2014年11月27日
ヘレン「世界レベル!」モバP「なのか本当に?」
※短編です
とある日。
モバP「なぁヘレン」
とある日。
モバP「なぁヘレン」
ヘレン「何かしら?」
モバP「お前いつもいつも世界レベル世界レベルって言ってるけどさ」
ヘレン「その通りよ、私は常に世界レベルで生き抜いているわ」
モバP「お前身長はせいぜい都内レベルだよな」
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ヘレン(身長158cm)「ふっ……甘いわね」
モバP「なんだと? お前があの765プロの子供枠たる双海姉妹と同じなのは有名な話だぞ?」
ヘレン(身長158cm)「確かにそうかもしれないわ、だけどそれがなに?」
モバP「モデルはある意味高身長が命だ、そんな考えでは……」
ヘレン(身長158cm)「甘い、そういうことではないのよP!」
ヘレン(身長158cm)「ならば私をチビだなんだと叫ぶ者が私の道の後ろにいたかしら?」
モバP「目の前に俺がいるけど」
ヘレン(身長158cm)「人は私を見て世界を知るのよ。なぜなら私には世界を覆えるオーラがあるから!」
ヘレン「そして、それが、それこそが!」クワッ!
ヘレン(世界レベル)「世 界 レ ベ ル な の よ !」ドヤァ……
モバP「そうか、それが世界レベルか……」
ヘレン「そう、そういうことよ」
モバP「ならいいか……悪かったなヘレン」
ヘレン「いいえ、あなたもそういうことを考えてこういうことを言ったのでしょう?」
モバP「まぁな」
別の日
モバP「そういえばヘレン」
ヘレン「何かしら?」
モバP「イタリアに行った時さー」
ヘレン「あの時は素晴らしい体験だったわね、世界レベルの私に相応しい舞台だったわ」
モバP「お前アドリア海からの朝日は美しいって言ってたけどさ、俺らピサにいたんだぞ?」
モバP「地理を間違えるなんて日本人観光客レベルだよな」
ヘレン(地理×)「ふっ……甘いわねP」
モバP「致命的なミスじゃないか?俺たちは斜塔の近くでライブしてたんだぞ?」
ヘレン(地理×)「確かに私は見えるはずの無いアドリア海を評したわ?だがそれがなんだというの?」
モバP「世界を名乗るお前が地理を間違えるなんて致命的だ、そんな考えでは……」
ヘレン(地理×)「甘い、そういう考えこそが甘いのよP!」
ヘレン(地理×)「私のあの発言に、意義を申した相手が私の後ろにいたかしら?」
モバP「俺が目の前にいる、しかも真後ろで全員爆笑してたぞ」
ヘレン(地理×)「私は常に世界の先を見ている、だからこそ!そう、そういうことなのよ!」
ヘレン「そう!それこそが!」クワッ!
ヘレン(世界レベル)「世 界 レ ベ ル な の よ !」ドヤァ……
モバP「なるほどな、悪かったよヘレン」
ヘレン「いいのよ。そういうことだったことは私にもわかっているわ」
モバP「そうだな。ありがとう」
またある日。
モバP「なぁヘレン」
ヘレン「何かしら?」
モバP「お前がSRになった時さ、世界中を飛び回っただろ?」
ヘレン「えぇそうね。私がいなければ世界は退屈に沈んでしまう、そういうことよ?」
モバP「あの時使ってたプライベートジェットさ、桃華の家から俺宛てに請求書が来たんだけど」
モバP「自分で金を払わないなんて新入社員レベルじゃないか?」
ヘレン(ワリカンの対象外)「…………………甘いわねP」
モバP「なんだと? あの膨大な額を払えないなら婿に来いと言われているのにか?」
ヘレン(ワリカンの対象外)「確かに私は桃華にあなたを売ったわ? それが何」
モバP「世界を制するアイドルのお前がそれじゃみんなに示しがつかない、そうだろ?」
ヘレン(ワリカンの対象外)「甘いわ、甘いわねP!」
ヘレン(ワリカンの対象外)「世界中を回った後、私たちには歓声以外の声が聞こえた?」
モバP「利息がどうこうと説明する執事さんの声なら」
ヘレン(ワリカンの対象外)「私の活動はお金なんて些事に捕らわれない、そういうことでしょう?」
ヘレン「そう!それこそが!」クワッ!
ヘレン(世界レベル)「世 界 レ ベ ル な の よ !」ドヤァ……
モバP「済まなかったヘレン。俺が間違っていたよ」
桃華「その通りですわPちゃま、この借金はあってないようなものですから」
ヘレン「そう、そういうこと」
モバP「そうだな……そうだったんだ」
桃華・ヘレン「「ヘーイ!」」ハイタッチ!
週末、桃華とPの披露宴が盛大に行われた。
二人は幸せそうな笑顔だったという。
みく「いろいろとつっこみたいけど……経費で…」
ちひろ「落ちませんよ♪」
終わり。
20:30│ヘレン