2015年12月26日
渋谷凛「色気で堕とす……」
※キャラ崩壊
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渋谷凛「はい、ちひろさん。頼まれてた住宅情報誌」
千川ちひろ「ありがとう、凛ちゃん。お釣りはとっといて♪」
凛「十円……。ちひろさん引っ越しでもするの?」
ちひろ「楓さんの引っ越しに触発されましてね〜。同じ一人暮らしの私も心機一転、新しい住まいへと思って」
凛「へ〜……。それでプロデューサーは?見当たらないけど」
ちひろ「やだこの子。私に全く興味がない」
凛「冗談だよ。いい物件があるといいね。で、どこ?」
ちひろ「そのおざなりっぷりが逆に気持ちいい……。プロデューサーさんならもうすぐ帰ってくると思うけど」
モバP「ただいま帰りました〜」
三船美優「お疲れ様です」
前川みく「ただいまにゃ〜」
輿水幸子「お疲れ様で〜す。カワイイボクの帰還ですよっ」
凛「噂をすれば……みんなおかえり。珍しい組み合わせだね」
モバP「そうなんだよ。完全にブッキングミス。すいません美優さん。周り芸人ばかりで大変だったでしょ?」
美優「いえ……楽しかったですよ?」
モバP「美優さんは優しいから……嫌なことはちゃんと言ってくださいね?」
美優「はい。ふふ……ありがとうございます」
みく「……ちょっとPチャン?みく達には何もないの?」
幸子「よもや、ボク達を芸人扱いしてないですよね?」
モバP「してないしてない。……バラエティー色の濃ゆい、愉快な女の子だとは思ってるけど」
みく「……幸子チャン。こやつを今日知り合ったゲイ人に紹介するにゃ」
幸子「そうですね。とっても気が合いそうです。あちらの方もPさんに熱い視線を送ってた気がしますし」
モバP「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
ちひろ「アホですね〜」
凛「でも……みく?ホントに紹介しちゃ駄目だよ?」
みく「うおぅ……思わぬ圧が……」
モバP「みく、口調口調」
美優「幸子ちゃんも……ね?」
幸子「ひぃ!」
ちひろ「男だろうが女だろうが、プロデューサーさんに近づけたくないんですねぇ……」
モバP「……滅多なこと言わんでください」
ちひろ「はいはい。あ、そうだ。礼子さんのグラビア、最終チェックお願いします。礼子さんはこれでオッケーだそうです」パサ
モバP「そうですか。あの人ギリギリアウトでもオッケー出すから、気をつけないと……」ペラ
凛「うわ、すごい大胆だね。……プロデューサー、いやらしい目で見てない?」
モバP「礼子さんを守る為のチェックなのに、いやらしい目で見れる訳ないだろ」
凛「……こんなにセクシーなのに?色気を感じることが出来ないの?」
モバP「それとこれとは別なの。実際の礼子さんにはドキドキしっぱなし」
ちひろ「お?意外ですね。不能かと思ってました」
モバP「……言葉に気をつけて下さい。子供もいるんですよ?」
ちひろ「さーせん」
凛「でもプロデューサー、わた……ここに居る子がモーションかけても平然としてるじゃん。不能って思われても仕方ないよ」
モバP「こらこらこらこらっ」
みく「Pチャン、その程度の下ネタならみく達は平気にゃ!」
幸子「……あまり積極的に言われても困りますけど」
モバP「言わんて……」
凛「それで?礼子さんにはドキドキして、わた……幸子には平然としてるってなんでなの?」
幸子「ボク!?モーションかけた覚えはないんですが!?」
モバP「例えかけられたとしても幸子じゃなぁ……」
幸子「むっ!色気の塊のボクに向かってっ!……ふふん!しょうがないですねぇ。特別サービスです!チラっ」スッ
モバP「……うん。今後に期待。たれ目に色気を感じました」
幸子「ちょっと!太ももっ!ボクは太ももを出しましたよ!?」
モバP「幸子の歳で太ももを見せつけられても……。いいじゃん、たれ目で」
幸子「よくありませんよ!パンツですか!?パンツを見せればいいんですか!?」
モバP「色気もへったくれもねぇな、おい」
幸子「ああっ!もう!!」
みく「ドンマイ、幸子チャン」
凛「……で、年下には色気を感じないってこと?」
モバP「いや、そういう訳でもないんだけど……。みくなんか妙に色気を感じる時あるし」
みく「にゃ!?」
モバP「スタイルがいいってのもあるんだけど……う〜ん、猫キャラだからか、こいつパーソナルスペースが狭いよな。それでかも」
みく「にゃふふ……幸子チャン、ごめんにゃ?みく色気があるみたい」
幸子「くぬぅ……」
凛「でも、割とわた……幸子ってプロデューサーにくっついてるよ?」
幸子「だからなんでボクがっ!?」
モバP「そう言われると、やっぱスタイルなんかなぁ?」
幸子「あ゛あ゛っ!!なんか腹立つぅ!!」
みく「んふふ〜。PチャンPチャン、お膝に乗ってあげようか?みくからも特別サービスにゃ」
モバP「ばかばか。そんなんされたら欲情して……」
美優「Pさん?」
モバP「じょ、冗談です。小粋なプロデューサージョークです」
美優「そうですか……若い子に欲情しては……いけませんよ?」
モバP「は、はい」
ちひろ「ホント、アホですね〜。凛ちゃん、所詮この人はおっぱいなんですよ、おっぱい」
モバP「ひっでぇ言い方っ」
凛「スタイルか……むぅ……」
モバP「いや、それだけでもないよ?雰囲気でも……」
凛「例えば?」
モバP「美優さん」
美優「!?」
モバP「今、後ろに髪を纏めてるから、うなじがイイ感じにグッとくるよね」
美優「ぁぅ……」
凛「……雰囲気?」
モバP「……なんて言うか……未亡人感?」
美優「……」
モバP「あ、やべ…………怒りました?」
美優「はい。こんな言い方はなんですが……私は傷物ではありません」
モバP「す、すいません」
美優「でも心は傷つきました」
モバP「どうすれば……えっと……」
美優「……この前、夜景の見える素敵なバーを教えて貰ったんです。でも一人じゃ行きづらくて……」
モバP「ぜひ、ごちそうさせてくださいっ!」
美優「ふふ……ありがとうございます」
モバP「ふぅ……。ちなみにどこにある店なんです?」
美優「最近出来たホテルの最上階にあるみたいなんですが……」
モバP「ホ、ホテルですか……。それはマズイような……」
美優「大丈夫です!業界関係者御用達でマスコミ対策も万全なところですからっ!!」ガタッ
モバP「じ、じゃあいいのかな?」ビクン
美優「はいっ!いいんですっ!!」
モバP「で、ですか」
美優(ふふ……やったやった!……夜景を見ながらPさんとっ!その後は……きゃあきゃあ!)
凛(喰われるっ!)ススス!
みく「……クネクネしてる美優チャンと、鬼気迫る表情でスマホを操る凛チャン……」
幸子「なんとな〜く、考えていることが透けて見えますね」
美優「それじゃ今夜にでも……」
和久井留美「ちょ、ちょっと待って!」バタン
モバP「うおっ!……どうしたんです?そんな慌てて」
留美「ん……はぁはぁ……。んんっ!話は聞かせて貰ったわ。P君、勢いに流されるなんてらしくないわよ」
モバP「その前に、どこで話を聞いて……」
留美「そんなのは些細なことよ。アイドルとプロデューサーが二人きりでホテルに行くことに比べたらね」
モバP「……そう言葉にされると、やっぱりマズイですね。美優さん、今回は止めて、今度大人組みんなで行きましょう」
美優「あぁぁ……」
留美「ごめんね、美優。こればっかりは私も全力だから」
美優「ぁぅぅ……勇気出したのに……」
凛「……自分で留美さん召喚しといてなんだけど、留美さん速すぎ」
みく「ホントに全力なんだにゃ……」
幸子「あの必死さ、Pさんが好きなのか結婚に焦ってるのか分からないですね」
留美「ふぅ……ちょっと汗かいちゃったわね」パタパタ
美優「る、留美さん!そんなに胸元開けたら……」
モバP「……」
留美「あら?珍しいわね。P君が性的な目で見てくるなんて」
モバP「違いますがな。ただ、鎖骨に流れる汗っていうのも色気があるなって」
留美「それは性的でないの?ふふっ」
モバP「いやいや、さっきまで色気云々の話をしてたんですよ」
留美「なんでまた」
モバP「礼子さんにドキドキするって言ったら、凛の知的欲求を刺激したみたいで」
留美「……それは私も気になるところね」
モバP「そ、そうですか」
凛「……それで、結局プロデューサーが一番色気を感じるポイントはどこなの?」
モバP「そう言われてもなぁ。ぶっちゃけ、色気を感じるところをあげていったらキリがないんだよ」
凛「……じゃあ、誰に一番色気を感じるの?やっぱり礼子さん?」
モバP「それを聞いてどうすんの……」
凛「参考にするから」
モバP「……凛。お前にジューシーでポーリーな道は進められない」
凛「アイドルの方向性についてじゃないから。いいから、答えて。誰なの?」
モバP「えぇ……。ん〜……酔ってるときの楓さん」
凛「……私お酒飲めない。却下」
モバP「め、めんどくさぁ……。じゃあ、さっきまでに言った色気ポイント、これを全部兼ね備えてる人で!誰だとかは知らん!」
凛「むぅ……そんな人だったらプロデューサーは堕ちるってこと?」
モバP「あ〜はいはい。恋の大海原にぼっちゃ〜んと堕ちますよ〜」
凛「もう!真面目に聞いてっ!」
モバP「わかったわかった。それより、そろそろ仕事の時間だから準備しろ。……そう言えば、美波遅いな」
凛「わかってない!もうもうっ!!」
新田美波「すいません!遅れましたっ!!」
モバP「おー。珍しいな遅刻なんて」
美波「ちょっとラクロスの練習に夢中になっちゃって……」
モバP「確かに結構汗かいてるな。もう少し時間あるから、着替えてきな」
美波「はい!」タタッ
モバP「焦って走ったらコケるぞ」
美波「キャっ!」カツッ
モバP「ほら言わんこっちゃない」ハシ
美波「ぁ……すいません……」
モバP「あ、あぁ。うん……」
みく「……ポニーテール、そして綺麗なうなじ。暑さからか、ボタンを外して若干緩くなった胸元……」
幸子「その鎖骨に流れる汗……。ほどよく肉付きがあり、ラクロスによって引き締まっている絶妙なバランスの太もも」
みく「そんな美波チャンは魅惑的なたれ目……」
凛「……あっ!」
美波「……」
モバP「……美波?」
美波「……え?あ!ご、ごめんなさい!ボーとしちゃって!汗臭いですよねっ!!」
モバP「いや、いい匂いしかせんけど……えっと……」
美波「ぁ……ぅぅ……プロデューサー……さん……」
モバP「っ……」
みく「とっさにつまずいた彼女を支えたプロデューサー。 思い掛けなく近づく二人の距離」
幸子「彼女は思う。普段はある程度の間をとっていたが、いざ触れ合うと嫌ではない。いや、むしろ心地よいと」
みく「それはもう離れがたく、このまま身を委ねたい想いが彼女の身体を支配する」
幸子「わずかに残っている理性に反して……いや、それすらもスパイスにし、プロデューサーの背中に手を廻すと、何かを訴えるようにうつむき、縋る様にまた顔をあげた」
みく「そして、そんな彼女に潤んだ瞳で見つめられ、プロデューサーと呼ばれていた者は、ただの男になってしまう」
幸子「彼女の香りは、天使の囁きか、はたまた悪魔の誘惑か。男は霞がかった頭の中で、止まれ止まれと叫ぶが、それも空しく、彼女の瞳に引き寄せられていく」
みく「彼女もまた引き寄せられる様に、クンっと踵をあげ、一瞬深く見つめ合うと、ゆっくりと目を閉じた」
幸子「そして二人は、赤子の手に満たない合間を、溶け合うように近づき……」
凛「プロデューサー!!」
留美「P君!」
美優「Pさん!」
モバP「ハッ!!……っぶなぁ!!すまん美波、あの二人の変な語りに飲まれてた」
美波「あぁぁ……もう少しだったのに……」
凛「はい、美波!早く着替えて、仕事行くよっ!」グイ
美波「凛ちゃん、後生だから続きを……」ズルズル
美優「Pさん……本当に美波ちゃんに堕ちちゃったんですか……?」
モバP「……正直危なかったですけど、それはあの二人の所為……だと、思いたい」
美優「……。みくちゃん、幸子ちゃん……今度は私にも……」
みく「美優チャン本気の目にゃ……」
幸子「ちょっとふざけ過ぎましたね……」
留美「ところで、ちひろさん。何してるの?」
ちひろ「記録映像をば」
モバP「やけに静かだと思ったら!!」
ちひろ「さあ!このデータの取り扱いに関して話し合いましょうかっ!」
モバP「悪魔めぇ……」
――――――
モバP「ただいま帰りました〜」
凛「お疲れ様です……ホントに疲れた……」
美波「お疲れ様です。大分遅くなっちゃいましたね」
ちひろ「おかえりなさい。凛ちゃんそんなに疲れてるならドリンク飲む?」
凛「うん。ありがとう」カシュ
モバP「それじゃ、反省会は明日にして、今日は終わりにしよう。送らないとな」
ちひろ「それなんですけど、他に送って欲しい人がいまして……」
高垣楓「おかえりなさ〜い。プロデューサープロデューサー、あのですねぇ……ん〜……おかえりなさい〜」ユラユラ
モバP「……え?泥酔?」
ちひろ「日本酒のイベントで試飲しまくっちゃったみたいで……」
モバP「……これもブッキングミスだったかなぁ」
楓「立ったままで何してるんですかぁ〜?ほら〜、こっちきて……いや、迎えにいきますね〜」フラフラ
モバP「そんなフラフラになって……危ないですから、そこでストップ!!」
楓「……すてっぷ、じゃーんぷ!」ビョン
モバP「ちょっ!あぶっ!!」バフ
楓「んふふ〜。ナイスキャッチですよ〜。プロデューサーの胸板〜」ギュウ
凛・美波「「」」
モバP「と、とりあえず座りましょう!今の楓さんに凛達が処理しきれてません!」
楓「すぅ〜〜〜んふ〜〜〜」
モバP「嗅がないでください!ほら、座って!!」
楓「や〜ですよ〜。今はプロデューサーとくっついていたいんですぅ〜」
モバP「こらアカン……」
凛「酔った楓さん……」
美波「手に負えないね……」
凛「でも、プロデューサーが一番色気を感じてる状態……」
美波「え!?」
ちひろ「それは、ほろ酔いの時の楓さんだと。流石にあれはないんじゃ?」
凛「だといいけど……なんか嫌な感じがする……」
楓「プロデューサー、勘違いしちゃだめですよ〜。こうやって抱き付いてること〜」
モバP「しませんって。酔っ払いの行動にいちいち惑わされませんよ」
楓「そういう事じゃなくて〜、プロデューサーだから抱き付いてるってことです〜」
モバP「もう、よくわかんないッス」
楓「酔ってるからって、誰彼構わず抱き付かないってことですぅ〜〜〜んふ〜〜」
モバP「だから嗅がないでください!」
凛「そろそろ引き剥がしに行こうと思う」
美波「り、凛ちゃん。目が怖いよ……」
ちひろ「……さっきのドリンクちょっと濃いかったかな……」
美波「ちひろさん!?」
モバP「もう、帰りますよ!送りますからもう少しシャンとしてください」
楓「う〜……おんぶ……おんぶぅ!!」
モバP「なんでこんなに幼児化してんだ……ちひろさん、なんか飲ませました?」
ちひろ「失礼ですね!何でもかんでも私の所為にしないでくださいっ!」
楓「そうですよ〜。これは作戦なんですから〜」
凛「……なんの?」
楓「……おんぶしてもらう為の?」
凛「きな臭いっ!この人きな臭いよプロデューサー!!」
モバP「酒臭いだけだって。はぁ……仕方ないな。ほら楓さん、おぶるんで乗ってください」
楓「は〜い。んふ〜」
凛「あっ!邪悪な笑みを浮かべたっ!!」
美波「り、凛ちゃん、落ち着いて」
凛「だってアレダメな奴!毒々しい!」
楓「……ごめんね?凛ちゃん。でも……うふふ」ギュウ
凛「ほら、ポイズン!メープルポイズン!!」
モバP「なんだそのトラウマになりそうな言葉は……。それじゃ、ちひろさん。凛達は任せますね」
ちひろ「了解しました。気をつけてくださいね?」
モバP「ういっす。じゃあ、楓さん。行きますよっと」
楓「は〜い…………私は処女ですから安心してくださいね?」
モバP「……急にどうしたんですか。ホント飲み過ぎですよ」
楓「電波を受信したんです。ピリピリンって」
モバP「ウサミンに毒されてたか……」
凛「あ……あ……。ちひろさん!?駄目でしょ!?行かせちゃ駄目でしょ!?不穏なこと言ってたよ!大体、25歳で処女ってどうなの!?」
ちひろ「凛ちゃん……私は結婚と同時に喪失するのが理想だと思うの」
美波「ちひろさん……私もそう思いますよ……」
ちひろ「美波ちゃん。少しだけ胸借りていい?」
美波「はい……」
ちひろ「うぅ……」ギュウ
凛「ちひろさんがおぼこかどうかはどうでもいいのっ!このままだとプロデューサーが喰われるっ!!」
ちひろ「ひどいっ!凛ちゃんだってまだのくせにぃ!!」
美波「去年まで中学生だった女の子に何を言ってるんですか……」
ちひろ「だってだって!悔しいんだものっ!きぃ!!」
美波「……ちひろさんも疲労がポンって取れそうなドリンク飲みました?」
ちひろ「美波ちゃんもひどいっ!」
凛「そんな事よりプロデューサーがっ!プロデューサーがっ!!」
美波「……あのね、凛ちゃん。楓さん寮だったよね?寮で何か出来るとは思えないけど」
凛「っ……そっか……そうだよね……ふぅ。ごめん取り乱した」
美波「ううん。寮じゃなかったら私も止めてたよ。……ん?ちひろさん?」
ちひろ「……これ」ス
美波「住宅情報誌?」
凛「………………………………………………………………あ゛あ゛っ!!」
ハッピーエンド
12:30│渋谷凛