2015年09月08日
モバP「家の事務所はちょっと重い」
ガチャッ
まゆ「あっ、Pさぁん!おはようございます......」
まゆ「Pさんってば、朝早いからまゆ遅刻しちゃいそうになっちゃいました」
まゆ「あっ、Pさぁん!おはようございます......」
まゆ「Pさんってば、朝早いからまゆ遅刻しちゃいそうになっちゃいました」
P「いや、まだ朝の五時半だぞ。まゆの収録は十一時半だから家で寝てても良かったのに」
まゆ「Pさんの行くところにまゆありですよぉ......でもちょっと眠いです」
P「フラフラじゃないか、無理しないで仮眠室で少し寝てきなさい。時間になったら起こすから」
まゆ「でも......まゆがいないと......Pさん他の娘と仲良くしちゃうからぁ......」
P「しないしない。ほら、連れてってやるから」ヒョイッ
まゆ「わわっ、お姫様抱っこなんて......まゆ幸せですぅ......」
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P(......よしっ、誰とも遭遇しないように朝イチで出たのにまゆがいたのはびびったが......)
P(何とかまゆを無力化した。これで二、三時間は落ち着いて仕事が出来るな)
P(......朝イチで出ても二、三時間しか......くっ、まだ胃薬あったかな......)
ガチャッ
智絵里「おはようございます......」
トテトテトテ...ピトッ
智絵里「あのっ......おはようございます」
P「お、おお智絵里かおはよう。早いなあ、まだ収録までええと......二時間はあるのに」
智絵里「Pさんに早く、早く会いたくて......起きてからすぐ来ちゃいました」
智絵里「Pさんとの時間以外は私には価値がないので」ボソッ
智絵里「とにかく傍にいたくて......駄目ですか?」
P「駄目か、って言われると弱いな......俺は仕事してるだけで構ってあげられないけど」
智絵里「いいんです。眺めてるだけで幸せですから......」
P「......」カタカタカタ
智絵里「......」
P「......」カタカタカタカタ
智絵里「......ふふふ......」
P「......」ビクッ
智絵里「Pさん......?どうかしましたか......?」
P「いや、なんでもない......あ、そろそろ時間だな。収録行こうか」
P(ふう......車で収録先まで智絵里を送りに行った)
P(あとは夕方に迎えに行ってそのまま家まで智絵里を送りに行かなければいけないが......)
P(まあしばらく先の話か......)
P(はあ......彼女は特に胃薬を消費させるなあ......何時間もPCと睨めっこしてる若造眺めて何が楽しいんだか)
P(うわあ......しかも胃薬これで終わりか......薬局でも行くか)
P(アイドル同士の接触が極力NGって絶対おかしいよ......胃薬も経費でおちねーかな......)
ゆかり「Pさん、こんにちは。休日に薬局で会うなんて奇遇ですね」
P「おうゆかり。買い物か?最近よく買い出しのタイミングで会うな」
ゆかり「ええ。奇遇、ですね。ふふっ」
P「......ええっと、事務所に置いとくお菓子を買うからさ。好み教えてくれよ」
ゆかり「まだカントリーマ○ムもポッ○ーも○リッツも切れてませんよ?」
P「ほら、自分で個人的に食べる用っていうか......」
ゆかり「胃薬を買いにきたんですよね?売り場まで一緒に行きましょう」
P「ぐっ、なるべく隠しておきたかったのに......何故それを」
ゆかり「秘密です♪」
P「誰にも言わないでくれよ......余計な心配かけさせちゃうのもアレだし」
ゆかり「わかってます。Pさんのそういうところ愛してます」
P「......聞かなかった事に」
ゆかり「もうっ」
P「お察しの通り、ゆかりの休日はどこに行っても必ずゆかりと遭遇する」
P「コンビニ、薬局、ファミレス、カフェ......一体何故俺の行動が」
P「なんかこう、全てを見透かされてるような感じで怖い......」
まゆ「まゆ完全復活です♪Pさん、これからご飯でも」
P「仕事行くぞ仕事、車で送ってくからな」
まゆ「いけずぅ......」
P「食事は明日な、パスタ旨いとこ連れてくから」ナデナデ
まゆ「Pさんのタラシぃ......」
P「何を失礼な......さ、車出すから準備しとけよー」
まゆ「あっ......」
まゆ「もうちょっと撫でて......なんて贅沢かしら......?」
P「よし、今日のまゆ攻略完了だ。ゆかりの後だと癒しだ......」
P「いや、これも緻密なスケジュール調整とタイミングの結果、他のアイドルとの遭遇は避けさせねば......」
P「後は車の送迎だけだし、今日は比較的イージーモード......」
ガチャッ
響子「Pさんいますかー?貴方の響子ですよ......あ、いたいた♪」
P「」
P(ダークホース、五十嵐響子さんが居るやんけ......)ズーン
P「あ、響子は今日仕事なくてフリーだったもんな。別に休みまで無理して事務所こなくていいんだぞ」
響子「前に言ったじゃないですかPさん。私がPさんの世話を焼きたくて来てるんです!」
響子「......Pさんは私がいないと......変な虫も事務所にはたくさん居るし......近くにいないと......」
P「......ありがとな響子。じゃあとりあえず、お茶汲んでくれると嬉しいな」ナデナデ
響子「えへへ。任せてください!」
響子「Pさん、今日の帰りは何時頃になりそうですか?」
P「うーん......ちょっとlive関係の資料を纏めたいから結構掛かりそうだけど......用事でもあるのか?」
響子「Pさんと一緒の時間にご飯を食べると、離れてても一緒に居る気になれますから!」
P「......そっかー、はっはっは!」ナデナデ
響子「んぅ......Pさんの家にいきなり押し掛けても迷惑になっちゃいますから、ね!」
P「えらいえらい」ナデナデ
響子「♪」
P「えっちょっと待って、俺の家知ってんの?」
響子「......あっ」
響子「えへっ」
P「かわいく誤魔化しても無駄だぞ」
響子「そんな、かわいいだなんて......」
P「違う、そこじゃなくて」
P(資料の整理や確認なんかを手伝ってくれるのは非常にありがたいけど、こうやたら距離が近いと......)
P(ってかなんで俺の家知ってんだよ......担当アイドルの誰にも言ってないんだけどなんで特定されてんの)
P(やべっみたいな顔してたし、知ってる事を俺に隠してる感じが尚更こええよおおもうなんなんだよおおおお)ガクブル
P(......智絵里を迎えに行かなきゃ)
P「じゃ、家まで送るからなー」
智絵里「......」クンクン
P「えっ、俺今そんな匂うか。ごめんごめん、ずっと事務所で仕事してたから......」
智絵里「......他の女の匂いがする......」ボソッ
P「......」
P(響子お前なんてことをーーー!ま、マズイ!)
智絵里のハイライトさん「じゃあな」
智絵里「Pさん、私とPさんはクローバーで結ばれてるのに......どうして......」
智絵里「やだっ......私を捨てないで......!」
P「智絵里......ごめん......ごめんな......!」ギュウウ
智絵里「あっ......Pさん、暖かい......Pさんは私を捨てない......?」
P「安心しろ!ずっと一緒にいてやる!(自分がプロデュースしてる限り)」ギュウウ
智絵里「ずっと(生涯)......嬉しい......ずっと」
P(ふう......よしっ眼に光も戻ったし大丈夫......)
智絵里「あれっ......かわいい掛け布団......Pさん、これ誰の......?」
智絵里のハイライトさん「悪いな、まただ」
P「うわあああああああああ」
P「......」ゲッソリ
まゆ「あら......Pさん、随分とお疲れの様子ですけど、何かあったんですかぁ?」
P「......まあちょっと色々な。ああ、こんなんでも運転には気を付けてるから安心してくれ」
まゆ「......」ムー
まゆ「まゆはPさんが心配なんです。無理してないですか?」
P「まあ......やっぱりアイドル事務所のプロデューサーだし、今はみんな売り出しの大事なときだからな」
P「俺一人が無理してみんなが楽しくアイドル出来てるなら本望だよ。それが仕事だからな」
まゆ「......そう言われると、まゆ何も言えなくなっちゃいます。でも、せめて」
まゆ「せめて少しでもPさんの支えになりたいです。仕事に出てない間はいつだってPさんを支えてあげたい......!」
P「......ありがとうまゆ。その気持ちだけで十分だよ」ナデナデ
まゆ「Pさん......」
P「ふう......」
P「もう俺、事務所辞めたろかな......」
P「......アレ......?」
P「まゆ、天使じゃね......?」
おわりん
17:30│モバマス