2013年12月01日

響「にぃに♪」P「…さんし?」

秋/765プロ事務所

響「はいさーいっ!」


小鳥「あらおはよう、響ちゃん、早いのね」

響「おはよう!ピヨ子!」

小鳥「元気ねぇ〜」

響「今度のLIVEも気合入ってるからな!自分頑張るぞ!」ハム蔵「ヂュイ!」

小鳥「うんうん、良きかな良きかな…」

響「あ、そうだ。なぁピヨ子?ビデオカメラ持ってたよな?」

小鳥「うん?オフショット用のカメラ?あるわよ」

響「ダンスしてるのを撮りたいから、貸してくれないか?」

小鳥「いいわよ〜確かロッカーに…」

響「ロッカーだな!」タタタッ

小鳥「は〜い…ピヨっ!?ちょっと待ってぇ!!」


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765プロ事務所/ロッカールーム

響「えっと…ピヨ子のは…あったコレだな」ガチャ

小鳥「響ちゃんダメぇえええっ」

響「へ?」ユラ

響「うぎゃああああああ!!!」ドザドサドンガラガッシャアアアアン

小鳥「あぁ…グッズ色々詰め込んでいたの…忘れてたわ」

小鳥「響ちゃん大丈夫!?」ガサゴソ

響「        」

小鳥「いやぁあああああああああああああああああああああ!!」

このSSは

律子「…これは…悪魔の録音よ…」

の響の部分にあたります。

未読の方はこちらをお読みください。

よろしくお願いします。

午前中/765プロダクション事務所

P「はい、おはよう…さ…んんっ?」ガチャ

雪歩「あぁ!プロデューサー!おおおおはようございますぅ!」ガチャーンパリーン

P「…何この…状況…竜巻?台風?」バサバサ

伊織「んなっ訳っ!無いでしょうが!良く見なさいよ!」ヒューン

P「んん?…誰か暴れてんの?」ガランガンガシャン


小鳥「あぁぁ!ダメ!それ投げちゃダメ!」ポイポイ

響「うわぁああ!こっちくるなさー!たーがやー!?」

律子「響!あんたっ…ちょっと落ち着いてっきゃあ!」ガシャン

響「うーっ!ふぐぅ!グスッ…ぐしがーに…ウゥッヒック…」ポイ

春香「響ちゃん!だっ大丈夫!大丈夫だよ!」

響「おばぁの家は!?にぃにはっ!?」ポイ

小鳥「響ちゃん!?本当にどうしちゃったのぉ!?」

響「うううぅっ!うわぁ〜ん!なんでっヒック!」



P「響っ!?」

響「…うぁ?…ヒック…グスッ…にっ…にぃに〜!!!」ダッダダダダッ

P「にぃに?…グホォッ!」ドッゴーン

響「にぃに!にぃに!うわああぁん!」ギュウッ

P「うぉっちょっと…響…(首絞まってる!でも胸当たってる!なんか良い匂いする!)」

P「(ヘル&ヘヴン&パラダイス…)うぁっ…」クラッ

響「にぃに〜!」ギュウウウッ

P「…死ぬかと思った…」

春香「大丈夫ですか?プロデューサーさん?」

P「まぁ…気持ち良かったし…」

律子「あ?」

P「いや、なんでもありません」

伊織「しっかし…どうなってんのよコレ?」

春香「プロデューサーさんをにぃに?って呼ぶけどお兄さんの事だよね?」

律子「そうね…似てるんでしたっけ?」

P「そうらしいけど…なんでまた…」チラ

響「…グスッ…ヒック…にぃに、もう家帰ろう?ね?」ギュウ

P「…不謹慎と言われてもイイ!ベソかいてる響可愛い!」

小鳥「確かに!」

律子「あ?」

P「すみません…」

小鳥「ごめんなさい…」

響「なんやさ!にぃにを虐めるな!」

律子「別に虐めてる訳じゃ無いわよ?…というか響?」

響「!」ビクッ

律子「私の事わからないの?」

春香「私の事も?」

響「…たーやが?」

伊織「ちょっと…何よそれ、記憶喪失って事なの?」

雪歩「えええっ!?そっそんなぁ!」

P「あーっと、何があったのか最初から説明してってくれ」

小鳥「あ、はい今朝実は響ちゃんが…そのロッカー雪崩れに巻き込まれて」

P「ろっロッカー雪崩れ?」

小鳥「私のロッカーから、ビデオカメラを出そうとして…中身が」

律子「飛び出してきたって事ですか…」

伊織「小鳥が掃除してないからじゃないのっ」

小鳥「ぴよぉ…面目無い」

春香「それでその雪崩れで倒れて…ソファへ私と小鳥さんとで運んで」

響「にぃに…ココどこなんさ?」

雪歩「私と伊織ちゃんが来て…響ちゃんが起きたら…子どもみたいに…」

伊織「私達の顔や、窓の外見て混乱して…この惨状よ…」

小鳥「響ちゃん…」スッ

響「!ん〜にぃに…」コソコソ

小鳥「プロデューサーさんの後ろに隠れる響ちゃん可愛いっ」

律子「小鳥さん…そんな事言ってる場合じゃないんですよ?」

小鳥「いやぁ…でも、なんか小さい子みたいっていうか…小さい子?」

律子「…そうかっ!響?あんた今幾つ?何歳?」

響「やっ!」ギュッ

律子「プロデューサー殿!響に聞いてください!今何歳か」

P「えっと…響?」

響「なぁに?にぃに?」キョトン

P「かーわーいーいー」

律子「早く聞けぇ!」

P「あぁ…響?今、何歳だっけ?」

響「んっと…6さいだぞ!」

小鳥「はいっ幼女響ちゃんいただきましたっ!」

律子「どうなってんの…」

春香「響ちゃんが頭打って6歳児になった…」

伊織「そうよ!頭にコブとか出来てないでしょうね!?」

律子「…プロデューサー殿、響の頭を触ってみてください」

P「えっ!?俺?」

律子「私達は触ろうにも警戒されています」

P「そうか…んじゃ…えっと〜響?」

響「?なに?にぃに?」

P「可愛いから撫でてやる」ナデナデ

響「ひゃっ!んもぅ、にぃに…はじかさ///…えへへ///」ナデナデモジモジ


春香「かわいい…///」

P「ん…瘤は無さそうだな…うん」

小鳥「よかった…怪我はしてないのね」●REC

律子「カメラ叩き割るぞ」

雪歩「それでも…病院には行った方がいいんじゃぁ?」

伊織「新堂に連絡するわ!水瀬の医者の所に連れて行くから!」

響「!いやぁ!お医者さん!まぶやぁ!」

伊織「え?え?何?沖縄の言葉?」

P「ええっと…お医者さんに行きたくない、怖い…かな?」

伊織「なっ…そんな事言ってる場合じゃないでしょ!響!アンタねぇ!」

響「やぁ!注射まぶやぁ!」

伊織「響!いい加減にしなさいよ!!」

響「ひっ!…ふぇ」ビクッ

雪歩「伊織ちゃん、大きい声は…」

響「…ふぐっ…ふぇ…うぇええええええん…」

伊織「あっ…」

春香「泣いちゃった…」

P「響?あぁほら、大丈夫だから、な?」


響「あぁああああん!このねぇねもまぶやぁ!にぃに〜!」ギュ

伊織「何よ…私は…アンタの事…〜っもう知らない!」ダッ

小鳥「あ!伊織ちゃん!」

P「律子」

律子「わかってます、フォローは任せてください」

P「あぁ、俺は…子守に専念する」

律子「お願いします。パP」

P「律子ちゃん?」



響「…グスッ…」

P「泣き止んだか?そしたらそろそろ離れてくれ…」トントン

響「やぁ!」

P「そうか、嫌か…あぁネクタイとシャツに鼻水が…」

春香「(すっごい不謹慎だけど…抱き着いてる響ちゃんが羨ましい…)」

雪歩「(いいなぁ…響ちゃん…甘えられて…)」

小鳥「(永久保存版やで…)」●REC

ガチャ

美希「おはようなの〜あふぅ」

貴音「おはようございます。」

亜美「お→はっよ→」


P「あ」

響「…?」ギュ


美希「…なっ…なにしてるの?」

亜美「うひゃあ→すっげ!こんな朝早くからシュシュシュラバラ?」

貴音「…面妖な…」
春香「あのね、これはね」

美希「響!理由はともかく訳を言うの!その前にハニーから離れるのぉ!」グイ

響「やぁ!にぃには自分のにぃにだぞ!」ギュウ

亜美「にぃに?兄ちゃんってば、いつの間に姉妹を増やして…?」

貴音「まさか、生き別れた兄妹…でしたとは…」

P「お前ら説明するから!少し落ち着っぐえぇ!」ギュウウウ

美希「ハニーは渡さないの!」ギュウ

響「やぁ!にぃに!」ギュウ

P「首絞めと…ベアハッグ…ぐふっ柔らかいっ」

春香「ぷっプロデューサーさん!」


P「本日二回目とか…死んじゃうから…」

美希「ごっごめんなの…許して☆ハニー」

P「今回もヘヴンがあったからいいけど…」

律子「プロデューサー殿、チッ」

P「あっあれれー?戻ってたんですか?律子さぁん!(舌打ち怖い)」

律子「先程の三人にも説明しときました。」

P「あぁ、ありがとう…伊織の方は?」

律子「落ち着きました…電話で精神科医の方と連絡を取ってて、響の状態を相談してます」

P「何だかんだで面倒見いいよなぁ…」


響「にぃに…はな出た…ズズッ」

P「んー?はいはい」フキフキ

亜美「なんか…ひびきん!きゃわわっ→」

響「ん…また、知らんちゅぅ増えたさー…」

P「あー大丈夫だ、みんな…お前の仲間だ響」

響「…?しんかー?」

P「んん?しんかー?…あぁ、しんかーだしんかー」

貴音「…響」スッ

響「!…なっなに…?」ドキドキ

貴音「…隣に座ってもよろしいですか?」
響「え…えっと…」チラ

P「響、座ってもいいんなら『どうぞ』ってちゃんと言いな?」

響「ん…どうぞ…」

貴音「ありがとうございます、響」ニッコリ

響「…ねぇねは…何て…その…///」

P「何を恥ずかしがってるんだ?響?」ニヤニヤ

響「あっあらん!はっ恥ずかしがってなんか…あらんもん…///」


貴音「うふふ…」ナデナデ

響「あっ…ん…んふふっ///」ニコニコ

貴音「私は四条 貴音、響と同じ夢を持ち切磋琢磨し合う…しんかぁです」

響「…貴ねぇね?」

貴音「まぁ///そうですね、ねぇねです。うふふ」

響「…貴ねぇね…んふふっ」ニコニコ


雪歩「四条さんがあっと言う間に仲良くなってますぅ」

春香「いいなぁ…ねぇ響ちゃん?」

響「!…あ…ぅ」

P「響?大丈夫みんな…しんかーだ…えっと…友達…(カチカチ)どぅし?どぅしだ」

響「なっなぁに?」

春香「私は、天海 春香っていうの、だから…その…はっ春香ねぇねだよ///」

律子「春香…もしかしてアンタ、ねぇねって呼んで欲しいだけ?」

響「春香…ねぇね」

春香「きゃっほぉおう!///」

響「?」

雪歩「わっわ私は萩原 雪歩ですぅ!だから…あの…その…///」

響「ゆっ雪歩ねぇね…でいい?」

雪歩「わぁ…ありがとうございますぅ!」

亜美「双海亜美だよー亜美ねぇねでヨロチク〜」

響「亜美ねぇね?」

美希「ミキはミキなの」

響「ミキねぇね…にぃには渡さないぞ…」ギュウ

美希「むぅ〜」

律子「喧嘩しないの…私は、秋月 律子ね?わかった?」

響「律子ねぇね…」
律子「…妹路線か…」

P「健康的な妹もいいが、内向的な部分見せていきたいな…」

律子「響のアンニュイな顔は確かに魅力的ですね」

小鳥「お二人とも、響ちゃんの営業方針は一旦置いといて…」

P「あぁ、失礼…それじゃあ、今日これからのスケジュール変更を伝える」

一同「はいっ!」

響「…?」

P「今日俺は響に付きっきりになる、幸い響には動かせない予定は無いから大丈夫…律子は…」


律子「竜宮小町のイベントが一件これは13時には終わる予定です。夕方からTV局で撮影が…」

P「えっと…あずささんは?」

律子「絶賛迷子中です…」

P「じゃあ、イベントには律子と亜美、伊織の三人で向かってくれ」

律子「そうですね…わかりました」

P「俺が、響と一緒にあずささん探しに行ってくるから」

律子「お願いします。」


P「春香、雪歩」

春香・雪歩「「はい!」」

P「すまん、ラジオの録音にはお前等だけで向かってくれ」

春香「わかりました!」

雪歩「大丈夫ですぅ」

P「貴音は…」

貴音「午前中はらぁめんのこらむを書きとめる為に事務所におります」


P「午後からはレッスンだよな?真と…」

貴音「如月 千早と…本来なら響もだったのですが…」

P「午後からは響も連れて見に行くから」

律子「さっ参加させる気ですか?」

P「う〜ん様子だけ見せてみようかなって」

小鳥「あの…本当に病院はどうしますか?」

P「…素人判断だけど…病院行って泣き叫ばれると…」

律子「困りますね…」

P「だから、伊織に受け入れ準備だけお願いしておこう。」

美希「ハニー…ハニィに!」

P「混ぜるな、ややこしい」

美希「ミキも妹なのっ」

P「美希は今日、バラエティの撮影だけど…午後からだろ?」

美希「ファッション雑誌へのPR文を書くって話なの」

P「あぁ、そうか…」


律子「プロデューサー、他の子達にも連絡しますか?」

P「そうだな、しておこう。勿論他言するなってな?みんなもだぞ?」

律子「…響の御家族には…?」

P「う…心配させたくないし…回復の見込みが無かったら…連絡だな…」

律子「わかりました…」

P「…よっし!春香!いつもの頼む!」

春香「あっ!はい!わかりました!それじゃ行くよ!765プロ!ファイト〜!」


一同「オ〜!!」

響「…?お〜?」



午前中/都内某所

P「え?あずささん何が見えます?…東京タワー?…あ、はいわかりました」

響「…にぃに?…びっビルばっかりさ…」キョロキョロ

P「え?…あぁそうか、ここ東京だからな」

響「東京っ!?なんで自分達そんな所にいるんだっ!?」

P「えっと…あのだな、さっサプライズだ…」

響「さぷらいず?」


P「響を驚かせようと思って、連れて来たんだぁ…」

響「そうなのかっ!すっごいビックリしたぞ!」

P「そっかぁ!頑張ったからな!」

響「にぃにはすごいな!」ニコニコ

P「6歳だとしても、心配になるなこの子…」



P「あっ!居た!あずささ〜ん!!」

あずさ「あ〜プロデューサーさん、ここでぇす」フリフリ

P「いやぁ、見つかって良かった…ん?」クイクイ

響「にぃに…」

あずさ「響ちゃん!!」

響「!!」サッ コソコソ

P「あ〜…律子から連絡は?」

あずさ「はい、来てますよぉ…大変な事になりましたね〜」ニコニコ

P「笑えない状況なんですけどね本当は…響、この人はな」

あずさ「三浦 あずさって言うの…よろしくね?響ちゃん」プルルン

響「うっ牛…」ムニュ

P「こらっ響///」

あずさ「あらあら///」ポヨン

P「うらやまっけしからん!すいません、本当に子どもみたいに…」


あずさ「いいんですよ、よろしくね?響ちゃん」ニコニコ

響「あっえっと…あずさねぇねって呼んでいい?」

あずさ「はぅ!///もちろんよぉ!!///」ギュウ

響「んむ〜」ジタバタ

P「…俺も頭打って…子どもになりてぇ…」



午前中/竜宮小町・イベント会場

律子「あっあずささん!」

あずさ「ごめんなさい、遅れました〜」

P「打ち合わせ終わったか?」

律子「えぇ特に変更点はありませんから、大丈夫です」

響「にぃに…」

P「ん?どうした?」

響「…今日、お祭り?」


P「あーえっとな…このねーねー達のお祭りって言うか」

亜美「ひびき〜ん」

響「ん…えっと…亜美ねぇね」ニコー

亜美「はぅん!///素晴らしき破壊力ぅ」

律子「何言ってんのよ…」

亜美「ほら、ひびきん、りっちゃんも呼んだげな」

響「律子ねぇね」ニコー

律子「はぅっ///…キュンキュンする///…」

P「大丈夫か君ら」

亜美「いい?ひびきん、今日はね私達、竜宮小町っていうユニットのイベントなんだ」

あずさ「ここでたーくさんの人の前で歌って踊るのよ〜」

響「すっすっごいな!!亜美ねぇねも?あずさねぇねもっ?」

亜美・あずさ「「うん♪」」

響「律子ねぇねもかっ!?」

律子「私はプロデューサーで、もう一人は伊織よ」

響「うぁ!!」サッコソコソ

伊織「…露骨に逃げられた…」

亜美「いおりん何したの?」

伊織「何もしてないわよっ!」

律子「今朝ちょっと、泣かせちゃったのよ」

響「む〜…」

P「怖くないから…大丈夫だって響」

伊織「いっいいわよ別に…」

亜美「いおりんってば意地張っちゃって〜」

伊織「張ってないわよっ!!」スタスタスタ

スタッフ「…765プロってアイドルに『にぃに』とか『ねぇね』って呼ばせてるのか…?」ボソボソ

P「…変な噂が蔓延したらどうしよう…」ガタガタブルブル


あずさ「うふふ…響ちゃん?」

響「何?あずさねぇね」

あずさ「伊織ちゃんもね、本当は響ちゃんの事大好きなのよ?」

響「でも…わじるんやっさー…」

あずさ「?」

P「…あ、でも怒るんだって言ってます」


あずさ「なるほど、う〜ん…でもね?好きだから怒るっていうのもあると思うの」

響「…そうなのか?」

あずさ「きっとね、心配だから…怒るのよ」

響「…あんまーみたい」

P「ははっお母さんかよ」

あずさ「そうねーうふふ」


律子「あずささーん!リハーサル始めますよー」

あずさ「はーい」

P「俺達も見学して行こう」

響「…うん」


伊織「君が触れたから七彩ボタン♪」

亜美「全てを恋で染めたよ♪」

あずさ「どんなデキゴトも越えてゆける強さ♪」

伊織・亜美・あずさ「「「キミがボクにくれた〜♪」」」


律子「うん…音響も大丈夫…」

P「もう少しステージは大きく使った方が良いな」

律子「はい、範囲少し大きくしますね」


響「…ふぁ………///」キラキラ


亜美「ひびきん可愛いよぉ///」

あずさ「キラキラした目で見てるわね〜///」

伊織「………」


律子「はーい、とりあえずリハはここまで!」

P「お疲れさん、三人とも良かったぞ」

亜美「いぇーい!」

あずさ「ありがとうございます。プロデューサーさん」

響「すっすごかったぞ!でーじかっこよかったさ!!///」キラキラ


伊織「とっ当然でしょっ!!」

響「うんっ!伊織ねぇねっ!!でーじかわいかったぞー!!」

伊織「はぅっ///」

亜美「いおりんもかんろくしたね…」

律子「陥落ね…」

P「元々ストレートな性格だったけど、幼くなって増した感じするな…」


昼/

ピリリリリリリ ピリリリリリリ

P「ん?千早?」ピッ

千早『あ、もしもしプロデューサーですか?』

P「あぁ、どうした?」

千早『いえ、先程四条さんから話を聞いたんですが…我那覇さんが、その』

P「うん、子どもになったよ」

千早『…意味が全然わからなくって…』

真『ボクもですー』


P「ん、真も居るのか、まぁ…伝わらないよな言葉じゃ…」

千早『何か深刻な事態なんですか?』

P「正直、医者に診せるべきか迷ってるんだが…」

響「にぃに…お医者さん…まぶやぁ…」プルプル

P「あんまり、深刻って訳では無い」

千早『そっそうですか…』


P「あ、千早、真、貴音も居るのか?」

貴音『はい、あなた様こちらに』

P「じゃあ丁度良いから、昼飯食べながら状況説明しよう」

貴音『あなた様!では!是非ともらぁめっ』

P「ラーメン以外で」

貴音『いけずです…』


昼/沖縄料理屋

千早「しっ信じられません…」

真「本当に…子どもみたいに…」

響「にぃに…貴ねぇね…」コソコソ

P「だーからっ大丈夫だって」

貴音「そうですよ、響。皆、素晴らしき友です」

千早「我那覇さん…」


真「えっと、響?ボクだよ?わかんない?」

響「…?知らんちゅう」

真「そっそっか…うん!ボクは菊地 真!よろしくね!」

響「真…にっ」

真「……………」

響「真ねぇね!」

真「響〜」ナデナデ

P「響が空気を読んだ…」


千早「えっと…我那覇さん?」

響「…ん…」コソコソ

貴音「どうしたのです?響?」

P「…千早〜小さい子に苗字呼びは無いだろぉ?」

千早「え?」

P「ほらっ『響ちゃん☆』って呼んであげな?」ニコニコ


千早「あっ…えっと…あの…///」

響「?」

千早「響…ちゃん///」

響「はーい!」

千早「響ちゃん///」

響「えへへ〜ねぇねは何て名前なんさ?」

千早「あっ私は…如月 千早よ、よろしくね」

響「うん!千早ねぇね!!」

千早「…うん、ありがと響ちゃん…///」ナデナデ


P「フフフ…///」

千早「何笑ってるんですか…///」ギロリ

P「だって…ククク…///可愛いんだものお前等…」

真「千早ごめん…フフフッ///」

千早「もう///真まで…」

貴音「おかわりを」ズズズ

P「…貴音はちょっとは参加しろ」

貴音「申し訳ありません、あなた様…ですが、この沖縄そばというのも中々」

P「後、おかわりはそれで最後だからな」


貴音「そんなっ!!まだ、二杯しか食べておりません!!」

P「この後のレッスンに影響が出るだろ?」

貴音「あなた様はいけずです…」

響「…貴ねぇね?」

貴音「?どうしましたか響」

響「足りないんなら、自分の半分食べるかー?」ニコニコ

貴音「はぅっ!!///よっよいのです!響が満腹になる方が私は嬉しいのですから!///」

P「(この方法使えるかも…)」


午後/レッスンスタジオ

響「にぃに〜!!」ガバッ

P「うぉっと!!」

千早「だめよ、響ちゃん。急に飛びついては」

響「はーい、千早ねぇね。えへへ〜」

P「(さすが…だな)」

響「ほら!!にぃに!ねぇね達が着せてくれたさ!!」


P「よかったな(いつものジャージだけども…)」ナデナデ

真「でも、プロデューサー…今の響と一緒に何のレッスンをすれば…?」

P「あぁそれなんだけど…コレ」

千早「…?竜宮小町の…『七彩ボタン』?」

P「響」

響「ん?何だ?にぃに?」

P「さっきの伊織ねぇね達の真似っこ出来るか?」

響「おぉ!出来るぞ!」

真「え?」

「君が触れたから七彩ボタン♪」

「全てを恋で染めたよ♪」

「どんなデキゴトも越えてゆける強さ♪」

「キミがボクにくれた〜♪」

響「〜♪」クルッ


千早「…踊れてる…」

真「どうして…今は子供なんじゃ…」


P「…会場で竜宮のダンスを見て、覚えたみたいなんだ」

千早「見た…だけですか?」

P「あぁ…こっちに来る車内で足の動きがステップみたいだったからな」

貴音「動きは…いつもの…いえ、少々乱雑…」

真「でも、すごい楽しそう…うん!楽しいって感じが伝わる気がする!!」

千早「すごいわ…」

P「面白そうだから、千早」

千早「はいっ」

P「響のハミングに寄り添うように歌ってみてくれ」

千早「わかりました。」

P「真、お前はキレのいいダンスを見せろ、ステップもしっかりと」

真「へへっりょーかいです!」

P「貴音は普段の響の動きや癖をトレースしてみて欲しい」

貴音「わかりました、あなた様」

P「それじゃあ、特別レッスン!スタートだ!」


千早「まぶたを開けて さわやかお目覚め♪」

真・貴音「「ララララ朝だ!ララララ起きよう!」」

千早「キラキラ朝陽 地球におはよう」

真・貴音「「ララララ朝だ!ララララ起きよう!」」

千早「あらあら お腹がグルグル歌ってる♪」

千早「あれれれ 頭がクラクラ踊る♪」

響「あははははっ♪」



真「忘れず食べよ 今日の朝ご飯♪」

千早・貴音「「ララララご飯!ララララ食べよう!」」

真「和食に洋食 何が出るかな?♪」

千早・貴音「「ララララご飯!ララララ食べよう!」」


貴音「ご飯に納豆 味噌汁 のり 玉子 らぁめん さらだにおむれつ みるく♪」

響「ミルク♪」


P「…貴音、勝手にラーメンを混ぜるな」


千早「…ハァハァ…あっと言う間に覚えて追いついてくるのね」

真「すごいね…」

P「そうだな…う〜ん…」

貴音「どうされました?あなた様」

P「今の響って…もしかして…記憶喪失って訳じゃ無く」

P「響自身の中に6歳の人格があって、それが表に出てるんじゃないか?」

貴音「6歳の人格ですか?」


P「もちろん、精神の分裂とかそういうんじゃなくて」

千早「ショックで6歳に戻ってるだけ…?」

P「教えてないステップを踏んだり、途中からは同じく踊ってた。」

P「6歳の人格ではあるものの、記憶は16歳の時のが残ってる」

真「ボク達の事を憶えてないのは…?」

P「響の中の、6歳の人格が辻褄を合わせてるのかもしれない」

貴音「あぁ…ですから、あなた様を兄であると…」


千早「なるほど…辻褄を合わせて」

P「…でもそうなると…疑問が一つ浮かぶ…」

貴音「…何故…響は子供の人格を生み出してしまったか?」

真「…どうしてって…頭を打ったから?」

千早「でも、それでどうして6歳になってしまうの?」

P「その理由がわからないから…響は元に戻らないのかも」

響「にぃに…」

P「ん?どうした?」

響「…おしっこぉ///」モジモジ

P「貴音!千早!真!お願い!!///」

千早「ひっ響ちゃん///ほっほら、こっちよ…」スタスタ

貴音「まいりましょう」

真「…元に戻ってもこれは黙っといてあげよう…///」


P「はぁ…勘弁してくれ…」ピリリリリリリ ピリリリリリリ

P「ん?伊織か…」ピッ

伊織『もしもし?プロデューサー?』

P「あぁ、竜宮のイベントは終わったのか?」

伊織『当然じゃない、響の…様子は?』

P「一回見ただけの『七彩ボタン』を踊った」

伊織『はっはぁ?』


伊織『――なるほどね…6歳の人格と16歳の記憶…』

P「まぁ多分というか、素人判断だがな…」

伊織『…水瀬の病院でも、検査の準備は整えさせてるわ…』

P「そうか…寝て起きてもあのままなら、検査かな」

伊織『風邪のひき始めじゃないのよ…』

P「何処か引っかかりがある気がするんだ…」

伊織『引っかかりねぇ…』


P「響が何を望んでいるか…6歳になった…なりたかった理由…」

伊織『…ねぇ…それって簡単じゃない?』

P「え?」

伊織『響が何を望んでいたかを考えて…子供の頃に戻りたかったなんて…』

伊織『それって…懐かしい日々を思い出して、帰りたかったからじゃないの?』

伊織『響…トップアイドルになるまで帰らないって言ってなかった?』

P「…あぁ…そうか…」


伊織『アンタって時々、抜けてるわよね…』

P「適わないなぁ…」

伊織『もし、急変するようなら、ウチのヘリ飛ばすから』

P「ヘリまであんのかお前の家…」

伊織『え?普通でしょ?』

P「その感覚おかしいから」


P「…(子供の頃を懐かしんで…沖縄に帰りたい)」

P「(でも、響自身がトップアイドルになるまではと帰ることを拒んだ)」

P「(そのストレスで生み出した…6歳の人格…懐かしい子供の記憶…)」

P「(さて…どうしようかな…)」ガチャン

響「にぃに〜ないちゃーのトイレって変さー」

P「何だ帰ってくるなり…」


響「だって!水捨てる所が無いんだぞ!」

P「…あぁ排水溝の事か」

千早「?よくわからないんですが」

P「沖縄のトイレはな、水でジャブジャブ洗うんだよ、だからすぐそばに排水溝がある」

真「へぇ〜…」

P「なんだ、この沖縄豆知識」


千早「それをプロデューサーが知ってるのが不思議です」

P「雑学好きだったんだよ、クイズとか」

貴音「まぁ可愛らしい」

P「ちょやめて、貴音ちゃん///…イイ大人に」

響「にぃに、照れてる〜んふふ」

P「照れてないから!」



真「ここで…タッターンね、わかる?」

響「ん〜…タッターン」

千早「…私、自信なくすわ…」

貴音「如月 千早、そのように言うものではありません」

P「…千早、ちょっといいか?」


千早「はい、なんですか?」

P「えっと…その…お前に響と一緒に歌って欲しい歌がある…」

千早「何の歌ですか?」

P「…断ってもいい…正直自分でも酷だなと思ってるし…失礼だと思う…」

千早「そんな…事考えなくても…」


P「…『涙そうそう』…なんだ」

千早「あっ…」

真「え?…『涙そうそう』の…何が酷なの?」

貴音「…『涙そうそう』とは…急死した実の兄を思って書かれた詞なのです…」

真「え!?そっそうだったの…」


千早「…大丈夫です。歌いましょう」ニコ

P「…千早」

千早「私だからこそ…歌える歌でもあると思います…我那っ…響ちゃんも…」

響「?」

千早「響ちゃん…一緒にお歌、歌おうか?」

響「おー!千早ねぇねと歌うー!」


千早「古いアルバムめくり ありがとうってつぶやいた♪」

千早「いつもいつも胸の中 励ましてくれる人よ♪」

響「晴れ渡る日も雨の日も 浮かぶあの笑顔♪」

響「想い出遠くあせても♪」

千早・響「「おもかげ探して よみがえる日は涙そうそう♪」」


真「綺麗な…ユニゾン」

貴音「如月 千早がうまく、響を導いていますね…」


千早「晴れ渡る日も雨の日も 浮かぶあの笑顔♪」

千早「想い出遠くあせても♪」

響「さみしくて♪」

千早「恋しくて♪」

千早・響「「君への想い涙そうそう♪」

千早・響「「会いたくて…会いたくて 君への想い涙そうそう♪」」



千早「…フゥ…すごいわっ!響ちゃん!こんなに声量のあるっ」ギュウ

千早「ひっ響ちゃん!?///」ギュウ

響「…千早ねぇねもか?」

千早「あ…うん、私もよ…うん…」ギュ

響「…寂しくねぇん?悲しくねぇん?」

千早「…今も、少しだけ…でも…私には」

響「…?」

千早「約束があるから、大丈夫よ」ニコ

響「…えへへ〜」ニコニコ


真「…うぐ…グスッ…」ポロポロ

P「…ほら、真、ハンカチ貸してやるから」

真「ずびばぜん…グスッ…」

貴音「…私…響は太陽の様に明るく…いつも幸せなのだと…思っておりました…」

貴音「…恥じ入る気持ちです…太陽とは言え…泣きたい時もあるのですね…」

P「ん…そうだな…そんな時は、月のお前が慰めてやれ」

貴音「…はい、あなた様」



午後/レッスンスタジオ前・コンビニ

ガーッ ピロリンピロリン…
イラッシャイアッセー

P「あんなかっこいいシーン終わった途端、お腹鳴るって…貴音」

貴音「おっおやめください///あなた様!///…いけずです…///」

響「貴ねぇね、お腹ぐーぐー鳴ったさーあはは」

貴音「響!///」

真「ほら、何か食べよう?」

P「千早は何か食べるか?」

千早「いえ、私は…お水で」

真「ちょっかごにカップ麺そんなに入れないでっ!」アタフタ

P「貴音ぇっ!!」

貴音「しょうゆみそしおとんこつたんたんたいわんとまとかれぇしぃふぅど」<●><●>

千早「しっ四条さん!落ち着いて!」


響「…さんぴん茶が無いさ……?」クル

猫『にゃぁ』

響「あはっネコー」ガーッ ピロリンピロリン

猫「にゃぁー」

響「友達と待ち合わせなのかーん?こっちか?」トテトテ


P「貴音…二個だ、それ以上は認めん」

貴音「あなた様!それではこの新発売のとまとちぃずかれぇが食べられません!!」

P「じゃあこのあっさり醤油か旨味とんこつどっちか、諦めろよ」

貴音「そんな…あなた様は鬼なのですか!」プルプル

P「鬼でいいよ、馬鹿野郎」

真「まったくもう…」

千早「…響ちゃん…?」

真「え?」

千早「…響ちゃんがいない…」

P「え?」

貴音「…響?」

真「…店の中に居ないよっ!」

店員「あの…ポニーテールの子なら…さっき出てっちゃいましたけど…?」

千早「!!」ダッ ガーッピロリンピロリン

P「真!千早を追って二人で探してくれ!!」

真「わっかりましたぁ!!」ダッ

P「貴音!!俺達は逆方向だ!行くぞ!!」

貴音「はい!!」

P「あぁ。響が今、迷子なんだ…」

律子『えぇ…私達はもうTV局に入ってて…あっ雪歩と春香はもう事務所に…』

P「連絡してみてくれ…頼む、レッスンスタジオ近くのコンビニからだから…そう遠くには…」

律子『でも、あの子は16歳のアイドルの姿なんです…』

P「あぁ!わかってるって!とにかく、探す!!」

律子『他の子にも応援頼みますね。』

P「よろしく!」ピッ

貴音「…響…私が、らぁめんで我儘を申したばかりに…」オロオロ

P「そうじゃない、貴音…6歳の子供がこんなにうろちょろするものだとは…」

貴音「探しましょう…あなた様!」

P「あぁ…行くぞ!」ダッ

午後/公園

美希「迷子…響が?あずさじゃないの?」

律子『響がよ、目を離した隙に居なくなったらしいのよ…』

美希「わかったの、ミキも事務所帰る途中だから、探してみるの」

律子『お願いね!見つかったら連絡して!』プッ ツーツーツー

美希「…さてと…カモ先生、ミキ行かなくちゃなの…」

カモ先生「ガー」


美希「友達がね迷子なの、あぁ動物好きの子だから今度連れてくるの」

カモ先生「ガー」

美希「ミキは先生の言ってる事わかんないけど…多分その子ならわかるの」

カモ先生「ガーガー」バシャバシャ

美希「ん?…向こうが騒がしいの…」


猫「にゃぁー」

猫2「にゃぁ」

猫3「みゃぁ」

響「にゃぁあ」


美希「あー…カモ先生、猫の集会に参加してるのが…友達なの…」

カモ先生「ガーガー」

午後/765プロ事務所

美希「ただいまなの〜連れて来たの」グイ

響「ネコ美ーネコ也ー」バタバタ

P「響」

響「あっにぃに!あのなネコ達が…な…」

千早「……響ちゃん」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

響「あぅ…千早ねぇね…」プルプル

千早「…ここは沖縄じゃないの…車も多いし…変な人だって居るかもしれない…」

千早「もし怪我したらっ…どうする気だったのっ!!車にひかっれ…うぅ…グスッ///」

千早「死んじゃうかもしれないのよっ!!!!///」ブワッ


響「あっあぅ…えっと…その…」

美希「…ふぅー…響?こういう時何て言わなくちゃいけないの?」ポンポン

響「…あの…千早ねぇね…ごっごめんなさい…うぇ…グスッ…ごべんなざい〜…」ポロポロ

千早「……///」ギュウ

響「…ウァ…ひぐ…ごべんなざい…うぇえええん」

千早「…無事で良かった…」ギュ



P「美希。よく見つけてくれた」

美希「ミキは特に何もしてないの、カモ先生の公園に居たの」

P「…それでも、ありがとな」ナデナデ

美希「!!///…えへへ〜ミキお手柄?ハ…」

P「?」

美希「(ハニー+にぃに+パP)…パニぃに!!///」

P「何で、俺イタリアのサンドイッチになってんの?」


P「まぁ…本当、怪我も何も無くてよかったよ…」

雪歩「安心しましたぁ」ホッ

貴音「響…よかった」ナデナデ

真「…いやぁ…千早めちゃめちゃ足早いよ…」

春香「火事場のなんとやらかなぁ?」

やよい「よかったですぅ」


P「…あれ?やよい?」

春香「響ちゃんが迷子だって連絡したら駆けつけてくれたんです」

やよい「長介が居なくなった時は、響さんに助けてもらいましたからー」

やよい「今度は私の番ですぅ!!うっうー!!」

P「何この天使、眩しすぎる」

小鳥「何この天使、歴史に残る」●REC



やよい「あ!私、高槻 やよいです。響さん!!」ガルーン

響「…やよいねぇね?」

やよい「はいっ!私お姉ちゃんですよぉ!」ニコニコ

響「…ん///」ギュ


小鳥「響ちゃんが自ら行ったぁっ!!」●REC

P「…やよいから溢れ出る、姉オーラのせいでしょうか?」

小鳥「なるほどぉ…一理あります。」

千早「恥かしい所を失礼しまっ…」ガチャ


やよい「わっ響さん!!うふふっくすぐったいですよ〜///」

響「やよいねぇね〜」ギュ


千早「はぁあああああんっ!!///」バターン

P「天使×天使=?」

小鳥「それを人は天国と呼ぶんですよぉ」●REC

春香「千早ちゃんが鼻血噴出して倒れたぁあああっ!!?」


午後/765プロ事務所

真美「ほっほーい」ガチャ

春香「あれ?真美?今日はオフじゃあ…」

真美「りっちゃんから連絡貰って、急いで駆け付けてる途中で」

小鳥「見つかったって私が連絡したのよね…ごめんね!真美ちゃん!」

真美「全くもう〜」

春香「そりゃお疲れ様…朝焼いてきたクッキーあるから、お茶にしよ」

真美「やった→!来た甲斐があったよ→」


P「おぉ、真美まで来てくれたのか、お疲れさん」

真美「あっ兄ちゃん!ねぇねぇ、ひびきんは?」

P「ん?そこに…」

響「うー…貴ねぇね…千早ねぇね…苦しい…」

千早「……///」ムギュー

貴音「……///」ムギュー

真美「くっついてるね→…」

響「あっ亜美ねぇね!」

真美「おっとぉ?んっふっふ〜ひびきん、私は亜美じゃないよぉ?」


響「?…亜美ねぇねじゃない?」

真美「亜美の皮を被った、真なる双海!双海 真美だぁああ!!」ゲッヘッヘッヘ

響「??亜美ねぇねは?」

真美「私が食べちゃったぞぉおお」

響「!!…亜美ねぇね…食べちゃ…」ジワッ

千早「…真美…響ちゃんをいじめるなら…」ゴゴゴゴゴゴ

貴音「…私達が黙っていませんよ…」<●><●>

真美「え?…あれ?真美…登場三分で死亡フラグ立てた?」

P「…真美…お疲れぇ…」コソコソ

真美「兄ちゃん助けっああぁああああ」


>>102 亜美真美揃ってる時は自分の事を亜美真美と呼び、一人の時は私と呼ぶという感じに分けてます。

雪歩「はい、真美ちゃん…お茶…」

真美「うぅぅ…ひどい目にあったよぉ→」ベソベソ

春香「ダメだよ〜千早ちゃんは今、母親虎と同じだよ」

真美「事務所に虎が居るとは思わないぢゃ〜んっ」

真「ほら、真美、春香のクッキー食べな?」

真美「うん…」

春香「響ちゃん、はいあ〜ん」ヒョイ

響「あ〜ん!パク…ん〜!サクサクしてておいしいぞ!春香ねぇね!」ニコニコ

春香「よっし!!///」グッ


千早「…響ちゃん、はいあ〜ん」ヒョイ

響「あ〜ん」

貴音「ぱく」

千早「…四条さん…?」

響「…貴ねぇね…?」

貴音「…すみません…つい…///」



P「…響もこの状況に馴染んできたな…」

小鳥「みんな仲間ですしね」

P「…あーそっか…そういう事だったんだな…」

小鳥「?何かわかったんですか?」

P「…えぇ…多分…」


春香「ねぇ千早ちゃん、そこ交代してよ〜」

千早「え?嫌よ」

春香「ひどいよっ」

貴音「…では私が響の後ろに回りましょう。さぁ膝に…」ササッ

響「あははっフカフカさー」ポヨンポヨン

貴音「響、あんまり動いては…///」

千早「くっ」


春香「響ちゃん♪」ギュ

響「えへへ〜春香ねぇね…ん…春香ねぇね?」

春香「?なぁに?響ちゃん?」

響「みんなどうして、こんなに自分に優しいんさ?」

一同「……………」

春香「うふふ…そんなの決まってるじゃない」

響「?」

春香「み〜んな、響ちゃんの事が大好きな、仲間…しんかーだからだよっ♪」

響「…みんな…しんかー…///」


響「うん!自分もねぇね達のこと大好きさー!!///」ピカー

千早「はうっ///」

貴音「まぁ///」

春香「きゃうっ///」

雪歩「はわわっ///」

やよい「えへへ〜///」

真美「ふあぁっ///」

美希「あふぅ///」

真「わぁっ///」

小鳥「(ブルーレイ化が決定しました。)」●REC

P「(言い値で買おう)」



響「…ん〜…」ゴシゴシ

千早「響ちゃん…眠くなった?」

響「ん〜ん…眠くない…ぞ…」ポー

美希「眠そうなの…あふぅ…」

雪歩「毛布持ってきましたぁ」ファサ

響「…むぅ…寝ちゃうと…ねぇね達と…遊べない…」

貴音「…響…」

響「せっかく…仲良くなったのに…」フラフラ

春香「…大丈夫だよ…響ちゃんが寝ちゃっても、私達はずぅうっと仲間だから」

響「…本当…?」

春香「うん。本当だよ!!」

響「…えへへ…でーじかふー…」

響「…また、遊んで…ねぇね………スゥ…スゥ…」


千早「…今…なんて言ったらいいかしら…」

貴音「…えぇ…おそらく…6歳の響は…眠りについた気がいたします…」

真美「眠っちゃった…の?」

雪歩「でーじかふー…って」

P「…とっても幸せ…だ」

真「…そっか…よかった」

やよい「とっても可愛い寝顔ですね」ナデナデ

小鳥「起きたら、いつもの響ちゃんに戻ってるんでしょうか?」


P「…確証はありませんけど…多分」

雪歩「でも、どうしてそう思うんですか?」

P「昼に伊織と話した時に�何故6歳の人格は生まれたのか�を考えて…」

P「一つ出た結論は響のホームシックが原因だろうと」

貴音「…ほぉむしっく…懐郷病ですね」

やよい「沖縄に帰りたくなっちゃったんですね」

真美「あれ?でも、ひびきんってさ…」

美希「よく言ってたの…トップアイドルになるまで帰らないって」

P「あぁ、それも原因の一端だ。」


春香「つまり…響ちゃんは帰りたいっていう自分の願いを…」

千早「…自らの理性で押し殺してしまった…」

P「…そう…ここからは想像なんだが、そのストレスから無意識に」

P「響は自分の中に、6歳頃の自分を作り上げた…もちろん本人にしれみれば」

P「懐かしい記憶を思い出す為の自分自身の投影…って感じだったと思うんだ。」

小鳥「見た目の快活さからは想像できないくらい…すごく繊細だったんですね…」

P「それが、今回表に出てきた…」


春香「ん?じゃあ、どうして…元に戻ったんでしょう?」

P「響が…納得したんじゃないかな?」

千早「納得した?」

P「…遠く離れていても…故郷は故郷まま変わらなくって…」

P「仲間が自分の傍に居て…心で繋がっていると…」

P「6歳の人格を通して、響自身が…納得したんじゃないか?」

一同「!!…///」

P「全く…回りくどいんだか…ストレートなんだか…わかんない奴だな…」ナデナデ

響「スゥスゥ…ん…にぃに…」

P「へ?」


雪歩「ふふふっ…わかるんですね。」

真「へへへっか〜わいいっ」

千早「さ、ゆっくり眠らせてあげましょ」

真美「は〜い…写メくらいわ、いいっしょ?」ピロリン♪

春香「あ、私も一枚」ピロリン♪

小鳥「私も」●REC

P「動画やんけ」


響「…んぁ?…んんっ…う〜ん…あれ?自分いつの間に寝てたんだ?…」ポケー

一同「………」ジィーッ

響「うわっ!なっなんでみんな、自分の事見てるんだ?」

P「…響…自分の名前と年齢わかるか…?」

響「は?いきなり何言って」

貴音「…響…重要な事なのです、お答えください」

響「なんなんだ…貴音まで、我那覇 響 16歳だぞ。これでいいか?」

春香「ふぅー…戻ってる…」

雪歩「よかったぁ」


響「何の話…ってうわぁ!外、真っ暗!?もう夜なのか!?」

真「そうだよ、って…響…今日の事…何にも憶えてないの?」

響「今日のレッスンが…え?朝…事務所に来て…あっ!そうだぞ!」

小鳥「ギクリ」

響「ピヨ子のせいでとんでもない目にあったさ!」

小鳥「ごっごめんね、響ちゃん…」

春香「何にも…憶えて無いみたいですね…」

P「まぁ、それでもいいんじゃないか?6歳の響がきっと憶えてるよ…」

貴音「響…よかった…」ナデナデ

響「?みんな何か、変だぞ?」

千早「よかったわ…ひ…ひ…我那覇さん…///」

響「?千早?顔赤いぞ?」

春香「?千早ちゃん」

千早「あ…///」

春香「…あー…もしかして…」

千早「……///」

春香「…(元に戻ったら恥ずかしくて我那覇さん呼びに戻る千早ちゃん可愛い)///」


貴音「響…気分は悪くありませんか?」

響「?あぁ平気だぞ!朝から夜まで寝てるなんて…自分疲れてたのかな?」

貴音「そう…かもしれませんね…」

響「…あれ?…ハム蔵は…?」

P「…え?ハム蔵連れてきてたのか?」

響「当ったり前さ!あれ?ハム蔵ー!!?どこ行ったー!?」      ヂューイ!!>

真「今…声が…」

やよい「ロッカーの方じゃありませんでした?」

小鳥「あ」

765プロ事務所/ロッカールーム

響「ハム蔵ー!!」  ヂュイヂューイ!!

春香「小鳥さんの…ロッカーの中って」

P「あー離れてろ」ガチャ ドザドサドンガラガッシャアアアアン

ハム蔵「ヂュイ!」

響「ハム蔵ー!!よかったぁ…心配したんだぞ…」


響「…ピヨ子にこの荷物と一緒にロッカーに突っ込まれて閉じ込められた…?」

一同「………」ジロリ

小鳥「あ…あはは…その…えっと…ごめんなさぁあああい!!」ダッ

響「待てぇピヨ子ぉおおおっ!!」ダッ

千早「もう…」

P「…はははっ」


夜/765プロ事務所

真「さってと!そろそろ帰ろうかな」

雪歩「あ、真ちゃん一緒に帰ろ?」

真「うん!OK!」

やよい「それじゃあ、私も晩ご飯の支度しなくちゃいけないので帰りますねー」

美希「お姉ちゃんからメール来てたの…ねぇやよい、ミキもおつかい頼まれたの」

やよい「じゃあ、一緒に行きましょう!」

美希「お願いするの」

春香「やよい〜最後に天使エネルギー補給〜」ギュウ

やよい「きゃぁ〜春香さぁ〜ん///」

春香「うふふ…あ、これ、長介君達の分のクッキー!食べてね?」

やよい「わぁ!ありがとうございます!うっうー!」

P「気を付けて帰れよ〜」

雪歩「はい、それじゃあ、お先に失礼しますぅ」

真「みんな、まったね〜」

美希「ハニー、みんな、またね〜なの」フリフリ

やよい「おつかれさまでしたぁ〜」 ガチャ…バタン



小鳥「あ、ハム蔵さんお水ですぅ」

ハム蔵「ヂュイ!」

響「ヒマワリの種もだぞ!」

小鳥「えぇ〜」

貴音「私も、らぁめんを要求します」

小鳥「貴音ちゃん!?」

響「あ、それいいな!食べに行こう!!」

小鳥「そっそれも私が出すのぉ?」


響「ハム蔵を閉じ込めた罰だぁ!…春香達はどうするさー?」グイッ

真美「真美は行く〜!…二十朗以外にしてね?」

貴音「ふむ…しかたありませんね…とまとらぁめんというのがこの近くに…」

春香「ん〜私は遠慮するよ、小鳥さんが可哀想だし…」

千早「私も、そろそろ帰るわ…」

小鳥「うぅありがとう、春香ちゃん、千早ちゃん」

貴音「では、私がその分多く食べられるという事ですね…うふふ」グイッ

響・真美「「しゅっぱ→つ!!」」

小鳥「うぇええぇん!」ズリズリ


P「貴音が居たら、財布が羽根よりも軽くなるな…」

春香「行っても行かなくても、変わらないですかね…」

千早「…我那覇さん…大丈夫ですかね?」

P「ん〜…体調は大丈夫なんじゃないか?」

P「…心の方は…わからんが…俺も居るし…お前等も居る…それもアイツの支えだ」

千早「…はい…そうですね…」



春香「…ねぇねぇ…千早ちゃん…」コソコソ

千早「…?なに?春香…帰らないの?」

春香「…帰る前にさ…ちょっと…ゴニョゴニョ…」

千早「えっ!?///そっそんな…///」

春香「いいでしょ!ね?」

千早「わっわかったわ…///」


春香「…プロデューサーさん♪」

P「…ん?あぁ二人も帰るのか?」

春香「はいっ」サササッ

P「…?なんで俺の両側に…」



春香「…響ちゃんから、にぃにって呼ばれなくっても」

千早「わっ私達が…呼んであげますから…///」

春香「元気出してくださいね!!お兄ちゃん♪」

P「なっ///はるっ」

千早「に…兄さん…///」

P「…ちっ千早!?///」

春香「お兄ちゃ〜ん♪えへへ妹ですよ!妹!」

千早「兄さん…///あの…私…///」

P「おっお前等なぁっ!!///大人をからかうんじゃっ」

春香「きゃぁ〜お兄ちゃん怒ったぁ〜」クネクネ


P「春香ぁ!」

千早「おっ怒らないで…兄さん///」

P「兄さんって呼ぶ度に照れてるじゃねぇかっ」

春香「あははっ♪千早ちゃん!撤退〜!!逃っげろ〜!!」タッタッタ

千早「まっ待って///春香ぁ」タッタッタ

春香「お兄ちゃん!また明日〜お疲れさまでした!」フリフリ

千早「お先に失礼します、兄さん///うふふ…」ペコ

P「はいはい!お疲れさん!///」 ガチャ バタン

P「…くそぉ…あいつら///」


一ヶ月後/765プロ事務所

響「はいっさーい!」ガチャ

春香「あ、響ちゃんおはよう!うわぁ〜すごい荷物」

響「おはよう、春香!ふふふ…なんたって一週間のロケだからなっ」

伊織「それで、何処に行くのよ?」

響「海外の色んな秘境で、色んな動物達と友達になって来るぞ!」

貴音「そうでしたか…」

律子「あら、そうなの」

あずさ「それは楽しみねぇ〜」

響「おうっ!」

P「…響…その実はな…その企画…」

響「?」

P「中止になった…」

響「え?…」

P「向こうの秘境で協力してくれるはずだった部族が、やっぱり駄目だって…」

響「そっそんなぁ〜…」


春香「あ〜残念だねぇ響ちゃん」ポン

伊織「本当、残念」ポン

貴音「響、ふぁいとです」ポン

律子「まぁくよくよせずに」ポン

あずさ「元気出してね〜」ポン

響「うぅぅ…みんな軽いぞ…」

P「まぁそんな訳で、響は今日から一週間丸々オフだ」

響「えぇぇ〜…はぁ…仕方ないな…」

P「それでコレは…俺のミス」ピッ

響「?なんだ…コレ…」

P「出張の日付間違えてな、キャンセル料も勿体ないし…丁度良いから響にやる」

律子「あらぁ〜よかったわね、そこでバカンスしてきたら?」

響「えぇ?一人でバカンスしたってつまんないぞ…」ピラ

響「え?…こっここって…え?」

春香「ほらほら!飛行機の時間!間に合わなくなるよ!」グイッ


伊織「変なお土産買って来ないでよ?」

貴音「響、私は何か、らぁめんを」

律子「貴音アンタそれは…」

あずさ「気を付けていってらっしゃい」

響「え?え?ちょっと…待ってよ、わっわぇ」

P「…響、いってらっしゃい」

響「…みんな…ありがとう…自分行ってくるぞ!」ダッ

ガチャ バタン

P「…ふぅ…」

春香「いやぁ…無理矢理でしたね…はははっ」

律子「演技指導がもう少し必要だったわね」

伊織「どっちかって言うと、アンタの脚本が雑なんじゃない?」

P「手厳しいな…スケジュール調整にいっぱいいっぱいだったんだよ」

あずさ「喜んでくれたかしら…?」

貴音「大丈夫です…響はもっと素敵な笑顔になって…私達の元へ帰ってきてくれます」ニコ



???/???

響「…ハァハァ…」タッタッタッタ

響「…何も変わってないな…」

  「響!」

響「あ…」

  「…おかえり」

響「…ただいまぁ!!にぃに!!」


おわり


P「…はぁ…」

律子「ん?プロデューサー殿…お弁当って」

伊織「何?アンタそれ、自分で作ったの?」

P「あぁまぁな…」

あずさ「もしかして…響ちゃんの航空券」

P「…俺の自腹です…」

春香「えぇっ!?」

P「経費使う訳にもいかないし…まぁちょっと昼飯が寂しくなるだけだ」

春香「じゃっじゃあ!私が…ハッ」グルリ

伊織「しっ新堂?あの…おっお弁当の作り方って…え?」

貴音「大変でございますね…らぁめんの無料券なら…む?」

律子「まぁ…あの…あれでしたら…私が…ん?まさか」

あずさ「あらあら、それなら明日は…あらやだわ…」


一同「…(これはっお弁当バトルっ!?)」バチバチバチバチ


P「…?」モグモグ


小鳥「ピヨピヨ…これは面白くなってきたピヨ」ニヤニヤ


ほんとにおわり
響の妹可愛いところを書きたくなって衝動に任せました。

お付き合いいただきありがとうございました。

>>120 サイレント・リトルバード先生がどうにか販売してくれるのを期待して下さい。

>>142 画像支援感謝です!
お弁当バトル編は年明けてからになりそうです。

軽井沢は…ネタが何にも浮かびません…orz

来週は雪歩の誕生日を祝うSSを書きたいと思います。

ありがとうございました。読み返してきます。

15:30│我那覇響 
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