2013年11月11日

諸星きらり「おっすおっすばっちし!…あっ、お疲れ様でしたー」

――スタジオ


司会者「さて今回の『クイズ! わた春香さんは賢いですよ!!』も遂に最後の問題です!!」


きらり「にょわー☆ 頑張るにぃ!」

司会者「問題! 千早ちゃんと言えばB72…ではアイマス2での高槻やよいのバストサイズは!?」

きらり「んーと…思い出したー☆ 72cmだにぃ!」

司会者「…」

きらり「にょにょにょ…」

司会者「…残念!! それはアイマス1での数値!! 正解は74cmッ!!!!」

きらり「うきゃー☆ 間違えちゃったにぃ〜」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1368347947

司会者「いや〜惜しかったですねー、もう少しで賞金100万円だったのに…」

きらり「残念だにぃ…」

司会束「それにしてもまさかきらりさんがこんなにクイズに答えられるなんて思いませんでしたよー」

きらり「うぇへへへ…ちゃんと勉強してきたんだよー☆」

リボン「へー、何か以外って感じですねー…あっ、そろそろお別れのお時間です」

きらい「おつぁーしゃー☆」

リボン「え?…あ、はいお疲れ様です。 それではまた来週お会いしましょう〜」

きらり「おっすおっすばっちし!」
スタッフ「…はいっ! オッケーですー」

リボン「お疲れ様でしたー」

きらり「…あっ、お疲れ様でしたー」

リボン「あれ、どうしたの? ちょっと考えこんでた?」

きらり「あ、いえ…仕事が終わってホッとしてたっていうか…」

リボン「あーキャラを演じ終わってってことかな」

きらり「そうですね」

リボン「まぁあのキャラは疲れるよね…」ハハッ

きらり「でも、自分にとってはとても大切なものなので…あっ、そろそろ失礼しますね」

リボン「あ、うん。 またお仕事一緒になったら頑張ろうね―」

きらり「はい、是非」
――楽屋

きらり「…ふぅ」ガチャ

P「うい、お疲れさん」

きらり「あ、プロデューサーさん。 お疲れ様です…って、どうしてここに?」

P「おいおい、仕事終わったら拾って帰るって言ってただろ?」

きらり「あー…言われたような言われてないような」

P「なんか上の空だと思ったらやっぱり聞いてなかったか…」

きらり「すみません」

P「まぁ謝るほどじゃないさ。 どうした、緊張してたのか」

きらり「そりゃあ大先輩と二人っきりですから…緊張しないほうがおかしいですよ」

P「杏はまったく緊張してなかったぞ?」

きらり「杏ちゃんは肝が座ってますから…」
P「ま、とりあえず帰るか」

きらり「あ、はい」

P「んじゃ車まで案内するからついてきてくれ」

きらり「わかりました」

P「…」

きらり「…」

P「…にしても、きらりも変わったな」

きらり「…そうですかね」

P「少しは明るくなったというか」

きらり「はぁ…」

P「…」

きらり「…」
P(彼女の名前は諸星きらり。 つい先月、うちに所属したアイドルだ

 そして初めてスカウトではなく、アイドルの方から入ってきた子でもある

 彼女がうちの事務所に来たのは、確か――――)



―1ヶ月前
――事務所


P「んー! 今日も疲れたなー」

ちひろ「寝言は寝てから言ってください」

P「どうしたんですか、ちひろさん…あの日ですか?」

ちひろ「しばき殺しますよ」

P「すんませんっした」
P「それでなんでそんなピリピリしてるんです?」

ちひろ「誰のせいだと思ってんですか!?」

P「うぉっ」

ちひろ「…プロデューサーさん、今のうちのアイドル、皆言ってみてください」

P「えーっと、杏だろ?…あとニートと、アメキチと…あ、妖怪飴くれ」

ちひろ「全部杏ちゃんじゃないですか!!」

P「バレたか」

ちひろ「いいですか!? この事務所が立って何ヶ月経ってると思ってんですか」

P「んー、1ヶ月ちょい?」

ちひろ「半 年 で す」

P「嘘っ!?」

ちひろ「嘘じゃねえよ」
ちひろ「この事務所が立ってから一週間後にプロデューサーさんが杏ちゃんをスカウトしてきて以来

     一人もアイドルが入ってないんですよ!?」

P「マジでか」

ちひろ「大マジですよ!」

P「てことはうちは杏に頼りっきりってこと?」

ちひろ「そうです」

P「杏超ぱねえ、これは杏さまさまですな」

ちひろ「…うちの先月の利益、知ってます?」

P「あー、そういうのはちひろさんに任せっきりなんで」ボキモッテナイシ

ちひろ「赤字です」

P「へ?」

ちひろ「具体的に言うと杏ちゃんが今の3倍頑張ってやっと黒字になるかどうかです」

P「」
P「なにそれ怖い」

ちひろ「というか先月くらいから急激に落ちてます」

P「何故!?」

ちひろ「単純に言えば飽きられ始めてるってことです」

P「えっ早くね」

ちひろ「固定客はある程度ついてますが…やっぱりゴリ押ししすぎですね」ゴウリキアヤメモビックリテナクライ

P「ゴリ押しも糞も杏しかいないし」

ちひろ「それがおかしいんですよ!! 一人で事務所支えるだけ稼げるわけ無いでしょうが!! マイコーじゃないんですよ!!」

P「やっぱり?」

ちひろ「マジぶち転がすぞ」

P「キャーコワーイ」

ちひろ「」ブチッ

P(あ、ヤベ)

ちひろ「とにかく、杏ちゃんだけじゃあもう無理です。 早くスカウトしてきてください」

P「」ボロボロ

ちひろ「返事は?」

P「サー」

ちひろ「まったく…」

P「でも俺スカウト向いてませんよ」

ちひろ「何いってんですか、杏ちゃんスカウトしてきたでしょ?」

P「だってアレは」

――――――――――――――――――――――――――――


P「スカウトしてこいって言われても、そうほいほい見つかるわけないよなー…てか知らん女の子に話しかけるとか無理

 あーどっかにアイドルの卵落ちてねーかなー…んっ?」

杏「…」グデー

P「やだ何あの子、道路でぶっ倒れてる…」

杏「…お兄さん」

P「ん? もしかして俺のことかい?」

杏「なんでもするからお金貸して…貯金もつきて仕送り求められちゃった…」

P「へーそいつは大変だ。 しかたあるめえ、ちひろさんのヘソクリをくれてやろう」っ十万円

杏「え、こんなにくれるの? ありがとう、お兄さんは杏の命の恩人だよ」

P「気にすることはない…それでなんだが」

杏「何?」

P「さっき…な ん で も す るって言ったよね?」マジキチスマイル

杏「あっ」(察し)


――――――――――――――――――――――――――――
P「とまあ、こうやって拾ってきたわけです」

ちひろ「ほとんど誘拐じゃないですか!」

P「何をいいます、ちゃんとお金は払ってるんですよ?」

ちひろ「そのお金私のでしょうが!! 何パクってんですか、警察に突き出しますよ!?」

P「ちゃんと返したんで許してくださいお願いします」

ちひろ「…もしかして、私の机においてた『シュワちゃん主演映画10本セット』がそうですか?」

P「はい」

ちひろ「あれ全部G○Oに売り飛ばしましたから」

P「ひどい! 集めるのに2日かかったのに!!」

ちひろ「微妙に古いのばっかで1万にもなりませんでした」

P「それは…お気の毒に…」

ちひろ(堪えろ…こんなのでも○したら私と事務所はオシマイだ…)
ちひろ「とにかく! 早くアイドル見つけてこないと潰れますよ!?」

P「まぁまぁ、落ち着いて…こんなこともあろうかと、すでに手は打っています」

ちひろ「嘘乙」

P「嘘じゃありません! これが俺が生み出した究極のアイドル収集方法だああああああああ!!」バンッ

ちひろ「こっ…これは!?」

 ――――――――――――――――――――――――
| 急募 アイドル大募集                     |
|                                    |
|  自分を変えたいと思っているそこのアナタ        |
|    …アイドル、やってみませんか?           |
|                                    |
|  今ならなんと幸せになれるツボが付いてきます!!  |
|                                    |
|  お問い合わせはXXX-XXX-XXXXXか、          |
|  XXXのAAAのZZZZまでお尋ねください!!       |
|                                    |
 ――――――――――――――――――――――――
ちひろ「…」

P「…」

ちひろ「歯ぁ食いしばれ」

P「うっす」

ちひろ「ふんっ」

P「まさかのボデェエエイ!!!???」ドゴォ

ちひろ「舐めてるんですか、なんですかこのやる気のない文章」

P「いや…途中で飽きちゃって」

ちひろ「てか何で某宗教団体みたいなこと書いてんですか」

P「昔貰ったのがあったので」

ちひろ「詐欺られてるじゃないですか!!」
ちひろ「それでこれ何枚張ってきたんですか」

P「事務所の前に一枚だけ」

ちひろ「マジで東京湾沈めたろか?」

P「大丈夫です、絶対に誰か来ますよ!!」ドヤァ

ちひろ「なんなのこの自信、逆にすごいんだけど」

P「じゃあ賭けましょう。 俺が負けたらラーメンおごるんで、俺が勝ったら焼肉食べ放題奢ってくださいね」

ちひろ「明らかに不平等極まりませんがいいでしょう。 こんなんで来る子なんていませんし

    もし来たら鼻からスパゲッティも食べてあげますよ」

P「二言はありませんね?」

ちひろ「その代わり私が勝ったら今まで盗んだ金倍額で返してもらいま(ピンポーン)
P「はーい」テクテク

ちひろ(ばっ、バカな…ありえん! そうだ、きっと三○屋あたりが来たんだ…)

P「なんでしょう?…ってデカッ!?」ガチャ

ちひろ「ちょっとプロデューサーさん! いきなりそんな失礼な…デカッ!?」

きらり「…」

P「ひぃ〜、オシマイや〜…壁が破られてもうたんや〜立体機動装置ももっとらん〜」

きらり「…あの」

P「ハヒィイイイ!??」

きらり「アイドル、志望なんですが…」

Pちひろ「「ファッ!?」」

ちひろ「えっ…マジで?」

きらり「事務所前の張り紙を見て来たんですけど…」

ちひろ「んなまさかそんな…(ポンッ) へ?」

P「…」ゲスガオ

ちひろ「イラッ」


お夕飯食ってくるでおま
P「えーと、んじゃ名前とか聞かせてくれる?」

きらり「はい、諸星きらりです。 17歳で○○高校に通ってます」

P「ふむふむ」

きらり「あの、少しいいですか」

P「ん?」

きらり「後ろの事務員さんはなんで鼻からスパゲッティを食べようとしてるんでしょうか…」

ちひろ「ふっご! ふごごご!!」ズルズル

P「あぁ気にしなくていいから…それで申し訳ないんだけど身長体重教えてくれる? あとで3サイズも図ることになるけど」

きらり「えっと182cmの60kgです」

P「マジで!? ちひろさんより軽いじゃん!!」

ちひろ「風評被害はやめてくらさい!!!!」ゴフッ

P「ちひろさん口からスパゲッティ出して、ほっ○ゃんみたいですね」

ちひろ(いつか必ず死なす!)
P「んじゃ、アイドルになろうと思った理由を聞かせてもらえるかな」

きらり「はい…あの、私ってこんなんじゃないですか」

P「こんなんって?」

きらり「気が弱くて暗くて…そのくせ体だけ大きくて」

P「ふむ」

 (確かに最初は大きさに驚いたが…よく見ると真面目そうってか静かそうなイメージだな)

P「その髪の色は染めてるの?」

きらり「いえ、もともと色が薄くて…そのせいで『お前の髪なんか漬物みたいな色してるな』『お前今度から漬物な!!』って言われてて」

P(最近の子供怖えー)
きらり「そんな自分が嫌で…悩んでる時に丁度ここの張り紙を見て」

P「自分を変えたいと思った、と」

きらり「はい…」

P「んーきらりちゃん、君はどういう風になりたいの?」

きらり「えっ?」

P「変わるといってもね、それこそ今とは真逆に明るくなるのもそうだし、逆に今と同じ静かだけど上品な静かさっていうの?

 なんていうか山のテラスで紅茶を飲んでるような…そういう優雅さの手に入れるのもまた変わるってことだ」

きらり「…」

P「大体の方向性だけでいいからさ、教えてくれない?」

きらり「…そうですね、明るく、なりたいです」

P「明るくか」
きらり「同級生が遊んでるのを見ると、皆元気で明るくて…それに憧れる部分がありました」

P「自分もあんな風になりたい、と」

きらり「はい」

P「ふむむ」

きらり「…」

P「採用」

きらり「え!?」

ちひろ「ちょっと決めるの早くないですか!?」
P「正直ここにきた時点で採用は決定してました」

ちひろ「何ですかそのすごい小さな町工場みたいな面接!」

P「だって、今うちアイドルいないでしょう? 欲しんでしょう?」

ちひろ「そうですけど…」

P「だったら取らざるをえねぇだろうよ」

ちひろ「アイドルいねーの誰のせいだと思ってんだ」

きらり「あの…てことは入れてもらえるんですか?」

P「うん。 ルックスも悪くないし、その身長のインパクトは大きいからね」

きらり「あ、ありがとうございます!」


P「んー…」

ちひろ「どうしたんですか、ばかみたいな顔して」

P「インパクトが足りない」

きらり「え?」

ちひろ「あんたさっきインパクト大きい言ったばかりじゃねーか」

P「いや、確かにインパクトはある…だけど、それだけじゃ弱い

 このままデビューさせても○erryz工房の○井のパクリといわれるに違いない」

ちひろ「アウトー」
P「そして何よりこの事務所の経営をなんとかすることができない!!」

ちひろ「おいまさか」

P「新しい子スカウトするつもりなんてありませんが何か?」

ちひろ「ふふ、プロデューサーさんってほんとうに面白い人ですね」

P「HAHAHA」

ちひろ「滅びよ」ブォンッ

P「サンデージャネーノ!?」ドゴォ

きらり「あの…つまりどうすればいいんでしょうか?」

P「ちょっとまって、今考えてるから…フーミンか、げろしゃぶだな…」

ちひろ(こいつマジで懲りねーな)



ガチャ「ドアっていうとおもったか?」

杏「おはよー」

P「杏chang!! おっすおっす☆」

杏「なにそれキモい」

P「なんか今思いついた」

杏「ハハッワロス…ってデカッ!?」

きらい「あ、どうも初めまして」

杏「あ、いやこちらこそ…てかどちら様?」

P「お前のパートナーさ☆」

きらり「えっ」

杏「なんで杏より先にこの子が驚いてるの」
杏「つまりどういうことだってばよ」

ちひろ「今日新しく入ることになった諸星きらりちゃんよ」

杏「あ、アイドルになるんだ…まあよろしくね」

きらり「はっ、はい」

杏「どしたの? 緊張して」

きらり「いえ、杏さんのことはよくTVで見てますので…」

杏「あー、まあちょっと前はそこそこTV出たからねー。 今はからっきしだけど」

P「一体何がいけないんだろう」

ちひろ「もう突っ込むのもつかれた」
きらい「それでもやっぱり有名人ですから、緊張もしますよ」

杏「てか誰だお前」

きらい「え? やだなぁ、諸星きらりに決まっとるたい…あ」

杏「お前まさか」

きらい「ちぃ! バレてしまったらしかたないけん!!」ダダッ

ちひろ「あ、そっちは窓」

きらい「イイィィィィヤッホォオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」バリーン

ちひろ「窓がああああああああああ!!!!!!!」

マタクルケンネータッタッタ…

ちひろ「二度とくるなあああああああ!!!」チナミダ

杏「…ま、改めてよろしく」

きらり「あっはい」
P「それできらりのキャラ付けをどうするかだが…」

杏「キャラ付け?」

P「あぁ、お前と組ませることによってお前のキャラも引き出させるような…」

きらり「あの」

P「どうした?」

きらり「もしかして杏さんのキャラも作ってるんですか?」

杏「呼び捨てでいいよ、どうも同い年っぽいし…まぁ、ガチガチに作ってるわけじゃないけどね」

P「めんどくさがり屋なのは間違いないが流石にあそこまで堕落してはいないよ」

杏「CDの印税で食ってけるとは思ってないし、外に出なくてもいい翻訳家を目指して勉強してるんだ」

きらり(なんか思ってたより将来考えてる…というかニートじゃなくて引きこもり?)
杏「道路でぶっ倒れてたのも、アメリカに貯金叩いて勉強に行って帰ってきたら
  大家に出かけるって言うの忘れてて追い出されるわ、学校サボったの親にバレて仕送り止められるわって結果だしね」

きらり「そんなことがあったんですか…大変だったんですね」

杏「んー敬語も堅苦しいなあ…タメ口で喋れない?」

きらり「あっ、えーっと…大変だったんだね?」

杏「ちょっとイントネーションおかしいけどまあいいや…それできらりのキャラだっけ」

P「おう、明るくてインパクトの有るキャラだ。 何かいい案はあるか?」

杏「そだねー、明るくてインパクトの有る…」










杏「ゆ○こりんとかそっち系目指したら?…なんてP「採用」

「「「えっ」」」
――こうしてPと杏によるきらり改造計画が始まった…!!


きらり「にょ…にょ、にょわ〜」

P「駄目だきらり!! よく見とけ…にょわー☆ こうだッ!!」

きらり(なんで無駄にうまいのこの人…)


杏「とりあえずゆうこ○んとか○ゆゆとかア○ベベとかの本買ってきたよ」ドサドサ

きらり「何この量…」

杏「まぁ、とりあえず何事も学ぶことから始めんだよ。 んじゃ明日までにそれ全部読み終えてきてね」

きらり(すっごいスパルタ!!)


P「だにぃ!」

きらり「だ、だにぃ!」

P「違うッ! もっと高くッ!! だにぃ!!」

きらり「ダニィッ!?」

P「何か違うッ!!」


――こうして一週間の時が流れた

※ちひろさんはガラスの弁償代を請求しにきらいさんをぼこ…探しに行きました
P「さぁきらり、やってみろ」

きらり「…にゃっほーい! きらりだよ☆ あれあれ? お疲れさんみたいだにぃ! でも大丈夫☆ きらりと一緒にはぴはぴすぅ?」

P「…」

杏「…」

P「…素晴らしい」パチパチ

杏「ほんと、よく頑張ったよ」パチパチパチ

きらり「…」

P「今の気持ちはどうだ、きらり」

きらり「…すっごい恥ずかしいです」

杏「だよねー」
きらり「本当にこのキャラで行くんですか…?」

P「勿論だ、せっかくここまで作り上げたんだぞ?」

きらり「はぁ…死にたい」

杏(やばい、ガチのトーンだ)

P「それじゃあ新アイドルユニット、『杏のきらり炒め』の発足だ!!」

杏「『キラキラニート』ね…これもどうかと思うけど」

きらり(売れる気がしない…)


―そして現在


P(―――なんだかんだで杏の気だるいニートキャラとそれを振り回すきらりのはぴはぴキャラという

  何もかも正反対なキャラがいい感じに咬み合って、『キラキラニート』は人気爆発。 しばらくはうちの事務所も安泰ってところだな…

  それにしても)チラッ

きらり「…」

P(やはりまだ根本的な部分は変わってないらしい…さて、これを変えるのは骨が折れそうだな)


ブーン…
今日はここまでまた明日…さて、幸子を愛でる作業に戻るか

スタッフ「お疲れ様でしたー」

きらり「お疲れ様でした」

愛海「お疲れ様でしたー!」

きらり「それにしても随分と人気になったね、愛海ちゃん」

愛海「いやー、まさか765プロのあの人を揉めるなんて思わなかったよー」

きらり「揉む…?」

愛海「きらりちゃん、大きさじゃないんだよ。 もっと本質的なものをだね…」

きらり「はいはい、分かったから…でも結構嫌そうな顔してたよね」クットカイッテタシ

愛海「そだねー…ちょっと謝りにいってくるよ」

きらり「じゃあプロデューサーさんが迎えに来るまでまだ時間があるから、楽屋で待ってるね」

愛海「うん、分かった」
――楽屋

愛海「ただいまー」ガチャッ

きらり「おかえり」

愛海「いやー、結構心良く許してくれて助かったよー」

きらり「そうなの? こういうの許してくれない人だと思ってた」

愛海「なんでも事務所で同じようなことされてるらしいよ」

きらり「なんか不憫だね…」

愛海「あ、きらりちゃんおかし食べる?」

きらり「じゃあ貰おっかな」

愛海「おっけー、はいっ」

きらり「ありがと」
愛海「んー…美味しいねこのお菓子」

きらり「愛海ちゃん、このお仕事楽しい?」

愛海「ん、どうしたの急に?」

きらり「…なんとなくだけど」

愛海「そだねー、すっごい楽しいよ! 色んな人とお話できるし、ファンの人は応援してくれるし、おっぱいも揉めるし!」

きらり「そっか」

愛海「…きらりちゃんは楽しくないの?」

きらり「え…」

愛海「なんかきらりちゃん、疲れた顔してる」

きらり「…最近ちょっと寝不足で、ね」

愛海「ダメだよー、ちゃんと寝ないと」

きらり「うん、気をつけるよ」
きらり「…愛海ちゃんさ」

愛海「ん?」

きらり「私のこと、どう思う?」

愛海「きらりちゃんのこと…そうだなー…」

きらり「…」

愛海「すごいと思う…かな」

きらり「すごい?」

愛海「なんて言えばいいかわからないけど…少なくともあたしじゃあのキャラは無理だなーって」

きらり「そっか…」

愛海「んー…実際に言葉に出すと難しいなー…」

きらり「いや、もういいよ。 ありがとう」

愛海「…1つだけ言っていい?」

きらり「なに?」

愛海「あたしは、きらりちゃんのこと見下したりだとか、哀れんだりは絶対にしない」

きらり「…」

愛海「きらりちゃんのことずっと応援してる…だって、ファンだからね」

きらり「…そっか。 愛海ちゃん」

愛海「なーに?」

きらり「ありがと」

愛海「…どういたしまして」
愛海「本当はもっと言いたいことはあるんだけど…ちょっと今はまだ」

きらり「いいよ、無理しなくて」

愛海「ごめんね、いつか、絶対に言うから」

きらり「うん、分かった」

P「おいすー」ガチャ

きらり「あ、お疲れ様です」

愛海「お疲れ様です!」

P「忘れ問ないな〜、んじゃ帰るべ」

愛海「はーい」

きらり「…」

愛海「きらりちゃん?」

きらり「…あ、うん、大丈夫」

愛海「そう…?(なんだろう、きらりちゃん)」









(すごく辛そうな顔してる)
―数日後
――事務所

愛海『これはすごい、見た目だけじゃない弾力と包み込むような柔らかさ…まさに至高のおっぱいといっても過言じゃないよ!!』モミリンス

どたぷん『あらら〜』


杏「いやー、ついにあの765プロまで手中に収めるとは…」

きらり「…」

杏「愛海も随分と人気になったもんだ…あれ、どしたのきらり」

きらり「…え、何が?」

杏「いや、なんか思いつめたみたいな顔してたから」

きらり「…愛海ちゃんってすごいよね」

杏「どしたの急に」

きらり「リアルでも仕事でも、まったく変わらないで、それが受け入れられてるもんね」

杏「まあ、キャラガチガチのきらりからみたら羨ましいのかもねー」

きらり「…」

杏「…本当に大丈夫きらり?」

きらり「…ちょっとトイレ行ってくる」ガタッ

杏「いってらっしゃい」

きらり「…」ガタン

杏「…どうしたんだろきらり」
杏「きらりトイレ長いなー」

ちひろ「ただいまー」ガチャ

杏「あ、おかえりちひろさん」

ちひろ「あー…疲れた」ドサッ

杏「なにそれ」

ちひろ「ジュースとか切れてたから買ってきたのよ…ちょうどセールやってたし」

杏「へー、プロデューサーに買ってこさせればよかったのに」

ちひろ「…あれが無事にお使い出来ると思う?」

杏「ごめん、失言だったよ」
ちひろ「まったく…あれ、きらりちゃんは?」

杏「トイレ」

ちひろ「え? でもトイレの電気ついてなかったわよ」

杏「あれ、でもトイレ行くっていって出て行ったのに」

ちひろ「ちょっと見てくるわね」ガチャ

杏「おかしいなあ…」

ちひろ「杏ちゃん!?」

杏「あれ、どしたの」

ちひろ「きらりちゃん、トイレにいないどころか靴もないわ!」

杏「えっ!?」
杏「そんな、トイレって確かに言ってたのに」

ちひろ「きらりちゃん、2時間後に収録があるのに…どうすれば」

杏「とりあえず電話してみるよ」ピポパ

「話は聞かせてもらった!!」

杏「帰れ」

ちひろ「失せろ」

P「そんなー」

ちひろ「今あなたと遊んでる暇はないんです! 探しに行かないと…」

P「地球は滅亡する!!!!」

ちひろ「黙れ!!!!!!!!」

P「ふぁい」

杏「…ダメだ、電話に出ないよ」

ちひろ「私はとりあえず事務所の周辺を見てくるから、杏ちゃんは女子寮をお願い!!」

杏「わかった」

P「あのー僕は」

ちひろ「とりあえず適当に探してこい!」

P「サーチヒロッサー!!」
ちひろ「…ダメだわ、見つからない…一体何処にいったのかしら…」

携帯「プルル」

ちひろ「プロデューサーさんから? もしもし、見つかりました!?」

P『いやー大変でしたよ』

ちひろ「それで何処にいたんですか!?」

P『え? ああ大変だったのは事務所にGが出たからで(ピッ)

ちひろ「…何考えとんじゃあいつは!!」

携帯「プルル」ピッ

ちひろ「いい加減にしろや!!!!」

杏『ヒッ!?』

ちひろ「え、あ、杏ちゃん!? ごめん、プロデューサーさんかと思って!!」

杏『びっくりした…またなにかやらかしたの?』

ちひろ「いやまあ…それより見つかったの?」

杏『あーうん…一応自室にいたんだけど…』

ちひろ「よかったー…一応?」

杏『…とりあえず事務所に連れて行くから、先帰ってて』

ちひろ「わかったわ」
ちひろ「杏ちゃんは!?」バターン

P「あ、ちひろさん。 聞いてくださいよ、屋根裏探してたらGが10匹くらいワラワラと」

ちひろ「靴がなくなってるのに屋根裏にいるわけがないでしょうが!!」

P「分かりませんよ! 靴を持って室内に潜んでる可能性だってあるじゃないですか!!」シンチャンデミマシタ!

ちひろ「て、こんなこと言ってる場合じゃない! 杏ちゃんは?」

P「杏? 今頃小粋なパーティーでもしてんじゃないですか?」

ちひろ「じゃなくて! 杏ちゃんがきらりちゃんを見つけたって電話してきたんですよ!!」

P「それを早く言ってくださいよ!」

ちひろ「あんたが話を逸してたんでしょうが!!」

杏「…うるさいなあ」ガチャッ

ちひろ「杏ちゃん! ごめんね、プロデューサーさんが…それより、きらりちゃんは!?」

杏「あーと…まあ、見たほうが早いかな…」

P「ど、どういうことだってばよ!?」

杏「えーっと…」






「にょわー☆ みんなハピハピしてゆぅ?」
だらだらやってたらこんな時間になってしまった…
すみませんもう寝ないと死にます。 残りを明日の同じく21時から投下します
ちひろ「こ、この声は…」

P「ありえない、何かの間違いではないのか?」

杏「あー…」

きらり「にょわ? みんなどうしたんだにぃ?」

ちひろ「き、きらりちゃん…よね?」

きらり「きらりはきらりだよ?」

P「はっはっは、またまたドッキリなんて仕掛けちゃって」

きらり「どっきり? きらりもPちゃんにドッキリしかけゆー☆」

P「Pちゃ…あばばばっばばばばばっばばばばば」

きらり「きゃー☆ Pちゃん泡吹いてるー☆ かわいいにー☆」
ちひろ「こ、これは一体どういうことなの…?」

杏「杏が見かけた時にはもうこうなってて…」

ちひろ「頭とか打ったのかしら…それとも変なもの食べたのかしら…」

きらり「うゆ? きらりはきらりだにぃ?」

杏「きらり…」

ちひろ「もう時間がない…とにかくPさん! きらりちゃんを収録現場に連れて行ってあげてください!」

P「え? この状態をきらりですか?」

ちひろ「はい!」

P「笑えん冗談だな」

ちひろ「冗談みたいな顔にしてやろうか?」

P「いってきまふ」

きらり「にょわー☆ 行ってくるにぃ☆」
ちひろ「大丈夫かしら…きらりちゃん…」

杏「…」

ちひろ「一度お医者さんに見せたほうがいいのかしら…」

杏「…いや、多分病気とかじゃないと思う」

ちひろ「え?」

杏「今日ちひろさんが来る前も、ちょっと様子がおかしかったから…」

ちひろ「…杏ちゃん」

杏「どうしてああなったかはわからないけど…」

ちひろ「…そうね、少し時間を置きましょう」

杏「…ちひろさん」

ちひろ「時間が解決してくれるかもしれないし…今は、様子を見ましょう」

杏「うん、それがいいと思う」
杏「それじゃあ杏は女子寮に帰るよ」

ちひろ「あら、勉強してたんじゃ?」

杏「きらりが帰ってくるまで待ってるのもアレだし…それに」

ちひろ「…」

杏「…今のきらりとの関係を、一度一人で考えたいんだ」

ちひろ「わかったわ。 それじゃあお疲れ様」

杏「お疲れ様でした」ガチャッ

ちひろ「…とりあえずスケジュールの確認しときましょ

    愛海ちゃん、杏ちゃんはお休みで、きらりちゃんは今のだけね…」
P「ただいまー」ガチャッ

ちひろ「おかえりなさい」

P「いやー死ぬかと思いましたよ」

ちひろ「どうかしたんですか?」

P「いや、常時あのテンションのきらりと二人っきりとか…」

ちひろ「あぁ…」

P「コンビニでバイトしてた時に立ち読みに来た全裸のおっさんと二人っきりの時並でしたよ」

ちひろ「へー」

P「あ、信じてませんね? 全裸の変態と二人っきりになる呪いかけますよ?」

ちひろ「そんなことより、収録はどうでしたか?」

P「そうですねー、監督とかスタッフさんとかも驚いてたんですが…」


蘭子『きらりさん!? どうしたんですか!?(黒炎の魔術師)』


P「って感じに共演者のブリュンヒルデちゃんが蘭子ちゃんになるくらい驚いてましたよ」

ちひろ「そりゃそうもなりますよね…」ブリュンヒルデチャンヤメタゲテ
P「でも収録自体はスムーズに進みましたよ」

ちひろ「ちゃんと指示とかも守ったんですか?」

P「ええ、きっちりこなしてましたよ」

ちひろ「んー…記憶が吹っ飛んだり性格自体が変わっちゃたわけじゃなさそうですね…」

P「まぁとりあえず仕事に支障はないっぽいんで一安心ですね」スクッ

ちひろ「そうですねー…って、もう何処行くんですか?」

P「ちょっと気になることがありまして、外に出てきます」ガチャッ

ちひろ「…仕事は?」

P「…多分帰ってきます」バタン

ちひろ「…帰ってこないんだろうな」ハァ
――時が解決してくれると信じていた一向…しかし


きらり「にょわー☆ アイス食べるにぃ?」

杏「う、うん…もらうよ」


愛海「きらりちゃん揉ませてー!!」

きらり「うゆ? 構わないにょ☆」

愛海「…えーと、ごめん。 なんか今揉んだら無理やりと変わらない気がする」


きらり「ちひろちゃん肩もんであげゆー☆」

ちひろ「あ、ありがとうねきらりちゃん…」


きらり「それでねー、このあいだの杏ちゃんがとってもかわいかったんだにぃ☆」

P「今わかりました。『宇宙の心』は、彼だったんですね!」

きらり「にょわ? つまり杏ちゃんは宇宙クラスにかわいいってことだにぃ?」

P「ハハッ(何言ってんだこいつ)」


ちひろ(ふぅ…こんな時間の電車とはいえ、ふたりきりなんて…)

「いやー暑いですねー」

ちひろ「え、あ、そうですねー」(いきなり話しかけてくるなんて…って下着姿!?)

「こんなに暑いと脱ぎたくなりません?」スルッ

ちひろ「ちょっ!? なんで裸になるんですか!?」

「暑いからじゃないですかー。 さあ、お姉さんも脱いじゃいましょうよ」

ちひろ「ちょ、やめ、ほんとに…メエエエエエエデエエエエエエエエエ!!!!」


――改善されぬまま一週間が経とうとしていた
ちひろ「きらりちゃん、戻らないわね…」

杏「そうだね…やっぱり考えが甘かったのかな…」

ちひろ「一応色々と調べてはいるんだけど…これと言ったものも見つからないし…」

愛海「あのーちょっといい?」

ちひろ「なにかしら?」

愛海「きらりちゃんって、あたしが来る前はずっと初めてあった時みたいだったんでしょ?」

杏「まあ、少なくとも私達と会ってからはそうだったね」

愛海「…もしかしたら、あたしのせいなのかな」

ちひろ「愛海ちゃん?」

愛海「だってあたしが来てからああなったんじゃ…」

ちひろ「そんなことないわ! 愛海ちゃんのせいなんかじゃ…」

愛海「でも! きらりさんの様子がおかしくなりだしたのって、あたしの出てる番組見てた時なんでしょ?」

杏「それは、そうだけど」
愛海「やっぱり、あたしのせいで…」

ちひろ「愛海ちゃん」

愛海「なに?」

ちひろ「もし、あなたのせいだと仮定するとしましょう」

杏「ちひろさん!? 何言ってる…」

ちひろ「いいから!…もしそうだとしたら、あなたのどこが悪かったのかしら?」

愛海「どこがって…いきなり胸を揉んだり…」

ちひろ「きらりちゃんはそれぐらいでへこたれる子じゃないし、本当に嫌なことはちゃんと声にだすわ」

愛海「じゃあ…タメ口とか…」

ちひろ「タメ口がいけないんだったらプロデューサーさんがとっくに指導してるわ」

愛海「じゃあ…」

ちひろ「愛海ちゃん。 自分のどこが悪かったのか、それどころか自分が悪かったのかすら曖昧で謝っても、相手を逆なでするだけよ」

愛海「…」

ちひろ「それに、私達は愛海ちゃんのせいだなんてこれっぽっちも思ってないわ」

杏「まあ、そうだね。 だからそう気を落とす必要はないよ」

愛海「ちひろさん…杏ちゃん…」
杏「でも、これからどうすればいいんだろう…」

ちひろ「そうね…やっぱり病院に連れて行くべきなのかしら…」

愛海「でも、素直に行ってくれるかな?」

ちひろ「…最悪、無理矢理にでも(ガタッ)

杏「ん?…あっ」

きらり「…」

ちひろ「き、きらりちゃん…どうしたの? ただいまも言わずに…」

愛海「そうそう、こっちに来て座りなよ」

杏「お菓子もあるよ…きらり?」

きらり「…きらり、病気なんかじゃないにぃ☆」

ちひろ「きらりちゃん…?」

きらり「だから、病院には行かないにぃ」

杏「…きらり。 きらりはそう思ってるかもしれないけど、もしかしたら自覚症状がない病気かもしれない」

きらり「…」

杏「だから、念のためにお医者さんに見てもらおうよ」
きらり「杏ちゃんは、きらりが病気だと思うのかにぃ?」

杏「…だって、今のきらり…おかしいよ」

きらり「おかしいって?」

杏「本当のきらりは、暗くて、女の子っぽくなくて…でも、やさしくて暖かい子だった」

きらり「…」

杏「私は、そんなきらりと一緒にいて、とても楽しかったよ…だから、本当のきらりに戻ってよ…」

きらり「…本当のきらりって、なんなの?」

杏「…え?」

きらり「…ちょっとお散歩してくるにぃ☆」ガチャ

ちひろ「きらりちゃん!?」

きらり「…」バタン
杏「あたしのせいだ…早く追わないと!」

愛海「あたしも行く!」

ちひろ「待って! あなた達はこの後すぐに収録があるでしょう!」

杏「でもきらりをほっといては…」

愛海「収録どころじゃないよ!」

ちひろ「いい? 私が探してくるからあなた達はプロデューサーさんと一緒に現場に行って」

杏「そんな…元はといえばあたしが…」

ちひろ「心配なのは分かるわ…でも、今あなた達が収録をほったらかしたら、スタッフの人達に迷惑をかけることになるし…

    スタッフさん達があなた達を心配する…今のあなた達のように」

愛海「それは…」

ちひろ「大丈夫、私が絶対に見つけて帰ってくるから…」









P「いや、ここは俺に任せてください」
ちひろ「Pさん!? 今まで何を…」

P「ちょっと電話をしてまして…それより、ちひろさんは2人を送ってあげてください」

ちひろ「でも」

P「こんな時すら社長任せじゃ、プロデューサーの名が泣きますからね…それに」

ちひろ「それに?」

P「きらりがああなった原因、わかったと思います」

ちひろ「ホントですか!?」

P「ええ。 ですからちひろさん、2人を頼みます」

ちひろ「…分かりました。 あなたを信用します」

P「初めて言われましたよそんなセリフ。 あ、それと愛海」

愛海「え、何?」

P「ちょっとお前から借りたいものがあってな」
――女子寮 屋上


きらり「…」


杏『私は、そんなきらりと一緒にいて、とても楽しかったよ…だから、本当のきらりに戻ってよ…』


きらり「…本当の、私…」

P「うぃーっす、邪魔するでー」ガチャッ

きらり「!?」

P「隣、いいか?」

きらり「…鍵がかかってたはずだにぃ☆」

P「おいおい、忘れたのか? 俺はピッキングの天才だぜ?」

きらり「…菜々ちゃんの時かにぃ?☆」

P「ふっ…通信講座で習った腕は伊達じゃないぜ」

きらり「にょわー☆ Pちゃんかっこいいー☆」

P「はっはっは、崇めたまへ」

きらり「うきゃー☆」ダキツキ

P「ヒギィ!」ロープロープ
きらり「Pちゃんよわーい☆」

P「死んだじっちゃんがあの世で回転斬りしてたよ…」

きらり「Pちゃん面白いにぃ☆」

P「…きらり」

きらり「にょ?」

P「悪かったな」

きらり「え?」

P「お前を追い込んだ原因は俺にある」

きらり「…」

P「すまなかった」スッ
きらり「…なんのことか分からないにぃ☆」

P「お前は辛かったんだろう…キャラを求められることじゃなくて、キャラが愛されていることが

  そして、自分自体は愛されていないと思った」

きらり「…」

P「これは安倍さんに聞いた話なんだがな―」


菜々『えぇ…きらりちゃんがああなったのは…私のせいでもあると思うんです

   私は、どちらも本当の自分だと信じています…ですけど、きらりちゃんは信じきれなかったんだと思います

   現実とキャラとのギャップが私よりも大きかったのもあるでしょうね…

   あくまでキャラが愛されているのであって、自分が愛されているわけじゃないと

   そういう思いが、私の言葉で更に大きくなって…

   きらりちゃんに励ましで言ったことが、きらりちゃんを苦しめることに…』


P「―そして、愛されているキャラを本当の自分にすればいいと考えた」
きらり「…」

P「そうすれば皆から本当に愛されるって…でも、現実は違った

  ファンからの声援は何も変わらなかったし、皆は逆によそよそしくなった

  時間が経てば慣れてくれると思ったが、それどころか自分を病院へ連れて行こうとしていた」

きらり「…」

P「ショックだっただろう…愛されるどころかキチガイ扱いされたんだから

 でも、彼女たちにはそんなつもりは毛頭ない…純粋にお前を心配して きらり「わかってます」

P「…」

きらり「わかってるんです、そんなこと」

P「そうか」

きらり「急に何も言わずに、気が狂ったみたいな行動して…それで皆から愛されようなんて、わがままだって」

P「…」

きらり「わかってたんですよ! そんなことぐらい!!…それでも私は…私は…!!」

P「いいじゃないか」

きらり「…え?」
P「お前の性格じゃあ、わがままなんて殆どいってこなかったんだろう?」

きらり「…まあ」

P「だったら、こんな時ぐらいおもいっきりわがままを言えばいい

  本当の私を愛してくれって、キャラなんかじゃない、本当の私を愛してって」

きらり「…そんなこと言ったって」

P「『本当の私』ってのがわからないんだろう?」 

きらり「…!」

P「まあ、俺もそんなことわからん。 普段の糞ふざけているのが本当の自分なのか、今の糞まじめなのが本当の自分なのか」

きらり(自覚あったのか…)

P「でもんなことどうでもいいじゃないか」

きらり「そんな軽薄な…」

P「だってさ、作ったキャラだろうが元々の性格だろうが、どっちもどっちじゃないか」

きらり「どっちもどっち?」

P「万人から愛されるなんて無理だ。 どんな聖人だろうと、妬む奴や気に食わない奴がいる

  でも逆にいえばどんな奴でも愛してくれる奴はいるんだ

 お前のキャラを愛してくれる奴がいる、お前の素を愛してくれる奴がいる。 そして両方を愛してくれる奴がいる」

きらり「両方…?」

P「じゃなきゃ2ち○んとかで『諸星きらりちゃんはハピハピカワイイ&本当は根暗カワイイ』なんてスレ立たねえって」

きらり「なんで2○ゃん見てるんですか」

P「いや、風評被害とかあったらいけんし、一応火消しとかすることになるかもしれんし…」チナミニイマ6スレメダゾ
P「まあ、本当の自分なんてそんな死んでからもわからんようなこと考えたって疲れるだけだべ?」

きらり「そうかもしれないですけど…」

P「この前、蘭子ちゃんと共演しただろ?」

きらり「…そうですね」

P「あの時、彼女すごい驚いてた。 でも、それと同じくらい心配してた」

きらり「心配…」

P「休憩の時、こっそり俺のところにやってきてな―」


――――めんど…雰囲気がアレなんで翻訳分のみ


蘭子『あの、突然すみません…あ、きらりさんのことなんですけど…

   急にあんなことになってて、とっても心配で…直接言えればいいんですけど、すみません臆病で…

   …え? 本当の自分…ですか? あ、いえいえいきなりだなんてそんな!

   …そうですね、私はこんな口調でしか喋れないじゃないですか

   直さなくっちゃとは思ってます…でも、これを恥じるつもりはありません

   この口調は私の大切なアイデンティティですし、今までこれで生きてきましたから…

   でも、この口調じゃなくなった私も、立派な私だと思うんです

   別にどちらか、という話じゃなくて…本当の自分っていうのは、もっと違った…

   うぅ…ごめんなさい…うまく言えなくて…あ、きらりさんによろしく言っておいてください』
P「いい子だろ? 流石俺が推してるだけある」

きらり「…」

P「…んとまあ、蘭子ちゃんのとおり、本当の自分なんて考えるものじゃないってこった」

きらり「すごい意訳しましたね」

P「まあ気にすんな」

きらり「…そうですね、あんなに考えていたのが馬鹿らしくなってきました」

P「そりゃあよかった。 んじゃ、ついでに問題は全部潰しとこうか」

きらり「問題って?」

P「お前を追い詰めたのはキャラを押し付けてしまった俺が大本だ。 それに安倍さんの言葉や蘭子ちゃんのキャラもあるだろう

  だが、実際のトリガーになったのは…愛海、だろう?」

きらり「…」

P「勿論愛海が悪いわけじゃない。 お前が悪いわけでもない。 ただ、羨ましかったんだろう?

  身近でキャラを作らずに、そのままの自分で周りからもファンからも愛されている愛海が

  蘭子ちゃんも似ているが、彼女はキャラとも取れる強烈な性格が愛されていたからな

  愛海は比較的自然体に近かったし…それに、お前が憧れていた友達に似ていたんだろ?

  明るくて、元気そうな友達に」
きらり「…」

P「きらり、これを見てくれ」スッ

きらり「…これって? DVD?」

P「愛海がアイドルを目指した理由だ。 愛海から借りてきた」

きらり「…私のサイン入りの…インタビューDVD…」

P「ある芸能人の本性を暴くっていう企画で、応募者一名の応募者プレゼントとして撮ったものだ。 覚えているか?」

きらり「はい…私がアイドルを目指した理由とかをしゃべっているのを、Pさんがカメラで取ってましたね…2人きりで」

P「あぁ、そのおかげか中々踏み込んだ話もできたな。 そしてこれは管理人さんから聞いた話だが―」


トレーナー『はい、トレーナーです…あぁ、プロデューサーさん。 どうしたんですか?

      きらりちゃんのことですか? すみません、私も心配なんですが理由とかは全然で…

      え? きらりちゃんじゃなくてもいいから最近のこと? 
    
      そうですねえ…あ、愛海ちゃんがこの前遊びに来てくれたんですけど
  
      愛海ちゃんがきらりちゃんのインタビューDVDを持ってきて、これがあたしのアイドルを目指した理由なんだーって…

      あれ、うっすらきらりちゃんの声聞こえませんか? え、そっちどうなってるんですか?

      あのーもしもーし!? きーこーえまーすーかー!?』


P「そしてこれを聞いた時思い出してな、愛海と会った時に聞いたアイドルを目指した理由をな」
きらり「アイドルを…目指した理由…」

P「あぁ―」



――――


P「あー…スカウトとかめんどくさい…バックレてネカフェでも行こうかね…ん?」

愛海「ふーんふーん♪」

P「顔は悪くないな…だが、声をかける度胸など俺にはないのであった、まる」

愛海「まっしゅまーろほっぺ☆」

P「む、あの口ずさんでる曲…俺が適当に作詞したら奇跡的に採用されたやつじゃないか…」

愛海「ゆびっさきでーぷにぷにー」

P「まてよ、ここで俺が話しかけたら、あのきらりさんのプロデューサーさんですか!? 
  
  キャーステキー、って感じで簡単にスカウトできるのではないか?」

愛海「うひひ…あたし的にはましゅまろおっぱいを揉みたいな〜」

P「やだなにあの子こわい」

女子高生T「あの人、女の子の方見てボソボソ喋ってるわ…」ヒソヒソ

女子高生H「怖いね…警察呼んだほうがいいのかな?」ヒソヒソ
P「あんな恐ろしい子を向かい入れるなんて…どうかしてたようだ…」

愛海「…それにしても、本当のきらりちゃん見てドン引きしちゃうなんて…」カサカサ

P「むっ、あれは…きらりのマル秘デーブイデーじゃないか。 まさか当選者に会うとは…

  これは運命力を感じますなwwwww」

愛海「まったくわかってないなー…ん?」

P「そこの御仁wwwwもしかしてやらはしやらりのファンの方ですかな?wwww」

愛海(うわきも)「まあそうですけど…」

P「んんwww異教徒なら導かざるを得ないですがwwww同志ならば話は早いwwww」

愛海「は、はぁ…」

P「申し遅れましたなwwww拙者こういうものでありましてwwww」メイシスッ

愛海「えっと…え、きらりちゃんのプロデューサー!?」

P「ちょっとあそこでお茶しませんかwwwwwペヤッペヤッwwwww」
P「ほうほう、最初はきらりの胸に惹かれたと」

愛海「あれはいいおっぱいだったからねー。 大きすぎず、小さすぎずってね」

P「そして出演番組を見ているうちにファンになった…まあ、よくあるパターンですな」

愛海「まあね(急に偉そうになったなー)」

P「それで、そのDVDはどうしたの? 転売を買ったの?」

愛海「まさか! 正真正銘自分の運で当てたものだよ!!」

P「それはすごい…ところで、どう思いましたかな?」

愛海「どうって?」

P「正直それははっちゃけすぎてきらりのファンがぶっ倒れるレベルだと思って」

愛海「まあ、普段とは全然調子が違ったね…でも」

P「でも?」

愛海「とっても魅力的に見えたんだ」
P「魅力的に…」

愛海「自分の弱さってさ、そう簡単にさらけ出せないと思うんだよ

   でもこのDVDってさ、そういうのを全部出してるじゃん?

   あたしは結構さばさばしてるっていうか、細かいことは気にしないタイプだけど…

   でもやっぱり、心の奥でどうしようも出来ずに押し込めてる気持ちがあるんだ

   誰かに話すことなんて出来ないし、誰かと共有することも出来ない…
 
   さらけ出そうと思えれば簡単だけど、さらけ出すのが怖いんだよね

   だから、それをさらけ出してるのを見て、ちょっと勇気を貰ったんだー」

P「ふむふむ」

愛海「きらりちゃんのキャラは人を元気にしてくれるし、辛いことを忘れさせてくれる…

   でもキャラと実際のギャップってすごいと思う。 それを辛いと思ってることもDVDで言ってたけど…

   それでも、そのキャラが好きって言えるのって、とってもすごいことだと思うんだ」

P「なるほど」

愛海「このDVDで見れてよかったと思う。 きらりちゃんのこと深く知れたし、もっとファンになっちゃったから」

P「へえへえ」

愛海「あたしも誰かに勇気を与えてみたいなー…なんてことも思ったりね」

P「ほうほう…ところで熱海さんでしたっけ?」

愛海「愛海だよ! 温泉じゃなくて」

P「いっそのこと、あなたも勇気を与えてみませんか?」

愛海「え?」

P「我が社はアイドルを随時募集しています。 私達と一緒に夢を、見ませんか…?」

愛海(やだ宗教臭い…)
P「――まあ、こんなかんじだったな」

きらり「色々突っ込みたいことはありますけど…」

P「突っ込みだなんてそんな…」

きらり「なんか、もうどうでも良くなってきました」

P「え…まさか自殺」

きらり「しませんよそんなこと…ただ、もうちょっと簡単に考えてみようかなーって」

P「そうか」

きらり「…すみません、迷惑をお掛けして」ペコリ

P「気にすんな。 それに謝るならちひろさんや愛海、杏に謝ってやれ」

きらり「…ありがとうございます」

P「んじゃ事務所戻るか」

きらり「分かりました」
きらり「…そういえば」

P「ん?」

きらり「どうしてここにいるって分かったんですか?」

P「ああ、それはな――」


みく『はいもしもし…え? どなたですか? いや、オレオレ言われても…

   ちょっと、なんで電話番号知ってるんですか!? は? プロデューサーさんから聞いた?

   …え? きらりちゃんがよくいる場所? いや、そんなこと聞かれても…

   あ、そういえばよく屋上にいるのは見ますけど…あの、赤っぽい3階建ての…

   ええ、こっちの事務所から一応見えるので…ええ、はい

   あ、いえいえ役に立てば幸いですけど…はい、はい…あ、それじゃあまた

   …って! 結局どなたなんですか!? もしも』


P「って感じに」

きらり(不憫な…)
――事務所

P「うぃーっす」ガチャッ

きらり「…」

ちひろ「あ、プロデューサーさん!!」

P「あら、もう帰ってきたんですか?」

ちひろ「近場でしたし、短めの収録でしたから…」

P「てことは結構喋ってたんだなー俺ら」

杏「きらり!!」

愛海「きらりちゃん!!」

きらり「杏ちゃん…愛海ちゃん…」

杏「きらり…心配したんだよ?」

愛海「収録中も心配で全然揉めなかったよ!?」
きらり「…ちひろさん、杏ちゃん、愛海ちゃん…心配かけて、ごめんなさい」ペコリ

ちひろ「いいのよ、無事戻ってくれただけで」

愛海「そうそう! たまには吹っ切れないと!!」

杏「…きらり」

きらり「杏ちゃん…」

杏「…」ギュッ

きらり「あっ…」

杏「ごめんね…ごめんねきらり…」

きらり「…うん、私こそ…ごめんね…」

P「( ;∀;) イイハナシダナーだなー」
愛海「うんうん…じゃあ仲直りの揉み合いっこしようか!!」

ちひろ「ありがとうございました、プロデューサーさん」チョ・・・ナンデソウナルノ

P「いやー、屁のつっぱりはいらんですよHAHAHA」アッソンナツヨク…

ちひろ「…それとは別件なんですが」ピラッ

P「へ?」

ちひろ「この経費はどういうことですかねえ…」ピクピク

P「…いや、あのーこれはですね――」


かな子『いやー奢ってもらってありがとうございますー

    モグモグ…え? きらりちゃんですか? いやー、実は共演したことないんですよねーモグモグ

    モグモグ…勿論、話は聞いてますしモグモグ…心配だなーとは思うんですけど…モグモグ

    すみません、何も役立つこと言えなくて…モグモグ…あ、店員さん、ここからここまで全部ください!!』


P「って感じでして…」

ちひろ「食べ過ぎでしょう!? ギャル曽根でもこんなに食べませんよ!?」

P「僕に言われても困るんだよなぁ…」

ちひろ「とにかく! 半分は給料から引いときますから!!」

P「ほんげええええええええええ」
ちひろ「いや、まあ…ね」

杏「え、何その態度」

P「…はーい注目!!」

きらり「はい?」

P「えー皆さんにね、今日ちょっと大事なお知らせがありましてね」

杏「なにその口調」

愛海「校長先生っぽいね」

P「えー私はですね、本日」














P「ちひろさんと入籍いたしました」

「「「…は?????」」」
杏「え、は?…マジで」

P「マジデマジデマジデ」

きらり「ほんとなんですか!? ちひろさん!!」

ちひろ「…」ッポ

愛海「なんとまあ…おめでとー!!」

杏「てかちひろさん大丈夫? 病院行ったほうが…」

P「失礼だなおい」

きらり「どうしてよりにもよってこんな人を…」

ちひろ「それはね――」


――居酒屋


P『ほらちひろさん。 飲み過ぎですよ』

ちひろ『てやんでえ…これが飲まずにいられるかってんだ…』ヒック

P『もうこれで最後にしましょう。 すみませーん! お勘定お願いしまーす!!』

ちひろ『うーい…あ、そこのカバンから財布とってください…おえ』

P『何いってるんですか』

ちひろ『え?』

P『こんな時ぐらい奢らせてくださいよ』

ちひろ『え、でも私の奢りって…』

P『はっはっは、ジョークですよ、ジョーク』

ちひろ『プロデューサーさん…』キュンッ

P『すみませんおいくらですか…え?…あの、ちひろさん』

ちひろ『はい?』

P『…2000円出してもらえますか?』
―数日後
――事務所

きらり(あのきらりハピハピ事件(命名:P)から数日がたちました)

杏「いやーあの時はどうなることかと思ったよ」

愛海「ほんとにねー世界の終わりかと…」

きらり「もう、あれは忘れてって言ってるじゃない」

杏「いやーあれは忘れろと言われて忘れられるものじゃないよー」

きらり「それはそうかもしれないけど…」

愛海「ファンとしてはある意味貴重な体験かもしれないけどねー」

きらり(皆元通りになり、私は少し明るくなったと言われました…実際、そうかもしれません)

P「ふぅ…うぃーっす」

ちひろ「皆、こんにちは」

きらり「あ、こんにちは」

杏「こんちわーっす」

愛海「こんにちはー! あれ、随分遅い出勤だねー」
ちひろ「―ってことがあって…あ、この人私がいないと駄目なんだなーって…」

杏(あ、この人ダメ人間に惹かれるタイプだ)

きらり(ちひろさん…酸素欠乏症にかかって…)

愛海「ま、まあまあ…それでいつ結婚式するの?」

ちひろ「とりあえず仕事が一段落ついてからかしらね…皆のオフの日にするから、来てくれるかしら?」

きらり「勿論ですよ、楽しみにしてます」

杏「にしてもねー…衝撃的な展開すぎるよ…」

きらり(こんな風に、色々と衝撃的なことがこれからも起きるかもしれません…

    でも、そんな人生も悪くないかも…そう思えるようになりました

    こう思えるようになったのも、ちひろさんや愛海ちゃん、杏ちゃん…そして)

P「新婚旅行は何処に行きます? 札幌? 熱海? ナメック星?」

ちひろ「そんなお金何処にあるんですかね…誰かさんが経費を使いまくったおかげで」

P「ひょええええええええ」







きらり(プロデューサーさんのおかげ…なのかなー)

おわり


08:26│諸星きらり 
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