2014年10月11日

モバP「サプライズでケーキを買った」


P「驚くだろうなぁ、菜帆」



P「こう、お礼とか言われたりして……」





P「ちょっと良い雰囲気になったりとか!」



P「もしかしたら、お触りもできたり」



P「――なんて、都合が良過ぎるな。はっはっは!」



P(というかお触りなら、普段でも、頼めばさせてくれそうだ)



ガチャ



P「ただいま帰りましたー!」







SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1407076839







海老原菜帆「あ、お疲れ様です。Pさん〜」



P「おう、お疲れ、菜帆――ん、机の上にあるのは……」



菜帆「えへへ、誕生日なので、自分用のケーキを買っちゃったんです」



P「あ、そっか……誕生日おめでとう、菜帆」











菜帆「ありがとうございます〜。Pさんも一緒に食べますか」



P「ああ、いただくよ。それと、できれば、こっちも食べてやってくれ」



菜帆「あ、買ってきてくれたんですか! 嬉しいです〜」



P「いや、すまん。サプライズなんてしようとして、ダブらせてちゃったな」



菜帆「祝おうとしてくれたんですから、気にしませんよ〜」



菜帆「――それに、ケーキが多い方が、Pさんと一緒に過ごせますから」











P「甘くてうまいなぁ」



菜帆「そうですね〜。あ、紅茶飲みますか」



P「今日は菜帆の誕生日だ。俺がいれるよ」



菜帆「じゃあ、お言葉に甘えて」



P「ああ、任せてくれ」









P「――菜帆、皿の位置が変わってるんだが」



菜帆「私の隣は、嫌ですか〜」



P「そんなことはないが。やっぱり、まずくないか」



菜帆「そうですか〜。残念です」



P「あー……わかったよ。今日だけな」



菜帆「わ、今日は良い日ですね〜!」









菜帆「ふふ、甘くて温かくて、幸せです〜」



P「温かい?」



菜帆「Pさんが隣にいると、ポカポカしてくるんですよ」



P「照れるようなことを言ってくれるなぁ」



菜帆「特に胸のあたりが熱くなって……触ってみます?」



P「そして焦るようなことを言う!」









菜帆「どうですか、とっても柔らかいと思いますよ〜?」



P「触りたいが、それはしないといつも言ってるだろう」



菜帆「今日は誕生日ですから、一回くらい」



P「誕生日にセクハラを望むんじゃない」









菜帆「Pさんのケーキも美味しいですね〜」



P「そうか、そうか。ちょっぴり奮発したかいがあるってもんだ」



菜帆「Pさんも食べてくださいよ〜」



P「ん、ああ、もちろん」



菜帆「はい、あ〜ん」



P「いや、自分で食べるから」



菜帆「あ〜ん」



P「……あ、あ〜ん」



菜帆「ふふ、幸せ〜」



P「俺は顔が真っ赤だよ……」









菜帆「Pさんのおかげで、すっかり祝られちゃいました〜」



P「そう言ってもらえると、こっちも嬉しいね」



菜帆「それで、お礼をしたいんですよ」



P「はっはっは、礼なんていいよ」



菜帆「そんな、私の気持ちですから〜」



P「じゃあ、例えば、どんなお礼をするつもりで?」



菜帆「まず、私のぷにぷにしたところで」



P「却下」



菜帆「え〜」









P「まったく、いつもそうやってからかってくる」



菜帆「からかいじゃなくて、本気、ですよ〜?」



P「……そうやって!」



菜帆「ふふ、Pさんはやっぱり可愛いですね」



P「どうせ初心だよ」



菜帆「すねちゃ嫌です〜。お礼は本当にしたいと思ってるんですから」



菜帆「今日はすごく幸せだったから、とってもサービスしちゃいますよ〜」



P「さ、サービス――って、ダメだっての!」









菜帆「残念ですね――あ〜、ケーキが胸に〜」



P「おいおい、なにをやってるんだ」



菜帆「クリームがべっとり……Pさ〜ん」



P「白々しいわっ」



菜帆「なんのことやら〜?」



P「拭き取れって言うんだろう」



菜帆「ふきんを取ってもらおうと、思っただけですよ〜。それとも、Pさんは拭き」



P「渡す、渡せばいいんだな!?」









P「ほら――ん!?」



P(菜帆に腕を引かれて、胸に手が!)



菜帆「やん」



P「……な、菜帆、手を離してくれ」



菜帆「ん……私は、かまいませんよ……?」



P「俺はかまう」



菜帆「いつもは、攻めきれませんから、今日だけは」



P「菜帆?」



菜帆「ねぇ、Pさん。私はかまわないんです」



菜帆「だから、いっぱいサービス、させてください。ね?」



P「あ、ああ……」



P(胸のクリームがおいしそうだ)



菜帆「――あ、くすぐったいです〜……」









菜帆「なんだか、ケーキになった気持ちでした〜」



菜帆「本当に幸せで、気持ちよくて」



菜帆「――これからも、よろしくお願いしますね、Pさん」









                           おしまし







23:30│海老原菜帆 
相互RSS
Twitter
更新情報をつぶやきます。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: