2015年09月02日

モバP「りんちゃん!」




♯1 せいへき! (1)









凛「ね、プロデューサー、早く起きて」



凛「早く起きないとプロデューサーの大事なもの、貰っちゃうよ?」





P「……」スヤスヤ





凛「……」



凛「……起きないってことはいいってことだよね?」





P「……」グーグー





凛「ふふっ、じゃ、さっそく脱がせるね、プロデューサー」スルスル







凛「……やっぱり、男の人のって大きいね」



凛「……」ポロッ



凛「……あれっ?」グスッ





凛「プロデューサーとついに結ばれると思ったら、うれしくて涙が出てきちゃったよ」ポロポロ



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♯2 せいへき!(2)







凛「……」クンクン



凛「昨日、プロデューサー、シャワー浴びないで寝ちゃったみたいなのに、なんだかいい匂いがする」



凛「……洗剤の匂いもちょっとするかな?」



凛「つ、次はなめてみるね……」



凛「こ、こう見えても、私、初めてなんだよ、こういうことするの、プロデューサー?」



凛「じゃ、い、いくよ」



凛「……」ペロペロペロペロ



凛「……おいしい」



凛「ふふっ、プロデューサーの、私のよだれでべちゃべちゃになっちゃったね?」



P「……むにゃっ」



凛「……こんなことしたら、さすがのプロデューサーも起きちゃうかな?」









P「んっ、ん〜。良く寝た。って、凛! お前なにしてんだよ!」



凛「遅いよ、プロデューサー。もう、プロデューサーのは私のものだからね、ふふっ」ペロペロ



P「お前、何言って……!?」



凛「起きなかったプロデューサーが悪いんだよ? 今更、取り返そうって言っても無理だから」ペロッ









P「いや、分かったからっ! それもあげるから! だからまず、涙流しながら人のワイシャツをペロペロ舐めるのを早く止めてくれ!」



♯3 りんわん! (1)





奈緒「おっす、凛、加蓮、おはよう!」



加蓮「おはよう、奈緒」



凛「……おはよ」ムスッ





奈緒「な、なぁ、加蓮? 凛、ご機嫌斜めみたいだけど、私、なんかしちゃったか?」ヒソヒソ



加蓮「大丈夫だよ、奈緒。奈緒はなんにもしてないよ」ヒソヒソ



奈緒「じゃ、どうしたんだ?」



加蓮「いや、それがさっき、まゆが居たんだけどさ……それで、」



奈緒「あっ(察し)」



♯4 りんわん!(2)





加蓮「いや、奈緒、一応、最後まで聞こうよ」



奈緒「ごめん、ごめん。つい……さ、」



加蓮「ま、いいけどね。それでさ、まゆが凛に



『そんなんじゃ、凛ちゃんは本当の意味でプロデューサーのパートナーにはなれないわねぇ。



 さしずめ、今の凛ちゃんはプロデューサーの犬……かしら? うふふふふ』って……」







奈緒「……無駄にモノマネうまいな」



加蓮「そこじゃないから」



♯5 りんわん! (3)





奈緒「……にしても、凛が犬かー」



加蓮「確かに言われてみればそう見えるかもね」



奈緒「だな」





凛「ねぇ、加蓮、奈緒、聞こえてるんだけど?」



加蓮「あっ、ごめん、凛」



奈緒「ご、ごめん。犬って言っても凛は可愛い犬だから、な?」



加蓮「……それはフォローになってないよ、奈緒」



♯6 りんわん! (4) 





凛「いいけどさ。今は、犬でも。プロデューサーと一緒に居れるなら」



奈緒「そっか……」



加蓮「そうだね……」









加蓮「……でもさ、今の凛はどちらかというと」ヒソヒソ



奈緒「うん」ヒソヒソ









P「おはよう、お前ら、もう揃って……って何するんだ、凛!! おい、やめろって! 人のワイシャツを脱がそうとするな!」









加蓮「犬よりも野獣の、それ、だよね?」



奈緒「うん……」



♯7 たいこういしき!(1)





P「なー、ありす!」



ありす「……」



P「おい、ありすって!」



ありす「……私を呼ぶときは橘って呼んでくださいって、言いましたよね、プロデューサー?」



P「あっ、ごめんな、橘」



ありす「……別に二人きりの時ならいいんですけどね」ボソッ



P「えっ、なんだって?」



ありす「……なんでもないです」







凛「…………」



♯8 たいこういしき!(2)





P「なー、凛!」



凛「……」



P「おい、凛って!」



凛「……私を呼ぶときはワイシャツをちょうだいって、言ったよね、プロデューサー?」



P「あっ、ごめん、……って、えっ?」



凛「……別にパンツでもいいんだけどね」ボソッ



P「えっ、なんだって? 割とマジで、なんだって?」



♯9 せいへき!(3)





P「ただいま、戻りましたー」



ちひろ「うわっ、びしょ濡れですね、プロデューサーさん」



凛「……」



P「いやー、いきなり降られちゃいまして。かえの服持ってきてないから今日はこのままですよ」



ちひろ「それは可哀相ですね。……それなら、乾くまで扇風機の前にいたらどうですか?」



ちひろ「とりあえずの分の仕事はやっとくので」



P「じゃ、お言葉に甘えて」





凛「……」



♯10 せいへき!(4)





奈緒「……あれっ、凛、どうかしたのか?」



凛「? 私は別に普通だよ?」



奈緒「いやさ、今日は凛、Pさんのワイシャツ、奪わないんだな」



奈緒「……本当はそれが普通なんだけどさ」



♯11 せいへき!(4)





凛「なんっっっにもわかってないっ!!!」



奈緒「えっ?」ビクッ



凛「奈緒はなんっっっにもわかってないよ!!!!」



奈緒「あっ」



奈緒(そっか、凛も成長したんだ。あんな非常識なことしないようになってくれたんだ!それなのに私は……)」



奈緒(何も凛のことわかろうとせずに、決めつけたように……





奈緒「あの、凛、私……」



凛「あんな、びしょ濡れより、生乾きの方が良いに決まってるじゃん!!だから私は我慢して……」



奈緒「なるほどな、わかっ……いや、わかんないや」



♯12 せいへき!(5)



凛「なんっっっにもわかってない!!! >>11はなんっっっっにもわかってないよ!!!!」



奈緒「……もはや、私には凛が何を言ってるかすら分からない」





♯13 ままゆ!(1)





まゆ「おはようござい、あっ…………」



凛「……」



まゆ「……」



凛「……」



まゆ「……」



凛「……」



まゆ「……」



凛「……」



まゆ「……」



凛「……」



まゆ「……」







♯14 ままゆ!(2)





凛「……」



まゆ「……」



凛「……」



P「ただ今戻りました〜。あれ、珍しいな。お前等二人だけか?」



凛「おかえり、プロデュサー。そうみたいだね、今、ちひろさんもちょうど出てるみたいで」



まゆ「ご苦労さまです、Pさん。他の娘たちもまだ戻ってきてないみたいですねぇ」



P「へー、凛とまゆって事務所に入って長いけど、あんまり二人だけってないよな。……もしかて、仲悪かったりする?なんて、ははっ」



凛「……」



まゆ「……」



♯15 ままゆ!(3)





P「じょ、冗談のつもりだったんだけど……。俺は2人が仲悪いなんて嫌だぞ」



凛「そんなわけないじゃん。私とまゆはとっても仲いいから。ね、まゆ?」



まゆ「もちろんですよ、Pさん。何しろ、私と凛 ちゃんは『好きなもの』が一緒ですから……」



P「そうなのか、初めて聞いたぞ、そんなの。 で、その好きなものってなんだ?」



凛「……」



まゆ「……そうですねぇ、Pさんの……」



凛「ちょっと、まゆ!」



P「なんだ? 言いたくないことなら言わなくても 別にいいぞ」



凛「い、犬だよ、プロデューサー。ほら、家で飼ってるじゃん。さっきもその話をしてたし」



P「なるほど……、って、時間やばいな。ちょっと、幸子迎えに行ってくる」



凛「いってらっしゃい」



ガチャッ、バタン



まゆ「犬……、確かにまゆも犬は好きだけど最近、どうしても好きになれない雌犬がいるのよねぇ?」



♯15 ままゆ!(4)





凛「……それって、赤いリボンみたいな首輪をした雌犬のこと?」



まゆ「うふふ、違うわ、凛ちゃん。一見、クールを気取ってるくせにご主人様にうっとうしく付きまとう発情犬のことよ」



凛「ペットの分際でご主人様に勝手に運命を感じてる発情犬よりましだと思うけど?」



まゆ「……」



凛「……」



まゆ「……」



凛「……」



まゆ「……」ギリッ



♯16 ままゆ!(5)





まゆ「……」



凛「……」



凛「……あっ、そういえば、明日、暇?」



まゆ「……明日はオフよぉ」



凛「じゃ、何時もみたいにまゆの寮の部屋に泊まっていい?」



まゆ「もちろん、いいわよぉ。今日は朝まで2人でPさんの筋肉についてかたりましょうねぇ」



凛「それよりも、今度こそプロデューサーのワイシャツの良さを分かってもらうよ」



♯17 ままゆ!(おまけ)





まゆ「ところで、凛ちゃん、さっきはなんで犬ってごまかしたの?」



凛「えっ、だって、好きってバレたら恥ずかしいじゃん」



まゆ(いまさら、だと思うのよねぇ)



♯18 せいへき!(6)





凛「……」クンクン



凛「生乾きでも臭わない洗剤…………だと!?」



♯19 たいこういしき(3)





ちひろ「プロデューサーさんって犬派ですか、猫派ですか?」



P「どちらかというと猫ですかね」



凛「……」



♯20 たいこういしき(4)





凛「ねぇ、みく……」



みく「なににゃ?」



凛「……」



凛「やっぱいいや、ねぇ、のあさん」



のあ「……なにかしら?」



凛「とりあえず、後で屋上にきてくれない? 猫キャラ、許せないんだよね」



みく「えっ、ひどくない?」



♯21 たいこういしき(5)





ちひろ「プロデューサーさんって年上が好きですが、年下が好きですか?」



P「どちらかというと年上ですかね」



凛「……」



♯22 たいこういしき(6)





凛「ねぇ、楓さん……」



楓「なにかしら?」



凛「……」



凛「やっぱいいや、ねぇ、菜々さん」



菜々「なーに、凛ちゃん?」



凛「とりあえず、後で屋上来てくれませんか? プロデューサーより、年上、許せないんですよね」



菜々「……菜々は17才です……」





♯23 せいへき!(7)





モブ「宅急便でーす」



ちひろ「どうも、お疲れさまです」



ありす「あれっ、なんですか、そのすごく大きい荷物?」



ちひろ「プロデューサーさんが代わりに受け取って置いてくれって」



ありす「わざわざ、事務所にですか?」



ちひろ「最近また、家に帰ってないみたいで」



ありす「……まったく、あの人は」



♯24 せいへき!(8)





ありす「……」ウズウズ



ありす「……」チラッ



ちひろ「……もしかして、ありすちゃん、その荷物の中身、気になる?」



ありす「べっ、別にそんなことないですよ」



ちひろ「へー、私、中身が危険物じゃないか、一応、チェックしようと思ってたんだけど」



ちひろ「じゃ、ありすちゃんは見なくていい?」



ありす「このちひろ、ちひろ、ちひろ!!」



ちひろ「ねぇ、それ、悪口なの?ねぇ?」



♯25 せいへき!(9)





ちひろ「じゃ、開けましょうか」



ありす「はいっ!」ワクワク



ちひろ「かーいふう!」



ありす「イエイっ」ドキドキ





ちひろ「……」



ありす「……」









♯26  せいへき!(10)





ちひろ「ワイシャツだったわね……」



ありす「……はい、しかも大量の」



ちひろ「……考えてみれば1日に少なくとも一枚はワイシャツを失ってるものね」



ありす「……てっきり、凛さんが適宜、補充してるのかと思ってました」



ちひろ「……今度、凛ちゃんを叱っとかなきゃ」



ありす「……よろしくおねがいします」



♯27 せいへき!(おまけ)





ありす「……ふと思ったんですけど、プロデューサーのお給料ってほとんど、スタドリとワイシャツで…………」







ちひろ「やっぱり、凛ちゃんを叱るのはやめるわ」



ありす「このちひろ、ちひろ、ちひろっ!!」



♯28 ままゆ!→せんゆう!(1)





まゆ「……ねぇ、凛ちゃん、いい加減、逃げるのやめない?」



凛「嫌だよ、まゆ。私はこればっかりは譲れないからね」



まゆ「うふふふ。でもねぇ、凛ちゃん?これ、使ったらどうなるかしら?」



凛「そ、それは……まさか!?」



♯29  せんゆう!(2)













まゆ「あっちいけカードよぉ」ニッコリ



















♯30 ちひろ!(1)





ちひろ「全15種!プロデューサーのワイシャツ付きスタドリ!」









ちひろ「はい、ボツ」



♯31 たいこういしき!(7)





きらり「Pちゃん、おっつし!さっそく、きらりとハピハピすぅ?」ギュー



P「ちょっ……きらり……く、苦しいっ!」ゼーハー



凛「……」













そうして凛は中国へと修行に出た



♯32 せんゆう!(3)





凛「……」



まゆ「……」



凛「……」



まゆ「……」



凛「……まゆ、起きて!」



まゆ「…………へっ?」ビクッ



凛「……次、まゆの番だよ」



まゆ「ごめんね、凛ちゃん。ちょっと寝てたわぁ」



まゆ「……」ポチポチ











まゆ「……あ、あれ、いつの間にかキングボンビーついてる」



まゆ「さっきまで、凛ちゃんについてたはずよねぇ?」



凛「……」



まゆ「……しかも、凛ちゃん、やたら遠くに…………」



凛「……」



♯33 りんわん!(5)





加蓮「ね、奈緒、番犬ガオガオっていうおもちゃ知ってる?」



奈緒「[たぬき]の途中のCMでよく流れてた奴だろ?」







加蓮「……奈緒が[たぬき]、見てるのって、なんか可愛いね」



奈緒「いいから、話進めろよ!」



♯34 りんわん!(6)





加蓮「それでさ、今、凛、プロデューサーのワイシャツに埋もれて寝てるよね?」



奈緒「……」



加蓮「……」



奈緒「……」



加蓮「……やらない?」











奈緒「命は…………大切に……しよ……」ボロボロ



加蓮「ごめんね、奈緒!私が悪かったから…………死なないで!」



♯35 せいへき!(11)





〜10年前〜



凛(5)「ねぇ、パパ、サンタさんにてがみ、かいたの!」



凛父「そうか、そうか。よく1人で書けたね」ナデナデ



凛(5)「えへへー」





凛父「じゃ、パパが責任持ってサンタさんに渡しとくよ」



凛(5)「えー、りんがちょくせつ、サンタさんにわたしたい!」



凛父「凛、サンタさんは忙しいからクリスマス前に凛に会いに来れないんだ」



凛父「でもパパは車を持ってるからサンタさんに会いに行ける」



凛父「だからパパに任せなさい」





♯36 せいへき!(12)





凛(5)「じゃ、りんもいっしょにくるまにのる!」



凛父「だめ。サンタさんに会いに行けるのは凛が寝る時間の後だからね」



凛(5)「じゃ、おきてる!」



凛父「凛、あんまりわがまま言うと、サンタさん、凛の所にきてくれないぞ」



凛(5)「……えっ?」



凛(5)「……パパ、ご、ごめんなさい」グスッ



凛父「……」ナデナデ



凛父「こうやって、謝ることができる凛の所にはきっとサンタさんも来てくれるよ!」



凛「ほんと!?」ニコッ



♯37 せいへき!(13)





凛(5)「…………むにゃっ」



凛父「泣き疲れて寝ちゃったか……」



凛父(それにしても、我が娘ながら本当に可愛く、いい娘に育ってくれたな)



凛父(このまま、育ってくれれば将来はトップアイドルにでもなってるかも……なんて、親バカかな)







凛父「……さてと、バカな親は娘を喜ばせるためにさっそくサンタさんに変身しますか!」



凛父(手紙にもしも、パパのお嫁さんになりたいなんて書いてあったらどうしようか……?)ニヤニヤ









ピラッ







『プロデューサーの脱ぎたてホヤホヤのワイシャツが欲しいです。出来れば直前に走り回ってたら最高です』





凛父「……なにこれ?」









凛父「なにこれ?」



♯38 せいへき!(14)





〜現在!!〜





凛「ってことが昔、あったんだ」



P「……」



凛「だからさ、私がプロデューサーのワイシャツ欲しさにプロデューサーの部屋に侵入しようとして」



P「……」



凛「今までの鍵が変えられてて、私が持ってる鍵は使えなくなってて」



P「……」



凛「入るために扉を小型爆弾でぶっ飛ばしちゃったのも仕方ないことだよね」







P「……ダウトっ、お前と俺が会ったのは一年前!」



凛「……ちっ」



♯39 せいへき!(おまけ2)





凛(5)「……」



菜々(?)「あれっ?あの女の子、1人でいるけど迷子かな?」



凛(5)「……」ニヤッ



菜々(?)「こっち見て笑った?というか結局、走ってどっか行っちゃったな……」





菜々(?)「なんか、あの娘とはまた、会える気がするなー」









♯40 ちひろ!(2)





ちひろ「全12種!!凛ちゃん(5)のポラロイド付スタドリ!!!」





早苗「……」ニッコリ







ちひろ「はいっ、ボツ!!!!」



♯41 せんゆう!(4)





凛「……ねぇ、まゆ、今、きづいたんだけどさ」ゲッソリ



まゆ「……なぁに、凛ちゃん」ゲッソリ



凛「……桃鉄99年って2人で、しかも、1日でやるもんじゃないね」ゲッソリ



まゆ「……私は20年目ぐらいで気づいてたわよぉ」ゲッソリ

♯42 せいへき!→派生 じゅうなな!(1)





凛(5)「……」



菜々(13)「あれっ?あの女の子、1人でいるけど迷子かな?」



凛(5)「……」ニヤッ



菜々(13)「こっち見て笑った?というか結局、走ってどっか行っちゃったな……」





菜々(13)「なんか、あの娘とはまた、会える気がするなー」



#43 あべなな!(2)





菜々「ちなみに上の(5)と(13)はこの前の総選挙の結果です」ニッコリ



#44 たいこういしき(8)





仁奈「もふもふするでごぜーますよ」



P「おう」モフモフ







凛「……」





#45 たいこういしき!(9)





奈緒「り、凛!? なにしようとしてんだよ!?」



凛「何って、注射だよ?」



奈緒「ばっ、馬鹿! お前、それってもしかして……」



凛「奈緒、私も色々と悩んで……、結局、これに頼るしかないのかなって思ってさ」



奈緒「……そ、そこまで思い詰める前に何で私たちに相談してくれなかったんだよ!!!」







凛「……奈緒、泣いてるの?」



奈緒「仲間が……親友が……そんなものに頼ろうとしてるのに泣かないわけがないだろ!!!!」



#46 たいこういしき!(10)





凛「……ありがと、奈緒。私、どうかしてたよ、こんなものに頼ろうとするなんてさ」



奈緒「わ、分かってくれたのか?」







凛「もちろんだよ、奈緒。こんな男性ホルモンなんてものに頼ろうとした私が馬鹿だったよ……」



奈緒「よかった……って、えっ?」





#47 たいこういしき(11)





凛「プロデューサーにもふもふされたい一心で、すね毛とかはやそうと努力したんだけどさ、やっぱり、こういうのは違うのかもしれないね」



奈緒「……私は時々、凛が怖いよ」











奈緒「……よく考えてみたら、常に怖かった」



#48 おとめをまなべ!(1)





ちひろ「最近の凛ちゃんはなんかやばい……」







凛「このワイシャツ、唐翌揚げにしたらおいしそうだな……」ジュルリ







ちひろ「せめて、もう少し女性としての常識と純真さをもってくれたら……」



#49 おとめをまなべ!(2)





美嘉「ということで、なんかよく分からないけど、ちひろさんに頼まれてアタシが凛に乙女について教えることになったよ!」



美嘉「っていってもさ、アタシも乙女なんてよく分からないけどさー★」



凛「そんなことより、美嘉、これ、さっきまでプロデューサーが着ていたワイシャツだけど、どう思う?」









美嘉「えっ!?ぷ、プロデューサーが着ていたワイシャツ!?」



美嘉「あ、アタシ、そんな、えっ?」アタフタ



美嘉「……」プシュー バタッ









凛「なるほど、勉強になったよ、ありがとね、美嘉」



#50 おとめをまなべ!(2)





数日後



美嘉「ねー、凛、今日のプロデューサーのワイシャツはどんな感じ?」



凛「今日は湿度が高いからね。いい感じにムレてるよ」クンクン



美嘉「さすが、凛だね★ アタシも早く嗅ぎたいよー」







ちひろ「信じて送り出したカリスマギャルが変態アイドルのワイシャツ調教にドハマリして……」



#51 ちひろ!(3)





ちひろ「っていうゲームをスタドリに付けて売れば……グヘヘ」



P「もはや、スタドリいらなくないですか?」



#52 せんゆう!(5)





凛「最近さ、私たち、仲良くしすぎ。これってあんまよくないよね?」



まゆ「そうねぇ、まゆたちはいずれ、一人の人をめぐって争う運命にあるのよね」



凛「だからさ、ここらでちょっと決着つけない?」



まゆ「分かったわ、ならこの……」







凛・まゆ「スマッシュブラザーズで!」









凛「……私たち、桃鉄のころに比べるとちょっとは成長したね」



まゆ「……でもまゆ、これはこれで嫌な予感がするのよねぇ」



#53 せいへき!(15)





凛「ニュージェネレーション、トライアドプリムス、そして、美嘉と私で結成した……」



凛「ワイシャツプロデューサー!!!」



凛「メンバー募集中!」



#54 おとめをまなべ!(3)





ちひろ「私はあきらめたりはしない!」



ちひろ「今度こそ、凛ちゃんに乙女を学んでもらう!」



ちひろ「……ということで、今回は新田美波ちゃんを呼んで、美波ちゃんのエロ……もとい、女性らしさを学んでもらおう!」













ありす「これ、ダメなやつですよね?」



ちひろ「私も薄々、勘づいてるわ……」



#55 せいへき!(16)





凛「……ということで、ワイシャツプロデューサーに新メンバーが加わったよ」



#56 おとめをまなべ!(4)





美波「うふふっ、プロデューサーさんのワイシャツ、とってもいい匂い」



美波「私、こんな世界があるなんて今まで知りませんでした」



美波「これなしじゃ……私、もう生きていけないかもしれませんっ」













ありす「……私、こういうの知ってます。これって即堕ちってやつですよね?」



ちひろ「さぁ、ありすちゃん、その言葉を教えた悪い大人を早く教えて!」



#57 たいこういしき!(12)





蘭子「煩わしい太陽ね(おはようこざいますっ、プロデューサー!)」



P「おう、おはよう、蘭子」



蘭子「忠実なる下僕よ、我とともに歩む道を示せ!(プロデューサー、今日の私の予定は?)」



P「雑誌の撮影があるかな」



ちひろ「お〜、すごいもんですね。蘭子ちゃんとここまでコミュニケーションとれるのは事務所ではプロデューサーぐらいしかいませんよ!」



P「そんな大したものじゃないですよ、一緒にいたら自然と……」







凛「……」



#58 たいこういしき!(13)





凛「煩わしい背広ね」













ちひろ「……なんでだろ、言いたいことが分かってしまった」



#59 たいこういしき!(おまけ1)





みく「Pちゃん、おはようにゃ」ギュッ



P「うわっ、なんだよ、みく。いきなり抱き着いてきて」



みく「いきなり抱き着きたくなっただけにゃ」



みく「……」チラッ









凛「……」



#60 たいこういしき!(おまけ2)





次の日



みく(ふふふ、これで凛ちゃんは今日、みくのマネをするはずにゃ!)



みく(そしてそこで、猫としての格の違いを見せつけるにゃ!)



みく(そうすれば、レギュラー化してみくの出番がいっぱい増えるにゃ!)













ちひろ「……って、ツイッターでつぶやいとこ」



みく「このちひろ、ちひろっ、ちひろっっっ!!!!!」



#61 りんわん!(7)





奈緒「……犬のおまわ凛さん」ボソッ



加蓮「奈緒……」



奈緒「も、もしかして、今の聞いてたか!?」



加蓮「奈緒……」



奈緒「やめろ!!!その眼をやめろ!!!!」



#62 せいへき!(17)





凛「菜々さん、出番だよ、ほらっ(17)」



菜々「いいかげんにしろよ、小娘が」



#63 せいへき!(17) 本物





美嘉「みんなー、今日は『ワイシャツプロデューサー』のライブに来てくれてありがとー!」



客「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」











美波「私、皆さんとお会いできてとってもうれしいです!」



客「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」











凛「みんな、プロデューサーのワイシャツの準備はいい?」



客「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!……………??????」























ちひろ「先日のライブ、失敗だったみたいですね」



P「そりゃそうでしょ」



#64 せんゆう!→だいしんゆう!(1)





店員「いらっしゃいませー……って、凛ちゃんにまゆちゃん!」



まゆ「こんばんわ、店員さん」



凛「こんばんわ、店員さん、会いに来たよ」



店員「そんなこと言ってどうせ暇だから来ただけでしょ?」



凛「お客さんにそんなこと言ってていいの?」



店員「はいはい、わかりました、お客様、私は仕事に戻ります」



店員「ま、ゆっくりしていってよね」











凛「にしても、このやることなくなったら、とりあえず、TUT○YAっていうのも定着してきたね」



まゆ「店員さんとお友達になるくらいには定着したわねぇ」



#65 だいしんゆう!(2)





まゆ「そして、なんとなくクレ○ンしんちゃんを借りちゃうのも定番パターンよねぇ」



凛「2人そろって大人帝国とは思わなかったけどね」



♯66 せいへき!(18)





凛「ワイシャツと言えば襟の部分だよね」



美嘉「袖の部分でしょっ」



美波「私は胸のあたりの部分が……」



凛「……」



美嘉「……」



美波「……」















ワイシャツプロデューサー、方向性の違いにより、解散!!!



♯67 せいへき!(19)





凛「不仲?そんなんじゃないです。今も美嘉と美波とはいい友達ですよ?」



凛「時々、三人で集まってはワイシャツをシェアしたりしてます」



凛「ただ、あえて言うなら、私が長袖ワイシャツだとすると、彼女たちは半袖ワイシャツだった……」



凛「ただそれだけの話です」



♯68 せいへき!(20)





凛「再結成?解散したばかりなのに?」



凛「あはは、現時点ではありえません」



凛「まー、でも、未来のことは誰にもわからないじゃないんですか?」



凛「ワイシャツの黄ばみが洗濯機でとれるかどうか分からないのと同じです」



♯69 せいへき!(おまけ3)





数週間前



凛「ねえ、みく、プロデューサーのワイシャツに興味ない?」



みく「そんなばっちいのいらないにゃ!」シャー



















みく(あの時、乗っていれば出番が増えていたのに、にゃ……)



#70 せいへき!(21)





凛「……」クンクン



P「り、凛、今日はその一着しかないんだ。か、返してくれ……さ、寒い……」ブルブル







奈緒「……なぁ、あえて聞くけどさ、凛にとってPさんとPさんのワイシャツってどっちが大事なんだ?」



凛「えっ」



奈緒「悩むなよ……」



#71 せいへき!(22)





モブ「宅急便でーす」



ちひろ「はい、ご苦労様です」



ありす「また、プロデューサーさんのワイシャツですか……」



ちひろ「そうみたいね」



ありす「最近、なんか届く多くないですか?届くの……」



ちひろ「まぁ、それはほらね……」





美嘉「……」クンクン



美波「……」クンクン



凛「……」クンクン







ありす「今までの3倍ってことですか……」



ちひろ「シャア専用ね……」



#72 がいでん!(1)





みく(どうすれば、出番が増えるのかにゃ……)



みく(……やっぱり、猫キャラだけじゃ、キャラが薄すぎるのかにゃ?)



みく(色々な人に猫をとられつつあるし)



みく(このままじゃ、みく……)











テレビ『じゃーんじゃじゃーーーーん! 愛媛県のかおるちゃん9歳からのお便りにゃ!』











みく「これにゃ!!!!!」



#73 だいしんゆう!(3)





凛「笑ってもっとBaby〜♪ むじゃきにon my mind♪」



まゆ「映ってもっとBaby〜♪ すてきにin your sight♪」



凛「誘い涙のー」チラッ



まゆ「日が落ちるー」コクッ



凛・まゆ「ぴー my love so sweet〜♪」











凛「やっぱり、気心知れた人とのカラオケってのは楽しいね」



まゆ「そうねぇー」



#74 がいでん!(2)





みく「にゃにゃに……ニャンちゅうはネズミの気持ちを理解した猫……」



みく「にゃるほど、猫とねずみという相反する二つが合わさってより味が出て、なおかつ、一粒で二つの味があじわえるってことかにゃ……」



みく「……」



みく「……」



#75 がいでん!(3)





みく「じゃーんじゃじゃーーーーん!! Pちゃん、これで、どうかにゃ!?」



P「? どうかにゃって……、頭につけてる耳みたいなやつのことか、みく?」



みく「『みく』じゃないにゃ!今日からみくはミックーマウスにゃ!!!」



黒服「は?お前何っているんだ?」



みく「ミックーマウス……って、お前、誰にゃ!? みくを連れてどこに行く気かにゃっ!? ちょっ、Pさん見てないで助けて……!!!!」











数日後、みくは事務所へ戻ってきた。その体は何故か、磯の香りがした。Pは怖くて何も聞けなかった。



#76 せいへき!(23)





都「えっ!? プロデューサーのワイシャツが盗まれたっ!?」









都「これは……」











































都「もしや……」







































都「事件ですねっ!!!!」



#77 せいへき!(25)





都「……プロデューサーさんがごみを出すために外に出た間に犯人はプロデューサーの部屋に侵入して」



都「クローゼットから目当てのワイシャツを盗み出し」



都「プロデューサーさんに見つかることなく、部屋から出て行った」



都「この間、たった2分足らず……」













都「それにしてもいったい誰がこんなことを……」



奈緒「凛」



せいへき!(25)





都「とりあえず、犯行時刻の午前6時頃にプロデューサーさんの家の付近にいた方に来ていただきました」













凛「……」



美波「……」



美嘉「……」











奈緒「あっ、やっぱ分かんねぇや、これ……」



せいへき!(26)





都「みなさん、犯行時刻のころ、プロデューサーさんの家の近くでいったい何をしていたんですか?」









美波「私はただ……おさんぽしていただけで……特には」







美嘉「アタシは……べ、別にっ!!」







凛「私も……クンカクンカ…………偶然、近くに……クンカクンカ……いただけだよ……クンクン」











都「今回の事件は難事件ですね……それだけに探偵の血がさわぐっ!!」



奈緒「私は分かったけどな、犯人」



♯80 ちひろ!(4)





ちひろ「プロデューサーさんのワイシャツに付着した凛ちゃんの体液を採取!!」



ちひろ「そして、それを濃縮して開発したこの……」



ちひろ「エナジード凛ク!!!」



ちひろ「近日発売決定!!!」













ありす「……エナジード凛クって言いたかっただけですよね?」



ちひろ「はい、すみません」



♯81 だいしんゆう!(4)





凛「……」ペロペロ



まゆ「凛ちゃん、それってもしかして……」



凛「よく気づいたね、まゆ。これはプロデューサーの歯ブラシだよ」ペロペロ



まゆ「……泥棒猫って言葉はありますけど、凛ちゃんの場合なんて言うんでしょうねぇ?」



まゆ「泥棒犬かしらぁ?」ゴゴゴゴコ



凛「まゆ、素直になりなよ」



まゆ「……」

























まゆ「使い終わったらでいいんで次、貸してください、お願いします」



凛「いいよ」



♯82 せいへき!(27)





美嘉「……」



美波「……」



凛「今日は2人に折り入って話があるんだ」



美嘉「……」



美波「……」



凛「私、気づいたんだ」



美嘉「……」



美波「……」



凛「やっぱり、私には2人しかいないって……、」



















凛「何よりもワイシャツの全てを愛せなくて、何がトップアイドルを目指すだって……」



美嘉「凛……!!」コクッ



美波「私も同じ気持ちだよ……」コクッ



♯83 せいへき!(28)





美嘉「じゃあ、凛、もしかして……」



美波「ワイシャツプロデューサーを……!!!」



凛「それは違うよ、新しく発足するんだよ……」



♯84 せいへき!(29)









凛「YSP48を……!!!!」













♯85 せいへき!(30)





凛「あと45人、集めなくちゃ、ね……」



P「あっ、それはマジで勘弁してください」



♯86 してんのう!(1)





P「……」グッタリ



智絵里「あの……わたし、プロデューサーさんが欲しくなっちゃって……」



凛「うんうん」



まゆ「それで?」



智絵里「薬を飲ませて…………私の部屋に監禁……しちゃいました」



凛「なるほど、気持ち分かるよ」



まゆ「好きな人は誰にも渡したくないものねぇ」









智絵里「あの、なんで、私の部屋で普通にくつろいでるんですか?」











♯87 してんのう!(2)





凛「じゃあ、仮にプロデューサーがどうしても遠くに行かなくちゃ、いけなくなったらどうする?」



智絵里「えっ、あの、ついて……行きます」



凛「ほらね」



智絵里「はい」











智絵里「えっ」



♯88 してんのう!(3)





智絵里「あの……助けに来たんじゃ、ないんですか?」



凛「あっ」



♯89 してんのう!(4)





まゆ「……」グスッ



凛「……ところでまゆはどうして泣いているの?」



まゆ「Pさんが……グスッ……遠くに行ったらと思うと……」ぽろぽろ



智絵里「あっ……」ポロッ



凛「えっ……」グスッ



♯90 してんのう!(おまけ1)





ありす「今日、なんか三人とも目が腫れてますね」



ちひろ「……そうね」



ありす「で、なんかプロデューサーさんはげっそりしですね」



ちひろ「……ありすちゃん、深追いは駄目よ。」



ちひろ「長生きしたいなら、あの三人には関わっちゃだめ!」



#91 してんのう!(5)





響子「おっじゃましまーーーーーす!」ガチャッ



響子「久々のプロデューサーの家!」



響子「最近はカギが変えられていたりでなかなかこれなかったけど」



響子「やっぱり、プロデューサーの担当アイドルたる私はプロデューサーの家の掃除を常にきれいにしとかなくちゃいけませんからね!」



響子「ということでまずは……お洗濯♪」

















響子「おっかしいな〜、プロデューサーって毎日、ワイシャツ来てるはずなのにお洗濯ものがひとつもない……」



#92 してんのう!(6)





響子「次は……部屋のお掃除!」



響子「まったく、プロデューサー、ゲームをテレビに繋ぎっぱなしは掃除機かけるとき邪魔って言ったのに……」



響子「仕方ない人ですね♪」













響子「にしても、プロデューサー、なんで一人でスマッシュブラザーズなんてやってたんだろ……」



#93 してんのう!(7)





響子「あっ、このレンタルDVD、今日が返却日だ」



響子「ここは妻たる……ごほんっ、担当アイドルたる私が返しといてあげないとっ」



響子「……その前にいやらしいDVDがないかチェック……」



響子「『大人帝国の逆襲』? あはっ、案外、プロデューサーも子供っぽいな〜」



#94 だいしんうゆう!(5)





その夜





凛「おじゃまします」



まゆ「あれ?なんだか部屋がきれいになってるわねぇ」



凛「プロデューサーがきれいにしといてくれたんじゃない?」



まゆ「プロデューサーさん、家に帰ってたかしら?」



凛「ま、いいじゃん。とりあえず、スマッシュブラザーズの続きしよっか」



まゆ「そうね。今日は負けないわよぉ」



♯95 がいでん!(4)





みく「YSP48 入り方……」カタカタ



みく「検索っと」



♯96 たいこういしき!(14)





かな子「えっ、プロデューサーさん、このケーキ食べてもいいんですか?」



P「ああ、かな子が喜ぶと思って買ってきたものだしな」



かな子「うわぁ〜!うれしい!!ありがとうございます!」



凛「……」



















♯97 たいこういしき!(15)





凛「ねぇ、プロデューサー、知ってた? 私の胃袋は宇宙なんだ」



P「ネタが古い」



♯98 がいでん!(5)





みく「ふにゃー、出番がある美嘉ちゃんや美波ちゃんがうらやましいにゃ!!」



加蓮「……」



みく「……あっ、ごめんにゃ」







♯99 がいでん!(6)





奈緒「なんか、この三人でカラオケってのも久しぶりだなっ!」



加蓮「そだね」



凛「……」ピッピッ



奈緒「あれっ、凛、もう曲いれたのか?」



加蓮「……凛、もしかして」



♯100 がいでん!(7)





凛「ドぉブネーズミみたいに」



凛「美しくなりーたい♪」



凛「写真には写らないー♪」



凛「美しさがあ〜るか〜ら〜」

























凛「凛だ!凛だ!凛だ凛だ凛だー! 凛だ!凛だ!凛だ凛だ凛だー! 」



奈緒「ぷっ……くくくっ……りんっ、それっ、反則っ!!……あははははは」



加蓮「くすっ……やめてよねっ、もうっ!!あははははっ、おなか痛いー!!!」



♯101 せいへき!(31)





凛「YSP48に研究生制度ができたんだ」





















凛「YSP48に研究生制度ができたんだ」



ありす「あっ、別に聞こえてないわけではないです」



♯102 せいへき!(32)





ありす「まあ、センターをくれるっていうなら、考えないでもないですけど?」



凛(こ、こいつ……)



♯103 しんじだい!(1)





卯月「やっぱり、プロデューサーさんのパンツが一番だよね!」



未央「いやいや、そこは靴下っしょ」



凛「2人とも何言ってるの?ワイシャツが全てだよ」



卯月「……」



未央「……」



凛「……」



卯月「あっ、初めまして!」



未央「初めまして」



凛「……初めまして」















……これが後に世間を賑わす、ニュージェネレーション誕生の瞬間である!!!



♯104 せいへき!(33)





P「凛、今度のグラビアの仕事、やっぱり、引き受けてくれないか?」



凛「……プロデューサー、私、前に言ったじゃん。その仕事はやりたくないって」



P「頼むよ、凛……。あっ、じゃあ、こうしよう、このワイシャツをあげよう」



凛「……見損なったよ、プロデューサー。いくらなんでも、それはないよ」



P「……ごめん」























凛「だってそのワイシャツ、一時間しか着てないやつじゃん」







♯105 せいへき!(34)





凛「このワイシャツは出来損ないだ。こんなの嗅げないよ」



凛「明日、またこの事務所にきてくたさい。私が本当にいいワイシャツを嗅がせてあげますよ」



P「……俺に自分のワイシャツを嗅げと」



♯106 しんじだい!(2)





未央「私たち、『ワイシャツプロデューサー』に喰われてない?」



未央「っていうか、しぶりんはもう完全に……」



卯月「き、気のせいだよっ!」



♯107 しんじだい!(3)





卯月「……そもそも私たちって『ワイシャツプロデューサー』ができる前からわりと……」



未央「うづきん!それ以上言ってみろ!!!泣くぞ、ガチで泣くぞ!いいのかっ!?」



♯108 しんじだい!(4)





未央「えっぐ……グスッ……」ポロポロ



卯月「ごっ、ごめん!」















卯月「本当に泣くのか試してみたくなっちゃって」



♯109  だいしんゆう!(5)





凛「ひらめいたっっ!!!」



まゆ「……どうしたの、凛ちゃん、2人ババぬき中に大きな声なんか出して」



凛「まゆってさ、プロデューサーに関してすっごく詳しいじゃん?」



まゆ「ええ、もちろんよぉ」ウットリ



凛「でさ、私もプロデューサーの事に関しては誰にも負けないぐらい自信がある」



まゆ「あまり認めたくないけど、そうねぇ」



凛「ならさ、私たちがそれぞれプロデューサーのモノマネをすればそれぞれがプロデューサーとイチャイチャできるじゃん」



まゆ「……」



まゆ「前から思っていたけれど凛ちゃんって天才ね」



♯110 だいしんゆう!(6)





P(凛)「なぁ、まゆ? 今日の予定のことだが……」



P(まゆ)「まゆ?何言ってるんだ、凛?というか、口調までどうした?」



P(凛)「……また、まゆと新しい遊びでもはじめたのか?」



P(まゆ)「新しい遊び?なんのことだ?……そんなことより、凛、今日の予定のことだが……」











P(凛)「……」



P(まゆ)「……」

















まゆ「凛ちゃん」



凛「うん」















P(凛・まゆ)「完璧すぎるってのも罪だな!」



奈緒「いや、色々と間違ってるだけたから。強いて言うなら根本的に」







♯111 がいでん!(8)





比奈「P×P、良いネタもらったっス」



#194 だいしんゆう!(7)





凛「なるほど、どっちかだけがプロデューサーのマネをすればいいってことだね」



奈緒「それくらい、普通わかるだろ……」



まゆ「じゃぁ、先にまゆがプロデューサーさんをやるわねぇ」











P(まゆ)「よ、おはよう、凛」



凛「……プロデューサー、私、前に言ったよね? 社会人たるもの毎日、ワイシャツは身につけなくちゃダメだって」



奈緒「駄目なのはお前らの方だ」



#195 だいしんゆう!(8)





P(まゆ)「ご、ごめん。家にワイシャツが一枚もなくてさ……」



P(ほんもの)「よ、おはよう、凛、まゆ。どうした、お前ら、また新しい遊びでも始めたのか?」



凛「ぷ、プロデューサーが2人……、いったいどっちが本物なんだ……!」オロオロ

>>194

>>195

それぞれ、以下略



♯114 がいでん!(9)





P(まゆ)「……」



P(美波)「……」



P(美嘉)「……」



P(卯月)「……」



P(未央)「……」



ちひろ「この中にいる本物のPさんを当てて。そうしたら、凛ちゃんは自由だよ」



凛「……」



凛「……ちひろさん、駄目だよ」



凛「だってこの中に本物のプロデューサーはいない」



P(偽物たち)「おおあたりー!」













P(本物)「何やってんだ、お前ら?」



♯115 ちひろ!(5)





ちひろ「千川ちひろの金隠し、近日公開!!!」



ちひろ「……って、やかましいわっ!」



#115 がいでん!(10)





美波(あれっ、あの人って……)



美波(プロデューサーさん、でしたっけ?)



美波(それとも……)









美波(ワイシャツさん、でしたっけ?)



美波(……)











美波「ぷ、プロデューサーさん?」



P「ん?なんだ、美波?」



美波「な、なんでもないです……」















美波(よ、良かったー)ドキドキ



#116 じゅうなな!(3)





凛「……ということで、菜々さんもYSP48に入りませんか?」



菜々「ナナはそういうのはちょっと……」



凛「そうですか……」



菜々「でも、大人数でのアイドルグループっておニャン子クラブみたいで楽しそうでいいとおもうな〜」



凛「そ、そうですね」



#117 せいへき!(35)





幸子「おはようございま〜す、皆さん。ついに可愛いボクが事務所にやってきましたよ〜」



美嘉「……」クンクン



美波「……」クンクン



凛「……」クンクン



幸子「み、皆さん?……か、可愛いボクの声が聞こえなかったなんて本当にかわいそうですね」



幸子「でも、ボクは寛大な心も持っているのでもう一度だけ挨拶のチャンスをあげましょう!おはようございます!」



美嘉「……」クンクン



美波「……」クンクン



凛「……」クンクン



幸子「……グスッ」じわっ



#118 せいへき!(36)





幸子「……あの、ちひろさん。ボクって本当はそんなに可愛くないんでしょうか?」



ちひろ「そんなことないわよ、幸子ちゃん



ちひろ「ただね、あの娘たちの中で、幸子ちゃんよりもワイシャツの優先順位が高かっただけよ」



ちひろ「だから、気にしないで」









ありす「ちひろさん、それ、とどめです」



#119 せいへき!(37)





凛「ふーん、アンタが私のプロデューサー?」



凛「……」クンクン



凛「まあ、悪くないかな……」トローン



22:30│渋谷凛 
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