2015年07月24日

武内P「城ヶ崎さん」美嘉「あ……」

※プロデューサーは武内P表記です

※登場人物のこれじゃない感

※TDN妄想



が含まれますのでご了承ください





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1436126156



武内P「今日は収録お疲れ様でした」





美嘉「あ、うん…ありがと…どうだった?アタシの演技は」





武内P「とても良かったです…」





美嘉「ええっ〜そんだけ?」





武内P「…いい笑顔でした」





美嘉「そっか……あのさ……アンタこれから暇…」





卯月「プロデューサーさーんお待たせしました〜」





武内P「島村さんお疲れ様でした」





卯月「はい…あ!美嘉ちゃん今日はありがとうございました♪」





美嘉「や、やっほー卯月!今日は共演ありがとね★」



卯月「いえ!私も美嘉ちゃんとお芝居できてとっても楽しかったです!」





美嘉「あははアタシもだよ、また一緒にやろうね★」





卯月「はい!えへへ今から楽しみです」





武内P「島村さんそろそろ次の現場が」





卯月「あっ…すみませんプロデューサーさん…それじゃあ美嘉ちゃんまた今度!」



美嘉「う、うんお疲れ様〜」





武内P「城ヶ崎さんありがとうございました…また機会があればよろしくお願いします」





美嘉「オッケー!プロっ………アンタも頑張って」





武内P「ありがとうございます…城ヶ崎さん」





卯月「美嘉ちゃんまた今度です!」

















美嘉「またね〜………………プロデューサーか………」



〜シンデレラプロジェクト発足前〜





美嘉「今日から新しいプロデューサーが付くって聞いてたけど……どんな人だろ……」





ちひろ「おはようございます!お待たせしました美嘉ちゃん新しい担当プロデューサーさんをお連れしましたよ……プロデューサーさん?どうぞ入ってください」





美嘉「あっ…ちひろさんおはよ………………う」















武内P「おはようございます……今日からよろしくお願いします」デデーン



美嘉「え……ええと………よ、よろしく〜」





武内P「あの……すみません…驚かせてしまって」





美嘉「えっ!?ぜ、全然そんなことないよ?これからよろしくねプロデューサー★」





武内P「はい…よろしくお願いします」





ちひろ「それじゃあプロデューサーさん、私はこれからお仕事があるので後はよろしくお願いしますね」



美嘉「えっ…ちょっちひろさん?」





ちひろ「大丈夫ですよ美嘉ちゃんプロデューサーさんは優秀ですから♪」





美嘉「やっ…そういうことじゃなくて………いきなし二人っきりは」





ちひろ「ではでは〜♪」









美嘉「行っちゃったし……」





武内P「あの……」





美嘉「ご、ごめんごめん!アタシなら全然大丈夫だから」





武内P「そうですか……では…コホン……ひとまず今日はレッスンをお願いします、体調のほうは大丈夫でしょうか?」





美嘉「うん体調ならオッケー★レッスンね!了解」





武内P「ではそのように………いたらないところもあるかと思いますが…よろしくお願いします」



美嘉「もぉ〜固い固い!全然そんなの気にしなくていいって、それよりプロデューサーってさ前は誰の担当だったの?」





武内P「……色々な方を少しの期間だけプロデュースさせていただいてました…なので誰かの専任で付くというのは今回が初めてです」





美嘉「そっか〜アタシも本格的にプロデューサーが付くのって初めてだからさ…お互い頑張ろうね★」





武内「よろしくお願いします」





美嘉「うーん…やっぱ固いなぁ……ねね試しにアタシの事さ名前で呼んでみてよ!」



武内P「えっ……それは………」





美嘉「いいからいいから〜♪美嘉って呼んでみてよ」





武内P「あ、あの…………み、美嘉……さん」





美嘉「あははっ♪プロデューサー顔赤いよ〜照れちゃった?」





武内P「すみません…下の名前というのはまだ……」



美嘉「まだ…ってことはいつかは呼んでくれるんだ?」





武内P「ぜ、善処します……」





美嘉「へ〜じゃあ楽しみにしてるよっ★それじゃあレッスン行ってくるね!」





武内P「あ、私もご一緒します…城ヶ崎さんのダンスを一度直に見ておきたいので」





美嘉「オッケー!じゃあ行こっか★」



〜レッスン場〜





ベテトレさん「1.2.3.4…うん言い感じだぞ城ヶ崎!今日は少し早いけど上がろうかクールダウンを忘れずにな」





美嘉「はーい!ふぅ………」





武内P「お疲れ様でした城ヶ崎さん」





美嘉「お疲れ〜どうだった?プロデューサーから見て感想とか」





武内P「はい…ライブの映像でも思っていたのですが城ヶ崎さんのダンスはとても綺麗です」



美嘉「そ、そう?てか…綺麗って…なんか恥ずかしいけどありがとうプロデューサー」





武内P「すみません…あの城ヶ崎さん今日はこの後何かご予定はありますか?」





美嘉「この後?んーと特にないけど……何か仕事?」





武内P「いえ…今後のスケジュールなどを少し話したいので」





美嘉「あ、うんオッケー!じゃあ先にシャワー浴びてくるね」



武内P「はい…では私は先に」





美嘉「あっ!ねぇねぇプロデューサー!打合せする場所なんだけどさ…」





武内P「はい?」



〜346カフェ〜





菜々「お待たせしました〜346ケーキセットです!」





美嘉「わぁ〜おいしそ〜いただきまぁす♪ん…プロデューサーも食べる?」





武内P「あ、いえ私は……このコーヒーだけで」





美嘉「そぉ?」





武内P「それより城ヶ崎さん…打合せをお願いします、こちらが資料です」



美嘉「次の仕事の資料?どれどれ?……えっ」





武内P「どうかなさいましたか?なにか気になるヵ所でも」





美嘉「えっ…いや……この雑誌ってあの有名なアイドルや女優さんしか載れないやつだよね?いいの?アタシお世辞にもそんなに有名ってわけじゃないけど」





武内P「そんなことはありません…城ヶ崎さんは知らないと思いますが撮影スタッフさんの間では城ヶ崎さんの評判はとても良かったです…なので直ぐに良いお返事をいただけました」





美嘉「そ、それにこっちの飲料水のCMもさアタシじゃ…」



武内P「これも先程の雑誌と同じです…現場での城ヶ崎さんの評判が良かったので取れたお仕事です」





美嘉「……………そ…そぉ?なんか嬉しいっていうか……照れるな」





武内P「ここからです…頑張りましょう」





美嘉「う、うん!よろしくねプロデューサー」



美嘉(その後…プロデューサーと仕事をこなしていると少しづつだけど、どんどんファンの数も増えていった最近じゃ出歩くのに変装はかかせないくらい…まぁ莉嘉には直ぐバレちゃうんだけどね★)



〜学校 校門前〜



同級生「美嘉〜!カラオケいこカラオケ」







美嘉「あっ、いいね〜ちょうど歌いたい気…」





武内P「お疲れ様です城ヶ崎さん」デデーン





美嘉「わっ!!ぷ、プロデューサー!?いつからそこに…」





武内P「今着いたばかりです…」





美嘉「そ、そう………あっ!ごめんねっ今度また埋め合わせするから!ほら早く行くよプロデューサー」





同級生「う…うんまたね〜……」





ウワーナニアレデケェ

メツキヤベェ

シャンプーナニツカッテンノカナ







美嘉「ったくも〜…ただでさえプロデューサーは目立つんだからさ?気を付けてよ」



武内P「す、すみません………あの城ヶ崎さん?」





美嘉「なに?言い訳なら後で…」





武内P「そうではなくて……手をその……繋いで」





美嘉「へ.…きゃっ!……ごめん」





武内P「いえ…私の不注意なので」





美嘉「あ…アタシもプロデューサーが迎えに来てくれるの忘れてたから………ごめん」



武内P「いえ……では時間もあまり無いので急ぎましょう」







美嘉「そ、そうだね〜★早く行こ」









〜移動中〜





武内P「………………」





美嘉「……………………」チラッチラッ





美嘉(さっきはやっちゃったなぁ、まだ少し緊張してるし………プロデューサーはいつもと変わらないなぁ、なんかムカつく…これじゃアタシだけドキドキしちゃってるみたいじゃん!!違うけどあれは急に繋いじゃったからドキドキしただけで男の人と手を繋ぐなんてヨユーだし?)





武内P「…………城ヶ崎さん?」





美嘉「ひゃっ!ひゃい…な、なに?」





武内P「いえ…顔色が安定してませんが…大丈夫ですか?」





美嘉「だ、大丈夫だし!それより何さ顔色が安定しないって!」





武内P「す、すみません…あの…困っているのでしたら私でよければ相談、いえ何でもありません…」





美嘉「?まぁ別に大したことじゃないから平気だよ、プロデューサーってさ結構細かいところも見てるよね」





武内P「…仕事ですので」





美嘉「ふーん、なら仕事なのを良いことにアタシのことやらしい眼差しで見たりしてるんだ」



武内P「え………」





美嘉「仕方ないよね…まぁプロデューサーも男の子だし…ねー?プロデューサー、チラッ、なんちゃってー! あはは★」





武内P「じ、城ヶ崎さん…!?」





美嘉「あはは★じょーだんだよ、プロデューサー顔真っ赤だし…もしかして本当にやらしい目線で見てたり?」





武内P「………勘弁してください」



美嘉「えーどうしよっかなぁ★」





美嘉(ほら!大丈夫プロデューサーと話しててもぜんぜんドキドキしないし…やっぱりさっきのは気のせいだったんだよねうん!)







数日後





武内P「おはようございます」





美嘉「おっ!プロデューサーおはよー」





武内P「すみませんお呼び立てしてしまって…どうしても城ヶ崎さんには直接お話したかったので」





美嘉「んーなになに?またお仕事の話しとか?」





武内P「はい…城ヶ崎さん、毎年行われる新人アイドルによる合同ライブバトルイベントはご存知でしょうか?」





美嘉「あぁ〜うんうん知ってる!新人アイドルの登竜門的なやつでしょ?」





武内P「はい…そのイベントに、城ヶ崎さん…346プロダクション代表で出てみませんか?」

美嘉「…………えっ….ええええっ!?」





武内P「どう…でしょうか?」





美嘉「えっと………なんでアタシなの?ウチの事務所って他にも沢山アイドルいるじゃん?」





武内P「優勝を………狙える方となると城ヶ崎さんしかいないと思いまして…勿論ですが出場は強制しませんので一度考えてからでも」





美嘉「………………やる」



武内P「えっ…」





美嘉「いやさ…プロデューサーにそこまで言われちゃ担当アイドルとして応えない訳にはいかないっしょ?それに考える時間が惜しいしね!そうと決まれば今まで以上にレッスンに力いれなきゃだね★」





武内P「城ヶ崎さん………よろしくお願いします」





美嘉「任せてよ!バッチしキメて優勝するからさ」



武内P「頼もしい言葉です…」





美嘉「えっ……今プロデューサー笑っ…」





武内P「どうかなさいましたか?」





美嘉「へ?あ、ううん!なんでもないよ!頑張ろうねプロデューサー★」



美嘉(その後は大会当日までハードなレッスン漬けの日々が続いた…いやなんでアタシこんなに必死なの?って思ったりしたけど、出るからには勝ちたいし……なにより一番になって莉嘉やファンの皆にカッコいい姿見せたいなって…まぁ一応プロデューサーにも…)



〜本番当日〜





武内P「城ヶ崎さん?城ヶ崎さん…」





美嘉「……ん?あ、ごめんなに?」





武内P「大丈夫ですか?少し顔色が…」





美嘉「よ、ヨユーヨユー★プロデューサーこそ緊張してるんじゃないの?」





武内P「私は大丈夫ですが…」



美嘉「そ、そぉ?まぁアタシもい、いつも通りだし!これで優勝はまち…間違いなしだよ」





武内P「……そうですか」





美嘉「え…あ…これってプロデューサーのコート……」





武内P「出番まで時間はまだありますので、ゆっくりしていてください…」





美嘉「う…うん、ありがと」



武内P「毛布をもらってきますあと飲み物を…」





美嘉「あっ…ちょっと待って!」





武内P「なにか?」





美嘉「いやさ…その…落ち着くまでお喋りでもしたいな…ってダメかな…」





武内P「お喋り…ですか?」



武内P「構いません……お喋りしましょう」





美嘉「え…」





武内P「なにを話しましょうか…」





美嘉「ええっと……とりあえずなんでもいいから話そっ!」





武内P「そう…ですね……では城ヶ崎さんはオフの日はどのように過ごされていますか?」



美嘉「ぷっ…なにそれ〜!まんま雑誌のインタビューみたいじゃん、うーんとね…友達とショッピングしたり…あと妹と遊びにいったりとか」





武内P「妹さんがいらっしゃるんですね…」





美嘉「そーだよ!莉嘉っていうんだけどさっ、最近じゃアタシみたいなアイドルになりた〜いって言っててさ…ほんと可愛いんだよね〜★」





武内P「そうですか…アイドルに」





美嘉「そーだっ!もし妹がアイドルやることになったらさ、プロデューサーがプロデュースしてくれる?」



武内P「それは……難しいです…今の私は城ヶ崎さんについていますので」





美嘉「えー!美人姉妹そろってプロデュースできる滅多に無いチャンス逃しちゃっていいわけ〜?」





武内P「…今は城ヶ崎さんだけをを見ていたいので…他の方をプロデュースするのは」





美嘉「…………プロデューサーってさ普段冗談言わないのに…こういう時だけ冗談みたいなこと言うよね…」





武内P「え……?」



美嘉「なんでもっ!!も〜プロデューサーは罰としてこのイベント終わったらアタシのお願いなんでも聞くこと!オッケー?」





武内P「あの…それは…何故でしょう」





美嘉「い・い・よ・ね・!?」





武内P「け、検討させていただきます」





美嘉「オッケー★あれ?」



スタッフ「城ヶ崎さんもうすぐ本番です!スタンバイお願いします」





美嘉「うっそ!?もう本番?つい話しこんじゃった…」





武内P「…城ヶ崎さん」





美嘉「プロデューサー…アタシ行ってくるね!ちゃんと見ててよ?」





武内P「…はい」



美嘉「よ〜っし!!それじゃあ楽しんでくる★」





ワーワー!

ミカチャーン!ミカチャーン!





司会「さぁ!続いて歌っていただきますのは!城ヶ崎美嘉さんで TOKIMEKIエスカレートです!」





美嘉「みんな〜!今日はテンション↑↑で楽しんでいってね★」





ワーワー!

ミカチャーン!ミカチャーン!

キャーキャー!



〜♪〜♪〜♪



ライブ後



美嘉「ふぅ………あっ!プロデューサー!ねぇねぇアタシのステージどうだった?ねぇねぇ」





武内P「お、落ち着いてください城ヶ崎さん………とても素晴らしいステージでした」





美嘉「へへっ………………その、ありがとプロデューサー…アタシ今最高にアイドル楽しいってカンジ★」





武内P「いい笑顔です…」





美嘉(プ……プロデューサー今笑った…よね?なんだ…笑った顔結構……って違〜う!!全然よくないし、ときめくとか…そんなんじゃないんだからっ!)





武内P「城ヶ崎さん…?どうしました?どこか気分でも…」







美嘉「な、なんでもないよっ!それより帰りはプロデューサーの奢りで高級スイーツだからねっ★」





武内P「そ…それは先程のお願いとは別ということですか…」





美嘉「モチロンッ★そんじゃあレッツゴー!」





武内P「じ、城ヶ崎さん待ってくださいその格好では………」





美嘉「ほらっほらっ★置いてくよー!プロデューサー」



美嘉(後でイベントの結果が発表されてアタシの順位は……ベストパフォーマンス賞だった…優勝じゃないのは悔しいなぁ……)



数週間後





キャメラマン「うーんいいねぇ!もう一枚いいかな?美嘉ちゃん」





美嘉「オッケー★じゃあ…こういうのは?」





キャメラマン「いいよいいよー!」



武内P「お疲れ様でした」





美嘉「うんお疲れ〜★にしてもさ、やっぱりいいよね海ってさ!プロデューサーもそんな場違いなシャツなんて着てないで脱ぎなよほら」





武内P「いえ…仕事中なので」





美嘉「プロデューサーってさ、スーツ以外の服持ってるの?」





武内P「え、ええ持ってます…」



美嘉「ほんと〜?あやしぃなぁ〜★今度アタシがコーディネートしてあげようか?」





武内P「お、お気持ちだけ…頂いておきます…」





美嘉「えぇ〜っ!ちょっと興味あったんだけどなぁ…仕方ないまた今度ねっ★」





武内P「ええ……お願いします」





美嘉「ありがとねプロデューサー★」



武内P「なにがでしょうか?」





美嘉「アタシが1位とれなくて少し落ち込んでたからさ…前から行きたがってた海での撮影のお仕事とってきてくれたん…だよね?」





武内P「城ヶ崎さん…」





美嘉「確かに少し前は落ちてたけどさ………でもこれをバネにしてアタシはもっともっとキラキラ輝いてみせる!って最近思ってるんだよね★」





武内P「城ヶ崎さんは……」





美嘉「ん?」





武内P「いえ……私も城ヶ崎さんを見習わないといけませんね」





美嘉「えっ!?アタシを見習うって……プロデューサーまさか…………このビキニが着たかったの?」





武内P「……………」







美嘉「遠慮しなくていいよ〜★ほらほら」





武内P「う、打合せをしてきます…」





美嘉「あっ!逃げた……………へへ★プロデューサーも少し元気になったっぽいね」



数ヵ月後



美嘉「うぅ〜寒っ寒っ」





武内P「おはようございます城ヶ崎さん」





美嘉「おはよ〜…外寒いけど車内は暖かいね〜★」





武内P「失礼ですがその格好ですと寒いのは当然かと…」





美嘉「肌出しは基本でしょ!プロデューサー?女の子にあんまり野暮なこと聞くとモテないよっ」



武内P「き、気を付けます…では出発します」





美嘉「うんよろしく」









武内P「今日はこれから冬のライブイベントのポスター撮影です」





美嘉「イベントってウィンターフェスのこと!?そっか〜ついに決まったんだ〜★」





武内P「はい」





美嘉「そうと決まればダイエットもしなきゃだし…あとネイルも新しくしたいよね、うーんとそれから……」







武内P「ひとまず…レッスンをお願いします」





美嘉「もちろん!レッスンも完璧にこなして自分磨きも完璧にこなすよ、そしてウィンターフェス当日にはパーフェクトな美嘉を皆にみてもらう★」





武内P「頑張ってください」





美嘉「プロデューサーにも最高にキラキラなアタシを見せつけてあげるねっ!」





武内P「あ、ありがとうございます」





美嘉「そうだっ!ねぇプロデューサー!ライブの演出のことなんだけどさ、アタシがこう…大きいプレゼントの箱からドーン★って飛び出したりするのはどうかな?」





武内P「そうですね…………たしかその演出は輿水さんが先にやる予定になってると思います」





美嘉「うぅ先越された〜……」



武内P「焦らずに…じっくり企画していきましょう」





美嘉「そうだね!プロデューサーも協力してよ?」





武内P「わかりました」





美嘉「へへ★今から楽しみだね」



数週間後





マストレさん「よーし!今日はここまで!」







美嘉「はぁ…………はぁ」





武内P「お疲れ様です城ヶ崎さん」





美嘉「お、お疲れ〜………はぁはぁ」





武内P「大丈夫ですか?あまり無理は」



美嘉「ありがとプロデューサー………けど今度のフェスは絶対成功させたいから…妥協したくないんだ」





武内P「そうですか……その城ヶ崎さん」





美嘉「はぁ………ん?なに?プロデューサー」





武内P「……………いえ何でもありません、ライブ成功させましょう」



美嘉「うん!最高のライブにしようね」





武内P「はい…では私はこれで、レッスン頑張ってください」





美嘉「あ、うん…」





美嘉(…プロデューサー…?)



み、ミスったんだな…





美嘉「うん!最高のライブにしようね」





武内P「はい…では私はこれで、レッスン頑張ってください」





美嘉「あ、うん…」





美嘉(…プロデューサー…?)



数日後

記念パーティー会場



美嘉「プロデューサー見てみて!ドレス姿のアタシもイケてるっしょ★チラッ」





武内P「じ、城ヶ崎さん…」





美嘉「あはは、プロデューサーかわいいー★まぁまぁ今日はパーティーなんだからさ無礼講でしょ?」





武内P「あまり…ハメを外しすぎないようにお願いします」





美嘉「えへへ…そうだねちょっと疲れたからアタシも休憩しようかな、プロデューサーも休憩中?」



武内P「ええ…」





美嘉「そっか…あ、ねぇねぇ!プロデューサーちょっといい?」





武内P「はい?」





美嘉「近くに行ってみたいトコがあってさ…一人じゃなんだし、プロデューサーついてきてくれない?」





武内P「え、ええ…かまいませんが……パーティーはよろしいのですか?」



美嘉「大丈夫、大丈夫!こっそり戻ればバレないって★ほら早くいこ」





















武内P「ここは…」





美嘉「ねっ?めちゃキレイでしょー★ここ人気の夜景スポットなんだよ」





武内P「城ヶ崎さん戻りましょう…もしカメラにでも撮られたら」





美嘉「う、うんそうだよね…だからさ」



武内P「!?…城ヶ崎さん」





美嘉「こうやってプロデューサーにくっ付けばさバレないよ…ね?」





武内P「いけません…城ヶ崎さん戻りましょう」





美嘉「……………ダメ?」





武内P「……城ヶ崎さん」

美嘉「あはは…やっぱりダメだよね!アイドルとプロデューサーがこんなとこで誤解される…きゃっ」





武内P「すみません……ですがもう少し私の近くに来てください…バレてしまいますので」





美嘉「ひ…ひゃい」





武内P「綺麗ですね…」





美嘉「えっ……き、急にな…なに言ってゆの」



武内P「?…すみません、この夜景がとても素敵だったので」





美嘉「あっ…………そ、そうだよね!夜景!夜景かぁ………」





武内P「城ヶ崎さんも…」





美嘉「え、なに?」





武内P「いえ…ありがとうございます、素敵な場所を教えていただいて」





美嘉「う、うん!どーいたしまして★やっぱり一人より誰かと見たほうが楽しいよね」



武内P「そうですね…」





美嘉「その…プロデューサー最近少し変だったからさ………元気出してほしくて、ほらっ!じゃないとアタシのお仕事へのテンションまで下がっちゃうし、別にプロデューサーのためじゃなくて」





武内P「ありがとうございます城ヶ崎さん」





美嘉「だ、だからお礼なんていいって………あ、そだ!じゃあ今度はプロデューサーがオススメのスポット紹介してよね★」





武内P「私のですか…?」





美嘉「うんっ★まぁスケジュール忙しいし行くとしたら来年になっちゃうけどさ…」



武内P「…すみません…それは難しいかと」





美嘉「えっ?別にいいってば…お仕事楽しいし忙しくても……」





武内P「いえ…そうではなく……」





美嘉「え?」











武内P「来年から私は城ヶ崎さんの担当から外れることになりましたので」



美嘉「え……?」





武内P「新しいプロジェクトを任されることになり………城ヶ崎さん?」





美嘉「あ、ご…ごめん……よ、良かったねプロデューサー!出世じゃん♪」





武内P「…………」





美嘉「そっか〜…少し寂しいけどさ仕方ないよね……で、でもさ!個人的に会ったりする分には問題ないよね?」





武内P「いえ…担当でもないプロデューサーがアイドルと一緒にいるというのはやはり………」





美嘉「…………………そっか、じゃあ今度のライブでプロデューサーとのコンビは最後ってこと…だよね?」





武内P「ええ…すみませんもう少し早く伝えるべきでしたが…なかなか言い出せずに」





美嘉「いいって!別にこれでサヨナラじゃないんだし……別に……あ、そろそろ戻ろっか…プロデューサー」





武内P「はい……」



美嘉「少しメイク治してくるから…ごめん先に行ってて」





武内P「…わかりました、車をまわしてきます」







美嘉「ごめんね………もっとキレイな景色一緒にって…………でも仕方ないよね……仕方ない……………よ」



ウィンターフェス当日



美嘉「うぅ…キンチョーしてきた」





武内P「大丈夫です、きっと上手くいきます」





美嘉「ステップの確認とか…もう一回」





武内P「あの城ヶ崎さん…先ほどからそのステップ確認は何回もされていますが」





美嘉「え、そうだっけ…あはは」

武内P「…………大丈夫です、今までの積み重ねは嘘をつきません…城ヶ崎さんなら」





美嘉「あ、ありがと…ごめんねアタシなんかまた舞い上がってたみたい……よし!」





武内P「あまり気負いすぎないでください…他の出演者やスタッフの皆さんもついていますので」





美嘉「それとプロデューサーもね★」





武内P「勿論です」



美嘉「よーっし! なんか元気でたかも、プロデューサー!見ててアタシ、誰より輝くからさっ★」







武内P「頼もしい言葉です」





美嘉「だから待っててね…最後にプロデューサーに伝えたいことあるから………それじゃ行ってきます★」















オーネガイシーンデレラー♪

ユメハユーメデオーワレーナイ♪



ライブ終了後





武内P「城ヶ崎さんお疲れ様でした」





美嘉「うん!お疲れ★ん〜っ楽しかったぁ」





武内P「とてもいいステージでした」





美嘉「まぁ、当然でしょ!…へへっな〜んて★結構他のみんなに助けられちゃった、あーあアタシもまだまだだなぁ」





武内P「いえ、今日は他の誰よりも城ヶ崎さんが輝いていたように思います…歌もダンスも」



美嘉「えへへ、なんかハズいけど…ありがとプロデューサー!アタシ…キラキラできてたかな?」





武内P「はい…とても」





美嘉「そっかぁ〜…でもプロデューサーとは今日で終わりだね、アタシ達ってさ結構いいコンビだったよね!」





武内P「そうですね……」





美嘉「最初はどんなことになるかと思ってたけどさ…プロデューサー見た目ほど怖くないってわかったし★」



武内P「あの…私の見た目は怖いですか?」





美嘉「うん!そりゃーもー不審者オーラ出まくり」





武内P「そ、そうですか…」





美嘉「まぁまぁ★今は誤解が解けたんだからいいじゃん」





武内P「えぇ…まぁ」





美嘉「プロデューサーはこの後の打ち上げ参加しないの?」



武内P「事務所に一度戻ります、まだ少しやり残した業務が残ってますので」





美嘉「そっか……じゃあ、今日はここで解散だね、プロジェクト頑張ってね!応援してる★」





武内P「ありがとうございます、あの…ライブ前に城ヶ崎さん伝えたいことがあると言ってましたが…それは」





美嘉「あぁ〜あれ?…プロデューサー見た目で誤解されやすいからさ、プロジェクトのアイドルとはもっともっとコミュニケーション積極的にしたほうがいいよって言いたくて」





武内P「そうでしたか…アドバイスありがとうございます」



美嘉「それじゃ…またね」





武内P「はい…また」





















美嘉「……………………行っちゃった……言えなかった………行かないでって……新しいプロジェクトなんて行かないでって、でも言ったらプロデューサー困らせちゃうプロデューサー困らせるような事………したくないし…………」





























美嘉「寒いなぁ………そういえばあの時のプロデューサーのかけてくれたコート暖かくていい匂いで………………そうそうこんな感じにかけてくれて匂いも……ってえええっ!?プロデューサー!?」



武内P「はい」





美嘉「え、えぇっ!いつからそこに……てかアタシの話聞かれて」





武内P「すみません忘れ物を取りに…聞くつもりはなかったのですが」





美嘉「なっ……………もぉ!なんでこんな時だけタイミングバッチリなわけ?」



武内P「すみません…それより城ヶ崎さん先ほど仰っていた事は本当ですか?」





美嘉「そ、それは…………ん〜…そうだよっ!正真正銘100%アタシの本心!プロデューサーに行って欲しくないって思ってるの!」





武内P「そうですか…ではそうしましょう」





美嘉「え………?」





武内P「来年もよろしくお願いします」



美嘉「こ、こちらこそ…じゃなくて!え?それでオッケーなの?プロジェクトがあるんじゃ」





武内P「平行してやれば問題ありませんから」





美嘉「でも人数多いし大変じゃ…」





武内「千川さん印のドリンクもありますし大丈夫です」





美嘉「ほ、ほんとに?ほんとーに良いの?嘘じゃない?」



武内P「えぇ私は問題ありません、それに約束ですから」





美嘉「え?約束って…」





武内P「新人アイドルライブの時に…何でも城ヶ崎さんの言うことを聞くという約束です………違いましたか?」





美嘉「う、ううん!!違わない!……えへへ」





武内P「良かったです…それでは私は事務所に」



美嘉「アタシも行く!!」





武内P「構いませんが何もありませんよ?」





美嘉「いいのっ!今はプロデューサーにめちゃめちゃイタズラしたい気分だからさっ★」





武内P「それは…あ、待ってください」





美嘉「ほらっ早く行こーよプロデューサー★」





武内P「走る必要はないと思いますが 」





美嘉「いいのっ!嬉しい時には走らないとダメっていうほーりつがあるんだよっ★」





武内P「初耳です」





美嘉「へへっ…じゃあ明日からもプロデューサーが知らないことアタシが教えたげる★だからこれからもプロデュースヨロシクねっ♪」







〜城ヶ崎美嘉プレゼンツ愛のシンデレラ劇場〜

fin



〜〜ちゃん?〜〜ちゃんってば!もー…







莉嘉「おねーちゃん!!」







美嘉「えへへ…………はっ!ご、ごめん莉嘉どうしたの?」





莉嘉「どうしたのじゃないよー!ロビーで待っててって言ってたから待ってたのに全然来ないし…」





美嘉「ご、ごめん莉嘉!」





莉嘉「もういいよ…どうせまたPくんで変な事考えてたんでしょ?」





美嘉「へ、変なことって……あ、アタシはまだ何も」





莉嘉「もーそんなに好きなら告っちゃえばいいのに」





美嘉「こ、ここ告白なんて無理っ!だってアタシはアイドルだし…」





莉嘉「えーでも気持ち伝えるくらいは良くない?それにPくんもおねーちゃんの事好きかもしれないじゃん」



美嘉「いや…そんなこと…そんな…………えへへ」





莉嘉「それにうかうかしてると他のアイドルに取られちゃうかも!」





美嘉「うぅ…でもさ、もしアタシが告ってプロデューサーがその気になっちゃってさ、そういう雰囲気なっちゃったらどうしよう…アタシ経験ないし」





莉嘉「飛びすぎだよおねーちゃん!!」





美嘉「それにあんな声で耳元で囁かれたら確実に…」



武内P「あの…お二人共どうかされましたか?」





美嘉「ひゃっ!プロ………あ、あんたいきなり出てこないでよ!」





莉嘉「お疲れ様っPくん!」





武内P「お疲れ様です…すみません、楽屋に島村さんの忘れ物を取りに戻ってきたのですが…お二人がなにやら真剣に話しこんでいたので」





美嘉「そ、そう…あんたまさか話の内容聞いたりとか」



武内P「いえ…そこまでは」





美嘉「そう…」ホッ





莉嘉「おねーちゃんはねPくんに名前で呼ばれたいんだってさ!」





美嘉「りりりり莉嘉な、なに言ってんの!?」





武内P「そうなのですか?」



美嘉「えっ!違っこれは莉嘉が勝手に」





莉嘉「だってアタシ達二人とも城ヶ崎でしょ?いっそ名前で呼んだほうが楽じゃん」





武内P「確かにそうですが………よろしいのですか?」





莉嘉「アタシは全然オッケー☆」





美嘉「あ、あんたがよよ呼びたいなら好きにしたら?」





武内P「そ、そうですか…では………美嘉さん、莉嘉さん、今日はお疲れ様でした気をつけて帰宅してください」





莉嘉「うん!オッケー☆今度からそれでヨロシクねPくん」





美嘉「ぁ…アタシもそれでオッケーだよ」







武内P「な、慣れるよう善処します…では」



莉嘉「バイバーイ☆えっへへ良かったねおねーちゃん!!……お姉ちゃん顔真っ赤だけど大丈夫?」





美嘉「名前、名前でよんだ………アイツ、プロデューサーがアタシを………えへへ……」





莉嘉「おねーちゃん……純情すぎ……」















終わり





19:30│城ヶ崎美嘉 
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