2015年10月02日

モバP「ウチの嫁がパッションすぎて辛い」

のんびりと書いていきます



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チュンチュン...









P「ぐがー...」





ガチャッ





「おとうさん...」





P「くかー...」





「おとうさん...おきて...」ユサユサ...





P「んごご...」





「ふぇ...」

トントントン...







「ふぅ、これで...」





「おかあさーん...」





「んっ、どうした?起きたか?」



「おきてくれないー...」



「はぁ?まったくしょうがねえな...ぶっ叩いちまってもいいんだぞ?」



「そんなのおとうさんがかわいそう...ふぇ...」



「あー、わかったわかった、泣くな!お父さんがかわいそうだもんな、そうだな、よくないな」ナデナデ



「うん...」



「やれやれ...」

P「ぐがー...」





「おいP、起きろ」



P「んんっ...」



「起きろっての、遅刻すんぞ」



P「あと5分...」



「ダメだ!ほら起きろ!」グイッ



P「んおっ...」





ムニュッ♪





「っ!!」



P「ん〜...?」モミモミ...



「ちょっ...こら...」



P「あー、これ柔らかい...」モミモミ...

「んっ...やめっ...」



P「なんか落ち着く...」



「...いい加減にしろォォ!」ガシッ!



P「んっ...」



「テメェ...朝っぱらから...」



P「あれ...た、拓海?」





拓海「起きたか?」





P「お、おう...おはよう...」



拓海「オハヨウ...」ゴゴゴゴゴゴ...



P「あっ...な、なるほど、なんか柔らかい枕だなと思ったら拓海のだったのか...」モミモミ



拓海「いつまで揉んでんだオラァ!」





バシッ!





P「いってぇ!」

−−−−−−







P「......」モグモグ





p「おとうさん、おかあさんとケンカしたの?」



P「いや、そういうわけじゃないんだ、ただ...」



拓海「おいP、もう時間だぞ、急げよ」



P「お、おう...そうだな...」



p「おとうさん...」



P「だ、大丈夫大丈夫!pはなにも心配しなくていいからな」ナデナデ



p「うん...」



P「じ、じゃあ拓海、俺行ってくるから」



拓海「おう...気を付けてな」





P「行ってきまーす...」





p「いってらっしゃーい」





バタン





拓海「ったく、アイツは...」



p「おかあさん...」



拓海「んっ?」



p「お父さんとケンカしないで...なかよくして...」



拓海「別にケンカなんかしてねーよ」



p「でも...おかあさんずっとおこってる...」



拓海「まあ、ちょっと怒ってるのは本当だけどよ、ケンカじゃねーよ」



p「ほんとう?」



拓海「ホントだ、だから心配すんな、なっ?」ナデナデ



p「うん...」

−−−−−−





ウィィィィン...





拓海「うっし...掃除終わりだな」



拓海「ん〜、ちょうどいい時間だしあとは昼飯作って...」



拓海「あっ、そういえば今日は確か...」





ピンポーン♪





p「はーい!」テクテク...





ガチャッ





p「あっ、qちゃん♪」



q「pちゃーん、こんにちはー!」



p「こんにちはー、qちゃんのおかあさんもこんにちは♪」





「ふふっ、こんにちはpちゃん」

p「おかあさーん、qちゃんたちがきたー!」





拓海「おう、よく来たな」



q「こんにちは!」



拓海「こんにちは、今日も元気だな」



q「えへへっ!」



「ヤッホ♪もうお昼食べた?」



拓海「いや、今から準備しようと思ってたとこだ」



「じゃあアタシも手伝うよ、みんなで食べよ?」



拓海「ああ、悪りいな伊吹」



伊吹「いいっていいって、じゃあ始めよっか♪」

「いただきまーす!」







q「はむっ、はむっ...」



伊吹「こらq、口についてる」



p「わたしがふいてあげる♪」



q「んぐんぐ...ありがとpちゃん!」



伊吹「pちゃんは優しいね、ウチの子に見習わせたいよ」



拓海「アタシからするとpにはqの元気さを見習ってほしいけどな」



伊吹「えーっ、おとなしくて可愛いじゃん♪」



拓海「だってすぐに泣きだすからよ、ちょっと心配だぜ」



伊吹「ふふっ、拓海の子供なのに気が弱いところは不思議だよね」



拓海「へっ、まったくだぜ」



伊吹「そういえば最近はどう?なんか変わった事とかあった?」



拓海「うーん...なんもねえな、わりとヒマしてるだけだ、伊吹は?」



伊吹「アタシもあんまり大きくは変わってないね、でも結構忙しいかな?」



拓海「トレーナーってのも大変そうだな、それといっしょに家の事もやってんだろ?」



伊吹「まあね、でも楽しいよ、若い子たちの指導するのって♪」



拓海「ふーん...なるほどなぁ」

伊吹「それにダンスしてるとダイエットにもなるしね、拓海も今度やってみる?」



拓海「アタシはいいよ、もう引退してるし...」



伊吹「えぇー?OGとして後輩たちのこと気にならない?」



拓海「少しは、な」



伊吹「じゃあ今度見にきてよ、pちゃん連れてさ♪」



拓海「まあ、そのうちな」



伊吹「ふふっ♪pちゃん、お母さんとお父さん仲良くしてる?」



p「ケンカしてた...」



伊吹「えっ、ケンカ?」



p「うん、あさに...」



伊吹「そうなの拓海?」



拓海「ちがうちがう、ケンカじゃねえって、ちょっと怒っただけだ」



伊吹「怒っただけ?」



拓海「ああ、Pのヤツが寝坊したから起こしに行ったらあのヤロウ...」



q「うちとパパとママもね、ときどきあさねぼうするんだよ!」



p「そうなの?」



q「うん!おこしにいくとね、ベッドでぎゅーってだきあってねてるの!あといっつもパンツとかがゆかにおちてて...もがっ」



伊吹「こ、こらq!」



p「なかよしなんだね〜♪」



拓海「...相変わらずだな、オマエら」



伊吹「あ、あははは!ま、まあね!夫婦だし...」

p・q「ごちそうさまでした!」







伊吹「はい、お粗末さま」



q「おさらさげておきます!」



拓海「おう、そこの流しに入れておいてくれ」



p「おかあさん、qちゃんといっしょにあそんでもいい?」



拓海「ああ、いっぱい遊んできな」



p「はーい、あっちであそぼqちゃん♪」



q「うん!」





タッタッタ...





拓海「さて、洗い物すっか」



伊吹「じゃあアタシお茶淹れるね」



拓海「おう、そこの棚...」



伊吹「わかってるよ、ここでしょ」



拓海「覚えてんのか...」



伊吹「何回も来てるしね、勝手知ったるなんとやら、って感じ♪」

−−−−−−





伊吹「はい、どうぞ」



拓海「んっ、サンキュー」



伊吹「...でさ、拓海」



拓海「なんだよ?」



伊吹「実際のところ、どうなの?」



拓海「なにが?」



伊吹「ダンナとよ、ケンカしたの?」



拓海「はぁ?だからしてねえって...」



伊吹「ホント?でもそれにしたってpちゃんがすごく心配そうにしてたし...」



拓海「pは気が弱いんだよ、なんでも深刻に取っちまうんだって」



伊吹「うーん、そうかなぁ...」



拓海「そうだよ、心配し過ぎだ」



伊吹「...ねえ、実際どんな感じだったか教えてくれない?」

拓海「...こんな感じかな」



伊吹「拓海、それダメだよ、絶対に良くないって!」



拓海「でもPとは昔からこんな感じだし...」



伊吹「それはそうだろうけどさ、だけどpちゃんはそのこと知らないでしょ?」



拓海「まあ...」



伊吹「拓海とPさんにとっては昔からのやり取りだから何とも思わないだろうけど、pちゃんにしたらママとパパがケンカしてる風にしか見えないんだよ?」



拓海「うーん...言われてみればそうかもな...」



伊吹「pちゃんの前では言い争いとかやめといた方がいいよ、子供ってそういうのにすごく敏感なんだから」



拓海「うん...わかった」



伊吹「確認しておくけど、拓海ってPさんのこと嫌いなの?」



拓海「は、はぁ!?」



伊吹「いや、そんなに怒ってばっかりってことはもしかして...」



拓海「んなわけねえだろうが!嫌いだったら結婚なんかするかッ!」



伊吹「だ、だよね...ゴメンゴメン」



拓海「ったくもう...」



伊吹「でも、好きならもうちょっと仲良くすればいいのに」



拓海「仲良く?」



伊吹「うーん...たとえば...帰って来た時にチューするとか♪」



拓海「ち、チュー!?な、なんでそんなこと...」



伊吹「だから、たとえばだって!」



拓海「そ、そんなのできるかよ...恥ずかしい...しかも子供の前で...」



伊吹「だけど、Pさんだって悪い気分はしないんじゃない?奥さんからチューされて...」



拓海「むぅぅ...」



伊吹「あんまりツンツンしてると浮気されちゃうかもよ?」



拓海「う、浮気ぃ!?」



伊吹「まあ、Pさんに限ってないと思うけどね♪」

コンコン





拓海「おーい、ジュースとお菓子持ってきたぞ」



p「おかあさんありがと♪」



q「ありがとうございます!」



拓海「どういたしまして、おっとコップ忘れてた...」



p「じゃあわたしがとってくる」



拓海「ひとりで大丈夫か?」



p「うん、だいじょうぶ♪」トテトテ...



拓海「うーん...」



q「たくみさん、どうしたの?」



拓海「えっ?あっ、いやなんでも...」



q「なやみごと!?」



拓海「いや、そうじゃねえよ、ただ...」



q「ただ?」



拓海「......」



拓海「...なあq、ちょっと聞きたいんだけどよ...」



q「なんですか!?」



拓海「声がでけえ!静かに喋れ!」



q「はーいっ!」



拓海「うーんとよ...お前のパパとママの事なんだけど...」



q「パパとママ?」



拓海「その...パパとママって仲いいか?」



q「うん!とってもなかよし!」

拓海「そっか...」



q「ママはね、パパがおしごといくときにいってらっしゃいのチューするよ!」



拓海「そ、そんなことすんのか...」



q「あとねー、おやすみのひはいっつもいっしょにいる!」



拓海「いっつも?」



q「そう!パパがほんよんでたりするとね、ママがうしろからぎゅーってしたりするの!」



拓海「へ、へぇ...」



q「あとはねぇ...おふろ!」



拓海「お風呂?」



q「3にんでいっしょにはいるの!とってもたのしいよ!」



拓海「さ、3人でか...」



q「よくパパがママのおっぱいさわってる!そうするとママが「エッチ!」っていっておこる!」



拓海「は、はぁ...」



q「それとね...うんとね...うんとね...あっ、おかえりなさいのチュー!」



拓海「あー、それはなんか予想ついた」



q「パパがママのことギューってしながらチューするの!いってらっしゃいのときよりながくチューしてる!」



拓海「あいつら...子供の前で恥ずかしくねえのかよ...」



q「いっつもなかよしなんだ〜、えへへ♪」



拓海「...ちなみに、qはそんなパパとママを見てどう思う?」



q「どう?」



拓海「だからその...嬉しいか?」



q「うん!すっごくうれしい!」



拓海「そっか...」



q「どうしたの?ぐあいわるいの?」



拓海「いや...なんでもねえよ、ありがとな」ナデナデ



q「えへへ♪はーいっ!」

−−−−−−





伊吹「じゃあ拓海、アタシたちそろそろ行くね」



q「おじゃましました!」



拓海「おう、気を付けてな」



p「またね〜♪」



伊吹「ところで、さっき言ったこと覚えてる?あんまり子供の前では...」



拓海「わかってるって...ところで伊吹」



伊吹「なに?」



拓海「その...あんまりベタベタするのって...嫌がられねえかな?」



伊吹「えっ?うーん...まあ、人によると思うけど...」



伊吹「だけど...ウチのダンナは少なくとも喜んでくれるかな」



伊吹「アタシもね、もしかしたら嫌がってるんじゃないかと思って聞いてみたことあるんだけど...」



伊吹「そうしたらね...」





『嫌じゃないよ、むしろ伊吹からのおかえりのキスを楽しみにしてるんだからやめないでくれ』





伊吹「って言われちゃって...///」



拓海「あー...」

伊吹「ホント何言ってるのって思ったんだけどニコニコしながらそんなこと言うもんだからアタシ...///」カアァァァ



拓海「もういいもういい、わかったから自分の世界に入るな」



伊吹「ハッ!お、オホン!まあ、とにかくね...」



伊吹「Pさんは拓海がアイドルやってた頃からゾッコン惚れ込んでたんだし...」



伊吹「いろいろあったけどやっとの思いで結婚できて子供も生まれて、もう気兼ねすることないんだから...」



伊吹「ちゃんと気持ち伝えないとさ、もったいないよ」



拓海「......」



伊吹「拓海だってPさんのこと嫌いじゃないんでしょ?」



拓海「当たり前だろ...」



伊吹「だったらなおさら伝えないと、恥ずかしいかもしれないけど大事だと思うよ?」



拓海「...ああ、そうだな」



伊吹「頑張って拓海♪愛しの旦那様のためにさ!」



拓海「おう...ていうか」



伊吹「えっ?」



拓海「自分のプロデューサーと結婚したのは伊吹もいっしょなのに、なんでこうも違うんだろうな?」



伊吹「な、なんでだろうねぇ...あはは...」



拓海「まっ、なにはともあれサンキューな伊吹」



伊吹「うん、どういたしまして♪ほらq、ふたりにさよならしなさい」



q「バイバーイ!」



p「さようなら〜♪」





バタン





拓海「ふぅ...」



拓海「素直に、か...」

−−−−−−





ガチャッ





P「ただいまー」



p「おかえりなさーい♪」



P「よう、いい子にしてたか?」



p「うん、してた!」



P「...お母さんは?」



p「いるよ!」





パタパタ...





拓海「おう、帰ったのか」



P「あ、ああ...拓海、今日の朝は本当に悪かった...」



拓海「......」



P「こ、これお土産だ...今朝のお詫びってことで...」



拓海「あぁん?土産ぇ?」



P「す、すまん!気に入らなかったか?一応お前の好きなお菓子を買ってきたんだけど...」



拓海「......」



P「た、拓海?」





グイッ!





P「お、おい!そ、そんなに怒ることはないだろ!確かに俺が悪かったけどなにも殴るほどじゃ...」



拓海「うるっせぇ、眼ぇ閉じろ!」



P「っ〜!!!」





チュッ

P「......あ、あれ?」



拓海「っっ〜///」カアァァァァ



P「た、拓海...今のは...?」



拓海「べ、別になんでもねえよ...夫婦だし、当たり前だろ、こんなの...」



拓海「ただ...今朝はアタシもちょっとやり過ぎたと思ったからよ...」



拓海「い、一応その...ワビっていうか...なんつーか...」



P「えっ?じゃあ怒って...」



拓海「もう気にしてねえよ、心配し過ぎだ」



拓海「つーかほら、いつまで突っ立ってんだよ!早く着替えろよ、メシ冷めるだろーが!」

P「ふぅ...ごちそうさまでした...」



p「ごちそーさまでした♪」



拓海「んっ、洗い物するから少しゆっくりしてろ」



p「おかあさーん、おふろー!」



拓海「ちょっと待ってろ、用意できるまで待ってな」



p「じゃあそれまでおへやであそんでるね!」



拓海「ああ、準備できたら呼びに行くからな」



P「拓海、洗い物手伝うよ」



拓海「はぁ?いいよ別に...」



P「いや、手伝いたいんだ、手伝わせてくれ」



拓海「むっ...」

ジャブジャブ...







P「......」



拓海「......」



P「なあ拓海」



拓海「...んっ?」



P「その...さっきのだけど」



拓海「おう...」



P「急にどうしたんだ?ちょっとビックリしたよ...」



拓海「別に...」



P「そうか...」



拓海「......」



P「でも...嬉しかったぞ、拓海からキスしてもらえて...」



拓海「...っ!」ピタッ



P「拓海?」



拓海「あ、あのよ...」



P「なんだ?」



拓海「あ、アタシ...ついつい手が出ちまうタチでさ...」



P「ああ...?」



拓海「それに...自分の気持ち伝えんの苦手だし...」



P「えっ?まあ、そうだな...」



拓海「えーっと...その...なにが言いたいかっつーと...」



拓海「いっつもPのこと、バカだのアホだの言って、ドツいたりしてるけどさ...」



拓海「でも...嫌いじゃねーから!」



拓海「す、好きでもないやつと結婚なんかしねーから!」



拓海「だから...あ、アタシのこと嫌いにならないでほしい...」



拓海「う、浮気とかされたら...アタシ、泣くぞ?」

P「......」



拓海「...P?」





ギュッ





拓海「ひゃっ...」



P「拓海...」



拓海「お、おう?」



P「拓海ぃぃぃぃ...」ギュウウウウウウ



拓海「ちょっ...い、いてえよ...」



P「あぁ拓海...お前なんていじらしいんだ...!」



拓海「い、いじらしいってなんだよ!」



P「昼間になにがあったかは知らないけど、まさかお前がこんなに素直に自分の気持ちを伝えてくれるなんて...」



拓海「あうっ...」



P「浮気なんてするもんか!こんな嫁さんいるのに浮気なんかしたらバチがあたるわ!」



P「こんなにツンツンしてるけど実のところすごく可愛い嫁さんいるのに浮気なんて...」



拓海「か、可愛いって...ていうかどこ触ってんだコラァ!」



P「だって夫婦なんだろ?問題ない問題ない」



拓海「んんっ...バカぁ♡」

P「...拓海、お前が素直じゃないことなんてとっくの昔に知ってるよ」



P「でもさ、俺はお前のそういうところも、本当はすごく優しくて思いやりがあるってことも含めて好きになったんだ」



P「今さらちょっとドツかれたくらいで嫌いにはならないよ、安心しろ」



拓海「P...」



P「あれ?もしかして本気の本気で心配してたのか?俺が浮気でもするんじゃないかって?」



拓海「んっ...まぁ、本当にちょっとだけ...本当の本当にちょっとだけ...」



P「まーったく、バカだなぁ拓海は」



拓海「んだとオラァ!」



P「うわぁっ!暴れるなこいつめ!」ギュッ



拓海「ったく、アンタってやつは...」



P「拓海...」





チュッ





拓海「んっ...」



P「愛してるぞ...」



拓海「うん...」



P「拓海は言ってくれないのか?」



拓海「ちゅっ...仕方ねえな...」



拓海「一回しか言わねえから、ちゃんと聞いとけよ...」





拓海「...愛してる」







−−−





−−−−−−







P「うっし、そろそろ行くか!」



p「きをつけてねおとうさん♪」



P「ああ、ありがとな」ナデナデ



拓海「おいP、弁当忘れてるぞ」



P「おう、悪い悪い」



拓海「ったく、しっかりしろよな、おらネクタイも...」



P「サンキュー」



拓海「...よし、これでいいぜ」



P「それじゃ行ってくるよ」



p「いってらっしゃーい!」



拓海「最近暗くなんの早いからな、気をつけろよ」



P「わかってる...それで?」



拓海「あぁ?」



P「なにかわすれてないか?」



拓海「はぁ...」





チュッ





拓海「...気をつけてな」



P「ああ、行ってきます!」





バタン

p「おとうさんとおかあさん、なかよしだね〜♪」



拓海「まあな、ふわぁ〜あ...」



p「おかあさん、ねむいの?」



拓海「いや、大丈夫だ、心配すんな」ナデナデ



p「えへへっ、うん♪」





拓海(あのヤロウ...調子に乗りすぎだろ...)



拓海(ここのところ毎晩毎晩、何回も...)



拓海(少しはこっちの身にもなれってんだ...)



拓海(でも...最近のアイツすごく元気そうだし...)



拓海(pも喜んでる...)





拓海「まっ、いっか」



拓海「夫婦だもんな...」





p「どうしたの?」





拓海「なんでもねえよ、ほらアタシたちも朝メシにしようぜ」



p「うんっ!」





拓海(それに...)







拓海(幸せだし...)









おわり

−−−三ヵ月後 病院−−−







p「おかあさーん!」



拓海「おう、待たせたな、それじゃ帰るか」



p「うんっ♪」





「あーっ、pちゃんだー!」





p「あっ、qちゃーん!おかあさんqちゃんがいるー!」



拓海「qが?ってことは...」





伊吹「あれ?拓海じゃん♪」





拓海「よう伊吹か」



伊吹「どうしたの病院なんか来て、具合でも悪いの?」



拓海「いや、そういうわけじゃねえんだ、ただ...」





p「おかあさんがにんしんしたんだって!」

拓海「こ、こらp!」



伊吹「えっ、ウソ?本当に?」



p「わたしのおとうとかいもうとができるの!わたしおねえちゃんになるんだよ!」



伊吹「へぇー、そうなんだ、ってことはダンナとはうまくいってるんだ〜♪」ニヤニヤ...



拓海「ま、まあおかげさんで...」



伊吹「ふふっ、アタシのアドバイスが役に立ったってことだね、仲良くなれたみたいだし」



拓海「なりすぎた感じもするけどな...」



q「pちゃんおねえさんになるの!?」



p「そうだよー♪」



q「じゃあわたしとおんなじだねー!」





伊吹「っ!!」





拓海「...はっ?」

q「ママもね、おなかにあかちゃんいるんだって!いま『さんふじんか』ってところにいってきたの!」



p「そうなんだー」



拓海「...伊吹、オマエ」



伊吹「あ、あははは...まあ、そういうこと...」



拓海「...なるほど、そっちもダンナとヨロシクやってたってことか...」



伊吹「ま、まあウチは前からラブラブだし、そりゃあヤることもヤってたし...」



拓海「だろうなぁ...」



伊吹「でも、よかったじゃん拓海、Pさんきっと喜ぶよ?」



拓海「ああ、多分飛びあがって喜ぶな、アイツ」



伊吹「あはは、ウチも多分そんな感じ...」





拓海「...なんていうか」



伊吹「...うん、アタシたちのダンナって」









拓海・伊吹「情熱的だからな(ね)」







ほんとにおわり



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