2015年10月01日

モバP「ウチの嫁がキュートすぎて辛い」

のんびりと書いていきます



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1442214660



カタカタカタ...







P「うっし、終ーわりっと」



「お疲れ様でした、あとはこちらで確認しておきますね」



P「うん、よろしく頼むよ、じゃあ俺はもうあがるから」



「あら、今日は随分早いですね?」



P「今日は嫁さんから早く帰って来いって言われててさ」



「へぇー、そうなんですか」



P「なにかあったらメールでも電話でもいいから連絡してくれ」



「来月のライブの件はどうしますか?」



P「当初の通りで勧めておいてくれ、変更があったらその都度連絡よろしく」



「わかりました、明日はお休みですよね?ゆっくり休んでください」



P「ありがとう、できる事務員を持って幸せだよ、それじゃお疲れ」



「お疲れ様でした、課長」

バタン





P「おっと連絡しとくか...」





−−−−−−





P:今から帰るよ





ハニー:気を付けてね 寄り道しちゃダメよ♪





P:了解





ハニー:まっすぐ帰ってきてね





P:わかってます





ハニー:愛してる♡





P:俺もだよ





−−−−−−





P「さて、早く帰ろう...」

テクテク...





P「ふぅ...やっと着いた」





「あっ、パパ!」





P「よう、pか」



p「いま帰り?」



P「ああ、お前こそこんな時間までどうしたんだ?」



p「友だちとサッカーしてた!」



P「おー、なるほどな」



p「ぼくがゴール決めたんだよ!こうやってドリブルで...」



P「まあまあ、まずは家に入ろう、話はそれからでもいいだろ」



p「うん、そうだね!」





ガチャッ





P・p「ただいまー」





「おっかえりー♪」

p「ただいまママ!」



「おかえりなさい、パパといっしょだったの?」



P「今そこで会ったんだ」



p「サッカーしてたんだよ!」



「へぇ、勝ったの?」



p「うん!ゴール決めた!」



「ウフフ、さすがはママの子!えらいわ♪」チュッ



p「えへへ、いっぱい走ったからおなかへっちゃった」



「すぐご飯にするわ、早く手を洗ってらっしゃい」





p「はーい!」





P「元気だなぁ...」



「いい事じゃない、子供は元気なのが仕事よ♪」



P「まあ、そう言われればその通りだな」



「それより...なにか忘れてない?」



P「忘れてないって」





チュッ





P「ただいま、レナ」



レナ「ええ、おかえりなさいアナタ♡」



P「今日は早く帰って来てくれって言ってたけど、なにかあったのか?」



レナ「ちょっとね、相談あるの」



P「相談?なんの?」



レナ「ご飯を食べたら話すわ、それまで待ってて」



P「ああ...それと、そろそろハグはいいんじゃないか?」



レナ「カタいこと言わないで、アナタが早く帰ってくるの久しぶりなんだから♪」ギュウウウウウ

−−−−−−





p「でね、ぼくがバーっとボール取って、そこからドリブルでゴールに行ったんだよ!」



レナ「へぇー、すごいわねぇ」



p「でもさ、みんなただ運がよかっただけって言うんだ!」



レナ「あらいいじゃない、運も実力のうちよ」



p「えへへ、ありがとうママ!」



レナ「うふふ、どういたしまして♪」ナデナデ



P「運も実力のウチか、ママが昔からよく言ってたな」



レナ「そうよ、私の好きな言葉♪」



p「あっ、もう8時だ!サッカーのテレビ始まっちゃう!」



P「おっと、そういえば今日だったな、日本の試合」



p「はやく食べなきゃ!」パクパク...



レナ「こーら、急いで食べると消化に悪いわよ」



p「もぐもぐ...ごちそうさま!部屋でテレビ見てるね!」



レナ「ちゃんと宿題もしなきゃダメよーっ」



p「はーいっ!」

P「まったく、落ち着きのないやつだ...」



レナ「ふふっ、誰かさんに似たんじゃない?」



P「おいおい、俺はもうちょっと落ち着いてたじゃないか」



レナ「そうかしら?結婚する前は私がちょっと抱き着いただけでアタフタしてたような気が...」



P「あ、あれは...レナに抱き着かれたら誰だって...」



レナ「うふふ、ほらね?そうやってすぐに表情が崩れちゃう、そんなんじゃアイドルたちになめられちゃうわよ?」



P「ぬぅぅ...」



レナ「ああん、もう♪怒らないで、ちょっとからかっただけ」ギュッ



P「...怒ってないよ」



レナ「本当に?」





チュッ





P「本当だ...」



レナ「ふふっ、ありがとうアナタ♡」



P「そういえばさ、さっき言ってた相談ってなんなんだ?」



レナ「あっ、そうそう、すっかり忘れてたわ」





レナ「ちょっと...向こう向いててくれる?」

P「ああ、別にいいけど...」クルッ





シュル パサッ...





P「っ!!?」





レナ「まだこっち向いちゃダメよ?」



P「れ、レナ!?な、なにやって...」



レナ「もう...ダメだってばぁ♪あっち向いてて!」



P「う、うん...」





P(今の...明らかに服を脱ぐような音だよな...)



P(...いや、夫婦なんだからもう裸なんて見慣れてるけど...)



P(な、何のつもりだ一体...?)



P(ま、まさかリビングで!?...そんな新婚当時じゃないんだから...)





レナ「オッケー、こっち向いていいわよ」





P「お、おう...」





レナ「うふふ...そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃない、ほらちゃんと見て♪」

P「み、見てって言われても......あれ?」





レナ「ふふっ、どう?」





P「レナ、その格好は...」



レナ「スーツよ、今日届いたの」



P「なんでそんな格好を...あっ、もしかして...」



レナ「そう、明日の授業参観に着ていくの♪」



P「あー、なるほど...じゃあ相談っていうのは...」



レナ「ええ、着ていくものをアナタに見て欲しかったの、どう?ちょっと派手すぎるかしら?」



P「...いや、いいんじゃないか?俺はいいと思うぞ」



レナ「本当?」



P「ああ、紫はレナによく似合ってるよ」



レナ「ふふっ、ありがとう!アナタにそう言ってもらえて安心したわ♪」

P「へぇー、自信家のレナがそんなこと言うなんて珍しいな」



レナ「だって...どうも太ったみたいなのよ、昔の衣装引っ張り出してみたんだけどお腹がキツくて...」



P「昔が細すぎるんだよ、レナは今でも十分細いさ」



レナ「そう思う?」



P「ああ、とても小学生の子供がいるようには見えないよ」



レナ「うふふっ、これでも努力してるのよ?体型の維持にはすごく気を使ってるんだから」



P「知ってるよ、レナはすごく頑張り屋だもんな」



レナ「あら、褒めてくれるの?」



P「勿論だよ、主婦として家のことをやってくれて...ちゃんと子育てもしてくれて...」



P「女優としてドラマに出て...タレントとしてもいろんな番組に出て...」



P「ホント、俺にはもったいないくらいの嫁さんだよ」



レナ「もう...アナタったら♪」チュッ



P「んっ...」



レナ「もったいないなんて言わないで、ちっとももったいなくないんだから」

レナ「アナタはね、世の中にたくさんいる男の人の中から私が選んだの」



レナ「私を一生懸命プロデュースしてくれて、泣いて、笑って...」



レナ「それからいっぱい愛してくれる人...」



レナ「こんなにいい人世界中探したって見つかりっこないわ」



レナ「私の方こそ、アナタに釣り合うオンナになろうと思って日々努力してるんだから」



P「レナ...」



レナ「自信を持って!アナタは私の自慢の夫よ、本当に♪」





P「本当に...レナと結婚できてよかった...」



レナ「ダーリン、私もよ...」





P「レナ...」



レナ「アナタ...」





p「ママー!」





P「っ!!」

p「ねえママ!」



レナ「あら、どうしたの?」



p「ぼくのユニフォーム洗ってくれた?」



レナ「ええ、タンスの中に入れておいたわよ」



p「ありがとう!ところでふたりともなにしてるの?」



レナ「ウフフ、パパがママのこと大好きだって言ってくれたの♪」



P「お、おいレナ...」



レナ「あら、だって本当のことじゃない♪」



p「ふーん...あっ、ところでママ、あしたのじゅぎょうさんかんはえいごだからね!」



レナ「ええ、パパといっしょにちゃんと見に行くわ、だから早くお風呂に入っちゃいなさい」



p「うん、ぜったいに来てね!」







P「レナ、子供の前だぞ...」



レナ「いいじゃない、夫婦が仲良しの所を見られてきっとあの子も安心してるわ」



P「...恥ずかしくないのか?」



レナ「ぜーんぜん♪」



P「...かなわないなぁ」



レナ「ウフフ、アナタのおかげでアイドルの時にいろいろと経験したもの♪」



P「なるほどね...」



レナ「ところで今日なんだけど...」



P「なんだよ?」



レナ「久しぶりに、いっしょにお風呂入らない?」



P「い、いっしょにか!?」



レナ「なによ、昔はいつもいっしょに入ってたでしょ?」



P「そうだけど...」



レナ「全部洗ってあげるから...ねっ?」



P「うーん...レナが嫌じゃなければ...」



レナ「嫌じゃないわ♪」



P「じゃあ...入るか?」









レナ「ええ、明日に備えて綺麗にしてあげる♡」









−−−−−−







先生「じゃあpくん、この英語を日本語に直すとどういう意味かな?」





p「はいっ!『ほしにねがいを』ですっ!」





先生「はい、その通り!よくできました!」







レナ「ほら見てアナタ、あの子また正解♪」



P「ああ、やっぱりママの教えがいいからだろうな」



レナ「ふふっ、当然よ♪」



P「...ところでレナ」



レナ「なあに?」



P「あー...教室で腕組むのは...ちょっと...周りの視線とかが...」



レナ「気にしない気にしない♪」



P「でも...」



レナ「夫婦なんだから、大丈夫?」



P「そりゃ夫婦なのは確かだけど...」



レナ「もうっ、細かいこと気にしてないで、あの子のことちゃんと見てあげましょ?」



P「...まっ、いいか、レナが楽しそうだし」



レナ「そうそう♪」ギュウウウウウウ







−−−−−−







先生「pくんはいつも活発で明るくてクラスの人気者ですよ」



レナ「あら、本当ですか?」



先生「はい、特に英語の時間になるといつも積極的に手を上げて答えてくれます」



P「ええ、さっきのを見ればなんとなく想像つきます」



先生「元気があってとてもいいと思います、ところで...」



レナ「なにか?」



先生「お父様もお母様も芸能関係のお仕事をなさってますが、pくんもいずれ...?」



P「いえ、私たちから強制するつもりはありませんが...」



レナ「でも、あの子が自分から興味を持ったならやらせてあげてもいいと思ってます」



レナ「あの子の人生ですもの、どういう結果になろうとも自分で責任を取れるように育てていくつもりです」



先生「なるほど...」



P「まあ、今はサッカーに夢中ですからテレビや芸能の仕事に興味を持つヒマもないみたいですけど」



先生「ふふっ、そうかもしれませんね、わかりました、面談は以上で終了です、どうもありがとうございました」





P・レナ「ありがとうございました」

−−−−−−





テクテク...





p「せんせいとどんな話してたの?」



レナ「ふふっ、pが頑張ってるって話よ」



P「先生がpのこと褒めてたぞ」



p「本当?」



レナ「ええ、いつも元気いっぱいだってね」



p「えへへへ♪」





「おーいp!」





p「おーい!」



P「友達か?」



p「うん!」





「サッカーやってるんだけどひとり足りなくなっちゃったんだ!入れよ!」





p「ママ!」



レナ「ええ、いってらっしゃい♪」

p「いくぞー!」





ワー! パスパース!





P「元気だなぁ...」



レナ「あら、アナタは元気じゃないの?」



P「うーん...」



レナ「ふふっ、もしかして昨日の夜の疲れが残ってるの?」



P「...俺ももう歳だな」



レナ「いやね、そんなオジサンくさいセリフ♪」



P「レナはなんだかツヤツヤしてるなぁ...」



レナ「ふふっ、まあね♪」



P「自信がなくなりそうだ...」



レナ「大丈夫よ、ゆうべのアナタはまだまだ若いって感じだったから」



P「おいおい...」



レナ「ねえアナタ、もしもあの子が本当に芸能界に入りたいって言い出したら、どうする?」

P「pがか...」



レナ「そう、例えばアイドルになりたいって言い出したら」



P「うーん...先生にはああ言ったけど...やっぱりちょっと...」



レナ「不安?」



P「まあな、業界に身を置いてる身としては...」



レナ「私はあの子がやりたいって言うなら、止めないわよ?」



P「止めないのか?」



レナ「だってやりたいことを我慢するなんてもったいないじゃない」



レナ「どうせ一度の人生なら、楽しまないと♪」



P「レナらしい考え方だな」



レナ「...だけどまぁ、もし失敗しても助け舟くらいは出してあげるけどね」



P「あれ?でもさっき先生には自分で責任取らせるって...」



レナ「だってああ言っとかないと、過保護だとか思われそうでカッコ悪いじゃない」



レナ「昔の私だったら本当に放っておいただろうけど...」



レナ「でも、母親になっちゃうとどうしても...ねっ?」

レナ「ふふっ♪もう、お世辞も言えるようになったのね」



P「いやいや、お世辞じゃないぞ?」



レナ「わかってるわ、アナタは昔からウソが下手だったもの」



P「まあな...」



レナ「だけど、そういうところを好きになったのよね」



P「レナ...」



レナ「ねえアナタ」



P「んっ?」



レナ「アナタも今のほうがずっとカッコいいわよ♪」



P「そうか...」



レナ「ええ、昔よりずっと素敵...」スッ...



P「おい、こんなところで...」



レナ「ダーメ♪」





チュッ

P「んっ...」



レナ「アナタ...」



P「なんだ?」



レナ「好きよ♪」



P「うん...」



レナ「ほら、アナタも言って?」



P「...好きですよ、レナさん」



レナ「もうっ!なんで敬語なのよ!」



P「初めて会った時はこんな感じだったろ?」



レナ「確かにそうだったけど、今は夫婦!」



P「わかってるって、ちょっとふざけただけだ」





P「愛してるよ、レナ...」





レナ「んふふっ♡」







p「ママー!パパー!」タッタッタ...

P「おっと、終わったみたいだな」



レナ「ええ、そうね」



p「おわったよ、おなかへっちゃった!」



レナ「そう、じゃあ早く帰ってご飯にしましょ♪」



p「うんっ!」



P「俺もなんか腹減ったなぁ...」



レナ「ふふっ、それじゃ今日はいつも以上に美味しいのを作ってあげる♪」



p「やったー!」



P「レナ、俺お刺身が...」



p「えーっ!ぼくお肉がいい!」



P「だって昨日もお肉だったろ?」



p「でもお肉がいい!」



P「ダメだって、栄養偏るから」



p「やだ!」



レナ「こーら、二人ともケンカしないの!」



p「だって...」



レナ「仕方ないわね、じゃあここは...コインに決めてもらいましょ♪」



p「うん、コインできめる!」



P「まあ、それなら文句ないかな」





レナ「じゃ、いくわよ」





ピーンッ♪ パシッ!





レナ「さっ、どっち?」

p「おもてっ!」



P「じゃあ俺は裏」





レナ「ふふっ♪さあ、どっちかしら?」





p「......」ドキドキ



P「......」ドキドキ





レナ「今日のメニューは...はい!」





p「あっ...」



P「裏だ、俺の勝ちだな」





レナ「ええ、というわけで今日はお刺身ね♪」





p「えぇーっ?お肉がいいのに...」



レナ「ダメよ、勝負でしょ、今日はパパの勝ちだからお刺身」



p「むぅぅ...」



レナ「...明日はお肉にしてあげる」ヒソヒソ



p「ホント!?ありがとうママ!」



レナ「ウフフ、ほら早く帰りましょ」



p「うんっ!」ギュッ



レナ「ほら、パパも手つないであげて」



P「ああ」ギュッ





p「えへへ♪」



レナ「ウフフ♪」



P「ふふふっ」





レナ「アナタ」



P「んっ?」







レナ「私、とっても幸せ♪」



P「俺もだ」







おわり



22:30│兵藤レナ 
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