデューサーがニコニコ顔で写真を持ってきた。昨日撮った写真だ。
客観的に見てもすっごい膨れっ面だ。正直ここまでとは思わなかった。
しかしプロデューサーはそれを気に掛ける様子も無く、どれが気に入ったかを訪ねてきた。
口答えしたい気持ちもあったが、写真の出来栄えは自分でもやり過ぎたと思ったので反省も兼ねて素直に答えた。
挙げた衣装も気に入ったと言うより一番マシ、という理由からだったがプロデューサーは納得したように仕事に戻った。
分かってくれたのだろうか?今思えば私の態度も意図的に無視していたのだろう。
仕事は仕事、明日からは意識するようにしよう。
ちなみに担当プロデューサーの変更は事務の女性に笑顔で却下された。
考える素振りも見せない辺り、諦めろという事なんだろう。
やっぱり大人ってズルい。
@月#日
少しづつ仕事が入ってきた。相変わらず笑顔を振りまくのは苦手だけどプロデューサーはそれでいいと言っている。
勿論言われた仕事はしっかりこなす。ドレスだって最近は平気になってきた。
それにちゃんとやるとプロデューサーは優しく褒めてくれる。
今まで無条件に、ただそこに居るだけで可愛いと褒められるのとは違う、認められる嬉しさがある。
でもありすって呼ぶのと頭を撫でるのはやめて欲しい。子供扱いは好きじゃない。
……実際まだ子供だけど。
@月*日
プロデューサーと休憩時間に一緒にゲームをした。他のアイドルとよくやることもあるようだ。
折角なので何か賭け事をしてみる。負けた方が勝った方の頼みを聞くという内容だ。
結果から言えば私の勝ち。ハッキリ言ってプロデューサーは弱かった。
まあ普段からゲームに触れいているかどうかの差なんだろう。
ともかく私の勝ちという事で、休日に付き合って貰う約束をした。
最近はイチゴが旬なのでイチゴ狩りに行きたいと思っていたのだ。
いつもは両親と行くが偶にはプロデューサーと行くのも悪くない。
そう、いつも世話になっているのも事実だし、何かしら恩を返しておこうと思っただけだ。
耳聡い他のアイドル達にはデートだと騒がれた。断じて違う。
@月¥日
恥ずかしい。落ち着くまでに意味の解らない文字の羅列で日記帳を何ページも無駄にしてしまった。
今日のイチゴ狩り、私は誰から見ても間違いなく上機嫌だった。
こんなにはしゃいだのは久しぶりだ。プロデューサーも私の意外な一面に驚いていたようだった。
そんな空気だったからか、いつもは言わないようなことも一杯言った。
イチゴを食べさせ合ったりもした。馬鹿か私は。
最後にプロデューサーを名前で呼んだことは他の皆には絶対秘密。
プロデューサーにも口外厳禁を誓わせておいた。
@月〆日
今日からプロデューサーのにみ名前で呼ぶことを許可した。勿論二人の時だけだが。
これからも一緒に居る訳だし、やっぱり苗字で呼び続けるのも味気ないですし。
でもプロデューサーは喜びのあまり簡単に周りに言い触らした。秘密だって言ったのに。
お陰で周りの視線がもの凄く鬱陶しかった。彼女達とプロデューサーとじゃ呼んだ時と反応が違うとも言っていた。
どこが違うんだろうか?自分じゃよく分からない。
それを聞いても皆意地悪く笑うだけで教えてくれない。何なんですか本当に。
やっぱり許可取り消そうかな。
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プロデューサー、何を見てるんですか?……そ、それっ!!
み、見ないでくださいっ!駄目!駄目です!
まったく、勝手に人の日記を見るなんて!……はい、そうですよ。私にもそんな時期がありました。
子供なんだから世間知らずなのは当然でしょう。
今?今は……
……認めてあげてもいいですよ?ええ、ありすって呼ぶのも許してあげます。
特別、特別ですよ?私が両親以外に許すのはあなたが初めてなんですから。
……何ですかその顔。ニヤニヤ気持ち悪いです。
駄目です。許しません。反省してください。
……な、名前呼んでも駄目ですっ!
ありす編(2nd) end
08:32│渋谷凛