2015年10月16日
モバP「嫌われた?」
P「おーいまゆー」
まゆ「……」
P「まゆ?聞いてるか?」
まゆ「やめて下さい」
P「え?」
まゆ「名前で呼ぶのやめてくれませんか?あと、馴れ馴れしくしないで下さい。で、何の用ですか?」
P「あ、えっと……そろそろレッスンの時間……」
まゆ「わかりました。一人で行きますね」スッ
P「あ……うん……」
まゆ「うふっ♪プロデューサーさんははつんでれ?とかいうものが好きなんですよねぇ♪」
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P「」ポツーン
ちひろ「ちょっとプロデューサーさん!仕事たまっているんですから早く手伝っ……」
ちひろ「死んでる……だと……?」
P「……ハッ!夢か……?」
P「いや、夢じゃないよな……。まゆに嫌われるなんて……俺……」グスッ
ちひろ「あーはいはい。そういうのいいですから、もうすぐ智絵里ちゃんが来ますよ」
P「これはそんな簡単に終わらせれるような問題じゃないですよ!?」
智絵里「お、おはようございます」ガチャ
P「智絵里ーーーーーー!」
智絵里「きゃあっ!」チョップ
P「ぐぼあっ!?」
智絵里「ぷ、プロデューサーさんっ!そういうのやめて下さいっ!私っ、そういうの嫌ですから」
P「へ?」
智絵里「あと、これからは名前じゃなくて苗字で呼んでください。それじゃあレッスンに行ってきますねっ」ガチャ
智絵里「プロデューサーさんはつんでれ?とかいうのが好きらしいですけど……」
P「は、ハハッ……」
ちひろ「プロデューサーさん?」
P「ちひろさん……俺……帰りますね……」フラッ
ちひろ「えっ、ちょっとまっ」バタン
ちひろ「………………まずい」
P「事務所の中でもかなり信頼されてると思っていた二人に嫌われるなんて……俺、どこで間違えたんだろうな……。最近仕事も多くて体の調子も悪いし……」
P「潮時かな………………」
※Pのメンタルの強さはシャボン玉くらいです
事務所
まゆ「ふぅ。ただいま戻りましたぁ」
ちひろ「おかえりなさい」シュバババ
まゆ「あれ?プロデューサーさんはどちらに行かれたのですかぁ?」
ちひろ「体調を崩したみたいでもう帰ったわよ」カリカラリカリカリ
まゆ「っ!」
まゆ(いや、ここで押し掛けたらつんでれ?とは違う事になってしまいますね……。プロデューサーさんの家に合法的に侵入できるチャンスですが……)
まゆ「そうなんですかぁ。まゆは今日の予定終わったので帰りますね」
ちひろ「す、少し仕事を手伝っ……」バタン
ちひろ「ぬおあああああああああああああ」
智絵里「れ、レッスン終わりました……」ガチャ
ちひろ「おかえり」カタカタカタカタ
智絵里「あれ?プロデューサーさんは……?
ちひろ「体調崩して帰ったわよ」カタカタカタカタ
智絵里「え……?」
智絵里(プロデューサーさんが体調を崩した……?心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配。でも……)
智絵里「そ、そうなんですか……。私ももう帰りますね……」
ちひろ「智絵里ちゃん!しご……」バタン
ちひろ「プロデューサー許さねえええええええあええええあえ」
翌日
まゆ(今日はつんでれのでれとかいうのをやればいいんですね)
まゆ「おはようございまぁす♪」
まゆ「あれ?プロデューサーさん?」
まゆ「誰もいないんですかー?」
ちひろ「まゆちゃん……」
まゆ「ちひろさん、プロデューサーは今日もお休みですかぁ?」
ちひろ「プロデューサーさんは……来ないわ……」スッ
休職届
まゆ「えっ……?」
ちひろ「今朝……ポストの中に……」
ちひろ(計算上エナドリのせいではない……はず)
まゆ「そんな……え……あ……」ボーゼン
まゆ「あのぉ……プロデューサーさんに昨日変わった事は無かったですか?」
ちひろ「んーまゆちゃんがレッスンに行った後智絵里ちゃんが来てね」
ちひろ「少し智絵里ちゃんと話していたんだけど……」
ちひろ「その後急に体調を崩したわ」
まゆ「………………そうなんですかぁ」
まゆ(あいつが……あいつがプロデューサーさんを…………許さない……)ギリッ
ちひろ「とりあえず雑誌の撮影の仕事に行ってもらえるかしら?これからの事は帰ってから……」
まゆ「はい……わかりましたぁ……」フラッ
智絵里(今日はつんでれのでれをやれば……フフッ)
智絵里「お、おはようございます……」
ちひろ「……おはよう……」
智絵里「あ、あの、プロデューサーさんは?」
ちひろ「プロデューサーさんは……来ないわ……」スッ
休職届
ちひろ「今朝……ポストの中に……」
智絵里「ほえ?」
智絵里(休職届……?プロデューサーさんは来ない?そんなの……うそ……嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘」
ちひろ「」ゾワッ
ちひろ「智絵里ちゃん!気持ちはわかるけど落ち着いて!」
智絵里「あ、あの……プロデューサーさんは昨日変わった事は無かったですか……?」
ちひろ「えっと……確か智絵里ちゃんが来る前にまゆちゃんと話していて……」
ちひろ「まゆちゃんがレッスンに行った後に少しボーッとしていたような……」
智絵里(やっぱり……あのストーカー小娘……許さない…………絶対に許さない………………)
ちひろ「と、とりあえず智絵里ちゃんは……レッスンに行ってきてくれる?これからの事は帰ってからね?」
智絵里「は、はい……」フラッ
数時間後
ちひろ「さて、これからの事なんだけど……」
まゆ「………………」ギロッ
智絵里「………………」ギロッ
ちひろ(あ、ヤバイこれ……こういう時は……)
ちひろ「あっ!ちょっと社長室に書類を忘れたからとってくるわね!」ダッ
バタン
まゆ「……………………何でプロデューサーさんは……休職するんでしょうねぇ?」ギロッ
智絵里「……………………私が聞いた話だと……どこかのストーカーさんが原因らしいけど?」キッ
まゆ「うふっ♪まゆはどこかのクローバー好きのストーカーさんが原因って聞きましたけどぉ?」キッ
智絵里「……………………はっきり認めたら?私が原因ですって」
まゆ「貴方こそ認めたらどうですかぁ?プロデューサーさんは貴方と話した直後に帰ったんですよぉ?」
まゆ「これはもう……貴方が原因ですよねっ!」ガタッ
智絵里「違うっ!あんたみたいな気持ち悪いストーカーのせいでプロデューサーさんはっ……」ガタッ
まゆ「なんですってぇ……?」
智絵里「……………………」
まゆ「……………………」
ガチャ
P「お疲れさ……あ……」
まゆ「プロデューサーさんっ!」
智絵里「プロデューサーさんっ!」
P「あ……佐久間さん……緒方さん……」
まゆ「っ!……苗字でなんて呼ばないで下さいっ!」
智絵里「き……休職なんて……嘘ですよね……?」
P「いや、本当だよ……です。もうこの仕事を続ける自信がなくて……」
P「二人の事は他のプロデューサーに面倒を見てもらう事にしたよ……」
P「担当しているアイドルに嫌われてる事に気づかないなんて……プロデューサー失格だな……」
まゆ「嫌われ……え……?」
智絵里「……………………」
智絵里「嘘ですよね……プロデューサーさんは私をトップアイドルにしてくれるって言ってくれました……。プロデューサーさんは私の事が嫌いになったんですかっ!?」
まゆ「プロデューサーさん……まゆの事はもう嫌いなのですか?駄目な所は治しますので……まゆを……まゆを見捨てないで下さいっ!」
P「え?俺の事を嫌いになったんじゃないの?」
まゆ「え?」
智絵里「へ?」
……………………
………………
…………
……
P「つまり……俺のパソコンを勝手に見て、たまたま開いてたツンデレに関するページの内容を……俺がツンデレ好きだから見ていたと勘違いしていたわけだな?」
まゆ「ごめんなさい……」グスッ
智絵里「ご、ごめんなさい……」
P「うおおおおおおおお……良かった……本当に良かった。アイドルに嫌われたと思って辞めちゃうところだったよ」
智絵里「え……?嫌……」ジワッ
まゆ「辞めるなんて……まゆを見捨てないで下さいっ!」ダキッ
智絵里「プロデューサーさんがいなくなるなんて嫌ですっ!」ダキッ
P「ごめんなー。でもああいう冗談はもう止めてくれよな?」ナデナデ
智絵里「……はい……ごめんなさい……」
まゆ「もうしません……」
まゆ(なんだかんだで智絵里さんを潰せる機会でしたのに……)
智絵里(まゆちゃんを潰すのはまた次の機会で……)
P「俺は二人の事(アイドルとして)大好きだから、これからも一緒に頑張ろうな!」
まゆ「うふっ♪まゆもプロデューサーさんの事(生涯の伴侶として)大好きですっ!」
智絵里「私もプロデューサーさんの事(生涯のパートナーとして)大好きですっ!!」
数日後
幸子「うん?やんでれ?……フフーン、プロデューサーさんはこういうのが好きなんですね!」
おわれ
数日後
まゆ「うふっ♪プロデューサーさんの為にお弁当作ってきたんですよぉ♪」
P「おお、ありがとな!だけどそんなに気を使わなくてもいいよ?」
まゆ「まゆがやりたいからやっているんです。プロデューサーさんこそ気を使わないでくださいねぇ」
智絵里「あ、あの……私もクッキーを焼いてきたのですが」
P「お、ありがとう!丁度お茶菓子も無くなってきた所で、ありがたくいただくよ!」
P「おっと、二人とももう仕事の時間だな。気をつけて行ってこいよ!」
P(それにしても……二人の間の空気がピリピリしてるな。これは、(アイドル的な意味で)ライバルとして互いに意識しているのかな?)
幸子「………………プロデューサーさん?」
P「ん?どうした?まだ仕事の時間じゃないからゆっくりしてていいぞ」
幸子「カワイイボクを放っておいて他の娘とお喋りですか……?」
P「ああ、アイドルとのコミュニケーションは大切だからな!でも、幸子の事を忘れていた訳じゃないぞ?」
幸子「そういう事じゃないです……そんなプロデューサーさんにはお仕置きが必用ですね……」
P(なんだ?ヤキモチ焼いてるのか?)
P「どうした幸子?なんか様子が…………お、おい!?何で包丁をもっているんだ!?」
幸子(とりあえず刃物で脅せばいいって書いてありました)
幸子「カワイイボク以外を見れないように……」ガチャ
まゆ「うふっ♪まゆとした事が忘れも……………………」
幸子「へ?」
P「あ」
まゆ「……………………何を……………………何をしてるの……」
幸子「あ、あはは…… そういえばお茶の約束してたんだ! もう帰んなきゃ!」
まゆ「うふっ♪逃がしませんよぉ……」スッ
P「お、おい!?まゆも何で包丁なんて!?」
まゆ「まゆのプロデューサーさんを傷つけようとした……どうなるかわかっていますよねぇ!!!!!」
グサッ
まゆ「……え?」ポタポタ
P「まゆ……俺なんかの為に……人を刺す必要は……ないぞ……グフッ」
幸子「い、いやああああああああああああああああああああ」
智絵里「ふぅ……忘れものをしてしまうなん……え……?」
Pを刺してるまゆ
その横で包丁を落として座り込んだ幸子
血まみれのP
智絵里「………………コロス…………コロシテヤル」包丁スッ
P「待て!智絵里!」
まゆ「え?プロデューサーさん……?」
智絵里「だ、大丈夫なんですか?」
P「ん?ああ、プロデューサーだからな」
まゆ「う、うわああああああん。ごめんなさい……ごめんなさいプロデューサーさぁん……ヒグッ」
P「まゆ、俺以外に刺したらダメだぞ〜。俺は大丈夫だから泣き止めよな」
P「智絵里も許してやってくれ。俺は大丈夫だからさ」
智絵里「で、でも……」
P「というか、何でお前たちは揃いも揃って包丁なんて物を持っているんだ?」
智絵里「えっと…………自衛のため?」
P「何で疑問形なんだよ……。俺はみんなが警察に捕まる方が悲しいからもう持つなよ」
智絵里「ごめんなさい……」
P「ところで、まゆもそろそろ離れてくれないか?」
まゆ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
P「はいはい。もう気にしてないからさ」
P「そういえば幸子は?」キョロキョロ
幸子「」シロメ
P「幸子おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」ダキッ
P「幸子!大丈夫か!?」
幸子「…………ほえ?プロデューサーさん?」
幸子「……ヒグッ…………う、うわああああああん、ごめんなざああああああああい」
P「よしよし、何があったか知らんがもう包丁なんて持ち出すなよ?」
幸子「だってプロデューサーさんが……ヤンデレが好きって…………」
P「は?」
………………
…………
……
P「ハハハッ、それは資料作りでたまたま調べてただけだよ」
P「おれ自身としてはおしとやかな女性が好きだけどな〜」
まゆ「……」ピクッ
智絵里「……」ピクッ
幸子「……」ピクッ
事務所前
紗枝「……………………ふーん」ニヤッ
無理矢理だけどおわれ