2015年01月09日
泰葉「もちもちです」
ちひろ「……はやくこたつから出てくださいよ」
P「いいじゃないですか、今休憩時間なんですから」
ちひろ「そろそろ泰葉ちゃん戻ってきますよ? いいんですかそんなんで」
P「いいじゃないですか、今休憩時間なんですから」
ちひろ「そろそろ泰葉ちゃん戻ってきますよ? いいんですかそんなんで」
P「あれ、もうそんな時間ですか。おーい出てきなさい」
ライラ「ぬくぬくでございますですー」モゾモゾ
P「そろそろ泰葉帰ってくるってさ」
ライラ「わーい」
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ガチャリ
泰葉「ただいま戻りました」
P「お帰り泰葉」
ライラ「お帰りなさいです」
P「独楽の調子どうだ?」
泰葉「はい、絶好調ですよ。後でお見せしますね」
P「お、絶好調ときたか」
泰葉「ふふっ、一緒にレッスンしたおかげです」
ライラ「コマでございますですか?」
P「後で泰葉が見せてくれるからな」
ライラ「おおー」
P「泰葉、こっち来なさい」チョイチョイ
泰葉「こたつ、ずっと出してあるんですね」
P「イヴがみんなで使おうってな」
泰葉「しょっと……はふ、あたたかいです」モゾモゾ
P「よしライラ、冷蔵庫からアレを」
ライラ「はいでございますよー」シュタッ
ちひろ「自分で取りましょうよ」
P「ずっとうずうずしてたので」
ライラ「持ってきたでございます」
P「早いな」
泰葉「わ、アイスですか」
P「ふはは、ただのアイスじゃないぞ」
泰葉「?」
P「なんと……」
ライラ「……」ワクワク
P「あの『トルコ風アイス』なのだ!」ドジャァーーン
ライラ「おおー」パチパチ
泰葉「……?」キョトン
P「え?」
泰葉「トルコ風アイス、ですか?」
P「そうだ、あのトルコ風アイスだ。ライラは知ってるんだよな?」
ライラ「きっと特別なアイスなのですねー」
P「……マジかよ」
P「発売されたのは大体10年くらい前なんだが……」
泰葉「あー……」
P「そっか、泰葉くらいは知らなくてもおかしくないなあ……」
泰葉「えっと、お仕事で忙しかったからかもしれませんし」
P「まあいいさ。食べてみれば分かる」
ライラ「『あの』とはどんなアイスなのでございますか?」ウズウズ
ライラ「早くしないと溶けるでございますですよー」ウズウズ
P「少しくらい溶けたほうがいいのさ。えー、うぉっほん」
P「では紹介しよう、トルコ風アイスについて」
泰葉「『トルコ風』、というのは?」
P「ざっくり言ってしまうとな、これは伸びるアイスなんだよ」
泰葉「伸びる?」
P「おう、普通のアイスより粘りが強いんだ。混ぜると伸びるし、食感がいいんだこれが」
ライラ「混ぜる……伸びる……」
P「そうだぞー。トルコにはそんなアイスがあるんだとか」
ライラ「あー、ドンドゥルマのことでございますですねー」
P「ど、ドンドゥルマ?」
ライラ「それなら食べたことがあるでございますよー」
P「……あー、元になったのってそういう名前だったっけか」
ライラ「もちもちでございますねー」
泰葉「……」ワクワク
P(お、ちょっと食いついてる)カワイイ
P「というワケでそろそろ食べようか」ペリペリ
泰葉「まず混ぜるんですね?」ペリペリ
P「おう。よーく練るんだ」
ライラ「まだ、ちょっと、固いでございますよ」マゼマゼ
泰葉「よく練る……よーく練る……」マゼマゼ
P「まあ適当でいいからなー」
P「よーし、いいだろう」
泰葉「確かに、結構粘りがあるんですね」
ライラ「自分で混ぜるのはいいでございますねー。店員さんはなかなか渡してくれないでございますよ」
P「いくぞ、それっ」ウニョーン
泰葉「わあっ」
ライラ「おー」
P「んー、久しぶりだ!」モグモグ
泰葉「わあ……」ウニョーン
ライラ「こたつで食べるともっとおいしいでございますですねー」モムモム
泰葉「はむっ……」
P「どうだ?」
泰葉「…………」ンムンム
泰葉「……」ゴクン
泰葉「もちもちです」ニコー
P「そうだろうそうだろう」ハッハッハ
ライラ「ドンドゥルマとはちょっと違うのでございますですねー」アムアム
P「ん。日本人に合わせてるんだろうな」
ライラ「喉につまる心配がないでございますですね」
P「すげえんだなドンドゥルマ……」
泰葉「……」モムモムモム
泰葉「ごちそうさまでした」ペコリ
ライラ「ごちそうさまでした」フカブカー
P「いやー、美味かったな」
泰葉「これって見たことないんですけど、どこで買ったんですか?」
P「ファ○マで限定発売。昔はどこにでも売ってたんだが、生産ストップしてたみたいでな。まあ大方流行が終わったからとかだろ」
P「それで去年の暮れに復刻したのが、あっという間に売り切れ。それでまた再販ってワケよ」
ライラ「とっても珍しいのでございますねー」
P「おうよ。前は食いそびれたが、見つけて驚いたよ。告知とかまったくやってねえんだもん」
P「さて、そろそろ休憩時間もおしまいだ。お前達これからまたレッスンだろ? 頑張ってな」
ライラ「はいでございます」
泰葉「はい、頑張ってきますね」
P「おう、『粘り強く』な」
泰葉「……ふふっ、その為に買ってきてくれたんですか?」
P「どうかな」
完
17:30│岡崎泰葉