2015年09月08日

ミリP「千鶴が楽しそうにお絵かきしてる」二階堂千鶴「ふんふーん♪」

ミリPはP表記



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1441273629



P「かれこれ一時間は書いてるが…いったい何を」









千鶴「できましたわっ!」







P「なんだ、なにが出来たんだ千鶴」







千鶴「きゃっ!い、いきなり声をかけないでくださいプロデューサー!」







P「す、すまん…千鶴が楽しそうにお絵かきしてたのが気になっててな」







千鶴「お、お絵かきとは失礼ですわよっ!?」







P「それじゃあなんだ?」







千鶴「ふんっ、プロデューサーに教えてさしあげる義理はなくってよ」



P「なんか奢るからさ」







千鶴「し、仕方ありませんわね〜…奢りとかセレブのわたくしは全然嬉しくありませんけど特別に教えて差し上げますわ」







P(カワイイ)







千鶴「わたくしが書いていたのはわたくしが将来住むお屋敷の間取り図ですわっ!」







P「お屋敷?千鶴は今でも大きいお家に住んでるじゃないか」







千鶴「そそそそ、そうですけれど!トップアイドルになった時にふさわしいお屋敷をまた建てる予定ですわ」







P「なるほど〜」



千鶴「ま、まぁ?建てようと思えばいつでも建てられますけれど、そんなのつまらないじゃありませんか」







P「千鶴はあくまで自分の稼いだお金で建てたいと…そういうわけかな?」







千鶴「そうですわ!」







P「偉いなぁ千鶴は」







千鶴「べ、別に…これくらい当然ですわよ」







P「それで、どんなお家に住みたいんだ?」







千鶴「そ、それは………」



P「えっ?見せてくれないのかい?」







千鶴「…………だ、誰にも言いません?」







P「もちろん、俺と千鶴だけの秘密さ」







千鶴「うぅ……そ、それなら……特別ですわよ?」







P「ありがとう、ほう…結構本格的だな……どこに建てるつもりなんだ?」







千鶴「もちろん日本ですわよ!」







P「へぇ、そうなのか、千鶴のことだからてっきり海外のリゾート地とかセレブな高級住宅街とか」



千鶴「ももも、もちろんそこも検討しましたけれど、最初はやっぱり国内ですわ!それに……」







P「それに?」







千鶴「わ、わたくし…英語は…その…たっ、達者ではありませんし、ご近所さんとうまくやっていけるか心配ですわ」







P「通訳とかつければ?」







千鶴「肉じゃがを持って行くときに、いちいち通訳さんに付いてきてもらうのは悪いですわよ」







P「なるほど〜」







千鶴「なので国内で英語を勉強してから、向こうに渡ろうと考えてますの」







P「千鶴なら早くマスターできるさ、努力家だからな」



千鶴「ど、努力家……えへ…おーっほっほっほ、当然ですわ!」







P「それじゃあさっそく間取りを見ていこうか…三階建てか?」







千鶴「ええ、セレブなら三階ですわ」







P「へぇ〜そうなのか…ほう、テニスコート(予定)に離れの茶室(予定)、乗馬スペース(予定)、家庭菜園、お花畑、そうとう広い敷地だな」







千鶴「セレブなわたくしなら当然ですわよ!」







P「そうだな、うーん……一階は特に変なところはないな」







千鶴「変なとこなんてあるわけありませんわよ!失礼ですプロデューサー」







P「すまんすまん、一階はキッチンとか…リビングとかなんだな」



千鶴「ええ、あとゲストの方のお部屋もありますわよ」







P「地下にはワインセラー(予定)か」







千鶴「ええ、セレブならワインですわ」







P「なるほど…それじゃあ二階にお邪魔しようかな、ほう…衣装部屋がたくさんあるな」







千鶴「そうですわっ、わたくしにふさわしい衣装が選り取りみどりですわよ」







P「千鶴は何を着ても似合うからな」







千鶴「な、なっ!何をおっしゃってますのプププロデューサーいきなり……そんな」







P「やっぱり高級ブランドとかが多いのかな?」



千鶴「も、もちろんですわ!うーん…けど」







P「うん?どうした?」







千鶴「思ったのですけどこんなに衣装が多いと管理が大変じゃありません?」







P「確かにな」







千鶴「衣替えの時とか…それにお洗濯もエマールで洗うやつ洗わないやつ、わけるのも量が多くて大変ですわ」







P「下手に洗って縮んだりシワになったりしたら勿体無いからね」







千鶴「それに虫食いを防ぐ、ムシューダを置くのも……あと替えるのもめんどうですわよ」







P「そうだな、じゃあどうするんだ?」



千鶴「うーん…衣装ルームは一つにします」







P「それがいい、ところで今気づいたんだが…」







千鶴「なんですの?」







P「こんなに大きいお屋敷なのにトイレの数が少なくないか?」







千鶴「トイレなんて一つ洋式のやつがあれば充分ですわ」







P「いや、この広さだからさすがにトイレは最低でももう少し男女別で欲しいな、ゲスト用とか」







千鶴「そんなにですの!?」







P「ああ、やっぱりこの規模だとそれくらいは」



千鶴「それなら仕方ありませんわね…マジックリンとかドメストとかブルーレット置くだけとか安い時に買いだめして……トイレットペーパーも……ああっ!いけませんわ!」







P「どうした?」







千鶴「激安トイレットペーパーはお一人3個までだから、6つもトイレがあると足りませんわ!コストが上がってしまいます…」







P「買いに行くときは俺も呼んでくれよ」







千鶴「いいんですの!?それならお願いしますわプロデューサー♪」







P「ああ、任せてくれ」







千鶴「ふぅ、助かりましたわ……あっ」



P「ん?どうした千鶴?」







千鶴「いい、今のは屋敷のメイドがそう言ってたので、わ、わたくしは別に激安とかタイムセールとか興味ありませんわよ!?」







P「わかってるよ」







千鶴「本当ですの?そ、それならまぁ…」







P「じゃあ次は三階の間取りを見ようかな……おお、ここは千鶴の部屋があるのか」







千鶴「おーっほっほっ…げほっ、と、当然ですわ!セレブは高い所に住んでるものですわよ、ご存知でしたか?」







P「いや、初耳だ…そんな情報どこで知ったんだ?」







千鶴「セレブ御用達の雑誌で読みました!だから信頼できる情報ですわ」



P「それなら間違いないな」







千鶴「当然ですわ!」







P「あとは……おっ、大浴場があるのか」







千鶴「ええ、できれば温泉が欲しいですけど」







P「千鶴は温泉好きなのか?」







千鶴「いえ、わたくしはそんなに…どちらかというとお母さん…コホン…私のお母様が温泉好きですわね」







P「千鶴のお母さんか」



千鶴「この前も町内会の旅行が由布院温泉の方だったらしくご満悦でしたわ」







P「そうかそうか」







千鶴「なので…将来はわたくしがいつでも温泉にいれてあげられるようにしてあげますわ」







P「もしかして、それでできれば温泉がいいって言ってたのか?」







千鶴「そうですわね、最近は腰が痛いとか言ってますから少し心配で……あら?プロデューサー?」







P「ぐすっ……ぞ…うか…千鶴は…ひぐっ…親孝行で偉…いなぁ」







千鶴「なっ!なんで泣いてますの!?」







P「いや…すまんすまん、そんな心暖まる話し聞かされるとね」



千鶴「別にこれくらい普通ですわ」







P「うんうん、そうか……あと三階は」







千鶴「プロデューサー、私のイチオシはここですわ!」







P「ん?おお、シアタールームか」







千鶴「ええ、セレブたるものシアタールームくらいはもってないと」







P「やっぱり新作とかが見れるのか?」







千鶴「もちろんです!TSUTAYAで借りてきますわっ」





P「レンタルなんだ……」







千鶴「どこかおかしい所がありまして?」







P「いや、いいんだ…レンタルなら延滞には気をつけないとな」







千鶴「そうですわね…延滞料金ほど損な出費はないですから」







P「そうそう、地味にショックだよな」







千鶴「まったくです……あっ、いい今のは違いますわよ?わたくしがレンタルなんて、や、屋敷のメイドがそう言ってましたので、そうじゃないかなーって思っただけですわっ」







P「ははっ、了解だ」







千鶴「ふぅ…危ないところでした」



P「うーん……」







千鶴「あら?どうかなさいましてプロデューサー、わたくしのセレブなお屋敷が羨ましいんですの?」







P「いや……この屋敷さ、やっぱりダメだよポンコツだ」







千鶴「えっ、ど、どうしてですの…!?」







P「だって足りないよ」







千鶴「た、足りない?何が足りないんですか?ワインセラーも豪華なパーティができるスペースも、いずれはゲームセンターやボウリングだって…」



P「俺の部屋がない」







千鶴「は……?プロデューサーの部屋?」







P「うん、俺の部屋」







千鶴「なんでプロデューサーのために部屋なんて…?」







P「一緒に暮らすなら必要だろ?」







千鶴「なんでプロデューサーと一緒に暮らさなければいけませんの!?男女が一緒に暮らすなんて………あっ」







P「やっと気づいてくれたか」



千鶴「プ、プロデューサー……その…わたくしは…」







P「俺はこれから先ずっと千鶴と一緒にいたい」







千鶴「そんなの……急に…ひ、卑怯です」







P「急にじゃないさ、ずっと言いたかった…あと千鶴がニセレブなのもずっと知ってた」







千鶴「本気なんですか……?私と…ずっと一緒って…それって」







P「結婚しよう、千鶴」







千鶴「………」



P「どうかな?」







千鶴「……グスッ…し、仕方ありませんわね……プロデューサーがそこまで…言うなら…」







P「じゃあ…?」







千鶴「い、いいですわよ…貴方の…お、お嫁さんになってあげても…」







P「本当か?嘘じゃないよな?」







千鶴「嘘なんかつきませんわよっ、まったく…あんな急に言うなんて…プロポーズってもっとロマンティックなものだと期待してましたのに」







P「す、すまん……つい」



千鶴「でも……私、嬉しかったですプロデューサー…コホン…こ、これからもよろしくお願いいたしますわね」







P「ああ、幸せにするよ」







千鶴「そうと決まれば…ほらっ、プロデューサー手伝ってください」







P「あれ?書き直すのか?」







千鶴「ええ、プロデューサーのお部屋を足さないといけませんもの」







P「そうだったな、よし」



千鶴「プロデューサー、結婚しても…お仕事ばっかりは嫌ですわよ?早く帰ってきてくださいね?」







P「当たり前だ、仕事なんて適当に切り上げてくるよ」







千鶴「も、もう!仕方のない人ですわね…」







P「これからよろしくな千鶴」







千鶴「ええ、プロ……あなた」







社長(キミィ…こんな雰囲気だと社長室から出れないんだがね)







おわり





08:30│二階堂千鶴 
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