2016年01月14日
卯月「プロデューサーさんって、凛ちゃんのこと…好き…なんですか?」
P「止めろよ!こんなことして一体、何になるんだよ!」
奈緒「言いなよ。かれ…じゃなくて凛、そこに居るんでしょ」
奈緒「はっきり言えって」
奈緒「言いなよ。かれ…じゃなくて凛、そこに居るんでしょ」
奈緒「はっきり言えって」
凛「……………」
P「奈緒あつ…!」
「…ーえ」ボソッ
P「!」
未央「いーえ、いーえ、いーえ、いーえ…」
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P「な………」
未央「いーえ、いーえ、いーえ、いーえ」
加蓮「ふっwwwwちょ、ちょっと!何もそこまでやらなくても!」
凛「……………」
P「……………好きだ」
凛「!」
P「俺は、凛が……っ!」ダッ!
未央「そこで逃げたら!!同じことになるよプロデューサー!!」
P「…………っ!」ググッ!
卯月「…………」チラッ
卯月「!」ぎょっ
凛「…………………」ポロポロ…
未央「はいカット〜」
奈緒「ふぅ…あのさぁホントに演技力のレッスンになってるのか?これ」
凛「…ひっ…ぐっ…な、なに言ってるの…」
奈緒「あーいいから、泣き止んでからな?」
加蓮「まぁこの凛の姿見せられたら、なってるって言う他無いんじゃない?」
未央「ていうか加蓮!なんで私のセリフの後ちょっと笑ったの!」
加蓮「ごめんごめんwいやーでもあれは笑っちゃうって低い声でずっといーえいーえって…ねぇ?」
卯月「あはは…どうなんでしょう?奈緒ちゃんもちょっとセリフ間違えてましたよね?」
奈緒「あーいや、やっぱこれシチュ的に加蓮があの役やるべきだと…」
凛「さぁ次にいくよ!」
奈緒「え、まだやるのかよ!?」
凛「当然!レッスンはまだまだ始まったばかりでしょ、えーと次は…」
ガタンゴトン… ガタンゴトン…
P「………なぁみ凛あ」
みりあ「なぁに?おとーさん」
P「ママの話…聞きたいか?」
みりあ「ききたい」
P「そっか、じゃあこっち座れ」
みりあ「うん!」ポスッ
P「そうだな…ママはさ、すっげー生意気な奴だった。初めて会った時なんかさ…」
P「…ホントは泣きそうな位嬉しいくせに強がってカッコ付けてな?」ははっ
P「そういう人だったんだよ、ママは」
P「それで………」
みりあ「?」
P「…………あれ?…えぇと……」ガシガシ
P「それで……それでな?」
みりあ「…………」じっ
P「ママは…………」
ツーーーッ…
P「――――凛…」
P「凛……凛…!凛…!!」
P「うぐっ……」
クイッ…
P「………?」
みりあ「おとーざん…」グスッ…
P「………ははっ何だ、お前まで」
P「悪かったな。ちょっとママのことを思いだしちまったんだ」ゴシッ
P「よし、じゃあ話の続きだ。ママが卯月おばさんと未央おばさんとユニットを組む事になった時な…」
凛「………………」ウルウル…
奈緒「ってオイ」
凛「なに、今超良いとこなんだから…」
奈緒「超良い所なのはBD貸したの私だから分かってるよ!」
奈緒「じゃなくてこれ凛がドラマ出るから演技力レッスンに付き合うって話だったよなぁ!?なんでこっち側でお客さんやってんの!?」
凛「見ることもまた勉強でしょ…み凛あちゃん…」グスッ
奈緒「なんだその名前!アホか!」
加蓮「まぁまぁ。いやーでもこれ私も刺さるかも…ちょっとウルってきたもん」
未央「みりあちゃんの演技力が相変わらず化け物のそれだもんね。園児の娘役をやってと急に呼ばれてあれとは…」
卯月「プロデューサーさんも凄いですよね。凛ちゃんの名前呼んでる時、凛ちゃんの回想シーンが見えました」ウルッ
ハイ カットー
みりあ「ふっ。お疲れ様でしたー!」
凛「みりあちゃんありがとう、最高の仕事だったよ。ギャラは美嘉経由で何か奢って貰えるから」
みりあ「ホント?わーい何食べさせてもらおうかなー!」
未央「win-winってこういう時使うんだろうか…」
・で、次(渋谷さんはPと一緒に押入れの中に隠れています)
加蓮「卯月って肌キレーだよね。グラビアやってみなよー紹介してあげるよ?」
卯月「い、いえいえそんな私なんて…!」
未央「ねぇねぇかみやん。このクリームちょっと塗ってみてもいい?」
奈緒「いいけどそれボディクリームだぞ?」
加蓮「絶対いけるってー。大丈夫、お尻を撮らせたら天下一品と評判のカメラマンで…」
卯月「あはは…そ、そうえば凛ちゃん遅いですね」
奈緒「ん、あぁたしかにな。湯あたりしたって言って先に上がったから、てっきり先に戻ってるもんだとばかり…」
加蓮「…もしかして、プロデューサーと遭ってるんだったりして」ニヤリ
凛&P「!」ドキッ
奈緒「いやいやそりゃ無いだろ。Pはお偉いさんとの飲み会に行ってるはずだし…」
加蓮「いやいや分かんないよー?温泉ロケなんて絶好のチャンス、こっそり抜け出して待ち合わせ場所で二人でしっぽり…」
卯月「…………」ウツムキ
未央「…………」チラッ
奈緒「妄想爆発させ過ぎだっての。大体凛がPのことをその…スキ、ってのもまだ決まった話じゃないだろ?」
加蓮「そうだけどさー…あっそうだ!その辺どうなの?卯月っ!」
卯月「へっ?」
加蓮「卯月なら凛から悩み相談とかされてるんじゃない?ねぇねぇ凛のホントの所教えてよ」スリスリ
卯月「そ、そう言われても私も分からないですよー。凛ちゃんが帰ってきたら直接聞いてみれば…」
加蓮「凛が答えてくれる訳無いじゃーん!あーあ、Pも男らしくバシッと凛に好きだ!って言ってくれないかなーそしたら面白いのに」
奈緒「加蓮はいじりたいだけだろ」ベシッ
卯月「……………」
「あいたたたたたー」
奈緒加蓮「?」
未央「そこで黙り込んじゃうしまむーなのでした、っと」
未央「あははははー」
卯月「…………」
加蓮「えっ何それ何それ未央!めっちゃ気になるんだけど!」グイッ!
奈緒「いだだっ!私の膝に手を乗せるな!」
未央「あれー?聞こえちゃったかーごめんね、しまむー」
未央「しまむーがあんまりすっとぼけてるからー未央ちゃんつい余計なこと言っちゃった☆」テヘペロッ
卯月「…………」キッ
加蓮「えっえっえっ?どういうことどういうことっ!?二人だけで目で語ってないで早く教えてよ!」
奈緒「テンション上がりすぎだろ…まぁ私も気にならないじゃないけど」
未央「あー困っちゃったねしまむー。加蓮がそう言ってるけど、どうする?言っちゃうー?」
卯月「…なんのこと、ですか?」
未央「まった〜☆分かってるくせにー」
未央「しまむーがニュージェネ一周年記念ライブの時に告ろうとして来たプロデューサーを、フったことだよ〜!」
卯月「………っ…」
未央「なになにー忘れちゃったのー?もーしまむーってば相変わらず天然なんだから〜」
奈緒加蓮「「………え、え、えええええええええっ!?」」
加蓮「なになに!?プロデューサーが卯月に告ろうとしてきたの!?」
奈緒「て、ていうかなんで未央はそんなこと知ってるんだ…?」
未央「さーどうしてだろうね〜不思議だな〜」
卯月「……未央ちゃん。どうして、そんなこと言うんですか…?」
未央「しまむーがいつまでもすっとぼけてるからだよー」
未央「よくもまぁへごへごした笑顔浮かべて、テキトーなこと言ってるなーって思ったの☆」
卯月「…………」ガシガシ…
奈緒加蓮「……………」タラリ
奈緒「お、おい…」
未央「プロデューサーはーしぶりんじゃなくてホントはしまむーのことを好きだったんだよねー?」
未央「でもしまむーはぁ、フったんだよねー?」
卯月「…………」
加蓮「み、未央…」
未央「でもってーそんなの忘れたフリして、チョー天然なフリしちゃって。あ、それは素だったっけ?笑」
未央「みんな仲良く〜だの、ニュージェネは永遠ーだの言っ…
「へごへごした笑顔なんていつ見たんですか?」
未央「…………」
卯月「本当に見たんですか?未央ちゃんに、私の何が分かるんですか?心が目に見えるんですか?」
奈緒加蓮「「…………」」ゴクッ…
卯月「てゆーか、未央ちゃんには関係無いことですから」
未央「!」
未央「関係無い……かぁ。そっかぁ……」
未央「――じゃあ罪悪感も関係無いんだね?」
卯月「……っ…!」キッ!
未央「てっきりしまむーも、自分を見つけてくれたプロデューサーのこと満更じゃ無い気持ちでいたのかと思ってたけど」
未央「誰かさんへの罪悪感から、プロデューサーをフったんだと思ってたよ〜。ゴメンねしまむー!カンチガイしてた!」パンッ!
卯月「いえ……分かってくれたならそれで…」
未央「でもそっかーということはしまむーは、純粋にプロデューサーのことが嫌いでフったのか〜」フムフム
卯月「…………!」ギリッ
奈緒加蓮「」ビクッ
未央「あ、だったら私が明日プロデューサーに伝えといてあげるね!」
未央「だってそうでしょ?ハンパな言葉で生殺しにするより、はっきりバッサリ嫌いだって言ってあげた方が親切だもんね」
未央「そしてそれがしぶりんの為にもなる。あーこれ未央ちゃん名案思いついちゃったなー」
卯月「ハァ…好きにすればいいじゃないですか」
未央「あっ!何なら今言ってこようか?善は急げって言うも…
卯月「だから!!好きにすればって言ってますよね!!」
シン…
卯月「…………」はっ
卯月「あっごめんなさい奈緒ちゃん加蓮ちゃん。未央ちゃんがいつまでもヘンなこと言うからつい…」あはは…
未央「……ふーん、笑うんだ。ホントしまむーって『良い笑顔』してるよねぇ」
卯月「―――っ!!」
卯月「…………」ギロッ…!!
未央「…………」フン
奈緒「…………」トンッ
加蓮「っ!い、いいかげんにしなってば!!止めよーよ折角の楽しい温泉ロケなのにケンカなんて!」
奈緒「そうだぞ、未央。今のは言い過ぎだ」
奈緒「ここで謝って、終わりにしとこうぜ」
未央「………フー」
未央「あははっごめんね!しまむー」
未央「ついつい熱くなって、少し言い過ぎちゃったよ。忘れてくれる?」
卯月「…………………………………」
奈緒加蓮「………?」アセ
卯月「み…」
奈緒加蓮「!?」
卯月「…………」ゴクッ
パンッ!
卯月「ふふっじゃあこれで手打ちですね、未央ちゃん♪」
未央「おぉなるほど!上手いこと言うね、しまむー!」
あはははははっ うふふふふふっ
奈緒加蓮「あ、あははは……」ダラダラ…
卯月「それにしても凛ちゃん帰ってくるの遅いですねー」
未央「そうだねぇじゃあ探しにいっちゃおっか!ほら二人も行くよ〜」
奈緒加蓮「う、うん……」
ハイカットー
奈緒「開けろぉぉぉぉっ!!!」ガタガタガタガタッ!
奈緒「出て来たくないじゃねえんだよ!!あのまま二人で出て行ってお前…なぁっ!!」ググググ…!!
加蓮「…演技力レッスンする際には、題材にはご注意を!」
おしまい
20:30│島村卯月