2016年03月26日
モバP「聖、お出かけする」
聖「Pさんとお出かけ……久しぶりです」
聖「お仕事も歌も楽しいけれど……」
聖「こうして、ゆっくりできる時間も……楽しいです」
聖「それに、Pさんがいてくれるから……」
聖「楽しいことが、もっと楽しくなります……」
聖「今日は、どこに連れて行ってくれるんだろうって……楽しみです」
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聖「最近ですか……?」
聖「はい、お仕事は忙しくても……充実してます」
聖「Pさんと私の歩幅は違います……でも、Pさんが合わせてくれるから」
聖「私も前に進めるから……一歩、踏み出せましたから……」
聖「次に踏み出すときも、Pさんがいてくれます」
聖「だから、新しいことも怖くないんです」
聖「挑戦することも大事だって、教えてもらいました……」
聖「なので今日は……コロッケを食べますっ」
聖「ここがPさんのおすすめのコロッケ屋さん……?」
聖「あれ……コロッケが一つも並んでいません……?」
聖「お肉がたくさん……」
聖「も、もしかして、自分で一から作るんでしょうか……?」
聖「そ……それもいいと思います……でも料理は得意じゃなくて……」
聖「ありすちゃんといっぱい練習はしても……ぜんぜん上達しなくて」
聖「だから……Pさんにはまだ食べさせてあげられなくって……」
聖「あの、上手くなったら、毎朝でも毎日でも振舞えるけど……」
聖「……あっ、何でもありません……!」
聖「そ、それでコロッケは……っ?」
聖「なるほど……ここはお肉を使ってコロッケも作っているんですね……!」
聖「これがお肉屋さんのコロッケ……」
聖「こうしていっこ買って食べるの初めてです」
聖「ホカホカですね……いただきます♪」
聖「……はむっ、はふっ」
聖「はふっほふっ……」
聖「……あひゅ、ふっ」
聖「あひゅ……あふっ……」
聖「猫舌だから大変……でもすごくおいしい♪」
「猫の話にゃ!?」にゅっ
「美味そうに食べるなあ……」
「あの子たしかアイドルだよ」
「俺も食べたくなってきた……!」
「コロッケ1コ!」
聖「人気のお店だったんですね……」
聖「ふふ……すごい行列になっちゃいましたね」
聖「……あっ、コロッケ……Pさんの分を買うのを忘れていました……」
聖「ごめんなさい……あまりに楽しみで……コロッケのことだけしか考えてなくて……」
聖「あの……」
聖「その、よかったら……Pさんもひとくち……食べませんか……?」
聖「私だけ幸せになるよりも……Pさんも笑顔でいてくれた方が嬉しいから……」
聖「……じゃあひとくち、どーぞっ」
聖「美味しい……ですか?」
聖「……はいっ、私も嬉しいです……!」
聖「はむっ、はふっ……」
聖「あひゅ……あふ……」
聖「はふはふ……」
聖「……?」
聖「あ、あのPさん……そんなに見つめられると……恥ずかしいです……」
聖「なんだか……私が食いしんぼうみたいで」
聖「食べるのは好きです……でも……」
聖「私も……普通の女の子だから……」
聖「ごちそうさまでした……」
聖「……ふふ。今日はいいこと……教えてもらえました……」
聖「新しい楽しみ……覚えちゃった……」
聖「次に来たときは……ふたつ……ううん」
聖「たくさん……みんなが食べて、笑顔に……」
聖「事務所のみんなに……分けてあげられるくらい……」
聖「多いかな……?」
聖「でも、それくらい……美味しかったから……」
聖「だから、ありがとうPさん……」
後日
聖「Pさん……これ」
聖「昨日のお礼に……コロッケ、作って……」
聖「ぜひ食べてほしいな……」
聖「どう、かな……」
聖「おいしい……?」
聖「よかった……」
聖「薫ちゃんたちと……練習してよかった……」
聖「これなら……Pさんのごはん……作ってあげられるかな……?」
聖「……なんて♪」
おしまい
12:30│望月聖