2014年02月18日

菜々「ウサミンと」亜里沙「ウサコちゃんの」二人『うさうさラジオぱらだいす!』

菜々「皆さん、うっさみーん! ナナでーす☆」

亜里沙「みんなウサウサ〜、ありさおねえさんだよ〜」

菜々「この番組は、ウサミン星からやってきた私、ナナと」


亜里沙「ウサコちゃんを持ったありさおねえさんが、かわいらしくウサウサ・ハートウェーブを発信するラジオバラエティです」

亜里沙「(ウサコもいるウサよ〜)」

菜々「はい、始まりましたね」

亜里沙「始まりましたねぇ」

菜々「あのー、ウサウサを発信するというのがよく分からないんですけど」

亜里沙「おねえさんも分からないの」

菜々「えっ」

亜里沙「え?」

菜々「と、とにかく、今日もビビッと番組を受信しちゃってくださいねっ、ご主人様!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1365589324

菜々「それじゃ、まずコーナーに入る前に、自己紹介をね。しないといけないですよね」

亜里沙「はぁい」

菜々「えっと、どっちから?」

亜里沙「ナナせんぱ……ナナちゃんから始めるのはどうかしら?」

菜々「そっ、そうですね!」

亜里沙「今度、CDデビューするんでしょ?」

菜々「そーなんです、私、アイドルをやってまして……」

菜々「とうとう5月22日、CDデビューが決まったんです!」

亜里沙「わー」パチパチパチ

菜々「歌って踊れる声優アイドル目指してます、ウサミン星人の安部菜々です、キャハッ☆」

亜里沙「ちょっと発売日が変わりましたから〜、要チェックですよぉっ!」
亜里沙「それで、ウサミン星ってなんですか?」

菜々「えっと、ウサミン星は都内から電車で一時間のところにあって……」

亜里沙「電車で行けるんですか?」

菜々「えっと、そーなんです! ワープ装置が!」

亜里沙「(都内に置かないウサ?)」

菜々「えっ」

亜里沙「ん?」

菜々「あ、あの……」

亜里沙「ワープ装置が事務所の近くにあったら便利かなって思うんですよぉ?」

菜々「……た、たまたま、転移先がそこになっちゃったんです!」

亜里沙「なるほど〜」

菜々「そ、それで、亜里沙ちゃん……ありさ先生は?」
亜里沙「はぁい、私はですね、うたっておどれるおねえさんを目指してる持田亜里沙っていいます」

亜里沙「長野出身、21歳、子どもたちにもっと楽しんでもらいたくて、このお仕事を始めました」

菜々「トレードマークの、その、ウサコちゃん?」

亜里沙「あ、はい〜、この右手にいるのがウサコちゃん!」

亜里沙「乙女な子で、みんなと遊んでほしいんだよぉ」

亜里沙「(ウサコもアイドルになるウサー)」

菜々「ふむふむ、ウサコちゃんは、ウサミン星人かもしれませんねっ」

亜里沙「そうなんです〜、ナナちゃんと私、ウサウサなところがそっくりでしょ?」

亜里沙「それに、声あてが得意って言うか」

菜々「あ、そうそう! ナナ、声優も目指しているんですよ」

亜里沙「一緒に作品に出られたらいいですねぇ」

菜々「あはっ、そうですね」
菜々「それじゃですね、さっそくコーナーにいってみようと思うんですけど」

亜里沙「せーのっ」

菜々・亜里沙『ザ・ウサウサ・ファイト!』

菜々「このコーナーでは、私達二人が、様々なお題を通じて、対決していきます」

亜里沙「ありがちですね」

菜々「しーっ! た、ただし、対決方法は、腹話術&声優という、演じる二人にちなんで、同じ事務所のアイドルの演技が出来るようなネタで……」

亜里沙「これ大丈夫なんですか?」

菜々「あの……ナナたち、干されないですよね?」

亜里沙「あっ、(ウサコは腹話術じゃないウサ! 失礼しちゃうウサ)」

菜々「そ、そぉいう設定で行くんですね……」
亜里沙「とりあえず、最初のお題を聞いてみましょうか〜」

菜々「はい、最初のお題はこちら!」

菜々「ダジャレ対決〜!」

亜里沙「はい?」

菜々「えっと……すでにCDデビューされている、高垣楓さん」

菜々「その楓さんの代名詞といえば、オヤジギャグ……スタッフー!?」

亜里沙「あ、あの、これはですね、その」

亜里沙「(落ち着くウサ! ウサミン星人はうろたえない!)」

菜々「あのっ、これ、ほんっとーに大丈夫なんですか?」

オッケ ダイジョブ

ウソデショ?

ホント ゴニョゴニョ


――しばらくお待ちください。
菜々「……大丈夫だそうです」

亜里沙「おねえさん、事務所が大丈夫でも、今度は二人が大丈夫じゃないと思うな」

菜々「そ、そうですよ」

亜里沙「ええっと、対決は簡単、三十秒以内に、一つでも多くダジャレを言えたほうが勝ち!」

亜里沙「むしろ楓さんなら、歌唱力対決とかのほうが……」

菜々「そ、そうですよ!」

菜々「……尺が足りない? いや、でも、一発目からアイドルというより芸人みたいな……」

亜里沙「ナナちゃん」

菜々「な、なんですか」

亜里沙「アイドルたるもの、持ちギャグの一つも持っていれば、いざという時困らないと思うわ」

亜里沙「これはある種のレッスンだと考えたらいいかも?」

菜々「アイドルが持ちギャグを使う場面がありませんよ!?」
あ、書き溜めはしてあります
亜里沙「でも、どのみちこれをやめたらどうなるの?」

菜々「き、今日はこれ以外用意してないそうです……」

亜里沙「仕方がないですねぇ、みんな、ありさ先生が滑っても許してね♪」

菜々「あっ、亜里沙さん、ずるい!」

亜里沙「それじゃ、どっちから先にやる?」

菜々「えっと、それじゃ、じゃんけんで……」

\最初はグー!/

亜里沙「うふふっ、勝っちゃった」

菜々「……な、ナナが先ですかぁ」

亜里沙「それじゃあ、行きますよぉ、ウサウサファイトぉー、レディ・ゴー!」
菜々「ふ、ふとんがふっとんだ!」

亜里沙「定番ですね」

菜々「あ、当たり前だのクラッカー!」

亜里沙「……今のってギャグなんですか?」

菜々「え、えーっと、そ、そんなぁ、じ、冗談はよしこちゃん☆」

亜里沙「え?」

菜々「じ、冗談は……」

菜々「めんごめんご、ゆるしてチョンマゲ」

亜里沙「……」

菜々「あ、あと何秒あるの!?」

亜里沙「は、はい、17秒くらい」

菜々「うそ、えーっと、えーっと……」
菜々「マイケル・ジョーダンの冗談は、まあいけるじょーだん!」

亜里沙「はい……」

菜々「伊藤、よう加藤!」

亜里沙「??」

菜々「あの……その……」

菜々「し、周富徳がシュート見とくって!」

亜里沙「終了〜」

菜々「ぐはぁっ」ガクッ

亜里沙「だ、大丈夫ですか……?」
亜里沙「えと、若干、ダジャレなのかなんなのかよく分からないのもあったんですけど」

菜々「……」シーン

亜里沙「スタッフさーん?」

亜里沙「……え? 面白いからあり?」

亜里沙「えー、それでは、ナナちゃんのダジャレは7ポイントになりましたぁ」パチパチパチ

菜々「……」

亜里沙「ナナちゃん?」

菜々「……あのさ」

亜里沙「はい」

菜々「私、歌って踊れる声優アイドルを目指してたんだよねぇ」ブワッ

亜里沙「ちょ、泣かないで!」
菜々「なんかさー、こういう方向で売るんじゃなかったのにさー!」

亜里沙「落ち着いて! ナナちゃん!」

菜々「憧れの舞台ってこういうことじゃないと思うわけよ!?」

亜里沙「ナナちゃん! まだ先生やるから、ね?」

菜々「はっ」

亜里沙「そうそう、先生が勝つかもしれないし」

菜々「そ、それは……そうかもしれないですよね」

亜里沙「ナナちゃんも、一生懸命やったんじゃない?」

菜々「そ、そうだよね。ナナは一生懸命やりました」

亜里沙「うんっ、先生もがんばっちゃいますよぉっ」

菜々「う、うん。そうだよね」
菜々「よぉし、気を取り直して、今度はありさ先生、お願いしまーす」

亜里沙「はぁい。あ、でも、あの、ナナちゃん」

菜々「な、なんですか?」

亜里沙「出来れば、協力してもらえると、うれしいな」

菜々「えっ、どういうことですか?」

亜里沙「先生が言ったことに受け答えしてくれればいいですよっ」

菜々「よく分かりませんけど、とりあえず答えればいいんですね?」

菜々「それじゃ、行きますよ……ウサウサファイト、レディ・ゴー!」
亜里沙「杏ちゃんが働いている!」

菜々「嘘だっ!」

亜里沙「快眠枕のCMで」

菜々「目覚めないよ!?」

亜里沙「ヘレンさんが道に迷った!」

菜々「どうして?」

亜里沙「GPSが私を見失ったのよ……」

菜々「世界レベル!?」

亜里沙「きらりちゃんが大きくなった!」

菜々「それ普通!」

亜里沙「横方向にぃ☆」

菜々「食べ過ぎ!?」
亜里沙「川島さんがわかいわ」

菜々「そりゃそうですよ!」

亜里沙「写真の中では」

菜々「青春そのもの!?」

亜里沙「日菜子ちゃんが現実を見ているっ」

菜々「む、むふふ?」

亜里沙「TDLの学割の期限が切れてますねぇ……」

菜々「夢の国が遠のくー!」

亜里沙「えー、それから」

菜々「あ、お、終わりー! 終わりですー!」

亜里沙「あらら」
菜々「……」

亜里沙「せ、先生、がんばりました、よ」

菜々「……ダジャレなんですか、これ?」

ブブーッ

亜里沙「ええ!?」

菜々「その、それから、ネタもかなりギリギリのラインを攻めたような」

亜里沙「うう、ウサコちゃん、世間が冷たいわ……」

亜里沙「(ちょっとネタが弱かったウサ)」

菜々「ありさ先生、それよりちょっとごめんなさいしましょうね」
菜々「さて、というわけで、対決は7ポイント対、ポイントなし、ということで」

亜里沙「ナナちゃんの勝利ですー!」パチパチパチ

菜々「ありがとうございます! うれしくないです!」

亜里沙「今後もいろんな対決でナナちゃんと勝負して行きますので、よろしくお願いしますねぇ」

菜々「すっっっっごく疲れました」

亜里沙「そ、そうですね。先生も、こんなに消耗するとは思いませんでした」

菜々「なんだかんだで疲れましたよね……」

菜々「こんな感じで、二人の魅力を伝えられたんでしょうか……」

亜里沙「えーっと、以上、ザ・ウサウサ・ファイト、でした」
菜々「というわけで、あっという間にエンディングのお時間です」

菜々「……という事だったんですが、いかがだったでしょうか」

亜里沙「ハードでしたねぇ、普通に歌って踊るよりも」

菜々「精神的にハードなのはどうなのかって思っちゃいます」

亜里沙「ナナちゃん、でも、私、すごく楽しかったわ」

菜々「あ、え、そう、ですね」

菜々「ナナも、楽し……って、認められるかい!」

亜里沙「そお?」

菜々「も、もう一回、ちゃんとカワイイのを録りましょうよ?」

亜里沙「(ウサコは、ナナちゃんの新しい面が見れて面白かったウサ!)」

菜々「ウサコちゃんに言われてもつらいです」
菜々「ああ……それじゃ、あとは、と」

亜里沙「この番組では、リスナーである、ご主人様? ウサミン星人さん?」

菜々「う、ウサミン星からの電波をお待ちしております! ビビッとキャッチしちゃいますよ☆」

亜里沙「だ、そうですよぉ。『受信セヨ、ウサミン星カラノ電波』で紹介しちゃいますー」

亜里沙「他にも『おしえて! ありさ先生』では、ウサミン星とウサコちゃんにちなんだ疑問を大募集」

菜々「そこ、限定なんですか」

亜里沙「うふふっ」

菜々「いずれにしても、皆さんのハートウェーブを待ってまーす」

亜里沙「はい〜」

菜々「それでは今夜のうさパラは?」

亜里沙「おっしま〜い♪」
――

二人『はんせーかーい』

菜々「すっごい疲れました」

亜里沙「とっても楽しかったです」

菜々「ありさ先生、それより、謝らないといけないことありますよね……?」

亜里沙「えー?」

菜々「ほら、あとで怒られる前に!」

亜里沙「そうですねぇ……それじゃ」

亜里沙「杏ちゃんごめんなさい。今度アメちゃん持ってくるからね♪」

亜里沙「ヘレンさん、ごめんなさい。今度マップアプリの使い方教えますねー♪」

亜里沙「きらりちゃん、ごめんなさい。先生も大きくなりたいわ♪」

亜里沙「川島さん、ごめんなさい。今度おいしいお店、連れてってくださいね〜♪」

亜里沙「でも、さっきの青春ってどういう意味ですか?」

菜々「えっ!?」

亜里沙「日菜子ちゃん、ごめんなさい。今度一緒にテーマパークに遊びにいきましょうね〜♪」

菜々「そ、卒業写真……」
亜里沙「今度は先生も勝ちたいです」

亜里沙「先生、最近の漫才とかあまり知らなくて……」

菜々「テレビとかちゃんと見ましょうよー」

菜々「最近のトレンドとか大事ですよ?」

亜里沙「菜々ちゃんは何か研究しているの?」

菜々「アニメはチェックしてますよっ」

菜々「最近は……厨二病がトレンドですっ☆」

亜里沙「厨二病って?」

菜々「そ、それは、ら、蘭子ちゃんみたいなことです」

亜里沙「やって、やって」

菜々「え、ええ!?」

亜里沙「(やってほしいウサ)」

菜々「ウサコちゃんまで!?」
菜々「えっと……それじゃあ……」

菜々「わ、我ら暗黒の中に輝きより来る……星兎の血族なり!」

亜里沙「はい」

菜々「……」

亜里沙「……」

菜々「あの……」

亜里沙「また来週〜♪」

菜々「ちょっとぉぉぉぉ……!」
なんだって!? 総選挙!?
ステマしなきゃ
>>28
サンキュー!

ラジオ風SSにつき、次回があるとかでは。
ただし、もう一本は書いてあるので、しばらくお待ちを
菜々「ウサミンと!」

亜里沙「ウサコちゃんの♪」

菜々・亜里沙『うさうさラジオぱらだいす!』

菜々「みなさぁん、うっさみーん! あなたのウサミンメイドル、ナナです☆」

亜里沙「みんな、ウサウサ〜♪ ありさおねえさんだよぉ」

菜々「この番組は、ウサミン星からやってきたナナと」

亜里沙「(ウサコが世界征服をしていく番組ウサ!)」

菜々「えっ、世界征服!?」

亜里沙「最近、世界征服をしたいっていう娘がいたじゃない?」

菜々「あ、あ〜」

亜里沙「やっぱりアイドルになったからには、世界を席巻しないとダメかなって思うの!」

菜々「う、ウサミン星人は友好的な宇宙人ですよっ」
亜里沙「でも、こないだの放送で、ハートウェーブを伝えてどうするのか〜って話になったし」

菜々「……なりましたっけ」

亜里沙「やっぱりハートが伝わったら、きゅんきゅんするわけでしょぉ?」

菜々「そうですねぇ」

亜里沙「(キュンキュンさせて、人間どもを支配してやるウサ……)」

菜々「ちょ、怖い怖い!」

亜里沙「という設定で攻めていくのはどうかしら?」

菜々「え、ええ〜」

亜里沙「ナナちゃんはどんな方向がいいと思うの?」

菜々「もっと可愛らしくいきましょうよ!」

菜々「ほら、せっかく、パラダイスなんですから、ウサギ天国的な感じでね?」

亜里沙「ウサギまみれにするってこと?」

菜々「そうじゃなくてね」
菜々「うーん、これからのアイドルのトレンドと言えば、ウサギだと思うんです!」

亜里沙「そうなの?」

菜々「ほら、ニャンニャンやワンワンはもう古い!」

菜々「これからはウサウサの時代だと!」

亜里沙「つまり……世界征服」

菜々「ち、違いますよ」

亜里沙「でも、ニャンニャン言っている子と対決しないといけませんよぉ?」

菜々「はっ」

亜里沙「ウサウサ・ファイトで」

菜々「いやぁぁっ! もうダジャレはいやぁぁぁっ!」

亜里沙「それじゃあ、今夜も、うさうさラジオぱらだいす」

菜々「び、ビビッと番組、受信しちゃってくださいねっ」
亜里沙「それではですね、次はこのコーナー!」

菜々「『おしえて! ありさ先生』〜!」

亜里沙「はい〜、このコーナーでは、ウサコちゃんやウサミン星人に関する質問を、ありさ先生がウサっと答えちゃうコーナーですよぉ」

亜里沙「ありがちな質問コーナーですね」

菜々「亜里沙さん!?」

亜里沙「これだけなら、ですけどねっ!」

菜々「は、はい」

亜里沙「実は、この疑問・質問に即して、いろいろな測定器を用意しています!」

菜々「測定器?」

亜里沙「まずメジャー」

菜々「はい」

亜里沙「握力計」

菜々「握力!?」
亜里沙「カメラ〜」

菜々「ええー……」

亜里沙「湿度計♪」

菜々「な、何を測るんですかー!?」

亜里沙「脇汗とか?」

菜々「WAKI!?」

亜里沙「いろいろですよぉ♪」

菜々「ま、まあ、これで実際にいろいろと解明できちゃうってわけですね!」

亜里沙「そういうことなんです!」

菜々「そ、それじゃあ、どんと来いですよ!」

亜里沙「はい、ではまず今回の質問です〜」
亜里沙「『皆さん、うっさみーん!』 はぁい、うっさみーん♪」

菜々「うっさみーん☆」

亜里沙「『楽しく番組を受信しています。闇の天使と言います』」

亜里沙「闇の天使ちゃんね、ありがとう〜」

菜々「……なんか気になるネーミングね」

亜里沙「『私はナナちゃんと同じく、宇宙意志との対話を試みている名もない女子です』」

菜々「……へぇ」

亜里沙「『ところが、なかなか対話がうまく行かず、苦しんでいます』」

亜里沙「『そこで、いつもウサミン星と交信をしているナナちゃんが、どうやって交信できているのか、調べてもらえないでしょうか』」

菜々「!?」

亜里沙「『今は気になって眠れずに、呪文の詠唱を繰り返してしまいます』」

亜里沙「あらぁ、夜更かしはダメですよ? 闇の天使ちゃん」

亜里沙「『もし良ければ、実際に電波が出ているのかどうかも教えてください!』」

菜々「あ、あの……」

亜里沙「分かったわ!」
亜里沙「ここに……電波測定器があります」

菜々「ちょっと待って下さい」

亜里沙「どうしたの?」

菜々「ど、どうしてそんなものがあるんですか!?」

亜里沙「なんでも計れるようにするって言ったじゃない♪」

菜々「そーじゃなくてね」

亜里沙「この測定器にスイッチをつけましたよぉ」

亜里沙「高い反応が出ると、スイッチが押されて、今度発売された『お願いシンデレラ』が流れるようになっているんですよっ!」

菜々「どういうことなの!?」

亜里沙「そこへ、ナナちゃんがビビッと送信をして、実際に何か出てるのか、測ってみましょうと」

菜々「ちょっと待って」

亜里沙「はい」

菜々「全然伝わりませんよね!?」

亜里沙「音が出るから伝わりますよ♪」
亜里沙「それでですね、測定器に……こうして……」がさごそ

亜里沙「覆いを被せて……」

亜里沙「はい、ナナちゃんの方向からの電波のみを受信しますから」

菜々「はいって言われても……」

亜里沙「いつものように、電波をピリピリンっとやっちゃってくださいね♪」

菜々「え、えっと、えっと……!」

亜里沙「はい、3,2,1…スタート!」


菜々「な、ナナのラブリーウェーブ、ピピッとそーしん☆」 キラッ


亜里沙「……」

菜々「……」

シーン……
亜里沙「えー……ラブリーウェーブは電波ではない、と」

菜々「ち、ちょっと待ってください! いや、その、なんていうか」

  オーネガイ シンデレラー♪

菜々・亜里沙『!?』

  ユメハユーメデオーワレッナイ

菜々「は、はいった! 入りましたよ!」

亜里沙「(ウサコもびっくりウサ……)」

菜々「や、やったぁ! すごいすごい!」ピョンピョン

亜里沙「そ、そうですね。先生もびっくりしちゃいました」

亜里沙「……ナナちゃん、電波を送るコツとかありますか?」

菜々「もちろん、ウサミンパワーです! こう、手をブイッとやって力をためるんです!」

亜里沙「こう?」ブイッ

菜々「はい!」ブイッ
亜里沙「ということです〜、闇の天使ちゃん分かったかなー♪」

菜々「へへへ……ウサミンビーム……」

亜里沙「(ウェーブを出し過ぎるとこんな感じになるから気をつけるウサ!)」

亜里沙「……」ブイッ

菜々「あれれ、ありさ先生、もしかして出しちゃいますか? ラブリーウェーブを」

亜里沙「う、ウサミンパワーをためてるだけです」

菜々「いいんですよ! 一緒にやりましょう!」

亜里沙「えっと……そぉですねぇ」

菜々「せーのっ」

菜々・亜里沙『ラブリー☆ウェーブ!』キラッ

菜々「『おしえて! ありさ先生』のコーナーでした〜!」
菜々「というわけで、あっという間にエンディングのお時間ですー」

亜里沙「先生、教えるはずが教えられちゃった〜」

菜々「うふふ、これがウサミンパワーですよ!」

菜々「こんな感じで上っていけば、トップアイドルも夢じゃないですねっ」

亜里沙「そうね、世界征服も夢じゃないわ」

菜々「そ、そこに戻ってくるんですか?」

亜里沙「だって、全員にラブを発射するわけにもいかないじゃない?」

菜々「いやいや、ありさ先生が「みんなでうたお〜」って言ってるのと同じ感じですよ!」

亜里沙「みんなで……世界征服?」

菜々「ちがーう!」
亜里沙「はい、この番組では、ウサミン星人さんからの電波をお待ちしています〜」

菜々「ナナとありさ先生が、ビビッとキャッチしちゃいますからね〜」

亜里沙「はいー。投稿募集中のコーナー、『受信セヨ、ウサミン星カラノ電波』で紹介しちゃいますー」

亜里沙「他にも『おしえて! ありさ先生』の疑問、『ザ・ウサウサ・ファイト』の対決テーマなども受けつけておりまーすっ」

菜々「お待ちしておりますー」

亜里沙「(ウサコのひみつも質問があれば応えるウサ!)」

菜々「えっ、材質、とか……?」

亜里沙「うふふっ」

菜々「そ、それでは今夜のうさパラは?」

亜里沙「おっしま〜い♪」
――

菜々・亜里沙『はんせーかーい』

菜々「うーん、今回は、私が反省しないといけないかなーってこと、あるんです」

亜里沙「なんですか?」

菜々「ありさ先生のコーナーなのに、ほとんど私が取っちゃった、みたいな」

亜里沙「なんだ、そんなことですか」

菜々「えっ?」

亜里沙「元々、このコーナーはナナちゃんが体を張るという企画趣旨で……」

菜々「体を張る!?」

亜里沙「あ、もちろん、先生もがんばって張っちゃいますよぉっ!」

菜々「あの、これ、かわいい、らじお」

亜里沙「ガンバッテ!」
亜里沙「あ、そうそう、こないだのトレンド、先生も勉強してきました!」

菜々「へ、へぇ。どんなのですか?」

亜里沙「ええ、すっごく人気なんだそうです。ちょっとナナちゃん、先生を怒らせてみせて?」

菜々「お、怒らせる、ですか?」

亜里沙「そうそう」

菜々「え〜っと、それじゃ……」

菜々「ありさ先生って、おねえさんっていうよりおかあさんって感じですよね」

亜里沙「……」ずーん

菜々「あ、ああ、あっ、良い意味で! 良い意味ですよ!」

亜里沙「……も、もう〜、ナナちゃんったらそんなこと言って〜」

亜里沙「げ、激おこぷんぷん丸ウサよ! ぷんぷん!」

菜々「は?」
亜里沙「……先生、もう帰ります」ションボリ

菜々「あーっ! ごめんなさい! 謝るから!」

亜里沙「まあ、もう終わりなんですけどね」

菜々「あ、え、と、また来週〜!」

おしまい
・ウサミン人気に乗じて亜里沙さんを上げる計画……!

・ウサミンはラジオ番組とかいけそーだよね

・声優さんのWEBラジオを参考にしました。何も間違ってないはず

08:30│持田亜里沙 
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