2016年04月26日

南条光「漏れる!? こんなところで!?」


パー、パー!



高速道路のどっか:車内





モバP(以下P)「――まったく、あと少しで戻れるのに……」カリカリカリカリ



光「渋滞なんだし仕方ないだろ?」



P「ハンドル握ってる方としてはだな、こう、少しづつしか進めないのがストレスなんだ」



光「そういうものなのか……水、飲むか?」スッ



P「おお、ありがたい。……って、随分飲んだな」チャプン



光「えへへ、アニメが手に汗握るものだから、つい!」



P「アニメ? 光が?」



光「ニチアサで晶葉が好きなアニメが放送されるらしくってさ、オススメされたから、そのアニメのシリーズ作品をとりあえず見てるんだ!」



P「ふーん。面白いキャラとかいるか?」



光「上司の都合で何十年もコールドスリープさせられて、挙げ句主人公に五十秒ぐらいでやっつけられたライバルキャラがなんか他人の気がしなかった!」



P「うわ、エグ……それにしても、ああ、座りっぱなしは腰に来るな……」アイテテ



光「事務所に戻ったら、マッサージっしてあげようか?」



P「ん、助かるな。その時はよろしく」



光「へへー♪」パタパタ



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………………

…………

……



パーッパーッパーーッ



プップー!



光「ふぃー……眼、疲れたぁ」シバシバ



P「まったく、一向に進まんな……」



光「ぜんぜん渋滞が緩和しないな……」



P「困ったもんだ。……お、やっと動いた」



光「……んっ……?」ピクンッ



P「まったく、こんな目に遭うのなら、電車で移動すれば良かった。……そうはいかんか」



光「な、なぁ、P、戻るまでどれぐらい時間かかりそうかな?」モジモジ



P「ン……順調にいけば小一時間もかからんはずだ」



光「な、ならよかった……」ホッ



P「光にも急ぎの用事が?」



光「いや、そういうわけじゃないんだ! ………Pにはあるのか?」



P「早く柔らかいソファに座りたいってのは、用事のうちに入らんのか?」



光「あは、あはは、それもそう、だな」













光(……うぅ……うう〜〜……!)ソワソワ



光(ま、ま、まずい……調子に乗って、お茶を飲み過ぎてしまった……)



光(上品に言って、お花を摘みに行きたい……いや、バラの木をチェーンソーで伐採したい感じだ……!)



光(小一時間……その程度なら大丈夫だ。着くまでは我慢しよう!)



………………

…………

……



光「……んぅ」モジモジ



光「Pっ、まだ、っ、着かないのか?」



P「うーん、予定を変えていいか」



光「え?」



P「そろそろ腰がきつくてな。次のサービスエリアに寄りたい」



光「! 大賛成だ!」



P「おお、サンキュ。……ただな……」



光「どうした?」



P「いや、また渋滞に入った」



光「へ? な、なん……だって……!?」ビクッ



P「あと数十メートル進めば、直行出来るルートに入れるんだがなぁ……」



光「そ、そんな……」ヘナヘナ



光(何で、何でなんだ……? トイレ行きたい……おしっこ、したい……!)



光(……いや、まて。ほんの数十メートルで直行なら、それこそちょっとの我慢でいいってことだ)



光(こうやって、うずくまって、顔を前に出して、股を抑えて……よし、楽になった)モゾモゾ



光(ぱんぱんで、お腹痛いし苦しいけど……保ってくれ、アタシの膀胱……!)



P「……おっ!」



光「な、何かいいことあったか……?」ハァ……ハァ……



P「やっと分かれ道が目の前に来てな」



光「あ、本当だ。……ということは、つまり!?」



P「飛ばすぞ。これでやっと、道が抜けられる」



光「へへ、やったぁっ♪」キャッキャッ



P「よーし、さーん、にー、いーち━━ていっ」







うぉんっ!



ガタッ!





光「ひぅっ!」







……じわぁ……





P「あ。揺らして悪かった」



光「だ、大丈夫だぜ、P、トップギア回せっ……!」プルプル



光(……最悪だ……ちょっと、漏らしちゃったぁ……!)グスン



光(けど、ほんちょっとだけだ……汚いけど、幸いパンツから溢れたりとかはしてない)



光(そうだ、今は一直線に進んでる! 誰にも邪魔されず進んで━━━━)







がったん!



光「あっきゅっ!」









光(っ! 声はだめだったけど……今度は……よし、抑えられた!)



P「うわ、ここちゃんと整備されてないな。嫌だな……」



光「ど、どういうことだ?」



P「言葉通りだって、おっ」





がたんっ!





光「きゃうっ!」



じわっ……



光(……あっ、今度は、だめ、……だったぁ……!?)



P「イテテ……早く着かんと」



うぉんっ





光「ふぅっ! うっ、ふーっ……!」



光(おしっこしたい……おしっこ行きたい……)



光(まだだぁ……ひーろーはこんにゃのでぇ、ひっ! ……まけないぃ……!)





がたっ! がたんっ、がんっ!





がたっ! がたっ!





光「〜〜〜っっ!!」ビクッ!



光(……尿道を閉めっぱにしちゃえばっ、こんなの平気だ……!)







がたっ、がたっ





光「っ、っぅ、あ、ううっ……!」





光(は、はは……どうだ、こんなの簡単だっ! 揺れの回数も減ってきたし、これでアタシの勝ちっ!)



光(……待て。何で揺れの回数が、そもそも減ったんだ……?)











P「━━━まいったな、入り口が詰まってる」カリカリ



光「くっ、車が……芋虫みたいに並んでるだと……!?」ワナワナ



P「ガソリンスタンドが目と鼻の先なのにガス欠とは、難儀だなー」



光(もう、無理だ……ヒーローは限界を越える物だけどっ、お腹の中で必殺エネルギーがぐるぐるしちゃってる……)







ずきっ!





光「んうっ!」



光(だ、脱力の針が刺さったようなこの感じっ! 力んでた反動が、……今っ、来るなんてっ……)



光(張り詰めた筋肉は━━必ず、ゆるむぅ……!)モジモジ



光「ふぅーっ、ふぅーっ……!」カヒュッ、カヒュッ



光(おしっこしたいっ! 思いっきりおしっこ出したいぃ! おしっこしたいよぉっ、おしっこ行きたいっ!)ジタバタ



光(……ちょっとだけ、パンツに吸い取られる量に調節すれば……)ユラリ



光「……ダメ、だ……!」



光(車の中でおもらしなんて、しちゃ、ダメだ……諦めちゃダメなんだ、諦めちゃダメなのは、諦めちゃダメだから諦めちゃダメなんだ……!)プルプルプルプル



光(……おしっこ、したら、きっと気持ちいいだろうなぁ……身体から熱がぜぇんぶ抜けてって……)ゾワァ……



光(ほわぁ、ってうっとりしちゃって、膀胱に溜まってたのを外に捨てるの、ゼッタイ、キモチイイ……)



光(キモチイイしたい……おしっこしてキモチイイしたい……いっぱいキモチイイおしっこキモチイイ……したいよぉ……っ)



P「あー、光、いいか?」



光「あっ! なっ、……なんだ、P……?」ブルブル



P「ちょっと交通情報をラジオで聞くから」



光「……?」



P「イヤホン使うから、話しかけるときは肩を叩いてくれ」きゅぽっ



光「! わ、わかったっ!」



P「ふんふん――ほぉ――うわ、南無阿弥陀仏――」



光(気付いてたのかな、もしかして気遣ってくれたのか?)



光(……わからない。けど……!)













空のペットボトル「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!







光(……アタシは、阿漕なことをしようよとしてる……!)



光(……どう考えても変態みたいな真似だけど……)



光(……、もう、限界だ。アタシは、おもらしをしちゃう。もう、がまん、できない)







どくん





光(……漏らして、シートを汚すぐらいなら)





どくん、どくん





スルスルスルスル……





光「……はぁっ、はぁっ……////」



P「━━━」



どくんどくんどくんどくん!





光(ズボン、脱いじゃった……Pが、目の前にいるのに……)バクバク



光(もし、振り返ったりしたら、パンツ見られる……おしっこで濡れちゃったパンツ見られる……!)



光(いや、問題はそれだけじゃない。そもそも車の中でズボンを脱いでる人なんて、……変態って、言うんだ)ゾクッ



光(見られたらきっと、ううん、絶対に幻滅される……嫌われるし、失望される)



光(……けど、この下を脱がなきゃ、トイレは出来ないんだよな)



光(…………)



ぷつん



光(ここまで脱いじゃえば、後は同じか)



ずるずるずるずる……



ぺたっ



光「……あ、はは、あははは」



バクバク!バクバク!バクバク!バクバク!



光(……なっちゃった。下全部裸になっちゃった)



光(スースーして……けど、身体が、熱い……)



光(ヤバイぞ、これ。見られたら絶対ダメだ。事務所の車で服を脱いでたら、頭おかしいって思われるに決まってる)



光(……早く、終わらせよう。そうしないと、心臓が爆発して死んでしまいそうだ)キュポ



光「ん……」ぴとっ



光(さっきまで水が入ってたから、ちょっとだけ冷たい、かな?)





光(しっかり密着させて……正確に。ブレたりして、車の床を汚すのだけはダメだからな)



光「あ……あ、ああっ……」



ぷし……



光「ふ、ふぁぁ……あぅ……」



ぷしゅ……ぷしゃああ……



光(やぁ……恥ずかしい、のにっ……)



光「はぁあぅ……っはっ、ひぃ……っ♥」



光(おひっこ……きもちぃ……♥   ずっと待ってたぁ……そーぞーよりすっごぉい……♥)





しょわあああああ……







光(あ、あはは、いっぱい出てる……♥ こんなに溜めてたんだ、あたひ……♥)



光「ふぁあぁああっ……!♥ あっ、あっ、あぁ……♥」





しょぼぼぼぼぼぼぼぼ……







光「はぁ……はぁっ……あっ……あ〜……あはぁ……♥」ゾクゾクッ♥



光(音、響いちゃってる……聞かれたら、バレちゃうよなぁ……バレちゃう……♥)



光(我慢してからおしっこするの、……これ、覚えちゃダメなヤツだ……)





光(すっごいぴりぴりがずーっとずーっとで……こんなの変なの、すっごイキモチイイくて……クセになっちゃうヤツだぁっ……♥)ハーッ♥ ハーッ♥









P(あ、車間距離ちょっと開いちゃったな。詰めよ)グイ



光「あっ!」ガタッ

















オルフェンズ 涙 愛は悲しみを



背負い強くなれるから



you're on my mind 聞こえますか



宇宙が歌うブルース





おわり









22:30│南条光 
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