2016年04月22日

安部菜々「壁にミミミン!」メアリー・コクラン「障子にメアリー!」


―――――事務所―――――





ガチャ



メアリー・コクラン「グッドモーニン!」



安部菜々「あ、メアリーちゃん、おはようございます!」



メアリー「ナナ!オハヨ!いるのはナナだけなノ?」



菜々「はい!さっきまで加蓮ちゃんがいたんですけど、たった今行っちゃいました」



メアリー「病院に?」



菜々「連想が失礼すぎじゃないですか!?」









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菜々「違います!レッスンにですよ!」



メアリー「冗談ヨ!」



菜々「わかりにくいですよぅ……」



メアリー「そうだ!カレンといえば、こんなウワサを聞いたワ!」



菜々「?」



メアリー「最近、健康のためにランニングを始めたらしいノ!」



菜々「へぇ〜、いいことですね!体力が不安だっていつも言ってましたし」



メアリー「毎日50km!」



菜々「50km!?」









菜々「もはやアイドルじゃなくてアスリートじゃないですか!」



メアリー「そのせいで寝不足みたいネ……」



菜々「それ本末転倒ですよ!?」



メアリー「最近では3時間を切ったらしいワ!」



菜々「やっぱりアスリートじゃないですか!?何が加蓮ちゃんにそこまでさせるんですか!?」









メアリー「確かにそう聞いたんだけド……」



菜々「聞き間違いであってほしいです……」



メアリー「次の仕事はトライアスロンだ!って……」



菜々「加蓮ちゃんは事務所の怒りでも買ってしまったんですか!?」









菜々「ちなみにメアリーちゃんはトライアスロンって何だかわかりますか?」



メアリー「バカにしないでほしいワ!この前聞いたもの!」



菜々「ご、ごめんなさい……」



メアリー「スイム・ラン・セグウェイでショ!」



菜々「なんで最後に楽をしちゃったんですか!?」









メアリー「違うノ?」



菜々「もう1つはバイク!自転車です!セグウェイのレースなんて見てどうするんですか!?」



メアリー「休憩?」



菜々「せっかくの緊張感が台無しですよぉ!!」









メアリー「でも、トライアスロンもイツキとかヨーコならできそうネ!」



菜々「そうですねー、でも、相当の体力がないと辛いと思いますよ?」



メアリー「世界レベルくらい!?」



菜々「何でその例えなんですか……?」



メアリー「そういえばヘレンは水の上を歩けるって聞いたワ!」



菜々「そんなわけないじゃないですか!?」









メアリー「本当にそう言い切れる……?」ジッ…



菜々「うっ……」



メアリー「“ヘレンならできそう”って思ってないノ……?」



菜々「ううっ……」



メアリー「“ヘレンなら空も飛べそう”って思わないノ……?」



菜々「う……っていやそれは流石にないですから!!!」









メアリー「夢がないのネ!」



菜々「ヘレンさんが空を飛んで来たら夢どころか悪夢ですよ……」



メアリー「悪夢といえば、ユキミは怖い夢を見た次の日は、ずっとミクにくっついてるらしいワ!」



菜々「そうなんですか?ふふふ、可愛いですね」



メアリー「あと、ノアが怖い夢を見た次の日は、ミクのお弁当が焼き魚になるらしいワ!」



菜々「やつあたりじゃないですか!!可哀想!!」









メアリー「でもミクもネコなのにサカナが食べれないなんて面白いわネ」



菜々「まあ……誰にでも好き嫌いはありますからね」



メアリー「カエデも、“お酒はニガテで怖いから差し入れとかやめて”って言ってたワ!いつも飲んでる気がするんだけど……」



菜々「それ罠です」



メアリー「カオルとニナに」



菜々「見境なしですか!?」









メアリー「ナナはお酒は飲まないノ?」



菜々「な、ナナは17歳ですから!飲まない以前に飲めませんし!」



メアリー「ナナの肌はもうミソジって聞いたわヨ?」



菜々「肌!?普通に三十路と言われるよりダメージが大きいんですけど!!」









メアリー「アタシとしては、歳が上に見られる方が羨ましいワ」



菜々「ナナにもそんな時期があったんですけどね……」



メアリー「大丈夫ヨ!ナナはちゃんとまるで17歳かのように見えているワ!安心して!」



菜々「ほらもう言い回しが意味深じゃないですか!!!」









メアリー「でも、ホナミも年上に見られて困るって言ってたわネ」



菜々「ああ、保奈美ちゃんは大人びていますからね」



メアリー「セツナも言ってたワ!」



菜々「メイク上手いですもんね」



メアリー「それに比べてタマミ(笑)とワカバ(笑)は」



菜々「なんで煽るんですか!?」









メアリー「ま、アタシも他人のことは言えないから頑張らなきゃネ!」



菜々「メアリーちゃんならすぐに大きくなれますよ」



メアリー「御心遣い至極感謝致す」



菜々「急にどうしたんですか!?」









メアリー「冗談ヨ!」



菜々「冗談を免罪符に好き勝手するのやめてください!!」



メアリー「あれ?こう言えば何をしても許されるって聞いたのニ?」



菜々「知識の偏りが悪趣味ですよ!?」



メアリー「最悪、“カワイイ!”って連呼してればどうにかなるって……」



菜々「それでどうにかなるのは1人だけです!」









メアリー「でもこの事務所のミンナは本当にカワイイワ!来てビックリしちゃった!」



菜々「そうですねぇ、いろいろな娘がいますけど、みんなかわいいですよね」



メアリー「でも、一番はもちろんアタシネ!」



菜々「ふふ、ナナだって負けてませんよぉ」



メアリー「それはないですね」



菜々「!?」









メアリー「冗談ヨ!」



菜々「それやめてって15秒前に言ったじゃないですか!!!」



メアリー「お笑いの基本はテンドンって聞いたワ!」



菜々「それを偏ってるって言うんですよ!!!」









メアリー「アタシ、テンドンって食べたことないノ!今度食べに行かない?」



菜々「あ、食べ物の方の話ですか、もちろんいいですよ!」



メアリー「ワオ!嬉しいワ!聞いた話だと、他の食べ物がゴミに見えるくらいオイシイとか!」



菜々「その高すぎるハードルは必要ですか!?」



メアリー「一度食べると中毒になって依存するとか!」



菜々「言葉選びが全体的に危ない!!!」









メアリー「タバコも一度吸うとやめられないって聞くわよネ」



菜々「そうですね……まあそもそもアイドルにタバコはNGですから」



メアリー「お酒もやめられないってミンナ言ってるワ!」



菜々「11歳にその声が届くのはあまり良くないですね……」



メアリー「飲みすぎるとどうなっちゃうノ?」



菜々「飲みすぎると死んじゃうこともあるんですよ!」



メアリー「カレンが!?」



菜々「言ってないです!とばっちりじゃないですか!!」









メアリー「あとは?」



菜々「あと、酔って暴れたりしちゃうと、警察につかまっちゃうかもしれません!」



メアリー「サナエは警察なのにいつも」



菜々「こ、この話はやめましょう!!!!!」









メアリー「そういえば、ウサミン星の警察はみんなチェーンソーを持ってるって本当?」



菜々「チェーンソー!?怖っ!!!そんなわけないじゃないですか!世界観ぶち壊しですよ!?」



メアリー「あれ?でも、“疑わしきは真っ二つ”が信条だって聞いたのニ……」



菜々「なんなんですか!?発想がよっぽど悪人じゃないですか!!!」









菜々「今日のメアリーちゃんおかしいですよ!?“聞いた”とか“言ってた”とか“らしい”ばっかり!一体誰がそんな適当なことを言ってたんですか!!」





メアリー「フレデリカ!」





菜々「ああ…………」







おわり









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