2014年11月27日

楓「雪見だいふくを食べる雪美ちゃん……ふふっ」

とても短いです



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――――――――――





楓「ただいまもどりました〜」



ちひろ「おかえりなさい楓さ…その大量の買い物袋はなんですか!?」



楓「アイスですよ〜」



ちひろ「どうしてそんな大量に?」



楓「みんなが食べるのですぐ無くなるんです。アイスを愛するアイドル…ふふっ……」



ちひろ「なるほど、ありがとうございます」



楓「それじゃぁ、冷凍庫に入れてきますね」



ちひろ「お願いします」

――――――――――



楓(こたつ……立つ……こたつで蘭子たつ……ふふっ……)ヌクヌク



雪美「ただいま……」



楓「おかえり、雪美ちゃん」



楓「あ、そうそう。雪美ちゃん、アイス食べる?」



雪美「…………うん」



楓「それじゃぁ一緒に取りに行きましょ〜」



楓(雪見だいふくを食べる雪美ちゃん……ふふっ)



楓「雪美ちゃんはどれにする?」



雪美「これ………」



楓(いちごアイス、そういえば雪美ちゃんいちごが好きだったわね)



雪美「楓は……?」



楓「私は……私もこれにするわ」



雪美「ふふっ……お揃い……ね…………」



――――――――――



楓「ってことがあったんですよ」



ちひろ「はぁ」



楓「私、どうしても雪美ちゃんが雪見だいふくを食べてるところが見たいんです」



ちひろ「そうですか……」



楓「どうしたらいいでしょうか?」



ちひろ「冷凍庫のアイスを雪見だいふくだけにするのはどうですか?」



楓「それはずるです」



ちひろ(ずるってなんなんだろう……)



楓「あくまでも雪美ちゃんが自分で数あるアイスの中から雪見だいふくを選んで欲しいんです」



ちひろ「もしかして、そのためにアイスを?」



楓「はい♪」



ちひろ(25歳児、恐るべし)



楓「何かいい方法ありませんか?」



ちひろ「ん〜、雪美ちゃんの前で雪見だいふくを美味しそうに食べるとか?」



楓「いいですね〜、早速やってみます!」



ちひろ(それはずるじゃないの??)

――――――――――



ペロ「にゃーお」ゴロゴロ



雪美「ふふっ……」ナデナデ



楓「あ〜お腹空いたな〜アイス食べよ〜っと」



楓「いっただきま〜す」



楓「美味しい〜」



雪美「ンギャァ」



ペロ「ンギャァ」



楓(見向きもしてくれません……少しさみしいです)

――――――――――



楓「……というわけで、昨日は大失敗でした。ちひろさんのせいですよ」



ちひろ「えっ!? 私のせいですか!?」



楓「他の案を考えてください」



ちひろ「じゃぁ1個しか要らないから1個あげるーっていうのはどうでしょう?」



楓「それはずるです」



ちひろ(だからずるってなんなの!?)



楓「う〜ん」



ちひろ「あっ、雪美ちゃんっていちごが好きですよね? 雪見だいふくイチゴ味とかどうでしょう?」



楓「いいですね。流石はちひろさんです」



ちひろ「ありがとうございます」



楓「早速買ってきますね〜」



ちひろ「あっ、楓さんこれからレッスン……キャンセルの電話しとこ……」

――――――――――



雪美「ただいま……」



千秋「ただいま」



楓「おかえりなさい。雪美ちゃん、アイス食べたくない?」



雪美「…………?」



楓「冷凍庫にアイスがあるの」



雪美「アイス……今は要らない……」



楓「そ、そう」



千秋「ごめんなさい、帰ってくる途中でちょうどアイス食べちゃったの」



楓「それ、何アイスですか?」



千秋「え?」



楓「何アイスを食べたんですか?」ズイッ



千秋(高垣さんは背が高いから近寄られると迫力があって怖いわ……)



千秋「えっと…ハーゲ○ダッツだったかしら……」



楓「そう、よかったわね雪美ちゃん」ナデナデ



雪美「うん……アイス……美味しかった……」

――――――――――



楓「っていうことがあって。後いちご雪見だいふくは食べられちゃいました」



ちひろ「それは残念でしたね」



楓「できることなら昨日の私を殴ってでも止めたいです……」



ちひろ「自分で食べたんですか!?」



楓「すいません、美味しそうだったのでつい……」



ちひろ「こ、今度見つけたら私も買っておきますよ……」



ちひろ(またレッスン休まれたら困りますし……)



楓「ありがとうございます。絶対雪美ちゃんが雪見だいふくを食べるところ、写メで送りますね」



ちひろ「は、はぁ……ありがとうございます」

――――――――――



みく「でねー、これが前に行ってきた猫カフェの写真だにゃ!」



雪美「ふふっ……みんな可愛い……」



楓「ただいま〜」



みく「あ、楓チャン。おかえりにゃ!」



楓「ただいま、アイス買ってきたけど食べる?」



みく「アイス?ありがたくいただくにゃ!!」



楓「みくちゃんにはこれ、どうぞ」



みく「にゃー! なんでよりによってたいやきアイスにゃのー!」



楓「たいやきもダメなの?」



みく「冗談冗談っ♪た、たいやきアイスは流石に大丈夫だにゃ!」



楓「そう、残念……」



みく「残念とはなんにゃ! 」



楓「雪美ちゃんはどれにする?」



みく「にゃっ!みくを無視するなー!」



雪美「私は…………」



楓(雪見だいふく以外にはイチゴ味のアイスはないわ……どうする雪美ちゃん)



雪美「……これ」



みく「雪見だいふくイチゴ味、美味しそうだにゃ! いっこちょーだい!」



楓「!」キッ



みく(にゃっ? 今ものすごい楓チャンに睨まれたにゃ……)



みく「冗談だにゃ、いっただきま〜す!」



雪美「いただきます…………」



楓(あっ、そうだ写真を取らないと)パシャッ



雪美「……?」



みく「楓チャン、急にどうしたの?」



楓「ふふっ」



みく「楓チャン、どこいくの?」



雪美「いっちゃった…………」



みく「アイス、残りの分冷蔵庫に入れてくるにゃ」

――――――――――後日



楓「聞いてください! ついにやりました」



ちひろ「どうかしたんですか?」



楓「見てください」



ちひろ「あぁ、雪美ちゃんの件ですね。おめでとうございます」



楓「ありがとうございます。これもちひろさんのおかげです」



ちひろ「はぁ……」



楓「そんな優秀なちひろさんを見込んでお願いがあるんですけど……」



ちひろ「どうしたんですか?」



楓「今度はガリガリくんを食べるみりあちゃんが見たいんです」



ちひろ「もう勝手にしてください!!!!」







終わり



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