2015年03月13日

黒井「ウィ」雪歩「穴を掘って埋まってますぅ」


黒井「ふむ、お茶処か。たまには悪くないな」







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黒井「む?貴様は忌々しい765プロのちんちくりんアイドルではないか」



雪歩「ひっ!く、黒井社長!?」



黒井「ウィ。ここで何をしている?」



雪歩「あ、あの…私、日本茶が趣味なので…」



黒井「ほう」









雪歩「そ、その…ここはお茶も販売してるので、買っていこうかと…」



黒井「ほう。まぁいい。今から一息入れようと思ってたのだが貴様もどうだ?」



雪歩「え!?あ、あの私は…」



黒井「あぁ、すまない店員さん、待たせてしまったな。二名だ」



雪歩「あっ、あの!ひぃっ!」







黒井「私はこの栗あんみつにするか。貴様はどうする?」



雪歩「あっ、あの…私は……お、同じ奴で…」



黒井「ウィ。…ふむ後はお茶も選べるのか」



黒井「私は日本茶はそこまで詳しくないのだがどうしたものか」







雪歩「あの…和菓子とかにだったらさっぱりめのお茶が合うかと…」



黒井「ほう、棒茶とかかね?」



雪歩「そ、そうですぅ!あとは玄米茶とか番茶とかも!」



黒井「貴様は何にする?合わせよう」



雪歩「えっと、じゃあ棒茶でお願いしますぅ」



黒井「ウィ。そこのマダム、栗あんみつと棒茶を2つずつ貰おう」







──





黒井「ふむ、美味いな」



雪歩「幸せですぅ」



黒井「茶もかなり美味いな」



雪歩「ここの棒茶は玉露を作る時の過程の茎なので、良い物なんです」



黒井「ほう」







黒井「そういえば京都で飲んだ玉露には驚いたな」



黒井「普通のお茶より温いのに味がしっかり出ていた」



雪歩「玉露は温度が高すぎると苦みが出てしまうので…」



黒井「なるほどな」







黒井「食後にほうじ茶を頼むがどうする?」



雪歩「あ、私もお願いします」



黒井「ウィ。あとは帰りに買って帰ろうと思うのだが」



雪歩「?」



黒井「少し選ぶのを手伝って貰おう」



雪歩「は、はい!」









──





雪歩「ご、ごちそうさまでした!」



黒井「ウィ。こちらこそ世話になったな」



雪歩「いえ!日本茶が好きな人が増えるのは大歓迎ですぅ!」



黒井「そうか。私はコーヒーと紅茶なら詳しんだがな…」



黒井「では失礼するよ。アデュー!」



雪歩「あ、ありがとうございました〜!」







───

──





横浜某所



黒井「さて、観光も終わったことだし戻るとするか」







???「おや、黒井殿ではありませんか」







黒井「む?貴音ちゃんではないか。それに雪歩ちゃんもいるのか」



貴音「奇遇ですね、黒井殿」



雪歩「こ、こんにちは〜」



黒井「ウィ。二人でどうしたのかね?」







貴音「はい。先程ろけが終わったので夕餉に向かおうと思いまして」



黒井「ほう」



貴音「よろしければ黒井殿もいかがでしょうか?」



黒井「そうだな。それも悪くない」







黒井「なにか予定は決まっているのかね?」



貴音「はい。関○も近いので二十郎に伺おうかと」



雪歩「え!?」



黒井「に、二十郎は私には少しキツイな…」



貴音「なんと!」







黒井「ゆ、雪歩ちゃんは何か食べたい物はないかね?」



雪歩「え!わ、私ですか??」



黒井「好物とかないのかね?」



雪歩「えっと…私は…」



──









横浜某所 焼き肉店



黒井「ウィ。三名だ」



貴音「らぁめんも捨てがたいですが、これは楽しみです」



雪歩「えへへ」







黒井「では頼むとするか」



黒井「まずはカル「タン塩を!」



雪歩「最初は塩ですよね!」



黒井「も、勿論その通りだな」







店員「では以上でよろしいでしょうか?」



黒井「ウィ」



雪歩「楽しみですぅ」



貴音「ええ」







黒井「よし、雪歩ちゃん!」



雪歩「はい?」



黒井「ここは雪歩ちゃんが仕切りたまえ」



雪歩「え?わ、悪いですぅ」



黒井「それに貴音ちゃんも食べるのに専念したいだろう」



貴音「それはありがたい事ですね」







黒井「て、適材適所というやつだよ」



雪歩「そうなんですかぁ?」



黒井「ウィ。適度な所で取り分けてくれたまえ」



雪歩「が、頑張りますぅ〜!」



黒井「ふぅ…」







店員「お待たせしました」



雪歩「わぁ!美味しそうですぅ!」



雪歩「では焼いていきますね!」



黒井「うむ」



雪歩「タン塩は良く焼かないと危ないのでしっかり焼きますね!」



貴音「わくわく」







雪歩「焼けましたよ四条さん、黒井社長!」



黒井「ではいただくとしよう」



貴音「ええ」



黒井「うむ、美味いな」



貴音「はい、まこと美味です」



雪歩「美味しいですぅ!あっ、店員さん網の交換お願いしますぅ!」







雪歩「お肉を裏返すときは一回で十分なんです」



雪歩「でないと肉汁が逃げちゃうんです!」



黒井「そ、そうか」



黒井(雪歩ちゃんはやはり焼き肉奉行だったか…早めに気づいて正解だったな…)



貴音「黒井殿!お替りしても?」



黒井「む?ああ、好きなだけ頼みたまえ」



貴音「ではお言葉に甘えて」







雪歩「えへへっ、楽しいね四条さん!」



貴音「ええ」モグモグ



───











雪歩「あのっ、ごちそうさまでした〜!」



貴音「ご馳走様でした、黒井殿」



黒井「ウ、ウィ…スーパーセレブな私には造作もない事だよ…」



貴音「では失礼するとしましょう、雪歩」



雪歩「はい!楽しかったので、また誘ってくださいね!」



黒井「う、うむ。ではまた逢おう、アデュー!」





─────

───





765プロ



P「おはようございますー!」



小鳥「おはようございます!」



P「いやぁ、昨日のやよいと伊織のライヴは大成功でしたね!」







???「……いいライブだった、掛け値なしに」







P「この声は!ってあれ?た、黒井社長!?」







黒井「そう、私だ」



P「紛らわしんですよ!それで今日も観光ですか?」



黒井「まぁな。少しはセレブを理解出来るようになったのかね?」



P「大きなお世話ですよ」











黒井「音無君、これはみんなで分けたまえ」



黒井「もちろん高木の分は無いがな!はーはははっ!」



小鳥「わぁ、抹茶ロール!」



黒井「ではこれで失礼するよ、アデュー!」



小鳥「お気をつけてー!」









おわり







17:30│萩原雪歩 
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