2016年03月31日

菜々「白ウサギですよ!」ありす「そうですか」

菜々「いろいろなライブや水着などのグラビア、バラエティまで…思えばたくさんお仕事をさせていただきましたが…」



菜々「ふっふっふ…!とうとうウサミン星人っぽい役柄をいただけましたよ、ありすちゃん!」



ありす「おめでとうございます。あと橘です」





菜々「不思議の国公演なんてメルヘンなナナにぴったりだと思いませんか、ありすちゃん!」



ありす「…まあウサギ役ならぴったりだと思いますよ」



菜々「そうでしょう、そうでしょう!ナナ、張り切っていきますよー!」





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ありす「それはいいんですけど…大丈夫なんですか?」



菜々「?何がです?演技のことですか?大丈夫ですよぅ、ナナ、こう見えても声優志望で演技の訓練はバッチリ…」



ありす「そうじゃなくてですね、『不思議の国のアリス』の白ウサギなら常に走ってる印象なんですけど。その…体力的に」



菜々「」



ありす「あぁ、考えてもなかったんですね…」



菜々「そういえば確かにあのウサギはずっとせかせかと時間気にして走ってますね…」



ありす「たぶんずっと動き続けるんじゃないですか?」



菜々「だだだ大丈夫ですよ!いくらなんでもずっと走ってるわけじゃないでしょうし、何より出ずっぱりでもないでしょうし…」



ありす「ちょっと自信なくなってるのが見えますよ。それに共演者の方々見ました?」



菜々「見ましたけどそれが?」



ありす「松永さんや奥山さんはいいでしょう。この事務所の中でも常識的な方です。ライラさんは少しおっとりですが問題ありません。仙崎さんもちょっと音量が大きいだけでとてもまじめだと思います」



ありす「…ですが肝心のアリスがフレデリカさんですよ?スムーズな進行はあきらめるべきですね。間違いなくひっかきまわしますよ?」



菜々「いやでもお仕事ですし、多少はまじめに…」



ありす「なると思います?」



菜々「ちょっと断言しづらいですねえ…」



ありす「まともに白ウサギやってたら振り回されて余計疲れると思いますよ」



菜々「ナ、ナナの晴れ舞台に難題が次々と…」



菜々「そ、そうです!白ウサギってアリスを異世界に連れて行く役ですよね?ナナが白ウサギってことは異世界=ウサミン星ってことにしてみなさんをウサミン星の住民にしてしまえばナナのペースに…」



ありす「それこそゆるゆるな設定をいじられるのでは?勝手に女王とかふやして菜々さんの立場がなくなりません?」



菜々「ありすちゃんがナナをいじめます…」



ありす「菜々さんが勝手に墓穴掘ってるだけですよ」



ありす「あとそれだと動き回ることの解決にはなりませんよね?なんとか体力つけられないですか?」



菜々「レッスンとかはなんとかこなせるんですけど…お仕事とかだと張り切りすぎてついい上限がわかんなくなっちゃうんですよね…」



ありす「お仕事に真摯な姿勢は素晴らしいんですけどね」



菜々「だんだんと前はできてたこともきつくなってきてて…イヤ、ナナはキュートな17歳なんですけどね!?」



ありす「意地でも認めない姿勢も素晴らしいと私は思います」



菜々「ンン”ッ、ところでなんでせっかく『不思議の国のアリス』の公演なのにありすちゃんがアリスじゃないんでしょうねえ?」



ありす「あの公演シリーズは元ネタからだいぶひねって進んでいきますから…きっと私のイメージには合わない物語にするつもりだったんでしょう」



菜々「あぁ、そういえばそうですね。赤ずきんに美食、鋼鉄とまあ自由にやってますよねえ」



ありす「それに私はこの間まで別のイベントに出てましたから。時間もとれなかったんじゃないですかね?」



菜々「イベント…あぁ!珍しくありすちゃんがクールっぽい衣装で出てたライブのことですか。あれはかっこよかったですねえ」



ありす「珍しくとは何ですか!むしろあれが私の正当な評価です!クール・タチバナこそが真の私なんです!!」



菜々「聞こうと思ってたんですけど、クール・タチバナってなんなんです?」



ありす「え、私のイメージをそのまま言葉にしただけですよ?ライブを見ていただいたなら存分に伝わったはずです」フンス



菜々(余計わかんないなあ…)



ありす「今思えば夏祭りでは他のみなさんにからかわれ、サンタの話をすればプロデューサーに優しい目をされて、CDジャケットの撮影では変なポーズを撮られ…」



ありす「私がCoなことをみなさん忘れていたように思いますが、あのライブで私のクールらしさを存分にアピールできたことでしょう!」



菜々(ありすちゃんが楽しそうだからいいか)



ありす「菜々さんもわかってくれましたよね、ね?」



菜々「ありすちゃんはかわいいですねえー」ナデナデ



ありす「私の望んでた反応と違います!!」



ありす「…まあいろいろダメだしみたいなこと言いましたけど、菜々さんはあんまり気にすることないと思いますよ?」



菜々「?どうしてです?ありすちゃん?」



ありす「菜々さんのポンコツっぽいところはファンの方々も含めてみなさん知ってるでしょうし。そこも含めて菜々さんの魅力ですから」



菜々「ありすちゃ…あれ、ナナ褒められてます?これ?」



ありす「もちろんですよ、菜々さんは立派なアイドルです」



菜々「でもありすちゃんのちょろい感じも似たようなものなのに上からいうみたいに言われましても…」



ありす「なっ!…誰がちょろいんですか!!」



ガチャ

フレデリカ「おはよーボンジュール、あ、これこんにちはだ。ま、いいや。」



ワタシハチョロクナイデス!



フレデリカ「おやおや〜?」



キャークール・タチバナサーン



フレデリカ「菜々ちゃんとありすちゃんが遊んでる〜フレちゃんも混ぜて混ぜて〜!」







おしまい





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