2013年12月28日

モバP「まだ早いんじゃないかな」

P「んっふっふ……この漫画面白いよなぁ」

望月聖「Pさん……」


P「んー、どうしたんだ? 聖」

聖「結婚……し、しませんか?」

P「おっ、いいね。しようか!」

聖「本当……ですか?」

P「あぁ、かまわないよ」

聖「でも……私…なんかで」

P「そんな事ないさ、聖みたいな美人の奥さんを貰えると鼻が高いよ」

聖「や……やりました」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1368968861


望月聖(13)
http://i.imgur.com/ILr1ny7.jpg
http://i.imgur.com/zyS30CL.jpg


P「でも、急にどうしたんだ? 結婚したかったのか?」

聖「はい……Pさんと…したかったです」

P「でも一回り近く歳違うんだけどな」

聖「私は……気にしません」

P「へー、純愛だな」

聖「それに……佐久間まゆさんが……歳なんて…関係ないって…言ってました」

P「なるほどね、女の子がそう思うなら良いんじゃないかな」

聖「Pさんは……気に……しますか?」

P「いや、俺は別に気にしないよ」

聖「良かった……です」


P「ところで俺のどこに惚れたんだ?」

聖「最初は……頼れる…人だなって……思ってました」

聖「でも気が付けば……私…どんどんPさんの……事ばっかり」

聖「大好きな…歌……歌ってる時も…Pさんの事……考えてます」

P「そこまで思われてたんだな。何だか嬉しいよ」

聖「はい……だから……苦しくて……色んな人に相談…しました」

P「誰に相談したの?」

聖「日野…茜さんです……」

P「何か有効なアドバイスは貰えた?」

聖「よくわからないけど……どーんと行けって…言われました」

P「それはアドバイスなのか」

聖「だから……私も…どーんと!」

P「どーんとね」


聖「Pさんは……私の事…どうですか……?」

P「ん? 好きだよ」

聖「どれくらい……好き…ですか……?」

P「これくらいかなぁ」

聖「…………」

P「どうしたんだ?」

タッタッタッタッ

聖「ここから……」

タッタッタッタッ

聖「これくらい……じゃ…ないんですか?」

P「じゃあ、この部屋には収まらないくらい好きだよ」

聖「は……はい……それなら…良かったです……」


聖「Pさんの……お知り合い…って……結婚している人は…居るんですか?」

P「いや、あんまりいないね」

聖「なんで……でしょうか」

P「なんでだろうな、みんな仕事人間だからかな」

聖「したい……人は…多いんでしょうか……?」

P「そりゃ、早く身を固めたいとは聞くけど、中々上手くいかないよな実際は」

聖「じゃあ……Pさんは…安心……ですね」

P「そうだな、聖がお嫁さんになってくれたし」

聖「う……うれしい…ですか?」

P「滅茶苦茶嬉しいよ、飛び跳ねそうだ」

聖「私も……嬉しい…です」


P「にしても聖がプロポーズねぇ……」

聖「Pさんが……変えて…くれましたから……勇気…出せました」

P「まさかプロポーズされるとは思って無かったよ」

聖「柊志乃さんが……気持ちを伝えるのが…一番だって……」

P「良い意見だと思うけど何でいきなりプロポーズ進めたんだろうな」

聖「……ちょっと……お酒の…匂いがしてました」

P「それ、酔ってる時に話しかけたんじゃないの?」

聖「かも……しれません」

P「良いのか? 多分覚えてないかもしれないぞ」

聖「結果……オーライ…です……」

P「ポジティブだよな、聖って」


聖「Pさん……結婚の…日取りは……どう…しましょう?」

P「希望する日があるのか」

聖「はい……私が…アイドルを始めた……思い出の…クリスマス……」

P「クリスマスね、競争率高いよ?」

聖「それは……クラリスさんが…協力してくれるって……」

P「へぇー、良い人がいたもんだ」

聖「嬉しいです……クリスマスに…Pさんと……結婚できる…なんて」

P「ははっ、普通はクリスマスなんてまず無理だからなぁ」

聖「とっても……綺麗な…教会で……今から…楽しみです……」

P「そうなんだ、また今度一緒に見に行こうか」

聖「はい……案内…しますね……」


P「教会って事はウェディングドレスになるのか」

聖「そうですね……私…ちゃんと……着れるかな」

P「なんなら俺がデザインしてあげようか?」

聖「良いんです……か?」

P「ははっ、ステージ衣装と同じ要領でならできるよ」

聖「おねがい……します……」

P「……ちょっと待ってろ」 カリカリ

聖「…………」


P「こんな感じでどうだ?」

聖「わっ……綺麗…です……」

P「これを着て空から降臨って感じで良いんじゃないか」

聖「Pさん……」

P「どうしたんだ?」

聖「毎回……演出が…壮大……なのは…なんで何ですか?」

P「なんとなくかな……」

聖「私……そこまで…凄くないです……」

P「そ、そうか……」

聖「でも……Pさん、私……この衣装……大事にする……」

P「そう思って貰えて良かったよ」


P「そういや、結婚式には誰呼ぶんだ?」

聖「えっ……知り合いのみんな…ですけど……」

P「まぁ、そりゃそうだな。スピーチとかは誰にやってもらうか決めてる?」

聖「道明寺…歌鈴さんに……お願い…しました……」

P「……噛みそうだな」

聖「緊張するけど……がんばるって……」

P「何かもうフラグが立ってるよな」

聖「でも……頼れる…人……です」

P「うーむ、聖がそう言うなら俺は別にかまわないけどさ」


聖「あの……」

P「ん?」

聖「私……歌っても…良いですか?」

P「そういうのって友達がやるんじゃないのか?」

聖「でも……Pさんやみんなに……歌…聴いて…欲しい……」

P「そうはいっても聖がお祝いソングを歌うのも何かおかしいよな……」

聖「……そうですね……残念…です」

P「まぁ、聖の歌は俺が個人的に聞いてあげるよ」

聖「あっ……それが……良いかも……」

P「式の方はみんなに盛大に祝ってもらおう」

聖「そう……ですね」


聖「ハネムーンは……どこにしましょう?」

P「まずは国内か国外か決めないとな、それに仕事もあるし」

聖「Pさん……私…オーロラ……みたい」

P「オーロラかぁ、なら結構遠くまで行かないとな」

聖「うん……Pさんと……一緒…に」

P「今度ネットで探しておくよ。まぁ何とかなるだろ」

聖「あっ……相馬夏美さんが…良いとこ……知ってるって…言って…ました」

P「結局、あの人は元スチュワーデスだったの?」

聖「いえ……わかりません……」

P「知らないのか……」

聖「はい……でも…知ってそうだったから……」

P「まぁ、アテンションプリーズとか言ってたしな」


P「でも俺外国語サッパリだけどな」

聖「大丈夫です……私…勉強してるの」

P「そうなの?」

聖「はい……ケイトさんから…イギリス語……」

聖「グラハムさんから…英語……習ってます」

P「そんなに習って大丈夫なのか?」

聖「うん……Pさんと…外国……行きたいから……」

P「じゃあトマトは英語でなんて言うの?」

聖「とめぃとぅ……です」

P「タマゴは英語で?」

聖「ためぇごぅ……です」

P「タマゴはEggだよ」

聖「…………」

P「…………」


聖「Pさんは……どんな…家庭が……良いですか?」

P「んー、そうだなぁ。普通の家庭が良いな、子供は2、3人くらいでイヌがいて」

聖「3人……が…がんばります……」

P「おう、頑張ろう」

聖「…………」 カァァァァ

P「顔赤いよ」

聖「Pさんは……えっち…です」

P「なんでそうなるんだよ」

聖「喜多日菜子さんが……やらしいって…言ってました……」

P「何を教えられたんだ」

聖「し……知りません」

P「はぁ……耳年増にはならないようにな」

聖「Pさんは……積極的…すぎます……」


P「ま、何にせよ平和な家庭が一番だな」

聖「それだったら……私……ちゃんと料理とか…します」

P「料理できたの?」

聖「うん……五十嵐響子さんに……教えてもらってるの」

P「ほー、そうなんだ。そりゃ楽しみだな」

聖「えっへん……任せて…下さい」

P「じゃあ調味料のさしすせそを教えてよ」

聖「簡単です……砂糖…塩……お酢…醤油……」

P「ふむふむ、『そ』は何なんだ?」

聖「そ……そ……ソイソースです……」

P「醤油と被ってるぞ」

聖「こ……細かい事は…言いっこ……無しです」

P「……そうしようか」


聖「Pさんは……どんなお嫁さんが…良いですか」

P「聖が良いって言うのはダメなのか?」

聖「嬉しい…ですけど……もうちょっと…具体的に……」

P「優しくて……」

聖「Pさんが……疲れてるなら…私が……歌で…」

P「可愛くて……」

聖「可愛さ……ですか……」

P「元気がよくて……」

聖「ファイナル……はっぴー!」

P「あー、それ知ってる。野々村そらちゃんだよな」

P「……でも無理にマネしなくても良いんだけど」

聖「は……恥ずかしい……」


P「しっかし、何か色々こだわるんだな」

聖「Pさんは……さっきから…落ち着いて……ますね」

P「んー、そうかな?」

聖「はい……何だか……嬉しく…なさそう……」

P「ははっ、嬉しいよ。ホントにな」

聖「本当……ですか……?」

P「聖に嘘はつかないよ」

聖「う……嬉しいです……」

P「まぁ、いきなり嫁さんを貰う事になるとは思わなかったけどな」

聖「…………」

P「ちょっと驚いてまだ状況を把握できてないとこもあるけど……」

聖「私も……驚いてます……」

P(とはいえ、まだまだ先の話だからな……)


聖「じゃあ……これ…お願いします」

P「これは、婚姻届……?」

聖「和久井さんに……手続きの…方法は…教えてもらいました」

P「……はい、書いたよ」

聖「や……やった……これで…バッチリです」

P「にしても、こんなのまで用意してるなんてなぁ」

聖「後は……一緒に…出しに行くだけ……です」

P「出しに行く?」

聖「はい……今から…役所に出しに…行きましょう」

P「い、今からなの!?」

聖「……そうです…けど?」

P「…………」


P「聖、重要な事忘れてるぞ」

聖「何で……しょうか?」

P「聖はまだ13歳だから結婚できないよ」

聖「それが……どうか…したんですか?」

P「えっ? いや、だから今出しに行っても結婚できないだろ?」

聖「……そうでした…私……早とちり…してました」

P「まぁ、そういうわけだからこの話はまた今度な」

聖「でも…たった……3年…です」

P「あ、あぁ……結婚できるのは3年後だな……」

聖「それまでは……寂しいですけど…我慢してください」

P「…………」

聖「私は……Pさんと…一緒に…暮らすから……大丈夫です」

P「……積極的になったな、誰に教わったんだそんな事?」

聖「川島さんに……相談したら……そう言い返せば…良いって」

P(何教えてんだ……)


聖「あの……Pさん」

P「どうしたんだ?」

聖「あなたって……呼んだ方が…良いですか?」

P「いや……いつも通りで良いよ」

P「……いやいやいや、というか駄目だ!」

聖「駄目……なんですか?」

P「中学生が同棲や結婚なんて無理だよ!」

聖「じゃあ……結婚は……3年後で……良いです」

P「妙に結婚にこだわるな……」


聖「私……この前…聖來さんと一緒に……教会に行ってきました」

P「教会? なんでまた?」

聖「クラリスさんが……結婚式が…あるから…見学に来ませんかって」

P「さっきから思ってたけど、聖って交友関係広かったんだな」

聖「はい……お仕事で……仲良く…なりました」

P「で、結婚式に見てきたわけだ」

聖「はい……花嫁さん……凄く…綺麗で」

聖「私も……あんな風に…Pさんと……」

P「そういうわけだったのか……」

聖「…………」 テレテレ

P(かわいいんだけど、言ってる事がとんでもないんだよなぁ……)


P「でも、やっぱり今すぐどうこうは無理だよ」

P「アイドルっていう立場もあるしな」

聖「…………」 プクー

P「頬を膨らませてもダメなもんはダメ」

聖「じゃあ……どうしたら…良いんですか?」

P「どうもこうも、その時期が来るまで今まで通りにしててくれ」

聖「Pさんが……プロポーズ…OK……してくれたのに」

聖「何も……無いなんて…嫌です」

P「聖も言うようになったね」

聖「こんなこと……Pさん…にしか……言いませんから」

P「それは嬉しいけど複雑な気分だよ」


ガチャッ

ちひろ「話は聞かせてもらいましたよ!」

P「そうですか、なら一緒に何とかして下さい」

聖「ちひろさん……何とか…して下さい」

ちひろ「Pさんが聖ちゃんと同棲したら一発解決じゃないですか」

ちひろ「で、時期が来たら結婚っと」

聖「やっぱり……そうです…か」

P「はっ!? 何言ってんですか?」


ちひろ「だってもう、プロポーズ受けちゃったんですよね?」

聖「はい……しっかり…録音してます」 カチッ

聖『Pさん……』

P『んー、どうしたんだ? 聖』

聖『結婚……し、しませんか?』

P『おっ、いいね。しようか!』

P「な、なんで録音してんだ!」

聖「都さんが……証拠はちゃんと…とれって」 カチッ

ちひろ「これなら言い逃れはできないですね、責任持って頑張って下さいね!」

P「…………」

P(えらい事になってしもうた……)


P「でも、俺の家はワンルームだし一緒に住むのはちょっと……」

聖「私……気にしません」

聖「お風呂と…トイレが……別で…防音だったら……」

P「ちょっと気にしてるじゃないか」

ちひろ「前に聞かせてくれたPさんの家そのものじゃないですか!」

ちひろ「Pさんの家は防犯もバッチリだから気をつけてればアイドルだってバレる事もないですね!」

P「いや、そう言う問題じゃないでしょ。年頃の女の子なんだし……」

聖「そんな……私…まだ…心の……準備が……」

ちひろ「まぁ、そこは誰も見てないしヨロシクやって下さい!」

ちひろ「あっ、でもできちゃったってのは勘弁してくださいね!」

P(こいつ……楽しんでやがる……)


P「でも、同棲するなんて聖一人がしたくてもどうしようもないでしょ?」

ちひろ「簡単じゃないですか、聖ちゃんが東京にいる時はPさんの家に泊れば良いだけですから」

P「じゃなくて、親の許可とか色々ですね……」

聖「そこは……Pさんなら…良いって……言ってました」

P「なんで俺なら良いんだよ?」

聖「だって……Pさんの事は……良く…知ってるから……」

ちひろ「そもそも、聖ちゃんが懐いてる男の人ってPさんだけですしね」

P「そうだったのか……」

聖「荷物も……まとめてあります」

ドサッ!

P「じ、準備良いな……」

ちひろ「ま、聖ちゃんはうちの稼ぎ頭ですし、労わってあげないと」

ちひろ「そういうわけで、公私共にプロデュースしてあげて下さいね」

聖「ごめんなさい……迷惑…でしたか?」

P「いや、そういうわけじゃないんだけど……」


------ 車内

ブゥーン

P「別に今日からじゃなくても良いだろ……」

聖「善は急げ……です」

P「妙に嬉しそうだな」

聖「直接……Pさんの…家に……行くんですか?」

P「いや、色々いるものもあるだろう。買ってから帰ろう」

聖「Pさん……なんか…驚かないん…ですね」

P「んー、なんか今更驚いてもなぁ」

P「もう腹くくっちゃったし、聖と暮らしていくよ」

聖「私……ドキドキ…してます……」

P「そうは見えないんだけど」

聖「さっきから……眉間にしわが…よってます……」

P「なるほど、確かにそうだな」


------

聖「♪〜」

P「ご機嫌だね、聖ちゃん」

聖「Pさん……たまには…お出かけも…いいかも……」

P「そういや、あんまり外には出ないんだっけ?」

聖「うん……人が多いとこ…苦手……ですから」

P「今日は大丈夫なのか」

聖「Pさんと……一緒…ですから」

P「ふーん、それでご機嫌だったのか」

聖「気分がいいと歌いたくなります……気付いたら…声が出ていて……」

聖「自然と……笑顔になれると思います……」

P「ま、緊張して無いならそれが一番だな」


P「……こんなもんかな」

聖「いっぱい……買いました……」

P「そりゃ、これから暮らすならちゃんと買っとかないとな」

聖「でも……お金……全部…出してもらって……」

P「気にする必要はないよ」

聖「やっぱり……悪い…です」

P「……ほら、これが俺の家の鍵だから」

聖「あっ……」

P「失くさないようにしておけよ」

聖「は…はい……わかり…ました」


------ 家

ガチャッ

P「ただいまー」

聖「おかえり……なさい」

P「一緒に帰ってきたのにおかえりなのか」

聖「お風呂に…しますか……?」

聖「ご飯に…しますか……?」

聖「それとも……私……」

P「じゃあ聖で」

聖「…………」 カァァァァ

P「照れるなら言うなよ」

聖「なんか……お決まりの…セリフ……かなって……」

P「間違いではないけど……」


P「荷物のかたずけはこんなもんか」

聖「疲れ……ました」

P「スペースが空いてて助かったよ」

聖「でも……Pさんの…部屋……少し……寂しいです」

P「そうだなぁ、何かオブジェの一つでも買えば良かったな」

聖「今度……一緒に…買いに……行きましょう」

P「そうだな、また何か見に行くか」

聖「じゃあ……私…ご飯……作ります」

P「おっ、さっき言ってた料理か」

聖「うん……いっぱい……練習…したから……」

P「じゃあ、何か適当に作ってよ。材料は冷蔵庫にあるから」

聖「わかり……ました」

聖「♪〜」

P(嬉しそうだなぁ……)


P「聖って料理する時は髪の毛纏めるのか?」

聖「はい……変…ですか?」

P「いや、珍しいなと思っただけさ」

聖「邪魔に……なりますから」

P「ロングヘアーだからそりゃそうか……」

聖「いたずら……しちゃ…駄目ですよ?」

P「別にしないけど」

聖「しないん……ですか」 シュン

P「落ち込むなよ……」


聖「…………」

P「…………」

聖「できまし……た」

P「旨そうだな……」

聖「ちょっと……失敗…しました」

P「ちなみにこれは?」

聖「玉子焼き……野菜炒め……お味噌汁…です」

P「全部黒いな……」

聖「一人は……初めて…でしたから」

P「ご飯はあるの?」

聖「スイッチ……押し忘れ…ました」

P「まぁ、そのなんだ……次頑張れば良いさ」


P「カップラーメン旨いね……」

聖「…………」

P「聖はしょうゆ派なの?」

聖「あんまり……食べません…から……わからないです」

P「そっか……」

聖「あの……Pさん」

P「ん?」

聖「エビ……いります…か?」

P「……貰うよ」

聖「ごめんな……さい」

ナデナデ

聖「…………」

P「別にかまわないよ、これから上手くなっていけばいいだろ」

聖「はい……Pさん……ありがとう」


聖「♪〜」

P「さて、ちょっとコンビニにでも行こうか」

聖「コンビニ……ですか?」

P「夜の散歩がてらだよ。普段はこんな事しないか?」

聖「はい……夜は…あんまり……」

P「それもそうか」

聖「でも……Pさんに…会った時は……偶然」

P「そういやクリスマスの夜だったな」

聖「あの時は……雪が…嬉しくて……」

P「じゃあ、その時聖に会えたのはラッキーだったんだな」

聖「運が…良かったのは……私…です」

P「ははっ、聖は乙女だなぁ」


------ コンビニ

P「さーて、何買おうか」

聖「Pさん……私…帽子とメガネ……いるんですか?」

P「近場が一番バレやすいからな、面倒だろうけど我慢してくれ」

聖「はい……大丈夫です」

P「で、何買うんだ? アイスかお菓子か?」

聖「んー……」

P「色々あるし、好きなのを選ぶと良いよ」

聖「じゃあ……これ…食べてみたい……です」

P「コンビーフって渋いな」

聖「絵が……かわいい……ですから」

P「かわいいかこれ?」

聖「うん……」

P「わかった、じゃあ買おうか」

聖「もうちょっと……見てみたい…です」


------

P「はぁー、ついつい買い込んじゃったな」

聖「♪〜」

P「楽しかったか?」

聖「はい……こういうの…初めて」

P「コンビニは初めてだったのか?」

聖「そうじゃないです……誰かと…行くのが」

P「そうか、まぁコンビニくらいいつでも付き合うよ」

聖「また……一緒に…行きましょう……コンビニ」

P「毎日でも構わないけどな」


------

ブォォォォー

P「熱くないか?」

聖「大丈夫……です」

P「そっか、ちょっと時間かかるけど我慢しろよ」

聖「うん……」

P「何で嬉しそうにしてるんだ?」

聖「何でも……無いです」

聖「ただ……Pさん…に……髪の毛…乾かしてもらえるの……嬉しい」

クシャクシャ

聖「どうしたん……ですか?」

P「んー、聖の髪の毛って綺麗だな」

聖「Pさんなら……もっと…触っても……良いです」


P「じゃあ、明日も早いしそろそろ寝ようか」

聖「あの……」

P「どうしたんだ?」

聖「一緒に……寝ないん…ですか?」

P「俺はソファーで良いよ、聖はベッドを使ってくれ」

聖「嫌……です」

P「はぁ……わかったよ」

聖「うん……」

P「じゃあ、また明日も頑張っていこうな」

聖「はい……明日も…頑張れそう……です」

P「おやすみなさい」

聖「おやすみ……なさい」


------

聖「♪〜」

P「んー……」

聖「起こして……しまい…ましたか」

P「聖か……歌ってたの?」

聖「はい……何だか…嬉しくて……」

聖「あの……」

P「ん?」

聖「朝ご飯……作りました……」

P「そっか、ありがとう。良い匂いだな」

聖「パンなら……焼くだけ…ですから……」

P「充分だよ、ありがとう」

聖「いっぱい……食べて下さい……」


------

P「…………」 カタカタ

ちひろ「お疲れ様です、Pさん!」

P「お疲れ様です」

ちひろ「ゆうべはおたのしみでしたね」

P「何言ってんですか!」

ちひろ「えっ!? 何もなかったんですか?」

P「ったく、あるわけないでしょ」

ちひろ「チッ! 面白くないですね」

P「聖に変な事教えないで下さいね」

ちひろ「……そう言えば、なんでプロポーズをオーケーしたんですか?」

P「そりゃ俺も聖の事は好きですから」

ちひろ「はぁ……困ったロリコンですね」

P「ロ、ロリコンちゃうわ!!」


ガチャッ

聖「お疲れ…様です……」

P「お疲れ様、聖」

ちひろ「お帰りなさい、聖ちゃん」

聖「…………」

ちひろ「どうしたの?」

聖「Pさん……また…スタミナドリンク……」

P「あぁ、ちょっと疲れたからな」

聖「駄目です……そんなの…ばっかり」

ちひろ「もうすっかり尻に敷かれてますね」

P「聖は真面目だからなぁ」

聖「Pさんは……もうちょっと…身体に気をつけて……下さい」

P「わかったよ」

ちひろ「聖ちゃん、嬉しそうね」

聖「……私……Pさんの…お嫁さん……ですから」

おわり


ここまで読んで下さった方、ありがとうございます

何となく思いついたネタです

このスレはHTML化依頼を出しておきます

06:30│望月聖 
相互RSS
Twitter
更新情報をつぶやきます。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: