2016年04月25日
やよい「桃子、めっ!」
ミリマスSSです。少々百合百合しい場面があります。苦手な方はご注意下さい。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1453556527
やよい「好き嫌いはダメだよ、ピーマンもちゃんと食べないと!」
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やよい「好き嫌いはダメだよ、ピーマンもちゃんと食べないと!」
桃子「ええ……? だって苦いんだもん」
やよい「確かに苦味はあるけど、ちゃーんと美味しいよ。ほら!」
桃子「い・や! 美味しいんだったらやよいさんが食べればいいでしょ。ごちそうさま!」ガタッ
やよい「あ、桃子!」
タッタッタッ
やよい「……美味しいのになぁ」パクリ
桃子「(もう、やよいさんったら。別に残したっていいじゃん。美味しくないんだから)」スタスタスタ
育「あ、桃子ちゃん! もうお昼食べたの?」
桃子「ああ、うん。食べたよ」
育「美味しかったよね、ピーマンの肉詰め!」
桃子「げっ、育はピーマン食べられるの?」
育「食べられるよ! ちょっと苦いけど、美味しいもん!」
桃子「ふうん……。まあ、桃子は食べないけど」
育「桃子ちゃんピーマン苦手なの?」
桃子「好きではないね」
育「好き嫌いはしない方がいいよ? おかあさんもそう言ってた」
桃子「あー……うん。気が向いたらね」
育「えー?」
桃子「(みんなピーマン食べられるのか……。変わってる)」
翌日
桃子「おはようございまーす」
やよい「桃子、おはよう」
桃子「おはよう、やよいさん」
やよい「あ、寝癖付いてるよ」
桃子「え、嘘」バッ
やよい「直してあげるから、こっちおいで」
桃子「いいよ、これくらい。自分で直せるから」
やよい「いいからいいから! 私に任せて!」
桃子「い、いいってば!」パシッ
やよい「でも、女の子なんだからそのままはダメだよ」
桃子「これくらいなら桃子、自分で直せるもん!」タッタッタッ
やよい「あ……」
お手洗い
桃子「(うわー、恥ずかしい。後ろの寝癖なんて気づかなかったよ)」シャッシャッシャッ
桃子「あう……直らない……」ボサッ
ガチャッ
雪歩「あれ? 桃子ちゃん?」
桃子「雪歩さん!」
雪歩「どうしたの?」
桃子「うっ、実は……」
雪歩「そっか。じゃあ私が直してあげるよ」
桃子「ありがとう……」
雪歩「ふふ、桃子ちゃんの髪、ふわふわしてて可愛いね」サッサッ
桃子「お、お世辞はいいよ……」
雪歩「お世辞じゃないよ、本当に可愛いもん」
桃子「もう、雪歩さん!」
雪歩「ごめんごめん」
雪歩「はい、直ったよ!」
桃子「おお!」キラキラ
雪歩「他にどこか気になるところある?」
桃子「ううん、大丈夫。ありがとう、雪歩さん」
雪歩「どういたしまして!」
翌日、事務所
P「桃子、次の仕事なんだが……」
桃子「何? その資料に書いてるの?」
P「ああ、ちょっと目を通してくれ」ペラッ
桃子「仕方ないなあ……」
P「どうだ?」
桃子「………」
P「結構いいと思うんだけど」
桃子「……はあ? お兄ちゃん本当にそれでいいと思ってんの? 芸能界舐めてる?」
P「え、ええ!? そんなにか?」
桃子「そんなに、だよ。大体お兄ちゃんは」ガミガミ
ガチャッ
やよい「おはようございまーす……って、あれ?」
真美「おお、やよいっちおはおはー!」タッタッタッ
やよい「おはよう、真美。桃子とプロデューサーどうしたの?」
真美「あー、何か仕事のことで揉めてるっぽいよ。ほら、ももーんは仕事熱心だから」
やよい「プロデューサーも仕事熱心だよ?」
真美「そりゃ真美だって知ってるよ! でも下手な口出しは出来ないかなーって」
やよい「もう、私の真似しないでよ」
真美「あはは、ごめんごめん」
P「でも、俺はこれがいいと思うんだけどな……」
桃子「絶対ない。それだからお兄ちゃんはダメなんだよ」
P「うっ、すまん。力不足で……」
桃子「(あ、ちょっと言い過ぎたかも……)」
スタスタスタ
やよい「桃子、めっ!」
桃子「や、やよいさん?」
やよい「プロデューサーだって一生懸命やってくれてるのに、そんな言い方は良くないよ」
桃子「やよいさんには関係ないでしょ?」
やよい「関係ないかもしれないけど、目上の人にそういう態度はめっ、だよ?」
桃子「だから、やよいさんには関係ないって言ってるじゃん」
やよい「でも……」
P「まあまあ、2人とも。俺は気にしてないから」
やよい「プロデューサー……」
P「それより、やよい。今度出すCDの話があるんだ。一緒に来てくれるか?」
やよい「は、はい」
P「じゃあ桃子、ごめんな。ちゃんと考え直してくるから」
タッタッタッ
桃子「………」
真美「ももーん、分かってるよね?」
桃子「……何が?」
真美「おやおや、それを真美に言わせるのかーい?」ツンツン
桃子「もう、やめてよ……」
真美「帰ってきたら、ちゃんと謝りなよ?」
桃子「………」コクリ
ガチャッ
雪歩「真美ちゃん、レッスン遅れちゃうよー!」
真美「うわあ、忘れてたよ! ごめんねゆきぴょん!」
雪歩「大丈夫だよ、早く行こう!」
真美「うん! じゃーね、ももーん!」
桃子「レッスン頑張ってね」
バタンッ
桃子「(誰もいなくなっちゃった。やよいさんたちが戻る間、ジュースでも買いにいこうかな……)」
自販機前
桃子「(そうだ、やよいさんたちの分も買おう。お兄ちゃんはコーヒーで、やよいさんは……桃子と同じでいいか)」ピッピッ
ガシャーン
桃子「……よし」
タッタッタッ
ワイワイガヤガヤ
桃子「(あれ? 事務所が騒がしいな)」
ガチャッ
やよい「育ちゃんすごい! 自分でお料理するの?」
育「うん! おかあさんと一緒にお夕飯作ったりするよ!」
やよい「偉い偉い!」ナデナデ
育「えへへ……」
桃子「………」
やよい「あ、桃子戻ってたんだ」
育「桃子ちゃんおはよう!」
桃子「……おはよう」
やよい「育ちゃんすごいんだよ、家でお料理するんだって!」
桃子「……ふーん」
やよい「桃子は料理とかするの?」
桃子「別にしないけど」
育「そうなの? 楽しいよ、お料理。一緒にやろうよ!」
桃子「いいよ、そういうの得意じゃないし」
やよい「桃子、決めつけるのは良くないよ? やってみたら意外と」
桃子「いいって言ってるじゃん!」
育「桃子ちゃん……?」
桃子「やよいさん、桃子のお姉ちゃんでもないくせに、何でそんなにしつこいわけ?」
やよい「い、いや、私は……」
桃子「その前にさ、何で桃子にだけ厳しいの? やよいさんにとやかく言われる筋合いないんだけど」
やよい「桃子……」
桃子「もう桃子に構わないで。勝手に育と仲良くしとけば。じゃあね」ゴトンッ
タッタッタッ、バタンッ
やよい「………」グスッ
育「あう、やよいさん泣かないで……」
ガチャッ
P「おーい、桃子! 企画出来た……あれ? 桃子は?」
育「プロデューサーさん!」
P「おお、育。来てたのか! ……ん、やよい?」
やよい「プロデューサー……」グスッ
P「……一体何があったんだ、こりゃ」
桃子「はあ……はあ……」タッタッタッ
桃子「(桃子、何言ってんだろう。ただの最低なやつじゃん。ていうか、ただの子どもじゃん)」
桃子「どうしよう……」グスッ
真美「あー! ももーん!」
桃子「え?」キョロキョロ
真美「上だよ、上! こっちー!」ブンブン
桃子「真美さん、何やってるの?」
真美「何って、さっきレッスンって言ってたっしょー!」
トレーナー「こらー、まだレッスン中よ!」
真美「あーごめんなさい! ももーん、とりあえずこっち来なよ! どうせ暇っしょ?」
桃子「……仕方ないな。行ってあげるよ」
レッスン後
真美「んで、やよいっちと兄ちゃんに謝ったの?」
桃子「………」フリフリ
真美「だと思った。ももーん、すっごい暗い顔してたから」
雪歩「……何かあったの?」
桃子「……実は」
雪歩「そっか、やよいちゃんと喧嘩しちゃったんだね」
真美「いや、喧嘩っていうより、ももーんの一方的な感じじゃない?」
桃子「だ、だって、やよいさん桃子にばっかり厳しく言うんだもん!」
真美「そんなことないっしょ、真美だってやよいっちに怒られたりするし」
桃子「それは真美さんがいたずらするからだよ」
真美「だってやよいっちが怒ったらかわいーんだもーん!」
桃子「うわ、最低」
真美「いや、冗談だからね? 半分本当だけど」
桃子「とにかく、やよいさんは桃子のこと嫌いなんだよ。……育には優しくするくせに」
雪歩「そんなことないと思うけどな」
桃子「絶対そう!」プイッ
真美「うーむ、困りましたなぁ。ゆきぴょん」
雪歩「困ったね、真美ちゃん」
桃子「……全然困ったって感じしてないけど」
真美「だって、よく考えてみなよ。嫌いな子にわざわざ注意なんてしないから」
雪歩「そうだよ。やよいちゃんは桃子ちゃんのことを思って、言ってくれてるんだよ」
桃子「……でも、やよいさん育には優しいもん」
真美「あー、それはだね桃子くん」
桃子「社長の真似? 似てないよ」
真美「いちいち辛口だな、もう!」
真美「まあ真面目に言うと、やよいっち的にももーんは放っておけないんだよ」
桃子「……桃子が?」
真美「そう。真美ね、一応ちょーじょってやつだから分かるんだよね。お姉ちゃん力が高いからさ!」ドヤァ
桃子「全然そうは見えないんだけど」
真美「言うな、こやつー!」グリグリ
桃子「いたっ、痛いってば!」
雪歩「でも、私も真美ちゃんの気持ち分かるよ」
桃子「そうなの?」
雪歩「うん。桃子ちゃんがいたらつい目で追っちゃう」
桃子「……そんなに桃子危なっかしい?」
雪歩「危なっかしいというより、可愛くて」
桃子「な、何それ!」
雪歩「やよいちゃんも同じだよ。桃子ちゃんが可愛くて、ついつい言っちゃうんだろうね」
桃子「そんなこと言ったら、育も同じじゃん。可愛いし」
真美「だって育りん、いい子じゃん」
桃子「はあ? 桃子はいい子じゃないって言うの?」
真美「やよいっち泣かせる子は、いい子って言えないかな」
桃子「……泣いては、なかったし(泣きそうだったけど)」
真美「ほー、そうかいそうかい」
雪歩「真美ちゃん、あんまり意地悪しちゃ駄目だよ」
真美「ごめんごめん。まあ言い方を変えると育りんは素直で、ももーんはツンデレってことだよ。素直に返事する子なら、わざわざ厳しく言ったりしないっしょ?」
桃子「それは……そうだけど……」シュン
雪歩「……桃子ちゃん、とりあえずやよいちゃんに謝ろう。どうしても気になるなら、聞いてみればいいよ。自分のことが嫌いなのかって」
桃子「………」コクリ」
真美「そう落ち込みなさんな。真美たちも一緒に謝ってあげるからさ!」
雪歩「うん!」
桃子「……ありがとう」
真美「(真美たちには素直なんだけどなぁ……)」
事務所
P「……なるほどな、あの桃子がそんなこと言うなんて」
育「珍しいよね」
P「ああ。それほどやよいのことが好きなんだろうな」
やよい「……そうでしょうか?」
P「そうだよ。やよいだって桃子のこと、好きだろ?」
やよい「………」コクリ
やよい「私、桃子に厳しく言いすぎちゃいました。普段妹や弟たちにやるように、構いすぎちゃったし……。鬱陶しかったのかなって……」
P「そんなことないと思うけど」
やよい「え?」
P「俺が桃子の立場なら、嬉しいけどな」
育「わたしも、本当のお姉ちゃんが出来たみたいで嬉しいと思う!」
やよい「でも……」
P「桃子はさ、きっと恥ずかしかったじゃないか? そういうの慣れてないから」
やよい「でも、そういうのが嫌な子もいるから……」
P「そうだなぁ。どうしても気になるなら、聞いてみたらどうだ?」
やよい「……はい」
P「………(話を聞く限りだと、育に嫉妬してたくらいだから大丈夫だと思うんだけどな)」
育「あれ? このコーヒーとジュース誰の?」
やよい「あ、それはさっき桃子が置いてたよ」
P「桃子が?」
P「(コーヒーとジュース2本……ははーん、そういうことか)」ニコニコ
育「プロデューサーさん?」
P「いや、何でもないよ。とりあえず桃子を探さないとな……」ピコンピコン
P「あ、メールだ。どれどれ……」
『今から桃子ちゃんと真美ちゃんと事務所に向かうので、やよいちゃんにそう伝えてください。雪歩』
P「了解っと……」ピッピッピッ
P「やよい、少ししたら桃子が真美たちとこっちに来るって」
やよい「は、はい」
数分後
ガチャッ
真美「たっだいまー!」
雪歩「ただいま戻りましたー!」
桃子「……ただいま」
P「おう、3人ともおかえり! 早速で悪いが、やよいと桃子以外は話があるんだ。一緒に来てくれるか?」
『はーい!』
桃子「え、ちょ、真美さん! 話が違う!」
真美「そんなこと言われても仕方ないっしょ? 何かあったらメールしてねーん!」
桃子「あ!」
バタンッ
桃子「行っちゃった……」
やよい「………」
桃子「(き、気まずい……)」
やよい「あの、桃子……」
桃子「……なに?」
やよい「……ごめんね」
桃子「え?」
やよい「私があんまりしつこくするから嫌になっちゃったんだよね? これからは気をつけるから……仲良くして欲しいな」
桃子「い、いや、桃子は……」
やよい「それとも、私のこと……もう、嫌いになっちゃった?」
桃子「……!」
桃子「違う、そんなことない!」
やよい「……え?」
桃子「……全然違うよ。やよいさんの方が、桃子のこと嫌いなんじゃないの?」
やよい「嫌いなわけないよ! 私、桃子のこと大好きだもん!」
桃子「……本当に?」
やよい「うん」
桃子「……桃子、素直じゃないよ?」
やよい「うちの弟も最近素直じゃないから、慣れっこだよ」
桃子「……育みたいに、可愛くないよ?」
やよい「ううん、桃子は可愛いよ。すごく可愛い」ナデナデ
桃子「……ありがと」ボソッ
桃子「やよいさん、さっきはごめんね。桃子ひどいこと言っちゃった」
やよい「ううん、私は気にしてないから大丈夫だよ。プロデューサーには謝ろうね」
桃子「………」コクリ
やよい「あ、あとね! 私、桃子にお料理作ってきたんだ!」
桃子「料理?」
やよい「うん。桃子がピーマン苦手って言ってたから……」ゴソゴソ
やよい「スーパーで苦味が少ないピーマン選んで、縦切りにして油通しもしたから大丈夫だと思うよ」
桃子「そうすると苦くなくなるの?」
やよい「完全になくなるわけじゃないけどね。高槻家特製ソースで味付けしたから絶対美味しいよ、どうぞ」コトン
桃子「………(ピーマンか……。でも、やよいさんが桃子のために作ってくれたなら……!)」ジー
やよい「あ、嫌なら無理に食べなくても」
桃子「嫌なんて言ってないでしょ。いただきます!」パクリ
桃子「………」モグモグ
やよい「ど、どうかな?」
桃子「……しい」プルプル
やよい「え?」
桃子「美味しいよ、これ! え? これ本当にピーマン? あんまり苦くないし、何よりソースがすっごく美味しいんだけど! やよいさん天才じゃない!?」キラキラ
やよい「えへへ、そうかな?」
桃子「あー美味しかった。ごちそうさまでした!」
やよい「おそまつさまでした。良かったらまた作ってくるよ」
桃子「ありがとう……。え、えっと……」
やよい「……?」
桃子「こ、今度は桃子も一緒に作りたいな」カァァ
やよい「……うん! そうしようね!」
ガチャッ
P「おー、2人とも仲直りしたのか?」
やよい「ばっちりですー!」
P「そりゃ良かった、みんな心配してたからな」
桃子「あ、あの、お兄ちゃん」
P「ん、どうした?」
桃子「……さっきはごめんね。言い過ぎたよ」
P「ああ、何だそのことか。桃子は仕事に真摯に向き合ってそう思ったんだから、気にしなくていいよ。ただ、俺以外の目上の人には気をつけた方がいいな。桃子なら、大丈夫だと思うけど」ナデナデ
桃子「……うん、気をつける」
真美「おやおや、ももーんが随分素直になってますなぁ」ゴクゴク
桃子「あ、真美さん! ……って、何飲んでんの?」
真美「兄ちゃんが飲み物買ってくれたんだー! コーラおいちー!」
育「わたしもジュース買ってもらっちゃった」
雪歩「私もお茶買ってもらったよ。最近のお茶はペットボトルでも結構美味しいんだよねー」
真美「そーなの? ゆきぴょん、1口ちょーだいちょーだい!」
雪歩「ふふ、はいどうぞ」
桃子「ふうん……。お兄ちゃん、桃子たちのは?」
P「いや、買ってないけど」
桃子「へっ? 何で?」
P「だってほら、あそこに飲み物あるし。俺とやよいの分、桃子が買ってきてくれたんだろ?」
やよい「えっ、そうだったの?」
桃子「……何で分かったの?」
P「俺は桃子のプロデューサーだからな!」
桃子「……関係なくない?」
P「はは、関係ないな。でも、そこら辺にいる奴よりは桃子のこと分かってるつもりだよ」
桃子「……そっか」
P「じゃあ桃子、コーヒー貰うな」
桃子「どーぞ」
やよい「わ、私も本当に貰っていいの?」
桃子「いいよ。さっきのお詫びと、ピーマンのお礼」
やよい「ありがとう、じゃあいただきまーす!」プシュッ、ゴクゴク
桃子「(桃子も喉乾いてるから飲もう)」プシュッ、ゴクゴク
やよい「えへへー、美味しいね」
桃子「まあ、ジュースだからね」
やよい「ううん、違うよ」
桃子「……?」
やよい「桃子と一緒だから美味しいんだよ」
桃子「……ふーん」
やよい「いや、違うな。桃子が買ってきてくれたから……? 桃子と同じものだから……?」
桃子「………」
やよい「うーんとね、まとめると、桃子がいてくれるから美味しいんだよ!」
桃子「ぷっ、全然まとまってないし」
やよい「あう、ごめんね」
桃子「何謝ってんの。……桃子もやよいさんが、」
桃子「………」
やよい「桃子?」
桃子「……やよいさん。これからも桃子のこと、見ててくれる?」
やよい「もちろん! 桃子は可愛い妹みたいなものだから!」
桃子「……うん、ありがとう」
桃子「(やよいさんがいてくれるから、桃子は甘えられるんだよね。……やよいお姉ちゃん)」
END