2015年01月27日

モバP「俺はもう...」レナ「私のモノ♪」

のんびりと書いていきます



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レナ「アーハハハハッ、たいしたことないわね、聖騎士チアキとその一味!私の策謀を聞き出すのではなかったの!?」





チアキ「クッ...強い!さすがはオークの封印を解き放った森の魔女、レナ...」



レナ「そんな実力では真実なんて話しても無意味ね、この場で消えなさい!」





レナ「ハァァァッ!」





カリン「待ったー!そうはさせませんっ!秘技、カリン・トルネード!」



チアキ「お前は...槍使いカリン!?どうしてここに?」



カリン「私の目標は、ライバルのチアキちゃんから、騎士団長役を奪うことだから!」



カリン「その前に、誰かに倒されひゃらこまゆかろ...」





「はーいカット!歌鈴ちゃん、ちょっと休憩しようか」





歌鈴「はわわっー!ゴメンなさーい!」

法子「歌鈴ちゃん、ドンマイドンマイ♪」



歌鈴「うぅぅ...またセリフ噛んじゃった...いっぱい練習したのに...」



千秋「大丈夫よ歌鈴、最初に比べればだいぶ上達してるわ」



礼「そうよ、迫力はバッチリ出ていたと思うし...」



歌鈴「でもぉ...」



レナ「ほらほら、そうやって泣いてばかりいると本番でも失敗しちゃうわよ?」



歌鈴「はわわっ!そ、それはいやです〜!」



レナ「でしょ?だったら、失敗しても笑顔でいるコト!そうすればきっとリラックスできて成功するわ♪」



歌鈴「レナさん...」



法子「元気出して歌鈴ちゃん!はい、ドーナツ♪」



歌鈴「...うん、ありがとう法子ちゃん!」



法子「千秋さんも礼さんもどうぞ!」



千秋「ええ、ありがとう法子」



礼「うふふ、いただくわね...」



レナ「美味しいドーナツを食べて、また頑張りましょ♪」

お疲れ様でしたー!」





レナ「お疲れ様でしたー♪」



レナ「ふぅ...もうこんな時間ね、早くシャワー浴びなきゃ...あら?」



P「あっ、お疲れ様です」



レナ「Pさん!来てたの?」



P「ええ、そろそろ終わる時間だと思って」



レナ「なにもこんな遅くまで迎えに来なくても...」



P「いえ、なにかあったら大変ですし...」



レナ「フフッ、優しいのね♪」



P「あ、当たり前です...だってレナは...その...」



レナ「私が...なあに?」



P「フ、フィアンセですから...俺の大事な...」



レナ「うふふ、そうね♡」

P「うぅぅ...」



レナ「ふふっ♪」



P「...そんなにおかしいですか?」



レナ「ええ、とってもおかしいわ、だって未だに恥ずかしがってるんだもの♪」



P「なんだか慣れなくて...」



レナ「もうー、ダーリンったら♪」ギュッ



P「あっ...」



レナ「そんな調子じゃ、私どこかへ行っちゃうかもしれないわよ?」



P「そ、それは困りますよ...」



レナ「ふふっ、冗談よ♪本当にカワイイんだから...」



P「レナ...」



レナ「あっ、ゴメンなさい、私汗かいてるのについ抱きついちゃって...」



P「いえ、平気です...すごくいい匂いがするし...」



レナ「ダメよ、私が気にするもの」



P「はぁ...」



レナ「すぐシャワー浴びてくるから、ちょっと待っててね...」チュッ



P「ゆっくりでいいですよ」



レナ「ダーメ、でもそういう優しいところも好きよ♪じゃあ後でね」

レナ「はぁ...すっかり遅くなっちゃったわね」



P「疲れとか溜まってないですか?」



レナ「そうねぇ、疲れてないって言えばウソになるわね、そんなに体力ある方じゃないし...」



P「無理しないでくださいよ、なにかあったら大変ですから」



レナ「わかってるわ、でも私も歳だし、地道なところってサボっちゃいけないじゃない?もうちょっと若かったら余裕できたと思うんだけどね」



P「そんなことないですよ、レナはまだ若くてとっても綺麗です」



レナ「そうでもないわよ、そろそろスタイル保つのも辛くなってきてるわ、このウェストを維持するのって結構大変なのよ」



P「は、はぁ...」



レナ「でもくじけそうになった時にはね、好きな人の事を考えるの」



P「好きな人?」



レナ「そう、その人も頑張ってるんだから私も頑張らないとって思うと、自然と力が湧いてくるのよ」



レナ「ねっ?ダーリン?」ギュッ



P「レナ...」



レナ「貴方にだらしないところなんて見られたくないじゃない?魔性の女としてはね、ふふっ♪

P「みっともないだなんて、そんな...」



レナ「だって太ったりしたら全部わかっちゃうもの、ベッドで隅から隅まで見られちゃうから...」



P「こ、声が大きいですっ!」



レナ「ふふっ、ねえPさん、この後なにか予定ある?」



P「いえ、特には...」



レナ「こんな時間に迎えに来てくれたお礼と言うわけじゃないけど...」



レナ「一杯だけ、いかが?」



P「今からですか?」



レナ「ええ、ちょうどいいワインも買ったしさ、ちょっとだけ寄ってかない?」



P「でも明日も仕事が...」



レナ「ちょっとだけだから♪いいでしょいいでしょー?」ギュッ

P「うーん、でもなぁ...」



レナ「じゃあ飲みながらダメ出ししてくれていいわ、仕事ならいいでしょ?」



P「しかし...」



レナ「ねぇ、お願い♪」ジーッ



P「でも...」





レナ「オ・ネ・ガ・イ♡」ボソッ





P「わ、わかりました...」



レナ「うん、ありがと♡」



P「でも少しだけですよ?」



レナ「わかってるわよ、少しだけね♪」

−−−−−−





P「レナの部屋に来るのってちょっと久しぶりですね」



レナ「自分の家みたいに帰ってきてくれてもいいのよ?合鍵渡してるでしょ?」



P「そういうわけにはいきませんよ、節度は守らないと...」



レナ「もう、マジメなんだから...まあいっか、いいお酒の肴も手に入ったし」



P「えっ?そのワインの他になにか買ってましたっけ?」



レナ「そうよ、知りたい?」



P「まあ、ちょっとは気になりますし...」



レナ「ふふっ、それはね...ただいまー!」





「「おかえりー!」」

P「うわっ!なんだ!」





礼「ずいぶん遅かったじゃない」



志乃「こっちは先に始めさせてもらってるわ...」



レナ「ゴメンゴメン、いいワイン買ってきたから許して♪」



楓「わー、私いいワインによわいんです...ふふっ」



早苗「ほらほらPくん、こっち来て早く座りなさいよー!」グイッ



P「ちょ、ちょっと...なんですかこれ!離して...」



礼「ダメじゃないP君、お酒の肴が逃げちゃ」



志乃「そうよ、今日はPさんに聞きたいことが山ほどあるんだから...」



P「れ、レナ...酒の肴ってもしかして...」



レナ「Pさん本人でした〜♪私、別に何もウソは言ってないわよね?」ペロッ



P「うわーっ!騙されたー!このメンツでちょっとだけなんてありえるかー!」

−−−−−−





早苗「んぐ、んぐ...ぷはぁ...で、どんな感じだったの?」



P「な、なにがですか?」



礼「とぼけてもダメよ、自分の担当するアイドルに手を出しておいて」



P「て、手を出すってそんな...」



志乃「でも婚約しているのでしょう?貴方とレナさんは」



P「ま、まあそれは...事実ですけど...」



楓「いつ婚約したんですか?今夜9時?」



P「なわけないでしょ、あの...俺に話をしないという拒否権は...」





「「ない!」」





P「デスヨネー...」

レナ「ふふっ、話してあげてもいいじゃない、別に減るもんじゃないし♪」



礼「それで、いつしたの?」



P「さ、な、夏くらいです...」



早苗「どっちから!?」



P「い、一応...俺から...」





「「「おぉー!!」」」





楓「それでレナさんは?」



レナ「もちろん『はい』って答えたわよ♪」





「「「おおー!!」」」





P「な、何の拷問ですかこれ...」



志乃「人の恋路ほど聞いてて面白い肴はないのよ、Pさん...」

楓「でも、よく社長が認めたくれましたね...」



早苗「あたしてっきりPくんと血みどろのバトルを繰り広げたのかと思っちゃったわ」



P「俺も最悪それくらいになるんじゃないかと覚悟してたんですが...」



レナ「Pさんの誠意が通じたのよ、きっと♪」



P「なのかなぁ...」



礼「そういうことにしておきなさいP君、なんにせよ認めてもらえてよかったじゃない」



志乃「ええ、貴方たちが想い合っていることをわかってもらえた...それで充分よ...」



早苗「そうそう、難しいこと考えてないで、飲め飲めー♪」



P「おっとっと...」



楓「ほら、レナさんも...」



レナ「...みんな、ありがとう」

−−−−−−







レナ「んぐっ...んぐっ...ふぅ...」



P「ああ...そんなペースで飲んで...」



レナ「平気!まだいけるわ♪」



早苗「そうそう!ほらほらもっと飲んで!」



レナ「ええ、ありがと早苗さん♪」



P「そう言っていつもベロンベロンに酔っぱらうのに...」



礼「まあまあ、P君もどうぞ、お姉さんがお酌してあげるわ」



楓「そうですよ、遠慮なんかしないでえーんりょ?」



P「貴女はもう少し遠慮してください...」



志乃「イライラしないで、そんな時はこのワインを飲めば落ち着くわ...」



P「まだ飲む気ですか?これ以上飲んだら仕事に差し支えが...」



早苗「固いわねぇ、P君ったら...」



レナ「もう〜、ダメよダーリン、そんなに怒った顔しちゃ!」ギュッ



P「おわっ!ちょっとレナ...」



レナ「ん〜、怒らないでぇ...いいじゃない、みんなお祝いしてくれるんだからぁ♪」スリスリ



P「わ、わかりました...」



礼「まあ、レナさんったら情熱的♪」



早苗「こんな風に誰かに甘えるレナさんなんてすっごい貴重よねぇ」

レナ「ふにゃ〜...」



礼「あら、だいぶアルコールが回っちゃったみたい...」



志乃「ちょっと飲ませすぎたかしら...」



P「ああもう...弱いくせにそんなに飲むから...」



楓「ふふっ、飲み過ぎると肝臓にいかんぞう?」



P「はいはい、ダジャレはともかくその通りですよレナ」



早苗「Pくんは全然酔わないわよねぇ」



P「いや酔ってますよ、顔に出ないだけです」



楓「全然そうは見えませんね、意識もはっきりしてるし...」



P「体質なんでしょうね、ほら水です、飲んでください」



レナ「んむっ...」ゴクゴク...



早苗「Pくんは慣れてるわね、レナさんの世話」



P「まあ初めてじゃありませんですし...」

レナ「ん〜...」



志乃「大丈夫?レナさん」



レナ「うん...へーき...」



P「ダメですよ、お酒好きなのはわかりますけどそんなにガバガバ飲んだら」



レナ「はぁーい...」



礼「ふふっ、P君ったらお母さんみたいね」



志乃「本当ね、それもずいぶん過保護な母親だわ」



P「勘弁してください...」



早苗「Pくん、おつまみおかわり〜♪」



P「もうありません、それにあんなに食べたらそのうちブクブク太って...」



早苗「なんだとこのー!あたしのどこが太ってるっての!?」ギュウウウウウ



P「もがっ...ちょっ、やめ...」



早苗「おりゃー!必殺幸せ固め!」ムギュウウウウ



P「ちょっ...苦し...」



礼「早苗さんやりすぎよ、それじゃP君が窒息して...」







レナ「んっ!」グイッ!

P「おわぁっ!れ、レナ?」



早苗「あらら...すごい勢いで引きはがされちゃった...」



礼「ほら見なさい、婚約者をそんな風に扱われたらいくらレナさんでも...」



レナ「......」ジーッ



楓「あら?なんだか様子が...」



レナ「...Pさん?」



P「は、はい?」





ギュッ





レナ「もうー!なに早苗さんに抱きつかれてデレデレしてるのよぉ!」ギュウウウウウ



P「むぐっ!れ、レナ...別にデレデレとかは...」



レナ「ウソ!早苗さんのおっぱい見ながらデレデレしてたぁ!」



P「してないしてない!」









礼・早苗・楓・志乃「......」ポカーン...

レナ「そんなにおっぱいが好きなら私のを見れば...」ヌギヌギ...



P「わぁー!ストップストップ!」



レナ「なによぉ、もう見てるくせにぃ!」



P「そういう問題じゃないですってば!とにかくここで脱いじゃダメです!」



早苗「ち、ちょっとレナさん...」



志乃「あんまりPさんを困らせちゃダメよ...ほらこっち来なさいって」



レナ「いやよー!Pさんを取らないでー!」ギュウウウウ



P「く、苦しい...柔らかいけどくるひぃ...」



志乃「そんなことしないわ...」



楓「そうですよ、だから安心して...」







レナ「Pさんは私のダーリンなんだからぁ!」

−−−−−−







レナ「すぅ...すぅ...」



P「ふぅ...やっと落ち着いたか...」



早苗「すごい乱れ方だったわねぇ...『私のダーリン取らないで』だって」



礼「愛されてるわね、P君ったら♪」



P「まあ、そう言われるとそうかもしれませんが...」



志乃「良い事よ、こんな素敵な女性にここまで愛されているのだから...」



P「...はい」



楓「そろそろ私たちもお暇しましょうか?」



早苗「そうね、充分楽しんだし♪」



志乃「Pさん、悪いけどタクシーを呼んでもらえる?」



P「ええ、わかりました」

レナ「んんっ...」パチッ



楓「あっ、起きちゃいました?」



レナ「...あれっ、Pさんはぁ?」



楓「あっちにいますよ、今タクシーを呼んでもらってます」



レナ「そう...」



志乃「だいぶ酔っ払ってたわね、レナさん...」



レナ「うん...ゴメン...」



楓「お酒を飲んでも叫んだりしちゃダメですよ?ふふっ♪」



レナ「そうねぇ...」



楓「...あっ、そうそうレナさん、ちょっと気になったんですけど」



レナ「なーにぃ?」



楓「いつから好きだったんですか?プロデューサーの事」

レナ「いつからぁ?」



早苗「おっ、何の話?」



楓「レナさんがいつからプロデューサーを好きだったか聞こうと思って...」



礼「あら、それちょっとおもしろいわね」



志乃「そうね、興味あるわ...」



レナ「うーんとねぇ...初めて会った時かなぁ...」



楓「初めて?じゃあそれって...」



レナ「うん...一目惚れってことかしら...」



早苗「へぇー、でも意外ねぇ、レナさんだったらいろいろ経験してるからそうそう一目ぼれなんかしないと思ってたけど」



レナ「うーん...そのつもりだったんだけど...」



レナ「...最初に会った時はちょっと可愛いかなくらいにしか思ってなかったけどぉ...」



レナ「すごく一生懸命な目で『アイドルになって見ませんか?』って言うから...」



レナ「まあ話だけでも聞いてあげようかなと思っていろいろ話してたら...」



レナ「なんか自分でもよくわからないうちにアイドルになってて...」



レナ「それで...気が付いたら好きになってた...」



礼「ふーん、そうなの♪」



楓「なんだか...不思議な理由ですね」



志乃「そんなものよ、女が男を好きになるのに...理由なんて必要ないわ...」



早苗「そーそー、それがわかんないようじゃ楓ちゃんもまだまだ若いわねぇ♪」

P「おーい皆さん、タクシー来ましたよー」



早苗「はーい、今行くわー!」



P「明日仕事ある人は遅れないようにしてくださいね」



礼「わかってるわ、大丈夫よ」



志乃「Pさんこそ寝坊しないようね...」



P「もちろんです」



早苗「うっしっし、Pく〜ん?」



P「な、なんですか?」



早苗「こーのー、幸せ者が!」ドスッ!



P「あいたっ!な、なにするんですかいきなり...」



楓「レナさんのお世話、お願いしますね」



P「ええ、任せてください」



礼「じゃあねP君」



志乃「また明日...」



P「はい、おやすみなさい皆さん」





バタン

レナ「んん〜...」



P「ほらレナ、もう寝た方がいいですよ」



レナ「ん〜、みんなはぁ?」



P「もう帰りました」



レナ「もう〜、私を置いて行っちゃったのぉ?」



P「明日も仕事あるんですから仕方ないですよ」



レナ「Pさんも行っちゃうのぉ?」



P「そりゃもちろん...」



レナ「むぅぅ...」ギュッ



P「はぁ...どこにも行きません」



レナ「んふふ...いっしょに寝ましょ♪」



P「まったく...」



レナ「...好きよ」



P「俺もです...」





−−−





−−−−−−

早苗「いやー、すっかりのろけられちゃったわー」



楓「そうですね」



礼「レナさん、すっかり女としての幸せをつかんだって感じね」



志乃「ええ、恐らくどんな美酒を飲んでも今のレナさんのような良い気持ちにはなれないと思うわ...」



早苗「なんかああいうの見てるとあたし...」



礼「嫉妬した?」



早苗「違うわよぉ!まあ、ちょびっと羨ましいなぁって思いもするけど...」



楓「早苗さんはもう少し大人っぽく飲めるようになればもしかしたら...」



早苗「もうー!楓ちゃんに言われたくないわよ!」



志乃「ふふっ、あせらなくてもきっと縁があるわ、そのうちね...」



早苗「そうだといいんだけどねぇ...」



礼「とにかく、楽しい飲み会だったわ」



楓「はい、レナさんののろけも聞けましたし...」



志乃「本日はこれで...」









「「「お開きということで♪」」」

チュンチュン...







レナ「んんっ...」パチッ



レナ「...朝?」



レナ「あいたた...ちょっと頭痛い...」



レナ「あれ...ゆうべは確かPさんを連れて家に帰って...」



レナ「それから...志乃さんたちと飲み会をして...それで...」



レナ「ん〜、断片的にしか思い出せないわ...」



レナ「でも...」





P「Zzz...」





レナ「なんとなく予想がつくわね、この状態だと...」



P「むにゃ...」



レナ「また、悪酔いしちゃったのよね、きっと...」



レナ「...ゴメンねPさん」チュッ

−−−−−−







P「むぅ...」パチッ



P「あれ?レナがいない...」





レナ「あっ、起きた?」





P「...おはようございます」



レナ「おはよっ♪」



P「大丈夫ですか?」



レナ「まあ、なんとかね、サンドイッチ作ったけど食べる?」



P「ええ、いただきます」



レナ「じゃ、あーん♪」



P「い、いいですよ、自分で...」



レナ「ダーメ、あんまり覚えてないけど、きっとゆうべ私がお世話されたでしょ?」



P「まあ、確かに...」



レナ「だから、今度は私がお世話するの、あーんっ♪」

P「...あ、あーん」パクッ



レナ「どう?」



P「...うん、美味しいです」



レナ「よかった♪」



P「あっ、そうえいば昨日の記憶あるんですか?」



レナ「うーん、実はあんまり覚えてないのよね、かすかには残ってるけど」



P「無理したらダメですよ、あんまり強くないんですから...」



レナ「わかってるつもりなんだけどねぇ...」



P「しっかりしてくれないと困ります、今日だって午後から公演の稽古あるんですよ?」



レナ「はーい...」



P「それに...」



レナ「なに?」



P「そ、その...こ、子供ができたときまでそんな調子だと...色々と...」



レナ「っ!!」



P「あっ、やっぱりなんでもないで...」





ギュッ





レナ「...うん、そうよね、気を付けないといけないわ、ママになるんだものね♪」ギュウウウウウ

P「うぅぅ...」



レナ「ダーリン...♡」チュッ



P「んっ...」



レナ「心配かけてゴメンなさい...」



P「いえ、気をつけてくれれば...」



レナ「ええ、今後は気をつけるわ...」



P「レナ...」



レナ「んんっ...」





Prrrrr♪





P・レナ「っ!!」ビクッ!

レナ「Pさんのケータイよね?」



P「だ、誰だろ?こんなに朝早く...」



P「はい、もしもし?」





早苗『あっ、もしもしP君?あたしだけど』





P「なんだ早苗さんですか」



早苗『なんだとはなによ!』



P「どうしたんですか?こんなに朝早く」



早苗『うーんとね、別に大した用じゃないんだけど、あの後どうなったのかなと思ったから連絡してみたの』



P「あー、そういうことですか」



早苗『レナさんの家に泊まったの?』



P「そうです、特になにもありませんでしたよ」



早苗『ホントに〜?ゆうべはお楽しみだったんじゃないの〜?』



P「そんなことありませんったら、すぐに寝たからなにも...」





ヒョイッ





P「あっ、ちょっとレナ?」

レナ「もしもし早苗さん?」



早苗『おっ、レナさん大丈夫?』



レナ「ええ、もう大丈夫よ」



早苗『よかったー、Pくんが酔っぱらったレナさんを手篭めにしたんじゃないかと思って心配だったのよ』



レナ「ふふっ、残念ながらゆうべは本当に何もなかったわ♪」



早苗『まあ、普通そうよね、レナさんすごく酔っ払ってたし』



レナ「だから、今からするの♪」



P「っ!!?」



早苗『えっ?するって...えっ?』



レナ「じゃあ事務所でね♪」ピッ



P「ち、ちょっとレナ...んんっ!」



レナ「ちゅっ...んっ...」



P「んむっ...レナ...」



レナ「まだ時間あるでしょ...」





Prrrrr♪





P「レナ...電話が...」



レナ「んっ!」ポイッ



P「あぁ...なんてことを...」



レナ「ダーメ...他の事に気を取られちゃ...」







レナ「今の貴方は...私だけのモノなんだから...」







Prrrrr♪







−−−



−−−−−−

ガチャッ





レナ「お疲れさまでーす♪」



P「お、お疲れ様です...」



歌鈴「お疲れ様です!プロデューサーさん、レナさん!」



礼「あら、同伴で出勤なんてやるわねP君♪」



P「え、えーっと...」



レナ「ゆうべはゴメンね礼さん、私迷惑かけてなかった?」



礼「大丈夫よ、むしろ楽しかったわ」



歌鈴「......」ジーッ



レナ「どうしたの歌鈴ちゃん?」



歌鈴「いえ、気のせいか今日のレナさん、いつもよりツヤツヤしてるなぁと思って...」



レナ「あら、そうかしら?」



礼「ふふっ、それはきっと運動をしてたからかもしれないわね♪」



歌鈴「はわー...運動ですかぁ?すごいですね!事務所に来る前に運動するなんて!」



礼「そうねぇ、運動は気持ちいいものね、ねえP君?」



P「そ、そうですね...」ダラダラ...

早苗「あっ、Pくんいた!」



P「さ、早苗さん...」



早苗「途中で電話切れちゃったけど、まさかP君ったら朝からレナさんを...」



P「ち、違います!あ、あれはですね...」



早苗「言い訳無用よ!そんな教育上よろしくない人は逮捕するんだから!」



レナ「まあまあ早苗さん、いいじゃない♪」



早苗「でも...」



レナ「フィアンセなんだし、いいでしょ?ちょっとくらい♪」



早苗「うーん、まあレナさんがそう言うならいいけどさ...」



レナ「ええ、ありがと♪」



歌鈴「なんの話をしてるんでしょう?」



礼「ふふっ、歌鈴ちゃんもオトナになればわかるわ♪」

レナ「ふぅ...さて、今日も稽古頑張ろうかしら」



歌鈴「はいっ!よろしくおねがいしますっ!」



P「元気あるなぁ、歌鈴は...」



レナ「あら、Pさんもなかなか朝から元気だったわよ?」



P「レナ...」



レナ「ふふっ♪」



礼「レナさん、そろそろ稽古場に行きましょ?」



レナ「ええ、そうね、今日も魔女になりきるわ♪」



P「気をつけてくださいね、本番も近いですしケガなんかしな...」





チュッ





歌鈴「はわっ!」



早苗「なっ...」



礼「あら...」



レナ「ふふっ、これで大丈夫よきっと♪

歌鈴「はわわわ〜!れ、レナさん、今の...」



レナ「うーん、私のモノっていうマーキングみたいなものかしら?」



礼「やるわねレナさん、でも歌鈴ちゃんにはちょっと刺激が強すぎかしら?」



P「れ、レナ...」



礼「P君、後ろに気をつけた方がいいわ」



P「後ろ?」



早苗「Pくーん?未成年の前でなんてもの見せるの!」



P「い、いやあれは俺のせいでは...」



早苗「問答無用よ!シメる!」



P「そ、そんな...」



レナ「それじゃ礼さん、歌鈴ちゃん、行きましょ♪」



歌鈴「は、はいっ!」



P「ち、ちょっとレナ?」



レナ「ダーリン、浮気したらダメよ?」



レナ「それと...愛してるわ♪」



レナ「じゃあね〜♡」バタン



P「行っちゃった...」



早苗「Pくん、まだ話は終わってないわよ?」



P「だ、だって婚約者ですよ?」



早苗「時と場所を選べって言ってんのよー!」ガシッ!



P「あいたたたた!仰る通りでー!!」







レナ(ちょっと刺激的すぎたかしら?)



レナ(でも仕方ないわよね)



レナ(だって、Pさんは..)







レナ(ぜーんぶ、私のモノだもの♪)









おわり



20:30│兵藤レナ 
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