2013年11月26日
千早「ねえ、萩原さん」
千早「あなたに、聞いて欲しいことがあるのだけれど」
千早「いいかしら」
千早「いいかしら」
雪歩「うん、どうしたの?」
千早「あのね、萩原さん……」
千早「雪の上を歩く雪歩ッ!」
雪歩「!?」ビクッ
千早「…………どう?」
雪歩「?????」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1358779550
千早「時事ネタを絡めた、非常に高度なギャグで攻めてみたのだけれど」
千早「どうかしら、面白かった?」
雪歩「ううん、全然」
千早「……? どうして?」
雪歩「どうして!?」
千早「面白かったでしょう?」
雪歩「ぜ、全然面白くなかったよ」
千早「…………あっ、逆に?」
雪歩「逆に!? いや、あのね?」
雪歩「千早ちゃん、さっきのは明らかにスベってたよ……?」
千早「ああ、雪の上だけに?」クスッ
雪歩「違うよ!!」
千早「それにしても、この時期に滑るだなんて」
千早「ちょっと配慮が足りてないんじゃない?」
雪歩「あっ、そうだね……ごめん」
千早「これから滑る人だているのに、不謹慎よ」
雪歩「これから滑る人!? 千早ちゃんが一番不謹慎だよ!!」
千早「それよりも萩原さん、ここは全国の受験生のためにも」
千早「私のギャグは滑らなかった、と言っておくべきじゃないのかしら」
雪歩「え?」
千早「あなたの軽はずみな発言の所為で、大勢の人間が滑ってしまうかもしれないのよ」
千早「どう? そうなったら、責任取れるの?」
雪歩「うう……ありもしない圧力に押し潰されそうだよぉ」
千早「私のギャグ、滑らなかったわよね?」
雪歩「……うん、スベってなかったよ」
千早「ふふん、まあ当然よね」
雪歩「私、今年初めて嘘をついたよ……」
千早「あら、おめでたいわね」
千早「そうだ、初めてといえば」
千早「萩原さん、姫始m
雪歩「千早ちゃん!!」
千早「おほん……そうね、おめでたいといえば、今日は四条さんの誕生日ね」
雪歩「うん、今夜はラーメンパーティーだよ」
千早「夜遅くにラーメンとか、正直勘弁してもらいたいものだけれど」
千早「ラーメンって、色々種類があるわよね。 塩とか、醤油とか」
雪歩「味噌とか、豚骨とかね」
千早「萩原さんは、どれが嫌い?」
雪歩「嫌いな方を聞くの!?」
千早「ちなみに、四条さんは全部好きなんだそうよ」
雪歩「へぇ……」
千早「胃袋は宇宙なんですって」
雪歩「うん?」
千早「最終回では美希と、おにぎりの大食いで競い合っていたわ」
雪歩「ああ……うん、ドラマの話ね」
千早「ドラマも大食いも出来るだなんて、四条さんって幅広いわよね……色々と」ボソッ
雪歩「千早ちゃんが黒い……」
千早「四条さんって」
千早「亜美や真美には、『お姫ちん』と呼ばれているわよね」
雪歩「呼ばれてるね」
千早「まったく、あの娘たちのネームセンスには驚かされるばかりだわ」
雪歩「千早ちゃんがそれを言うの……?」
千早「そもそもとして、ウチにはもう一人お姫様がいるじゃない」
雪歩「と言うと?」
千早「ほら、あのデコリボン」
雪歩「……伊織ちゃんのこと?」
千早「萩原さん、あなた水瀬さんのことをそんな目で見ていたのね」
雪歩「えっ!? あっ……いや、違うよ? 今のは千早ちゃんが……」
千早「ま、水瀬さんはどちらかと言えば女王様かもね」
千早「なんでも彼女のファンは、まるで訓練されているかのように統率されているそうよ」
雪歩「まさに、アイドルって感じだね……」
千早「私は水瀬さんと違って、華のあるようなアイドルではないけれど」
千早「恐れ多くもファンの方々から、『歌姫』だなんて呼ばれることもあるわ」
千早「鑑みるに、女の子はみんなお姫様なんじゃないかしら」
雪歩「なるほど……面白い意見だね」
雪歩「じゃあ例えば、私だったらどうなるのかな」
千早「萩原さんは、白雪姫かしら」
雪歩「あ、何かそれっぽいかも……春香ちゃんは?」
千早「春香はシンデレラね。 わざわざ靴を落としたりとか、あの娘のやりそうなことだわ」
雪歩「美希ちゃん」
千早「眠り姫」
雪歩「響ちゃん」
千早「舞姫」
雪歩「亜美ちゃん、真美ちゃん」
千早「ふしぎ星のふたご姫」
雪歩「懐かしい……」
千早「そう考えると、四条さんはかぐや姫なのかもしれないわね」
雪歩「確かに、そんな感じだよね」
千早「古風な喋り方するし」
雪歩「うんうん」
千早「どことなく、宇宙人っぽいし」
雪歩「わかる、わかるよ千早ちゃん」
千早「着物を着るとエロいし」
雪歩「わからないよ!?」
千早「ま、何にせよ、お姫様といえばやっぱり四条さんよね」
雪歩「その心は?」
千早「ほら、四条さんって隠し事が多いじゃない」
千早「お秘め様、お姫様……なんてね」
雪歩「………………千早ちゃん」
千早「はい」
雪歩「やれば出来るじゃん!!」
千早「は?」
雪歩「最初の駄洒落と比べたら、普通にギャグとして成立してるよ!」
雪歩「面白いかどうかは別として!!」
千早「…………萩原さんって、意外と腹黒なのね」
千早「これじゃあ白雪姫じゃなくて、黒雪姫だわ」
雪歩「どういう意味……?」
千早「そうだ、姫で思い出したのだけれど」
千早「萩原さん、姫始m
雪歩「それはもういいよ!!」
千早「藪から棒、って言葉があるじゃない」
雪歩「うん、藪から棒にどうしたの?」
千早「いや、そういうのいいから」
雪歩「……はい」
千早「私ね、恥ずかしながら、つい最近まで『藪から蛇』だと勘違いしていたのよ」
雪歩「ああ、藪蛇と混同しちゃってたんだね」
千早「そんなわけで、今年はへび年よね」
雪歩「話の移り方が雑!」
千早「萩原さん、こんな話を知っているかしら」
雪歩「うん?」
千早「蛇はヤンデレ、なのだそうよ」
千早「ヤンデレといえば、萩原さんよね」
雪歩「そ、そうかな……千早ちゃんも大概だと思うけど」
千早「ヤンデレって要は、愛が重いわけじゃない?」
千早「これって、ヘビそのものだと思うわ」
雪歩「どうして?」
千早「だってほら、ヘビはヘビーって言うでしょう」
千早「重いは重い」
千早「想いは重い」
雪歩「千早ちゃん」
千早「はい」
雪歩「正座」
千早「!」
雪歩「まったくもう……まったくもうだよ、千早ちゃんは」
雪歩「よくもまあ、あそこまで中途半端なギャグを思い付くものだね」
千早「む……中途半端とは非道いわね」
千早「せめて前途多難と言ってくれないかしら」
雪歩「そっちの方がひどくない!?」
千早「でも、仕方ないわね。 萩原さんがそこまで言うなら、小粋なギャグはやめにしましょう」
千早「だから萩原さんも、その変顔をやめてもらえるかしら」
雪歩「してないよ!!」
雪歩「千早ちゃん」
千早「何かしら」
雪歩「今日は、どうしたの?」
千早「どうした、とは?」
雪歩「今日の千早ちゃん、明らかに変だよ」
千早「そうかしら」
雪歩「うん、そうだよ」
雪歩「だって私初めて見たもん、千早ちゃんがボケてる姿」
千早「……そうかもしれないわね」
千早「なぜかしら、萩原さんと話していると気持ちが高ぶってしまって」
千早「とにかく、とても楽しいの」
雪歩「千早ちゃん……」
千早「萩原さん、あなたはどうかしら」
雪歩「わ、私も! すっごく楽しい!!」
千早「そう、それはよかった」ニコッ
雪歩「」キュゥン
千早「ねえ、萩原さん」
千早「あなたに、伝えたいことがあるのだけれど」
千早「いいかしら」
雪歩「あ、あの……私も、千早ちゃんに言いたいことが」
千早「あら、萩原さんもなの?」
雪歩「ふふ、私達同じだね」
千早「……そうね。 それじゃあ、一緒に言いましょうか」
雪歩「うん!」
「せーのっ!」
千早&雪歩「ラジオ! インフェルノー!!」
伊織「なんなのよ、この茶番は……」
765プロがあなたにお送りする、Radio inferno。
皆様の夜更かしのお供をするアイドルは、如月千早、萩原雪歩、
そして、ゲストの水瀬伊織です。
-fin-
千早「あのね、萩原さん……」
千早「雪の上を歩く雪歩ッ!」
雪歩「!?」ビクッ
千早「…………どう?」
雪歩「?????」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1358779550
千早「時事ネタを絡めた、非常に高度なギャグで攻めてみたのだけれど」
千早「どうかしら、面白かった?」
雪歩「ううん、全然」
千早「……? どうして?」
雪歩「どうして!?」
千早「面白かったでしょう?」
雪歩「ぜ、全然面白くなかったよ」
千早「…………あっ、逆に?」
雪歩「逆に!? いや、あのね?」
雪歩「千早ちゃん、さっきのは明らかにスベってたよ……?」
千早「ああ、雪の上だけに?」クスッ
雪歩「違うよ!!」
千早「それにしても、この時期に滑るだなんて」
千早「ちょっと配慮が足りてないんじゃない?」
雪歩「あっ、そうだね……ごめん」
千早「これから滑る人だているのに、不謹慎よ」
雪歩「これから滑る人!? 千早ちゃんが一番不謹慎だよ!!」
千早「それよりも萩原さん、ここは全国の受験生のためにも」
千早「私のギャグは滑らなかった、と言っておくべきじゃないのかしら」
雪歩「え?」
千早「あなたの軽はずみな発言の所為で、大勢の人間が滑ってしまうかもしれないのよ」
千早「どう? そうなったら、責任取れるの?」
雪歩「うう……ありもしない圧力に押し潰されそうだよぉ」
千早「私のギャグ、滑らなかったわよね?」
雪歩「……うん、スベってなかったよ」
千早「ふふん、まあ当然よね」
雪歩「私、今年初めて嘘をついたよ……」
千早「あら、おめでたいわね」
千早「そうだ、初めてといえば」
千早「萩原さん、姫始m
雪歩「千早ちゃん!!」
千早「おほん……そうね、おめでたいといえば、今日は四条さんの誕生日ね」
雪歩「うん、今夜はラーメンパーティーだよ」
千早「夜遅くにラーメンとか、正直勘弁してもらいたいものだけれど」
千早「ラーメンって、色々種類があるわよね。 塩とか、醤油とか」
雪歩「味噌とか、豚骨とかね」
千早「萩原さんは、どれが嫌い?」
雪歩「嫌いな方を聞くの!?」
千早「ちなみに、四条さんは全部好きなんだそうよ」
雪歩「へぇ……」
千早「胃袋は宇宙なんですって」
雪歩「うん?」
千早「最終回では美希と、おにぎりの大食いで競い合っていたわ」
雪歩「ああ……うん、ドラマの話ね」
千早「ドラマも大食いも出来るだなんて、四条さんって幅広いわよね……色々と」ボソッ
雪歩「千早ちゃんが黒い……」
千早「四条さんって」
千早「亜美や真美には、『お姫ちん』と呼ばれているわよね」
雪歩「呼ばれてるね」
千早「まったく、あの娘たちのネームセンスには驚かされるばかりだわ」
雪歩「千早ちゃんがそれを言うの……?」
千早「そもそもとして、ウチにはもう一人お姫様がいるじゃない」
雪歩「と言うと?」
千早「ほら、あのデコリボン」
雪歩「……伊織ちゃんのこと?」
千早「萩原さん、あなた水瀬さんのことをそんな目で見ていたのね」
雪歩「えっ!? あっ……いや、違うよ? 今のは千早ちゃんが……」
千早「ま、水瀬さんはどちらかと言えば女王様かもね」
千早「なんでも彼女のファンは、まるで訓練されているかのように統率されているそうよ」
雪歩「まさに、アイドルって感じだね……」
千早「私は水瀬さんと違って、華のあるようなアイドルではないけれど」
千早「恐れ多くもファンの方々から、『歌姫』だなんて呼ばれることもあるわ」
千早「鑑みるに、女の子はみんなお姫様なんじゃないかしら」
雪歩「なるほど……面白い意見だね」
雪歩「じゃあ例えば、私だったらどうなるのかな」
千早「萩原さんは、白雪姫かしら」
雪歩「あ、何かそれっぽいかも……春香ちゃんは?」
千早「春香はシンデレラね。 わざわざ靴を落としたりとか、あの娘のやりそうなことだわ」
雪歩「美希ちゃん」
千早「眠り姫」
雪歩「響ちゃん」
千早「舞姫」
雪歩「亜美ちゃん、真美ちゃん」
千早「ふしぎ星のふたご姫」
雪歩「懐かしい……」
千早「そう考えると、四条さんはかぐや姫なのかもしれないわね」
雪歩「確かに、そんな感じだよね」
千早「古風な喋り方するし」
雪歩「うんうん」
千早「どことなく、宇宙人っぽいし」
雪歩「わかる、わかるよ千早ちゃん」
千早「着物を着るとエロいし」
雪歩「わからないよ!?」
千早「ま、何にせよ、お姫様といえばやっぱり四条さんよね」
雪歩「その心は?」
千早「ほら、四条さんって隠し事が多いじゃない」
千早「お秘め様、お姫様……なんてね」
雪歩「………………千早ちゃん」
千早「はい」
雪歩「やれば出来るじゃん!!」
千早「は?」
雪歩「最初の駄洒落と比べたら、普通にギャグとして成立してるよ!」
雪歩「面白いかどうかは別として!!」
千早「…………萩原さんって、意外と腹黒なのね」
千早「これじゃあ白雪姫じゃなくて、黒雪姫だわ」
雪歩「どういう意味……?」
千早「そうだ、姫で思い出したのだけれど」
千早「萩原さん、姫始m
雪歩「それはもういいよ!!」
千早「藪から棒、って言葉があるじゃない」
雪歩「うん、藪から棒にどうしたの?」
千早「いや、そういうのいいから」
雪歩「……はい」
千早「私ね、恥ずかしながら、つい最近まで『藪から蛇』だと勘違いしていたのよ」
雪歩「ああ、藪蛇と混同しちゃってたんだね」
千早「そんなわけで、今年はへび年よね」
雪歩「話の移り方が雑!」
千早「萩原さん、こんな話を知っているかしら」
雪歩「うん?」
千早「蛇はヤンデレ、なのだそうよ」
千早「ヤンデレといえば、萩原さんよね」
雪歩「そ、そうかな……千早ちゃんも大概だと思うけど」
千早「ヤンデレって要は、愛が重いわけじゃない?」
千早「これって、ヘビそのものだと思うわ」
雪歩「どうして?」
千早「だってほら、ヘビはヘビーって言うでしょう」
千早「重いは重い」
千早「想いは重い」
雪歩「千早ちゃん」
千早「はい」
雪歩「正座」
千早「!」
雪歩「まったくもう……まったくもうだよ、千早ちゃんは」
雪歩「よくもまあ、あそこまで中途半端なギャグを思い付くものだね」
千早「む……中途半端とは非道いわね」
千早「せめて前途多難と言ってくれないかしら」
雪歩「そっちの方がひどくない!?」
千早「でも、仕方ないわね。 萩原さんがそこまで言うなら、小粋なギャグはやめにしましょう」
千早「だから萩原さんも、その変顔をやめてもらえるかしら」
雪歩「してないよ!!」
雪歩「千早ちゃん」
千早「何かしら」
雪歩「今日は、どうしたの?」
千早「どうした、とは?」
雪歩「今日の千早ちゃん、明らかに変だよ」
千早「そうかしら」
雪歩「うん、そうだよ」
雪歩「だって私初めて見たもん、千早ちゃんがボケてる姿」
千早「……そうかもしれないわね」
千早「なぜかしら、萩原さんと話していると気持ちが高ぶってしまって」
千早「とにかく、とても楽しいの」
雪歩「千早ちゃん……」
千早「萩原さん、あなたはどうかしら」
雪歩「わ、私も! すっごく楽しい!!」
千早「そう、それはよかった」ニコッ
雪歩「」キュゥン
千早「ねえ、萩原さん」
千早「あなたに、伝えたいことがあるのだけれど」
千早「いいかしら」
雪歩「あ、あの……私も、千早ちゃんに言いたいことが」
千早「あら、萩原さんもなの?」
雪歩「ふふ、私達同じだね」
千早「……そうね。 それじゃあ、一緒に言いましょうか」
雪歩「うん!」
「せーのっ!」
千早&雪歩「ラジオ! インフェルノー!!」
伊織「なんなのよ、この茶番は……」
765プロがあなたにお送りする、Radio inferno。
皆様の夜更かしのお供をするアイドルは、如月千早、萩原雪歩、
そして、ゲストの水瀬伊織です。
-fin-
00:30│如月千早