2014年01月22日
モバP「薫がちゅーにハマってて困る」
P「世の中には、こんな言葉があります。そう、『二度あることは三度ある』」
P「……仁奈・雪美に続き今度は薫がちゅーにハマりました」
薫「せーんせぇっ、おっはよー!」
P「……仁奈・雪美に続き今度は薫がちゅーにハマりました」
薫「せーんせぇっ、おっはよー!」
テテテ ギュ
P「おっ、薫。おはよう」
薫「えっへへぇ」
ギュムー
P「?」
薫「んー」
スリスリ
P「どうした? 今日は甘えんぼだなぁ」
薫「んー、……あのね?」
P「ん? なんだ?」
薫「かおるにもちゅーしてほしいなぁーって!」
P「」
書き溜め終わらんので見切り発車
特に支障はありませんが前の二本もあるので
興味あるなら適当にググるとよいです
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373111513
P「誰に聞いた、……かは、まあ察しがつくが」
薫「えっとね? 仁奈ちゃんと雪ちゃんとお話ししててせんせぇと仲良しになったって聞いたの!」
P「……あー」
薫「だから、かおるにもちゅーしてほしいなぁーって!」
P「なるほど」
薫「かおる、もっとせんせぇと仲良しになりたいよ?」
P「……うーん」
薫「それとも、せんせぇはちがう? ……かおると仲良くしたくない?」
P「いやそんなことはないぞ!?」
薫「じゃあ、ちゅーしてくれる?」
P「……あー、わかったわかった」
薫「……えへへぇ、やったぁ」
P「……」
チュ
薫「……えへぇ」
フニャ
P(かわいいなぁ)
薫「……じゃあねぇ、おかえしー」
チュ
P「……」
薫「えへへへぇ。……せんせぇ、ちゅー楽しいねぇ」
P「お、おう……」
薫「んー……、ほら、せんせぇもおかえしー」
チュ
P「……ああ」
チュ
菜々「おはようございm!?」
ちひろ「どうしたの菜々ちゃん? ……ってまたまた人として駄目なことしてますねぇ」
P「……放っといてください」
薫「?」
菜々「」
ちひろ「仁奈ちゃん雪美ちゃんに続いて今度は薫ちゃんですか? 完全に犯罪にしか見えませんよ?」
P「……うう」
薫「??」
ちひろ「というかこんなわかりやすいところでよく出来ますね。むしろ見られて燃えるタイプですか?」
P「……どうしたんですか? 今日はいやに絡みますね」
ちひろ「うーん。まあ一応釣られた身としては釣ったお魚に餌をあげないのは最低かなって思うんですよ」
P「釣ったって、そんなつもりは……」
ちひろ「ひどいっ! あんな事やこんな事までした仲なのにっ!」
菜々「」
P「いや、どんなことをしたって言うんですかっ。少なくともちひろさんにはされただけです!」
ちひろ「そう、それです」
P「はい?」
ちひろ「つまり前回は私からだまし討ち気味にしただけなので、プロデューサーさんからもしてほしいなぁ、と思ったわけですよ」
P「……はぁ」
菜々「な」
薫「ちひろさんもせんせぇとちゅーしたいの?」
ちひろ「そうねー。したいというかしてほしいというか」
薫「じゃ、どうぞー」
ちひろ「あらあら、いいの?」
薫「うん! みんな仲良しのほうがたのしーよ!」
ちひろ「……まあプロデューサーさんの胃には穴が空きそうだけど」
P「放っといてください」
ちひろ「あらあらやさぐれちゃって。可愛い顔が台無しですよ?」
P「男が可愛い言われても嬉しくないです」
ちひろ「まあ贅沢。……それはそれとして、今回の嫁の許可もおりましたし、さあ!」
P「嫁ってあんたなぁ」
ちひろ「ちがうんですか?」
薫「かおる、せんせぇのお嫁さん?」
ちひろ「そうよ? まあ今回だけだけど」
薫「そっかぁ……」
ちひろ「……そのあとは薫ちゃんのがんばり次第かな?」
薫「! うんっ、かおるがんばるっ」
P・ちひろ(かわいい)
菜々「な」
P「……で、ほんとうにやるので?」
ちひろ「え? しないわけがないじゃないですか」
P「……」
ちひろ「ほらほら生娘じゃああるまいし。けちけちせずにぶちゅっといきましょう」
P「……普通セリフ逆でしょ」
ちひろ「うふふ、幸子ちゃんがいうほどハリがなかったりガサガサだったりなほっぺたではありませんからご安心を」
P「……どこまで、知っているので?」
ちひろ「知っているところまでですよ?」
P「……ちなみに、詳しく聞いても?」
ちひろ「うーん、仁奈ちゃん、雪美ちゃん……、くらいですかねぇ」
P「な、なにがですか……?」
ちひろ「くちづk」
P「あーあーあー!!!!」
ちひろ「まあとやかくは言いませんけど。いつか刺されないよう気をつけてくださいね?」
P「……善処します」
ちひろ「というわけで続きをっ」
P「……やっぱり?」
ちひろ「いくらぐだぐだにしようが逃げられるとは思わないことですねっ!」
P「なんですかその無駄に男気溢れてそうなセリフは」
ちひろ「ふふふ、どこかの誰かさんのせいで修羅にもなろうというものですっ」
P「……。……ほっぺたでいいですか」
ちひろ「え? 言ったら唇にしてくれるんですか?」
P「いやそれは」
ちひろ「出来ないなら聞かないでください、期待しちゃいますよ?」
P「……すみません」
ちひろ「ふふ、今回はほっぺたで許してあげますから。……今回は、ね」
P「うううう」
ちひろ「さ」
P「わかりましたよ」
チュッ
ちひろ「うーん、おざなりでいまいち不満は残りますがよしとしましょう」
P「……ありがとうございます」
菜々「な、な、な……。なにをやってるんですかぁ!」
ちひろ「あらあら菜々ちゃん、いたの?」
菜々「いました! というか今さっきちひろさんと一緒に入ってきました!」
ちひろ「うふふ、冗談よ」
菜々「ってそんなことはどうでもいいんですっ! さささ、さっきのはなんなんですかっ!」
ちひろ「ちゅーよね」
薫「ちゅーだよぉ?」
P「……ちゅー、だよな」
菜々「……あれ、ナナがおかしいの?」
P「と、いうわけでかくかくしかじかなんだ」
菜々「……はぁ」
P「納得してくれたか」
菜々「話は分かりましたけど……」
P「うむ」
菜々「でも、そんなにキスとか」
P「ちゅーだ」
菜々「?」
P「ちゅーだ」
菜々「いえ」
P「ちゅーだ」
菜々「……その。ちゅーってやっぱり……、恋人同士とかですることじゃないですか……。もし間違いとかあったらやだなって……」
ちひろ「菜々ちゃん、[ピー]才にしてそのカマトトぶりはあざといわよ?」
菜々「17才っ! ナナ17才だもん!!」
P「いやいや、はっはっは」
菜々「なんですかその『またまたご冗談を』みたいな笑いっ!」
薫「うーん。かおるは信じるよぉ? 菜々ちゃん17才」
菜々「薫ちゃん……」
P「違うぞ薫」
薫「?」
P「そこは菜々ちゃんさん17才というんだ」
薫「あ、そっかぁ」
菜々「だーかーらー!!!」
P「……まあ菜々のいう事も一理はある」
ちひろ「あ、もう終わりですか」
P「あまり茶化し過ぎると泣き出しそうなので」
菜々「うぅ……ぐすぐす」
ちひろ「年取ると涙腺緩くなりますよねー、……一般論ですが」
菜々「……うううぅぅ」
薫「菜々ちゃんだいじょーぶ? はいハンカチ」
菜々「すん……、ありがとぉ」
薫「えへぇ、どーいたしましてっ」
ちひろ・P(……かわいい)
P「確かに菜々の言うとおりキスは恋人やそれに近い関係でするものだ」
菜々「……はい」
ちひろ「その割りにはめくらめっぽう当たるを幸いぶちかましまくってますけどねー」
P「そう、そこです!」
菜々「はい?」
P「これはあくまで仲良しのちゅーであってキスではない! ということでそういった方向としてはノーカン!」
ちひろ「さいてー」
菜々「さいてー、です」
薫「?? せんせぇさいてーなの?」
ちひろ「そうよー、薫ちゃんはこんな男の人に引っかからないようにね?」
薫「? でもかおるせんせぇのこと大好きだよ?」
菜々「うう、もう手遅れですか……、お痛ましや……」
P「……いや、確かに言ってて自分でも大概だとは思うが、お前らひどくね?」
ちひろ「まあそれはさておき、プロデューサーさんもこう言ってることだし、菜々ちゃんもかるーい気持ちでチュッとしちゃえばいいんですよ」
P「いや、ちひろさん……。菜々がしたいとは限らないわけですし」
ちひろ「いやいや、はっはっは」
P「なんですかその『またまたご冗談を』みたいな笑いは」
ちひろ「そんなわけないじゃないですかこのアイドル殺しっ!」
P「……酒でも飲んでるんじゃないでしょうね、そのテンション」
ちひろ「いえ今日はいや神聖な事務所でお酒なんか飲むわけないじゃないですか」
P「……今日は?」
ちひろ「……」
P「今日、は?」
ちひろ「……てへ?」
P「……社長に報告します」
ちひろ「あー大丈夫です。大抵社長もいますしあとは瑞樹さんに楓さんに……」
P「もうだめだこの会社!」
ちひろ「ロリたらしのプロデューサーさんには言われたくないセリフですねぇ
……じゃあ、菜々ちゃんに聞いてみましょう。菜々ちゃんは? プロデューサーとそういうこと、したくない?」
菜々「そ、そんなことないです! ナナもプロデューサーと……、えっと、仲良くなりたいですっ」
薫「えへぇ、菜々ちゃんもせんせぇ好きなんだねぇ」
菜々「……///」
ちひろ「あざといなさすが菜々ちゃんさん17才あざとい」
菜々「プロデューサー……、ダメ、ですか……?」
P「うう……」
ちひろ「女の子にここまで言わせといてまさかなにもしないって事はないですよねプロデューサーさん?」
P「……わかった。おいで、菜々」
菜々「……は、はひ」
P「そんなに緊張しないでくれ。ただの挨拶みたいなもんだ」
菜々「……む、むりです」
P「……」
菜々「す、好きな人と、こんなに近くにいて……、緊張しない女の子はいません……」
P「す、好きって……」
菜々「心配しないでください、ナナが勝手に想ってるだけです。それに……、プロデューサーもドキドキしてますよね……」
P「そ、それは……」
菜々「えへ、……嬉しいです。ナナでドキドキしてくれてるって……」
P「……菜々」
菜々「プロデューサー……」
チュッ
ちひろ「……なーんかさっきと空気違わね?」
P「その……、菜々。お前の気持ちは嬉しいんだが……」
菜々「いいです」
P「今は、……って、え?」
菜々「分かってます。だから『ちゅー』なんですよね」
P「……」
菜々「仲良しで、恋愛じゃない。だから『ちゅー』って」
P「……すまん」
菜々「さっきも言ったじゃないですか。ナナが勝手に想ってるだけです」
P「……」
菜々「それに……。さっきのドキドキ、菜々にもチャンスあるって思っていいんですよね?」
ニコッ
P「……///」
ちひろ「うわーんリア充爆発しろー」
P「疲れた……」
薫「? おつかれさまーっ!」
P「しかし、まさか菜々がああいうことを言うとはなぁ……」
薫「菜々ちゃんもせんせぇ大好きなんだねぇ」
P「……まあ、うん。そうだな」
薫「かおるも、せんせぇ大好きだよぉー!」
チュー
P「あーはいはい、ありがとな」
チュッ
薫「……えへへぇ」
フニャ
P(……癒されるなぁ)
薫「えへぇ、せんせぇのだっこーっ」
ギューッ
P「……」
キュッ
薫「……んーっ」
チュッ
P「……あー」
ナデナデ
薫「えへへぇ」
P「……」
薫「……んんーっ」
チュッチュッ
P「……」
薫「えへへへぇ」
P(……大丈夫、大丈夫だ。薫なんだから親愛以上の意味はない!)
薫「せーんせぇ?」
P「……あー、なんだ?」
薫「よんでみただけーっ」
P「……そっかー」
薫「……えへーっ」
スリスリ
P「……」
ナデナデ
晶葉「……いったい君らは何をやってるんだ」
P「晶葉!? こ、これは……」
晶葉「いや、いい。私の明晰な頭脳で判断するに、……有罪だな」
P「いやいやいやいやっ!?」
晶葉「ええい見苦しいぞ。これまでのよしみで早苗さんだけは勘弁してやるが……、罪は贖うものだ」
P「だから違うんだって……! ほら薫も」
薫「ん? 仲良しになれるんだよ?」
晶葉「無垢な童女にいかがわしい行為を教え込みあまつさえそれを正当化させるとは。穢らわしい、万死に値するなっ!」
P「」
晶葉「…………、……ふふっ」
P「……?」
晶葉「全く、キミには冗談というものが通じないのか?」
P「……え?」
晶葉「事務所内でその類の行為が流行っていることは知っている、その延長だろう」
晶葉「科学者の素養には主に、日々の差異に対する気づきとそれを取捨選択する判断力というものが求められる
ここ数週間の事務所の一部にある浮かれモードに気づき情報を収集しておけば自ずと正解に辿り着けるのさ」
晶葉「逆にキミはこう判断するべきだった。体格に劣る私が本気でキミに脅威を感じていたなら問答無用で警察に通報していただろうし
なんだかんだで話の最中電話に手も掛けなかった。加えて必要以上にキミを挑発するような言葉選びもそうだな
これらを総合して判断すればただのからかいだと看破することはたやすかったはずだ」
P「……うう」
晶葉「まあ? 私の域までを求めるつもりはないが、助手として最低限は備えていてほしいものだ。以後、励むように!」
P「……はい、善処いたします」
晶葉「うむ」
P「……ところで、晶葉的にはそういうのはありなのか」
晶葉「いいんじゃないか? 親しい間柄ならそういう直接的な接触は心理的な垣根を取り払う効果がある。方法論としては間違ってはいないな」
薫「……じゃあ、晶葉ちゃんもせんせぇとちゅーしよっ?」
晶葉「は?」
薫「ね?」
晶葉「……!?」
ボッ
P(おお、一瞬で真っ赤に)
P「晶葉が動揺するなんて珍しいな」
晶葉「どどど動揺なんてしてないですじょ!?」
P「じょ、っておまえ……」
晶葉「そそそそう、たたたたかが口唇で頬の表皮をなぞるだけの行為じゃないか!!!」
P「……ふむ」
晶葉「だいたい、人間の感情などという脳内物質のさじ加減で決まるものにこの私に振り回されるなど断じてあるものか!」
P「……」
ソォー…
晶葉「私は池袋晶葉だ、完全無欠の天才かが(チュ)ひゃわぁぁぁぁあぁっ!!」
晶葉「なななななにをするっ、なにをするんだいきなり!!!」
P「ちゅー」
晶葉「なんでちゅ、……そんなことをしたのかと聞いたんだ! 察しろ!」
P「晶葉ともっと仲良くなりたいから、かな?」
晶葉「〜〜〜っ! だいたいだな何の断りも(チュ)にゃぅわあぁぁぁぁぁっ!!!」
P(……かわいい)
晶葉「……」
P「?」
晶葉「…………」
P(……なにか急に暗くなったな)
晶葉「……楽しい、のか?」
P「?」
晶葉「その……、私みたいな油臭い女に、ちゅ……ぅをして」
P「臭いのか?」
晶葉「もののたとえだっ! デリカシーというものがないのかキミは! ……いや、キミが私の理解者であることは疑うべくもないが……
見た目や雰囲気でいえば渋谷くんの凛々しさや城ヶ崎姉妹の華やかさ、輿水くんや仁奈くんの可愛らしさなどにはとうてい敵わない」
晶葉「……時々思うんだ、私があんな場所に立っても場違いじゃないかとな」
P「……お前には珍しい弱気だな」
晶葉「弱気じゃない、冷静な分析という奴だ」
P「いや、お前にもファンは結構いるだろ? TVにだって呼ばれるし」
晶葉「いわゆるイロモノとして、な」
P「……」
晶葉「分かってる、ないものねだりだってことはな。人は与えられたものでしか戦えない
ならばそれで生きていくしかないし、それでいいと思っている。……なのにキミは、私を揺さぶる」
晶葉「叶わないのなら、最初から夢なんて見なくていい。むしろ見たくないんだ。
手に入らないと分かっていても、どうしたってほしくなる。……私には、科学でいい。それ以外は分を過ぎている」
P「……」
晶葉「ああ、もちろんアイドルをやめるという意味じゃないぞ。与えられた仕事を放り出すのは科学者以前に人として半端だからな」
P「……テレビの話じゃなかったのかよ」
晶葉「察しろ。それとも、おとぼけか?」
P「……」
晶葉「……答えて、プロデューサー」
P「あー……。晶葉」
晶葉「……」
P「お前はアイドルで、俺はプロデューサーだ」
晶葉「……ああ」
P「プロデューサーは、アイドルの魅力を引き出す。魅力を引き出すためにはそれを知ってなきゃならない」
晶葉「……うん」
P「……つまり、アイドルのどこかに、プロデューサーは惚れるんだよ、ある意味」
晶葉「……」
P「少なくとも、俺にとってはみんな同じように特別だ。そしてそれはお前も例外じゃない」
晶葉「……」
P「今は、それ以上とも以下とも言えない」
晶葉「……さいてー、だな」
P「ぐっ」
晶葉「驚きのハーレム宣言か」
P「……っ。手は出さないさ」
晶葉「それにしたってキープじゃないか」
P「うぅ……」
晶葉「……まあ、いいさ」
P「?」
晶葉「0でなければ何とかする、これぞ科学者の心意気ではないか。……くくくっ、俄然燃えてきたぞ」
P「」
P(……俺は寝ていた虎を起こしたのかも知れん)
P「そうそう、晶葉」
晶葉「?」
P「……人間の感情がどうのっていってたろ? そりゃ科学も大事だけどな、そういう考え方はやめよう。悲しくなる」
晶葉「……ばか」
P「?」
晶葉「……あんなの、本気なわけないだろう。そのくらいは助手として察しろ……」
P「…………ああ、知ってた」
……ニヤリ
晶葉「! 〜〜〜っ///」
晶葉「……」
P「なぁ機嫌直せよー」
晶葉「怒ってなどない」
P「怒ってるじゃないか……」
晶葉「どこがだ? それに私が怒る理由などないだろう」
プイッ
P「その態度で怒ってないわけが……っ!?」
……チュ
晶葉「……///」
P「」
晶葉「……ふふん、いじわるした仕返しだ///」
P「」
晶葉「もちろんこんなものじゃすまさないぞ。助手に来るたびにしてやるからな、覚えておけ///」
P「」
P「……はぁ。またやっちまった」
薫「どしたのせんせぇ?」
P「真面目に考えるとか言って結局はこうなるってなぁ……」
薫「んー?」
P「あー、薫にはわかんないよなぁ……」
ナデナデ
薫「んんー……」
P「……」
ナデナデ
薫「……でも、みんなせんせぇとなかよくなれてうれしいと思うよ?」
P「でも、それだけじゃ大人はダメなんだ。薫には難しいけどな」
薫「……んーっ」
P「? どうした薫」
薫「かおる、せんせぇに言いたいことがありますっ」
P「な、なんだ?」
薫「えっとぉ……」
P「……」
薫「……んーっと」
P「……」
薫「プロデューサーさん、だーいすきっ!」
P「……?」
薫「……」
P「? それだけか?」
薫「あとね、あとね……」
P「???」
薫「かおるね、せんせぇの……」
P「……」
薫「やっぱりまだいわないっ!」
P「……」
薫「えへへっ。でも、いつかいいたいなっ!」
P「あ、あはははは……。……が、頑張れ」
薫「……うんっ!」
おわり
後は後日談
P「……」
カタカタ
輝子「……」
チョコン
P「……えっと、凛はこの日レッスン……、次営業で……。幸子は……」
カタカタカタ
キノコーキノコーボッチノコー
輝子「……あ、メールきた。…………迷惑メールだった」
P「ッ!! い、いたのか輝子っ」
輝子「い、いました、よ……? 空気ですけど……、ふ、ふふふふ……」
P「……すまん、気づかなかった。ところでどうしたんだ? 今日は輝子休みのはずだろ」
輝子「……ふふ、プロデューサーに……、問い詰めにきたよ……?」
P「な、なにを?」
輝子「……、……ふ、ふひ、……ちゅーのこと、……聞いたよ……?」
P「」
輝子「……友達と、……ちゅーしてるって、……聞いた、よ?」
P「…………ああ」
輝子「? ……なに?」
P「いや、輝子だなぁと思って」
輝子「?? ……いい、けど。……私とプロデューサー、……友達、だよ、ね?」
P「まあな」
輝子「……じゃ、じゃあ、……ちゅー、する? ……しちゃう?」
P「……いや、それはなぁ」
輝子「…………しない? ……私、ぼっち? ……やっぱ、……ぼっち? ……ふひ」
P「そういうわけではないんだが」
輝子「……いいけど、……別にいいですけど。分かってましたけど……。……ふ、ふひひひひ……」
P「毎度のこととはいえ、決心をあっさり翻すのもなんだかなぁと思うわけでだな」
輝子「……ぼっち、慣れてるし。……キノコも一緒だし」
P「……聞いてないな」
輝子「……じめっと暗いとこ、好きだし。……絶好の、友達スポット。……ひひ」
P「……」
輝子「……ふふ、ふふふふ……。……友達は、……やっぱきのこだけ……。……エノキ、シイタケ、エリンギ、ナメコ……」
P「……あー、もう。俺と輝子は友達だ。だから落ち着け」
輝子「…………。……じゃあ、……ちゅーする? ……する?」
P「ああ、するする。……はぁ」
輝子「…………。……やっぱ、……プロデューサーは、……友達だ。……へへ」
P(……まあ輝子だし)
輝子「……ふひひ」
P「……」
輝子「……んっ」
ギュッ
P「……抱きついたりしてどうした」
輝子「……よく、わかんない、けど。……クリスマスとかに、……テレビで見るのの、……真似」
P「……なるほどな。そういうのにも興味あるのか?」
輝子「? ……どういうのかは、……わかんない。……でも、……友達だから、……遊ぶんでしょ?」
P「……うーん。まあそういうことにしとこうか」
輝子「……ふへへ。……だから、……私たちも、……するんだ」
P「……まあ輝子の気のすむようにしてくれ」
輝子「……うん。……えへ」
ギューッ
P(ちっこくてほそっこいなぁ……)
ジーッ
輝子「……?」
P(ライブで見せるパワフルさがこいつのどこに詰まってるんだろうね)
ジーッ
輝子「……///」
ゾワッ
P「ん?」
輝子「……ん?」
P「どうした?」
輝子「……わ、わかんない。……なんか、わかんない。……ふ、ふひ」
P「??」
輝子「〜〜♪」
ギューッ
P(……)
輝子「〜〜〜♪」
ギューッ
P(あれから五分、ずっと腕にしがみついたまま。……どうやら、気に入ったらしい)
輝子「……///」
ゾワワッ
P(けど、なぜか一瞬力が弱まるときがある)
輝子「……??」
P(そして、きょとんとした顔で首をかしげる)
輝子「〜〜♪」
ギュッ
P(またすぐに抱きついてくるところを見ると無意識らしいが)
輝子「〜〜〜♪」
ギューッ
P(……)
輝子「……///」
ゾワワワッ
P(なんだろうね、よくわからん)
輝子「……???」
P「で?」
輝子「?」
P「いや『?』じゃなくて、どうするんだ?
輝子「???」
P「……。お前がここに来た当初の目的は?」
輝子「……。……おお」
P「……」
輝子「……ふ、ふひひ。……わ、忘れてた。……ぎゅーってするの、……楽しい、から」
P「……。……///」
輝子「……ど、どうした、の?」
P「……なんでもない」
輝子「?」
P(あけすけというか、……いや、そもそも意識してないのか)
輝子「……じゃあ、……する、よ? ……ちゅー」
P「ああ」
輝子「……」
ンーッ
P「……」
輝子「……む、むぅ?」
P「……?」
輝子「…………」
ンーーッ
P「……」
輝子「……あれ?」
P「……??」
輝子「………………」
ンーーーッ
P「……」
輝子「…………お、おや?」
P「……」
輝子「…………」
P「……? なあ」
輝子「!?」
ビクッ
P「おいおい、そんなに驚かなくていいだろ……」
輝子「……」
P「どうした、輝子」
輝子「……う」
ジワッ
P「!?」
輝子「うぐ……、ひっく……」
P「なっ!? どうしたんだ泣いたりして!? そんなにいやだったかっ!?」
輝子「えぐ、ふっふぐっ……。ち、ちが……。ちが、う……」
P「だったら……、いや。まずは落ち着け」
輝子「……。……ご、ごめん。……ごめんなさい、プロデューサー」
P「謝らなくていいって。どうした?」
輝子「……なんか、できない……」
P「……」
輝子「……友達なのに、……ぐしゅ」
P「……はぁ」
輝子「……これじゃ、……プロデューサーに、……嫌われる」
P「いや別に嫌ったりはせんけれども」
輝子「……プロデューサーは、……わかる……?」
P「……まあ」
輝子「……。……じゃあ、……なおして」
P「……うーん」
輝子「……」
P「なんというか……」
輝子「……?」
P「これ、治るもんじゃないんだ」
輝子「……!?」
ガァン
P「でも別に悪い事じゃ……」
輝子「……」
プルプル
P「……聞いてるか?」
輝子「……う、うぁぅ……、ひぐ、ぐしゅ……」
P「あーもう、だから泣くなって」
ポンポン
輝子「……でも、……だって」
P「悪い事じゃないんだって。……ものすごく自惚れてる言い方だけど、俺に嫌われるのはいやなんだろ?」
輝子「……」
コクコク
P「だったら、俺のことが嫌いってわけじゃない。だろ?」
輝子「……」
…コク
P「なら、俺とお前は友達だ、おーけー?」
輝子「……う、うん。……おーけー」
P「よし、それじゃあ今日はこれで」
輝子「……。……?? ……じゃあ、……なんで、……ちゅーできない?」
P「……気付かれたか」
輝子「……誤魔化した?」
P「いや、嘘は言ってないぞ? 説明してもややこしいだけで」
輝子「……友達に、……隠し事?」
P「だから隠し事でもなくてな」
輝子「……うるうる」
P「口で言っても騙されんぞ」
輝子「……バレ、たか。……ふひひ」
P「はぁ……。さっき泣いたカラスがもう笑ったよ」
輝子「……。……でも」
P「ん?」
輝子「……でも、……ちゅーしたいのは、……ほんとだよ?」
P「……。……はぁ」
輝子「……」
P「……」
輝子「……?」
P「……。わかったよ」
輝子「……。……ふへへ」
P「輝子ーこいこいー」
輝子「……」
テクテク
P「はいだっこー」
輝子「……」
P「ふふふ、これで逃げられんぞー?」
ギューッ
輝子「……ふ、ふひひ。……うん」
P「……さて、……それじゃあいくぞ?」
輝子「……ん」
P「……んっ」
チュッ
輝子「……。……ふ、ふひ。……嬉、しい」
P「……はぁ。これでひとまず終わり」
輝子「……」
P「次……。ああ、もちろんもしも輝子が望むならだけどな」
輝子「…………」
P「輝子の方からできるようになってると……っ!?」
輝子「………………んっ」
P「……んーっ!? ……んっ」
輝子「…………。ふはぁ」
P「」
輝子「……ふ、ふひ」
P「……なんで、今」
輝子「……。ふひひ、……わかんない。……でも」
P「……」
輝子「……できるようになったから、……また、……するね?」
P「」
おわり
ラストのメイン口ちゅーをうっかり忘れてしまったのできのこで回収
ネタが溜まれば次もやりたい(やるとは言っていない)
>>91
なにぶん遅筆なものでして
気長に待ってもらえると嬉しい
P「おっ、薫。おはよう」
薫「えっへへぇ」
ギュムー
P「?」
薫「んー」
スリスリ
P「どうした? 今日は甘えんぼだなぁ」
薫「んー、……あのね?」
P「ん? なんだ?」
薫「かおるにもちゅーしてほしいなぁーって!」
P「」
書き溜め終わらんので見切り発車
特に支障はありませんが前の二本もあるので
興味あるなら適当にググるとよいです
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373111513
P「誰に聞いた、……かは、まあ察しがつくが」
薫「えっとね? 仁奈ちゃんと雪ちゃんとお話ししててせんせぇと仲良しになったって聞いたの!」
P「……あー」
薫「だから、かおるにもちゅーしてほしいなぁーって!」
P「なるほど」
薫「かおる、もっとせんせぇと仲良しになりたいよ?」
P「……うーん」
薫「それとも、せんせぇはちがう? ……かおると仲良くしたくない?」
P「いやそんなことはないぞ!?」
薫「じゃあ、ちゅーしてくれる?」
P「……あー、わかったわかった」
薫「……えへへぇ、やったぁ」
P「……」
チュ
薫「……えへぇ」
フニャ
P(かわいいなぁ)
薫「……じゃあねぇ、おかえしー」
チュ
P「……」
薫「えへへへぇ。……せんせぇ、ちゅー楽しいねぇ」
P「お、おう……」
薫「んー……、ほら、せんせぇもおかえしー」
チュ
P「……ああ」
チュ
菜々「おはようございm!?」
ちひろ「どうしたの菜々ちゃん? ……ってまたまた人として駄目なことしてますねぇ」
P「……放っといてください」
薫「?」
菜々「」
ちひろ「仁奈ちゃん雪美ちゃんに続いて今度は薫ちゃんですか? 完全に犯罪にしか見えませんよ?」
P「……うう」
薫「??」
ちひろ「というかこんなわかりやすいところでよく出来ますね。むしろ見られて燃えるタイプですか?」
P「……どうしたんですか? 今日はいやに絡みますね」
ちひろ「うーん。まあ一応釣られた身としては釣ったお魚に餌をあげないのは最低かなって思うんですよ」
P「釣ったって、そんなつもりは……」
ちひろ「ひどいっ! あんな事やこんな事までした仲なのにっ!」
菜々「」
P「いや、どんなことをしたって言うんですかっ。少なくともちひろさんにはされただけです!」
ちひろ「そう、それです」
P「はい?」
ちひろ「つまり前回は私からだまし討ち気味にしただけなので、プロデューサーさんからもしてほしいなぁ、と思ったわけですよ」
P「……はぁ」
菜々「な」
薫「ちひろさんもせんせぇとちゅーしたいの?」
ちひろ「そうねー。したいというかしてほしいというか」
薫「じゃ、どうぞー」
ちひろ「あらあら、いいの?」
薫「うん! みんな仲良しのほうがたのしーよ!」
ちひろ「……まあプロデューサーさんの胃には穴が空きそうだけど」
P「放っといてください」
ちひろ「あらあらやさぐれちゃって。可愛い顔が台無しですよ?」
P「男が可愛い言われても嬉しくないです」
ちひろ「まあ贅沢。……それはそれとして、今回の嫁の許可もおりましたし、さあ!」
P「嫁ってあんたなぁ」
ちひろ「ちがうんですか?」
薫「かおる、せんせぇのお嫁さん?」
ちひろ「そうよ? まあ今回だけだけど」
薫「そっかぁ……」
ちひろ「……そのあとは薫ちゃんのがんばり次第かな?」
薫「! うんっ、かおるがんばるっ」
P・ちひろ(かわいい)
菜々「な」
P「……で、ほんとうにやるので?」
ちひろ「え? しないわけがないじゃないですか」
P「……」
ちひろ「ほらほら生娘じゃああるまいし。けちけちせずにぶちゅっといきましょう」
P「……普通セリフ逆でしょ」
ちひろ「うふふ、幸子ちゃんがいうほどハリがなかったりガサガサだったりなほっぺたではありませんからご安心を」
P「……どこまで、知っているので?」
ちひろ「知っているところまでですよ?」
P「……ちなみに、詳しく聞いても?」
ちひろ「うーん、仁奈ちゃん、雪美ちゃん……、くらいですかねぇ」
P「な、なにがですか……?」
ちひろ「くちづk」
P「あーあーあー!!!!」
ちひろ「まあとやかくは言いませんけど。いつか刺されないよう気をつけてくださいね?」
P「……善処します」
ちひろ「というわけで続きをっ」
P「……やっぱり?」
ちひろ「いくらぐだぐだにしようが逃げられるとは思わないことですねっ!」
P「なんですかその無駄に男気溢れてそうなセリフは」
ちひろ「ふふふ、どこかの誰かさんのせいで修羅にもなろうというものですっ」
P「……。……ほっぺたでいいですか」
ちひろ「え? 言ったら唇にしてくれるんですか?」
P「いやそれは」
ちひろ「出来ないなら聞かないでください、期待しちゃいますよ?」
P「……すみません」
ちひろ「ふふ、今回はほっぺたで許してあげますから。……今回は、ね」
P「うううう」
ちひろ「さ」
P「わかりましたよ」
チュッ
ちひろ「うーん、おざなりでいまいち不満は残りますがよしとしましょう」
P「……ありがとうございます」
菜々「な、な、な……。なにをやってるんですかぁ!」
ちひろ「あらあら菜々ちゃん、いたの?」
菜々「いました! というか今さっきちひろさんと一緒に入ってきました!」
ちひろ「うふふ、冗談よ」
菜々「ってそんなことはどうでもいいんですっ! さささ、さっきのはなんなんですかっ!」
ちひろ「ちゅーよね」
薫「ちゅーだよぉ?」
P「……ちゅー、だよな」
菜々「……あれ、ナナがおかしいの?」
P「と、いうわけでかくかくしかじかなんだ」
菜々「……はぁ」
P「納得してくれたか」
菜々「話は分かりましたけど……」
P「うむ」
菜々「でも、そんなにキスとか」
P「ちゅーだ」
菜々「?」
P「ちゅーだ」
菜々「いえ」
P「ちゅーだ」
菜々「……その。ちゅーってやっぱり……、恋人同士とかですることじゃないですか……。もし間違いとかあったらやだなって……」
ちひろ「菜々ちゃん、[ピー]才にしてそのカマトトぶりはあざといわよ?」
菜々「17才っ! ナナ17才だもん!!」
P「いやいや、はっはっは」
菜々「なんですかその『またまたご冗談を』みたいな笑いっ!」
薫「うーん。かおるは信じるよぉ? 菜々ちゃん17才」
菜々「薫ちゃん……」
P「違うぞ薫」
薫「?」
P「そこは菜々ちゃんさん17才というんだ」
薫「あ、そっかぁ」
菜々「だーかーらー!!!」
P「……まあ菜々のいう事も一理はある」
ちひろ「あ、もう終わりですか」
P「あまり茶化し過ぎると泣き出しそうなので」
菜々「うぅ……ぐすぐす」
ちひろ「年取ると涙腺緩くなりますよねー、……一般論ですが」
菜々「……うううぅぅ」
薫「菜々ちゃんだいじょーぶ? はいハンカチ」
菜々「すん……、ありがとぉ」
薫「えへぇ、どーいたしましてっ」
ちひろ・P(……かわいい)
P「確かに菜々の言うとおりキスは恋人やそれに近い関係でするものだ」
菜々「……はい」
ちひろ「その割りにはめくらめっぽう当たるを幸いぶちかましまくってますけどねー」
P「そう、そこです!」
菜々「はい?」
P「これはあくまで仲良しのちゅーであってキスではない! ということでそういった方向としてはノーカン!」
ちひろ「さいてー」
菜々「さいてー、です」
薫「?? せんせぇさいてーなの?」
ちひろ「そうよー、薫ちゃんはこんな男の人に引っかからないようにね?」
薫「? でもかおるせんせぇのこと大好きだよ?」
菜々「うう、もう手遅れですか……、お痛ましや……」
P「……いや、確かに言ってて自分でも大概だとは思うが、お前らひどくね?」
ちひろ「まあそれはさておき、プロデューサーさんもこう言ってることだし、菜々ちゃんもかるーい気持ちでチュッとしちゃえばいいんですよ」
P「いや、ちひろさん……。菜々がしたいとは限らないわけですし」
ちひろ「いやいや、はっはっは」
P「なんですかその『またまたご冗談を』みたいな笑いは」
ちひろ「そんなわけないじゃないですかこのアイドル殺しっ!」
P「……酒でも飲んでるんじゃないでしょうね、そのテンション」
ちひろ「いえ今日はいや神聖な事務所でお酒なんか飲むわけないじゃないですか」
P「……今日は?」
ちひろ「……」
P「今日、は?」
ちひろ「……てへ?」
P「……社長に報告します」
ちひろ「あー大丈夫です。大抵社長もいますしあとは瑞樹さんに楓さんに……」
P「もうだめだこの会社!」
ちひろ「ロリたらしのプロデューサーさんには言われたくないセリフですねぇ
……じゃあ、菜々ちゃんに聞いてみましょう。菜々ちゃんは? プロデューサーとそういうこと、したくない?」
菜々「そ、そんなことないです! ナナもプロデューサーと……、えっと、仲良くなりたいですっ」
薫「えへぇ、菜々ちゃんもせんせぇ好きなんだねぇ」
菜々「……///」
ちひろ「あざといなさすが菜々ちゃんさん17才あざとい」
菜々「プロデューサー……、ダメ、ですか……?」
P「うう……」
ちひろ「女の子にここまで言わせといてまさかなにもしないって事はないですよねプロデューサーさん?」
P「……わかった。おいで、菜々」
菜々「……は、はひ」
P「そんなに緊張しないでくれ。ただの挨拶みたいなもんだ」
菜々「……む、むりです」
P「……」
菜々「す、好きな人と、こんなに近くにいて……、緊張しない女の子はいません……」
P「す、好きって……」
菜々「心配しないでください、ナナが勝手に想ってるだけです。それに……、プロデューサーもドキドキしてますよね……」
P「そ、それは……」
菜々「えへ、……嬉しいです。ナナでドキドキしてくれてるって……」
P「……菜々」
菜々「プロデューサー……」
チュッ
ちひろ「……なーんかさっきと空気違わね?」
P「その……、菜々。お前の気持ちは嬉しいんだが……」
菜々「いいです」
P「今は、……って、え?」
菜々「分かってます。だから『ちゅー』なんですよね」
P「……」
菜々「仲良しで、恋愛じゃない。だから『ちゅー』って」
P「……すまん」
菜々「さっきも言ったじゃないですか。ナナが勝手に想ってるだけです」
P「……」
菜々「それに……。さっきのドキドキ、菜々にもチャンスあるって思っていいんですよね?」
ニコッ
P「……///」
ちひろ「うわーんリア充爆発しろー」
P「疲れた……」
薫「? おつかれさまーっ!」
P「しかし、まさか菜々がああいうことを言うとはなぁ……」
薫「菜々ちゃんもせんせぇ大好きなんだねぇ」
P「……まあ、うん。そうだな」
薫「かおるも、せんせぇ大好きだよぉー!」
チュー
P「あーはいはい、ありがとな」
チュッ
薫「……えへへぇ」
フニャ
P(……癒されるなぁ)
薫「えへぇ、せんせぇのだっこーっ」
ギューッ
P「……」
キュッ
薫「……んーっ」
チュッ
P「……あー」
ナデナデ
薫「えへへぇ」
P「……」
薫「……んんーっ」
チュッチュッ
P「……」
薫「えへへへぇ」
P(……大丈夫、大丈夫だ。薫なんだから親愛以上の意味はない!)
薫「せーんせぇ?」
P「……あー、なんだ?」
薫「よんでみただけーっ」
P「……そっかー」
薫「……えへーっ」
スリスリ
P「……」
ナデナデ
晶葉「……いったい君らは何をやってるんだ」
P「晶葉!? こ、これは……」
晶葉「いや、いい。私の明晰な頭脳で判断するに、……有罪だな」
P「いやいやいやいやっ!?」
晶葉「ええい見苦しいぞ。これまでのよしみで早苗さんだけは勘弁してやるが……、罪は贖うものだ」
P「だから違うんだって……! ほら薫も」
薫「ん? 仲良しになれるんだよ?」
晶葉「無垢な童女にいかがわしい行為を教え込みあまつさえそれを正当化させるとは。穢らわしい、万死に値するなっ!」
P「」
晶葉「…………、……ふふっ」
P「……?」
晶葉「全く、キミには冗談というものが通じないのか?」
P「……え?」
晶葉「事務所内でその類の行為が流行っていることは知っている、その延長だろう」
晶葉「科学者の素養には主に、日々の差異に対する気づきとそれを取捨選択する判断力というものが求められる
ここ数週間の事務所の一部にある浮かれモードに気づき情報を収集しておけば自ずと正解に辿り着けるのさ」
晶葉「逆にキミはこう判断するべきだった。体格に劣る私が本気でキミに脅威を感じていたなら問答無用で警察に通報していただろうし
なんだかんだで話の最中電話に手も掛けなかった。加えて必要以上にキミを挑発するような言葉選びもそうだな
これらを総合して判断すればただのからかいだと看破することはたやすかったはずだ」
P「……うう」
晶葉「まあ? 私の域までを求めるつもりはないが、助手として最低限は備えていてほしいものだ。以後、励むように!」
P「……はい、善処いたします」
晶葉「うむ」
P「……ところで、晶葉的にはそういうのはありなのか」
晶葉「いいんじゃないか? 親しい間柄ならそういう直接的な接触は心理的な垣根を取り払う効果がある。方法論としては間違ってはいないな」
薫「……じゃあ、晶葉ちゃんもせんせぇとちゅーしよっ?」
晶葉「は?」
薫「ね?」
晶葉「……!?」
ボッ
P(おお、一瞬で真っ赤に)
P「晶葉が動揺するなんて珍しいな」
晶葉「どどど動揺なんてしてないですじょ!?」
P「じょ、っておまえ……」
晶葉「そそそそう、たたたたかが口唇で頬の表皮をなぞるだけの行為じゃないか!!!」
P「……ふむ」
晶葉「だいたい、人間の感情などという脳内物質のさじ加減で決まるものにこの私に振り回されるなど断じてあるものか!」
P「……」
ソォー…
晶葉「私は池袋晶葉だ、完全無欠の天才かが(チュ)ひゃわぁぁぁぁあぁっ!!」
晶葉「なななななにをするっ、なにをするんだいきなり!!!」
P「ちゅー」
晶葉「なんでちゅ、……そんなことをしたのかと聞いたんだ! 察しろ!」
P「晶葉ともっと仲良くなりたいから、かな?」
晶葉「〜〜〜っ! だいたいだな何の断りも(チュ)にゃぅわあぁぁぁぁぁっ!!!」
P(……かわいい)
晶葉「……」
P「?」
晶葉「…………」
P(……なにか急に暗くなったな)
晶葉「……楽しい、のか?」
P「?」
晶葉「その……、私みたいな油臭い女に、ちゅ……ぅをして」
P「臭いのか?」
晶葉「もののたとえだっ! デリカシーというものがないのかキミは! ……いや、キミが私の理解者であることは疑うべくもないが……
見た目や雰囲気でいえば渋谷くんの凛々しさや城ヶ崎姉妹の華やかさ、輿水くんや仁奈くんの可愛らしさなどにはとうてい敵わない」
晶葉「……時々思うんだ、私があんな場所に立っても場違いじゃないかとな」
P「……お前には珍しい弱気だな」
晶葉「弱気じゃない、冷静な分析という奴だ」
P「いや、お前にもファンは結構いるだろ? TVにだって呼ばれるし」
晶葉「いわゆるイロモノとして、な」
P「……」
晶葉「分かってる、ないものねだりだってことはな。人は与えられたものでしか戦えない
ならばそれで生きていくしかないし、それでいいと思っている。……なのにキミは、私を揺さぶる」
晶葉「叶わないのなら、最初から夢なんて見なくていい。むしろ見たくないんだ。
手に入らないと分かっていても、どうしたってほしくなる。……私には、科学でいい。それ以外は分を過ぎている」
P「……」
晶葉「ああ、もちろんアイドルをやめるという意味じゃないぞ。与えられた仕事を放り出すのは科学者以前に人として半端だからな」
P「……テレビの話じゃなかったのかよ」
晶葉「察しろ。それとも、おとぼけか?」
P「……」
晶葉「……答えて、プロデューサー」
P「あー……。晶葉」
晶葉「……」
P「お前はアイドルで、俺はプロデューサーだ」
晶葉「……ああ」
P「プロデューサーは、アイドルの魅力を引き出す。魅力を引き出すためにはそれを知ってなきゃならない」
晶葉「……うん」
P「……つまり、アイドルのどこかに、プロデューサーは惚れるんだよ、ある意味」
晶葉「……」
P「少なくとも、俺にとってはみんな同じように特別だ。そしてそれはお前も例外じゃない」
晶葉「……」
P「今は、それ以上とも以下とも言えない」
晶葉「……さいてー、だな」
P「ぐっ」
晶葉「驚きのハーレム宣言か」
P「……っ。手は出さないさ」
晶葉「それにしたってキープじゃないか」
P「うぅ……」
晶葉「……まあ、いいさ」
P「?」
晶葉「0でなければ何とかする、これぞ科学者の心意気ではないか。……くくくっ、俄然燃えてきたぞ」
P「」
P(……俺は寝ていた虎を起こしたのかも知れん)
P「そうそう、晶葉」
晶葉「?」
P「……人間の感情がどうのっていってたろ? そりゃ科学も大事だけどな、そういう考え方はやめよう。悲しくなる」
晶葉「……ばか」
P「?」
晶葉「……あんなの、本気なわけないだろう。そのくらいは助手として察しろ……」
P「…………ああ、知ってた」
……ニヤリ
晶葉「! 〜〜〜っ///」
晶葉「……」
P「なぁ機嫌直せよー」
晶葉「怒ってなどない」
P「怒ってるじゃないか……」
晶葉「どこがだ? それに私が怒る理由などないだろう」
プイッ
P「その態度で怒ってないわけが……っ!?」
……チュ
晶葉「……///」
P「」
晶葉「……ふふん、いじわるした仕返しだ///」
P「」
晶葉「もちろんこんなものじゃすまさないぞ。助手に来るたびにしてやるからな、覚えておけ///」
P「」
P「……はぁ。またやっちまった」
薫「どしたのせんせぇ?」
P「真面目に考えるとか言って結局はこうなるってなぁ……」
薫「んー?」
P「あー、薫にはわかんないよなぁ……」
ナデナデ
薫「んんー……」
P「……」
ナデナデ
薫「……でも、みんなせんせぇとなかよくなれてうれしいと思うよ?」
P「でも、それだけじゃ大人はダメなんだ。薫には難しいけどな」
薫「……んーっ」
P「? どうした薫」
薫「かおる、せんせぇに言いたいことがありますっ」
P「な、なんだ?」
薫「えっとぉ……」
P「……」
薫「……んーっと」
P「……」
薫「プロデューサーさん、だーいすきっ!」
P「……?」
薫「……」
P「? それだけか?」
薫「あとね、あとね……」
P「???」
薫「かおるね、せんせぇの……」
P「……」
薫「やっぱりまだいわないっ!」
P「……」
薫「えへへっ。でも、いつかいいたいなっ!」
P「あ、あはははは……。……が、頑張れ」
薫「……うんっ!」
おわり
後は後日談
P「……」
カタカタ
輝子「……」
チョコン
P「……えっと、凛はこの日レッスン……、次営業で……。幸子は……」
カタカタカタ
キノコーキノコーボッチノコー
輝子「……あ、メールきた。…………迷惑メールだった」
P「ッ!! い、いたのか輝子っ」
輝子「い、いました、よ……? 空気ですけど……、ふ、ふふふふ……」
P「……すまん、気づかなかった。ところでどうしたんだ? 今日は輝子休みのはずだろ」
輝子「……ふふ、プロデューサーに……、問い詰めにきたよ……?」
P「な、なにを?」
輝子「……、……ふ、ふひ、……ちゅーのこと、……聞いたよ……?」
P「」
輝子「……友達と、……ちゅーしてるって、……聞いた、よ?」
P「…………ああ」
輝子「? ……なに?」
P「いや、輝子だなぁと思って」
輝子「?? ……いい、けど。……私とプロデューサー、……友達、だよ、ね?」
P「まあな」
輝子「……じゃ、じゃあ、……ちゅー、する? ……しちゃう?」
P「……いや、それはなぁ」
輝子「…………しない? ……私、ぼっち? ……やっぱ、……ぼっち? ……ふひ」
P「そういうわけではないんだが」
輝子「……いいけど、……別にいいですけど。分かってましたけど……。……ふ、ふひひひひ……」
P「毎度のこととはいえ、決心をあっさり翻すのもなんだかなぁと思うわけでだな」
輝子「……ぼっち、慣れてるし。……キノコも一緒だし」
P「……聞いてないな」
輝子「……じめっと暗いとこ、好きだし。……絶好の、友達スポット。……ひひ」
P「……」
輝子「……ふふ、ふふふふ……。……友達は、……やっぱきのこだけ……。……エノキ、シイタケ、エリンギ、ナメコ……」
P「……あー、もう。俺と輝子は友達だ。だから落ち着け」
輝子「…………。……じゃあ、……ちゅーする? ……する?」
P「ああ、するする。……はぁ」
輝子「…………。……やっぱ、……プロデューサーは、……友達だ。……へへ」
P(……まあ輝子だし)
輝子「……ふひひ」
P「……」
輝子「……んっ」
ギュッ
P「……抱きついたりしてどうした」
輝子「……よく、わかんない、けど。……クリスマスとかに、……テレビで見るのの、……真似」
P「……なるほどな。そういうのにも興味あるのか?」
輝子「? ……どういうのかは、……わかんない。……でも、……友達だから、……遊ぶんでしょ?」
P「……うーん。まあそういうことにしとこうか」
輝子「……ふへへ。……だから、……私たちも、……するんだ」
P「……まあ輝子の気のすむようにしてくれ」
輝子「……うん。……えへ」
ギューッ
P(ちっこくてほそっこいなぁ……)
ジーッ
輝子「……?」
P(ライブで見せるパワフルさがこいつのどこに詰まってるんだろうね)
ジーッ
輝子「……///」
ゾワッ
P「ん?」
輝子「……ん?」
P「どうした?」
輝子「……わ、わかんない。……なんか、わかんない。……ふ、ふひ」
P「??」
輝子「〜〜♪」
ギューッ
P(……)
輝子「〜〜〜♪」
ギューッ
P(あれから五分、ずっと腕にしがみついたまま。……どうやら、気に入ったらしい)
輝子「……///」
ゾワワッ
P(けど、なぜか一瞬力が弱まるときがある)
輝子「……??」
P(そして、きょとんとした顔で首をかしげる)
輝子「〜〜♪」
ギュッ
P(またすぐに抱きついてくるところを見ると無意識らしいが)
輝子「〜〜〜♪」
ギューッ
P(……)
輝子「……///」
ゾワワワッ
P(なんだろうね、よくわからん)
輝子「……???」
P「で?」
輝子「?」
P「いや『?』じゃなくて、どうするんだ?
輝子「???」
P「……。お前がここに来た当初の目的は?」
輝子「……。……おお」
P「……」
輝子「……ふ、ふひひ。……わ、忘れてた。……ぎゅーってするの、……楽しい、から」
P「……。……///」
輝子「……ど、どうした、の?」
P「……なんでもない」
輝子「?」
P(あけすけというか、……いや、そもそも意識してないのか)
輝子「……じゃあ、……する、よ? ……ちゅー」
P「ああ」
輝子「……」
ンーッ
P「……」
輝子「……む、むぅ?」
P「……?」
輝子「…………」
ンーーッ
P「……」
輝子「……あれ?」
P「……??」
輝子「………………」
ンーーーッ
P「……」
輝子「…………お、おや?」
P「……」
輝子「…………」
P「……? なあ」
輝子「!?」
ビクッ
P「おいおい、そんなに驚かなくていいだろ……」
輝子「……」
P「どうした、輝子」
輝子「……う」
ジワッ
P「!?」
輝子「うぐ……、ひっく……」
P「なっ!? どうしたんだ泣いたりして!? そんなにいやだったかっ!?」
輝子「えぐ、ふっふぐっ……。ち、ちが……。ちが、う……」
P「だったら……、いや。まずは落ち着け」
輝子「……。……ご、ごめん。……ごめんなさい、プロデューサー」
P「謝らなくていいって。どうした?」
輝子「……なんか、できない……」
P「……」
輝子「……友達なのに、……ぐしゅ」
P「……はぁ」
輝子「……これじゃ、……プロデューサーに、……嫌われる」
P「いや別に嫌ったりはせんけれども」
輝子「……プロデューサーは、……わかる……?」
P「……まあ」
輝子「……。……じゃあ、……なおして」
P「……うーん」
輝子「……」
P「なんというか……」
輝子「……?」
P「これ、治るもんじゃないんだ」
輝子「……!?」
ガァン
P「でも別に悪い事じゃ……」
輝子「……」
プルプル
P「……聞いてるか?」
輝子「……う、うぁぅ……、ひぐ、ぐしゅ……」
P「あーもう、だから泣くなって」
ポンポン
輝子「……でも、……だって」
P「悪い事じゃないんだって。……ものすごく自惚れてる言い方だけど、俺に嫌われるのはいやなんだろ?」
輝子「……」
コクコク
P「だったら、俺のことが嫌いってわけじゃない。だろ?」
輝子「……」
…コク
P「なら、俺とお前は友達だ、おーけー?」
輝子「……う、うん。……おーけー」
P「よし、それじゃあ今日はこれで」
輝子「……。……?? ……じゃあ、……なんで、……ちゅーできない?」
P「……気付かれたか」
輝子「……誤魔化した?」
P「いや、嘘は言ってないぞ? 説明してもややこしいだけで」
輝子「……友達に、……隠し事?」
P「だから隠し事でもなくてな」
輝子「……うるうる」
P「口で言っても騙されんぞ」
輝子「……バレ、たか。……ふひひ」
P「はぁ……。さっき泣いたカラスがもう笑ったよ」
輝子「……。……でも」
P「ん?」
輝子「……でも、……ちゅーしたいのは、……ほんとだよ?」
P「……。……はぁ」
輝子「……」
P「……」
輝子「……?」
P「……。わかったよ」
輝子「……。……ふへへ」
P「輝子ーこいこいー」
輝子「……」
テクテク
P「はいだっこー」
輝子「……」
P「ふふふ、これで逃げられんぞー?」
ギューッ
輝子「……ふ、ふひひ。……うん」
P「……さて、……それじゃあいくぞ?」
輝子「……ん」
P「……んっ」
チュッ
輝子「……。……ふ、ふひ。……嬉、しい」
P「……はぁ。これでひとまず終わり」
輝子「……」
P「次……。ああ、もちろんもしも輝子が望むならだけどな」
輝子「…………」
P「輝子の方からできるようになってると……っ!?」
輝子「………………んっ」
P「……んーっ!? ……んっ」
輝子「…………。ふはぁ」
P「」
輝子「……ふ、ふひ」
P「……なんで、今」
輝子「……。ふひひ、……わかんない。……でも」
P「……」
輝子「……できるようになったから、……また、……するね?」
P「」
おわり
ラストのメイン口ちゅーをうっかり忘れてしまったのできのこで回収
ネタが溜まれば次もやりたい(やるとは言っていない)
>>91
なにぶん遅筆なものでして
気長に待ってもらえると嬉しい
17:30│龍崎薫