2015年12月16日
本田未央「よし、頑張ろう!」三村かな子「う、うん!」
モバマスのSSです。
アニメの設定で書いています。
書き溜めした物をまとめて投稿しますが上手く出来ないかもしれません。
それでもよろしければお願い致します。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1448790564
〜衣装部屋〜
ベテトレ「・・・・・・」
双葉杏「・・・・・・」
緒方智絵里「え、えっと・・・かな子ちゃん?」
三村かな子「あ、あれ?おかしいなー・・・」グイグイ
ベテトレ「おい三村、どういう事だ?その衣装はお前が半年前に着ていた物だぞ」
杏「あー・・・かな子ちゃん?もしかして・・・」
かな子「・・・き、きっと!身長が伸びちゃったのかな!?」
ベテトレ「ほう・・・そうか、なら、身長と体重を量ってみるか」ゴゴゴゴ
かな子「え!?あの!身長だけじゃダメですか!?」
ベテトレ「ダメに決まってるだろ!!いいから量ってこい!!」
かな子「ふえええええ〜!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
〜測定後〜
ベテトレ「・・・身長は特に変化なし・・・体重は・・・
かな子「い、言わないで下さい〜!!」
智絵里「かな子ちゃん・・・」
杏「あちゃ〜・・・増えちゃったか〜」
かな子「うう・・・ごめんなさい・・・」
ベテトレ「ふむ・・・まあ、ライブまで後2週間ある、少し頑張れば間に合うだろう」
かな子「は、はい!頑張ります!」
杏「・・・かな子ちゃん、前に聞いたけど、ダイエットが原因でロケ中に倒れたって言ってたよね?」
かな子「あ・・・そ、それは・・・」
杏「杏としては、あまり一人で無理をしてほしくないんだけどなー・・・」
かな子「う・・・で、でも!せっかく久しぶりにキャンディーアイランドでライブが出来るんだもん!」
かな子「やっぱり万全の状態で杏ちゃんと智絵里ちゃんとライブしたいもん!」
智絵里「かな子ちゃん・・・わ、私も!素敵なライブにしたいから・・・」
杏「いや・・・それはわかるんだけど・・・」
ベテトレ「ふむ・・・誰かに三村の体調管理を担当させたい所ではあるが・・・双葉も緒方も個人の仕事があるし、それも難しいだろうな・・・
ベテトレ「私や妹達も他の子のレッスンで予定が埋まっているからな・・・どうしたものか・・・」
杏「とりあえず、プロデューサーに相談した方が良いんじゃない?」
智絵里「そ、そうだね・・・」
かな子「うう・・・ごめんなさい・・・」
杏「・・・まあ杏も、レッスンはめんどくさいけど・・・CIのライブは成功させたいからね」
かな子「杏ちゃん・・・ありがとう!」ギュウウウ
杏「わっ!こらっ!やめろー!」ジタバタ
智絵里「ふふふ・・・」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〜CPルーム、プロデューサーに相談〜
武内P「・・・なるほど、三村さんの、その・・・ダイエットですか・・・」
杏「プロデューサー、他のトレーナーさんとかで予定空いてる人いない?」
武内P「・・・おそらく、難しいでしょう、346プロダクションもアイドルの方がだいぶ増えてきましたので、トレーナーの皆さんも忙しくなっていると思います」
智絵里「そうですか・・・」
武内P「申し訳ありません、本来ならば私が気を付けておく事なのですが・・・」
かな子「そ、そんな!私がしっかりしていなかったら・・・」
杏「まあ、今、プロデューサーはCPの2期生も担当してるから忙しいだろうねー、杏には考えらんないよ」
智絵里「でも、そうなると、やっぱりかな子ちゃん一人で頑張る事に・・・」
武内P「・・・私としては、あまり無理をしてほしくないのですが・・・」
かな子「だ、大丈夫です!前みたいに無理はしませんから!」
杏「んー・・・でもなー・・・」
ガチャッ
本田未央「おっはよー!!・・・お!CIじゃーん!!おはよー!」
智絵里「あ、未央ちゃん、おはよう」
杏「相変わらず元気だねぇ・・・」
武内P「本田さん?今日はどうされました?」
未央「いやー、やっぱりレッスンとかしてないと体が鈍りそうで・・・」
武内P「本田さん・・・しばらくは体を休めてほしいのですが・・・」
かな子「未央ちゃん?しばらく休めるってどういう事?」
武内P「本田さんはここしばらく舞台の出演や連続ドラマへの出演が多くあった為、あまり休みが取れていなかったんです」
智絵里「そういえば、未央ちゃんいろんな役やってたよね」
杏「あー・・・確か今やってる連続ドラマにも出てるね」
未央「えへへ・・・という訳で夏休みの分も含めて結構長めのお休みもらったんだけど・・・なんか落ち着かなくて・・・」
かな子「そうなんだ・・・」
杏「・・・ねえ未央ちゃん、休みってどれくらいあるの?」
未央「え?・・・大体2週間ぐらいだけど・・・」
智絵里「杏ちゃん?」
杏「未央ちゃんにお願いしたい事があるんだけど」
未央「?」
〜杏、事情を説明〜
未央「ふむふむ・・・かな子ちゃんの体調管理をしてほしいと・・・」
杏「まあ、そんな感じだね、そんなに疲れることじゃないと思うからそれに専念してもらった方がプロデューサーも安心出来るんじゃない?」
武内P「・・・そうですね、そちらの方が本田さんに少しでも休んでもらえると思います」
未央「私、そんなに信用ないですかね・・・」
杏「杏としては、せっかくの休みを使わない未央ちゃんが信じられないよ」
智絵里「あはは・・・」
かな子「で、でも!未央ちゃんにそこまでしてもらうなんて・・・」
未央「ん?いいよ?」
かな子「え!?」
未央「休みの間、一人で自主練してもつまんないなって思ってたし、それだったら誰かと一緒にお喋りとかしたいし」
未央「・・・それに、自分のユニットのライブを成功させたいって気持ちはすごくわかるから・・・」
智絵里「未央ちゃん・・・」
未央「と、言うわけで、かな子ちゃんのダイエット大作戦!協力させてもらいますよ!!」
かな子「未央ちゃん!ありがとう!」
未央「さて、とりあえず確認しておきたい事は・・・プロデューサー、女子寮って空いてる?」
武内P「すこしお待ち下さい・・・ええ、空いている部屋がありますね」
未央「おっけー、それじゃあかな子ちゃん、ダイエット期間中は私と一緒に女子寮を使わない?」
かな子「え?一緒に?」
未央「うん、私がかな子ちゃんにヘルシーで美味しい料理とか作ってあげるから」
杏「え?未央ちゃん料理出来るの?」
未央「それよく言われるんだけど私そんなに料理するイメージないかな・・・」
智絵里「え、えっと・・・ごめんなさい」
かな子「・・・私も」
未央「あはは・・・まあ、自分でも自覚あるよ・・・」
未央「まあ、そういう訳で、かな子ちゃんの食事とか運動も私がしっかり見てあげましょう!」
かな子「は、はい!よろしくお願いします!」
智絵里「み、未央ちゃん!かな子ちゃんの事、よろしくお願いします!」
杏「・・・まあ、杏からもお願いするよ」
未央「うん!まかせてよ!」
武内P「本田さん、三村さん、くれぐれも無理のないようにお願いします」
未央、かな子「「はい!」」
武内P「双葉さん、緒方さん、そろそろ収録の時間になりますので、準備をお願いします」
杏「あー、もうそんな時間かー・・・めんどくさいなー」
智絵里「杏ちゃん、がんばろう?」
杏「はいはい・・・それじゃ、かな子ちゃん、未央ちゃん、頑張ってねー」
かな子「うん!頑張るから!」
未央「じゃーねー」
ガチャッ
未央「・・・さて、それじゃかな子ちゃん、ちょっと書いてほしい事があるんだけど」
かな子「え?何を?」
未央「とりあえず、この紙に昨日食べたり飲んだりしたものを、出来るだけ詳しく書いてほしいんだ」
未央「普段のかな子ちゃんの食生活、把握しておきたいからね」
かな子「う、うん・・・わかった」
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かな子「こ、こんな感じかな?」
未央「ありがとー、どれどれ・・・」
未央「・・・・・・」
かな子「み、未央ちゃん?」
未央「えーと・・・すごいね」
かな子「え!?何が!?」
未央「朝昼晩の食事はむしろ少ないくらいなのに、それを大幅に上回るくらいお菓子食べてるね・・・」
かな子「えー・・・そんなにお菓子食べてるかなー」
未央「いやいや、とりあえずケーキをホール単位で書くのはやめよう?」
かな子「あ、あはは・・・」
未央「んー・・・これなら、普通の食事の量を少し増やして、お菓子を食べないようにするだけですぐ痩せると思うよ」
かな子「うーん・・・やっぱりお菓子食べちゃダメ?」
未央「あはは・・・大丈夫、普段の食事をしっかり食べるようにしたらお菓子の量も減るはずだよ」
かな子「そうかなー・・・」
未央「とりあえず、今日は着替えとか持って来ないといけないから、明日から一緒に頑張ろうね」
未央「明日の朝ごはんはいつもよりしっかり食べるようにしてね、それからお菓子も食べちゃダメだよ」
かな子「う、うん、頑張る」
未央「それじゃ、明日からよろしくね」
かな子「こちらこそ、よろしくお願いします!」
〜その日の夜、本田家〜
未央「ねえ兄ちゃん」
本田兄「ん?なんだ?」
未央「私、明日からしばらく女子寮使うから、その間、弟の食事とか兄ちゃんにお願いして良い?」
兄「はあ?マジで?」
未央「どうせ兄ちゃん夏休みで暇なんでしょ、それくらいやってよ」
兄「えー・・・めんどくさいなー」
未央「・・・私、兄ちゃんの為に恥を忍んでみなみんやアーニャ、らんらんのサイン貰ってきてあげたのになー」
兄「う・・・」
未央「兄ちゃんは私の為に何もしてくれないんだね・・・」シクシク
兄「あーもう!わかったわかった!やるよ!」
未央「ありがとーそれじゃよろしくー」ケロッ
兄「くそ、妙に演技が上手くなりやがって・・・」
〜翌日〜
未央「おっはよー!」
かな子「あ、未央ちゃん、おはよう」
未央「それじゃ、今日から頑張りましょう!朝ごはんはしっかり食べた?」
かな子「うん、いつもより多めに食べてきたよ、お母さんに驚かれちゃった」
未央「あはは・・・お昼ご飯は私がお弁当作ってきたからそれを食べてね」
かな子「え!?お弁当!?」
未央「そうだよー未央ちゃんお手製のヘルシーで美味しく、栄養満点のお弁当だよ!」
かな子「未央ちゃん、わざわざありがとー!」
未央「えへへ、頑張っておいしく作ったから、お菓子は我慢してね」
かな子「う、うん・・・がんばる」
未央「今日はかな子ちゃん、午前中に番組の収録だったね」
未央「それじゃ、これからしばらく、私は付き人としてかな子ちゃんについていくね」
かな子「よろしくね、未央ちゃん」
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〜収録後、楽屋〜
相場夕美「かな子さん!今日の収録ありがとうございました!」
かな子「こちらこそ、ありがとうございました!」
夕美「私、あんまり上手く喋られなくて、かな子さんに助けられてばかりで・・・」
かな子「そんな事ないよ!夕美ちゃんのお花の話、とっても良かったよ〜」
夕美「本当ですか!?嬉しいです〜、あ、この後、お昼ご飯一緒にどうですか?」
かな子「あ・・・えっと・・・」
コンコン
夕美「?・・・はーい」
ガチャ
未央「お疲れ様でーす、かな子ちゃん今日の収録よかったよー」
かな子「本当?ありがとう」
未央「えへへ、最近はCPメンバーの仕事を見に行ったりする事なかったから久しぶりに見る事が出来て楽しかったよ」
未央「それじゃあ、CPルームでご飯食べようよ」
かな子「うん!・・・あ、夕美ちゃんも一緒に食べよ?」
夕美「は、はい!」
〜CPルーム、夕美に事情を説明〜
夕美「へー、だから今日のかな子さん、お菓子を食べなかったんですね」
かな子「あはは・・・やっぱり私、よくお菓子食べてるイメージなんだね・・・」
未央「まあ、かな子ちゃんと言えばお菓子だよねー」
かな子「もう、未央ちゃんまで・・・」
未央「ごめんごめん、それじゃ、未央ちゃんの手作りお弁当を食べてもらおうかな」
かな子「どんなお弁当かなー?」
未央「ふっふっふ・・・それではご覧あれ!」パカッ!
夕美「わー・・・いろんなおかずが入ってますね」
未央「うん、ほうれん草のお浸しに、鶏ササミの香草焼き、きんぴらごぼう、舞茸のナムル、卵焼きにプチトマト!」
未央「ご飯は玄米ご飯にして、食物繊維をしっかりとれるようにしました!」
かな子「すごーい・・・彩もきれいでおいしそうだねー」
未央「ありがとー、ほら、食べて食べて」
かな子「うん、いただきます」
かな子「はむ・・・この卵焼き普通のと食感がちがうね、でも美味しい!」
未央「えっとね、卵に桜海老いれて麺つゆで味付けしてたかな?」
かな子「へー・・・未央ちゃん普段から家で料理してるの?」
未央「うーん・・・両親がいない時の晩ご飯をよく作るかな?朝のお弁当を作る事は滅多にないね」
かな子「そうだよね、未央ちゃんお昼ご飯購買で買ってきてる事多かったと思うし」
夕美「それなのにこんなに美味しそうなお弁当作れるのはすごいと思います」
未央「いやいや、それをいうなら夕美ちゃんのサンドウィッチすごく美味しそうだよ」
夕美「本当ですか?ありがとうございます!」
未央「それじゃ、私たちも食べよっか」
夕美「そうですね」
未央夕美「「いただきます」」
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かな子未央夕美「「「ごちそうさまでした」」」
かな子「未央ちゃんお弁当ありがとう、美味しかったよ」
未央「いえいえ、かな子ちゃん美味しそうに食べてくれるから私もうれしいよ」
未央「ちょっと休憩したら運動するから頑張ろうね」
かな子「うん!」
未央「それまで何かお喋りしようよ」
かな子「そういえば夕美ちゃん、未央ちゃんとお話したい事があるんじゃなかったっけ?」
未央「え?なになにー?」
夕美「あ、あの!『秘密の花園』公演、見ました!すごくよかったです!」
未央「あ、本当?ありがとー」
夕美「私、この話がすごく好きで、何回も本を読んでいたんですけど、未央さんが演じたメアリが私のイメージするメアリとぴったり一致してて感動しました!」
未央「え、えへへ・・・」
夕美「藍子ちゃんも未央さんの事、すごく努力してて私も見習わなきゃって褒めてましたよ」
未央「あーちゃん・・・な、なんか恥ずかしいなぁ・・・」テレテレ
夕美「そ、その、よかったら『秘密の花園』の舞台をやってた時の話を聞きたいなって思って・・・」
かな子「あ、私も聞きたいな、あの時の未央ちゃんすごく楽しそうだったし」
未央「いいよー、何から話そうかな・・・私とあーちゃんと茜ちんの3人で練習してたときの事なんだけど・・・
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〜1時間後〜
未央「お、もうこんな時間か、楽しいと過ぎるのが早いね」
未央「さて、それじゃかな子ちゃん、この後かるく運動しよっか」
かな子「うん、頑張るよ!」
夕美「未央さん、素敵な話、ありがとうございました」
未央「いやいやこちらこそ、楽しかったよ」
未央「今度は夕美ちゃんのお花の話、聞きたいなー、しぶりんも興味あると思うし」
夕美「はい!またお話させてください!」
未央「うん!それじゃ、またねー」
かな子「夕美ちゃん、今日はありがとう、またお仕事頑張ろうね」
夕美「はい!ありがとうございました!」
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〜346プロ広場〜
未央「よーし!それじゃランニング、始めるよ!」
かな子「う、うん」
未央「とにかく自分のペースでいいから、長い時間走る事を目標にしてね」
未央「私も横で一緒に走るから、頑張ろうね」
かな子「え?いいの?」
未央「もちろん!こういうのって一緒に頑張る人がいると、やる気がでるよね!」
かな子「・・・うん!ありがとう!」
未央「とりあえず、目標は30分かな?それじゃ、始めるよー」
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〜30分後〜
未央「ふむ・・・かな子ちゃんストップ!30分経ったよー」
かな子「ハァ・・・ハァ・・・うう、疲れたよー」
未央「あはは、お疲れー、これスポーツドリンクだから飲んで」
かな子「ありがとう・・・ふぅ・・・未央ちゃん、全然息乱れてないね」
未央「えへへ、それなりに鍛えてますから」
未央「・・・まあ、かな子ちゃんも茜ちんと一緒にトレーニングすると、かなり鍛えられると思うよ」(遠い目)
かな子「あ、あはは・・・」
未央「さて、頑張ったかな子ちゃんに未央ちゃんからご褒美があります」
かな子「何かな?」
未央「じゃじゃーん!未央ちゃん手作りのクッキーでーす!」
かな子「わぁ!クッキーだー!!」
未央「といっても、おからで作ったクッキーだからあまり美味しくないかもしれないけど、少しでもお菓子を食べた気分になれたら良いかなって思って・・・」
かな子「未央ちゃんありがとう!さっそく食べていい?」
未央「うん、どうぞ」
かな子「はむ・・・う〜ん!クッキーだー、美味しー」パアァ
未央「・・・あはは」
かな子「どうしたの、未央ちゃん?」
未央「いや、やっぱり、かな子ちゃんはお菓子を食べてる時が一番いい笑顔してるなって思って」
かな子「あ、あう・・・もう、そんなに見ないでよー」カァァ
未央「あはは、ごめんごめん、でも美味しそうでよかったよ」
未央「さて、もう日も暮れてきたし、晩ご飯の食材買って、女子寮に帰ろうか」
かな子「うん」
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〜女子寮〜
かな子「未央ちゃん、お野菜切れたよ」
未央「ありがとう、それじゃもう煮込んじゃおうか」
多田李衣菜「お?何か良いニオイが・・・」
前川みく「あれ?未央ちゃんにかな子ちゃん?」
未央「おや、みくにゃんにリーナ、お仕事終わったの?」
李衣菜「うん、今日はみくの部屋にお邪魔してるよ」
かな子「仲良しだね〜」
みく「み、みく達の事はおいといて、かな子ちゃん達も今日は女子寮なのかにゃ?」
かな子「うん、今日から2週間ぐらい、未央ちゃんと女子寮を使わせてもらうの」
李衣菜「そうなんだ、珍しい組み合わせだね」
未央「あはは、まあいろいろありまして」
みく「ところで、それは・・・お鍋かにゃ?」
未央「うん、お野菜たっぷりのみぞれ鍋だよ」
李衣菜「へー・・・美味しそうだね」
未央「リーナ達も食べる?食材は多めに買ってるから量は増やせるけど」
みく「いいのかにゃ?なら食べたいにゃ」
未央「いいよー・・・あ・・・」
李衣菜「どうしたの?」
未央「でも・・・この鍋、カツオ節でダシとってるけど・・・」
かな子「あ・・・みくちゃん・・・」
李衣菜「ああ、大丈夫、みくはカツオ節なら平気だから」
みく「そうにゃ」
未央「え、そうなんだ・・・お魚ダメなのに?」
みく「カツオ節は別だにゃ」
かな子「そ、そうなんだ・・・」
李衣菜「ホント、変わってるよねー、私もみくにご飯作るときは苦労するよ」
みく「む!りーなちゃん、どういう意味にゃ!?」
李衣菜「そのままの意味だけど?」
みく「むー・・・」
かな子「ふふふ、やっぱり仲良しだね」
みく李衣菜「「どこが!?」」
未央「そういうとこだよ」
――――――――――――――――――――――――――――――
未央李衣菜みくかな子「「「「いただきます」」」」
かな子「あむ・・・はふはふ・・・うん!さっぱりしてて美味しいね」
みく「この鶏つくねも美味しいにゃ」
李衣菜「ダシもしっかりきいてていいね」
未央「鍋だと野菜もしっかりとれるしね」
李衣菜「これは未央ちゃんが作ったの?」
未央「そうだよー、かな子ちゃんにも手伝ってもらったけど」
みく「むむむ・・・未央ちゃん料理が出来るなんて意外だにゃ」
未央「あはは・・・よく言われるよ・・・」
李衣菜「未央ちゃん、レシピがあるなら後で教えてほしいんだけど・・・」
未央「うん、いいよー、今度、リーナの料理も食べてみたいなー」
李衣菜「うん、今度作ってあげるよ」
かな子「・・・私、お菓子作りなら得意だけど、料理はあまりしないから、勉強しようかな・・・」
未央「だったら、私が教えてあげるよー、その代わり、お菓子作りを教えてほしいなー」
かな子「うんいいよー、教えあいっこしよう」
みく「・・・李衣菜ちゃん」
李衣菜「なに?」
みく「今度みくにも料理教えるにゃ」
李衣菜「え?この前「料理しないの?」って聞いたら「みくはきままな猫ちゃんだからしないのにゃ」とか言ってたのに?」
みく「気が変わったの!いいから教えるにゃ」
李衣菜「べ、別にいいけど・・・」
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未央李衣菜みくかな子「「「「ご馳走様でした」」」」
みく「ふー・・・美味しかったにゃ」
未央「みくにゃんって意外と結構食べるよね」
みく「アイドルは体が資本にゃ、しっかり食べないと活動に影響が出るのにゃ」
かな子「あはは・・・」
李衣菜「はいはい、食べたなら食器洗い手伝ってよ」
みく「わ、わかってるにゃ・・・」
みく「さて、みく達は明日も早いからもうお風呂入って寝る準備するにゃ」
李衣菜「そうだね、未央ちゃん、かな子ちゃん、美味しいご飯ありがとう、また明日ね」
未央「うん、また明日ー」
かな子「またねー」
未央「・・・かな子ちゃんも明日朝から仕事だよね、私達も早めに寝よっか」
かな子「そうだね」
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〜女子寮部屋〜
未央「ふう、良いお湯だった」
かな子「・・・そうだね」
未央「?・・・かな子ちゃん、どうしたの?」
かな子「・・・未央ちゃんってスタイルいいよね、羨ましいなって思って」
未央「あ、あはは・・・ノーコメントでお願いします・・・」
未央「さて、それではもう寝ましょうか」
かな子「そうだね」
未央「えっと、明日からもこんな感じの生活になると思うけど大丈夫?」
かな子「うん、むしろ私、結構しっかり食事とってるけど大丈夫かな?」
未央「大丈夫大丈夫、かな子ちゃんはお菓子を減らすだけですぐに痩せると思うから」
かな子「そうだといいんだけど・・・未央ちゃん、明日からもよろしくお願いします」
未央「うん、よろしくね」
かな子「それじゃ、お休みなさい」
未央「お休みー」
かな子(こんな感じで私のダイエット生活は始まりました)
かな子(この後も、未央ちゃん監修のもと、私のダイエットは続いていくのだけど)
かな子(未央ちゃんがいろんな料理を作ってくれたり、一緒に運動してくれるから、そんなに辛くありませんでした)
かな子(今度、未央ちゃんに何かお礼が出来るといいのだけど・・・)
かな子(そして、2週間が経ち、ベテトレさんに結果を報告する日が来ました)
〜レッスンスタジオ〜
かな子「えへへ、ベテトレさん!衣装もちゃんと着れましたよ!」
ベテトレ「ふむ・・・確かに、体重もしっかり減らせているな」
杏「見た目もちょっとすっきりしたね」
智絵里「かな子ちゃん、おめでとう」
かな子「うん!」
かな子「未央ちゃん!本当にありがとう!」
杏「杏からもお礼を言っとくよ」
智絵里「わ、私も・・・」
未央「いやいや、かな子ちゃんが頑張ったからだよ、CIのライブも頑張ってね」
かな子「うん!」
杏「・・・所で未央ちゃん、ちょっと気になる事があるんだけど・・・」
未央「え?何?」
杏「未央ちゃんもなんだか・・・痩せてる様な気がするんだけど」
智絵里「私もそう思う・・・」
未央「・・・え?」
ベテトレ「そういえばそうだな・・・本田、身長と体重を量って来い」
ベテトレ「後、NGの衣装もあるから、着てみろ」
未央「あ、はい」
――――――――――――――――――――――ー―――――――――
ベテトレ「・・・・・・」
杏「・・・・・・」
智絵里「・・・・・・」
かな子「未央ちゃん・・・?」
未央「・・・えっと・・・スカートがゆるいですね・・・」
ベテトレ「・・・身長は変わらず・・・体重は減ってるな・・・」
杏「未央ちゃん・・・この2週間の食事は?」
未央「えっと・・・多分、ほぼかな子ちゃんと同じメニューだと思うけど・・・」
杏「普段フライドチキンとかよく食べてる未央ちゃんが野菜中心の食事になったらそりゃ痩せるよ・・・」
未央「あ、あはは」
ベテトレ「ふむ・・・あまり痩せても、ファンの皆に心配される恐れもあるからな・・・」
ベテトレ「それに本田も、まだ先の話だが、NGでのライブがあるだろう」
未央「そ、そうですね・・・」
ベテトレ「まあ、それまでに体重を元に戻すようにしておけ」
未央「は、はい・・・あはは、どうしよっかなー」
かな子「・・・未央ちゃん!」
未央「ん?何?」
かな子「今度は私が未央ちゃんの力になるよ!」
未央「・・・え?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――
〜翌日、CPルーム〜
渋谷凛「・・・・・・」
島村卯月「・・・・・・」
未央「う、うう・・・もぐもぐ」
かな子「未央ちゃん、バウムクーヘン美味しい?」
未央「う、うん・・・美味しいよ、でも、量がちょっと多いかな、あはは」
かな子「だめだよーもっと食べないと、ほら、チョコケーキも1ホール作ってきたよー」
未央「1ホール!?」
かな子「えへへ・・・久しぶりにお菓子作ったから、なんだか張り切っちゃって・・・他にもあるからしっかり食べてね」
未央「い、いや・・・あ!そうだ、せっかくだし、しぶりん、しまむーも一緒に食べよ!ね!?」
凛「・・・ごめん、これからトライアドプリムスでレッスンだから」
卯月「・・・わ、私もピンクチェックスクールでレッスンですので・・・」
未央「今日はこの後は暇って言ってたよね2人とも!?」
凛「それじゃ未央・・・頑張って」
卯月「未央ちゃん・・・頑張ってください」ガチャ
未央「裏切り者〜〜!!!」
かな子「もう、未央ちゃん、せっかく作ったんだから食べてよ〜」
未央「む、無理だって!これ以上食べたらお腹爆発しちゃうよ!」
かな子「美味しいから大丈夫だよ〜」
未央「その理論はおかしいから!!」
おわり