2014年01月10日

春香「雑談ですよ、雑談!」

春香「というわけで、やってきましたファミレスに!」

伊織「どうして私がこんな庶民的な場所に来なくちゃいけないのよ」

春香「まあまあ、積もる話もあるわけだしさ」


伊織「私は無いわ」



というわけで初投稿です!

あまり勝手がわかりませんが、宜しくお願いします!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1341740845

春香「そう言わずにさ、優しい伊織なら付き合ってくれるよね?」

伊織「はぁ……まあ、仕方ないわね。いいわ、付き合ってあげる」

春香「やだ……こんな所で愛の告白だなんて。伊織、時と場合を考えようよ」

伊織「付き合うってそういう意味じゃないわよ! というか、最初にアンタが言ったんじゃない!」

春香「あれ? そうだっけ?」のヮの

伊織「……まったく、自分の発言にくらい責任持ちなさいよ」

春香「イエス・マイロード」
伊織「……ところで、雪歩遅いわね。ドリンクバーに行ったきりだけど」

春香「雪歩ならまだドリンクバーだよ?」

伊織「迷ってるのかしら?」

春香「いや、置いてあるお茶っ葉を混ぜて雪歩オリジナルのお茶をブレンドしてるみたい」

伊織「なにそのこだわり!?」

春香「ほら、雪歩はお茶が大好きだし」

伊織「にしても異常でしょ! ファミレスでやることじゃないわよ!」
春香「雪歩のお茶への想いは凄いしねー。最近自分の茶園を作りたがってるし」

伊織「その活力をもっと違うところに生かせばいいのに……」

春香「そこで作るお茶の名前は『わっほ〜い お茶』」

伊織「アウト! しかもアンタのお茶みたいになってるし!」

春香「うそうそ。本当は『伊織門≪いおもん≫』」

伊織「私を巻き込むな!」
雪歩「ふぅ……ただいまぁ」

春香「あ、おかえりー」

伊織「満足のいくブレンドはできたかしら――って、真っ黒ね。本当に美味しいの?」

雪歩「うん! 甘くってシュワシュワってして、映画を見るときなんかにピッタリなんだよ!」

伊織「コーラじゃない! え、なに!? アンタにとってそれ、お茶なの!?」

雪歩「太った人にとっては水みたいなものじゃないかな」
伊織「そういうことじゃなくって! 今までブレンドしてたんじゃなかったの!?」

雪歩「…………」

伊織「……雪歩?」

雪歩「――しけたモンばっか置きやがって」ボソッ

伊織「ファンが聞いたら卒倒しそうな台詞ね」
春香「じゃあじゃあじゃあ! 揃ったところで雑談とシャレ込みますか!」

雪歩「最近ゆっくり話す時間が無かったから、とっても楽しみだなぁ」

伊織「ところで、何について話すのかしら?」

春香「日本の行く末とか?」

伊織「重い! 雑談のレベルを超えてる!」

雪歩「実は穴掘って埋めたい人がいるんだけど……」

伊織「だから重い! しかも内容が危ない! もっと軽い話題にしなさいよ!」

春香「え、じゃあ、最近調子どーよ?」

伊織「軽っ! なにそのとりあえずな感じの話題は!」

春香「もうっ、伊織は我儘なんだから」

伊織「誰の所為よ、まったく……」

雪歩「そういえば最近、真美ちゃんの様子が変だよね」

伊織「漸くまともな話題が……」




なんだか書き込んでるとこんな駄文に需要があるのか疑問になってきた……
春香「変ってどんな風に?」

雪歩「えっとね、なんだか大人しいっていうか……前ほどはしゃぐことが少なくなってる気がするの」

春香「女の子の日なんじゃ?」

伊織「サイテーね」

雪歩「なるほど」

伊織「アンタも納得しない」

春香「女の子の日じゃないなら何なの?」

伊織「もっと他にあるでしょうに……」
>>10 了解です!


雪歩「厨二病?」

伊織「どうしてその発想に……違うでしょ」

春香「血を分け合った我が半身よ、今宵も優美なる旋律を奏でようぞ――とか言ってるのかな?」

伊織「だから違うって」

春香「スカイラブハリケーン!」

伊織「だから違――それ厨二病なの!? 双子繋がりだからって強引じゃない!?」
春香「じゃあ何なのさ?」

伊織「大方あれでしょ、思春期というか。真美も大人になりつつあるのよ」

春香「やっぱり女の子の日なんじゃん」

伊織「大人ってそういう意味じゃないわよ!」

雪歩「思春期かぁ……好きな男の子とかができたのかなぁ?」

春香「んな!? プロデューサーさんは渡さないよ!」

伊織「アンタだけのプロデューサーじゃないわよ」

雪歩「そうだよ春香ちゃん。独り占めは良くないよ」

春香「ぐぬぬ……!」
伊織「まあでも、真美のアイツへの好意を危険視する必要は無いわね」

雪歩「へ? どうして?」

伊織「きっと誰かを好きになるなんて初めてだから、どうすればいいのか戸惑ってるだろうしね」

雪歩「そうなの?」

伊織「ええ。この前もアイツの目の前で、弦ちゃんカッケー! って他の男のことを嬉しそうに語ってたし」

春香「わかんないよー? プロデューサーさんと話すきっかけが欲しかっただけかもしれないし。因みに私は流星君派」

伊織「とにかく、真美の危険度は低いわ。プロデューサーも、真美のことはまだ子供扱いだし」

春香「伊織もでしょ」

伊織「アンタもよ」

春香「…………」

伊織「…………」

春香「なに? やんの?」ギロッ

伊織「いいわ。表に出なさい」ニヤッ

雪歩「二人とも落ち着いて! 不毛過ぎるよぅ!」オドオド
春香「……まあ、悪いのはプロデューサーさんだよね」

伊織「……そうね。アイツはそろそろ自分の罪を数えてもいい頃よね」

雪歩「今更数え切れないと思いますぅ」

春香「プロデューサーさんへの対応はおいおい考えるとして、二人はプロデューサーさんのどこが好きなの?」

伊織「べ、別に好きなんかじゃ――」

雪歩「今更そんなわかりやすいツンデレなんて、古いっての」ボソッ

伊織「……アンタ、やっぱり父親の血を継いでるわよ」

雪歩「……?」

伊織「……なんでもないわ」
春香「それでそれで? どうなの?」

雪歩「わ、私はやっぱり優しくて、頼りになるところかな」

伊織「いつもは頼りないけど、時々見せる真剣な顔は……まあ、いいんじゃない?」

春香「ほうほう」

伊織「それに仕事でミスしたときは慰めたり励ましたりしてくれるし、頑張ったときはナデナデしてくれながら褒めてくれるし……」

春香「んでんで?」

伊織「この前なんか落ち込んでる私をぎゅって抱きしめてくれて……温かかったなぁ……」

雪歩「はぅ! 一度デレたら止まらない伊織ちゃんが眩しすぎますぅ!」

春香「心なしかデコもいつもより輝いてるしね!」

伊織「デコ言うな! あと輝いてないわよ!」

春香「ライオディアス!」ライオン!トラ!チーター!

伊織「やかましいわ!」ピカー

春香「あ、そろそろご飯注文しようか。雪歩は何にする?」

雪歩「じゃあ日替わり定食にしようかな」

春香「イオラは?」

伊織「一応言っておくけど春香、人の名前を中級爆破魔法みたいに間違えないで。私の名前は伊織よ」

春香「失礼。噛みました」

伊織「違う、わざとよ」

春香「かみまみた」

伊織「わざとじゃなかった!?」

春香「買いました」

伊織「私の怒りをね!」
春香「うん! やっぱり伊織とはいいコンビを組めそうだよ!」

伊織「私は組みたくないわ……」

春香「それで注文は?」

伊織「カルボナーラにしようかしら」

春香「私はハンバーグセットにしようっと――店員さーん!」

伊織「ベルがあるのに……」
春香「えっと、ハンバーグセットと日替わり定食と、ラーメンください」

伊織「なんで!? どう聞き間違えたらそうなるの!?」

雪歩「違うよ春香ちゃん。伊織ちゃんは油そばだよ」

伊織「横文字ですらない!?」

春香「らぁめん」

伊織「それは貴音でしょうが!」

春香「伊織っていつもうさちゃん抱きしめてるけど何で?」

伊織「とっぷしーくれっとです――ってやかましいわ!」

雪歩「ノリツッコミですぅ! 伊織ちゃんノリノリだね!」
伊織「ああもう、ウエイターが困ってるじゃない! 私はカルボナーラよ!」

春香「我儘だなぁ伊織は――じゃ、それでお願いします」

雪歩「謙虚になろうよ伊織ちゃん。少しのお金と明日のパンツがあればそれで十分なんだよ?」

伊織「どうして私が悪いみたいになってるのよ……」

春香「あ、ジュースなくなっちゃった」

伊織「あら、私もね」

春香「じゃあついでに伊織の分も淹れてくるよ」

伊織「気が利くわね。ありがと」

春香「私、絶対戻ってくるから……そしたらさ、渡したいものがあるんだ。とっても大事な、渡したいものが」

伊織「飲み物でしょ。わかりやすい死亡フラグ立てなくていいから行ってきなさい」

春香「イエス・マイロード!」ダッシュ!
伊織「……テンション高いわねぇ」

雪歩「きっと伊織ちゃんと話せるのが楽しいんだよ」

伊織「できれば静かに話したいのだけれど……」

雪歩「今日の仕事前にも言ってたよ? 『私と伊織は二人で一人のアイドルだ! さぁ、振り切るぜ!』って」

伊織「アイツを相棒だと思ったことなんて一度も無いわよ。しかも混ざっちゃってるし」

雪歩「ふふっ、羨ましいなぁ。そういうの」
伊織「アンタには真がいるじゃない」

雪歩「真ちゃんは、私の憧れだから」

伊織「憧れ、ねぇ」

雪歩「うん。真ちゃんみたいに強くなって、いつか地球の裏側まで穴を掘れるようになるんだ」

伊織「それはきっと真どころか地上最強よ。人工衛星がアンタの行動を監視するレベルよ」

雪歩「でも私はだめだめだから、まだコンクリートまでしか掘れないんだ……」

伊織「十分人間離れしてるわよ」
雪歩「あ、お料理運ばれてきたね。ありがとうございますぅ」

春香「たっだいまー!」

伊織「おかえり。ちょうど良いタイミングね」

春香「おお、美味しそう!」

伊織「ところで私の飲み物は?」

春香「はい、これ」

伊織「……妙な色ね。見るからに怪しいけど、何これ?」

春香「『わっほ〜い お茶』だよ」

伊織「いまさらネタを引っ張ってきた!? こんな怪しいお茶飲めないわよ!」
春香「えー、せっかく作ったのにー」

伊織「アンタのリンゴジュースと交換しなさい」ヒョイ

春香「ああ、酷い! こんな不味そうなの飲めるわけないでしょ!」

伊織「自業自得よ」ゴクゴク

雪歩「じゃあ春香ちゃん、私のお茶と交換しようよ」

伊織「いや、アンタのはコーラでしょ」

春香「いいの?」

雪歩「うん、どうぞ」

春香「わーい! 甘くってシュワシュワってして美味しーい! さすが雪歩茶!」

伊織「だからコーラでしょ、それ」

春香「私のも飲んでみてよ」

雪歩「うん、いただくね」ゴクゴク

伊織「ちょ、ちょっと、そんなに一気に飲んで大丈夫なの……?」

春香「どうどう?」

雪歩「…………」

伊織「ゆ、雪歩……?」

雪歩「――うまいっ!」テーレッテレー

伊織「うそぉ!?」

春香「わっほい!」
雪歩「うんうん、すっごく美味しい」

伊織「だ、大丈夫? なんともない?」

雪歩「全然平気だよよよよよよよよ」ガクガク

伊織「思いっきり震えてるわよ!?」

雪歩「ここここれはむむ武者震いだよよよよよ」ガタガタ

伊織「いやいやいやいや、明らかに違うでしょ! 顔色悪いし!」

春香「マナーモードゆきぽ」

伊織「やかましいわよすべての原因! 雪歩も、どうして飲んだのよあんなの!」

雪歩「ははは春香ちゃんがつくってくれたんだもののののちゃんと飲まなきゃしつしつ失礼だしししし」ブルブル

伊織「良い子すぎる! ――待ってなさい、今からプロデューサー呼ぶから!」
雪歩「…………」ピタッ

伊織「ちょ、ちょっと雪歩?」

雪歩「…………」

伊織「そんな、嘘でしょ……しっかりしなさいよ!」

雪歩「………………わ」ビクンッ

伊織「…………わ?」

雪歩「――わっほいわっほい」

伊織「っ!?」
雪歩「わっほいわっほい」

伊織「ゆ、雪歩?」

雪歩「わっほいわっほい」

伊織「目を覚ましてよぉ!」

春香「わっほいわっほい」

伊織「アンタもノるんじゃないわよ!」

春香「さあさあ、伊織もいっしょに」

伊織「誰がそんなこと……!」

雪歩「わっほいわっほい」

春香「わっほいわっほい」

伊織「い、いや……」

雪歩「わっほいわっほい」ジリジリ

春香「わっほいわっほい」ジリジリ

伊織「ち、近づかないで……っ」

雪歩「わっほいわっほい」

春香「わっほいわっほい」

伊織「――いやぁああああああああああああ!!」
――閑話休題―ー



春香「うまうま」

雪歩「おいしいね」

伊織「ひ、酷い目にあった……」

春香「あれ伊織? どうしたのゲッソリして」

伊織「誰の所為よ、誰の」

春香「私、気になります!」

伊織「殴る……もう、殴る!」

春香「あわわ、拳を収めて! ごめんごめん、私が悪かったとばっ!」バキッ

雪歩「伊織ちゃん、抑えて抑えて」
春香「アイドルの顔を殴るなんて……」

伊織「まったく、料理が冷めちゃったじゃない」

春香「とか言いつつ、美味しそうに食べてるじゃん」

伊織「ふん。やよいの料理には全然及ばないわね」

雪歩「伊織ちゃんって、よくやよいちゃんの家に行くの?」

伊織「そうね。最近は忙しくってあまり顔を出せてないけど」
春香「この前やよいが言ってたよ? 伊織ちゃんが来ると長介達が喜ぶし、もやし祭りもいつもより楽しいんですー! って」

伊織「も、もうやよいったら」

雪歩「百年たってもやよいおりですぅ」

春香「やよいはかわいいなぁ」

伊織「まったくね。アンタはあざといけど」

春香「あざとくないよ! 千早ちゃんの胸は、ちっちゃくないよ!」

伊織「そんなこと聞いてないし、千早に関しちゃ何のフォローにもなってないわよ」
春香「胸といえば、美希って凄いよね。十五歳であのスタイルだよ、スタイル」

雪歩「羨ましいよねぇ。私なんて、ひんそーでひんにゅうでちんちくりんだもん」

伊織「どうやったらあんなのになるのかしら?」

雪歩「寝る子は育つって言うけど……」

春香「千早ちゃんが一日十六時間睡眠を試したらしいけど」

伊織「無駄みたいね」

春香「睡眠がというより、千早ちゃんがその手の努力をすることがね」

雪歩「無駄な努力だね」

春香「はーあ、スタイル良かったらもっとお仕事増えるんだろうなー」

伊織「今でも十分多いでしょ」

雪歩「恋だったり選挙だったりチョコレートだったりだよね」

春香「いやあ、私としてはもっとこう、はっちゃけられるものが良いんだけど」

伊織「そんなだからバラドルなんて言われるのよ」

春香「それでもいいもん。プロデューサーさんが喜んでくれるなら」

雪歩「プロデューサー、最近すごくがんばってますよね」

伊織「まあそれでも、律子には及ばないけどね」

春香「オフの日だって、私たちの我儘に付き合ってくれるし」

雪歩「何か恩返しとかできないかなぁ……」

P「誰に恩返しするんだ?」

春香「プロデューサーさん!? どうしてここに!?」
P「どうしてって……さっきえらく狼狽した伊織から電話かかってきたから急いで来たんだが、いらぬ心配だったらしいな」

伊織「わ、悪かったわね! わざわざこんなとこまで来させて!」

P「うん? いや、どうせ家帰ってもすることないしな。いいよ、別に」

伊織「そ、そう。だったらよかったわ」

春香「照れてるね」ボソッ

雪歩「かわいいね」ボソッ

伊織「うるさいうるさいうるさーーい!」

P「お、大体食い終わってるな。三人とも送ってくから外の車で待っててくれ」

春香「あ、でもお会計が」

P「俺が払っとくよ」

雪歩「そ、そんな、だめですよぅ!」

P「三人とも今日は頑張ってくれたしな。ご褒美だと思ってくれ」ナデナデ

雪歩「あ、ありがとうございますぅ……」////

春香「あ、雪歩だけずるい! 私もナデナデしてください!」

伊織「と、特別に伊織ちゃんの頭を撫でさせてやってもいいわよ?」

P「わかったわかった」ナデナデ

春香「えへへ……」////

伊織「にひひっ……」////

P「それじゃあ、帰るか。今日もおつかれ!」



おわれ
と、こんな感じで終了です!

初SSなんでサクッといこうかなーって思った結果がこのグダグダ

反省はしております

ありがとうございました!
>>33 はい、即興です! 故にこのグダグダです!

因みにボクも雪歩大好き――なんですが、どうしてこうなった……
>>43 ありがとうございます! 

次もきっと雑談になるのかな
メンバーどうしよう……
律子「三人とも、今日はお疲れ様。よく頑張ってくれたから、今日は特別に私の奢りよ」

貴音「なんと。それはまことですか?」

律子「う……貴音はお手柔らかにね……」

やよい「うっうー! 律子さん、ありがとうございまーっす!」ガルーン

千早「高槻さんかわいい」

律子「千早はせめてこっちを見なさい。そしてできれば礼を言いなさい」

と、言うわけで律子、貴音、千早、やよい編です!

出かける用事があるのであんまり書けないかもですけど、宜しくお願いします!

あ、あと聞きたいんですけど

sage?とかsaga? とかよく解らないんですけど、した方が良いんですかね?
千早「律子なんて、高槻さんの魅力の前ではただの眼鏡掛け器に過ぎないわ」

律子「あ"?」

やよい「だめですよ、千早さん。お礼はちゃんとしないといけません!」

千早「ありがとう律子。なんなら靴でも舐めるわ」

律子「その変わり身の早さは勘に触るけど……まあ、いいわ。入りましょう」

貴音「頼もうっ!」バーン!
律子「へえ、ここってバイキングの店なのね。助かったと考えるべきか……――あ、はい、四人です」

貴音「あの、律子嬢? ばいきんぐとは一体……」

律子「簡単に言えば、セルフサービスでここにあるものを好きなだけ食べて良いっていうシステムね」

貴音「なんと!?」

やよい「こ、ここにあるものぜーんぶ食べちゃっていいんですかーっ!?」
律子「あ、でも取ってきた分を残すのはマナー違反だからね」

千早「驚いてる高槻さんかわいい」

律子「アンタはどこまでもマイペースね」

貴音「あの……律子嬢、その、そろそろわたくし……」グゥゥゥ

律子「ああ、はいはい。自由に取ってきなさい」

貴音「は、はい!」パアァァ
ちょっと出かけてきます。戻ったらまた投稿します。
千早「高槻さん、私たちも行きましょうか。大丈夫。取れないものがあってもお姉さんが取ってあげるから」

やよい「だいじょうぶですよー。千早さんなんかに頼らなくても、私できますからー」

律子「今、千早さん"なんか"って言われたわよ」

千早「背伸びしたい年頃なのよ。微笑ましいわ」

律子「頭の中にお花畑でもあるのかしら」
千早「そうね。高槻さんとお花畑で遊ぶのは楽しそうだわ」

律子「お花畑はお花畑でも咲いてるのはラフレシアみたいね」

千早「いけないわ、律子。ここは食事処なのよ。ラフレシアなんて、気分を害する人が居るかもしれないじゃない」

律子「そうね。私の気分が良い感じに害されてるわ」

千早「そんな律子は高槻さんを眺めて癒されるといいわよ」

律子「癒されるのはいいけど、アンタみたいになるのはまっぴらごめんだわ」

千早「その通り。高槻さんに懐かれるのは私だけで十分よ。律子は指を咥えて眺めてるといいわ――高槻さーん! 手伝うわよー!」タッタッタッ

律子「……千早、最近柔らかくなったと思ったけど……うん、前の方がマシかもしれないわね」

数分後...


やよい「とってきましたー!」

律子「おかえりなさい。テーブル確保しといたわよ」

やよい「バイキングってとっても楽しいですねっ!」

律子「ふふっ、はしゃいじゃって。よっぽど嬉しいのね」

千早「……あなたに高槻さんの何がわかるっていうのかしら……?」

やよい「ち、千早さんが今までにないくらいに"すごみ"のある顔になってます」
千早「高槻さんの気持ちを本当に意味で理解できるのは私だけよ」

やよい「ち、千早さんが今までにないくらいに"ゆうえつかん"に満ちた顔になってます」

千早「さて、立ち話もなんだし座ろうかしら」

律子「そして当たり前のようにやよいの隣に座るのね」

?「ただいま戻りました」

律子「おかえりなさ――誰よアンタ!?」

?「おかしなことを言いますね、律子嬢は。わたくしですよ」ドーンッ

やよい「ひ、人の形の食べ物の山が喋ってますーっ!?」ガクガク

千早「さては高槻さんを襲いに来た化け物ね!」ガタッ

やよい「私、襲われちゃうんですか!?」

千早「ええ、高槻さんはかわいいから。きっと高槻さんを料理の出汁にするつもりなのよ」

?「き、如月千早は一体何を言っているのですか……」

千早「高槻さんは渡さない! 高槻さんで出汁を取るのは私よ!」

やよい「ええええええええ!?」

?「面妖な……!」

千早「高槻さんの出汁で、ララララご飯! ララララ食べよう!」

律子「最低なおはよう!!朝ご飯ね」
千早「私の欲望を解放する為に、化け物なんかに高槻さんを渡してなるものですか!」クワッ

貴音「静まりなさい、如月千早! わたくしです! 四条貴音です!」

やよい「なーんだ、貴音さんだったんですねー!」

律子「いや、気づきなさいよ。私も最初驚いたけど。それにしても一度にそんなに持ってこなくても……」

貴音「つい欲張ってしまいまいましたが、無論全て食しますので問題はありません」

千早「なんだ、四条さんだったのね」

貴音「落ち着きましたか、如月千早」

千早「私としたことが……取り乱した拍子にうっかり本音を口にしてしまったわ」

やよい「――っ!?」

千早「あら、どうしたのかしら? 顔が強張ってるわよ、高槻さん」

やよい「ち、千早さんのお隣に座るのがただただ怖くなってきたかも……!」ガタガタ
律子「やよい、テーブルの下からこっちに来なさい」

やよい「は、はい……ありがとうございますー……」

千早「恥ずかしがりな高槻さんかわいい」

貴音「で、できることならばわたくしも、今の如月千早の隣には腰を下ろしたくないのですが……」

律子「仕方ないでしょう? 立ち食いするわけにも、やよいを汚すわけにもいかないんだし」

貴音「これがじれんまというものなのですね……」

千早「なんだか失礼なことを言われている気がするわ」

律子「安心なさい。その通りだから」

貴音「……仕方ありません。やよいの身を守る為に、わたくしは汚らわしき欲望の権化への犠牲となりましょう」

律子「すまないわね、誰かがこうなる他、ないのよ」

やよい「ありがとうございます! 貴音さん、大好きですー!」

千早「高槻さん! 私にも言って!」

やよい「千早さん、大嫌いですー! できることなら姿をみせないでくださーい!」
ちょっとお風呂行ってきます
響「真美……ちょっとそこに座って」

真美「へ? まあ座るけど」

美希「……訊きたいことがあるの」

真美「なんか二人とも怖いよ? どったの?」

美希「……ハニーとデートしたって本当?」

真美「――ギクッ」

響「口で言ったぞ!?」

亜美「はるるん並みのあざとさだね
真美「い、いいじゃん別に! 兄ちゃんと映画行こうが遊園地行こうがさー!」

美希「…………」

真美「み、ミキミキ?」

美希「……遊園地は聞いてないの」

亜美「おケツだね」

響「墓穴だぞ」
真美「で、でも兄ちゃんとデートしたのって真美だけじゃないっしょ!? ミキミキもひびきんもあるよね!?」

響「それはっ、その……」

美希「当たり前なの!」

真美「やっぱりじゃん! なんで真美のこと責めるのっ!?」

亜美「二人とも棚の上にいたんだね……知ってたけど」
美希「ミキはね、オフの日にハニーとショッピングに行ったの」

亜美「ほほう、ショッピングとな」

美希「ミキがお洋服試着するとね? ハニーってば、『似合ってるぞ、流石美希だ』って褒められちゃった! あはっ☆」

響「良いなぁ……自分も言われてみたいぞ」

亜美「まー兄ちゃんのことだから、訊いたら絶対褒めてくれるっしょ」

真美「素直に訊けたら苦労しないよ、亜美ぃ……」

響「ストレートな美希が羨ましいぞ……」
美希「それからね? ミキが下着選んで欲しいなって言ったらね? ハニーってば真っ赤になって『そ、そういうのは俺が口出しするものじゃない!』ってそっぽ向いちゃったの。すっごくカワイイってカンジ!」

亜美「兄ちゃんも初心だねぇ」

真美「し、下着を選んでもらう……」

響「うぎゃーー! そんなのできないよーー!」

亜美「真似する必要はないんじゃないかな」

美希「それでそれでー、その後いっしょにおにぎり食べて、お家まで送ってもらったの」

亜美「ケッコー充実したオフだったみたいだねい」
美希「でもハニー、送り狼さんになってくれなかったの」

響「んなぁ!?」

真美「――っ!」////

亜美「おくりおーかみ? ねーねーミキミキ? 72それ?」

美希「うーん……ミキもよく知らないの。この前小鳥がハニーに言ってたのを聞いただけだからね。響は知ってる?」

響「いいいいいや、自分は、そのっ、ししし知らないぞ!? 本当だからね!?」

亜美「真美は?」

真美「え、えと……ぴよちゃんに借りたマンガに載ってたけど……」
美希「ホント? 教えて欲しいの!」

真美「あぅ……」////

亜美「教えてよ真美ぃ〜」

真美「送り狼は、そ、その……」

響「……ごくり」

真美「――うあうあー! やっぱり言えないよーーっ!」////

亜美「えー、なんでー? 真美のケチンボ」

美希「いいもーん。今度小鳥に訊くことにするの」
真美「そ、それが良いとおもうYO! 真美もあんまりわかんないしねっ」

響「真美……よく頑張ったな」

真美「ひびきんが逃げたからっしょ……」

響「あうっ……。そ、その、ごめんだぞ……」

真美「……んーん。いいよ、べつに」

亜美「あっ、店員の姉ちゃん! 亜美と真美にアイスココアちょーだい!」

美希「ミキはキャラメルマキアートがいいな」

響「自分はロイヤルミルクティーで」

亜美「しかし兄ちゃんもスミに置けないね〜。事務所のみんな、兄ちゃんのことスキっしょ?」

美希「好きじゃなくてー、大好きなの!」

真美「…………」////

響「じ、自分はそんなのじゃ……」

亜美「ひびきん、素直になろうや。もう証拠はあがってんだぜい?」

響「あ、うう……」////

亜美「今さら隠しても意味ないよん?」

響「うううう……」////

亜美「どーなのどーなの?」

響「……す」

亜美「す?」

響「…………すき、だぞ」////
美希「響カワイイの!」

響「うぎゃーー! 言わせないでよーーっ!」////

亜美「ふぅ……。やっこさん、ようやく素直になりやしたぜ」

真美「そ、そうだね」

亜美「真美も素直になったら? 戦わなければ生き残れないよ?」

真美「……そうだね」////

亜美「あっ、もちろん亜美も兄ちゃんのこと好きだかんねー」

真美「亜美のはなんか……」

響「違う気がするぞ……」
亜美「……? よくわかんないけど、ひびきんは兄ちゃんのドコが好きなの?」

響「じ、自分か? そうだな……えへへ」

亜美「あらあら、ニヤついちゃってまあ」

響「……やっぱり、優しいところかな」

亜美「なるほどなるほど」

真美「優しいのって、兄ちゃんのいっちばん良いトコだよね」

美希「ミキがお仕事失敗しそうになっても、怒らないで励ましてくれたよ?」

亜美「うんうん優しいよね。兄ちゃんの家の電気の紐を輪ゴムに換えても怒んなかったし」
響「亜美と真美……そんなことしてたのか」

真美「真美はやってないよ!」

亜美「びよーんってゴムが伸びて電気がつかずに焦る兄ちゃん、面白かったなぁ」

美希「ミキ的には、優しいだけじゃなくって、カッコいいって思うな」

亜美「まーちょっぴり頼りないトコはあるけど」

真美「……うん、かっこいいよね」

響「おーい、真美? なんだかボーっとしてるぞー?」

亜美「んっふっふー、恋する乙女の瞳ってやつですなぁ〜」

真美「ひゃあ!? 急に抱きつかないでよ亜美ぃ!」

美希「ミキがアイドル活動にやる気がなくなったとき、ハニーが一生懸命追いかけてくれて、説得してくれて、キラキラさせてくれて……。本当に、嬉しかったの」

亜美「それがきっかけ?」

美希「うーん、わかんない。もっと前からイケてるって思ってたし。あずさ風に言えば運命ってカンジかな? あはっ☆」

響「運命かぁ……。やっぱりあると思う?」

亜美「どーだろうね? あるって思った方が幸せなのかも」

美希「ハニーの運命はミキが決めるのっ!」

真美「自己中キターー!」

亜美「アイドルから好意を寄せられてる時点で、兄ちゃんの運命は嵐を呼びそうだね」
響「迷惑じゃ……ないよね?」

亜美「兄ちゃんのことだから、気づいてないんじゃない?」

真美「だよねー。だからみんなイーブンってやつだよ」

響「どうやったらその、気づいてくれるのかな……?」

美希「それはもちろん、もっとスキスキーってアピールしてー、それからー」

亜美「それから?」

美希「トップアイドルになればいいの!」

響「……だよね」
真美「真美がもーっとがんばったら、もーっと褒めてくれるかな?」

亜美「亜美がもーっとがんばったら、もーっと遊んでくれるよね!」

美希「トップアイドルになったら、きっとハニーはミキのことを好きになってくれるの!」

響「よーし。自分明日から心機一転して頑張るさー」

亜美「亜美も!」

真美「真美も真美も!」

美希「じゃあ手始めに、明日ハニーに一番誰が好きなのか訊くことにするの! 絶対ミキだけどねっ」

亜美「亜美にきまってるYO!」

真美「真美だYO!」

響「自分だったら……いいな」



美希「めざせ、トップアイドル! なの!」




「「「おぉーーっ!」」」




おわれ
と、いうわけで美希・響・亜美・真美編でした!

ちょっとはガールズトークっぽくできた……のかなぁ

この後あずさ・真・小鳥編を書く予定にしていましたが、別のSSを進行している都合上、終わりにしたいと思います

本当にすみません……

14:30│天海春香 
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