2013年12月05日
八神「くっ……捕まった……!」モバP「フフフ……」
八神マキノ(18)
趣味:諜報活動
http://i.imgur.com/dgjmfAl.jpg
趣味:諜報活動
http://i.imgur.com/dgjmfAl.jpg
マキノ「不覚……まさか天井裏に人が居るなんて」
P「だめですよ……事務所に関係者以外が無断立ち入りするなんて、ね」
P「なぁ、あやめ?」
あやめ「はいっ、いつものように天井裏で忍びの訓練をしていた所、このような曲者を見つけましたので捕らえました!」
P「よくできたな、えらいぞ。何かご褒美あげないとな」
あやめ「! で、でしたら! 先日学校の帰りに見つけた甘味処をご一緒に!」
P「うん、じゃあそれで」
あやめ「ハイッ! ふふっ……やった」
マキノ(この一見して普通の女の子が……天井裏から落ちてきて私をそのまま捕まえてくるなんて……)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1374163796
P「さて、誰もいない事務所に無断で入ってきて君は何をしようとしていたのかな?」
マキノ「…………」
P「うーん、黙っていると分からないな、正直に言ってくれればこのまま返してあげない事もないんだけど……」
マキノ(……もし依頼を受けて事務所の秘密を暴きにきたなんて言ったらどうなるか……想像に難くないわ)
マキノ(ここは何とかして切りぬけないと……)
マキノ「その……」
P「うん?」
マキノ「私、あの子のファンなの。それでここの事務所を見つけて見学したくて」
P「!」
P「ふむふむ……君みたいな女の子にもウチのアイドルは人気なのか……」
マキノ(疑われてる……? やはり女でアイドルのファンというのは苦しいかしら……)
P「…………」
マキノ「…………」ゴクリ
P「いやぁ、もしかしたら同業者が雇った産業スパイか!?」
マキノ「!」
P「……なんて思ったりもしたけど、そもそもこんな小さな事務所に送り込んでくる必要なんてないよな!」
マキノ「…………そ、そうね」
P「あっはっはっは!」
マキノ「ふ、ふふふ……」
P「……やっぱ小さい事務所だと思うよなぁ……ハァ」
マキノ「その……元気を出して? ファンとして応援、しているから」
P「うぅ……、ありがとう……! ありがとう……! 君みたいなファンが居てくれるから頑張れるんだ……!」
P「そんなファンの子を変に疑ったりして申し訳ない!」
マキノ「いえ、私も気になったとは言え無断で入ったんだ。怒られてしまうのも当然ね」
P「ホントどうお詫びすれば良いやら……」
マキノ(なんとか信用してもらえたようね、あとはこのまま解放してくれるよう言えば……)
P「そうだ!」
マキノ「っ、何?」
P「君はあやめのファンなんだよね!?」
マキノ「え、ええ。あやめちゃんのファンよ」
P「他にウチのアイドルはわかる?」
マキノ「!」
マキノ(まずい! さっきの子は会話で『あやめ』って名前なのは分かったけど他の子は知らない!)
マキノ(また疑われるのは駄目……! 何か……何か周りに名前の分かる子の情報……!)チラチラ
P「うーん、どうやらまだ他のアイドルは知ってもらえてないみたいかー、それなら」
マキノ「……っ」
P「もっと知ってもらえるよう、というのとお詫びも兼ねて、事務所内のスペシャルミニライブだっ!!」
マキノ「………………は?」
P「ウチにはあやめにも負けず劣らずとてもいい子が居るんだ、これを機に是非知っていってもらいたい!」
P「そして観客は君だけの特別なライブ! お詫びも兼ねたスペシャルプレゼント! どうかな!?」
マキノ(う、疑われてたわけではないのか、とりあえず合わせておこう……)
マキノ「わ、わーステキー……」
P「おお! 気に入ってくれるかい! それなら早速!!」
P「まずは……この子だ!」
バァ―z__ン!!
そら「はろーはろー! びーはっぴー! 野々村そらでーっす☆」
そら「vぶいっv」
そら「今日は来てくれてありがとぉー! いっぱい☆れっつえんじょい! していってね!!」
マキノ「…………え、ええ」
そら「ファンのあなたも、これを聞いてはっぴーはっぴー☆」
そら「それじゃあみゅーじっく、れっつごーとぅーへぶ〜ん☆」
〜〜♪ 〜♪ ――♪ ♪♪♪♪
そら「はっぴーですかー?」
マキノ「は、はっぴー」
そら「うんっ! これからも是非! 応援してねっ! それじゃあねっ、あでぃ☆おす☆」
マキノ(インパクト強烈ね……はっぴー?)
P「うん、そらの元気一杯はっぴーな姿には見ているこっちも明るくなれるでしょう!」
P「じゃあ次は君も大好きなあやめ!」
シュタッ!!
あやめ「はっ! 改めまして浜口あやめにございます!」
あやめ「わたくしのファンの方とは露知らず……大変ご無礼をしてしまいました!」
マキノ「え、えぇ大丈夫よ、ファンだからむしろ直接会えて嬉しかったわ」
あやめ「ほっ、本当ですか!? 不詳あやめ、このような麗しい方に応援して頂けるなんて感激です!」
あやめ「ではお詫びも兼ねて……とくとごらんあれ!」
〜〜♪ シュバッ 〜♪ ビュンッ ――♪ ♪♪シュタタタタッ♪♪
マキノ(時折……分身したり瞬間移動しているように見えるけど……気のせいよね……忍者? アイドル?)
P「君だけにあやめがこの先やるライブの分身振り付けを先行公開! みんなには内緒だぞ?」
マキノ「…………どうすればあんな事できるのかしら」
あやめ「ふふふ……それはわたくしが忍者だからです!」ニンッ
P「あやめの良さもより分かってくれたと思う……といった所で更に次!」
がちゃっ とてとてとて……
輝子「キノーコキノコボッチノコー……あ、あの……よろしく……おねがいします……フヒヒ」
マキノ「……よ、よろしく」
マキノ(さっきまでの子とはうってかわって大人しい子ね……いかにも人が苦手そうなのに……アイドル?)
P「今君はこう思っているだろう『この子はアイドルなのか?』と……」
P「この子がアイドルたる所を見てもらってこそ、この姿も輝く……輝子! フォームチェンジだっ!」
輝子「はい……いってきます」
とてとてとて……パタン
マキノ(隣の部屋へ移っていった……フォームチェンジということは変身してのギャップがあるという事?)
マキノ(あんな様子じゃあまり様変わりしないと思うけれど)
ガチャッ! バァン!!
輝子「ヒャッハー! ゴートゥーヘール!! ホシショウコだぜぇぇぇ!!!」
マキノ「!!!!????」
輝子「さっきまでは他のメンバーでヘヴンを見てきただろう! 我がミサでは地獄を見せてやる!! フヒヒヒヒフハハハ!!!」
マキノ「」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪ヴォー! ♪♪♪ ア、ハイ
マキノ(理解不能理解不能理解不能)
P「うん、輝子はこのギャップも魅力の一つなんだ。普段の活動ではあまり素の状態は見せないんだけれどね、これも特別ね」
マキノ(えっ……えっ……アイドル……? えっ、同じ子? えっ?)
P「さぁこのインパクトを受けた所で一気にたたみかける! ウチの大型新人!」
……! ズン! ガァン!!
きらり「にょわー☆ きら☆りん」
きらり「うきゃー! 諸星きらりだにぃ☆ 今日は来てくれてありがとー! きらりんうれぴー☆」
きらり「今日はいっぱいいーっぱい、きらり達を見ていってね!」
きらり「ファンのおねえさんも、ハピハピするにぃ☆」
きらり「それじゃあ一緒に……きら☆りん」
マキノ「…………」
きらり「んにぃ……ファンちゃんノリわるーい! もう一回やるから一緒にやるのー! それじゃあもう一回……れーっつ」
きらり「きら☆りん」
マキノ「き、きら……りん」
きらり「うきゃー! これでファンちゃんもハピハピだにぃ☆ それじゃあきらりのお歌、聞いていって欲しいのー!」
♪プニプニーホッペー ♪♪♪ ニョワー!キラリンビーム!
きらり「今日はありがとー! これからもきらり達をいっぱい応援していってね☆ うきゃー!」
きらり「それじゃあ最後にぃ、きらりん☆はぐ☆はぐー!」
ぎゅっ!!
マキノ(えっ……息が、できn)
―――――
――――
―――
P「いやぁ、どうだったかな? ウチのアイドル達は」
マキノ「一時はどうなるかと思ったわ」
P「それほどに刺激的で印象に残った、って事かな。うんうん、良かった良かった」
マキノ(違うと言いたいのだけれど否定したらまたあの攻勢がきそうね)
P「ところで……今日君の事を見ていて思ったんだけれど」
マキノ「何か?」
P「君がファンで居てくれることはとても嬉しい事なんだが、その……」
P「君、アイドルになってみないかい?」
マキノ「…………え?」
マキノ「私が、アイドルに?」
P「そう! 君の姿を見てこう、最初の頃からずっとティンと来ていて」
P「君に他のアイドル達を紹介したのも、もっと興味を持ってもらいたいと思ってね」
P「自分達と一緒にトップアイドルを目指してみないかい!?」
マキノ「そんな……私に見てきたようなアイドルを要求するのは理不尽というものでしょう」
マキノ「論理性を欠いている。そう思わない?」
P「いいや、現実になれるんだよ、できるんだよ」
マキノ「……そう思わないから声をかけているのか……」
P「理屈じゃないさ」
マキノ「それとも、わかった上で声をかけているのか……度し難いな」
マキノ「でも、彼女達は皆それぞれに輝いていた……興味深い」
P「それなら、彼女達の傍に居て、一緒にアイドルとして活動すればそれも何故なのか分かると思うよ」
P「彼女達にも負けない魅力を持ってる君なら、ね」
マキノ「…………」
マキノ(魅力的と言われるのは悪い気はしない、が、彼女達には負けていたい)
―――――――
――――――
―――――
依頼人「ククク……最近弱小三流事務所が勢いづいて目障りだったが」
依頼人「奴らの何やら怪しいドリンクだか薬物だかの噂を探らせるようにスパイを送り込んでやったわ」
依頼人「そろそろ、そのネタをリークされニュースに華を咲かせているだろう……フハハ」
依頼人「どれ、その様子が流れているかTVで見てやろう」ピッ
そら『はろはろー☆ みんな! 今日は新しい私達の仲間を紹介するよ☆』
きらり『とぉってもくーるでかっこいいー! なおねえさんだにぃ☆』
輝子『それじゃあ召喚するぜぇぇ! ヘイカモォォォン!!』
マキノ『八神マキノよ、宜しく』
あやめ『では、わたくしたちに新たな仲間を迎えて更に魅力を増したこの歌と踊り、得とご覧あれ!』
依頼人「」ブッ
依頼人「な、なんだとぉ!? スカウトされてる!?」
コンコン ガチャッ
依頼人「えぇい今は忙しいのだ! ……お前は! あの三流事務所の!?」
ちひろ「どうもー、怪しいドリンク販売員ですよー」
ちひろ「なんて、全然怪しくないですって!」
依頼人「どうしてここが!? まさかあの女から情報を!?」
ちひろ「そんな事しなくても、それくらい分かりますよー、やだなぁもう」
依頼人「帰れ! ここは三流事務所の事務員如きが居ていい場所ではない! 一流たる企業の、それも社長室だぞ!」
ちひろ「だいじょうぶですよっ、すぐに帰りますから。用事を済ませたら、ですけどね……うふふ」スッ
依頼人「よせ、やめろ。何をする気だ……!」
ちひろ「ドリンク1年契約ありがとうございます♪」
依頼人「」
―――――――
――――――
―――――
P「どうだったかい? 初めての仕事は」
マキノ「そうね……緊張したわ」
P「何事も経験、だよ。これから慣れていけば大丈夫」
マキノ「反復して、経験していけばもっと……? アイドルというものは、想像外ね」
P「これからはどんどん、その想像外の先へと進んでいくぞ、頑張ろうな」
マキノ「ええ、想像外の全く予想もつかない事だらけだけれども、面白い……これからも宜しく」
おしまい
-おまけ-
春菜「えっと……八神マキノさん……ですか?」
マキノ「ええ、そうよ。貴方は?」
春菜「はい、私上条春菜って言います。あなたと同じプロダクションに所属しているアイドルで」
マキノ「この間まで見なかった顔だけれど、新しく入った子?」
春菜「あ、いいえ! 私は昨日までお休みをもらっていまして、ご挨拶ができなかったんです」
マキノ「そう、これから宜しく」
春菜「はい! プロデューサーさんから話は聞いてて、なんでも同い年の子が新しく来たぞって」
マキノ「あら、貴方も18?」
春菜「そうです! 同い年ということもあってお話するのちょっと楽しみにしてたんです」
春菜「それに……そのお姿」
マキノ「?」
春菜「そのメガネ……とってもお似合いです!」
マキノ「!」
春菜「どうでしょう、お近づきの印にこちらを……」スッ
マキノ「おや……この眼鏡は?」
春菜「記念にどうぞ、今のかけている姿を見てお一つこれもお似合いかなと思いまして!」
マキノ「そう、この眼鏡も……中々良いものね」
春菜「!」
マキノ「私達、仲良くなれそうね」
春菜「……はい!」
おわり感謝、見て頂きありがとうございました
P「だめですよ……事務所に関係者以外が無断立ち入りするなんて、ね」
P「なぁ、あやめ?」
あやめ「はいっ、いつものように天井裏で忍びの訓練をしていた所、このような曲者を見つけましたので捕らえました!」
P「よくできたな、えらいぞ。何かご褒美あげないとな」
あやめ「! で、でしたら! 先日学校の帰りに見つけた甘味処をご一緒に!」
P「うん、じゃあそれで」
あやめ「ハイッ! ふふっ……やった」
マキノ(この一見して普通の女の子が……天井裏から落ちてきて私をそのまま捕まえてくるなんて……)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1374163796
P「さて、誰もいない事務所に無断で入ってきて君は何をしようとしていたのかな?」
マキノ「…………」
P「うーん、黙っていると分からないな、正直に言ってくれればこのまま返してあげない事もないんだけど……」
マキノ(……もし依頼を受けて事務所の秘密を暴きにきたなんて言ったらどうなるか……想像に難くないわ)
マキノ(ここは何とかして切りぬけないと……)
マキノ「その……」
P「うん?」
マキノ「私、あの子のファンなの。それでここの事務所を見つけて見学したくて」
P「!」
P「ふむふむ……君みたいな女の子にもウチのアイドルは人気なのか……」
マキノ(疑われてる……? やはり女でアイドルのファンというのは苦しいかしら……)
P「…………」
マキノ「…………」ゴクリ
P「いやぁ、もしかしたら同業者が雇った産業スパイか!?」
マキノ「!」
P「……なんて思ったりもしたけど、そもそもこんな小さな事務所に送り込んでくる必要なんてないよな!」
マキノ「…………そ、そうね」
P「あっはっはっは!」
マキノ「ふ、ふふふ……」
P「……やっぱ小さい事務所だと思うよなぁ……ハァ」
マキノ「その……元気を出して? ファンとして応援、しているから」
P「うぅ……、ありがとう……! ありがとう……! 君みたいなファンが居てくれるから頑張れるんだ……!」
P「そんなファンの子を変に疑ったりして申し訳ない!」
マキノ「いえ、私も気になったとは言え無断で入ったんだ。怒られてしまうのも当然ね」
P「ホントどうお詫びすれば良いやら……」
マキノ(なんとか信用してもらえたようね、あとはこのまま解放してくれるよう言えば……)
P「そうだ!」
マキノ「っ、何?」
P「君はあやめのファンなんだよね!?」
マキノ「え、ええ。あやめちゃんのファンよ」
P「他にウチのアイドルはわかる?」
マキノ「!」
マキノ(まずい! さっきの子は会話で『あやめ』って名前なのは分かったけど他の子は知らない!)
マキノ(また疑われるのは駄目……! 何か……何か周りに名前の分かる子の情報……!)チラチラ
P「うーん、どうやらまだ他のアイドルは知ってもらえてないみたいかー、それなら」
マキノ「……っ」
P「もっと知ってもらえるよう、というのとお詫びも兼ねて、事務所内のスペシャルミニライブだっ!!」
マキノ「………………は?」
P「ウチにはあやめにも負けず劣らずとてもいい子が居るんだ、これを機に是非知っていってもらいたい!」
P「そして観客は君だけの特別なライブ! お詫びも兼ねたスペシャルプレゼント! どうかな!?」
マキノ(う、疑われてたわけではないのか、とりあえず合わせておこう……)
マキノ「わ、わーステキー……」
P「おお! 気に入ってくれるかい! それなら早速!!」
P「まずは……この子だ!」
バァ―z__ン!!
そら「はろーはろー! びーはっぴー! 野々村そらでーっす☆」
そら「vぶいっv」
そら「今日は来てくれてありがとぉー! いっぱい☆れっつえんじょい! していってね!!」
マキノ「…………え、ええ」
そら「ファンのあなたも、これを聞いてはっぴーはっぴー☆」
そら「それじゃあみゅーじっく、れっつごーとぅーへぶ〜ん☆」
〜〜♪ 〜♪ ――♪ ♪♪♪♪
そら「はっぴーですかー?」
マキノ「は、はっぴー」
そら「うんっ! これからも是非! 応援してねっ! それじゃあねっ、あでぃ☆おす☆」
マキノ(インパクト強烈ね……はっぴー?)
P「うん、そらの元気一杯はっぴーな姿には見ているこっちも明るくなれるでしょう!」
P「じゃあ次は君も大好きなあやめ!」
シュタッ!!
あやめ「はっ! 改めまして浜口あやめにございます!」
あやめ「わたくしのファンの方とは露知らず……大変ご無礼をしてしまいました!」
マキノ「え、えぇ大丈夫よ、ファンだからむしろ直接会えて嬉しかったわ」
あやめ「ほっ、本当ですか!? 不詳あやめ、このような麗しい方に応援して頂けるなんて感激です!」
あやめ「ではお詫びも兼ねて……とくとごらんあれ!」
〜〜♪ シュバッ 〜♪ ビュンッ ――♪ ♪♪シュタタタタッ♪♪
マキノ(時折……分身したり瞬間移動しているように見えるけど……気のせいよね……忍者? アイドル?)
P「君だけにあやめがこの先やるライブの分身振り付けを先行公開! みんなには内緒だぞ?」
マキノ「…………どうすればあんな事できるのかしら」
あやめ「ふふふ……それはわたくしが忍者だからです!」ニンッ
P「あやめの良さもより分かってくれたと思う……といった所で更に次!」
がちゃっ とてとてとて……
輝子「キノーコキノコボッチノコー……あ、あの……よろしく……おねがいします……フヒヒ」
マキノ「……よ、よろしく」
マキノ(さっきまでの子とはうってかわって大人しい子ね……いかにも人が苦手そうなのに……アイドル?)
P「今君はこう思っているだろう『この子はアイドルなのか?』と……」
P「この子がアイドルたる所を見てもらってこそ、この姿も輝く……輝子! フォームチェンジだっ!」
輝子「はい……いってきます」
とてとてとて……パタン
マキノ(隣の部屋へ移っていった……フォームチェンジということは変身してのギャップがあるという事?)
マキノ(あんな様子じゃあまり様変わりしないと思うけれど)
ガチャッ! バァン!!
輝子「ヒャッハー! ゴートゥーヘール!! ホシショウコだぜぇぇぇ!!!」
マキノ「!!!!????」
輝子「さっきまでは他のメンバーでヘヴンを見てきただろう! 我がミサでは地獄を見せてやる!! フヒヒヒヒフハハハ!!!」
マキノ「」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪ヴォー! ♪♪♪ ア、ハイ
マキノ(理解不能理解不能理解不能)
P「うん、輝子はこのギャップも魅力の一つなんだ。普段の活動ではあまり素の状態は見せないんだけれどね、これも特別ね」
マキノ(えっ……えっ……アイドル……? えっ、同じ子? えっ?)
P「さぁこのインパクトを受けた所で一気にたたみかける! ウチの大型新人!」
……! ズン! ガァン!!
きらり「にょわー☆ きら☆りん」
きらり「うきゃー! 諸星きらりだにぃ☆ 今日は来てくれてありがとー! きらりんうれぴー☆」
きらり「今日はいっぱいいーっぱい、きらり達を見ていってね!」
きらり「ファンのおねえさんも、ハピハピするにぃ☆」
きらり「それじゃあ一緒に……きら☆りん」
マキノ「…………」
きらり「んにぃ……ファンちゃんノリわるーい! もう一回やるから一緒にやるのー! それじゃあもう一回……れーっつ」
きらり「きら☆りん」
マキノ「き、きら……りん」
きらり「うきゃー! これでファンちゃんもハピハピだにぃ☆ それじゃあきらりのお歌、聞いていって欲しいのー!」
♪プニプニーホッペー ♪♪♪ ニョワー!キラリンビーム!
きらり「今日はありがとー! これからもきらり達をいっぱい応援していってね☆ うきゃー!」
きらり「それじゃあ最後にぃ、きらりん☆はぐ☆はぐー!」
ぎゅっ!!
マキノ(えっ……息が、できn)
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―――
P「いやぁ、どうだったかな? ウチのアイドル達は」
マキノ「一時はどうなるかと思ったわ」
P「それほどに刺激的で印象に残った、って事かな。うんうん、良かった良かった」
マキノ(違うと言いたいのだけれど否定したらまたあの攻勢がきそうね)
P「ところで……今日君の事を見ていて思ったんだけれど」
マキノ「何か?」
P「君がファンで居てくれることはとても嬉しい事なんだが、その……」
P「君、アイドルになってみないかい?」
マキノ「…………え?」
マキノ「私が、アイドルに?」
P「そう! 君の姿を見てこう、最初の頃からずっとティンと来ていて」
P「君に他のアイドル達を紹介したのも、もっと興味を持ってもらいたいと思ってね」
P「自分達と一緒にトップアイドルを目指してみないかい!?」
マキノ「そんな……私に見てきたようなアイドルを要求するのは理不尽というものでしょう」
マキノ「論理性を欠いている。そう思わない?」
P「いいや、現実になれるんだよ、できるんだよ」
マキノ「……そう思わないから声をかけているのか……」
P「理屈じゃないさ」
マキノ「それとも、わかった上で声をかけているのか……度し難いな」
マキノ「でも、彼女達は皆それぞれに輝いていた……興味深い」
P「それなら、彼女達の傍に居て、一緒にアイドルとして活動すればそれも何故なのか分かると思うよ」
P「彼女達にも負けない魅力を持ってる君なら、ね」
マキノ「…………」
マキノ(魅力的と言われるのは悪い気はしない、が、彼女達には負けていたい)
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依頼人「ククク……最近弱小三流事務所が勢いづいて目障りだったが」
依頼人「奴らの何やら怪しいドリンクだか薬物だかの噂を探らせるようにスパイを送り込んでやったわ」
依頼人「そろそろ、そのネタをリークされニュースに華を咲かせているだろう……フハハ」
依頼人「どれ、その様子が流れているかTVで見てやろう」ピッ
そら『はろはろー☆ みんな! 今日は新しい私達の仲間を紹介するよ☆』
きらり『とぉってもくーるでかっこいいー! なおねえさんだにぃ☆』
輝子『それじゃあ召喚するぜぇぇ! ヘイカモォォォン!!』
マキノ『八神マキノよ、宜しく』
あやめ『では、わたくしたちに新たな仲間を迎えて更に魅力を増したこの歌と踊り、得とご覧あれ!』
依頼人「」ブッ
依頼人「な、なんだとぉ!? スカウトされてる!?」
コンコン ガチャッ
依頼人「えぇい今は忙しいのだ! ……お前は! あの三流事務所の!?」
ちひろ「どうもー、怪しいドリンク販売員ですよー」
ちひろ「なんて、全然怪しくないですって!」
依頼人「どうしてここが!? まさかあの女から情報を!?」
ちひろ「そんな事しなくても、それくらい分かりますよー、やだなぁもう」
依頼人「帰れ! ここは三流事務所の事務員如きが居ていい場所ではない! 一流たる企業の、それも社長室だぞ!」
ちひろ「だいじょうぶですよっ、すぐに帰りますから。用事を済ませたら、ですけどね……うふふ」スッ
依頼人「よせ、やめろ。何をする気だ……!」
ちひろ「ドリンク1年契約ありがとうございます♪」
依頼人「」
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P「どうだったかい? 初めての仕事は」
マキノ「そうね……緊張したわ」
P「何事も経験、だよ。これから慣れていけば大丈夫」
マキノ「反復して、経験していけばもっと……? アイドルというものは、想像外ね」
P「これからはどんどん、その想像外の先へと進んでいくぞ、頑張ろうな」
マキノ「ええ、想像外の全く予想もつかない事だらけだけれども、面白い……これからも宜しく」
おしまい
-おまけ-
春菜「えっと……八神マキノさん……ですか?」
マキノ「ええ、そうよ。貴方は?」
春菜「はい、私上条春菜って言います。あなたと同じプロダクションに所属しているアイドルで」
マキノ「この間まで見なかった顔だけれど、新しく入った子?」
春菜「あ、いいえ! 私は昨日までお休みをもらっていまして、ご挨拶ができなかったんです」
マキノ「そう、これから宜しく」
春菜「はい! プロデューサーさんから話は聞いてて、なんでも同い年の子が新しく来たぞって」
マキノ「あら、貴方も18?」
春菜「そうです! 同い年ということもあってお話するのちょっと楽しみにしてたんです」
春菜「それに……そのお姿」
マキノ「?」
春菜「そのメガネ……とってもお似合いです!」
マキノ「!」
春菜「どうでしょう、お近づきの印にこちらを……」スッ
マキノ「おや……この眼鏡は?」
春菜「記念にどうぞ、今のかけている姿を見てお一つこれもお似合いかなと思いまして!」
マキノ「そう、この眼鏡も……中々良いものね」
春菜「!」
マキノ「私達、仲良くなれそうね」
春菜「……はい!」
おわり感謝、見て頂きありがとうございました
17:30│八神マキノ
