2013年12月04日
南条光「星に願いを」
過去に モバP「仮面ライダー好きだとみんなに言えない」を書いた者です。設定を引きずってはいますが、
モバPがライダー好き
南条ちゃんもライダー好き
他の特撮?俺が知るか!
モバPがライダー好き
南条ちゃんもライダー好き
他の特撮?俺が知るか!
ぐらいです。
今回もライダーネタがありますが、よろしくお願いします。
やはり短いです。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373117198
南条光「アタシキター!」
モバP「おはよう光。あれ、いつもは「アタシ、参上』なのになんで今日はフォーゼの……あぁそうか、明日が七夕だからか」
南条「そうだよプロデューサー!七夕と言えば天の川!天の川といえば天の川学園高校だ!」
モバP「あいかわらずだな光は……そういえばあれだけ宇宙、星をテーマにしてるのに七夕の話はなかったな。最終回近いから仕方ないが」
南条「七夕の次の日にタチバナさんが死んだけどな……」
モバP「そうかあの回か……光って七夕のお願いごとをするのか?」
南条「? なんでそんなことを聞くんだ?」
モバP「光は『夢は自分で叶えるもんだ!』とか言うのかなーって」
南条「……アタシもお願いごとくらいするぜ。でも去年はしてなかったかな」
モバP「どうしてだ?去年こそしたいお願いがたくさんあっただろうに」
南条「アタシにとって七夕のお願いごとは、風船に書いて七月七日の七時七分七秒に空に飛ばすものだったんだ。近所でそういうイベントがあったからさ。それで短冊に書くだけーってのは変な感じがして」
モバP「へー……じゃあ今年もか?」
南条「いや、今年はお願いごとをするぜ!」
モバP「じゃあ……徳島まで行くか?」
南条「え?」
モバP「今日は仕事がないし、明日の夜までに帰れば大丈夫だ。この前のドリームフェスのご褒美だと思ってくれ」
南条「マジでマジか?」
モバP「マジだ」
南条「よっしゃあああああああああ!!強いぜ!!アタシ!!」
モバP「それその後に死んじゃうからやめろ……行くと決まれば親御さんに許可もらってすぐに行くぞ!」
南条「おう!」
南条「アタシ、新幹線は初めてだよ!」
モバP「あれ、そうなのか?光のことだからデンライナー目的で……」
南条「流石に新幹線は気軽に乗れないよ」
モバP「まあそうか……ところで急に光の実家に行っても大丈夫なのか?俺はホテルかどっかに泊まるつもりだったんだが……」
南条「それは気にするな!おばあちゃんが言っていた……『光ちゃんの大切な人ならいつでも歓迎するよ』ってな」
モバP「何か勘違いされてないか……」
南条「それよりプロデューサーこそいいのか?急に約二日間も仕事を休んで」
モバP「大丈夫だよ。まあ多少は怒られるかもしれないが」
南条「……プロデューサーと七夕を過ごしたい奴はいっぱいいると思う。その中でアタシは選ばれし者になったんだ……」
モバP「はは、じゃあ光の願うことなら全てが現実になるな」
南条「もうなってるぜ!」
モバP「まあ光の願い通り、今こうして徳島に帰ってるわけだしな」
南条「……違うよ、プロデューサー」
モバP「ん、何か言ったか?……あ、そろそろ新神戸だぞ。ここから高速バスだ」
南条「あぁうん……」
南条ちゃんの口調がぐちゃぐちゃなのは、「〜ぜ」等の男口調だけでも、「〜よ」等の女口調だけでも違和感があったからです。お許し下さい
高速バスの中
南条「ライダーにおけるバスのシーンって、大体怪人に襲われるよな」
モバP「やめろ!」
南条「ここがアタシの実家だ!」
モバP「はぇ〜すっごいおっきい……」
南条「小学校の頃、友達によく泊まりにきてもらったもんだよ」
モバP「民宿が出来そうだもんな……(それなりに値がする特撮グッズを蒐集できてるし、やっぱりお金持ちだったのか)」
南条「まあとりあえず中に入ってくれ!」
モバP「おう……(一応東京バナナは買ってきたが申し訳ないな……)」
南条「あ、お父さんの特撮部屋があるぜ!」
モバP「マジで!?」
南条「この部屋だよ」
モバP「おおおおおおおお!昭和のライダーグッズがこんなに!」
南条「お父さんは子供の頃からライダーファンだったんだって」
モバP「通りでV3のグッズまであるわけだ……すごいな、羨ましいよ」
南条「……欲しい?」
モバP「そりゃあ欲しいけど、こういうものは俺みたいなマンション暮らしにはもったいないよ」
南条「……別に、プロデューサーの家に置く必要はないぜ?」
モバP「どういう意味だ?」
南条「……答えは自分で考えるんだな!」
モバP「?」
モバP「いやぁ悪いな。晩飯まで世話になっちゃって」
南条「明日の昼前には帰っちゃうし、ぜひ食べて欲しかったんだってさ」
モバP「すごくおいしかったぞ。……麻婆豆腐には驚いたが」
南条「あはは……プロデューサーもライダー好きって言ったからかな」
モバP「一家全員ライダーに肯定的なんだな」
南条「まあな!アタシの自慢の家族だ!」
モバP「羨ましいな。俺は家族にそこまで理解されなかったし、ライダーについて話せる仲間もいなかったからさ」
南条「そんな矢車さんみたいな……でも、これからはアタシがいる。…だろ?」
モバP「はは、そうだな!」
南条「・・・」
南条「あ、そういえばアタシの家では晩ご飯を食べたらすぐにお風呂なんだけど、プロデューサー先でいい?」
モバP「流石に家主より先に風呂に入るっていうのは……」
南条「? おばあちゃんもおじいちゃんもいつも『風呂っていうのは若い人から入るもんだ』って言ってるよ?アタシはいつでもいいし」
モバP「じゃあ、お言葉に甘えて……あっ……」
南条「? どうしたんだ?」
モバP「(なんとなく友達の家に泊まりにきたような気持ちになっていたが、そういえばここ女の子……アイドルが住む家じゃないか……)」
南条「?」
モバP「(しかも俺が先に入るってことは俺の浸かった風呂に光が入るってことだ!それはまずい……いや、光が入った風呂に俺が先に入る方がまずいか…!?どうする……)」
南条「プロデューサー?」
モバP「(悩んでも仕方ない……男の仕事の八割は決断……それから先はおまけみたいなものだ……よし!!)」
モバP「じゃあ、俺が先に風呂に「あ、アタシの家は夏はシャワーだけだけどいい?」あ、うん」
モバP「ふぅ……さすがに風呂上がりはあっついな」
南条「あ、プロデューサー。さっきおじいちゃんが……おじいちゃんが言っていた。『プロデューサー君があがったら居間に呼んでくれ』ってな」
モバP「え、やっぱり光のおじいちゃん、娘をアイドルにされたこと怒っているのか……?」
南条「いや、違うと思う。おじいちゃん、久しぶりに酒が呑める客が来たから喜んでいるんじゃないかな。それに、プロデューサーのことが嫌いなら家に呼んだりしないよ」
モバP「そうだといいが……とりあえず行ってくる」
南条「ああ、いってらっしゃい(ニッコリ)」
モバP「その含みがありそうな『いってらっしゃい』はやめて欲しかった」
モバP「俺、絶対に光をトップアイドルにする…!例え無謀でも、光をトップアイドルにするって決めた!お前はおじいさんから託された、大切な相棒だからな…!」
南条「おじいちゃん何言ったんだ……?」
モバP「意気込んだとこで、ちょっと聞きたいんだが……」
南条「ん?」
モバP「どうして客室に布団が二つ並べられているんだ…?」
南条「どうしてって……アタシもここで寝るからだぜ」
モバP「ナニイッテンダ!」
南条「いいじゃんいいじゃん」
モバP「すげえじゃん……じゃなくて、流石に女の子と、しかもアイドルと同じ部屋で寝るのはまずいよ!」
南条「えー、何も心配することはないぜ。おじいちゃんとおばあちゃんが傍にいるし」
モバP「いや、だがなぁ……」
南条「アタシ、この家にいた時はずっと誰かと一緒に寝てたんだ。一人で寝るにはどの部屋も大きいし……だから、お願いだよプロデューサー。アタシが寝るまで傍にいて」
モバP「ううっ……分かったよ!ここで寝ればいいんだろ!」
南条「ありがとうプロデューサー」
南条「プロデューサー、もう寝た?」
モバP「いや、寝てない。(興奮して眠れん……)」
南条「……プロデューサーはさっきさ、『俺には仲間がいなかった』って言ってたな」
モバP「ああ」
南条「アタシも、あっちに引っ越してから、そうだったんだ」
モバP「そうなのか?」
南条「そうなんだ。徳島では保育園からのライダー仲間がいたけど、あっちにはいないし。それに、転校生の女の子がライダー話をしたらみんな引いちゃうだろ?」
モバP「都会の子供は無駄に大人びているからな」
南条「それもあって、隠すってほどではないけど、友達にもアタシの好きなもののことは言わなかったんだ。それでずっと思ってんだ。一緒に話が出来る仲間が欲しいってさ」
モバP「光……」
南条「だから、プロデューサーと出会って、プロデューサーがアタシを仲間だと言ってくれた時、すごく嬉しかったんだ。やっと仲間が出来たって」
モバP「光は選ばれし者だからな……でも、仲間は一人だけじゃないだろ?」
南条「……ああ。アタシは南条光。事務所全員のアイドルと友達になる女だ!」
モバP「……そしてアイドルの道をゆき、全てを司る女、だろ?」
南条「アハハ……流石にそのセリフはないと思う」
モバP「今、俺を笑ったか……?」
南条「おはようプロデューサー!」
モバP「おはよう、光。(結局ほとんど眠れなかった……)」
南条「なんか新鮮だな!本当の意味でおはようと言うのは!」
モバP「そりゃ普通アイドルとプロデューサーが同じところで寝たりしないからな……」
南条「おー!もう結構人が集まってる!」
モバP「へー、こんな早い時間にこれほど人が集まるって、結構大きいイベントなんだな」
南条「みんな、叶えたい願いがあるってことじゃないか?」
モバP「誰にでも願い事はある……か。そういえば光は何を願うんだ?」
南条「……秘密だぜ!プロデューサーは?」
モバP「俺は……みんながトップアイドルに成れますように、かな」
南条「やっぱり、プロデューサーはそうなんだな」
モバP「まあな。でも、願うだけじゃなくてこれからも頑張らなくちゃな」
南条「あぁ、頑張ろうなプロデューサー!」
モバP「頑張ろうな、光!」
モバP「飛んでいったな、風船」
南条「ああ、飛んでいったな」
モバP「そういえばああいうのって、ゴミとかになるし迷惑じゃないのか?」
南条「夢を願う時に夢のないこと言うなよ……。確か、あの風船は環境にいいやつで、すぐに土に溶けちゃうんだって」
モバP「へー、じゃあ風船はすぐに消えちゃうのか」
南条「いや、きっと天の川まで届いてるよ」
モバP「はは、だといいな」
南条「きっと……ね」
南条「じゃあ、帰ろうかプロデューサー」
モバP「え、折角のイベントなんだし、これから何かしないのか?」
南条「今から帰ればライダーに間に合うだろ!」
モバP「ああ、なるほど……」
『アタシの願いは叶いました。だから代わりにプロデューサーの願いを叶えて下さい』
終わり。
100レス以上書いてる方すごく尊敬します…
南条ちゃん再登場記念にSS上げたいのに、南条ちゃんが再登場しない結果がこれです。
SSや本スレ、動画でのキャラ人気がモバマス自体にも影響すると信じて、これを南条光ちゃんに捧げます
HTML化依頼だしておきます。ありがとうございました
今回もライダーネタがありますが、よろしくお願いします。
やはり短いです。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373117198
南条光「アタシキター!」
モバP「おはよう光。あれ、いつもは「アタシ、参上』なのになんで今日はフォーゼの……あぁそうか、明日が七夕だからか」
南条「そうだよプロデューサー!七夕と言えば天の川!天の川といえば天の川学園高校だ!」
モバP「あいかわらずだな光は……そういえばあれだけ宇宙、星をテーマにしてるのに七夕の話はなかったな。最終回近いから仕方ないが」
南条「七夕の次の日にタチバナさんが死んだけどな……」
モバP「そうかあの回か……光って七夕のお願いごとをするのか?」
南条「? なんでそんなことを聞くんだ?」
モバP「光は『夢は自分で叶えるもんだ!』とか言うのかなーって」
南条「……アタシもお願いごとくらいするぜ。でも去年はしてなかったかな」
モバP「どうしてだ?去年こそしたいお願いがたくさんあっただろうに」
南条「アタシにとって七夕のお願いごとは、風船に書いて七月七日の七時七分七秒に空に飛ばすものだったんだ。近所でそういうイベントがあったからさ。それで短冊に書くだけーってのは変な感じがして」
モバP「へー……じゃあ今年もか?」
南条「いや、今年はお願いごとをするぜ!」
モバP「じゃあ……徳島まで行くか?」
南条「え?」
モバP「今日は仕事がないし、明日の夜までに帰れば大丈夫だ。この前のドリームフェスのご褒美だと思ってくれ」
南条「マジでマジか?」
モバP「マジだ」
南条「よっしゃあああああああああ!!強いぜ!!アタシ!!」
モバP「それその後に死んじゃうからやめろ……行くと決まれば親御さんに許可もらってすぐに行くぞ!」
南条「おう!」
南条「アタシ、新幹線は初めてだよ!」
モバP「あれ、そうなのか?光のことだからデンライナー目的で……」
南条「流石に新幹線は気軽に乗れないよ」
モバP「まあそうか……ところで急に光の実家に行っても大丈夫なのか?俺はホテルかどっかに泊まるつもりだったんだが……」
南条「それは気にするな!おばあちゃんが言っていた……『光ちゃんの大切な人ならいつでも歓迎するよ』ってな」
モバP「何か勘違いされてないか……」
南条「それよりプロデューサーこそいいのか?急に約二日間も仕事を休んで」
モバP「大丈夫だよ。まあ多少は怒られるかもしれないが」
南条「……プロデューサーと七夕を過ごしたい奴はいっぱいいると思う。その中でアタシは選ばれし者になったんだ……」
モバP「はは、じゃあ光の願うことなら全てが現実になるな」
南条「もうなってるぜ!」
モバP「まあ光の願い通り、今こうして徳島に帰ってるわけだしな」
南条「……違うよ、プロデューサー」
モバP「ん、何か言ったか?……あ、そろそろ新神戸だぞ。ここから高速バスだ」
南条「あぁうん……」
南条ちゃんの口調がぐちゃぐちゃなのは、「〜ぜ」等の男口調だけでも、「〜よ」等の女口調だけでも違和感があったからです。お許し下さい
高速バスの中
南条「ライダーにおけるバスのシーンって、大体怪人に襲われるよな」
モバP「やめろ!」
南条「ここがアタシの実家だ!」
モバP「はぇ〜すっごいおっきい……」
南条「小学校の頃、友達によく泊まりにきてもらったもんだよ」
モバP「民宿が出来そうだもんな……(それなりに値がする特撮グッズを蒐集できてるし、やっぱりお金持ちだったのか)」
南条「まあとりあえず中に入ってくれ!」
モバP「おう……(一応東京バナナは買ってきたが申し訳ないな……)」
南条「あ、お父さんの特撮部屋があるぜ!」
モバP「マジで!?」
南条「この部屋だよ」
モバP「おおおおおおおお!昭和のライダーグッズがこんなに!」
南条「お父さんは子供の頃からライダーファンだったんだって」
モバP「通りでV3のグッズまであるわけだ……すごいな、羨ましいよ」
南条「……欲しい?」
モバP「そりゃあ欲しいけど、こういうものは俺みたいなマンション暮らしにはもったいないよ」
南条「……別に、プロデューサーの家に置く必要はないぜ?」
モバP「どういう意味だ?」
南条「……答えは自分で考えるんだな!」
モバP「?」
モバP「いやぁ悪いな。晩飯まで世話になっちゃって」
南条「明日の昼前には帰っちゃうし、ぜひ食べて欲しかったんだってさ」
モバP「すごくおいしかったぞ。……麻婆豆腐には驚いたが」
南条「あはは……プロデューサーもライダー好きって言ったからかな」
モバP「一家全員ライダーに肯定的なんだな」
南条「まあな!アタシの自慢の家族だ!」
モバP「羨ましいな。俺は家族にそこまで理解されなかったし、ライダーについて話せる仲間もいなかったからさ」
南条「そんな矢車さんみたいな……でも、これからはアタシがいる。…だろ?」
モバP「はは、そうだな!」
南条「・・・」
南条「あ、そういえばアタシの家では晩ご飯を食べたらすぐにお風呂なんだけど、プロデューサー先でいい?」
モバP「流石に家主より先に風呂に入るっていうのは……」
南条「? おばあちゃんもおじいちゃんもいつも『風呂っていうのは若い人から入るもんだ』って言ってるよ?アタシはいつでもいいし」
モバP「じゃあ、お言葉に甘えて……あっ……」
南条「? どうしたんだ?」
モバP「(なんとなく友達の家に泊まりにきたような気持ちになっていたが、そういえばここ女の子……アイドルが住む家じゃないか……)」
南条「?」
モバP「(しかも俺が先に入るってことは俺の浸かった風呂に光が入るってことだ!それはまずい……いや、光が入った風呂に俺が先に入る方がまずいか…!?どうする……)」
南条「プロデューサー?」
モバP「(悩んでも仕方ない……男の仕事の八割は決断……それから先はおまけみたいなものだ……よし!!)」
モバP「じゃあ、俺が先に風呂に「あ、アタシの家は夏はシャワーだけだけどいい?」あ、うん」
モバP「ふぅ……さすがに風呂上がりはあっついな」
南条「あ、プロデューサー。さっきおじいちゃんが……おじいちゃんが言っていた。『プロデューサー君があがったら居間に呼んでくれ』ってな」
モバP「え、やっぱり光のおじいちゃん、娘をアイドルにされたこと怒っているのか……?」
南条「いや、違うと思う。おじいちゃん、久しぶりに酒が呑める客が来たから喜んでいるんじゃないかな。それに、プロデューサーのことが嫌いなら家に呼んだりしないよ」
モバP「そうだといいが……とりあえず行ってくる」
南条「ああ、いってらっしゃい(ニッコリ)」
モバP「その含みがありそうな『いってらっしゃい』はやめて欲しかった」
モバP「俺、絶対に光をトップアイドルにする…!例え無謀でも、光をトップアイドルにするって決めた!お前はおじいさんから託された、大切な相棒だからな…!」
南条「おじいちゃん何言ったんだ……?」
モバP「意気込んだとこで、ちょっと聞きたいんだが……」
南条「ん?」
モバP「どうして客室に布団が二つ並べられているんだ…?」
南条「どうしてって……アタシもここで寝るからだぜ」
モバP「ナニイッテンダ!」
南条「いいじゃんいいじゃん」
モバP「すげえじゃん……じゃなくて、流石に女の子と、しかもアイドルと同じ部屋で寝るのはまずいよ!」
南条「えー、何も心配することはないぜ。おじいちゃんとおばあちゃんが傍にいるし」
モバP「いや、だがなぁ……」
南条「アタシ、この家にいた時はずっと誰かと一緒に寝てたんだ。一人で寝るにはどの部屋も大きいし……だから、お願いだよプロデューサー。アタシが寝るまで傍にいて」
モバP「ううっ……分かったよ!ここで寝ればいいんだろ!」
南条「ありがとうプロデューサー」
南条「プロデューサー、もう寝た?」
モバP「いや、寝てない。(興奮して眠れん……)」
南条「……プロデューサーはさっきさ、『俺には仲間がいなかった』って言ってたな」
モバP「ああ」
南条「アタシも、あっちに引っ越してから、そうだったんだ」
モバP「そうなのか?」
南条「そうなんだ。徳島では保育園からのライダー仲間がいたけど、あっちにはいないし。それに、転校生の女の子がライダー話をしたらみんな引いちゃうだろ?」
モバP「都会の子供は無駄に大人びているからな」
南条「それもあって、隠すってほどではないけど、友達にもアタシの好きなもののことは言わなかったんだ。それでずっと思ってんだ。一緒に話が出来る仲間が欲しいってさ」
モバP「光……」
南条「だから、プロデューサーと出会って、プロデューサーがアタシを仲間だと言ってくれた時、すごく嬉しかったんだ。やっと仲間が出来たって」
モバP「光は選ばれし者だからな……でも、仲間は一人だけじゃないだろ?」
南条「……ああ。アタシは南条光。事務所全員のアイドルと友達になる女だ!」
モバP「……そしてアイドルの道をゆき、全てを司る女、だろ?」
南条「アハハ……流石にそのセリフはないと思う」
モバP「今、俺を笑ったか……?」
南条「おはようプロデューサー!」
モバP「おはよう、光。(結局ほとんど眠れなかった……)」
南条「なんか新鮮だな!本当の意味でおはようと言うのは!」
モバP「そりゃ普通アイドルとプロデューサーが同じところで寝たりしないからな……」
南条「おー!もう結構人が集まってる!」
モバP「へー、こんな早い時間にこれほど人が集まるって、結構大きいイベントなんだな」
南条「みんな、叶えたい願いがあるってことじゃないか?」
モバP「誰にでも願い事はある……か。そういえば光は何を願うんだ?」
南条「……秘密だぜ!プロデューサーは?」
モバP「俺は……みんながトップアイドルに成れますように、かな」
南条「やっぱり、プロデューサーはそうなんだな」
モバP「まあな。でも、願うだけじゃなくてこれからも頑張らなくちゃな」
南条「あぁ、頑張ろうなプロデューサー!」
モバP「頑張ろうな、光!」
モバP「飛んでいったな、風船」
南条「ああ、飛んでいったな」
モバP「そういえばああいうのって、ゴミとかになるし迷惑じゃないのか?」
南条「夢を願う時に夢のないこと言うなよ……。確か、あの風船は環境にいいやつで、すぐに土に溶けちゃうんだって」
モバP「へー、じゃあ風船はすぐに消えちゃうのか」
南条「いや、きっと天の川まで届いてるよ」
モバP「はは、だといいな」
南条「きっと……ね」
南条「じゃあ、帰ろうかプロデューサー」
モバP「え、折角のイベントなんだし、これから何かしないのか?」
南条「今から帰ればライダーに間に合うだろ!」
モバP「ああ、なるほど……」
『アタシの願いは叶いました。だから代わりにプロデューサーの願いを叶えて下さい』
終わり。
100レス以上書いてる方すごく尊敬します…
南条ちゃん再登場記念にSS上げたいのに、南条ちゃんが再登場しない結果がこれです。
SSや本スレ、動画でのキャラ人気がモバマス自体にも影響すると信じて、これを南条光ちゃんに捧げます
HTML化依頼だしておきます。ありがとうございました
14:30│南条光