2015年08月19日

モバP「ドア越しの」まゆ「戦い」

アイドルマスターシンデレラガールズ、佐久間まゆの話です。



おかしな点は多々ありますが、それでも構わないという方のみお読みください。



ヤンデレを受け付けないという方はブラウザバックを推奨します。





キャラが崩壊していますが、文章力不足です。精進します。



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ピンポーン ドアガチャ

モバP(以下P)「まゆ……」



まゆ「Pさん」



P「まゆ、もうやめないか。ドア越しの攻防ももう何度目だ?」



まゆ「もう数えきれないくらいですね」



P「どれだけ引っ越しても同じことばかりだ。いい加減諦めよう」



まゆ「嫌です。まゆは絶対に諦めません」



P「はぁ……、話し合いで解決できないと次は暴力しかないんだぞ? それでもいいのか?」



まゆ「まゆは……。それも仕方ないかなって思います」



P「とりあえず、その後ろ手に隠している包丁を置いてくれ」



P「さすがの俺でも刺されたら痛い」



まゆ「でもこれがないと守れません」



P「なぁ、まゆ。もう一度ちゃんと話をしよう」



まゆ「まゆはお話するようなことないですよぉ」



P「まゆになくても俺にはあるんだ」



P「鍵はいくつあっても意味がない。チェーンもしかるべき道具を使えば意味はない」



P「でもな、好きと言うからにはそんな物騒な方法で無理やりってのはよくない」



まゆ「……Pさんが悪いんですよぉ」



P「ああ、確かに俺が悪いかもしれない」



P「でもまゆにだって悪いところはあるだろう?」



まゆ「……」



まゆ「まゆに悪いところがあったのは認めます……」



まゆ「でも、こんなことをしなくちゃいけない状態にしたのはPさんです」



P「なぁ、まゆ。どうしてこうなったんだろうな」



P「最初の頃は後をつけたり、他の奴としゃべってるのを妨害したりとか可愛いもんだった」



まゆ「はい……、今思えばあの程度って感じですねぇ」



P「それから段々エスカレートしちまった。隠しカメラに盗聴器。機械にあんまり詳しくないからこういう事には弱かった」



P「だんだんと一緒に居なくても、どこに居るか、誰と話してるか、何を話しているか。全部筒抜けだ」



まゆ「……」



P「これがどれ程恐ろしいことか、あの頃の俺は麻痺してわからなくなってたんだ」



P「好きな人を、愛する人を自分の手にしたいのはわかる」



P「でも、こんなやり方はおかしい」



P「好きなら、相手を管理するなんて方法で自由を奪うんじゃなく、自分の力で相手を振り向かせるべきなんだ」



まゆ「わかってますよぉ。それが一番だってことも」



P「なぁ、まゆ。一体何がいけないんだと思う?」



まゆ「……しつこいことですかね」



P「……だな。これじゃあストーカーと何も変わらない」



P「このままじゃただのストーカーになっちまう」



P「俺だってそんなのは嫌なんだ」



P「だから、まゆ。わかってくれ。お願いだ」



まゆ「いやです……。絶対にいやです」



まゆ「怖いんです。Pさんが……」



まゆ「どうしてそんなふうになっちゃったんですかぁ……」



まゆ「まゆのPさんはどこに行ったんですかぁ……」



まゆ「あの優しかったPさんはどこに……」



P「すまない……」



まゆ「謝ってなんか欲しくないです」



まゆ「まゆの、まゆのPさんを返してください!」



まゆ「もう嫌なんです!」



まゆ「何度も何度も同じ事ばかり!」



まゆ「いつもいつもこの薄い扉一枚隔てた向こう側にあなたが居る!」



まゆ「これがどれ程恐ろしいのかわからないんですかぁ!?」



P「……」



まゆ「まゆは……Pさんならわかってくれると信じています」



まゆ「……いえ、信じていました」



まゆ「でも、もう駄目ですね……」



P「待て! まゆ! 早まるな!」



P「頼む! もう一度だけ! もう一度だけチャンスをくれ!」



まゆ「その台詞は聞き飽きました……」



P「今度こそ! 今度こそは心を入れ替える! だから!」



まゆ「もう無理です。まゆの心はボロボロなんです。限界なんです……」



P「くそっ……」



まゆ「……今、110番しました。直におまわりさんがきてくれますよぉ」



まゆ「もう、終わりにしましょう……?」



まゆ「いつもいつもまゆの後ろをつけまわしたり、まゆの部屋に隠しカメラや盗聴器を仕掛けたり、何度引っ越してもこうやって直接まゆの元に来る……」



まゆ「まゆの好きだったPさんはそんな人じゃなかったはずです」



まゆ「どうしてそんなふうになっちゃったんですかぁ……」



P「まゆ! 待ってくれ! もう一度話し合おう!」



P「俺が、俺が悪かった! 謝る!」



P「もう二度とまゆをつけまわさない! カメラも盗聴器も二度と仕掛けない! 約束する!」



まゆ「信用できません」



P「お願いだ! まゆが好きなんだ! 愛してるんだ!」



まゆ「まゆが好きだったPさんはあなたみたいな犯罪者じゃありません」



まゆ「まゆが好きだったPさんは不器用ながらもお仕事に一生懸命で、いつもニコニコしてみんなの事が大好きだったPさんです」



警察1「おい! そこのお前! またお前か!」



P「ええぃ! 俺に触るな! 離せ!」



P「まゆ! 今からでも遅くない! 頼む! こいつらを帰らせてくれ!」



まゆ「いつもいつもすみません……」



警察2「いえいえ、これも我々の職務ですから大丈夫ですよ」



P「まゆ! お願いだ!」



P「くそっ! 俺たちは愛し合ってるんだ! 離せ!」



警察1「くそっ、抵抗するんじゃない!」



警察2「暴れるな! くそっ!」 ガチャン



P「うわああああぁぁぁぁ!!! まゆ! まゆぅぅぅ!!!」



警察1「容疑者確保!」



まゆ「……あの頃の優しいPさんに戻れたならまたお話しましょう?」



まゆ「さよなら……Pさん」







後日 事務所



まゆ「おはようございます……」



ちひろ「まゆちゃん、おはようございます」



ちひろ「昨日は大変だったみたいですね」



まゆ「はい……流石のまゆもとっても疲れました……」



ちひろ「まさかプロデューサーさんがあんなことになるなんて……」



まゆ「まゆもいまだに信じたくはありません……。でも事実なんです……」



ちひろ「こちらも対応が出来なくてごめんなさい」



まゆ「ちひろさんは悪くないですよぉ」



まゆ「たぶん、ちょっとした間違いが積み重なっちゃっただけなんです」



まゆ「きっと……またあの頃みたいに楽しく笑顔になれますよぉ」









某所



P「まゆ……まゆ……」



P「次は……次こそはまゆを俺のものにしてやる……」



P「待っててくれよ、俺の愛しいまゆ……」



end





15:30│佐久間まゆ 
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