2013年11月22日

高垣楓「なにも飛んでない」

モバマスSSです。

よかったら、


*高垣楓「サイゴの一日」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1368599714/
*市原仁奈「なにか飛んで来やがりました」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1369797669/

などを先にお読みください。…多少、話の繋がりがあります。


ですが大筋、雰囲気は、初見の方でも、好みが合えば楽しんで頂けるかなと思います。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370016707


楓「だって見てください」

P「はい」

楓「柚ちゃんは、小梅ちゃんと一緒になんだか楽しそうですよね? バドミントンの羽根が飛んで来たおかげで…」



柚「ほっ!」

小梅「わわ」ポコン

柚「!? て、天井に跳ね返って――ふぎゃっ」スコーン バタッ

小梅「わっ……ゆ、柚さん、大丈夫、ですか?」

柚「……うー。やっぱり思ったより強敵だなぁ! こうなったらアタシもちょっと本気出しちゃうよっ」ムクッ

小梅「…ま、負けません…!」グッ



P「……まあ、厳密には小梅とではありませんが」

楓「羨ましいです…」シュン

P(いい大人がなに言ってんですか)


楓「それに最近、あの二人も仲が良さそうで」

P「ああ、あの二人ですね」



美玲「…………」モフー

仁奈「…!」キラキラ

仁奈「美玲おねーさーん!」ダキッ

美玲「!? わぷっ、ちょ、き、急に抱き着いて来るなぁ!」

仁奈「も、もう我慢ならねーですよ! 仁奈にモフモフさせやがるでごぜーますぅ!」モフモフモフモフ

美玲「おち、ちょ、落ち着けバカ……! ひ、ひっかくぞ!」モフモフ//



P(爪がなくてひっかけない美玲カワイイ)

楓「羨ましい…」ショボン

P「子ども相手になに言っとるんです」

P「…同じような方向性で売り出したおかげで、ちょうど最近共演することもありましたからね。それがきっかけでより仲良くなったんでしょう」

楓「はい。なんというか、…お似合いですもんね」

P「見てて和みますよね」ニコニコ

楓「癒されますよねぇ」ニコニコ


P「…」ズズ…

P「あの、楓さん」

楓「? はい?」

P「…」

楓「?」ニコニコ

P「…いえ。何でもありません」

楓「そうですか? ふふ、変なプロデューサーさん」ニコニコ

P「…」ズズ…

P(はじめなんの話をしていたかなんて、もうすっかり忘れてるな…)

P(まあ)

楓「…ふふ…」ニコニコ

P(…楽しそうだし。いいよな、べつに)







ガヤガヤ


比奈「……ふむ」

P「? どうかしたか?」

比奈「と、あの…プロデューサー。一応私たちって、もうけっこう売れてまスよね?」

P「そりゃもちろん。ちょっと生々しい話をすると、お前たちが売れてくれたおかげで引っ越しの費用が賄えたぞ」モグモグ

比奈「そんな生々しい話はホント言わんでいいでス」

柚「せっかくのおいしいご飯が台無しだよ!」プンプン

仁奈「ですよ!」モフモフ

P「…すんません…」

楓「…」クスクス


楓「お引っ越しで…このお店も、もうなかなか来ることができなくなっちゃいますね」

P「そうですね」

P「まあファミレスですから、べつにどこのお店って選んで行くような場所ではないかもしれませんけど」

比奈「……でも、…そう言われてみると…」

比奈「ちょっとさみしいような気もしちゃいまスね」

P「…そうだな」ナデナデ

比奈「…。いつまで撫でてんのかって突っ込んだ方がいいんでスかね」

仁奈「♪」モフ

柚「♪」エヘヘ







「ありがとうございましたー」


柚「お腹いっぱい!」ケプー

仁奈「お腹がモフモフしてやがります…」モフ…

P「お前は食べ過ぎだ。お腹丸くなってるぞ」ナデナデ

仁奈「むあー」

P「変な声出てる」

柚「けぷっ」

P「カワイイけどアイドルが月賦はどうだろうか」

柚「てへ? カワイイって言ってくれてありがとー♪」

P「どういたしまして」

比奈「一旦事務所に戻りまス?」

P「うん。…ま、もうなにもないんだけどな…」ハハ…

P「今日は全員俺が車で送って行くよ」

比奈「いいんでスか?」

P「うん。今日くらいな。仲良く五人で帰ろう」

比奈「……はい」


P「よし。じゃあちょっとここで待っててくれ。上を見て来るよ」

柚「うんっ」

仁奈「分かりやがりました」

比奈「暗いので気をつけて」

P「ありがとう」


P「なにをしていたんですか?」

楓「えっと…なにということも、ないんですけど」

楓「月明かりが綺麗だなって」

P「? 月じゃなくて…月明かり、ですか」

楓「はい。ほら」

楓「見てください。もうからっぽの事務所なので…月明かりが、床にすーってきれいに伸びてて」

P「ああホントだ……。たしかに、綺麗ですね」

楓「ですよね?」

P「はい」


楓「……えっと…ごめんなさい。お時間を取ってしまって」

楓「みんな待ってますよね。そろそろ行きましょうか」

P「はい。でも、」

ポン

楓「…」

P「…」ナデナデ

P「もう少しくらいなら、きっと大丈夫ですよ」

楓「……」

楓「…ありがとう、ございます、…」エヘヘ…

P「いえ」

楓「…♪」ニコ


比奈「じゃなくて! …あふ…」

P「悪い悪い。すぐ出よう」

楓「ごめんね、比奈ちゃん。私がプロデューサーさんを引き止めちゃったから…」

比奈「楓さんは気にしないで欲しいッス。大体なんでも悪いのはプロデューサーでスから」

P「それも酷いな」


P「と、二人を担いで行かなきゃだな。さすがにまとめては無理か…」

比奈「そーっと運んでくださいよ」

P「もちろん。順に行くかな」

P「そうだ。えっと…楓さん」

楓「? はい」


ポイッ


楓「わ」パシッ

P「俺の車の鍵です。とりあえず仁奈を担いで乗せちゃうので、開けてもらっていいですか?」

楓「…」

比奈「なに楓さんに鍵を投げ渡してんでスか。危ないでしょ」ゲシ

P「蹴ることはないだろ」イタイ

楓「……。ふふっ」

比奈「?」

P「…楓さん?」

楓「あ、いえ…その」

そんなこんなで終わりです。



「フツウの日常」と「飛んで来た」シリーズと続けて来ました。
とりあえずまとめて今回でおしまいです。
おまけをだらだらと続けてしまい失礼しました。


いつかこの続きも書くかもしれませんが、とりあえずは、そのうちまた違ったネタでこの四人を書きたいと思います。


では、途中レス嬉しかったです、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。

08:16│高垣楓 
相互RSS
Twitter
更新情報をつぶやきます。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: