2015年07月13日

高垣楓「よっしーの クッキー」


依田芳乃(数多の甘味をいただいたのでしてー)



芳乃(とても美味でしてー、それはよろしいのですがー…)





芳乃(…むー…)



芳乃(…食べきれないのでしてー…)



芳乃(いただいたものであるからにはー)



芳乃(わたくしが食べるべきではありますがー)



芳乃(無駄にするのも失礼にあたるのでしてー)



芳乃(どなたかにお裾分けいたしましょうー)







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芳乃(むー、この袋から何やら力を感じましてー?)



芳乃(ですがわたくしにも根源を掴めぬのでしてー…)



高垣楓「あら、どうしました?芳乃ちゃん」



芳乃「楓殿ー、お助け願うのでしてー」





楓「…なるほど、クッキーが食べきれないと…」



芳乃「思わぬ量になっておりましてー」



芳乃「わたくしの手に余るのでしてー…」



楓「ふふっ、もらい過ぎてしまうこともありますからね…」



楓「それでは、お言葉に甘えましょうか」







古賀小春「芳乃ちゃん、どうしたんですか〜?」



芳乃「小春殿ー、かくかくしかじかでしてー」



小春「では小春もクッキー、いただきます〜♪」



小春「あ、ヒョウくんは危ないからダメですよ〜?」



ヒョウくん「でっていう」



芳乃(そなたはスーパードラゴンではないのでしてー)



小春「?」







楓「小春ちゃんにも手伝ってもらいましたが…」



楓「減らないどころか増えていますね」



芳乃「でしてー」



楓「クッキーは誰か作ってくれたんですか?」



芳乃「かな子殿でしてー」



楓「ちょっと聞いてみましょうか」







芳乃「かくかくしかじかでしてー」



三村かな子「うーん、私は普通にクッキー作っただけだし…」



かな子「美味しくても食べきれないのは、もったいないね…」



芳乃「何か心当たりはありましてー?」



かな子「えーっと…そうそう、クッキー入れる袋はこずえちゃんが用意してたはず…」



芳乃「ほほー、ご協力痛み入るのでしてー」



かな子(クッキーが増える袋かあ…欲しいなあ…)







楓「ふふっ…むにむに…」



遊佐こずえ「よしのー…かえでー…ぷぁー…」



芳乃「かくかくしかじかでしてー」



こずえ「ふわぁ…わかんないー…こずえ…おぼえてないよー…」



芳乃「むむー…手がかりがないのでしてー?」



楓「どうしましょう?みんなで食べ続けるわけにもいかないし…」



芳乃「…ならばこれを使いましょうー」



楓「法螺貝…?」







芳乃「そなた・いんぱくとでしてー」



ぶおおー ぶおおー

ぶおおー ぶおおー



モバP?「よしのおおおお!!」





楓「…えっ?大きな…プロデューサー?」



芳乃「ねーねーそなたー、このクッキーをお願いしたいのでしてー」



モバP?「任せたまえ」



楓「」



芳乃「ですがこれも一時しのぎに過ぎぬのでしてー」







楓「それにしても…このクッキー、タイプはそこまで多くないんですね?」



安部菜々「あれ?この形…見覚えが…」



楓「菜々ちゃん?」



菜々「ちょっと貸してもらえますか?」



芳乃「よいのでしてー」



菜々「もしかしたら…こうして、並べたら…」







芳乃「ほほー…何処かへ消えましてー?」



菜々「後は同じように…同じ形のクッキーを並べ続ければ…」



楓「…あ。新しいクッキーが出てこなくなりました」



芳乃「袋からの力も感じないのでしてー」



楓「菜々ちゃん、どうしてわかったの?」



菜々「え゛っ。あ、お母さんがやってたヨッシーのクッキーってゲームと形が同じだったんですよっ」



芳乃「よくわからないのでしてー…?」



楓「ヨッシーの…芳乃…よっしーのクッキーというわけですね…ふふっ」







芳乃(あの甘味の山はー、誰かからの授かり物だったのでしょうかー)



芳乃(わたくしにもわからないのでしてー)



芳乃(ともあれみなに感謝を忘れずにー)



芳乃(今年もよき一年になることを祈りましょうー)



おわり



22:30│依田芳乃 
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