2013年11月20日

響「二人の距離」

【注意書き】

貴音「『かなさんど』が欲しいのです」

の続きとなります


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【ある日、事務所】

P「おーい、貴音」

貴音「……はぁ」

P「貴音、聞いているのか?」

貴音「……はぁ」

P「いつまで呆けているんだ?そろそろ仕事だぞ」

貴音「プロデューサー……」

P「何だ?」

貴音「……わたくしは、嫌われてしまったのでしょうか」

P「それは、響にか?」

貴音「はい……」
P「んー……心配しなくてもいいと思うんだけどな」

貴音「しかし、響に『大っ嫌い』と言われてしまいました……」

貴音「意味を知らなかったとは言え、響の心を乱したのは事実……」

貴音「もう、どんな顔で会えば良いのかも分かりません……」

P「まあ、そう自分を責めなくてもいいと思うぞ?」

貴音「気休めは――」

P「気休めじゃないさ。だって、勘違いしていたとは言え、響は貴音を好きだって言ってくれたんだろう?」

貴音「それは……そうですが……」

P「だから、嫌われたって事はないと思うんだ」

P「今は気持ちの整理ができてないだけだよ。気に病む必要はないさ」

貴音「……それでは、わたくしの気が済みません」

P「なら、響に向き合ってみるといい。響が貴音にしてくれたようにな」

P「真剣に接すれば、きっと許してくれるよ」

貴音「真剣に……ですか。分かりました」

P「よし。じゃあ、そろそろ行くか」

貴音「はい!」
【後日、事務所】

響「ただいまー!」

美希「ただいまなの!」

貴音「お帰りなさい、響」

響「う……貴音……」

貴音「何ですか?」

響「いや、その……何でもない……」

美希「おーい?貴音ー?」

貴音「それならよろしいのですが」

美希「ねぇ、貴音ってば!」

貴音「おや、美希。居たのですか」

美希「居たよ!?ていうか、さっき『ただいま』って言ったよね!?」

貴音「それは申し訳ありません。響しか目に入っておりませんでした」

美希「何なのこの扱いの差は……」
貴音「ところで、響に少しお話が」

響「何?」

貴音「その……響の想いに真剣に向き合いたいのです」

美希「どういう事なの?」

貴音「実は、響から愛の告白を受けまして」

美希「そうなの!?うわぁ……」

響「ちょっ!?ドン引きしないで!」

美希「仲がいいのは知ってたけど、まさかここまでとは思わなかったの……」

響「だから違うんだってば!」

美希「違うの?」

貴音「違いません」

響「もー!ややこしいから貴音は黙ってて!」

貴音「はい……」

美希「亭主関白なの……」

響「話を聞け―!」
美希「えっと……つまり勘違いが原因なんだね」

響「そういう事。自分は愛の告白なんてしてないからな」

美希「でも、勘違いとはいえ、一度は受け入れたって事になるんじゃ――」

響「勘違いだからノーカンに決まってるでしょ!」

美希「貴音、ノーカンなんだって」

貴音「たとえそうだとしても、真剣に向き合おうと決めたのです」

響「貴音……」

美希「具体的にはどうするの?」

貴音「わたくしの生涯を捧げます」

響「愛が重い!」
貴音「これからは響を支えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」

響「ああ、うん……よろしく……」

美希「響、元気ないね」

響「むしろこれで元気一杯だったらヤバいぞ」

貴音「響は、わたくしが嫌いなのですか……?」

響「いや、そうじゃないよ?ただ、性別を考慮してくれたら嬉しいなーって」

貴音「覚悟はできております」

美希「爛れてるの……」

響「だから話を聞けー!」
美希「ところで、近くに美味しそうなお店を見つけたんだけど、食べに行かない?」

貴音「はい――と言いたいところですが、響はどうするのですか?」

響「お昼もまだだし、自分は行こうかな」

貴音「では、わたくしも参ります」

美希「決まりだね。じゃあ行こっか」
【移動後、歩道】

響「…………」

美希「…………」

貴音「…………」

美希「ねぇ、貴音」

貴音「何ですか?」

美希「どうしてミキ達の後ろを歩くの?」

貴音「三歩下がって歩くのはわたくしの務めですので」

響「いや、普通に横を歩けばいいんじゃ……」

貴音「駄目です」

美希「ふーん……そういうものなんだね」

美希「じゃ、ミキは響と――」

ゾワッ……

貴音「響と……何ですか?」

美希「ナ、ナンデモナイノー」

貴音「そうですか。それは良かったです」

響「怖いよ!」
【移動後、レストラン】

店員「お待たせしました」

コトッ……

響「貴音の来たぞ」

美希「わぁ……美味しそうだね!」

貴音「ええ、真に」

響「……食べないのか?」

貴音「響より先に頂くなど、わたくしにはできません」

美希「でも、早くしないと冷めちゃうよ?」

貴音「いえ。たとえ空腹が極限に達し、この身がやつれ果てようとも、わたくしが先に食す訳には――」

響「いやいやいや!流石にそこまでしなくてもいいからね!?」

貴音「しかし……ジュルッ……ひび――ジュルッ――響を差し置いて頂くなジュルッ!」

響「いいから!先に食べてもいいから!」

貴音「分かりました……頂きます」

美希「予想以上にめんどくさいの……」
店員「お待たせしました」

コトッ……コトッ……

店員「ご注文は以上でよろしいですか?」

響「あ、大丈夫です」

店員「では、ごゆっくりどうぞ」

美希「……さてと、頂きますなの!」

響「頂きます」

カチャカチャ……

貴音「…………」

響「あ、まだ食べたいなら追加で注文してもいいぞ?」

貴音「いえ……響より多く食べるなど、わたくしにはとても――」

美希「今更なの」

響「今更だぞ」

貴音「あの……わたくしはどういう人間だと思われているのでしょう?」

美希「んー……腹ペコ面妖女?」

貴音「酷いです……」

美希「ミキのおにぎりを奪った罪、まだ許してないの」

響「根に持ち過ぎだぞ……」
響「さて……話を戻すけど、さっきのだけじゃお腹一杯にならないでしょ?」

美希「そうそう。いつもはもっと食べてるんだし、頼めばいいって思うな」

貴音「しかし……響よりも多く頂く訳には……」

響「自分は気にしないぞ?」

貴音「わたくしが気にするのです」

美希「じゃあ、響が貴音より多く食べればいいんじゃない?」

貴音「……それは名案です!」

響「殺す気なの!?」

美希「死ぬのは響の財布なの」

響「それはそれで嫌だぞ!?」
【別の日、楽屋】

春香「ふ〜……やっと終わったぁ……」

響「そんなに疲れたのか?」

春香「体力的にはそうでもないけど、精神的にね……」

響「あー……それはあるかも」

春香「でしょ?さあ、早く帰ろう」

ガチャッ

貴音「お待ちしておりました」

春香「うわぁっ!?た、貴音さん!?」

貴音「響。荷物をお持ちします」

響「別にいいのに……」

貴音「そういう訳には参りません」
春香「あの……貴音さんはどうしてここに?」

貴音「おや、春香。居たのですね」

春香「居ましたよ!ていうか、目の前に居たの私ですよね!?」

貴音「そうですね。では改めまして……春香、お疲れ様です」

春香「あの……リボンに話しかけるのやめて貰えます?」

貴音「分かりました。さて、事務所へ参りましょうか」

春香「雑!扱いがなんか雑なんですけど!?」

響「最近の貴音はこんな感じだから」

春香「そうなんだ……じゃあ、私だけこんな扱いじゃないんだね。よかっ――」

響「流石に他の人は人間扱いされてるぞ?」

春香「何なの!?私って何なの!?」

貴音「天海春香でしょう?」

春香「いや、そうなんですけど――」

貴音「では事務所に参りましょうか」

春香「だから扱いが雑ですって!」
【楽屋退出後、歩道】

春香「ねぇ、響ちゃん」

響「んー?」

春香「貴音さん、何で後ろを歩いてるの?」

響「ああ、それか。えっと――」

貴音「わたくしは響を支える役目を負っておりますので」

春香「へぇ……何だか夫婦みたいですね」

貴音「『みたい』ではありませんよ」

春香「……はい?」

貴音「わたくしはそうなれれば良いと思っております」

響「もー!また貴音は紛らわしい事を言うんだから!」

貴音「紛らわしくなどありません。生涯を捧げるのですから当然です」

春香「重っ……」

貴音「軽いよりも良いではありませんか」

響「そうだな。春香みたいに軽いのはちょっとどうかと思うぞ」

春香「いや軽くないよ!?私の評価ってそんな感じだったの!?」

響「あ、これは別の話だった」

春香「私の居ないところで何の話をしてるの!?ねぇ!」
響「冗談はさておき、今ちょっと貴音が面倒臭くなってて……」

貴音「面倒臭いとは心外です。わたくしは響が心配なだけですのに」

春香「いつも迎えに来てるんですか?」

貴音「はい。時間の許す限り、響に付き従うよう心がけておりますよ」

響「この前は家まで着いてきて困ったぞ」

春香「それストーカーですよ!」

貴音「違います。響が心配なだけです」

春香「それを世間ではストーカーと言うんです!」

貴音「春香……貴女は世間の言う事に流されて生きているのですか?」

春香「それは……」

貴音「そのような気構えだから、『リボンが本体』と言われるのですよ?」

春香「酷い!」

響「自分は春香のリボン、好きだぞ?」

春香「なんかフォローがフォローになってないんですけど」

響「そうかなぁ?」

春香「だって、それだとリボンが好きみたいじゃない?」

響「でも、春香が好きだって言うと……」

貴音「天海春香……燃やしますよ?」

春香「怖っ!何を燃やす気なんですか!?」

貴音「りぼんです」

春香「だからリボンは本体じゃないんですって!」

響「とまあ、こんな風に貴音が怒るから」

春香「意外と独占欲強いんだね……」
春香「そういえば、気になった事があるんだけど」

響「何だ?」

春香「仮に貴音さんと響ちゃんがもう結婚したようなものだとして」

響「うん」

春香「家計って……同じにするの?」

響「えーと、同じ口座にするのかって事?」

春香「うん」

貴音「わたくしはそのつもりですが」

響「普通は同じにするんじゃないか?自分はよく分からないけど」

春香「ふーん……そっかぁ、貴音さんと同じかぁ……」

響「それがどうかしたのか?」

春香「ねぇ、響ちゃん」

響「うん?」

春香「……エンゲルドンマイ!」

響「エンゲルドンマイって何!?」

春香「いや、エンゲル係数が凄い事になりそうだなーって」

響「無駄に語呂よくてムカつくぞ……」
【一時間後、事務所】

春香「あ、そうだ。今日はクッキー作ってきたんだよ。食べる?」

響「食べる食べる!」

春香「えーっと……はい、どうぞ――」

貴音「お待ちください」

春香「あ、貴音さんの分もありますよ」

貴音「いえ、そういう話ではなくてですね」

響「どうしたの?」

貴音「失礼ですが、毒味をさせて頂きます」

春香「いやいやいや!毒なんて入ってませんって!」

貴音「それでも、万が一があっては遅いのです」

響「過保護だなぁ……」

貴音「これもわたくしの務めです」

春香「響ちゃん、愛されてるね」

響「全然羨ましくなさそうだぞ」

春香「だって羨ましくないし……」

響「春香は素直だなぁ!」
貴音「春香。くっきぃをお願いします」

春香「そうでした。はい、どうぞ」

貴音「ふむ……形は問題なしですね」

響「形に危険とかあるのか?」

貴音「鉄板を仕込んでいる可能性が――」

響「ある訳ないでしょ」

貴音「では、肝心の味の方を……はむ」

春香「ど、どうですか?」

貴音「いえ、まだ分かりませんね。もう一枚頂けますか?」

春香「どうぞ」

貴音「はむ……なんと、これは……!」

貴音「春香、もう一枚です」

春香「はい」

貴音「これは不味いですね……むぐ……非常に不味い事に……はむ……」

響「ちょっ!食べすぎだぞ!」
貴音「ふう……ご馳走様でした」

春香「結局、全部食べちゃいましたね……」

響「毒味とか言って、本当は自分が食べたかっただけでしょ」

貴音「違います!春香のくっきぃには間違いなく毒が混入しておりました!」

春香「ええっ!?ちゃんと作りましたよ!?」

貴音「いいえ……現にわたくしは全て食べてしまいました……」

春香「そ、それって……」

貴音「はい。何を隠そう、わたくしは中――」

響「中毒になった、とか言わないよね?」

貴音「……駄目ですか?」

響「駄目」

貴音「申し訳ありません……」
ガチャッ

美希「ただいまなのー」

春香「おかえり、美希」

美希「あれ?春香が居るって事は、もしかしてクッキーとか――」

響「全滅したぞ」

美希「あー……貴音が食べちゃったの?」

貴音「真っ先にわたくしを疑うというのもどうなのでしょう?」

美希「違うの?」

貴音「違いませんが」

美希「じゃあ何で反論したの!?」

貴音「反論したくなったからです」

美希「自由すぎるの……」

春香「美希も人の事は言えないと思うけどね」
美希「まあいいの。せっかく響と貴音が居るんだし、話でも聞かせて貰おうかな」

春香「もしかして、美希も知ってるの?」

美希「まあね」

響「話す事なんて何もないぞ」

春香「まあまあ。そんな場末のバーに居るさすらいの旅人みたいな事言わずに。ね?」

響「何なのその例え……」

貴音「別に構わないではありませんか。何もやましい事などありません」

響「やましい事だらけだぞ」

美希「なになに?もうやっちゃった?」

響「やってる訳ないでしょ!春香じゃあるまいし!」

春香「ちょっ……その評価ってどこからきてるの!?」

貴音「響。それは勘違いだったのでは?」

響「あ、そうだった」

春香「だからどんな勘違いすればそんな事に――」

美希「確かに春香って安そうなの」

春香「何で!?」

美希「その辺で売ってそうだし」

春香「それ絶対リボンの事だよね!?」

美希「間違えたの」
春香「まったく……貴音さん、美希にも何かありませんか?」

貴音「何かとは?」

春香「私みたいな勘違い話とか」

貴音「美希は……触るとすぐべたべたになると言う話がありましたね」

美希「何の話なの!?」

響「美希は敏感って話だぞ。勘違いだけど」

春香「へぇ……ほぉ……」

美希「春香……なんてゲスな顔をしてるの……」

春香「ゲスとは心外だなぁ……私は笑ってるだけだよ?」

響「おかめさんみたいな笑い方は確かに気持ち悪いな」

貴音「ふむ……春香納豆ですか?」

春香「あの、私が粘ついてるみたいな表現やめて貰えます?」

美希「でも、春香ってしつこそうなの」

響「いつまでもズルズルと引きずってそうだな」

貴音「麺が伸びてしまいますね」

春香「貴音さんは食べ物から離れてください」

貴音「いえ、時間が掛かれば掛かるほど美味しくなくなるという意味です」

春香「私に恨みでもあるんですか!?」
春香「ていうか、話を戻そうよ」

響「どこに?」

春香「それは勿論、美希がすぐべとべとになるってところに」

美希「何でそこに戻すの!?」

春香「私ばっかり弄られて不公平じゃん!」

美希「春香はそれぐらいがお似合いなの!」

貴音「二人とも落ち着きましょう。さて、美希の話ですが」

美希「だからそこに持っていかないでってば!」

響「どうせ勘違いなんだからいいじゃないか」

美希「よくないもん!大体、ミキはもっとサラサラして――」

春香「サラサラしてるの?」

美希「……サラサラヘアーナノー」

響「その誤魔化し方は無理があるぞ」
美希「そもそも、話を戻すって言うなら響達の話にして欲しいの」

響「今の状況以上に話す事なんてないぞ」

春香「いや、どっちが受けとか攻めとかあると思うけど?」

貴音「はて……何の事でしょう?」

春香「えーっとですね……小鳥さんの本がこの辺に……あった。はいこれ」

美希「うわぁ……」

響「要するに……その、する時の話なの?」

春香「そういう事!」

貴音「春香」

春香「はい?」

貴音「婚前交渉はいけませんよ」

響「ていうか、それ以前に結婚できないからな」

美希「えー。別に気にしなくてもいいって思うな」

響「いや、一番気にするところでしょ!?」
春香「でも、結婚できないなら婚前交渉も何もないような」

貴音「そうですね……」

響「いやいやいや、納得してどうするの?」

貴音「……優しくしてくださいね?」

響「だから重いってば!」

美希「軽い春香よりマシでしょ?」

春香「さり気なく私を貶めるのは何なの!?」

美希「何となく?」

春香「……ちょっと触ったらべとべとになる癖に」

美希「それは違うの!」

春香「じゃあ私だって軽くないもん!」

響「自分、もう帰っていいかな?」
春香「はぁ……はぁ……これ以上は、お互いの傷口を広げるだけだね……」

美希「同感なの……」

響「貴音、帰ろうか」

貴音「そうですね」

春香「あ、響ちゃん。ちょっと待った」

響「どうした?」

春香「今のままじゃ駄目だよ」

響「え?」

春香「気持ちに応えるか、応えないか……しっかりしないとね」

響「う、うん……」

美希「ミキも同意見なの」

貴音「美希……」

美希「二人が本気なら、ミキは応援するよ?……別の事務所から」

響「何で露骨に距離を取ろうとするの!?」

美希「だって、ミキ達にも被害が出そうだし……まあ、友達はやめないけど」

貴音「……ありがとうございます」

春香「じゃあ、また明日ね」

響「うん。また明日」
【その後、帰り道】

響「……ねぇ、貴音」

貴音「何ですか?」

響「やっぱり、三歩後ろを歩くんだな」

貴音「それがわたくしの務めですから」

響「……ちょっと寂しいぞ」

貴音「それでも、この距離は譲れません」

響「……そっか」
響「何度か……」

貴音「はい?」

響「貴音と一緒に居られるなら、それでもいいかなって思ったりしたけど」

貴音「はい」

響「でも、貴音とは肩を並べていたいって思うんだ」

響「競い合って、一緒に進んでいきたい」

響「もし付き合ったりして、貴音が自分に遠慮するぐらいなら――距離が遠くなるぐらいなら……」

響「自分は、友達のままでいたい……駄目かな?」

貴音「響……」

響「隣に来てよ、貴音」

響「一人で歩くのは……寂しいぞ」

貴音「……分かりました」
響「やっといつも通りだな」

貴音「ええ。迷惑をかけましたね」

響「気にしなくてもいいぞ」

貴音「そうでしょうか……」

響「今更でしょ?」

貴音「それは……申し訳ありません」

響「そういえば、最初から迷惑かけられっぱなしだったな」

貴音「わたくしとしては、響を支えていくつもりでしたが……それも叶いませんでしたね」

響「そうだな。でも、それでいいと思うぞ」

響「貴音の考えてるような……相手を立てるだけの関係は、自分達には合わないんだよ」

貴音「やはり、恋人にはなれそうもありませんか?」

響「多分ね。だから――ずっと友達でいてよ、貴音」

貴音「――はいっ!」


――END――
以上で完結となります。お楽しみ頂けましたら幸いです。

前作の消化不良具合が凄かったので、今作を書きました。
読み返してみれば、オチが弱いどころではなかったみたいで……申し訳ありません。

ただ、勘違いの内容が重かったので、少し中途半端な感じが今作でも漂っていますね……
終始ギャグでいければ良かったのですが、その辺りはご容赦を。

それと、前作で美希が貴音に渡した物を『イチゴババロア』だと思っている人がいらっしゃったようですが
あれは『おにぎり』です。貴音も流石にババロアを素手で食べる事はない……筈です。

08:16│我那覇響 
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