2015年09月25日

双葉杏「当たり前の休日」

・アイドルマスターシンデレラガールズのSSです

・基本プロデューサーと双葉杏が駄弁るだけです、メタネタも含まれます



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1443115113



杏「暇だねー」





モバP「………………おう」



杏「もう今日はこのまま1日ダラダラしてていいんじゃない?」



モバP「………………そだな」



杏「プロデューサー、仕事は?」



モバP「………………おう」



杏「……プロデューサーってバカ?」



モバP「………………そだな」



杏「杏、明日から一週間有給ね」



モバP「そんなこと許すわけないだろ」











モバP「ハッピバースデー杏」



杏「え、杏の誕生日覚えてる?」



モバP「9月2日、花も恥じらう乙女座だろ」



杏「うん……で、今日は?」



モバP「なんだ、3週間なんて誤差の範囲内だろ」



杏「じゃあ杏が1時間仕事遅刻するのは誤差にもならないレベルだよね」

モバP「それはそれ、これはこれ」



杏「さすが大人、汚い」



モバP「しかたない、これが大人だ」



杏「早く大人になりたーい」



モバP「ヘヘヘッ、なら俺が手っ取り早く大人の女にしてやるぜ!」



杏「杏に欲情とか本気で気持ち悪いよ?」



モバP「え、急に真顔になるなよ……冗談だから」

モバP「にしても、大人といってもいいことばかりじゃないぞ。大人料金って意外と高いし」



杏「例がセコいよ。それにさすがにわかってるよ、杏だって17歳、大人の階段登ってるんだし」



モバP「君はまだシンデレラさ…………そうなりゃ収入がっぽりだな」



杏「菜々さん辺り連れてこようか?…………まあ冗談は置いといて、それ仕事もがっぽりだよね」



モバP「もちのろんよ」



杏「じゃあいいや、そもそも杏よりふさわしい子はいっぱいいるでしょ」



モバP「それもそうか」



杏「えー、そこ頷くところ?」









モバP「なあ杏、『デレステ』って知ってるか?」



杏「『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』でしょ?名前だけなら」



モバP「やってはないのか」



杏「やろうかなとは思ってたんだけどね…………そうだ、実際にやってみてよ。それで面白そうならインストールする」



モバP「残念ながら、俺はiPhoneだから出来ないんだ」



杏「あー、例のごとくiOSでは遅いってやつ?」



モバP「そうそう、だからやりたくてもできな…………あ、もうリリースされてた」



杏「えぇ…………情弱すぎない?」

モバP「早速やってみるか」



杏「あ、見せて見せて」



モバP「ほれ…………へえ、こんな感じか」



杏「おお、思ってたよりはクオリティ高いね」



モバP「なんか期待してなかったみたいな口ぶりだな」



杏「そ、そんなことはないヨー」









モバP「よし、リセマラ終了!」



杏「お疲れ様、何当たったの?」



モバP「SSRの卯月だな」



杏「へえ、よかったね…………ちなみに杏は杏のSSRが一発で当たったよ」



モバP「ちくしょうなんだこの格差は…………やはりちひろさんはモバPに厳しい」

杏「自宅で仕事サボってるのに優しくされるわけないじゃん」



モバP「サボってないわ、休みだ。それにお前が言うな」



杏「へー…………てかさ、プロデューサーってリズムゲー苦手?」



モバP「え、なんでわかんの?」



杏「だってさっきからチュートリアルに時間かかりすぎだよ、一時間半でリセマラ3周くらいしかできてないじゃん」



モバP「まじか…………」









杏「プロデューサー、お腹空いた」



モバP「お前人ん家でよくもそこまでくつろげるな」



杏「いやあ、それほどでも」



モバP「誉めてないしそれとちょっと待ってろ、今手が放せない」 



杏「まだデレステやってんの?プロデューサーならすぐスタミナ尽きてるはずだと思うんだけど」

モバP「その通りだけど決めつけるな。あと今はグラブルやってる」



杏「ふーん…………本家モバマスは?」



モバP「5時にちひろさんの顔を拝んでそれっきり」



杏「職務怠慢だね」



モバP「お前にだけは言われたくないな」









モバP「朝の米が残ってるな…………おーい杏」



杏「んー何?」



モバP「昼飯お粥でいい?」



杏「いいよ」



モバP「じゃあ何がいい…………え?」



杏「お粥でいいよ、プロデューサーがせっかく作ってくれるのにわがままは言えないよ」



モバP「どうした杏…………変な物でも食ったか?」



杏「むしろお腹空いたって言ってるじゃん。食べられれば変な物でもいいから早く食べさせて」











杏「これ、お粥じゃなくて雑炊だよね」



モバP「ああ、美味いだろ?」



杏「美味しいけど、暑いし熱い」



モバP「じゃあさっきお粥って言ったときに文句言えよ」



杏「でもお粥と雑炊は別物だよ、杏は別物を要求する」



モバP「屁理屈じゃねえか、それにお前さっき『プロデューサーがせっかく作ってくれるのにわがままは言えないよ』って言ってたろ」



杏「杏は客人だよ、客人の要求はわがままとは言わないよ」



モバP「今すぐにでも追い出すぞ」











モバP「杏、誕生日プレゼントで何か欲しいものはあるか?」



杏「休み、てかその話題続けるんだ」



モバP「即答か、まあ予測はしてたけど」



杏「おっ、ということは?」



モバP「いや別に休みをやるわけじゃないぞ」



杏「えぇ〜、じゃあなんで聞いたのさ」



モバP「飴って言ったなら飴をやろうと思ってたんだがな」

杏「ちなみにどのくらいの割合で『休み』って言うと思ってたの?」



モバP「うーん、少なくて9割かな」



杏「ほとんどじゃん、ホントに飴用意してたの?」



モバP「用意はしてないが、好きな飴でも買ってやろうかなって…………さすがに無駄金は使いたくないし」



杏「あくまで杏は休みって言うと思ってたんだ……」



モバP「当たり前だろ…………ところで、もう一度聞くがほしいものは?」



杏「休み」









杏「スーパーマリ○メーカーって知ってる?」



モバP「知ってるけど、どうかしたのか?」



杏「今日持ってきたんだよね、それ」



モバP「この家にはWiiUはないぞ」



杏「本体ごと持ってきたから大丈夫」



モバP「道理でお前の荷物が重かったわけか…………てかそれなら持ってきたのは俺じゃねえか」



杏「まあまあ…………で、杏の作ったステージやってみない?」



モバP「そうだな、せっかくだしやってみるか」

杏「へーい、じゃあ…………このステージで」



モバP「これか…………なにこれ、目の前のゴール以外のギミックが見当たらないんだけど」



杏「罠が隠れてるかもよ」



モバP「罠ねぇ…………………………歩くだけでクリア出来たわけだが?」



杏「嘘だね、ゴール根元の段差でジャンプしてる」



モバP「屁理屈やめんか!」









杏「もう夕方かー」



モバP「そうだな、夢みたいに綺麗で泣けちゃうな」



杏「何それ、なにか元ネタあるの?」



モバP「いや、元ネタも何もお前も歌ってる曲だろ」



杏「ごめん、記憶にないんだけど…………あ、記憶にないといえばさ」



モバP「誤魔化すなよ」

杏「誤魔化してないって…………最近さ、シンデレラプロジェクト所属の双葉杏って言われることがあるんだよね」



モバP「何それ、元ネタは?」



杏「いや、杏も知らない。偶になんだけど一般の人からそう言われるんだ」



モバP「へぇ、別人と見間違えたのかね」



杏「見間違えて名前まで一致する?」



モバP「そうだよな、ネットで変なのでも流行ってるのかもな」



杏「うーん、情弱のプロデューサーはともかく杏が知らないとは思えないけど…………だとしたらイヤだねぇ」

モバP「なあ杏、キャンディアイランドって知ってる?」



杏「飴の島…………なにそれ、天国?」



モバP「いやいや、シンデレラプロジェクトの双葉杏って調べてたらキャンディアイランドの双葉杏ってのも出てきたから」



杏「双葉杏大量発生だね」



モバP「杏だらけって…………なにそれ、天国?」



杏「むしろ家計が火の車で地獄だね」



モバP「(あれ、杏がいっぱいって意味の『杏だらけ』と杏だから『だらけ』って掛けたの気付かないのか?)」



杏「(とか思ってそうな顔だなあ)」









モバP「さて、そろそろ帰らないのか?」



杏「うーん、帰るのメンドクサい」



モバP「人の家で何言ってるんだ」



杏「泊まってっちゃダメ?」



モバP「ダメ、アイドル的にも年齢的にもダメ」



杏「ぶーぶー」

モバP「ったく、家まで連れてくから早く準備しろ」



杏「やけに急かすね、これは何かあるな」



モバP「ギクッ!?」



杏「分かり易すぎて逆に演技のようにも見えるね」



モバP「ななな何もないから!楓さんとか菜々さんとかが酒盛りに来るとかないから!」



杏「同時に二つの失言したね、今。てか杏がダメな理由って菜々さんにも当てはまるじゃん」



モバP「え…………?」



杏「いや、何言ってんだコイツみたいな目で見ないで。わかってるから」









菜々「クシュンッ!!」



楓「あら菜々ちゃん、風邪?」



菜々「いやー、誰かがナナの噂してるのかもしれませんねぇ」



楓「ふふふ、風邪を引かないためには『若さ』も大事だけど、早くお風呂も『沸かさ』ないといけませんね」



菜々「若さですかぁ……大事ですよね」



楓「(あら、わかりにくかった……?)」











モバP「ほれ、寮に着いたぞ」



杏「ありがとねー…………それじゃ、また明日」



モバP「おう、また明日と言ったからには遅刻するなよ?」



杏「え、迎えに来てくれないの!?」



モバP「本気で驚くなよ、なんで当たり前だと思ってんだ」



杏「ちえっ…………じゃあ、また今度ね」



モバP「保険かけるな…………明日3時に来るから、それまでに支度は済ませとけよ」



杏「…………プロデューサーも大概ツンデレだよね」



モバP「うるせえ、仕方ないだろ」



杏「じゃあ、今度こそ…………また明日ね」



モバP「ああ、また明日な」



おわり



22:30│双葉杏 
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