2015年08月14日

みくりーな「これからもずっと」

月末爆タヒしたのでSSに情熱を傾けた次第。





※みくりーなをイチャつかせたいだけのSS第3弾です。





※そういうの苦手な人は閲覧注意です。



※拙作、みく「みくりーなはBL?」、李衣菜「あらしのよるに」もよろしくお願いします。





今回書き溜め無しなんでまったり進行になりますが、まったり読んでくれたら幸いです。









みく「はぁ……」



みく「こんな時間に来客なんて誰かと思ったら」



みく「で? 家出って何?」



李衣菜「…………」



みく「何でみくの所に来たわけ?」



李衣菜「……何となく」



みく「何となくって……」



李衣菜「…………察してよ馬鹿」(ボソッ



みく「はい?」



李衣菜「何でもない」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1430417501



みく「……ほら、もう十時になるし消灯時間になって寮に出入り禁止になるから。明日も学校でしょ? 早く帰らないと」



李衣菜「学校の用意持ってきた。制服も」



みく「…………」



李衣菜「……ダメ?」



みく「ダメって言うか……まぁ泊まっていくことに関しては別に構わないけど」



李衣菜「なら泊めて?」



みく「むぅ……で、でもその前にご両親が心配してるんじゃ――」



prrr……prrr……



李衣菜「…………」



みく「……スマホ、鳴ってるけど」

李衣菜「……」(チラッ



李衣菜「みくが出て」



みく「はぁっ? 何でみくが――」



李衣菜「今は……話したくない」



みく「(この様子だと、十中八九ご両親からかー)」



みく「(だからってみくが出るとこじゃないでしょこれ。李衣菜ちゃんのご両親と会ったのだって、この前の台風の時李衣菜ちゃんのウチに泊まった時くらいだし……)」



prrr……prrr……



李衣菜「……………………」



みく「……あーもう! 出ればいいんでしょ出れば!」



みく「全く、何でみくがこんなこと……」(スマホタップ



みく「……もしもし?」



李衣菜母「ちょっと李衣菜! 今どこ――って、あら? 李衣菜、じゃないわよね?」



みく「えーっと……すいません、私346プロダクションで李衣菜さんとユニット組ませてもらってる、前川みくといいます」



李衣菜母「あー! この前のウチに泊まりに来た子ね!」



みく「あ、はい。その節はお世話になりました」



李衣菜母「いえいえ、こっちも大したもてなしも出来ないでごめんなさいねー、ホント。……で、貴女が電話に出たってことは、李衣菜は側にいるの?」



みく「はい。今は話したくないとか言って、私に電話を……」



李衣菜母「もう、困った子なんだから。えっと、なら今は寮のお部屋に?」



みく「そうですね。……少なくとも今日は帰る気はなさそうな感じで、着替えやら学校の用意やら持ってきてるみたいで……」



李衣菜母「なるほど。なら安心かしらね」



みく「へ?」

李衣菜母「いやーこんな時間に飛び出してって、補導でもされたらどうしようかと思ってたのよ。いや、補導ならまだいいわ。事件なんかに巻き込まれたらそれこそ大事よ。ホント心配しかかけない子なんだから」



みく「はぁ……」



李衣菜母「でも多分今帰らせても、また同じようなことになると思うのよね。だから、ちょっと李衣菜の頭が冷えるまでそっちに置いてもらってもいいかしら?」



みく「え、えぇ?」



李衣菜母「あ、もちろん本当に迷惑だったらすぐにそっち行って首根っこ引っ張って連れ帰るけど」



みく「いや、えー、別に迷惑ではないのでそこまでは……今日に限らず、よく李衣菜さんウチに泊まりに来ますし」



李衣菜母「そう? そしたらお願い出来るかしら。こっちの私情挟んで申し訳ないんだけど、李衣菜が飛び出していったの、ウチの主人との口論が原因でね。それがもううるさいってのなんの」



みく「そう、なんですか」



李衣菜母「まぁこっち側もクールダウンするよう言い聞かせとくわ。二人とも変に頑固なところだけ似てるんだから……なら、李衣菜のことお任せしちゃうわね」



みく「あ、はい。分かりました」



李衣菜母「じゃあねー」(プツッ

みく「……終始ペースに呑まれてた感じがするにゃ……」



みく「ともあれ――」



みく「はい、スマホ。電話終わったよ」



李衣菜「……誰が出たの?」



みく「李衣菜ちゃんのお母さん」



李衣菜「何て?」



みく「とりあえず頭冷やしてこいだって」



李衣菜「ふぅん……」



みく「……喧嘩したのはお父さんとなんだよね?」



李衣菜「まぁ……一応」



みく「家出するほどって、何が原因で喧嘩したの?」



李衣菜「…………」

みく「あ、分かった。李衣菜ちゃんのことだから、アレでしょ。音楽性の違いとか?」



李衣菜「はぁ? 何言ってんの? 頭大丈夫?」



みく「そこはマジレスするとこじゃないでしょ!?」



李衣菜「みくってたまにボケるタイミングミスるよね。この前のマジアワの時もそうだったし」



みく「しかもダメ出し!? て言うか! あの時はどう考えても李衣菜ちゃんのせいでスベったでしょ! 李衣菜ちゃんは変に捻ったこと言わないでとりあえずロックって言ってればいいの!」



李衣菜「なっ……ちょ、ちょっと〜? 今途轍もなく馬鹿にされたような気がするんだけど?」



みく「馬鹿にはしてないよ。芸風を曲げるなってことをみくは伝えたかったの」



李衣菜「あーはいはいそーですね、ナチュラルボーン猫キャラの前川みくさん」



みく「これはキャラじゃないって何十回言えば分かるにゃ!」



李衣菜「そっちこそロックについて軽はずみな発言しないでくれる!?」

みく「ぐぬぬぬぬ……!」



李衣菜「ぐぎぎぎぎ……!」



みく「こうなったら……」



李衣菜「アスタリスク……!」



みくりーな「かいさ――」



李衣菜「」(ぐ〜〜



みく「…………」



李衣菜「…………何さ///」



みく「李衣菜ちゃんって、何と言うか、持ってるよね」



李衣菜「持ってるって何が」



みく「そういうタイミングで笑い取れる何か」



李衣菜「あ〜の〜ね〜私そういうキャラじゃないから! そんなんだったらみくだって――」



みく「あーあーみくは何も聞こえないもーん。それじゃ、迷い猫ちゃんの李衣菜ちゃんのために夜食でも作ってあげようかなー」



李衣菜「ぐっ…………あ、ありがと……」



みく「最初からそう素直になってればいいのに」



李衣菜「煽ったのはみくでしょうが!」



みく「李衣菜ちゃーん、そこの棚からお皿二つ取ってー」



李衣菜「聞けよ!」

翌日





未央「え? りーな、またみくにゃんの部屋に居候してるの?」



李衣菜「別に好きでそうなったわけじゃないし。已むを得なくって感じ?」



みく「転がり込んで来たくせになんちゅう太々しい態度……」



未央「でもその辺あっさり受け入れちゃうあたり、みくにゃんの優しさだよね」



みく「優しさって言うか……憐れみ?」



李衣菜「は?」



未央「ほっほぉ」



みく「ほら、雨降ってる時に捨て猫見かけたら何とかしてあげたくなるでしょ? 困ってる猫がいたら助けてあげるのがみくのポリシーにゃ」



未央「何だか分かったような分からなかったような……」



李衣菜「ちょっと、誰が捨て猫だって……?」



みく「李衣菜ちゃんのことに決まってるでしょ。それにこの前マジアワの公録の帰りで、電車乗った時偶然聞こえてきたファンの会話で――」





オタク1「いやー、生アスタリスク良かったよなー」



オタク2「それ。やっぱ生で見ると違うわ。感じる尊さが倍になる」



オタク1「つーか、前から思ってたんだけど、今日の公録で確信したわ」



オタク2「何が」



オタク1「李衣菜ちゃんってネコだよな」



オタク2「なるほどね。言いたいことは分かる」



オタク1「それよかみくにゃんがタチって言った方がいいか」



オタク2「ぐいぐい行ってたもんな。李衣菜ちゃんもああ見えて押しに弱そうだし」



オタク1「視覚効果は俺には刺激が強かった」



オタク2「これだからみくりーなはやめられないな」



オタク1「捗る」



オタク2「分かる」

みく「って言ってたから、李衣菜ちゃんは猫なのは最早ファン公認にゃ」



李衣菜「えー? 納得いかないなぁ……」



未央「なるほど……言われてみれば猫っぽいところも無きにしも非ず……」



李衣菜「どこが!?」



未央「んー、気性が荒いところ?」



李衣菜「それ私の性格じゃないし! 大体みくがいっつも変なこと言うのが原因で――」



みく「あー! すぐ人のせいにする! いつどこでみくが変なこと言ったっていうの!?」



李衣菜「言ってあげようか!? まず――」



ギャーギャーギャーギャー



みく「はぁ!? それは李衣菜ちゃんが――」



ギャーギャーギャーギャー



未央「結局こうなるわけね……」



みくりーな「ねぇ! 未央(ちゃん)はどう思う!?」



未央「あーそうだねー今日も二人は息ピッタリだなーって感じだねー」



未央「て言うかちょっと気になってたんだけど、みくにゃんが『タチ』ってどういう意味なの?」



みくりーな「…………」



みくりーな「さぁ……?」

――同時刻、346プロ敷地内某所







由里子「――はっ!?」



比奈「んー? どうしたっスか?」



由里子「今近くでネコとかタチとか言ってる会話が聞こえたじぇ!」



比奈「近くってどこっスか……アタシには何にも聞こえなかったっスよ」



由里子「耳じゃなくて、心で感じたと言うか……」



比奈「相変わらずエスパーみたいな能力持ってるっスよね、由里子ちゃん。めちゃくちゃ限定的っスけど」



由里子「何を言ってんですか比奈センセ! 腐女子たるもの、いつでもアンテナ張ってないと!」



比奈「別にアタシは腐女子じゃないんスけど……なんか漫画描いてるってだけでそういうキャラ付けされてますけど」

由里子「あ〜確かに女オタクって全員が腐女子って思われてそうだじぇ」



比奈「まぁ実際比率がそっちの方が高いし、仕方ないかもしれないっスね」



由里子「でしょでしょ? そういうわけで、これを切っ掛けに比奈センセにはあたしおススメの――」



比奈「ところでさっきから手が止まってるけど、進捗大丈夫なんスか?」



由里子「え?」



比奈「締切までの時間、まさか忘れてないっスよね」(ニッコリ



由里子「あー、し、心配ご無用! 折角の比奈センセとの合同誌、落とすなんてヘマはやらかしませんよ!」



比奈「妄想も程々にするっスよ」



由里子「はーい」

――夕方







みくりーな「お疲れ様でしたー」



ディレクター「お疲れちゃーん。また来週もよろしく頼むよ〜↑」



みくりーな「はい!」



ディレクター「ん! 良い返事ありがと。じゃあね〜↑」(バタン



みくりーな「…………」



みく「……5回」



李衣菜「へ?」



みく「李衣菜ちゃんがぼーっとしてた回数。みくが上手くフォローしたからいいけど、ちょっと気が抜けすぎじゃない?」



李衣菜「そ、そんなぼーっとしてなかったでしょ!」



みく「いーや、してた。気付いてないあたり重症だね」



李衣菜「……ごめん」

みく「…………ぼーっとしてたのって、やっぱり家出と関係あるの?」



李衣菜「」(ビクッ



みく「……分かりやすい反応ありがと」



みく「で、結局何が原因なの? 流石にこの後もそんな調子じゃ、みくも困るし」



李衣菜「…………」



みく「李衣菜ちゃーん? 聞いてるー?」



李衣菜「――あーっ!」



みく「に゛ゃっ!? い、いきなり大声出したらびっくりするでしょ!」

李衣菜「そう言えば今日水曜じゃん!? スーパーで総菜の安売りの日じゃなかったっけ?」



みく「は? え? そ、そうだけど?」



みく「て言うか、まだみくの話は終わってな――」



李衣菜「いいからいいから。今日は私が晩ご飯作るけど、いい?」



みく「ま、まぁ別にいいけど……」



李衣菜「そうと決まったら早く行こ! 私もお腹空いちゃったし」(ギュッ



みく「ちょ、ちょっと! 手引っ張らなくてもちゃんと走るから〜」(タッタッタッ



みく「――あれから5日が過ぎたけど、結局李衣菜ちゃんの口から家出の理由は教えてもらってない」



みく「李衣菜ちゃんの連泊に関しては、既にPちゃんや寮母さんに話はつけてあるし、李衣菜ちゃんの実家からも特に戻ってくるよう催促する連絡はまだ来ない」



みく「みくとしては実際迷惑してないし、李衣菜ちゃんと一緒にいる時間が増えるのはどっちかと言えば……嬉しい。ほんのちょっとだけど」



みく「でも、家出してきてから毎日のように、李衣菜ちゃんは時折上の空で物思いに耽っていた」



みく「こんな李衣菜ちゃんを見るのは初めてで、いつもの騒がしい李衣菜ちゃんとは全然違ってて、その違和感がみくの心をもやもやさせた」



みく「最初は心配してたみくだけど、それは徐々に怒りへと変わっていった」



みく「だってみくがその都度声をかけてあげてるのに、李衣菜ちゃんったらいつも誤魔化して逃げるし。その誤魔化し方も下手くそで、その適当さがみくを更にムカムカさせた」

みく「例えば、どういう風の吹き回しなのか、妙にみくに媚びてくるというか甘えてくるというか……」



みく「昨日だって向こうから一緒のベッドで寝たいとか言ってくるし……」



みく「だけど、その時みくは何となく確信した」



みく「李衣菜ちゃんが抱える隠し事、その内容」



みく「だから今日こそは李衣菜ちゃんに訊いてみる」



みく「真正面から向き合う」



みく「それが多分、李衣菜ちゃんも望んでるような気がするから――」

李衣菜「じゃあ電気消すよー」



みく「……寝る前で悪いんだけど、ちょっといい?」



李衣菜「ん? どしたの?」



みく「今日こそは言ってもらうから。家出の理由」(ズイッ



李衣菜「ぁ……えーと……」(目逸らし



みく「逃げようったってそうはいかないよ。話してくれるまで寝かさないからね」



李衣菜「な、なかなか情熱的なことで……」



みく「誤魔化さない」



李衣菜「ぐ、ぅ……」

みく「……別にね、李衣菜ちゃんがここに居候するのにみくは不満があるわけじゃないよ?」



みく「でもこのままじゃ李衣菜ちゃんのためにならないって、みくは思うな」



李衣菜「……ごめん」



みく「謝るんならちゃんと説明して?」



李衣菜「…………」



李衣菜「あのさ、みくってこれからどうするか決まってる?」



みく「? これからって、どういう意味?」



李衣菜「言葉通りの意味。今私達高校生でしょ? 高校卒業した後、みくはどうするか決めてる?」



みく「……みくは――」

みく「みくは多分……ううん、絶対アイドル続けてると思う」



みく「進学のこととかいずれ決めないといけないけど、それだけは言えるかな」



みく「この業界、これからしんどいことが増えていくだろうけど、その分楽しいことも増えていくってみくは信じてる。実際今楽しいし。キラキラしてきたの、自分でも分かる」



みく「て言うか、そういうのに憧れ続けてアイドルになったんだしね、みくは」



みく「だからアイドルになった以上、みくは自分を曲げないよ。これからもずっと、アイドル続けていく」



李衣菜「…………」



みく「勿論、李衣菜ちゃんと一緒にね」



李衣菜「っ――」





みく「ん? 何そのきょとんってした顔。もう今になって嫌だって言っても遅いからね。みくのアイドル道に乗っかったが最後、李衣菜ちゃんも一蓮托生なんだから」



李衣菜「……ふふっ、何それ。自分勝手」



みく「李衣菜ちゃんほどじゃないと思うけど?」



みく「……で、こんな話してくるってことは、やっぱり李衣菜ちゃん、進路について親と揉めてたの?」



李衣菜「…………まぁね」

李衣菜「元々さ、お父さんはあんまり乗り気じゃなかったんだ、私がアイドルになるの」



李衣菜「そんで、ぶっちゃけた話わりと学校の成績も私良くなくてさ。たはは……」



李衣菜「お父さん、結構良い大学出て、今もなんか会社の偉い人みたいで、私にもそういう感じで育ってほしいみたいで、でも結局私にはなんかそういうの合わなくて、結局今こういうことしてて……」



李衣菜「お母さんは結構ユルい感じで、アイドル始めれたのだってお母さんがお父さん説得してくれたお陰だったし。……お酒酔わせて結構無理矢理だったみたいだけど」



みく「そ、それはなかなかロックっていうか……」



みく「(そう言えばお父さんの方は怖そうな人だったな……この前も結局短い挨拶くらいしか出来なかったし)」



李衣菜「……でね、この前の晩に中間テストの結果がバレて、言われちゃったんだよね」



李衣菜「高校三年生になったら、アイドルは止めて受験勉強に集中してもらうって」

みく「…………」



李衣菜「もうプロダクションの方にも話進めるつもりでいるって。勉強と両立するからって食い下がったんだけど、全然聞く耳持ってくれなくて」



李衣菜「しまいにはアイドルなんて下らないだの、一緒にユニット組んでるみくのことまで馬鹿にしだしたから、ついカッとなって……」



みく「飛び出してきた、と」



李衣菜「うん……」



李衣菜「私もみくみたいに、何があっても折れない心を持ってたらよかったのに」



李衣菜「そういうところ、いつも羨ましいと思ってたんだ。実は」



みく「李衣菜ちゃん……」

prrr……prrr……



着信:父携帯



みく「あ……」



李衣菜「っと、タイムリミットってヤツかな」



李衣菜「今更だけどゴメンね、急に押し掛けちゃって。話したらスッキリしたよ」



李衣菜「ま、言ってもすぐどうにかされるわけじゃないし、一応私の方でも精一杯抵抗してみ――」



みく「もしもし? 李衣菜さんのお父さんですか?」(ピッ



李衣菜「は!? ちょ、みく!?」

李衣菜「な、何て?」



みく「明日にでも連れて帰らすみたいだったけど、ついでにみくもついていくことになっちゃった」



李衣菜「ついていくことにって……ついてきてどうすんの」



みく「いや、直談判。李衣菜ちゃんも協力してよね、みく達の今後のことなんだから」



李衣菜「えっと……?」



みく「アイドル続けたいんでしょ? これからもずっと」



李衣菜「…………」

みく「え、ちょっと何その間。何だかみくが空回りしてるみた――」



李衣菜「ぷっ……あははははっ! 最高だよ! ロックだよ! みくってばロック!」



みく「い、いきなりどうしたの。頭大丈夫?」



李衣菜「大丈夫大丈夫。はぁーお腹痛い……まさかみくがここまでするキャラだとは思わなくて」



みく「……だって仕方ないでしょ。このまま何もしないで李衣菜ちゃんがどっか行くの、嫌だし」



李衣菜「うん……ありがと。正直自分一人だったらかなり不安だったし、二人ならどうにかなってくれる……かな」



みく「あ、でもお父さんを納得させるに当たって、成績はこれから学年トップクラス目指してもらうから。明日から空き時間、出来る限りみくが勉強見るからね」



李衣菜「」

翌日 シンデレラプロジェクトルーム





未央「なるほどね。早目に上がったっていうのに、りーなが柄にもなく勉強してると思ったら、そういうこと」



凛「いいことなんじゃない? それで親御さん納得させれる上に、成績も上がって一石二鳥じゃん」



卯月「こっちのお仕事にかかりっきりで、勉強が疎かになることってありがちですもんね。ファイトですよ、李衣菜ちゃん!」



李衣菜「いやさ、でも今まで宿題だけで手一杯だっていうのに……最近気付いたけど、あれ猫の皮被った鬼だよ……」



みく「そこ! 聞こえてるから! それ終わらすまで帰っちゃ駄目だからね!」



李衣菜「ふええ……」



未央「おーおーお厳しいパートナーですなぁ」



李衣菜「……ねぇ、三人の中で一番数学得意なのって誰?」(コソコソ



卯月「あ、私その問題なら昨日学校で――」



凛「うーづーき。……李衣菜、今の言葉、みくに聞こえるように言っていい?」



李衣菜「ごめんなさい、ちゃんとやります」



李衣菜「でもマジで難しいんだって。て言うか、みくが勉強見てくれるんじゃなかったの!?」



みく「まず自分で解かないと意味ないでしょ……最初から答え見るのと、じっくり考えても分からないから答え見るのとでは全然違うし」



李衣菜「ぐぬぬ」



凛「ま、正論だね」

みく「でも李衣菜ちゃん、呑み込みはいいから教えるのにそんな苦労はしないのが救いかな」



李衣菜「マジ? いやーやっぱりやれば出来るってヤツ?」



未央「……たまに忘れるけど、みくにゃんの方が年下だよね?」



卯月「あはは……」



凛「学年トップクラスへの道は長そうだね……でも――」



李衣菜「あ゛ー! ここ分からないー! みくー!」



みく「はぁ……しょうがないにゃあ……」

凛「ともあれホントお似合いの二人って感じだよね」



卯月「はい。見てて微笑ましいです」



未央「それでも定期的に解散するけどね。お約束ってヤツで」



みく「……はい。これで分かった?」



李衣菜「完璧。もう大丈夫。もうみくがいれば百人力だわ。そういうわけでこれからもずっと、よろしくね」



みく「あのね……」



李衣菜「当然、アイドルの方もだけど」



みく「……当たり前にゃ」







おわり。



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