2014年09月16日

渋谷凛「加蓮とプロデューサーって付き合ってるの?」

モバP(※以下P表記)「はぁ?」



加蓮「凛?何言ってるの?……私はアイドルなんだから、プロデューサーと付き合ったりしたらスキャンダルになっちゃうでしょ?」



凛「うん」





加蓮「そんな皆の迷惑になる様な事はしないよ?」



凛「ふーん……じゃあ、二人は今なにしてるの?」



P「何って……」



加蓮「プロデューサーの膝の上に座ってるだけだけど……」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410522161



凛「二人は付き合ってないんだよね?」



P「ああ」



加蓮「うん」



凛「じゃあ、何でそんな事してるの?」

加蓮「ほら……私、体力ないからさ」



凛「関係あるの?」



加蓮「あるよ」



凛「どんな関係があるの?」



加蓮「えっとね……」

加蓮「さっきも言ったけど、私って元から体力があまり無いでしょ?」



凛「うん」



加蓮「それでトレーニングとかも出来ないから、必然的に筋力とかも無いのね」



凛「うん」



加蓮「それで、筋力がなくて自分で体勢を維持するのがツラいから、プロデューサーの上に座って支えてもらってるって訳」

凛「あぁ、そういう事なんだ」



加蓮「そう、そういう事」



凛「じゃあ、仕方ないかな」



加蓮「でしょ?」



凛「うん」

P「さて、そろそろメシにするかな……」



加蓮「凛も一緒に食べよ?」



凛「うん」



P「……じゃ、用意が出来た所で……」



「「「いただきまーす!」」」



P「はい加蓮、あーん」



加蓮「あーん……うん、おいしい」



凛「……は?」

凛「何してんの?」



P「何って……」



加蓮「プロデューサーに食べさせて貰ってるだけだけど……」



凛「二人は付き合ってないんだよね?」



P「ああ」



加蓮「うん」



凛「じゃあ、何でそんな事してんの?」

加蓮「ほら……私、体力ないからさ」



凛「関係あるの?」



加蓮「あるよ」



凛「どんな関係があるの?」



加蓮「えっとね……」

加蓮「さっき私が、筋力が無いって話をしたでしょ?」



凛「うん」



加蓮「それで、普通はお嬢様とかに使うみたいだけど、『箸より重い物を持てない――』みたいな言葉があるじゃん?」



凛「うん」



加蓮「私、筋力無くて本当に箸より重い物が持てなくて、箸を持つだけで精一杯なのね」



凛「うん」



加蓮「で、箸より重い物を持てないって事は、箸におかずとか乗せたら持ち上がらない訳でしょ?」



凛「うん」



加蓮「だから、プロデューサーに食べさせて貰ってるって訳」

凛「あぁ、そういう事なんだ」



加蓮「そう、そういう事」



凛「じゃあ、仕方ないかな」



加蓮「でしょ?」



凛「うん」

P「ん……二人とも、そろそろレッスンの時間じゃないか?」



凛「本当だ……行こう、加蓮」



加蓮「うん。プロデューサー、連れて行って」



P「おう」



凛「……」



―レッスン場―



凛「じゃあ、レッスンしようか」



加蓮「うん。プロデューサー、ちゃんと見ててね!んー」



P「おう、頑張れよ!んー」



 チュッ



加蓮「よしっ!凛、一緒に頑張ろ!」



凛「……は?」

凛「何してんの?」



P「何って……」



加蓮「パワーチュー入して貰っただけだけど……」



凛「上手くないんだけど」



加蓮「上手くなかったかー」



凛「二人は付き合ってないんだよね?」



P「ああ」



加蓮「うん」



凛「じゃあ、何でそんな事してんの?」

加蓮「ほら……私、体力ないからさ」



凛「関係あるの?」



加蓮「あるよ」



凛「どんな関係があるの?」



加蓮「えっとね……」

加蓮「さっき、筋力が無くて体勢を維持するのがツラいって話をしたでしょ?」



凛「うん」



加蓮「でも、アイドルである以上、レッスンとかしないといけないし、一人で動けないのは流石に困るじゃん?」



凛「うん」



加蓮「だから、レッスンとかの間だけでも一人で動ける様に、パワーチュー入して貰ったって訳」

凛「あぁ、そういう事なんだ」



加蓮「そう、そういう事」



凛「じゃあ、仕方ないかな」



加蓮「でしょ?」



凛「うん」

凛「はぁ……はぁ……疲れた……」



加蓮「……もうダメ……動けない……」



凛「汗びしょびしょ……加蓮、先にシャワー使って良いよ」



加蓮「え、良いの?」



凛「うん、体冷やしたら良くないでしょ?」



加蓮「ありがとう!じゃ、お言葉に甘えるね……行こ?プロデューサー」



P「おう」



凛「……は?」

凛「何してんの?」



P「何って……」



加蓮「プロデューサーと一緒にシャワー浴びようとしただけだけど……」



凛「二人は付き合ってないんだよね?」



P「ああ」



加蓮「うん」



凛「じゃあ、何でそんな事してんの?」

加蓮「ほら……私、体力ないからさ」



凛「関係あるの?」



加蓮「あるよ」



凛「どんな関係があるの?」



加蓮「えっとね……」

加蓮「さっき、パワーチュー入して貰ったでしょ?」



凛「うん」



加蓮「でもパワーチュー入して貰っても、動けるのはレッスンとかの間だけなのね」



凛「うん」



加蓮「だから、レッスンが終わってパワー切れちゃって一人で動けないから、プロデューサーと一緒にシャワー浴びて、体洗って貰おうって訳」

凛「あぁ、そういう事なんだ」



加蓮「そう、そういう事」



凛「じゃあ、仕方ないかな」



加蓮「でしょ?」



凛「うん」

P「さて、そろそろ帰るかー」



加蓮「そうだね。凛、途中まで一緒に帰ろ?」



凛「うん」



―帰り道―



凛「――……それでさー」



加蓮「うんうん」



P「おっと、ここでお別れだな……凛、また明日な」



加蓮「あ、本当だ……凛、私たちの家ここだから、また明日ね!」



凛「……は?」

凛「何してんの?」



P「何って……」



加蓮「プロデューサーと一緒の家に住んでるだけだけど……」



凛「二人は付き合ってないんだよね?」



P「ああ」



加蓮「うん」



凛「じゃあ、何でそんな事してんの?」

加蓮「ほら……私、体力ないからさ」



凛「関係あるの?」



加蓮「あるよ」



凛「どんな関係があるの?」



加蓮「えっとね……」

加蓮「ぶっちゃけ私って、体力も筋力も無いから一人じゃ何も出来ない様なものじゃん?」



凛「うん」



加蓮「でも、お父さんもお母さんもそれぞれ仕事あるし、四六時中付きっきりって訳にもいかないでしょ?」



凛「うん」



加蓮「だから、もうプロデューサーに全部お願いしちゃおうって訳」

凛「あぁ、そういう事なんだ」



加蓮「そう、そういう事」



凛「じゃあ、仕方ないかな」



加蓮「でしょ?」



凛「うん」

加蓮「じゃあね、凛!また明日ね」



P「お疲れ!気を付けて帰れよ」



凛「うん、プロデューサーも加蓮もお疲れ様……また明日」



 ガチャッ バタン



凛「…………」



凛「付き合うってなんなんだろう……」



瑞樹「わからないわ」



凛「……ね」



















おわり



相互RSS
Twitter
更新情報をつぶやきます。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: