2015年08月25日

P「ジュピターのお渡し会に行くことにした」

前前作 P「ジュピターのライブに行くことにした」
前作 P「ジュピターのサイン会に行くことにした」

小鳥「お渡し会ですか?」



P「ええ、申し込んだら当たったから行くことにしたんです」



P「かなり倍率高かったけど当たって本当によかったですよ」





小鳥「そうなんですか。楽しんできてくださいね」



P「はい」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440159305



数日後



ザワザワザワザワ



P「会場は、ここであってるな」



P「しっかしすごい人の数だな。人数は決まっているとはいえこれは多いな」



P「やっぱり女性の方が多いか。そりゃそうか」



P「にしても今日は暑いのに人が多いせいでさらに暑く感じるなぁ…」



P「匂いもきついし…まあ流石に中に入れば涼しくなるか」



スタッフ「お待たせしました、これよりイベントを開始します」



キャアアアアアアアアアアアアアア!!!



P「さて、あいつらがどんな風にファンと接するのか。見物させてもらおうか」



P「でもその前に早く涼しみたい…」

ザワザワザワザワ



翔太「すごい人だね〜」



北斗「とても気分がいいものだね。たくさんのエンジェルちゃんたちが俺たちのためにきてくれるのは」



冬馬「ああ・・・」



翔太「どうかしたの冬馬君?」



冬馬「いや、俺こういうことやるの初めてだからさ…」



北斗「そういえば冬馬はこれやるの初めてだったね」



翔太「今まで収録とか別の用事で行けなかったもんね〜」



冬馬「961プロの時はやりもしなかったしな」



北斗「まあ気楽にやればいいよ。感覚はサイン会と似ているからすぐに慣れるさ」



冬馬「そうだな。まあ何が来ようが今の俺たちなら楽勝だぜ!」



「ジュピターの皆さん、そろそろ出番です」



冬馬「わかりました。よし、行くぞ翔太!北斗!」



北斗「ああ」



翔太「うん!」

「会場の皆様、慌てず順番を守って進んでください」



キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!



P「さて、俺の出番はいつ来るかな」





キャアアアアア!キャアアアアアアアア!



「ジュピターがアタシの目の前に!」



「ちょっと静かにしてよ!相変わらず声がでかい!」



「うぇええええぇええええぇええぇえん!!!!!」



冬馬「す、すごいな。俺たちのために来てくれたのか」



北斗「さあ、そろそろだけど、頑張っていこうか」



翔太「誰が来てもちゃんとやさしくしてよね。緊張しないでよ?」



冬馬「ああ、わかってるって!」

「応援しています!頑張ってください!」



北斗「ありがと☆これからも頑張るよ」



「テレビでいつも応援しています!」



翔太「わぁい!うれしいなぁ♪」



冬馬(あいつら女性相手に丁寧に接しているな。家族に姉や妹がいるやつは気楽でいいぜ)



冬馬(さて、あいつらに負けないように、俺も頑張らねえとな)

「あの…冬馬くんですか?」



冬馬「ああ、そうだぜ」



「あの…応援してます!頑張ってください!」



冬馬「サンキュ!これ、俺のブロマイド」



「ありがとうございます!大切にします!それでは!」



冬馬「おう、またな!」



冬馬「・・・こんなもんでいいかな?」

冬馬「さて、次行くか」





黒髪の白いワンピース「冬馬さん!会えてとってもうれしいです!」



冬馬「ああ、俺もだぜ」



「あの!冬馬さんってどんなシャンプー使ってるんですか!?」



冬馬「へっ?シャンプー?」



「はい!メーカーとか匂いとかいろいろ教えてください!」



冬馬(な、なんだシャンプーって?そんなこと聞かれるのか?聞いてどうするんだ?)



冬馬「し、市販のシャンプーだけど…」



「どこに売っているんですか!?」



冬馬(どこってスーパーに決まっているだろ!)



スタッフ「はいそこまでです、次の人に変わってください」



「え!?もう終わり!?もう〜、それじゃあさよなら、冬馬さん…」



冬馬「あ、ああ…じゃあな」



冬馬(シャンプーのことなんて初めて聞かれたぜ・・・これが普通なのか?)

金髪の女子大生「会えてうれしいです冬馬さん!」



冬馬「おう、ありがとな。はい、これ」



「ありがとうございます!あの、冬馬さん・・・」



冬馬「なんだ?」



「冬馬さんって・・・パンツどんなのはいているんですか!?」



冬馬(ハァ!!?)



「キャーー/(>ワ<)\ーーーー!!!」///



冬馬(パ、パンツ?ぱんつ?パン2?パンツってあのパンツ!?何でパンツ?)



冬馬(何でパンツなんて聞いてくるんだよ!?意味わかんねぇよ!)



冬馬(つーかこれってどう考えてもセクハラだろ!俺だったらそんなこと言ったら社会的に抹殺されちまう!)

冬馬(とりあえずここははぐらかすか…。気まずい空気で終わらせたくないからな)



冬馬「えっと…何だったかな?覚えてねぇや・・・」



「あはは!そうですか!」



冬馬「すまねぇな…。次はちゃんと覚えておくから」



「今見て確認したらどうですか?」



冬馬「・・・っ!今は時間ないから、後でな」



「あはは!そうですか!よろしくおねがいしまーすw!!!」



「それじゃあ時間なのでさようならー!」



冬馬「さよなら・・・」



冬馬(びっくりしたぜ…シャンプーにパンツ…。これを聞くのは普通なのか?)



冬馬(もうこれ以上何が来ても驚かねえぞ。つーかこれ以上のもの来るなよな)

冬馬(さて…次は…!?)



柄の悪そうなグラサンのスキンヘッド「おう、やっとワイの番か」



冬馬(なんかすげえの出たんだが!?)



冬馬(明らかにこの場に不釣り合いのファンが来たぞ!他のファンも引いてるぞ!)



「ようやく話すことができたなぁ〜冬馬くん」



冬馬「は、はい」ガタガタ



「いつもテレビの前で応援してるぞ。こうやって話すことができてまるで夢みたいだ」



冬馬「そうですか・・・(こっちは夢であってくれ…)」

「なんか顔色悪いな、大丈夫か?」ズン!



冬馬「だだだだ大丈夫っス!心配かけさせてすいません!これどうぞ!」



「そうか、まあ元気なら何よりだ。これからも頑張れよ、応援してるぞ」



冬馬「はい!ありがとうございました!」



冬馬(何だよ…何でこんなのばっか来るんだよ…)



冬馬(お渡し会ってこれが普通なのか?)





P「遠くから見てみたけど冬馬かなりビビってたな」



P「うちではこんなことなかったけどな〜.可愛そうに」

冬馬(セクハラ紛いの発言に怖そうなおっさん…なんかモチベーションが下がってきたぜ…)



冬馬(いや、どんなファンが来ようがファンはファン、俺たちのことを一生懸命応援してくれる人ばっかだ)



冬馬(だから俺は精一杯答えるまでだ!たとえどんなにおかしなことが起きようとな!)



冬馬(さあ次の人、来てくれ!)

茶髪でタンクトップの女性「冬馬君ですか!」



冬馬「ああ、そうだ「会えて本当に嬉しいです!」が…」



冬馬「ふぇ?」





「アタシ、冬馬くんが961時代からアイドルやっていたファンなんです!今まで冬馬君がやってたライブを全部見にいきましたし冬馬くんが出ていたドラマや番組は全部録画しました!ラジオだってちゃんと欠かさず聞いていました!この前のサイン会もちゃんと行きましたよ!あの時はサインを渡すだけで話すことはしませんでしたけど今なら短いじかんですけどお話しできますね!あ、そういえばアタシが出したメッセージを冬馬君がスピーカー越しで読んだときはもううれしすぎて夜も眠れないほどでした!冬馬君は覚えていませんか?覚えてなかったらいいんです!また買い手だすので!あとジュピターのグッズもあるだけかたっぱしから買いましたしポスターも手に入れました!あとアタシ、自分で冬馬くんの抱き枕を作ったんです!写真取ったので見てください!冬馬君の顔と上半身と下半身をうまく結合して作り上げたんですよ!まさに芸術ですよ!芸術!これがあると傍に冬馬君がいつも見守ってくれるような感じがして落ち着いて眠れるんです!おかげで不眠症も治りました!冬馬君に対する愛は誰にも負けません!待ち受けだって冬馬君にしましたしシールだって冬馬君にしました!タトゥーだってほら!ここにつけているんですよ!ここにつければいつでも冬馬君の顔が見られるんです!素敵だとは思いませんか?…ってアタシったら…///何一人でたくさん喋っているんだろう///冬馬君だってアタシに話したいことたくさんあるはずなのに…冬馬君、アタシに何か言いたいことってありませんか?どんなことでもいいですよ!」



冬馬「エット・・・ソコマデ俺ノタメに応援シテクレテ、嬉シイゼ」



「キャアアアアアアアアアアアア!!!冬馬君の声がアタシの耳を通して脳の中に!!!今まではたくさんの人という対象であってアタシ個人じゃなかったけど今回はちゃんとアタシのために冬馬君が喋ってくれたああああ!!!こんな日二度とこないと思っていたのに!イベント当たってよかった!この日のために頑張った甲斐があったよ!ああ冬馬君!本当ならもっと声が聞きたかったんだけどそろそろ行かないと冬馬君や他のファンの人たちも迷惑だよね?うん、わかってるよ。冬馬君はアタシだけの物じゃない、アタシを含めた全国のファンの人のものなんだよね?そこのところはちゃんとわきまえてるよ。だから冬馬君、アタシもう行くからね?あ!そうだ!はいこれ!アタシが愛を込めて作ったクッキーです!召し上がってください!」



冬馬「アリガトウ・・・アリガトウ・・・」ジワッ



「それじゃあ冬馬君!アタシはもう行くけど、アタシのこと忘れないでそれをアタシだと思って食べてくださいね!もし忘れたらまた思いださせるので安心してください!それじゃあ冬馬君!また会う日まで!次会うときはちゃんとゆっくりお話ししましょうね!もっと冬馬くんのこと詳しく知りたいので!それじゃあさようなら!」



冬馬「マタナ・・・マタナァ!!!」



スタッフ「渡されたものをお預かりしますね」ヒソヒソ



冬馬「よろしくおねがいします・・・」ヒソヒソ



冬馬(何でだよ…何でこんなのばっか来るんだよ…)



冬馬(もっとまともに対応してくれるファンはいねえのかよ…)



冬馬(頼むから…一度でいいからまともな人来てくれ…何でもするから)



冬馬(このままじゃ俺、おかしくなっちまう…)ジワッ



スタッフ「では次の人、どうぞ」



茶髪三つ編みの緑の服の女性「冬馬さんですね?イベントお疲れさまです!」



冬馬「どうも、ありがとうございます」



「先ほどの様子を見ていましたけど大変でしたね」



「頑張ってください!私、応援していますので!」



冬馬「ありがとう・・・ございます」



「あっ、そうです!実はイベントの関係上直接お渡しすることはできませんけど冬馬さんを初めジュピターやスタッフの皆さんに差し入れを持ってきました!」



冬馬「差し入れですか?」



「はい!終わったらぜひ飲んでください!きっとすぐ元気になりますから!」



「疲れなんてすぐに吹き飛びますよ!」



冬馬「そうですか。ならありがたく頂いていきます。わざわざどうもありがとうございます」



「いえ、疲れている人たちを癒すことが私の役目ですので」



冬馬「そうですか!」



冬馬(ああ…やっとまともな人に会えた…。俺はずっとこの時を待っていたのかもしれない…)ジーン



冬馬(この世界に女神がいるとすれば、それは彼女のことだろうな・・・嬉しいぜ)



冬馬「はい、これブロマイド。今日は暑くて忙しい中ありがとな!」



「これからも頑張ってくださいね!」



冬馬「おう!任せときな!この俺天ヶ瀬冬馬、精一杯みんなの期待に答えてやるぜ!」





P「もうそろそろかな〜?もうそろそろだな〜」

スタッフ「それでは次の人どうぞ」



P「よお!」



冬馬「アンタ!来てくれたのか!」



北斗「来てくれて感謝します」



翔太「久しぶり〜」



P「運良く当たってよかったよ。だがこうして会うことができた」



P「いつも会う時とは雰囲気違うな、当たり前だけど」



冬馬「へへっ、そうか?」



P「まあな、ほら、あまり時間がないから」



冬馬「そうだったな。ほらよ」



P「ああ、ありがとな。それじゃあまたな」



冬馬「ああ、またな」



北斗「それじゃあ」



翔太「またね〜」

冬馬「ふぅ…」



冬馬(あいつを含めて二人まともな人が来てくれてなんとか落ち着いたぜ)



冬馬(だがそのおかげで改めてわかったことがある)



冬馬(初めはいろいろ面倒なファンがいたけどどんな形であろうと俺たちを応援してくれてるファンなんだ)



冬馬(応援してくれているファンのためにも、俺は今日、そしてこれからも頑張っていくぜ!)



スタッフ「次の人どうぞ」



冬馬「よお!今日は来てくれてありがとな!」

P「調子良さそうでよかったよかった」



P「しかし男性アイドルのお渡し会というのは女性アイドルとは違った雰囲気を味わえたな」



P「居心地としては快感と恐怖が入り混じったような感覚だったな。長居はし辛い・・・」



P「女性たちと一緒にいるのは慣れているはずだがなぁ…」



P「まあいいか、無事ブロマイドも手に入ったことだし、家に持ってかえって飾っておくか」

スタッフ「お疲れさまでしたー」



冬馬「ふぅ…疲れが一気に体に流れ込んできたぜ…」



北斗「お疲れ様、冬馬」



翔太「よく受け答えできたね〜」



冬馬「お前ら、少しは俺をフォローしてくれよな…」



北斗「こっちもこっちで大変だったんだ。それに彼女達は冬馬目当てみたいだったからね」



冬馬「はぁ…お前らは俺がいないときあんな変な質問とかされてたのか?」



北斗「俺はそんなのなかったな。服や香水について聞かれたけど」



翔太「僕も同じく。プライベートとかの話とかはされたけど」



冬馬「マジか。じゃあ俺だけかよ」



北斗「まあ全部が全部そういうファンというわけじゃないから。本の極々一部だよ」



翔太「次また来るとは限らないから心配しなくていいよ」



冬馬「ああ、そう願いたいぜ」



冬馬(だがあのタンクトップはまた来ると思うんだよな…まあ来たら来たでその時考えるか)

スタッフ「皆さんに差し入れです、どうぞ」ドサッ



北斗「ありがとうございます」



翔太「ドリンクがたくさんだ」



冬馬「差し入れ・・・?」





「実はイベントの関係上直接お渡しすることはできませんけど冬馬さんを初め皆さんに差し入れを持ってきました!」





冬馬(あの時のか)



翔太「これ飲んで元気出せってことかもね!」



北斗「お言葉に甘えて頂こうか」



冬馬「そうだな」



冬馬(こんなところで疲れてる場合じゃねえ。もうすぐ開かれる◯◯トシ◯ーターのリリイベのためにも)



冬馬(これ飲んで力つけるとするか!)



冬馬「スタッフさんもどうぞ!」



スタッフ「いいんですか!ありがとうございます!」



翔太「どういたしまして」

北斗「それじゃあ今日暑い中来てくださったファンの方々に」



翔太「そしてイベントが無事終了したことを祝して」



冬馬「そしてこれからもイベントが成功することを願って」



「かんぱーい!」



終わり

はい



17:30│アイマス 
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