2014年04月23日

モバP「誕生日おめでとう、ほたる!」

ナターリア「オメデトウ! ホタル!」



大和亜希「おめでとうであります!」



木村夏樹「やったなほたる!」





水本ゆかり「おめでとうございます、ほたるさん」



千川ちひろ「おめでとうほたるちゃん!」



白菊ほたる「あ、ありがとうございます……」















ほたる「でもこれ……公演の打ち上げじゃなかったでしたっけ?」



※ほとんど黒薔薇姫のヴォヤージュ主演者(+モバPとちひろ)がただ騒いでいるだけのSSです。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397916502



ちひろ「まあまあお寿司どうぞ」



ほたる「いただきます……しかもお寿司なんて、誰かが食中毒になるんじゃ……」



ちひろ「心配ご無用です、ここは私のお勧めする一流のお寿司屋さんですから!」



ちひろ「味も安全面も完璧! しかも個室なので変な害虫が湧く心配もなし、非の打ち所のないお店ですよ!」



モバP「おかげで俺の財布が薄くなるけどな」



ほたる「うぅ……ごめんなさい」



ナターリア「ホータールー!」ダキツキ



ほたる「わわっ!? ナターリアさん!?」



ナターリア「クライ顔するナ! ホタルの誕生日と公演の祝い! 二つもメデタイことがあるんだヨ! ほら笑顔笑顔ー♪」



ほたる「は、はい……笑顔、笑顔ー」ニッコリ



全員(若干、闇の表情引きづってる……!)

夏樹「だけどちひろさんが勧めるだけあってここの寿司超うめーな!」



亜希「ですな、私も生涯の中でこれほど美味なお寿司を食べたことがありません!」



ちひろ「プロデューサーさんのオゴリなのでどんどん食べてくださいねー」



モバP(いきいきと人の財布を痛めつけるなこの鬼!)



鬼(え? ひどくない?)



モバP(ごめん……いや誰だよお前!?)



ゆかり(一人百面相しているPさんも素敵です……)

ナターリア「ホタルー? どれ食べたいー?」



ほたる「ええと……い、いや自分でとりますから」



ナターリア「じゃあこのマグロネー」



ほたる「え? いやマグロは確かに好きですけど……」



ナターリア「ハイあーん♪」サシダシ



ほたる「ナターリアさん!?」



ナターリア「めしあがれー♪」



ほたる「えっ、えっとその……」



ナターリア「ジーッ……」キラキラ



ほたる「ううっ……じゃあ、その……いただきます///」

ちひろ「ナターリアちゃんがほたるちゃんにお寿司を食べさせている……この絵は売れますね」パシャパシャパシャパシャ



夏樹「悪趣味な真似すんなよちひろさん」



ちひろ「何をおっしゃいますやら、この貴重な映像……写真にしなくてどうするというんです?」



夏樹「普通に微笑ましい目で見るだけにしとけよ……」



ちひろ「もちろん、ですがそれはそれとして売れるものは売ります」



夏樹(悪魔だな……)



悪魔(ちひろさんと一緒にされるとか……むーりぃー……)



夏樹(悪魔ですら一緒にされたくないとか……まて、あたしは今誰と話した!?)

ゆかり「売れる写真ですか……では、この絵を写真にしたらどうですか?」ダキツキ



モバP「ゆかり!? いきなり何を……」



ちひろ「確かにこれは売れますね(モバPに)」パシャパシャパシャパシャ



モバP「ちひろぉ!」



ちひろ「別に買われなくてもいいんですよ? ただこの写真をばらまくだけで」



ゆかり「そうしてくださると嬉しいですね(他の子への牽制になりますので)」



モバP「買います! 買わせていただきます! あとゆかりは離れてくれ!」



ゆかり「いやですか……?」



モバP「嬉しいけど! ゆかりみたいな美少女に抱きつかれるなんて嬉しすぎるけど!」



モバP「それでもプロデューサーとしてアイドルが男に抱きつくなんて断じて許すわけにはいかん!」



亜希「モバP殿は色々と複雑ですな」

モバP「……あれ? ほたるそんな俯いてどうしたんだ?」



ほたる「……です」



モバP「ん?」



ほたる「……辛い、です」ナミダメ



全員「「「「「え?」」」」」



ちひろ「あ! もしかしてナターリアちゃん、サビありの食べさせちゃったの?」



ナターリア「アリ? サビナシの寿司なんてあるノ?」



亜希「というかほたる殿サビ苦手なんでありますか!?」



ほたる「はひ……ふみません……」



夏樹「とりあえず水飲め水!」

ほたる「すみません……ご迷惑をおかけしました」



モバP「いや大丈夫だ、誰も気にしてない」



ナターリア「ゴメンナー、ホタル……」ナデナデ



ゆかり「公演の時は時に禍々しく……時に凛々しく立派な演技をされていましたが……」



ゆかり「やはり歳相応に子供らしいところもあるようですね♪」



ほたる「うう……」



夏樹「まあほたるの歳ならサビ苦手でも可愛いだけだよな」



亜希「成人して苦手となると、ちょっと情けなく思えるでありますが」



ちひろ「……いいじゃないですか、別に」



亜希「ちひろ殿?」



ちひろ「いえ、何も言ってませんよ?」



モバP(ほたるとちひろさんだけ別の大皿……あっ(察し))

夏樹「というかむしろナターリアお前……よくサビありで食えるな」



ナターリア「ン? だってスシおいしいヨ?」



ナターリア「ハシでとって、ショウユにチョイチョイつけて」



ナターリア「そのまま一口で……」



ナターリア「ンー♪ デリシャス!」



夏樹「お前実はただの日本人だろ」



亜希「P殿P殿、この軍艦巻きというのは何でありますか? どんな兵器なのですか?」



モバP「寿司屋で兵器が売ってたらビックリだし、それが料理のメニューの中にあったら尚更ビックリだよ」



ちひろ「百聞は一見にしかずですよ亜希さん、すいませーん! 軍艦巻き7つ、内2つはサビ抜きで!」



モバP「勝手に注文するなちひろぉ! サビありで食わせるぞ!」

ほたる「やっぱり光側の演技は難しかったです……」



ゆかり「素敵でしたよ、ほたるさんの光騎士役」



ほたる「ゆかりさんは、どちらもそつなくこなしていましたね」



ゆかり「ええ、どちらでも思いの根幹は同じでしたから」



ほたる「同じ……ですか?」



ゆかり「愛する者のために、祝福を祈る」



ゆかり「愛する者のために、破滅を祈る」



ゆかり「そのどちらも、全ては等しく愛する者を思ってこそ、ですから」



ゆかり「ね、モバPさん」



モバP「あーやっぱり寿司はウニが一番だなー」メソラシ

夏樹「………………」



亜希「………………」



夏樹「………………」シュッ!



亜希「だめであります」ササッ!



夏樹「いいじゃねーかよー、ちょっとくらい飲ませろよー」



亜希「これは大人のジュースであります」



夏樹「ケチくせーこというなよ、どうせモバPさんの財布からでるんだしよー」



モバP「その通りだよ畜生、でもだめなもんはだめだ。そして頼むからちょっとぐらい遠慮しろ」



ちひろ「いいじゃないですか、どうせ人目のない個室ですし」



ちひろ「というわけではい夏樹ちゃん♪」コップワタシ



夏樹「おっ、流石ちひろさん話がわかるー」



モバP「ファッキューチッヒ」

亜希「やれやれ……まあ祝いの席ですし少しは多めにみますか」



モバP「全く……」



夏樹「よっしゃいただきます!」グイー



モバP・亜希「「こらー!」」



モバP「いきなりイッキで飲む奴がいるか!」



亜希「いくらなんでもロックすぎるであります!」



ゆかり「………………」コソコソ



ナターリア「ナンダ? あのジュースそんなにウマイのカ?」



ほたる「どうだろう……」



ちひろ(さあ! どうなる!)

夏樹「……」



夏樹「…………」



夏樹「………………///」ボンッ



全員「「「「「顔真っ赤!?」」」」」



ほたる「大丈夫ですか夏樹さん!?」



ナターリア「オオ! あのジュースを飲んだら一気に赤くなったゾ!」



モバP「まさかそこまで弱い体質とは……」



亜希「やはり何が何でもとめるべきでありました……」



ちひろ(真っ赤になった夏樹ちゃんの写真……これも売れる!)パシャパシャパシャパシャ

モバP「すみません! お冷を一杯! しっかりしろ夏樹……」



夏樹「………………へへ」



モバP「夏樹?」



夏樹「………………」ビンゴトツカミ



モバP「夏樹!? 一体何を!?」



夏樹「こんな程度で屈してたらロックじゃねえよなあ……ああロックじゃねえよ」



亜希「よすであります! これ以上飲んだら……」



夏樹「じゃますんな亜希……ここで引いたら女がすたる!」



夏樹「これがあたしの……ロックだああああああっ!」



亜希「させるかああああああああっ!」

モバP「亜希! そのまま抑えてろ! あとは俺が……」



ゆかり「モバPさん……♪」ダキツキ



モバP「またゆかりか、今度は……ってお前!?」



ゆかり「私も赤くなっちゃいました……どうしましょう///」



モバP(よく見たら俺のコップが空……こいつこっそり!)



ゆかり「足元がふらついて……まともに歩けそうにないです……」



ゆかり「どこか……休めるところに連れて行ってくれません?」



モバP「いやわざとだろお前! というか実は酔ってないだろ!」



ゆかり「Pさん……」スリスリ



モバP「やめろゆかり、これ以上……俺のそばに近寄るなぁー!」



ちひろ(これも写真に収めておけば色々と捗りそうですね)パシャパシャパシャパシャ

ワーワーギャーギャーキャーキャーパシャパシャ



ナターリア「ミンナスッゴイ楽しそうだナ!」



ほたる「あ、あはは……うん」



ほたる(でも、本当に凄い楽しい)



ほたる(みんなで食べて、みんなで飲んで、みんなで騒いで)



ほたる(みんなで作って、みんなで演じて、みんなで喜んで)



ほたる(自分でない誰かと、全力で一緒になって、前に進めることが)



ほたる(とても楽しくて……)



ほたる(とても……)

ほたる「……ナターリアさん」



ナターリア「ホタル? どうした?」



ほたる「ナターリアさんは今……幸せですか?」



ナターリア「シアワセ? そんなの……」



ナターリア「シアワセに決まってるヨ!」



ほたる(……そっか)



ほたる(みんなで、幸せになれるんだ……)



ほたる(私がいても、みんなが……)



ほたる(幸せに、なれるんだ)

モバP「……じゃあ亜希、ちひろさん。そこの寝てる二人を頼みます」



夏樹「……あたしの……あたしのロック……」zzz



ゆかり「Pさん……どうぞもらってください……」zzz



亜希「頼まれたであります」



ちひろ「高くつきますけどね」



モバP「半分はあんたの責任だろ」



ちひろ「聞こえませんね」



ちひろ「では、モバPさんはほたるちゃんとナターリアちゃんをお願いしますね」



ナターリア「スー……スー……」zzz



モバP「全く……人の背中で気持ちよさそうに……」

ほたる「……ナターリアさん、一番はりきってましたから」



ほたる「きっと、緊張の糸が切れたんだと思います」



モバP「ナターリアが緊張? ……まあ、そうかもな」



モバP「じゃあ行こうか、ほたる」



ほたる「はい」



亜希「モバP殿、ほたる殿、また事務所で!」



ちひろ「送り狼にならないでくださいねー」



モバP「最後の最後であの守銭奴は……」



ほたる「……送り狼って何です?」



モバP「……十年後ぐらいに教えるよ」

モバP「あらためて……誕生日おめでとう、ほたる」



モバP「公演の成功もおめでとう、ほたるの力がなければここまで成功できなかったぞ」



ほたる「ありがとうございます……」



ほたる「でも、私だけじゃきっと何もできなかったです……」



ほたる「みなさんがいてくれたから、こんなにも上手くいくことができたんです」



モバP「だけど、ほたるがいなければ、上手くいくこともなかった」



モバP「ほたるだけの力じゃないが、ほたるの力があってこその成功だ」



モバP「だから、少しくらい自信にしてもいいんだぞ?」



ほたる「……はい」

モバP「……ほたる、何か欲しいものはないか?」



ほたる「……はい?」



モバP「誕生日プレゼント、やっぱりさっきのどんちゃん騒ぎだけじゃ祝われた気にならないだろ?」



ほたる「そんな……私は……」



モバP「担当Pとしてどうかと思うが、ほたるの欲しいものがいまいちよくわからなくてな……」



モバP「だから何かリクエストがあれば遠慮せずに言ってくれていいんだぞ?」



モバP「まあ……財布にやさしいものにしてくれると助かるが」



ほたる「………………」



ほたる「……欲しいものなんて、思いつかないです」



モバP「うん? じゃあ今日帰ったらじっくり考えてくれれば」



ほたる「……さっきの打ち上げ、とても楽しかったです」



ほたる「いや、それ以前に公演に出演することが決まって」



ほたる「ナターリアさん、ゆかりさん、夏樹さん、亜希さん達と一緒にでることになって」



ほたる「毎日毎日舞台が上手くいくように練習して」



ほたる「時に話し合って、時に笑い合って、みんなで一緒になって頑張って」



ほたる「そして……みんなで一つの舞台を演じ切って」



ほたる「……みんなで成功の喜びを分かち合いました」

ほたる「……その全てが、私の何よりの宝物なんです」



ほたる「それ以上欲しいものなんて……どれだけ考えても思いつきません」



ほたる「だから私は……もう何もいりません」

モバP「………………」



モバP「じゃあ、もう一回やるか」



ほたる「…………え?」



モバP「だから公演。公演じゃなくても合同ライブとかトークショーとか何でもいいけどさ」



モバP「みんなで頑張って一つのものを作るような企画をさ」



モバP「一回なんてけちくさいこと言わず、何回でも、何十回でもやろう」



ほたる「え!? そ、そんな簡単なことじゃ……」



モバP「もちろん簡単じゃない。けどさ、きっとみんなならどんなことでも成功できるさ」



モバP「そのための企画を練るのが、俺の仕事だ」



ほたる「モバPさん……」

モバP「……すぐには無理だけど、必ずほたるにまた同じ喜びを味あわせてやる」



モバP「それが、俺からのプレゼントだ」



ほたる「…………本当に、いいんですか?」



モバP「ああ、指切りしたっていい」



ほたる「ゆ、指切りって……」



モバP「嘘になったら針千本飲ませてくれ」



ほたる「…………ふふっ」



ほたる「約束、ですよ」



モバP「ああ」

ほたる(こうして、私はモバPさんにとても素敵なプレゼントをいただいた)



ほたる(また、私は今みたいな幸せを手に入れられるのだ)



ほたる(それも、この先も、ずっと先も)







ほたる(沢山の人に囲まれて、沢山の人に祝ってもらえて)



ほたる(これからの幸せも約束されている私は――)



ほたる(――本当に、幸せ者だ)

おわり



今年もまた一年、ほたるにとって幸多きものでありますように



20:30│白菊ほたる 
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