2015年08月24日

モバP「やっぱ嫁にするなら美波だよな」

のんびりと書いていきます



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440305915



美波「な、なに言ってるんですか急に!冗談にしたってもっとマシなのを...」





P「いや、割とマジで言ってるんだけど...」



美波「だ、だとしたら余計に悪いです!だいたいどうして...私なんですか...?」



P「うーん...そうだなぁ...」





P「まず第一に、美波って優しいだろ?」





美波「そ、そんなことありません、普通です!ふ・つ・う!」



P「いやいや、普通の人は俺が泊まりの時に差し入れ置いてってくれたりしないだろ、しかも毎回だぞ?」



美波「し、しますよそれくらい!」



P「オッケー、じゃ百歩譲ってそれが普通のことだとしよう」



美波「は、はい...」



P「それじゃあさ、深夜に俺のケータイに励ましのメッセージを送ってくるのも普通か?」



美波「そ、それは...」



P「文面もさ、『忙しいと思いますけど出来る限り仮眠を取ってください』とか『体調が悪いようだったら絶対に無理しないでください』とかそんな感じだし...」



美波「ぴ、Pさんはいつも忙しそうに...というか本当に忙しいんですから、少しでも元気になって欲しくて...」



P「ほら見ろ、そういう考えに至るところがやっぱり優しいんだよ」



美波「ふ、普通です!事務所のほかの子たちだってきっとそう思ってるはずです!」



P「強情な奴だなぁ...」



美波「えっと...それで...」



P「なんだ?」



美波「や、優しいだけなんですか?私を...その...お嫁さんにしたい理由って...」



P「いやいや、まだまだいっぱいあるぞ」





P「第二に、美波は料理が上手だ」

美波「り、料理...ですか?」



P「だって料理のレパートリー結構あるだろ?和洋中なんでも」



美波「ま、まあそれなりには...母から一通り仕込まれたので...」



P「ほらな?この前差し入れで作って来てくれたシュウマイだってとっても美味かったし」



美波「えっ、本当ですか?」



P「ああ、ジューシーだしエビもプリプリで俺の好みにぴったりだったよ」



美波「ふふっ、じゃあまた作ってきてあげましょうか?」



P「おっ、お願いしていいのか?」



美波「ええ、でもあんまり食べすぎはダメですよ?太っちゃいますから♪」



P「わかってるって、じゃあ楽しみにしてるからな」



美波「はいっ♪」



P「...っとまあ、こういうところが美波を嫁にしたいと思わせる理由なんだよ」



美波「あうっ...」

P「美波なら毎日美味しいお弁当を作ってくれそうだしな」



P「そんで朝に出勤する時に、笑顔で...」





美波『行ってらっしゃい、貴方♡』





P「とか言いながら渡してくれるんだよ、きっと」



P「さらに、夜に疲れて帰ってくると美味しい夕飯を用意してくれて...」





美波『お帰りなさい、今日もお疲れ様♪』





P「てな感じになりそうだ、いいなぁ人妻になった美波...」



美波「も、もうー!もうーっ!変な想像するのは禁止ですーっ!」



P「そして第三にだ」



美波「こ、今度はなんですか...?」





P「美波は美人だ」

美波「そ、そんなこと...」



P「本気で言ってるのか?ミスコンに出るような人間が美人じゃないわけないだろ」



美波「うっ...」



P「ファンレターとかでも『どうしたら美波ちゃんみたいに美人になれますか?』みたいなのよく来るだろ、自信持っていいぞ?」



美波「で、でも!『美人は三日で飽きる』とも言いますよ?」



P「まあ、確かにそういう言葉もあるな」



美波「でしょ?私だってそうかもしれませんよ?それに歳を取ったら美人じゃなくなるかもしれませんし、そうなったらPさんだって...」



P「いや、それはないよ」



美波「...えっ?」



P「三日なんかじゃ絶対に飽きないよ、美波の顔だったら一年中見てたって飽きるもんか」



美波「うっ...うぅぅ...///」



P「それに、多分歳を取っても美波は綺麗だよ」



美波「ど、どうしてそう言い切れるんですか!?証拠もないのに!」



P「うーん...なんかそんな気がするから、かな?」



美波「も、もう...Pさんったらズルいです...そんなの...」



P「あっ、あともう一個大事なこと忘れてた」



美波「な、なんですか?」





P「美波は可愛い」

美波「か、可愛い?」



P「うん、なんか美波は変なところでマジメだからさ、いちいち反応が可愛いんだ」



美波「ま、マジメだっていうのは自覚してますけど、可愛いっていうのは...よく...」



P「ほら、もうその反応が既に可愛い」



美波「も、もう!からかってますね?」



P「まあな」



美波「むぅぅ...」



P「怒ってるか?」



美波「ええ、とっても!もうPさんなんて知りません!」



P「そっか...」





P「申し訳ありませんでした」ペコッ





美波「えっ?」



P「今まで新田さんに大変失礼なことをしてしまい、誠に申し訳なく思っております」



美波「ぴ、Pさん?」



P「今後二度とこのようなマネは致しません、業務以外のことで軽々しく話しかけたりしませんので...では」

美波「あ、あの...」



P「...まだなにか?」



美波「え、えっと...その...」



P「どうぞ私のことは気にせずに、放っておいてくださって結構です、新田さんはご自分の用事などをしていただいて...」



美波「も、もういいです!普通にしてください!普通に!」



P「普通とはどういったことを仰っているのですか?」



美波「いつもみたいにです!美波って呼んでください!からかっても怒りませんから!」



P「しかし、新田さんの気に障ってしまうのでは...」



美波「障りません!むしろ今の方が気に障ります!今まで通りでいいです!」



P「...そんなに嫌か?敬語使われるの」



美波「嫌っていうか...落ち着かないんです、Pさんが私に敬語を使うなんて...」



美波「Pさんは、いつも私をからかって優しそうに笑ってる方が似合ってます!」



美波「その方が自然ですし、それに素敵...あっ!」



P「えっ、なんだって?聞こえないぞ?もう一回言ってくれるか?」



美波「い、言いません!」



P「可愛いなぁ美波は...」



美波「もう...あっ、Pさん」



P「なんだ?」







美波「ちょっと、ズボンを脱いでもらえますか?」

P「...えっ?」



美波「どうかしました?」



P「いや...さすがにそれはまずいだろ」



美波「なにがまずいんですか?」



P「なにがって...そりゃ、女の子の前でズボンを脱ぐとか...」



美波「大丈夫です、すぐに終わりますから」



P「す、すぐに!?そ、それはどういう意味だ!?俺がアレってことか?それとも美波の...アレがすごいって...ことか?」



美波「アレ?いえ、あの...ボタンですよ?」



P「ボタン?」



美波「Pさんのズボン、後ろポケットのボタンが取れかかってるんです、縫い直しちゃいますから」



P「あ、あぁ...そういうことか...」



美波「...もしかして、なにか変な想像してたんですか?」



P「えっ!?イヤ、ソンナワケナイダロー!」

美波「はい、できました」



P「ありがとう、美波は優しいなぁ...」



美波「ふふっ、おだててもなにも出ませんよ」



P「おだててないさ、本当にそう思ってるよ、きっと他のアイドルたちもな」



美波「そうでしょうか?」



P「そうさ、じゃなきゃアーニャや他のアイドルたちが美波をあんなに慕ったりしないよ」



美波「ふふっ、ありがとうございます♪」



P「しかし、美波は裁縫までできるのか」



美波「裁縫ってほどのことじゃないです、せいぜいできるのはボタンの取付けとかポケットの修理くらいですから」



P「いやいや、それでも充分だよ、いい嫁さんになれる」



美波「もう...またそんなこと言って...」



P「それで美波、いつになったら嫁になってくれるんだ?」



美波「なりません」



P「どうしてもか?」



美波「Pさん、私まだ19歳ですよ?結婚なんて早すぎます」



P「まあ、そうだよなぁ...」



美波「それに、結婚するならちゃんと段階を踏んでくれないと困ります」

P「段階って?」



美波「そうですねぇ...まず私の実家への挨拶ですね」



P「美波の実家か、そういやしばらく行ってないし今度挨拶に行くか」



美波「あっ、いいですね、じゃあ一緒に行きましょう♪」



P「ああ、美波のご両親や弟くんにも久々に会いたいしな」



美波「ええ、ふふっ♪」



P「おっと話が逸れたな、それで次の段階は?」



美波「もちろん、パパのお許しをもらわないとダメですね」



P「お許しか...ようするに美波のパパに認めてもらわないといけないってことだよなぁ、難しそうだ...」



美波「ふふっ、そうですね♪でも、パパに認めてもらう条件はとってもシンプルですよ?」



P「へぇ、そうなのか?」



美波「以前パパに言われたんです、『美波が心の底から好きになった人ならパパやママは反対したりしないよ』って」



P「つまり、結婚を認めてもらうためには美波に心の底から好きになってもらえばいいってことか」



美波「ええ、そういうことになりますね♪」



P「ふーん...」





ギュッ





美波「あっ...」

P「どうすれば美波に心の底から好きになってもらえるのかなぁ...」



美波「...そうですね、やっぱり優しい人がいいです」



P「優しい人か...」



美波「はい、それに私が知らなかった世界を見せてくれて、新しい一歩を踏み出させてくれるような人...」



P「なるほど...」



美波「それから、いつも私をからかいながら優しく笑ってくれる人...」



P「他には?」



美波「あとは、私の料理を美味しいって言ってくれる人...かな?」



P「うん...」



美波「あっ、それに浮気もしない人がいいですね♪」



P「...だったらさ、丁度いいやつがいるんだけど...」



美波「ふふっ、誰ですかそれ?」



P「誰だと思う?」



美波「うーん...」





チュッ





美波「目の前にいる人...ですか?」

P「美波...」



美波「ちゅっ...んっ...んんっ♡」



P「美波、嫁にしたい理由とかいろいろ言ったけどさ...」



P「一番の理由は『美波だから』だぞ?」



美波「はい...」



P「もう少し...お前が誕生日を迎えたら...その時は...」



美波「はい...みなみ、待ってますからね♡」



P「ああ...」



美波「それと...Pさん...」



P「んっ、なんだ?」



美波「今日...泊めてもらえませんか?」



P「泊まるって...ここにか?」



美波「はい...そ、その...せっかく久しぶりにPさんのお部屋に来れましたし...」



美波「明日は...午後からのレッスンですから...」



美波「もし、よかったら...なんですけど...」



P「......」



美波「Pさん?」



P「美波、もう一個あったよ、お前を嫁にしたい理由」



美波「も、もう一個?」





P「美波は...エロい!」ガバッ!





美波「あっ...やっ...ダメ...!」







美波「...やんっ♡」







おわり



16:30│新田美波 
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