2013年12月15日
春香「問題!」
千早「何? その本」
春香「えへへ、さっき本屋寄ったときに立ち読みしたんだけど、面白くて買っちゃった」
千早「誰かに出したくなるクイズ72問?」
春香「えへへ、さっき本屋寄ったときに立ち読みしたんだけど、面白くて買っちゃった」
千早「誰かに出したくなるクイズ72問?」
春香「ねぇ千早ちゃん、ちょっと問題出すから答えてよ!」
千早「そうねぇ・・・まだ時間があるからやってみようかしら」
春香「やった! じゃあ・・・問題!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1362985896
春香「野球のピッチャーズプレートからホームベースまでの距離と、ボーリングのファールラインから1番ピンまでの距離、どっちが長いでしょうか?」
千早「ピッチャーズプレートって・・・」
春香「多分ピッチャーが投げるとこにあるあの板かな?」
千早「それとホームベースまでの距離?」
春香「そう。それと、ボーリングの投げるとこから1番ピンまでの距離、どっちが長いっていう問題」
千早「その問題を解いて一体何になるのかしら・・・」
春香「ち、千早ちゃん! いいんだよそういう事は考えなくて! 遊びだから!」
千早「もっとためになるのを期待していたのだけれど・・・」
春香「ためになるよ! きっと、多分、恐らく」
千早「えらく自信がないわね。とにかく、えーと・・・野球とボウリング?」
春香「そうだよ。どっちなのかなぁ・・・」
千早「野球はキャッチャーまで一瞬だからそっちの方が短いんじゃないかしら」
春香「えー、安直すぎないかな?」
春香「だって野球っての球って100キロ以上出てるんだよ?」
千早「そうなの? じゃあボウリングの球って」
春香「せいぜい20とか30じゃない?」
千早「そう。確かに速さに違いが有り過ぎるわね」
春香「私はボルリングだと思うけどな」
千早「なんで?」
春香「だってこういう問題ってあえてこっちっていうのが多いから」
春香「野球のほうが長いって感じがするけど、実はボウリングの方が!って」
千早「春香・・・真面目にやって頂戴」
春香「うぐっ、ごめんなさい・・・」
千早「じゃあ、春香も野球の方が長いって思ったのね」
春香「うん。まぁそうだけど」
千早「じゃあ野球でいいんじゃないかしら」
春香「そうだね。じゃあ千早ちゃん・・・ファイナルアンサー?」
千早「何?その顔」
春香「ファイナルアンサー?」
千早「春香?」
春香「ファイナルアンサー?」
千早「はぁ・・・ファイナルアンサー・・・」
春香「正解はこれだっ!」バッ
A,野球のピッチャーズプレートからホームベースまでの距離
ピッチャーズプレートからホームベースまでの距離は18,44m、ファールラインから1番ピンまでの距離は18,288mです。僅かに15cmほど野球の方が長いです。
春香「おぉー! 千早ちゃん大正解!」
千早「なんら意外でもないけどね。妥当だわ」
春香「でも千早ちゃん、15cmの違いを見破ったんだよ! 凄いよ!」
千早「そ、そうかしら」
春香「この調子でどんどん行こう!」
春香「問題! ハリセンボンの針は何本?」
千早「ハリセンボンだから1000本っていう訳じゃなさそうね」
春香「さっき私が言ったあえてってやつだよきっと」
千早「ハリセンボン・・・実物を見た事がないから・・・」
春香「あ、私見た事あるよ、小さい頃に。水槽で飼われているやつ」
春香「なんか思ったよりも少ないって感じだったかな?」
千早「そう。思ったよりも少ないって事は・・・500本ぐらいかしら?」
春香「うーん、そんなもんかなぁ。でも1000本の針ってどんな感じなんだろうね」
千早「さぁ? でも人が1000人っていうのは想像しているよりも多いわね」
春香「ねー。結構人いるな―って思っていても700人いくかいかないかあたりだもんねー」
千早「そう考えるともっと少なくてもいいかしら。・・・100本ぐらい?」
春香「えーっ! そんなに減らしちゃう!?」
千早「100本でも十分だと思うけれど」
春香「十分じゃないよ! なんで100本しかないのにハリセンボンなの!?」
千早「そんなもんよ。名前なんて」
春香「そんなことないよ! 500本あるもん!」
千早「なんでそんなムキに・・・」
春香「じゃあ答え見るよ! がんばれ私のハリセンボン!」
千早「私のって」
春香「どぉぉおりゃ!」ペラッ
A,300〜500本
ハリセンボンの針は1000本もありません。ちなみに生まれたばかりのハリセンボンは針すら生えていません。これじゃあハリゼロホンですね!(笑
春香「あっていたけど・・・なんだろ。ね千早ちゃん」
千早「ぷぷっ・・・ハリセンボンなのに・・・ハリゼロっぷふふっ・・・」
春香「・・・」
春香「次! 次行くよ千早ちゃん!」
千早「ぷくくっ・・・まかせてっ・・・ブフッ・・・」
春香「・・・問題、○○するコツなどに使われるコツ、漢字で書くと何?」
千早「フフッ・・・ふぅ。漢字?」キリッ
春香「千早ちゃんの切り替えの速さにビックリだよ」
千早「コツねぇ・・・そもそも漢字で書ける事を知らなかったわ」
春香「私も知らなかったよ。言われてみれば無意識のうちにカタカナだったね」
千早「やっぱり難読漢字なんじゃないかしら? これ」
春香「いや、ヒントには小学校で習う漢字ですって書いてあるよ」
千早「そうなの? コツ・・・コツ・・・」
春香「うーん、出てきそうなのに出てこないよ」
千早「そういうのって全然出てきてないのよ。実は」
春香「うーん・・・。じゃあ、由来から考えてみるっていうのはどうかな?」
千早「いいかもしれないわね。ぱっと考えてみるとカタカナだから外来語かしら」
春香「当て字ってことかな? 亜米利加みたいに」
千早「そうなると難しくなるわね・・・。小学校で習ってなおかつ当て字・・・」
春香「見当つかないね」
千早「ダメね。分からないわこの問題は」
春香「じゃあ・・・答え見ちゃう?」
千早「悔しいけどそうしましょう?」ペラッ
A,骨
骨が体の中心であることから転じて、物事や人間の本質等を意味し、さらに芸能などの習得における大事な点をさすようになった事に由来します。
春香「あ! そういうことか!」
千早「ほねね。なるほど、納得だわ」
春香「私達外来語だと思ってたけど、難しく考えすぎてたね」
千早「聞いてしまえば簡単なことね。やられたわ」
春香「じゃあ次の問題!・・・からはマルバツ問題だって」
千早「2択ね。どんどん来なさい」
春香「問題! 100に最も近い素数は97である! ○か×か!」
千早「簡単ね。98は偶数で、99は3で割れる。よって答えは○」
春香「千早ちゃん早いね。ほんとにそれでいいの?」
千早「いいもなにもあってるんだから。素数分かる?」
春香「素数ぐらい知ってるよー! ひどいよ千早ちゃん!」
千早「ふふっ、ごめんなさい」
春香「もー、間違えても知らないよー? 変えるなら今のうちだよー?」
千早「変えないわ。早くめくって」
春香「えー? ほんとにいいのー?」
千早「春香・・・いいから早く」
春香「へー。じゃあいいけどー。それっ」ペラッ
A,101
100までの数の素数は25個あります。その中で最大の数は97です。しかし100に一番近い数字は97の次の素数、101になります。
千早「」
春香「千早ちゃん! 答え、101だって!」
千早「」
春香「千早ちゃん千早ちゃん! 97じゃないって!」
千早「春香・・・・・・わかってたの・・・・・・?」
春香「分かってたって、何が?」
千早「答え・・・101だって・・・」
春香「えへへ、実は知ってたんだよ!」
千早「春香は知っていた・・・くっ!」
春香「千早ちゃん!? なんかすごいバカにされてる気分なんだけど!?」
千早「春香、なんで答えが101だってわかったの?」
春香「えへへ・・・実はこの前亜美真美に同じ問題を・・・出されまして・・・」
千早「はぁ、それでなんて答えたの?」
春香「・・・・・・・・・・・・97」
千早「・・・・・・ぷっ・・・」
春香「もー!!千早ちゃん!!」
やよい「おはよーございまーす! 春香さん、千早さん何してるんですかー?」
春香「やよい〜! 千早ちゃんがいじめるよぉ〜!」
やよい「はわっ! どうしちゃったんですか!? ケンカですか!?」
千早「違うわよ高槻さん。これ」
やよい「うー? クイズ?」
春香「千早ちゃんだって97って答えたくせにー!」
千早「春香の場合は亜美真美にやられたってところが・・・ねぇ」
やよい「あのー、すすう?ってなんですか?」
はるちは「え?」
千早「というのが素数である」
やよい「はわー・・・」
春香「どう?分かった?」
やよい「なんだか難しい話です・・・でもでも、二人とも間違ってないですよ!」
春香「え? なんで?」
やよい「私、101か97かって言われたら97のほうがいいかなーって。お得感があるから!」
春香「やよい・・・あんた・・・!」
千早「天使ね・・・」
春香「次の問題! トンボの前で指をぐるぐる回すと、本当にトンボは眼をまわす! ○か×か!」
やよい「弟たちもよくやってますよ? ぐるぐるーって」
春香「それって本当に意味あるの?」
やよい「ありますよー! ぐるぐるーってすると、くらくらしますよ」
春香「へーそうなんだ! それで捕まえやすくなるんだ!」
やよい「はい! あ、でもすぐ捕まえちゃわないと逃げちゃいます」
春香「じゃあ、正解は○! でいいよね!」
千早「まぁ、高槻さんが言うからにはいいんじゃないかしら」
春香「やよいのお墨付き! どりゃっ!」ペラッ
A,×
トンボは眼を回しているわけではありません。頭を動かすのは、正面の指の動きをとらえようするからに過ぎません。しかし、トンボは静止している物を見るより動いている物を見る方が得意なので、指回しはトンボの気をそらすという意味で有効だと言えるでしょう。
やよい「はわっ! ちがうんですかー!?」
春香「えー! 違うんだ!」
千早「やっぱりといった感じだけど高槻さんはかわいい」
春香「頭は動かすけど、眼は回っていない・・・」
やよい「そうだったんだ・・・。ううぅぅ・・・ごめんなさいー、間違えちゃいましたー」
春香「謝らなくてもいいよやよい! 全部違うって思っていたのに何も言わなかった千早ちゃんが悪いから!」
春香「次! 問題!」
春香「ホットドッグは和製英語である! ○か×か!」
千早「これは・・・和製英語じゃないかしら?」
やよい「あの、わせいえいごってなんですか?」
春香「英語のようだけど実は英語じゃなくて日本語っていう言葉だよ」
千早「野球だと確か・・・フォアボールがそうだった気が」
やよい「えぇ゙!? フォアボールって日本語なんですか!?」
春香「えぇ!? そうなの!?」
千早「春香まで・・・。学校で聞いた話だけど、英語だと『Base on balls』略してBBらしいわ」
やよい「でも、ボールが四つでふぉーぼーるなんじゃ・・・」
千早「発音が可愛い! 辛うじて通じるらしいけれど、一般的じゃないみたいね」
やよい「そうだったですか・・・。べーすおんぼーるず・・・なんだか変なかんじですー」
春香「ね。絶対フォアボールとかの方がしっくりくるよ」
千早「そんなことより、問題を」
春香「そ、そうだね! えーとホットドッグ?」
やよい「ホットな犬ですね」
春香「うーん・・・。フォアボールと違って意味が分からない・・・」
千早「外国でホットドッグって言ったら通じるのかしら」
春香「エクスキューズミー、ホットドッグプリーズ?」
千早「うーん・・・。現実的ではないような」
春香「やっぱりここは和製英語って事にしておいた方がいいんじゃ」
千早「そうね。それがいいわね」
やよい「あのー、千早さん、春香さん」
春香「なに? なんか思いついたの?」
やよい「ホットドッグって、なんだか犬みたいでそれを暖かくして食べるから、ホットドッグって。だから英語じゃないですか?」
千早「でも、なんというか・・・考えが日本人っぽいのよね・・・」
春香「うん、私も千早ちゃんと同じかな?」
春香「じゃあ、ホットドッグは和製英語って事でいいね? 時間的にもこれが最後の問題だよ?」
千早「そうね。和製英語ね」
やよい「千早さんがそういうなら、わせーえーごですー!」
千早「高槻さんかわいい!」
春香「じゃあ、おーぷんざぷらいす!」バッ
A,×
'hot dog'は列記とした英語です。その語源は、20世紀初めに野球場の売店で、ある男が熱いソーセージをパンにはさんで売りました。そのソーセージはフランクフルトを短くしたダックスフントというもので、そこから洒落でホットドッグと呼びました。
春香「そ、そんな・・・」
千早「ホットドッグが・・・英語!?」
やよい「やっぱりホットなドッグだから英語ですー」
春香「知らなかった・・・!」
千早「くっ・・・ソーセージの名前から・・・やられたわ」
春香「という事で、そろそろいこっか?」
千早「そうね。意外と楽しかったわ」
やよい「フォアボールが日本語って知りませんでしたー」
春香「ねー。あ、これ事務所に置きっぱなしにしておこっか」
千早「そうね。またそのうちやりましょ」
やよい「うっうー! 次のために素数の勉強してきますー!」
春香「もう素数はでないかな・・・? というよりもういいよ・・・」ガチャ
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
ガチャ
響「ん? なんだこれ?」
終わり
読んでくれた方はありがとう
ちなみにデッドボールも和製英語
千早「そうねぇ・・・まだ時間があるからやってみようかしら」
春香「やった! じゃあ・・・問題!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1362985896
春香「野球のピッチャーズプレートからホームベースまでの距離と、ボーリングのファールラインから1番ピンまでの距離、どっちが長いでしょうか?」
千早「ピッチャーズプレートって・・・」
春香「多分ピッチャーが投げるとこにあるあの板かな?」
千早「それとホームベースまでの距離?」
春香「そう。それと、ボーリングの投げるとこから1番ピンまでの距離、どっちが長いっていう問題」
千早「その問題を解いて一体何になるのかしら・・・」
春香「ち、千早ちゃん! いいんだよそういう事は考えなくて! 遊びだから!」
千早「もっとためになるのを期待していたのだけれど・・・」
春香「ためになるよ! きっと、多分、恐らく」
千早「えらく自信がないわね。とにかく、えーと・・・野球とボウリング?」
春香「そうだよ。どっちなのかなぁ・・・」
千早「野球はキャッチャーまで一瞬だからそっちの方が短いんじゃないかしら」
春香「えー、安直すぎないかな?」
春香「だって野球っての球って100キロ以上出てるんだよ?」
千早「そうなの? じゃあボウリングの球って」
春香「せいぜい20とか30じゃない?」
千早「そう。確かに速さに違いが有り過ぎるわね」
春香「私はボルリングだと思うけどな」
千早「なんで?」
春香「だってこういう問題ってあえてこっちっていうのが多いから」
春香「野球のほうが長いって感じがするけど、実はボウリングの方が!って」
千早「春香・・・真面目にやって頂戴」
春香「うぐっ、ごめんなさい・・・」
千早「じゃあ、春香も野球の方が長いって思ったのね」
春香「うん。まぁそうだけど」
千早「じゃあ野球でいいんじゃないかしら」
春香「そうだね。じゃあ千早ちゃん・・・ファイナルアンサー?」
千早「何?その顔」
春香「ファイナルアンサー?」
千早「春香?」
春香「ファイナルアンサー?」
千早「はぁ・・・ファイナルアンサー・・・」
春香「正解はこれだっ!」バッ
A,野球のピッチャーズプレートからホームベースまでの距離
ピッチャーズプレートからホームベースまでの距離は18,44m、ファールラインから1番ピンまでの距離は18,288mです。僅かに15cmほど野球の方が長いです。
春香「おぉー! 千早ちゃん大正解!」
千早「なんら意外でもないけどね。妥当だわ」
春香「でも千早ちゃん、15cmの違いを見破ったんだよ! 凄いよ!」
千早「そ、そうかしら」
春香「この調子でどんどん行こう!」
春香「問題! ハリセンボンの針は何本?」
千早「ハリセンボンだから1000本っていう訳じゃなさそうね」
春香「さっき私が言ったあえてってやつだよきっと」
千早「ハリセンボン・・・実物を見た事がないから・・・」
春香「あ、私見た事あるよ、小さい頃に。水槽で飼われているやつ」
春香「なんか思ったよりも少ないって感じだったかな?」
千早「そう。思ったよりも少ないって事は・・・500本ぐらいかしら?」
春香「うーん、そんなもんかなぁ。でも1000本の針ってどんな感じなんだろうね」
千早「さぁ? でも人が1000人っていうのは想像しているよりも多いわね」
春香「ねー。結構人いるな―って思っていても700人いくかいかないかあたりだもんねー」
千早「そう考えるともっと少なくてもいいかしら。・・・100本ぐらい?」
春香「えーっ! そんなに減らしちゃう!?」
千早「100本でも十分だと思うけれど」
春香「十分じゃないよ! なんで100本しかないのにハリセンボンなの!?」
千早「そんなもんよ。名前なんて」
春香「そんなことないよ! 500本あるもん!」
千早「なんでそんなムキに・・・」
春香「じゃあ答え見るよ! がんばれ私のハリセンボン!」
千早「私のって」
春香「どぉぉおりゃ!」ペラッ
A,300〜500本
ハリセンボンの針は1000本もありません。ちなみに生まれたばかりのハリセンボンは針すら生えていません。これじゃあハリゼロホンですね!(笑
春香「あっていたけど・・・なんだろ。ね千早ちゃん」
千早「ぷぷっ・・・ハリセンボンなのに・・・ハリゼロっぷふふっ・・・」
春香「・・・」
春香「次! 次行くよ千早ちゃん!」
千早「ぷくくっ・・・まかせてっ・・・ブフッ・・・」
春香「・・・問題、○○するコツなどに使われるコツ、漢字で書くと何?」
千早「フフッ・・・ふぅ。漢字?」キリッ
春香「千早ちゃんの切り替えの速さにビックリだよ」
千早「コツねぇ・・・そもそも漢字で書ける事を知らなかったわ」
春香「私も知らなかったよ。言われてみれば無意識のうちにカタカナだったね」
千早「やっぱり難読漢字なんじゃないかしら? これ」
春香「いや、ヒントには小学校で習う漢字ですって書いてあるよ」
千早「そうなの? コツ・・・コツ・・・」
春香「うーん、出てきそうなのに出てこないよ」
千早「そういうのって全然出てきてないのよ。実は」
春香「うーん・・・。じゃあ、由来から考えてみるっていうのはどうかな?」
千早「いいかもしれないわね。ぱっと考えてみるとカタカナだから外来語かしら」
春香「当て字ってことかな? 亜米利加みたいに」
千早「そうなると難しくなるわね・・・。小学校で習ってなおかつ当て字・・・」
春香「見当つかないね」
千早「ダメね。分からないわこの問題は」
春香「じゃあ・・・答え見ちゃう?」
千早「悔しいけどそうしましょう?」ペラッ
A,骨
骨が体の中心であることから転じて、物事や人間の本質等を意味し、さらに芸能などの習得における大事な点をさすようになった事に由来します。
春香「あ! そういうことか!」
千早「ほねね。なるほど、納得だわ」
春香「私達外来語だと思ってたけど、難しく考えすぎてたね」
千早「聞いてしまえば簡単なことね。やられたわ」
春香「じゃあ次の問題!・・・からはマルバツ問題だって」
千早「2択ね。どんどん来なさい」
春香「問題! 100に最も近い素数は97である! ○か×か!」
千早「簡単ね。98は偶数で、99は3で割れる。よって答えは○」
春香「千早ちゃん早いね。ほんとにそれでいいの?」
千早「いいもなにもあってるんだから。素数分かる?」
春香「素数ぐらい知ってるよー! ひどいよ千早ちゃん!」
千早「ふふっ、ごめんなさい」
春香「もー、間違えても知らないよー? 変えるなら今のうちだよー?」
千早「変えないわ。早くめくって」
春香「えー? ほんとにいいのー?」
千早「春香・・・いいから早く」
春香「へー。じゃあいいけどー。それっ」ペラッ
A,101
100までの数の素数は25個あります。その中で最大の数は97です。しかし100に一番近い数字は97の次の素数、101になります。
千早「」
春香「千早ちゃん! 答え、101だって!」
千早「」
春香「千早ちゃん千早ちゃん! 97じゃないって!」
千早「春香・・・・・・わかってたの・・・・・・?」
春香「分かってたって、何が?」
千早「答え・・・101だって・・・」
春香「えへへ、実は知ってたんだよ!」
千早「春香は知っていた・・・くっ!」
春香「千早ちゃん!? なんかすごいバカにされてる気分なんだけど!?」
千早「春香、なんで答えが101だってわかったの?」
春香「えへへ・・・実はこの前亜美真美に同じ問題を・・・出されまして・・・」
千早「はぁ、それでなんて答えたの?」
春香「・・・・・・・・・・・・97」
千早「・・・・・・ぷっ・・・」
春香「もー!!千早ちゃん!!」
やよい「おはよーございまーす! 春香さん、千早さん何してるんですかー?」
春香「やよい〜! 千早ちゃんがいじめるよぉ〜!」
やよい「はわっ! どうしちゃったんですか!? ケンカですか!?」
千早「違うわよ高槻さん。これ」
やよい「うー? クイズ?」
春香「千早ちゃんだって97って答えたくせにー!」
千早「春香の場合は亜美真美にやられたってところが・・・ねぇ」
やよい「あのー、すすう?ってなんですか?」
はるちは「え?」
千早「というのが素数である」
やよい「はわー・・・」
春香「どう?分かった?」
やよい「なんだか難しい話です・・・でもでも、二人とも間違ってないですよ!」
春香「え? なんで?」
やよい「私、101か97かって言われたら97のほうがいいかなーって。お得感があるから!」
春香「やよい・・・あんた・・・!」
千早「天使ね・・・」
春香「次の問題! トンボの前で指をぐるぐる回すと、本当にトンボは眼をまわす! ○か×か!」
やよい「弟たちもよくやってますよ? ぐるぐるーって」
春香「それって本当に意味あるの?」
やよい「ありますよー! ぐるぐるーってすると、くらくらしますよ」
春香「へーそうなんだ! それで捕まえやすくなるんだ!」
やよい「はい! あ、でもすぐ捕まえちゃわないと逃げちゃいます」
春香「じゃあ、正解は○! でいいよね!」
千早「まぁ、高槻さんが言うからにはいいんじゃないかしら」
春香「やよいのお墨付き! どりゃっ!」ペラッ
A,×
トンボは眼を回しているわけではありません。頭を動かすのは、正面の指の動きをとらえようするからに過ぎません。しかし、トンボは静止している物を見るより動いている物を見る方が得意なので、指回しはトンボの気をそらすという意味で有効だと言えるでしょう。
やよい「はわっ! ちがうんですかー!?」
春香「えー! 違うんだ!」
千早「やっぱりといった感じだけど高槻さんはかわいい」
春香「頭は動かすけど、眼は回っていない・・・」
やよい「そうだったんだ・・・。ううぅぅ・・・ごめんなさいー、間違えちゃいましたー」
春香「謝らなくてもいいよやよい! 全部違うって思っていたのに何も言わなかった千早ちゃんが悪いから!」
春香「次! 問題!」
春香「ホットドッグは和製英語である! ○か×か!」
千早「これは・・・和製英語じゃないかしら?」
やよい「あの、わせいえいごってなんですか?」
春香「英語のようだけど実は英語じゃなくて日本語っていう言葉だよ」
千早「野球だと確か・・・フォアボールがそうだった気が」
やよい「えぇ゙!? フォアボールって日本語なんですか!?」
春香「えぇ!? そうなの!?」
千早「春香まで・・・。学校で聞いた話だけど、英語だと『Base on balls』略してBBらしいわ」
やよい「でも、ボールが四つでふぉーぼーるなんじゃ・・・」
千早「発音が可愛い! 辛うじて通じるらしいけれど、一般的じゃないみたいね」
やよい「そうだったですか・・・。べーすおんぼーるず・・・なんだか変なかんじですー」
春香「ね。絶対フォアボールとかの方がしっくりくるよ」
千早「そんなことより、問題を」
春香「そ、そうだね! えーとホットドッグ?」
やよい「ホットな犬ですね」
春香「うーん・・・。フォアボールと違って意味が分からない・・・」
千早「外国でホットドッグって言ったら通じるのかしら」
春香「エクスキューズミー、ホットドッグプリーズ?」
千早「うーん・・・。現実的ではないような」
春香「やっぱりここは和製英語って事にしておいた方がいいんじゃ」
千早「そうね。それがいいわね」
やよい「あのー、千早さん、春香さん」
春香「なに? なんか思いついたの?」
やよい「ホットドッグって、なんだか犬みたいでそれを暖かくして食べるから、ホットドッグって。だから英語じゃないですか?」
千早「でも、なんというか・・・考えが日本人っぽいのよね・・・」
春香「うん、私も千早ちゃんと同じかな?」
春香「じゃあ、ホットドッグは和製英語って事でいいね? 時間的にもこれが最後の問題だよ?」
千早「そうね。和製英語ね」
やよい「千早さんがそういうなら、わせーえーごですー!」
千早「高槻さんかわいい!」
春香「じゃあ、おーぷんざぷらいす!」バッ
A,×
'hot dog'は列記とした英語です。その語源は、20世紀初めに野球場の売店で、ある男が熱いソーセージをパンにはさんで売りました。そのソーセージはフランクフルトを短くしたダックスフントというもので、そこから洒落でホットドッグと呼びました。
春香「そ、そんな・・・」
千早「ホットドッグが・・・英語!?」
やよい「やっぱりホットなドッグだから英語ですー」
春香「知らなかった・・・!」
千早「くっ・・・ソーセージの名前から・・・やられたわ」
春香「という事で、そろそろいこっか?」
千早「そうね。意外と楽しかったわ」
やよい「フォアボールが日本語って知りませんでしたー」
春香「ねー。あ、これ事務所に置きっぱなしにしておこっか」
千早「そうね。またそのうちやりましょ」
やよい「うっうー! 次のために素数の勉強してきますー!」
春香「もう素数はでないかな・・・? というよりもういいよ・・・」ガチャ
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
ガチャ
響「ん? なんだこれ?」
終わり
読んでくれた方はありがとう
ちなみにデッドボールも和製英語