2014年04月11日

モバP「まったりゆったり」

P「かんぱーい」



友紀「かんぱーいっ!」



早苗「かんぱーい!」





友紀「んぐっ……んぐっ……。ふはーっ! 美味い!」



早苗「いやー、働いた後の一杯ってどうしてこう美味しいのかしらねー」



友紀「ねー」



P「アル中どもめ。気持ちは分かるけど」



早苗「で?」



P「はい?」



友紀「なんか報告があるって言ってたじゃん。なに?」



P「……ああ。長くなるからまずはつまみ頼もう」



早苗「あたしたこわさと明太子で」



友紀「枝豆! 子持ちししゃも!」



P「……相変わらずおっさんチョイス」



友紀「やかましいっ!」



早苗「なんか言った?」



P「イーエナンデモ」









モバP「まったりまったり」

の続きです。

今回もまったり話すだけ。



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友紀「きたきた♪ 枝豆あむっ」



P「両手使って枝豆頬張るのってなんかグッときません?」



早苗「分かる。小動物みたいでみょーに可愛いのよね。あー」



P「そう言いながら片手で食う早苗さん男らしくて素敵」



早苗「あんか言った?」



P「いえいえナニモ」



友紀「枝豆ってお店によって当たり外れあるよね」



早苗「塩気少なかったり冷たかったりね」



P「あと量が少なかったり」



友紀「あるある」



早苗「あんまり多すぎても食べ終わった皮の処理に困るけど」



P「わかるわ」



友紀「瑞樹さんのそれ汎用性高いよね」



P「やみのまとわかるわは使いやすいからな」



早苗「シメるは?」



P「用途がアウト」



早苗「むう」



友紀「あたしみんなみたいに持ちネタないなぁ……」



P「キャカスで充分だろあたたっ!」

早苗「で?」



P「ちょっと待って。覚悟決めさせて。んぐっ、んぐっ」



友紀「イッキ、イッキ!」



早苗「覚悟決めなきゃいけない報告ってなによ……」



P「……あああーっ!」



友紀「おおー! いい飲みっぷり!」



P「……じゃあ発表します!」



友紀「待ってました!」



早苗「ロクな事じゃないでしょうね」



P「……どう捉えるかは各自お任せします」



早苗「はいはい」



P「えー。まず友紀」



友紀「んぐっ。ふぁい?」



P「……おめでとう」



友紀「なにが?」



P「トップテン入り」



友紀「……へ?」



早苗「ああ……」



P「姫川友紀、総選挙中間10位。パッション第2位です」



友紀「ほんとっ!? エイプリールフールは過ぎたよ!?」



P「マジマジ。俺もびっくりしたけど」

早苗「おめでとう友紀ちゃん」



友紀「うわー……。うわーっ! すっごい嬉しい!」



P「毎回安定して上位だったけどトップテンには入れなかったもんな」



友紀「これであれかな!? 始球式のお仕事増えるかな!?」



P「このままいけばな。慢心せずに頑張れよ」



友紀「はーいっ!」



早苗「P君」



P「はい」



早苗「つまりあたしね?」



P「はい?」



早苗「覚悟決めなきゃいけない理由」



P「…………はい」



友紀「へ?」



早苗「ふっ……。お祭りとか運動会とか頑張ったつもりだったんだけどね……。いいわ、聞かせてちょうだい」



P「……ランク外です」



早苗「ぐふっ」



友紀「早苗さん!」



早苗「ゆ、友紀ちゃん……。あたしの最期のお願い……聞いてくれる?」



友紀「な、なに!?」

早苗「あたし……、あかきりしまが飲みたかった……」



友紀「あかきりだね!? 店員さーん! あかきりロックで! やっぱり瓶でちょーだい!」



早苗「し、支払いは……」



友紀「もちろんプロデューサー持ちだよ!」



P「おいこら」



早苗「ならありがたく飲むとしますか」



友紀「そだね」



P「俺の薄っぺらい財布イジメないでくれません?」



早苗「このくらい経費で補いなさいよー」



P「んな事したらちひろさんに消されますから」



早苗「にしてもランク外かー。せめて名前は載せたかったわねぇ」



友紀「だいじょぶ! あたしの中なら早苗さんが1位だから!」



早苗「友紀ちゃん、今晩うち泊まってく?」



友紀「へ?」



P「やめとけ。食われるぞ」

早苗「ちょっと味見するだけよ」



P「貴女が言うと洒落にならんからやめて下さい」



友紀「あたし食べれないよ?」



早苗「ぐっ! 真顔で答えるこの破壊力……!」



P「ええい! 連邦軍のモビルスーツは化け物か!?」



早苗「古い」



P「さーせん」



友紀「んん?」



早苗「ほら、ジェネレーションギャップ」



P「歳取るのやだなぁ……」



早苗「それあたしにケンカ売ってんの? 買うわよ?」



P「やめて」



友紀「プロデューサーも早苗さんもまだまだ若いって!」



早苗「……友紀ちゃんが眩しすぎて直視出来ないわ」



P「悪気が無いのが分かるから余計ですね……」



友紀「あ、あれ?」



早苗「友紀ちゃん、そのままの貴女でいてね」



P「変な大人に影響されるんじゃないぞ」



友紀「う、うん?」

早苗「で、1位誰?」



P「凛」



友紀「やっぱり強いなぁ凛ちゃん」



P「前回も5位だったしな。集計表あるけど見る?」



早苗「貸して」



P「ほい」



早苗「どれどれ……ぬあ。ニュージェネ全員トップ5とは凄いわね」



友紀「トライアドも全員上位だよ」



P「ユニットが強いとは言わないけど、今回は色濃く出た感じだな」



早苗「菜々ちゃんや智絵里ちゃんも上位安定かぁ」



P「根強いファンがいるしな。大躍進の文香以外は安定してる子ばっかりって感じ」



友紀「最近入った子も何人かいるね。志希ちゃんとか飛鳥ちゃんとか」



早苗「濃い性格の方がファンを獲得しやすい……?」



P「早苗さんも充分濃いですっていだだだだッ!」



早苗「どーゆー意味かなぁ?」

P「暴力反対」



早苗「手加減はしてあげてるわよ」



友紀「自業自得ー」



早苗「しかし文香ちゃん凄いわね。初めてで7位って」



P「内向的な性格にそそられるってファンが多いですからね」



友紀「プロポーションもいいもんね」



早苗「健気だしねぇ。そういう方がいいのか……?」



P「早苗さんももっとお淑やかになればいいんじゃないかな。うん、だから灰皿握らないで」



友紀「早苗さんはこのままで可愛いよ?」



早苗「友紀ちゃん! もう今日は帰さないからねっ!」



P「変な世界に目覚めないで下さい」



友紀「そういやさ。早苗さんで思い出したけど卯月ちゃんって凄いよね」



早苗「あたしと卯月ちゃん関係ある?」



P「……ブルマ」



早苗「あー……」



友紀「うん、まさにそれ」

早苗「そういやスク水も着てたっけ。あの子どんな路線で売り出したいの?」



P「待て。あのスク水は自前だから俺関係無い」



友紀「ブルマは?」



P「あの手の衣装はちひろさんからのリクエストなんだよなぁ……」



早苗「マジ?」



P「マジ。ライブの衣装は全部俺が担当してるけど」



友紀「知られざるちひろさんの一面……」



P「あの人もあの人で結構濃いぞ? たまにコスプレしてるなーとは思ってたけど、あれ趣味らしいし」



早苗「マジかぁ……。なんか意外」



友紀「真面目そうなイメージだったよ」



P「普段はな。でも子供っぽいとこもあるんだよなあの人」



早苗「よく見てるわね」



友紀「むー……」



P「仕事上一緒にいる時間が多いだけだから。他意は無い」

早苗「でもギャップ好きな男性も多いじゃない?」



P「かもしれませんけど。今はそんな事考える暇も無いですからね」



早苗「ふーん」



友紀「ふーん」



P「なんだよ」



友紀「なんでもなーいっ。 あ、店員さん、ビールおかわり!」



P「梅酒ロック」



早苗「出たわね」



P「やかましい。瓶で芋焼酎頼むよりかはマシだ」



早苗「やかましい。人それぞれよ」



P「打ち返すわその言葉。あ、鯛のあら煮も」



友紀「プロデューサー魚好きなの?」



P「好きって訳でも無いけど、酒飲みながら肉はあまり食いたくない」



早苗「太るから?」



友紀「細いよ?」



P「油断したらすぐに腹にくるんだよちくしょう……。昔はいくら食っても太らなかったのになぁ……」



早苗「やめて。その話題ストップ」

友紀「プロデューサー運動しないもん。そりゃ太っちゃうよ」



P「現状で運動始めたらもれなく過労死するわ」



早苗「でも体力無いと夜の生活にも困るわよ?」



P「しれっと下ネタ振ってくるな」



早苗「酒の席なら普通だって」



P「まだそっちの体力は年相応にはありますよ。たぶん」



早苗「たぶんなんだ」



P「だってご無沙汰ですもん」



友紀「何の話?」



早苗「やめよっか」



P「ですね。穢れてほしくないし」



早苗「あたしは穢れてるから大丈夫ってか」



P「酸いも甘いも熟知してる女性ですから問題無い」



早苗「物は言いようね」



友紀「んんー? よくわかんないけど、プロデューサー。今度キャッチボールしない?」



P「なんで?」



友紀「ほ、ほら! そんなに体力使わないし適度な運動になるでしょ!」

P「キャッチボールなぁ……。まあ時間があればな」



友紀「約束だからねっ!?」



P「はいはい」



早苗「むふふ♪」



友紀「にやにやしないでよぉ……」



早苗「いやー、甘酸っぱくて美味しいわー」



P「なにが?」



早苗「さあてねー」



友紀「ぶー……」



P「よく分からん……」



早苗「そのうち分かるわよ。そういえばP君、次のイベントどうするか決まった?」



P「ああ、黒薔薇? まだ思案中だけど2人は候補じゃないかな」



友紀「なんでさ!」



早苗「出番ちょーだいよ!」



P「だってファンタジー調の衣装なんだぜ? キャラじゃないでしょ」



早苗「魔女の恰好、似合うと思わない?」



P「酒臭い魔女とか勘弁で嘘ですごめんなさい考えときます」

早苗「……で? P君的には誰を使うつもりなの?」



P「魔王役に蘭子、捕らわれの姫役に日菜子」



友紀「おかしい。捕まってるはずなのにむふむふ笑ってるお姫様」



P「一番喜びそうなだけで確定じゃないけどな」



早苗「お姫様ねぇ。P君は誰が似合うと思う?」



P「俺にとったら全員シンデレラだし」



早苗「そういうの抜きで」



P「姫役なぁ……。藍子なんか似合いそうな感じだけど、仕事被っちゃったし」



友紀「藍子ちゃんかぁ……。確かに似合いそうかも」



P「後は星花、琴歌、桃華……。そういやお嬢様って名前にかがよく付いてるな」



早苗「偶然って凄いわね」



P「でもたぶん全員違う」



友紀「なんで?」



P「前のイベントはキュート推しだったからな。連発したらファンに怒られる」

友紀「なら愛梨ちゃんとかどう?」



P「候補の1人。ただ撮影中に脱がれたらなぁ……」



早苗「たまに公然猥褻罪寸前になるからね」



友紀「たまに?」



早苗「でも役得でしょ」



P「なにがだ」



早苗「あられもない女体が見えて」



P「……ノーコメントで」



友紀「他に似合いそうな子……。うーん……」



早苗「美優ちゃんとか」



P「あー」



友紀「日本風のお姫様が似合いそう」



早苗「あ、確かにそっちかも」



P「仁美が黙ってないな」



早苗「我は丹羽仁美利益! いざ傾かん!」



友紀「なんで利益?」



P「仁美の好きな慶次だろ。前田慶次郎利益」



友紀「そうなんだ」



早苗「でも慶次ってさ、名前を全部平仮名にしたら」



P「ストップ。仁美の前でそれ言ったら本気で朱槍取り出しますよ」

P「他にファンタジー系の服似合いそうな子いる?」



早苗「雪乃ちゃん」



友紀「あー」



P「よくもまあパッと出ますね」



早苗「妄想するのも楽しいって言ったでしょ?」



P「変態め」



早苗「淑女の嗜みだっての」



友紀「……ヘレンさん」



P「世界レベルのファンタジーが今始まる!」



早苗「ある意味どんな役所もこなしてくれるからいいんじゃない?」



P「共演者の疲労が半端ない事になりますけどね」



友紀「乃々ちゃんと組ませてみたら?」



P「世界レベルのむーりぃーか」



早苗「ざ、ざっついんぽっしぶるぅー……」



P「まあ確実に乃々が逃げ出すから却下だ却下」



友紀「面白そうなのに」



P「流石の俺でもそこまで鬼畜にはなれんわ」

早苗「にしてもさーっく!」



P「ん?」



早苗「失礼。酔いが回ってきちゃったか」



友紀「あたしも割といい気分ー」



P「俺もそこそこかな」



早苗「んじゃ、2人もこれ飲みなさい! お開きにするにもまずは一升空けなきゃならないんだから」



P「えー。芋焼酎あんまり好きじゃないんですけど」



友紀「あたしもらうよー。コップ頼もっか」



早苗「いいわよそんなの。空いたジョッキに……ととっ」



友紀「え。こ、この量はキツいかなー?」



早苗「んじゃーP君にでも飲んでもらいなさい。ほら、梅酒入ってたグラス貸して」



P「好きじゃないっつってんのに……」



早苗「男ならつべこべ言わない! はい、友紀ちゃん」



友紀「ありがと! んー……んくっ」



P「んぐっ、んぐっ」



早苗「……ふっ」



友紀「ふぇ?」

早苗「んふふふふふ」



P「こえぇよ」



早苗「ねね、友紀ちゃん。ちょーっち耳かして」



友紀「んー?」



早苗「……間接キッス♪」



友紀「ごぶっ!?」



P「ちょっ!? なに噴き出してんの!?」



友紀「うあうあうあ!?」



早苗「いやー、いい事した後は気分がいいわー。はいP君、おしぼり」



P「ありがとうございます。たく、なに言ったんですか?」



早苗「ないしょ♪」



P「さいですか」



友紀「――ッ! んぐんぐんぐっ!」



早苗「あ、ちょ」



P「馬鹿! 芋焼酎ラッパ飲みなんかしたら……」



友紀「んぐっんぐっ……はーっ! しゅーりょー!」



早苗「んふふ。いい飲みっぷりだったじゃない」



P「急性アルコール中毒になったらどうする気だよ。聞いてんのか?」



友紀「聞いてるよー!」

友紀「ばか」



P「何故唐突に貶されにゃならん」



友紀「ばかばかばかっ! プロデューサーのおおばかやろー!」



早苗「同感」



P「ひでぇ」



友紀「こんなばかにはこうだ!」



P「わぷっ!?」



早苗「おおう。ナイスハグ」



友紀「どう!? まいった!?」



P「ま、参ったから顔に胸押し付けっんな! 理性持たないからやめっ!」



友紀「…………」



P「……ぷはっ。友紀?」



友紀「……すぴー」



P「寝てるし……」



早苗「んふふふふ」



P「こっちはなんか笑ってるし」



早苗「いやもうほんと美味しいわーこの子。ごちそうさま」



P「よいしょっと……。あーあ、完全に寝息立ててやがる」



早苗「いい時間だしそろそろ帰ろっか」



P「そうっすね。会計とタクシー呼んでくるんでお願いします」



早苗「はいはいー♪」

早苗「……ね、友紀ちゃん。そのままでいいから聞きなさい」



友紀「…………」



早苗「キャッチボールもいいけど、もうちょっとアピールしなきゃP君気付かないわよ? それこそお姫様役あたしがやるから王子様役してーってくらいじゃないと」



友紀「……似合わないもん」



早苗「そう? 似合うと思うけどなー」



友紀「茶化してばっかりじゃなくて早苗さんも早く恋愛したほうがいーよ」



早苗「うぐっ! 言うようになったじゃない……!」



友紀「……あたしは、あたしなりにしか出来ないから……。それでもいつ……か……」



早苗「ありゃ?」



友紀「……くー」



早苗「あたしなりに、か」



P「呼んできましたよ」



早苗「ね、P君」



P「はい?」



早苗「泣かしたら、シメるから」



P「へ?」



早苗「なーんでも。また飲みましょうね」



P「は、はい……?」



友紀「むにゃ……」







おわりん



23:30│モバマス 
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