2015年10月01日
双葉杏「さぁおあがりよ!」ドヤァ
双葉杏「料理をしよう」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1442680737/
↑の続きのようなものです
なにやら楽しんでいただけたようなのに調子に乗って書きました
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↑の続きのようなものです
なにやら楽しんでいただけたようなのに調子に乗って書きました
例のごとく山もオチもありませんが、楽しんでいただければ幸いです
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1442764881
〜in 杏 house〜
杏「あ〜布団が杏を呼んでいる〜」ガチャッ
かなちえ「お邪魔します」
杏「どうぞ〜二人ともテキトーに寛いでてよ〜」グデー
智絵里「う、うん。でも、杏ちゃん、お料理の準備しなきゃ」
かな子「そうだよ〜、夕飯は早い時間に食べないと体に悪いんだよ?」
杏「それは体じゃなくて、ダイエットに、でしょ?」ニヤァ
かな子「うぅ……気をつけます」
智絵里「だ、大丈夫だよかな子ちゃん」
杏「そうそう、ファンだって『かな子ちゃんマジかな子ちゃん』って言って許してくれるよ」
かな子「あうぅ……」
智絵里「あんまり意地悪すると……ちょ、チョップです」チョコン
杏「ぐわぁ〜邪な杏の魂が浄化されてしまう〜」バタリ
かな子「自分で邪って言っちゃうんだね」
杏「二人が落としたのはこの綺麗な杏?」エイギョウスマイル
智絵里「ち、ちがいます」
杏「よし素直な二人には杏秘蔵の飴ちゃんをあげよう」ガサゴソ
かな子「素直に答えても杏ちゃんが戻ってくるわけじゃないんだね」
杏「杏はだらけ妖精だけど泉の精霊じゃあないからね〜。はい」テッテレー
かな子「あむっ!」
杏「おぉう、まさか手から直接いくとは杏もびっくりだ。……ほら、智絵里ちゃんも」ニヤッ
智絵里「え? あの……」
杏「ほら、智絵里ちゃんも」ニヤァ
智絵里「あ、あぅ……////」パクッ
杏「ねぇ、かな子ちゃん……」
かな子「え、なに?」
杏「すっごいキュンてした、智絵里ちゃんが小動物かわいい」
かな子「ふふ、うさぎさんみたいだよね」ニコニコ
智絵里「////////」カオマッカ
杏「おぉ耳まで真っ赤だねぇ」
かな子「林檎みたいになっちゃったね」
智絵里「ふ、ふたりとも、チョップです……//////」ペシペシ
杏「ほらほら、また飴ちゃんあげるから機嫌直してよ」
智絵里「も、もぅ……」
かな子「ふふ」
杏「あ、ところでさ、かな子ちゃん」ビニールガサゴソ
かな子「なに杏ちゃん?」
杏「白米に林檎にベーコン、玉ねぎ、コンソメ、粉チーズ、ブラックペッパー。それにこの林檎ジュースも材料なんだよね? ……なに作るの??」
智絵里「あ、わたしも気になってました」
かな子「えーっとね、リゾットだよっ」
杏「リゾットってフランス料理の? おかゆみたいなやつ?」
かな子「うん」
智絵里「林檎で……?」
杏「……あ、ひょっとしてアニメでやってたあれ? 見たんだね」
かな子「そうだよ。せっかくお勧めしてもらったんだもん。それに見たことないいろんなレシピが出てくるからけっこうハマっちゃったの」ニコニコ
智絵里「え? アニメ?」キョトン
杏「最近人気の料理漫画をかな子ちゃんにおすすめしたんだよ」
かな子「その中に林檎のリゾットが出てくるんだけど、すごくおいしそうだったら作ってみようかな、って思ったの」
杏「レシピとかわかるの? 杏、原作は持ってないからレシピわかんないよ?」
かな子「え? リゾットは手順が簡単だから大丈夫だよ?」キョトン
杏「これが女子力の差か……」トオイメ
智絵里「か、かな子ちゃんは特別だからっ」アセアセ
かな子「ふふ、それじゃあそろそろ作ろっか?」
杏「よしきた味見は任せろ」ドヤァ
かなちえ「なんでやねんっ」ビシィ
杏「冗談冗談。じゃあ杏たちはなにしたらいいの?」
かな子「えっと杏ちゃんはベーコンを焼いてくれる?」
杏「お安い御用だ〜」
智絵里「わたしは?」
かな子「智絵里ちゃんは玉ねぎをみじん切りにしてくれるかな? わたしはその間に林檎の皮むきと角切りをしちゃうね」
智絵里「うん、がんばるね」
かな子「それじゃあはじめよっか。あ、杏ちゃんあとで電子レンジ借りるね?」
杏「レンジ? まぁ別にいいよ〜」
〜 5分後 〜
杏「ぐ、ぐぉ〜、フライパンがこんなに重たかったとは……」ジュージュー
かな子「焼けたらお皿にキッチンペーパーを敷いてベーコンをのせておいて〜」
杏「放っておいていいの?」
かな子「うん、最後に盛り付けるものだから大丈夫だよ〜」シャクシャク
智絵里「かな子ちゃんつまみ食いしちゃだめだよぉ……。玉ねぎは、これくらいでいいかな?」
かな子「ごめんなさ〜い。うん、おっけーだよ。智絵里ちゃん包丁使うの上手くなったね」
智絵里「えへへ、かな子ちゃんが教えてくれたからだよ」
かな子「そんなことないよ〜。じゃあ今度は二人で作業してもらおっかな」
杏「どーんときなさい」ドヤァ
かな子「うふふ、じゃあそのフライパンを使ってバターで玉ねぎを炒めてくれる? それで、玉ねぎがしなっとしてきたらお米を入れて、透き通るくらいになるまで炒めてね」
智絵里「うん……じゃ、じゃあフライパンはわたしが振るね?」
杏「なら杏はお米投入係だね」
かな子「え〜っと、私はその間に……」
〜 数分経過 〜
杏「おぉ〜良いにおいがしてきたね〜」
かな子「あ、そうしたら今度は調理用白ワインをそこに入れて、アルコールを飛ばしてくれる?」
杏「ここに入れちゃっていいの?」
かな子「そうだよ〜」
智絵里「わかりましたっ」ワインソソギ
かな子「それが終わったらその後はこれを継ぎ足しながら余計な水分がなくなるまで煮込んでくれる?」
杏「これは? 林檎ジュース?」
かな子「林檎ジュースと水とコンソメを混ぜたものだよ」
智絵里「これで煮込むから林檎のリゾットなんだね」
かな子「うん、でもあとで林檎自体もちゃーんと入れるよ?」
〜 15分経過 〜
杏「おぉ〜ここまでくるともうしっかりお粥って感じだな〜」
智絵里「これだけでもすごく美味しそう」
かな子「まだまだだよ〜? そこに粉チーズを入れてなじませたらこの林檎とレモン汁を入れて混ぜ合わせてね」
杏「おぉ〜、見事な角切りだねぇ」パクッ
智絵里「あっ」
かな子「もぅ〜杏ちゃん?」
杏「杏は無罪だ〜美味しそうな林檎が悪いんだ〜」モグモグ
かな子「あ、そうだ杏ちゃん冷蔵庫借りてもいいかな?」
杏「ん? 良いけど?」
智絵里「そういえばかな子ちゃん、さっきから何してたの?」
かな子「ふふ、まだ秘密だよ」
〜 in 食卓 〜
杏「おぉ〜」
智絵里「わぁ……! すっごく美味しそう」
かな子「盛り付けもうまくいったね」
杏「ほんとアニメそのまんまの出来だなぁ」
智絵里「こんなにお洒落な料理が出てくる漫画なの?」
かな子「うん! 私じゃ思いつきもしないような料理がいっぱい出てくるの」
杏「お勧めしたのは杏だけどさ、まさか作中の料理を作っちゃうとは思わなかったなぁ」
かな子「せっかくだもん、作ってみなくっちゃ」
智絵里「わ、わたしも見てみようかな」
杏「録画してるから智絵里ちゃんにもDVD焼いてあげるよ」
智絵里「ありがとう、杏ちゃん」ニッコリ
かな子「ふふ、それじゃあ食べようか? いただk」
杏「あーっ! 待った待った!」
かなちえ「ふぇ?」
杏「あーゴホンっ……さぁおあがりよ!」ドヤァ
かなちえ「ふふ、それじゃあ」
キャンディアイランド「いただきますっ」
智絵里「……っ!」
杏「これは……っ!」
かな子「っ〜〜〜〜!」
智絵里「林檎のやさしい風味が後を引くねっ」
杏「それだけじゃなくて、黒胡椒と粉チーズが良い感じのアクセントになってる」
かな子「ベーコンを一緒に食べるとまた違った味わいでおいしいね」
杏「んん〜、うまうまっ! ……あ、ところでかな子ちゃん」
かな子「なあに杏ちゃん」
杏「料理してるときさ、ほかになにか作業してたじゃん? なにしてたの?」
智絵里「あ、わたしも気になってました。林檎をカットしていただけじゃ、ないよね?」
かな子「あ、えっと、ちょっと待ってて? 食べ終わったら出すから」
あんちえ「??」
〜 食後 〜
かな子「え〜と、さっきの質問の答えなんだけど……じゃじゃーん! これを作ってたの!」
杏「ふぉっ!?」
智絵里「これって」
かな子「プリンだよ〜」
杏「え? プリンってそんな簡単に作れるものなの??」
かな子「電子レンジと耐熱ボウルがあれば30分もあれば作れちゃうよ。冷やすのにはちょっと時間かかっちゃうけどね」
智絵里「かな子ちゃん、すごいなぁ」
杏「ほんと、料理に関してはシンデレラプロジェクト……346で一番なんじゃない?」
かな子「そんなことないよ〜。お菓子ならそこそこ作れるけど、普通のお料理は李衣菜ちゃんのほうがずっと上手だよ? それに今日のこのリゾットは杏ちゃんと智絵里ちゃんが作ったんだよ」ニコッ
智絵里「かな子ちゃんのレシピがよかったから、だよ?」
杏「そうそう、謙遜しない謙遜しない。……ねぇ、食べて良いかな」ジュルリ
かな子「あ、もちろん! 食べて食べて!」
あんちえ「いただきますっ」
かな子「私もいただきます」
智絵里「ん……ほのかに甘くて、ソースの味が引き立つね」
杏「ソースは林檎ジャムかぁ。うむ、この味はコンビニごときには真似できないなぁ、うまうまっ」
かな子「ふふふ、ありがと、二人とも」
杏「かな子ちゃん、これから毎日杏におやつを作ってくれないか」キリッ
かな子「え? あ、不束者ですが、よろしくおねがいします//////」テレッ
智絵里「な、なんでやねんっ」ビシィ
杏「いや〜、ごちそうさま。美味しかったなぁ〜」
智絵里「ごちそうさまでした。今度はプリンの作り方も教えてね?」
かな子「お粗末さまでした。もちろん、教えてあげるね」
杏「ほんと、幸せいっぱい夢いっぱい、杏はもうダメだぁ〜」グデー
かな子「片付けまでがお料理だよ杏ちゃん! 食器洗浄機に入れるだけなんだから、もう少しだけがんばろ?」
杏「もうしょうがないな〜」
智絵里「今日は杏ちゃん大活躍、だね」カタヅケー
杏「もう向こう10年分は働いてるよ〜」カタヅケー
かな子「そんなに?!」スイッチポチー
杏「そんなにだよ。ふぁ〜あ……それじゃあ杏はお風呂いただいて寝よっかな〜。二人はどうする?」
智絵里「ふふ、杏ちゃん……一緒にお風呂、入る……?」
杏「ファッ!?」
かな子「あ、楽しそう! そうしよっか?」
杏「嘘だと言ってよかな子ォ!」
智絵里「……イヤ……かな……?」ウルウル
杏「え!? あ、い、いやなわけないじゃん!?」アセアセ
智絵里「ふふ、じゃあみんなで入ろう?」ニコッ
杏「よくもだましたアアアア!! だましてくれたなアアアアア!!」
かな子「ふふっ」
= お風呂編に続け =
17:30│双葉杏