2014年07月25日

美希「プロデューサー。肩揉んで?」

P「………………」カタカタカタ



<ガチャ



美希「あふぅ」





P「ん。あれ、どうしたんだ、こんな時間に。今日直帰だったろ?」



美希「事務所に忘れ物したから取りに来たの。はぁー……、面倒くさいの。ほかのみんなは?」



P「もう帰ったよ。小鳥さんも帰ったし、今日は俺が戸締りだ」



美希「ふーん」ポフッ



P「おいおい。なにソファで落ち着いてんだ。もう遅いんだから、早く帰れって」



美希「プロデューサーは?」



P「もうちょっとで仕事が終わりそうだから、これやったら帰るよ」



美希「じゃあなにかお話して? ミキ、わざわざ事務所に帰ってきたのに、忘れ物を持って終わり! じゃなんか損した気分になるの」



P「なんだそりゃ……。わからんでもないけど。あー、じゃあもうちょっと待ってな。送ってってやるから」



美希「あふぅ。あー……、今日も疲れたのー……」ノビー





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美希「はぁ。うーん、肩凝っちゃった。ミキ、すっごく肩が凝りやすいんだけど、なんでかな?」



P「そりゃお前、おっぱいが大きいからじゃないの」



美希「うわー、セクハラさんなの。でりかしーがないの」



P「今のは完全に言わせただろ……、身体凝るって言うならレッスンの後はきちんとクールダウンしとけよ。ストレッチも重要だぞ」



美希「ちゃんとしてるもーん。それでも凝っちゃうんだから、肩の方が悪いって思うな。あ、プロデューサー。ミキの肩揉んでよ」



P「お前……。一日仕事した後のおっさん捕まえて肩揉めとはいい度胸だな。普通逆だぞ」



美希「一日仕事だったのは美希も同じだもん。今日も頑張ったんだよ?」



P「む……。それ言われると弱いな。確かに最近、美希も頑張ってるしな……。よし、丁度仕事も終わったし、揉んでやるか。ほら、背中向けて座れ」



美希「わーいなの」



P「よし、じゃあ揉んでいくぞー。……お前、肩ほっそいなぁ」



美希「そお? 普通だって思うな」



P「子供の肩なんてあんまり触らないからなぁ……。さて……」スッスッ



美希「? プロデューサー。ミキ、肩を揉んでほしいんだよ? なんで擦るの?」



P「こういう風に手で擦ると、温かくなるだろ? 血行が良くなるんだってさ。軽擦法って言ったかな。こんな風に擦られるだけでも結構気持ち良くないか?」スッースッー



美希「ん……、確かにちょっと気持ちいいかも。あったかいし。プロデューサーの手っておっきいんだね」



P「まぁ一応男なんで……。よし、温まって来たな。それじゃ、揉んでいくぞー」グッ



美希「痛っ! あ、ちょ、痛い、痛いの!」



P「え、マジで? 俺、全く力入れてないけど……、これでも痛い?」グッ



美希「痛いの! もう、プロデューサー、力入れすぎなの!」



P「これで痛いのか……、お前ほんっとに肩凝ってんだな……。わかったわかった、それじゃ優しく揉んでいくから。えーと……」



P「よし、じゃあ揉んでいくぞー。……お前、肩ほっそいなぁ」



美希「そお? 普通だって思うな」



P「子供の肩なんてあんまり触らないからなぁ……。さて……」スッスッ



美希「? プロデューサー。ミキ、肩を揉んでほしいんだよ? なんで擦るの?」



P「こういう風に手で擦ると、温かくなるだろ? 血行が良くなるんだってさ。軽擦法って言ったかな。こんな風に擦られるだけでも結構気持ち良くないか?」スッースッー



美希「ん……、確かにちょっと気持ちいいかも。あったかいし。プロデューサーの手っておっきいんだね」



P「まぁ一応男なんで……。よし、温まって来たな。それじゃ、揉んでいくぞー」グッ



美希「痛っ! あ、ちょ、痛い、痛いの!」



P「え、マジで? 俺、全く力入れてないけど……、これでも痛い?」グッ



美希「痛いの! もう、プロデューサー、力入れすぎなの!」



P「これで痛いのか……、お前ほんっとに肩凝ってんだな……。わかったわかった、それじゃ優しく揉んでいくから。えーと……」

P(親指で揉むのが痛いなら……、手のひらだな。円を描くようにしながら揉んでいけばいい)



クリクリクリ



美希「あ……、それはちょっと気持ちいいの」



P「こうやって、ちょっとずつほぐしていくからなー。どうだ、痛くないか?」



美希「これなら大丈夫なの……。あっ、そこそこ。そこ気持ちいいからもっとやって?」



P「はいはい。これでどうですかーっと」クリクリクリ



美希「あ〜……、もう、こんな風に気持ち良くできるなら、最初からやって欲しいの」



P「悪い悪い。思ったより凝りがひどかったもんでな……。でも大分ほぐれてきたんじゃないか?」クリクリクリ



美希「そうなの? 自分ではよくわかんないの」



P「そろそろ普通にやっても大丈夫かな。じゃ、手のひらで肩を包んで、指の腹で押して……」



美希「あっ、それはヤなの! 痛いのはヤ!」



P「大丈夫だって、そんなに力入れないから」グッグッ



美希「……あ、ほんとだ、痛くない。むしろ気持ちいいの」



P「だろ。筋肉がほぐれてきてるんだよ。俺があんまり力入れていないのもあるけどさ」グッグッ



美希「お、おー……。なんか……、さっきのグリグリより……、気持ち、いいかも……」



P「そうだろそうだろ。うわ、お前ここガチガチじゃないか。痛いだろ、ここ」グリグリ



美希「あ、あいたたた……、痛い、けど、ちょっぴり気持ちいいね……」



P「痛気持ちいいってやつだなぁ。こういうところをきちんとほぐすと、肩も軽くなるからちょっと我慢してな」グッグッ



美希「あう……なんか……、変な声出ちゃいそう……」



P「………………」グリグリ



美希「あ〜、極楽なの〜……」

P「んー……、ちょいと失礼」ふぁさ



美希「ふえ? どうしたの、プロデューサー。なんでミキの髪をかきわけるの?」



P「いや、うなじもマッサージしてやろうと思って。……お前、綺麗なうなじしてんなぁ。今度、撮影でうなじ出してみようか」



美希「どっちでもいいの。それより、早く続きやって欲しいの」



P「はいはい。ま、ここは軽く……」



P(うなじを手で掴んで、指の腹でぐっと押していく)モミモミ







美希「んぁ……、ん……、これも結構気持ちいいの……」



P「そうなんだよ。肩じゃなくて首も凝るから、こうやってきちんとほぐさないとな」モミモミ



美希「はう……」



P「……………………」グッ



美希「あ、いたたた……、プロデューサー、そこちょっと痛いよ?」



P「髪の生え際あたりにあるのは眼精疲労のツボだ。目が疲れてるぞー。携帯イジるのもほどほどにな」



美希「はぁい……」

P「んー……。こんなところはどうだ?」



P(丁度、鎖骨の下あたり、だっけか。この辺りを親指でぐりぐりと押していく)



美希「あぅ、あぅ。あっ、そこいいの。ちょっとくすぐったいけど……」



P「あぁやっぱ気持ちいいか。肩凝ってるとどうしてもな……」クリクリ



美希「んあ……、あは、なんだか変な声出ちゃうの」



P「わかるわかる。ここが気持ちいいなら、腋のあたりも良いんじゃないかな」グリグリ



美希「あうー……。そこも良いの……、気持ちいいのー……」









美希「気持ちいいけど、そこほとんどおっぱい触っちゃってるよ?」



P「あぁやっぱそうか。すまん」パッ



美希「プロデューサーなら別にいいけどね。はぁー、大分肩も軽くなったの。ありがと、プロデューサー」



P「……………………」



美希「どうしたの?」



P「いや、思ったより身体疲れているみたいだからさ。仕事頑張ってくれてるんだなって」



美希「ミキ、頑張ってるって最初から言ってるの。もっと褒めてくれてもいいって思うな」



P「わかったわかった。よし、じゃあもっと労わってやろう。ちょっとソファに寝転びな?」



美希「何するの?」



P「肩だけじゃなくて、腰回りもマッサージしてやるから。そうすりゃ疲れもちょっとは軽くなるよ」



美希「ほんと? わーいなの」コロン



P「じゃあちょっと上に乗るぞー……。さて。腰回りとは言ったが、まずは肩の辺りをほぐしていくぞ。特に肩甲骨の辺りだ。ここを手のひらでグリグリと揉むと気持ちいい」グリグリ



美希「あ、ほんとなの。ほとんど骨なのに、不思議だね」



P「ほれ、ぐりぐり」



美希「んあー……。よくわかんないけど、気持ちいい……」



P「肩甲骨の中に手を入れる、みたいなマッサージもあるんだけどな。さすがにそれは」



美希「それはちょっと怖いの……」



P「俺もちょっと怖くてできない。この辺りがほぐれてきたら、徐々に位置を下げて行って腰の辺りを揉む。ここは親指でしっかりとツボを押していくぞ」グッグッ



美希「あっいったっい、そっこっ痛い」



P「んー……。やっぱ腰に負担かかってんだな……。いくらダンス得意っつっても、疲れないわけじゃないもんな」



美希「えー? ミキ、平気だよ?」



P「美希はそのつもりでも、身体は疲れてるんだってば。ほれ、その証拠に」グリグリ



美希「痛い痛い、痛いよ! もうー! 意地悪しないで!」



P「はっは、悪い悪い。ゆっくりほぐしていこうな。温められると尚いいんだけどなー……」グッグッ



美希「あ〜……、ようやく気持ち良くなってきたの〜……。痛気持ちいいの〜……」



P「……………………」グリグリ



美希「あっ、そこいいのっ。もっとやって?」



P「へい」グリグリ



美希「あー………………」



P「…………」トントントン



美希「はふう………………」



P「うーん……」



美希「どうしたの?」



P「いや、もう腰回りは十分ほぐしたんだけどさ」



美希「そうなの? じゃあもうマッサージは終わり?」



P「腰は終わってんだけど……。なぁ美希。さすがに尻触られるのは嫌か?」



美希「えー? どうしたの、プロデューサー。本当にセクハラさんになっちゃった?」



P「そうじゃなくてさ。やっぱ知らないのか、美希。尻も凝るんだよ。足の付け根とかもそうなんだけど、これがなかなかに気持ちが良い」



美希「ふーん。それでミキのお尻に興味津々ってこと?」



P「別に興味があるからってわけじゃねぇよ……。いいよ、変なこと言って悪かったな」



美希「あはっ、冗談なの。マッサージしてもらえるなら、どこ触ってもいいよ。プロデューサーなら、ミキ平気だもん」



P「そうかい。なら、ちょっと失礼するぞ」

P(とりあえず、手の甲で刺激していくか……。揉むっていうよりは、揺らすっていう感じで……。うわ、こいつの尻やわらけーなー……。本当に中学生かよ)



美希「きゃー。どう? ミキのお尻」



P「あぁ、立派立派。その立派なお尻を今からほぐしていくからなー……」クニクニクニ



美希「んっ……。あー、ほんとだ。なんだか気持ちいいの……」



P「だろ。腰や肩を揉むのとはまた違った気持ち良さだろ」クニクニクニ



美希「そうだねー……。でも不思議。お尻も凝るんだね?」



P「最近、座り仕事も多くなったからなぁ。やっぱ尻にも負担かかってんだよ。ちゃんと疲れ取ってやらないとな」クニクニクニ



美希「あー、それいいのー……。気持ちいいー……。ね、お尻を揉んでもらって気持ちいいってことは、おっぱいも気持ちいいのかな?」



P「アホたれ」



美希「やんっ。もう、お尻叩かないで欲しいの」



P「アホなこと言うからだ。ほれ、尻も背中も終わりだ。ちょっとそこに座りな」



美希「はーい。あー、気持ち良かったの」



P「待て待て。最後の仕上げがあるから待ってな。はい、背筋伸ばして。よいしょっと」

P(手を合わせて、ほとんど力を入れずに頭をとんとんと叩く)パチパチパチパチ



美希「えっ、なになに。なんでミキの頭を叩くの?」



P「こういうマッサージなの。叩打法って言ってな。床屋さんとかでやってもらったことないか?」



美希「ミキ、床屋さん行ったことないの。いつも美容院だし」



P「あぁそう……。まぁいい、これも気持ちいいから」





パチパチパチパチパチ……





美希「ああああ〜〜……ほんとなの、気持ちいいの……。なんで気持ちいいのか全くわからないけど、気持ちいいの……」



P「ほんとこれなんで気持ちいいんだろうな……。簡単にできるからいいんだけど。はい、終わり。お疲れさん」



美希「あー、気持ち良かった。ありがと、プロデューサー」



P「はいはい。それじゃ、もう遅いから帰るぞ。戸締り手伝え」



美希「はーい」

P「ほれ、きちんとシートベルトつけて。えーと、美希の家はこっちのルートでよかったかな……」



美希「あ〜、ミキの身体、すごく軽くなったよ。事務所に忘れ物して得しちゃったな」



P「今回のは特別だぞー……。がっつりマッサージやったから俺の方が疲れちまったよ」



美希「あ、それなら今度はミキが肩叩いてあげようか? トントントンって」



P「んー………………………………。いや、いいや」



美希「えー? なんで?」



P「お前らに肩たたきなんてされたら、すげぇ老け込んだ気分になりそうでな。凹むからやめとく」



美希「えー。ミキ、作ってあげるよ? 肩たたき券」



P「そういうのがいやだって言ってんの」





おわり



23:30│星井美希 
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