2015年07月31日

加蓮「カラオケ行こうよっ!」凛、奈緒「え…」

加蓮「うん!今度の日曜日とかどう?」





奈緒「え、えーっとわ…悪い!その日は予定が…ゴメンなっ」







加蓮「そっか…凛は?」





凛「わ………私もお店の手伝いがあるからその日は無理かも、ゴメンね」





加蓮「えぇっ?……二人ともダメなんだ…そっかぁ」





奈緒「あ、そ…そういえば!Pさんが日曜日はヒマみたいな事聞いたなぁ、なっ?凛」





凛「え?そんなの聞いて………あ、うん聞いた確かに」





加蓮「そうなの?…うーんでもPさん一緒に行ってくれるかな…」





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奈緒「大丈夫だって!いけるいける!諦めんなよ」





加蓮「………よ、よしっ…わ…私Pさん誘ってくるね……うぅ緊張するなぁ」





奈緒「行ってらっしゃーい………ふぅ、なんとか誤魔化せた」





凛「大丈夫かなプロデューサー」





奈緒「大丈夫だよPさんなら…多分」



モバP(以下P表記)「幸子、この前出た番組の評判凄くいいぞ」





幸子「本当ですか?嬉し………ふふーん当たり前ですよっ!まぁカワイイボクが出るからには視聴率40%は確実ですからね」





P「頼もしいな〜」





加蓮「あのっ、Pさん!」





P「ん?やぁ、加蓮お疲れ様…何かあったのかい?」





加蓮「う、うん…えっとね……Pさんって今度の日曜日何か予定ある?」





P「日曜日?…………いや、確かその日は特に予定はないな」



加蓮「そ、それじゃあ…私とね…あの……デート」





P「ん?デート?」





加蓮「じゃなくって!……あの、カラオケ行ってくれないかな…って」





P「カラオケかぁ…そういえば最近ご無沙汰だなぁ………よしっ!行こうか」





加蓮「えっ、え…?いいの?」





P「あぁ、でもキチンと変装はすること…いいね?」





加蓮「うん!ありがとうPさん」



幸子「日曜日ですかー…確かその日は……ああっ!これは偶然ですねぇー、その日はボクもオフじゃないですかぁー、せっかくだしカラオケでも行きたい気分ですねー、でもなぁー」チラッチラッ





P「幸子も一緒に行くかい?」





幸子「ふふーん!仕方ないですね〜このカワイイボクが一緒に行ってあげますよ」





加蓮「よろしくね幸子ちゃん」





幸子「はいっ、よろしくお願いします」



当日





幸子「ふふーん!どうですかカワイイボクの罪すぎる歌唱力は」







P「いやぁ良かったよ!あのスピッツの名曲、空も飛べるはずをここまで自分のものにしてもいたとは……」





加蓮「スゴく素敵だったよ!幸子ちゃん」





幸子「ま、まぁ…カワイイ僕なら当然ですよっ、ふふーん!…………えへへ」





P「よし…それなら次は加蓮かな 」





加蓮「うぅっ、幸子ちゃんの後だからハードル高いなぁ…」





P「気にせず歌いたいのを歌っていいんだぞ」



加蓮「それなら……えいっ」









『蛍火』









P「おおっ、いきなり来るか」





幸子「ふふーん!まぁお手並み拝見ですねっ」







数分後





加蓮「…………ふぅ、えへへ…どうかな?」









P「っう……ひぐっえぐっ……よがた…良かっだよぉ」



幸子「……グスッ……こ、こんなの………反則です…ひぐっ……でも泣い…グスッ…てる僕も……カワイイ…っぅぅ」





加蓮「も、もー大げさだよ……ほら次、Pさんの番だよ」





P「…グスッ……いやっ、すまん……ちょっと…涙が……止まらなくて」





加蓮「えーっ、じゃあ幸子ちゃん」





幸子「……うぅぅ…グス…ッ…ぼ、僕も……しばらくは…グスッ…無理です」





加蓮「そっか、じゃあ次も私が歌っちゃうね……じゃあ次は……これだっ」







『薄荷』







P「…グスッ……え?…あの…加蓮」





幸子「加蓮さん!?」







数分後





加蓮「…………ふぅ、えへへ…どうかな?」







P「……っう……くしょ…ちくしょ……グスッ神様のバカヤロ……返せよ……加蓮の時間を……頼むよぉ」





幸子「……グスッ…なんでこんなに……酷いですよぉ……あんまり…ぅぅ…グスッ…で」





加蓮「私はPさんに選んでもらって幸せだなぁ…って気持ちで歌ってみたんだ」





P「……うぐ…うぅっ…ひっ…グスッ……そうかぁ…頑張ろうな、加蓮…頑張ろうなぁ」





幸子「………そ、そういう…グスッ……気持ちとか…心情とか…っう…ひぐっ、聞く…と余計に……うう」



加蓮「えへへ……じゃあ次はPさんが……大丈夫?」





P「い、……いや……無理……グスッ……ゴメン……」





幸子「…グスッ…ひぐっ…かっ……カワイイ…ボクも………涙には……グスッ」





加蓮「えー?それじゃあまた私かぁ……うーん……それじゃあこれにしよ」







『魔法の人』







P「…グスッ……おっ……?聞いたことない曲だな…奥華子?」







加蓮「うん……私ね、Pさん出会えて幸せだよ…今までモノクロだった世界から連れ出してくれた大切な人…そんなPさんに感謝の気持ちと、それと……い、色んな気持ちを込めて歌います……聴いてください」



P「……グスッ…えっ…なに…その……いい話」







数分後





加蓮「…ふぅ…は、恥ずかしいな……どうだった?」





P「いぃぃっ……スゴく…グスッ…ひぐっ……でも何でこんなに……涙が……とまら…グスッ……幸子?」





幸子「…………グスッ……パパ……ママ……ひぐっ…グスッ」





P「な……泣きすぎで幼児化してる!?」





加蓮「よーしじゃあ次はね〜」





P「ま、待て加蓮!?」







『star・』







加蓮「輝〜く♪星にな〜れ〜♪」





P「グスッ……精一杯輝く星って……そういう……ひぐっ…か、加蓮…」





幸子「……グスッ…パパぁ……ママぁ……加蓮さぁん……」



次の日





幸子「おはようございます…………」





P「…………おはよ………幸子」





幸子「プロデューサーさん…………あの後記憶ありますか?」





P「いや……ない…なんか気付いたら自室で寝てた」





奈緒「おはようございまー……す、二人ともどうしたんだ?凄い顔だぞ」





凛「おはようプロデューサー、奈緒?プロデューサーは加蓮と……」





奈緒「あっ、そうか!……じゃあ幸子も同じ理由か」



P「どういうこと、すか…」





奈緒「いやさ、加蓮とカラオケ行くと絶対に今のPさん達みたいになっちゃうから…」





凛「天然で泣かせてくるから…加蓮はズルいよね」





P「なるほど………はぁ…」





幸子「じゃあ……カワイイボクは………レッスンに行ってきます……」





P「おお………頑張れよ……」





加蓮「おっはよー!!」ツヤツヤ





P「か、加蓮……おはよう」



加蓮「いや〜♪昨日はすっごい楽しかったね!二人とも」ツヤツヤ





幸子「そ……そうですね」





P「た……楽しかったな……」





加蓮「うんうんっ!あ…凛と奈緒もおはよう、昨日二人も来ればよかったのに〜凄く盛り上がったんだからね」 ツヤツヤ





凛「お、おはよ加蓮…そうなんだ…残念だね」





奈緒「お、おはよう加蓮……いやぁ、それは残念だったな」





加蓮「ほんとだよ〜、今度は皆一緒に行きたいね」



ちひろ「おはようございます……あら?プロデューサーさんと幸子ちゃん、大丈夫ですか?目が…あと顔色も」





P「おはようございます…ちひろさん……ははは……なに…大したことないですよ」





ちひろ「そうですか…あっ、そういえば、今度の土曜日ってプロデューサーさんオフの日でしたよね?」





P「土曜日ですか?……えぇ確かに……あれ?ちひろさんその紙は…」









ちひろ「はい♪実はこの前、オープンしたカラオケ屋さんの招待券なんですよ、期限が土曜日までなんですけど…良かったらプロデューサーさんどうぞ」





P「か、カラオケ……いやぁ…土曜日はどうだったかなぁ」





ちひろ「あれ?でもこの前、オフは何もすることがないから困りますよ〜はっはっはーって」



P「いや…それは…その時の話で」





ちひろ「ちょうど五枚ありますし、ここに居る皆さんで行ってきたらどうですか?」





P「え…いやそれは」





加蓮「行きたい!!ちょうど皆で行きたいね〜って話してたもんね、いいよね?ねっ」





奈緒「そ、それは……」





加蓮「だめ…?」





奈緒「わ…わかりました」



凛「腹くくるしかないね……ねっ、プロデューサーと幸子?」





P、幸子「!!?」





奈緒「おいおい…なにをこっそり逃げようとしてたんだよ」





凛「私たち五人仲良しだよね……?」





幸子「ぷ、プロデューサーさぁん」





P「いや…凛…それはその…」





加蓮「Pさん……一生のお願い、カラオケ連れて行って…ね?」





P「……わ、わかりました………」



幸子「か、カワイイボクは…確か予定が入ってて…」





奈緒「幸子ももちろん」





凛「行くよね?」





幸子「ひ、ひゃい………行きます」





加蓮「よ〜しっ!当日は盛り上がってこーっ♪おーっ!」





P「お……おー……」





ちひろ「ふふっ、皆さん本当に仲良しですね」







おわり





08:30│北条加蓮 
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