2014年01月24日
高垣楓「どんな関係なんて聞かれたら…♪」モバP「?」
P「楓さん。風邪引いてるのに、歌とか口ずさむのよくないですよ」
楓「むぐ……うぅ、すいません…こほ」モゾモゾ
楓「うー…」コテン
P「けど目が覚めたので安心しました。お腹はすいてませんか?」
楓「…あ、はい。えっとちょっと……」
楓「…」…ポフ
楓「?あれ」コテン
P「?」
楓「……」コロロ
パシ
楓「…」ギュ
P「…どうしました?」
楓「……」ニギニギ
楓「…ゆ、ゆうれいとかではないみたいです」
P「報告ありがとうございます」
・スレタイがあれですけどクロスとかではないです
・シリーズ
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楓「…あ」
ぱたふ
P「?はい」
楓「ゆうれいかどうかよりかは、これが夢なのかどうか気にするべきだったかも…」
P「…それじゃあ」
P「ほっぺでもつねってみますか?」
楓「あ…じ、じゃあその」
楓「はい。やさしくお願いします…」
P(あ、俺がつねるんだ…)
P「…では」ムニ
むに
楓「はぅ」
楓「…」ムニムニ
楓「…ふふ」
P「??」
楓「じゃあ…ゆめではないんですね。おはようございます」
P「はい。おはようございます」
楓「はい」ニコ
楓「…わあ。目が覚めて側にだれかいるって久し振り…。ふふっなんだか嬉しいですねー…」パァァ…
P(あ、なんかひかってる…)
楓「……」ニヘニヘ
楓「…?…あれ?」パサ
楓「でも…どうしてプロデューサーが私の部屋にいるんでしょう?」ハテ
P(大切な質問がずいぶん後回しだな)ムニムニ
楓「あふぇ」アー
・・・ひりひり
楓「……」イタイ…
P「……」…ナデナデ
楓「あ…ふふ。えへへ…」
P(…可愛いな)ナデナデ
なでなで
P「えっと…覚えていませんか?楓さんの方から、体調がよくないと連絡をもらったんですが」
楓「…」ポフポフ
楓「し、しましたっけ」
P「されました」
楓「あぅ…ごめんなさい、きっとあたまがぼーっとしていて、それで咄嗟に…ついプロデューサーさんに…」
P「いえ。べつに怒ってはいないので、気にしないでください」ポフ
楓「あうっ……あれ」
楓「ほ、ほんとは怒っていませんか…?」サスサス
P「とんでもない」ポフポフ
楓「あうあう」
P「あ…そうだ。開いてますから勝手に入ってくださいって、」
P「ちゃんと電話で言ってもらいましたからね。ふ、不法侵入ではないです。断じて」
楓「断じて」クス
楓「はい。分かりました」
楓「…ふふ。でも私とプロデューサーさんの仲ですから…べつに部屋に上がってもらうくらいで、不法なことなんてなにも」
P「……それは」
楓「??」
P「…そうですか」
P「…じゃあ、よかった」
楓「はい。よかったです」ニコ
P「はい」
P「……」ナデナデ
楓「あ…ふふ」ニヘ
P「じゃあ…お粥かなにか、作って来ますね。台所借ります」
楓「はいどうぞ……あっプロデューサーさん」
P「?」
パシ
P「…?」
楓「…」ギュ
楓「…あ、その、その…そのまえに」
楓「…………プロデューサーさんの手が冷たくて…気持ちいいので…えっと」
楓「もう少しこうしていてもらえませんか?」
P「……それはまあ」ポンポン
楓「わう」
P「じゃあいまはもう少しだけ」
楓「……はい。それで…全然」ギュ
楓「…ふふ」
P「…………」ナデナデ
ぱたん・・
楓「……」
シーン…
楓「……」
楓「…」パタ
楓「……」コロコロ
楓「…静か」
P「……安静にって言いましたよね俺」
楓「はい。えっと反省して……ぷ」
P「楓さん?」ゴゴ
楓「あっはい。ごめんなさいごめんなさいです、なのでぐりぐりはそのぅ…あうあー」
楓「えっと…プロデューサーが嬉しそうなので、それでいいかなって…」
楓「大人っぽい私の方がお好きですか?」
P「…………あ、いや…」
楓「……」…ニコ
P「…………」
P「…というか俺…嬉しそうでしたか?」
楓「…あ、はい。た、たぶん。気のせいで…なければ」コクコク
P「……そうですか」
P「…」
楓「?」
くるんっ
楓「じゃあ…すぐに戻って来てくださいね?待ってます」
P「はい」
楓「はい」ニコ
ぱたぱた
楓「…はふ」パタン
楓(…えへへ。なんでかな……なんでかな)
楓「こほ。…ま、また怒られちゃう。ちゃんと寝てよう…うん」モゾモゾ
楓「……」
シーン…
楓「…やっぱり静か…不思議。……ふふ。えへへへ」
・
・
・
楓「ごちそうさまです」
P「おそまつさまです」
P「じゃあ…薬を飲んで、またゆっくり横になってください」
楓「はい」
楓「こくこく…あ、そういえば」プハー
P「?はい」
楓「今日は…その、プロデューサーさん…お仕事は…」
P「ああ。えっと…まあたぶん、なんとか」
P「また明日から頑張ります」
楓「……」
楓「…ふふ。そうですか。ありがとうございます」
P「いえ」
グイ
P「…」ペタッ
楓「あぅ…つめた」
楓「…あ、え、ええと、その」
楓「……き、今日の私は、いつもとちがうんだぞー……なんて」
P「…それは俺の手です」
楓「わ、分かってますよ?」
P「……えっと」
P「それはまあ…べつにいいですけど」
楓「ほ、本当ですか?」
P「ええ。大した手ではないですが」
楓「そ、そんなご謙遜なさらず……とってもひんやりですよ?」
P(手の冷たさを褒められてもな)
楓「……えへへ…」サスサス
P「…」
P(…まあ、いいか)
楓「こほ」
楓「……」
楓「…あ、あの…プロデューサーさん」
P「はい」
楓「…はい」
楓「……もしもプロデューサーさんが…私と、どんな関係かなって、考えると……どう思いますか?」
P「……」
楓「……」
P「……」
P「…そうですね」
楓「……」ポフ…
楓「…えへへ。ごめんなさいへんなこと…聞いて。もう寝ますね」
P「はい。お休みなさい」
楓「おやすみなさい」
楓「……」ギュ…
P「……」
・
・
・
楓「……くぅ」
P「…」
P「…」
P「まあ、その」
なでなで
楓「??…すぅ…」
P「…」
P「俺も…コーヒーを作ってもらったり、話相手になってもらったり、一緒に飲みに行ったり」
P「…普通アイドルって、プロデューサーとそんなことしませんもんね…たぶん。分かんないけど。だから同僚?」
楓「……」すぴー・・
P「…それも少し違うか。まあ…なんでしょうね」
楓「……」
P「……」ナデナデ
P「…なんだろうなぁ」
・
・
・
楓「…」スゥ…
楓「……ん…」
ぱちっ
楓「……う」
楓「…ふあ……あふ……」コテン
P「…ん」モゾ
楓「?わぅ…わわ、前が見えな……え、えい」グイ
P「……」ウーン…
楓「??」
ぺし
P「う」
楓「ふふ、ふふ。プロデューサーさん。きっと…フツウのプロデューサーは、アイドルと一緒に寝たりはしませんよ。もう」
楓「……ふふふ。えへへ…」ペシペシ
P「??」…zz…
楓「……ふふ」
楓「…大好き…ですよ?」
・・・・おしまい
☆おまけ1☆
\ツドイシホシガー/
楓(……あの髪形ってどうやってセットするのかしら…むむぅ)コクコク
P(あ、またなにかどうでもいいこと考えてるな…)
楓「ごぼごぼ」
P(考えるのに必死で水飲みながら溺れとる……)サスサス
☆おまけ2☆
\ネエイマドコー/\チキューンナカー/
楓「すてきな歌ですよね」
P「そうですね」
楓「――…ねえいまどこ…♪」
P(おお…当たり前だけどすごくうまい……ちょっと得した気分だな)
楓「えと…ふとーんなかー…♪…なんて…ふふっ…」モゾモゾ
P(…ぶれないな)
☆おまけ3☆
楓「……」
楓(…そういえばこのパジャマ……だ、だったっけ?あれ…昨日はたしかジャージで……)
楓「……」…ポフ
楓(……ひょっとして…プロデューサーが来るからって無意識に着替えを…?あ、汗で寝苦しいこともなかったし…そ、そうなのかな…)
楓(……無意識に。)
楓(…あわわ。な、なんだか恥ずかしい…)ポフポフ…
P「?」
P「あ、そうだ楓さん。寝苦しいかと思って汗を拭くのと着替えだけ」
楓「あ、はい。…へっ」
P「比奈がやって帰りました。送るついでに一度一緒に来てくれて」
楓「あっ……あー…ああ。なる、ほど…」…ポフン
P「?どうかしました」
楓「い、いえ……なんでも…」
P「はあ」
楓(……ほ…)
楓(……ほっとしたらまた…なんだかおなかが)ぐー
楓「……」
P「……」
P「…えっと」
P「…なにか食べたいものってあります?」
楓「あっ…じ、じゃあ……なにか暖かい物…とか」
P「分かりました。もう少しゆっくりしてから、買い物でも行きましょう」
楓「はい。えへへ」ニコ
楓(……一緒にお夕飯の材料を買いに行くていどの関係、…か。ふふふ…)
P「楓さん?」
楓「あ、いえ…ふふふ。――…だなんて…よく言います。もう」つん
P「いて。…な、なんですか??」
楓「なんでもないですよっ。ふふ」
楓「ふふ…えへへへ…」ニコ
・・・おまけもおしまい
ありがとうございました。
22:30│高垣楓